幻獣になっちゃったからシンデレラが乗る馬車を引く馬になるわ。   作:折れたサンティの槍

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KBYDの三人のキャラがまだイマイチ掴めていないのと、それぞれのアイドルの口調と、多分ご都合主義満載なのにご注意下さい。
ご指摘等がありましたらちょくちょく修正しておきます。



アナスタシアさん、神崎蘭子さん、二宮飛鳥さんなどは口調的に、一ノ瀬志希さんや宮本フレデリカさんなどは性格的に書くのが難しそうなので軽く膝から崩れ落ちてる筆者です。
筆者が馬鹿なのが書きづらさに拍車をかけている……。



一応今回でKBYD編は終わりです。
次回からはだいたいランダムですが、ニュージェネレーションズか、シンデレラプロジェクトの面々との顔合わせになるかもです……変わるかもしれませんが。
シンデレラプロジェクト……ハードル高すぎない?
KBYDの三人については、まだまだ魅力的に書けたとは思えていないので、これからもちょくちょく登場する予定です。





・幻獣キリンのうわさ
玉ねぎは普通に食べられるらしい。


幻獣とKBYD編 その2

テーレッテーレッテー テーレッテーレッテー テーレッテーレッテ テレレレレー♪(あのBGM)

 

私の名前は(前世では)高校生(だったけど今世は)幻獣、キリンシン○チ!

ある日、幼馴染で(もなければ)同級生(でも無い)のカミサマン(毛○蘭と同じイントネーション)と謎空間で出会って、白づくめの神様から怪し(くは無)い提案(転生云々)を持ちかけられた。

急過ぎる展開(幻獣編 その1 参照)で頭空っぽになっていた俺は、モンハンのモンスター、キリンの姿になって転生しているのに(転生直後は)気付かなかった!

私はとりあえず下山しようと歩き出し、(それから2日と数時間後)聞こえてきた悲鳴の元へ向かったら、

急な斜面の上から女の子が転がり落ちてきてしまっていた!!

 

(思いつかなかったのと面倒になってきたので中略)

 

キリンになっても中身は人間!(キリンの)防具一式は大人気!(ボッチ故に)ハンティングはいつも一人!

 

 

 

以上、前回のあらすじでした(読みづらかったらごめんなさい)。

 

 

= = = = = = = = = =

 

 

もしもし私キリン、今、幸子ちゃんが搬送された病院の屋上にいるの。

 

いろんな電波を感知して、それから住所や情報を特定できるとか、さすこりゅ(「流石古龍」の略)。

遭難者捜索に役立てる為に、今後は携帯の電波も感知できる様にしよう。

備え有れば憂い無し。

 

さて、ワタクシは何をしているのかと申しますと___

 

 

 

 

 

「それでなぁ、その時の幸子はんが可愛らしくてなぁ」(ナデナデ)

 

ウンウン。

 

 

 

「お話聞いてくれてありがとねぇ。あ、お煎餅食べるかい?」

 

いただきます、お婆様。

 

 

 

「…………なんでみんな平常運転で、この摩訶不思議生物と話とかできるんだろう……」

 

ホントそれな。まぁ強く生きて、名も知らぬ看護師さん。

 

 

 

___といった感じに、ここ○○病院の屋上でいろいろな人達の話し相手……というより、聞き手になっております。

 

いやね? 最初は悩んだ末に「身体の表面の肉質を硬質化する事で無機物になりきろう」とか今思うと意味不明な努力をしようとしたのですが、最初に自分を見つけた人達が幸子ちゃんの知り合いの三人だったのですよ。

そんでまぁ、この三人は既にワタクシの事を知っているワケでして……。

 

そうそう三人の名前なのですが、

よく頭をナデナデしてくれる、はんなりとした女の子が《小早川紗枝》ちゃん。

10代後半ぐらいかと思っていたら実は20歳だった、元気のある大きな声の女の子が《姫川友紀》ちゃん。

最後にPさんと呼ばれていた男の人は、なんとこの二人や幸子ちゃん達をアイドルとしてプロデュースしているプロデューサーさんらしい。

あの後幸子ちゃんは無事に目を覚ましたらしく、何度もお礼を言われた。

良かった良かった。

 

なんやかんやで済ませた自己紹介(自分は喋れないのでほぼ一方的なもの)以降も他人の目とか気にしないでガンガン話しかけてくるものだから「あ、なんかもうどうでもいいや」ってなっちゃったんだよね。

