実は私、高校生なんですよね。ですから、基本に次からは土曜日に投稿しようと思っています。
ゆっくりとやって行きたいと思っていますので、よろしくお願します。
今回1300ぐらいの文字数なのですが、もう少し字数を増やした方がいいでしょうか?
何にせよ、第2話【英雄の卵と怪物の卵】。よろしくお願いします!
此処は人理修復機関カルデア。山頂付近に存在する、ごく一部の存在しか知らない場所。
そんなカルデアの一室にて、静かに眠る少年がいた。山奥に吹き荒れる雪のような白髪に、引き締まった肉体。身長は175センチ程だろうか。少年が眠っていると、部屋のドアが開きリスの様な動物が入ってきた。
その動物は、少年の眠っているベットの上に登り、頭付近にまで近づいた。
「フォウ!!!」
「うぉう?!」
耳元で鳴かれては、流石に目がさめた。いきなりの事で少年は困惑したが、自らの胸元で座るフォウを見ると、直ぐに何が起きたのかを理解した。
「ああ、フォウか。そういえば、起こしてくれって頼んでいたな」
そう言うと、少年はフォウを抱えてベットから立ち上がる。
俺は服装を整えてから部屋から出ると、顔見知りの少女達が居た。
「あ!おはようございます、近藤先輩」
「ああ。起きましたか、刃。先日の模擬戦による疲れは取れましたか?」
俺の事を先輩と付けて呼ぶ少女の名前は、マシュ・キリエライト。たしか、重要な人物の筈だ。第五次聖杯戦争以降、前世の記憶が極端に思い出せなくなっている。
もう一人の金髪碧眼の少女は、かのアーサー・ペンドラゴンこと、アルトリア・ペンドラゴンだ。本来は衛宮士郎のサーヴァントのはずであったが、衛宮には令呪が宿らず、替わりに俺に令呪が宿り、彼女を召喚した。
聖杯戦争で勝利した俺は、そのままアルトリアに再契約を求めた。結果は彼女が此処に居ることだ。その後俺たちは、ゆっくり過ごしていたのだが、カルデアにスカウトされて、此処にいるのだ。
「む。どうかしましたか、刃」
「いや、少しだけ考え事をしていただけだ」
その後、ちょっとした雑談をしていると、いきなりフォウが俺の手の中から飛び出した。珍しい、フォウは余り俺の手の中にいる時は、出ていかないのだか。
「フ、フォウさん?!どこに行くんですか?」
マシュはフォウを追いかけていく。俺とアルトリアは顔を見合わせて、マシュを追いかけた。
フォウを追っていったマシュを追いかけると、通路で意識を失っている様子の少年がいた。
フォウはその少年のもとに、俺たちを連れて行きたかった様だ。
「先輩、先輩。起きてください」
マシュが肩を揺すって、少年を起こそうとする。すると少年が気づいたのか、少しずつ目を覚ました。
「ん、此処は・・・」
「目を覚ましましたか、先輩」
目を覚ました少年は、頭に手を当てている。此処には一般人は入って来れないはずだが・・・ああ、最後のマスター適正者か。
それなら、マシュが適正だろう。
「マシュ、おそらく彼は最後のマスター適正者だろう。ならば、医務室に連れてやってやれ。そろそろ俺たちも行かないといけないからな。流石にあの社長に説教をくらうのは勘弁願う」
そう言い残し、俺とアルトリアはその場を去っていった。
最後の主役が揃った。魔術王は人理を燃やし尽くし、彼らは人理を修復する。
今回の演目の主人公は彼、近藤刃。ヒトの型に埋め込まれた哀れな人間の出来そこない。
さあ、幕が上がる。この物語の名前は・・・うん、こうしようじゃないか。
【偽・新典】。原典の偽物にして、人理という舞台を持って完成する、たった一つの知られる事のない壮大な人類神話。
手を上げて祝福を捧げよう。此処に、新たなる怪物が生まれる事に。