機動戦士ガンダムSEED DESTINY 〜僕の平和〜 作:自由の魔弾
「さてと、格納庫に到着したはいいけど・・・・・・・・・何してんだ?」
言われた通りに格納庫に到着したんだが、どうやらお取り込み中らしい。ていうか、モビルスーツが瓦礫に埋まっていてスペース陣取ってる所為で、僕の“グローリー”が入れないんだけど。よく見ると、パイロットスーツ姿をしてる人が2人ほど居るな。恐らく横たわっているモビルスーツのパイロットだろう。手間取ってるみたいだし、瓦礫退かすの手伝うかな。
「おぉ〜い!!モビルスーツの上の瓦礫、退かすから少し離れてくれ!」
周りに居た人たちが離れるのを確認し、僕は二体のモビルスーツの上に乗っかっていた瓦礫を退けた。
「瓦礫は退かした!もう大丈夫だぞ〜!!」
僕が呼び掛けると、赤いパイロットスーツの子が返事してくれた。
「誰だか知らないけどありがとー!!」
赤いパイロットスーツの子はそう言って、コックピットの中へ入って行った。白いパイロットスーツの子も、こちらに向けて敬礼をしてコックピットに入って行った。ってか、赤い方の子のスタイル、メチャクチャ良くなかったか!?パイロットスーツ越しであれだけのものだったら、解放したらどうなっちまうんだよ!?しかも、声からして10代後半くらいだろ?それで、出るとこ出てて締まるとこ締まってたら・・・・・・・・・・・・考えただけで僕の相棒が対艦刀サイズまでに膨れ上がってしまいそうだ。
というか、さっきから視線を感じるのは気のせいか?
『さっさとコックピットから降りようか、変態くん?』
うわぁー、気づいたら目の前とか辺り一面にとっても怖いお兄さんたちが・・・・・・・・・ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!
「なるほど・・・・・・・・・それでその子はこんな状態に」
「えぇ・・・ここに来る途中も『僕は男になんか興味ないんだぁぁぁぁああ!!』って叫んでましたし・・・」
やぁ、どうも。ソーマ・アイリスだよ。今は艦長室で事情聴取中だよ。ちなみにここに居るのは、艦長さん、副長さん、僕の3人だけだよ。ちなみに僕は手錠されてます。束縛プレイはされるよりする方が好きです。だからこの状況には萌えません。あっ、間違えた。燃えません。決して真っ白な灰になんかなってませんからね?
「ともかく、あなたの言いたい事は大体分かったわ。正直、今あなたにかまっている時間は無いの。だからこの話は後でゆっくりしましょう。アーサー、ブリッジに戻るわよ。もちろん、彼もね」
「えぇ!?彼も・・・ですか?」
「当たり前でしょう!捕虜扱いにするわけにもいかないんだから、近くにおいて置かないといけないでしょう」
「りょ、了解しました!」
2人の会話を聞いていると、副長さんは完全に尻に敷かれるタイプだと分かる。一方、艦長さんは駄目な部下を持った上司という感じだな。ハハッ、そのまんまか。
「えっと、ソーマだったな?私はミネルバ副長のアーサーだ」
「あっ、よろしくお願いします。艦長さん待たせるのも悪いですし、行きますか?」
「あ、あぁそうだな。よし、行くとしよう」
なんか頼りないなぁ、この副長・・・・・・まぁいいか。とにかく頑張ろう。
「メイリン、現在の状況は?」
艦長さんがブリッジに入るなり、質問する。その質問に管制と思われる少女が答える。
「現在、“インパルス”、“ザク”が強奪機体三機と交戦中!しかし、“インパルス”のエネルギー残量がレッドに入りました!」
管制の子はメイリンというらしい・・・・・・・・・え?どんな子かって?超どストライクな美少女に決まっているじゃないか。状況が状況だからまた後で挨拶ついでにデートにでも誘ってみるかな・・・・・・・・・って、今はそんなこたぁどうでもいいんだ。
聞いたところによると、状況はかなり緊迫しているようだ。もっというと、かなりの高確率で逃げられそうだ。
「このままでは“インパルス”まで奪われてしまうわ。仕方ないわね・・・・・・ミネルバ発進!各ブロックに通達!」
「は、はい!」
ま、マジか!?いや、この状況じゃ正解だろうけど!艦長さん、めっちゃサバサバした性格してますね!嫌いじゃないですけど!
「議長も、よろしいですね?」
艦長さんが、椅子に座っている長身の男に許可を求める。
「あぁ、構わないよ。私もこの行く末を見届ける義務がある」
へぇ・・・議長か。議長ねぇ・・・・・・プラントの?
「ん?どうしたのかな?私に何か用かな?ソーマ・アイリス君」
「いえ・・・・・何故僕の名前を?」
さらっと僕の名前を呼んだ?僕なんか一般人レベルにしか知られてないはずだぞ?
「いやいや、あまり謙遜することはないよ。私も嬉しいんだよ・・・・・・・・・“災害”に会う事が出来て」
この人は何を言っているんだ?それよりも、なんで僕の事を・・・・・・。
「初めまして、ソーマ・アイリス君。いや・・・・・・前大戦の影の労働者、“災害”と呼んだ方がいいかな?」
『っ!?』
な、なんて野郎だ・・・・・・・・・おっさん、どうしよう?俺の秘密バレちゃった・・・・・・。