とりあえずしばらく小説タイトル詐欺になるかもしれないです。とりあえず『月』だけ回収。
ふと目が覚めた。
「久しぶりのお客さんかな?」
ドーナツ場の黒い地面に泡立つ血の池と私作のボス空間が視界に入る。
危険が迫るか此処に誰かが来るかでしか目覚めない私が起きたのだが、脳内アラートが響いてないので後者だろう……たぶん。
1箇所にしかない扉が開き、中に入ってきたのは如何にも勇者な装備の男に女魔法使い、女戦士、女僧侶と言った感じなメンバーだ。ハーレムじゃないですかやだー。
「不気味な空間ですね…」
「邪神は何処に…」
誰が邪神か、せめて厄神にしなさい。根本的に駄目なのには変わらないけど気分的な問題だよ?
とりあえずボスを待ってるようなので中央の血の池から出るように指示を出す。
それを受信した
「こいつが…」
「なんと禍々しい…」
そうかな?巨大で赤い皮膚、メリハリのない女性の上半身(私ベース)、そこから所狭しと出ている、もがいたような形の人間の腕と苦悶の表情を浮かべた顔の装飾。ハガレンのエンヴィー(デカブツ版)モチーフだっけ?それともぷその禍津だったかな?とりあえず一度置いておいて、それの顔は凹凸がないかわりに、目と口の部分が埴輪のような空洞になっている。なお覗き込んだら一般人だと死ぬ模様。私も見てみたけど奥が見えないんだよね、引きずりこまれるような真っ暗闇で。
次にその下、下腹部のあたりに2色の絵の具を混ぜたけど一向に混ざらずに縦縞模様になったような赤と紫の球体。そこにも埴輪よろしく3つの円でできた目と口がついていて、ボーッと勇者達を見ている。
いつぞや
「うっ…」
あ、僧侶ちゃんの気分が悪くなってる。そんなに駄目?まだSAN値削るような構造じゃないだけマシじゃない?ぬるてかな触手とか蠢く肉壁とか。まあ第二形態で触手入るんですけどね、と思わずニチャァと笑う私。
えーっと……あ、そうそう。2色ボールちゃんの下にはわかる人にはわかるけどわからない人はググってね?なスカルリーパーさんがついてます。ソードでアートなオンラインゲームのボスエネミー。
口頭で説明しようとしたら……ぬらりひょんみたいな後頭部長めかつ眼孔が4つの頭蓋骨にその下、脊椎から上が人間構造の骨…あ、手の部分が鎌になってるからそこは人じゃないね。がついている。その下は延々と脊椎が続いていて、側面からは百足の脚よろしく骨が足として機能、先までいくと針のような尻尾になっている。本来なら。
こいつの場合はその尻尾部分がボールちゃんを囲っている黒い骨に繋がっていて、その上宙に浮いているせいか足も地についてなかったりする。そもそも真下血の池だから、歩けるわけないんですけどね。
カタカタとリーパーくんが勇者達を見据え(目の代わりに赤い光があるだけだけど)、勇者達が構え(偽装ボスだから茶番なんだよねこれ)、上半身とボールちゃんはそれを他人事のように眺め、いざ戦闘開始!の前にだ。
「
「自分で用意すれば?
「本体なのに断られた、なんでさ」
ボス空間の天井、あっちからは真っ暗だけどこっちからは普通に見える待機場所で観戦準備をするが、分体が言うことを聞いてくれません。解せぬ。
・眷属情報
>名前:The Month of disaster
>容姿:エンヴィー(鋼の錬金術師)の恐竜みたいなフォルムの顔や手が生えてる特徴を持った女性の上半身と埴輪(動物の森)顔、その下にソウル・オブ・ニル(星のカービィ)と回りに黒い肋骨、そこから尻尾側がニルに合体しているスカルリーパー(ソードアート・オンライン)のキメラみたいな姿
>能力
:リスポーン並びに再生(リーパー部分と腕のみ。リーパー部分は倒してから3分、腕は5分。このボスを討伐するまで残機無限)
:精神汚染(ニル部分のみ、精神系耐性で防御可能)
:確率即死、発狂(埴輪顔の空洞部分を覗いた時)
:肉体保存(顔、胴体、ニル部分。どれだけ火力を出しても形が残るため即死しない)
>強さ
リーパー部分の攻撃性こそ高いものの上半身はたまに手で押し潰す、ニルは10分に一度程度の頻度でビームを撃つ以外では汚染のみ。という見た目に反して凄く弱い。
特に遠距離がビームしかないので入り口から遠距離でリーパーと上半身は何も出来ない。第二形態から本番。