そして他の人達もガンガン話しかけてくるようになったんだよね。

それもこれも無計画にここに来た私が悪いね。

 

幸子ちゃんは、目は覚めてもかなり衰弱していたため、十数日はこの病院に療養するらしい。

私は幸子ちゃんが心配だったのと、もう森に帰るつもりも無かった為、今は病院のおくじょうぐらし! をしている。

 

ちなみに三人も幸子ちゃんが回復するまでは近くの宿泊施設で寝泊まりするらしい。

Pさん曰く「二人の仕事はしばらく休みにしておいた」のだとか。

宿泊費も入院費もPさんが全部払っているらしいし、なんかあれだね、すごいね。

アッハハハ! Ooh! Majestic(素晴らしい)!

 

まぁそれはそれはとして、「アイドル」というか言葉で思い出したけど、この世界は確か、あい……アイ……そうだ、《アイドルマスター》という作品を基本とした世界らしいのだった。

《アイドルマスター》、略したら多分《アイマス》かな。

私、この作品全然知らないんだよねぇ。

どれぐらい知らんのかというと「ツイ○ターでそんな感じのカタカナの文字列を見たかなぁ」程度の知識しか無い……知識って言えるのかこれ。

 

アイドルマスター…縮めてアイマス…か…。

響きからすると、151の喜びとか151の夢とか151の思い出を目指して頑張るのかもしれない。

それか、アイドル達と共にアイドルリーグ出場を目指して旅をするのかもしれない

 

そんな事を思いながら数日を過ごし、今日もお婆様から貰った煎餅をバリバリしていると、Pさんと紗枝ちゃんがやってきた。

どうやらサチコちゃんをここ(屋上)に連れてきてくれたらしいので会ってほしいらしい。

とりあえず五回ぐらい頭を縦に振っておいた。

 

「ほらほら幸子ちゃん、別に怖い人とかじゃないって!」

「ベベべ、別に怖いなんて思ってませんよ! ただちょっと心の準備が……」

 

扉の向こうから友紀ちゃんの声と、幸子ちゃんのものと思われる声が聞こえてきた。

ようやく会って話(?)ができるのか、と思うととても嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……と、思っていたのですが。

 

「……………………!?」

 

私を視認した直後、幸子ちゃんは小さなお口を大きく広げて(可愛い)固まってしまいました。

 

そりゃそうですよねー。

いきなりこんなの(リアル幻獣キリン)見せつけられたら私も多分同じ反応しますよ。

むしろ、いくら恩人(恩獣?)とはいえPさん達はなんで平常運転なの? ナントカ判定でサイコロ振って成功したの?(TRPGほとんど知らない)

 

「…………友紀さん?」

「うん?」

 

幸子ちゃんは、ギギギ……という擬音が聞こえてきそうな感じで横にいた友紀ちゃんに顔を向けた。

 

「白い髪を(なび)かせてる…って言ってましたよね?」

「言ったね」

 

wikiさん曰く、タテガミは首の辺りや頭部に密集して生える長い毛の事だから、多分間違ってはいないね。

 

「凄く大きい…って言ってましたよね?」

「言ったね」

 

モンハンのハンターの身長を約200cmとして最小金冠キリンと比べると、タテガミ含めてだいたい400cmくらいと十分デカイ。

ので、間違ってはいない。

 

「とてもガッシリとした身体付きをしている…とも言ってましたよね?」

「言ったね」

 

小さいけどガッシリしてるし、ガンキン一式+ガンランス担いだハンターを軽々と吹っ飛ばせるぐらいにはパワーもあるね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………人間じゃないじゃないですか!!??」

「人だ、なんて一言も言ってないけど?」(ニヤッ)

 

 

 

君の様な勘の良くない子供は嫌いじゃないよ。

…………いや勘でも予想出来るかこんなの。

 

「いやいやいや、なんで皆さん平気そうにしているんですか!?」

 

幸子ちゃん、興奮からか顔が真っ赤である。

 

「最初、幸子はんを背負って来た時は、うちらもえらいびっくりしたんやけど……」

「背中に乗せられてた幸子ちゃん見た瞬間に驚きがどこかに行っちゃって……」

「俺らはここ数日で何回も会ってたしなぁ……ここ(病院の屋上)で」

謎の未確認動物(そんなこと)よりも幸子はんの方が大切やったし」

「「うん」」

「な……な……」

 

幸子ちゃん、今度は照れて顔が真っ赤である。

可愛い。

 

「そんな事よりもほら、幸子ちゃん、ちゃんとお礼言わないと!」

「そんな事!? って、えっ、あっ、えっと、そうですね?」

 

友紀ちゃんに背中をグイグイ押されて幸子ちゃんが目の前に運ばれてきた。

こうしてみるとやっぱり小さいなぁ、ちゃんとご飯食べて良く寝てる?

