結局
あ、リーパーくんがやられた。弱い…圧倒的に弱い。いや、勇者と女戦士のごり押しに勝てなかっただけかな?おおリーパーよ、死んでしまうとは情けない。
「一気に叩くぞ!」
あ、ボールちゃんが攻撃されてる。本人……人?は相変わらずボーッと眺めてるし上は上で後衛を狙おうとして腕が届いてないし…AI調整ミスったかな。
「中の
「アンタもその分体でしょうに」
「
「なるほって何ディスってんの?私本体、分体消せる。OK?」
下は一方的で面白くないからかつい隣のこれに怒りが沸く。なお本人は何処吹く風の如くスルーである。実際やったら
あ、リーパーくんが復活した。驚いてる驚いてる。
ん?勇者達が下がって…あ、ちょ、リーパーくん届かないのに鎌振らない。上も無駄に腕振らない。うわぁ、僧侶ちゃんが良い笑顔浮かべてる~。勇者も剣を一度戻して手のひらを向けて……魔法ぶっぱでリーパーくんがぼろぼろに…
「……魔王より弱くないか?」
「そう…ですよね」
「見た目だけ」
「そうと決まれば作業になるなー」
あぁ、今度アプデしないと…隣は爆笑、1カメから4カメも声を抑えて笑っていて私の気分を害して楽しいのか、お前らぁぁぁ!
『今さらでしょ』
ひどっ…
~1時間経過~
戦闘能力では問題なくても体力・精神は疲労するようで、何かしらの薬で回復はしているようだけど一部飲みすぎで苦しそうだ。特に魔法使いちゃんが。
「うっ…まだ倒れないんですか…」
若干ボテ腹気味で涙目な彼女をお持ち帰りしたい気分ではあるが、そろそろ倒されそうなんだよねー。ボールちゃん。押せば落ちそう。
次に疲労してるのが意外にも勇者というか、漸く精神汚染が女戦士に効いてそれを止めるのに体力を使ったようだ。まあ全力とはほど遠い力でしか暴れないので同等以上の能力があれば止めるのも簡単なわけで…
僧侶ちゃんは余力を残して警戒してます。こういう人がいると厄介だよね。それに精神耐性上げられてもう汚染入らないと思うし。
「これで…落ちろぉぉぉ!」
必☆殺ブレイブソード、ボールちゃんは力つきた。
上半身はその体表の装飾のようにもがき苦しんで消えていき、ボールちゃんは血の池に落下していった。
今までになかった
僧侶ちゃん以外は気を抜いているけど、止められるかな?どうかなー?
「これd「ボコボコ…」……おい、まさか…」
何やってんのさ、そこは不意討ちでしょ?今から出ますよー、って教えてどうするの?馬鹿なの?阿呆なの?
「だから私達は「わかったから黙って」」
認めるのやだなー。こんなのってないよ、あんまりだよー(棒)。
で、まあ下に視点を戻しまして。泡は少しずつ水…というか血柱に変化していき、飛び出しましたは私と同じ美少女ボディに埴輪顔を張り付けたパチモンのようなもの。服の代わりに眼孔や口、各部関節からびちびちと飛び出している触手があちこちを隠している。
これ触手ガードなかったらセクハラじゃないの?えぇっ?
そんなことを考えている間に触手ちゃんが魔法使いちゃん目掛けて全力前進☆DA!とはならずすかさず立ち上がった勇者に妨害されました。駄目やん。
「ひっ…」
「あっぶねぇな…」
「キィィィヤヒャッヒャ!」
「ちょっと何言ってるかわかりません」
「わかったら可笑しいだろ…」
僧侶ちゃんちょっと余裕ありすぎませんかね?と私達会議を行いながらも状況に変化無しである。やっぱり見た目ばかり意識してスペック酷すぎたかなぁ…
ていうか触手も触手でびちびちとなっているだけでまともに機能してないんですけど……誰?触手のAI半端で済ませたの?……私か。
「!?きゃっ!!」
ん?お?おおっ?どうやら止められたのはわざとなようで、血の池経由で触手を伸ばして魔法使いちゃんを絡め取ったようだ。すぐさま両手両足を縛り、自身の近くに引き寄せ口に触手を突っ込む姿はアブノーマル以外の何でもないよね。まあ魔法防ぐのに詠唱させないのはわかるけども……けども、ローブの中漁る意味ないよね?服の中漁る意味ないよね?ちょっとそこ変われエロ触手ぅ!
『……』
「うわ、
何で分体作ると性癖が作用されてなかったり理解されないんだろ……いいじゃんガールズラブとか爛れた同性愛、経験ないけどさ。
とか思ってる間に復活した女戦士が魔法使いちゃんを救出してました。触手、お前はいいやつだったよ……だから○ね。
その想いが届いたのか、顔を赤くしてお怒りの魔法使いちゃんが情け容赦なく触手を消し飛ばしました。いやー、ボスってなんだっけ…裏ボスのはずなのにこの難易度。笑いが止まんなーい(棒)。
とりあえず手元に押しボタンを用意します。回線繋がっているか確認します。それではポチっと。
「な、なんだ?」
「まさか崩落するんじゃ…」
「扉も開いてる…いや、でも…」
「潰される前に脱出するぞ!」
ギミックが発動して部屋全体が振動し、壁に張り付けたり天井…でいっか。に張り付けたりしていた岩や装飾がどんどん落ちていく。ボスが倒れたら部屋が消える。ゲームでもあると思います。いや、ないかなぁ…
唯一僧侶ちゃんが納得してないようだけど勇者に連れられ、この空間から出ていった。出ていってしまった。
「はいみんなお疲れー」
『お疲れー』
もう一度ボタンを押しギミックを停止させ、片付けに入る私達。
1日もしない内に
結局、暇潰し用の分体を量産する事しかできなかった私であった。
・眷属情報
>名前:The Month of frenzy
>容姿:ミクツインテール(ボーカロイド)に埴輪顔、眼孔や口、関節から触手の少女(128cm)
>能力
:再生(触手のみ)
:寄生(5分ほど時間がかかる)
>強さ
一般人レベルで見れば強いけど冒険者とかだと雑魚レベルのボス第二形態。本領発揮は寄生して体を奪うなどしてからになるので、それまでに倒せば楽という見た目だけちょっとグロいエロ系眷属。出番はもうないだろう。