 

「え〜っと……その……」

 

Pさんたち三人は屋上の隅っこに移動して様子見している。

 

しばらくモジモジしていた幸子ちゃんは、やがてキッと顔を上げると、勢い良く頭を下げてきた。

 

「あの、あの……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……助けてくださって、本当に、ありがとうございました!」

 

 

 

その言葉の後、彼女は花が花が咲く様な、可愛らしい笑顔を見せてくれた。

 

 

 

 

 

 

 

…………ええ子や…………。

 

 

 

お姉さん、不覚にもジーンときてしまったよ。

良いよ良いよ! もう全然どういたしましてだよ!(意味不明)

思わずブンブンブンブンと全力で頷……こうとしたけど、角が危ないのでタテガミを押し付けてモフモフする事にした。

 

モフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフ……

 

「あわわわわぁぁぁぁ……」

「幸子ちゃん、何を言ったらそんな事になるの!?」

 

急いで駆け寄ってきた友紀ちゃんが幸子ちゃんを私から引き剥がす。

引き剥がされた幸子ちゃんの髪は、モフモフタテガミから生まれた静電気のせいでモサモサになっていた。

 

マジで可愛いわー幸子ちゃん。

ぶっちゃけ画面越しに見たフワフワクイナとかゴワゴワクイナよりも圧倒的に可愛い。

 

「もうすっかり懐かれてもうたみたいやなあ」

「とっ、当然ですよ! 僕のカワイさはあらゆる生き物を虜にするんですからね! フフフ♪」

「お、通常運転できる様になったな」

 

え、いつもはそんな感じなのん?

万物を魅了する小悪魔かよ……。

素晴らしい…素晴らしいぞこれは!(全知並感)

 

 

 

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

 

 

あれから一晩明けた朝。

 

退院した幸子ちゃんを含めたアイドル三人はプロデューサーさんが走らせる車に乗って、《346プロダクション》と言う場所に帰っていった。

最後に彼女たちが見せてくれた笑顔は、とても良いものでした。

 

 

 

 

 

これからの彼女たちが歩む道も、輝きに満ちたものでありますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもやっぱり、離れるのは名残惜しいなぁ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、いう訳で、カーナビの電波を頼りに連続ワープして、346プロダクションについてきました。

 

「………なんでここにいるんですかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??」

 

これからもよろしくね☆

 

 

 

続く☆




あんまりネタが入れられなかったので多分今回はシリアス。





・幻獣キリン(オリ主)

筆者の手を離れて暴れまわった結果、輿水幸子さん推しに。
寿命は決まっていないけど、不老不死ではない。
次回から346プロダクションに住み着く。



・346プロダクション

デレアニの設定を少し拝借。
この小説ではプロデューサーは複数人いる、という設定でいきます。
筆者がフルで観れている話は第一話だけ。



・KBYD

こんなもんじゃあねぇ……まだ書き殴りたりねぇぜッ!
今後、この三人と関わりのあるアイドルたちと共に登場予定。



・Pさん

流石に苗字くらいは考えないと他のPが出てきた時に区別がつかなくなってしまうので、次登場する時には考えておきます。



・お婆様

強い。



・名も知らぬ看護師さん

強く生きて。



・世間の様子

ツ○ッターで出回っているキリンの写真や映像が話題に。
雲も無い空から数回雷が落ちた事も、一部では話題に。



・○ch

「とある町の病院の屋上で例のUMAを見た」という報告を受けた人たちが盛り上がった。
その情報を頼りに数人が現場に向かったものの既に去った後だったので、迷惑にならない内に帰った。








・シンデレラプロジェクト・プロデューサー

デレアニの登場人物。
ちょっと憧れるよね、こういう人。
筆者は中の人も好き。
次回以降登場予定。
この小説では声優さんの苗字を拝借させていただく。





・オリ主を転生させた神様
踏み台転生者っぽい人間はそのまま転生させずに、記憶をリセットしてから、凄い能力とか無しで転生させている。
有能お爺さん。
「擬人化? ねーよンなもん」

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