災厄招くは狂乱せし不滅の月   作:時空の旅人

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「」が個人、『』が複数、《》は機体や能力名、〈〉が武装名、()が思考や(無駄な)捕捉、かっこの使い分けって大変で忘れそう…




暴走しました第五話(IS)

 

 

 

この世界でオリ主の立ち位置にいる獅子劫(ししごう) 悠真(ゆうま)vsフラッグの分体、原作IS(アイエス)世界に置いて主人公の織斑(おりむら) 一夏(いちか)vsスサノオの分体、原作ヒロインズの7人vs幼女の分体という構図になっている海上戦。ブレイヴの分体は幼女のの近くで傍観している。

残り1人の分体は光学迷彩を使用することで姿を消して観戦していた。オリ主のところはちょっかい、一夏のところは足止めなのでヒロインズと幼女ののところに集中している。

 

「るなとあそぼう!」

「こんな小さな子供を…!」

 

変異錆朱(ヴァリアント・ヴァーミリオン)》から繰り広げられる8本足による連続攻撃を避け、時には刀型の武装〈空裂〉と〈雨月〉で防ぎ、受け流しながら怒りを募らせる篠ノ之(しののの) (ほうき)とその専用機の《紅椿(あかつばき)》。(ファン) 鈴音(リンイン)とシャルロット・デュノアによる左右からの挟撃は相手の射程ギリギリに入ったとたんに向けられる足が邪魔で近寄ることができず、鈴音の専用機《甲龍(シェンロン)》の第三世代兵装〈衝撃砲〉やシャルロットの専用機《ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡ》の武装、アサルトライフル〈ヴェント〉による攻撃も長い足の先、太い部分の外装の固さでもってあっさりと防がれてしまう。

それに合わせてセシリア・オルコットの専用機《ブルー・ティアーズ》の武装〈スターライトmk-Ⅲ〉と第三世代兵装〈ブルー・ティアーズ(機体名と同じで紛らわしいが、そもそも機体名の由来がこちららしい)〉のビットからレーザーが放たれるが足の一部を伸ばしたり縮めたり、まともに当たらせてはもらえない。

 

「何なんですの、あの動きは…」

「ふむ、幼いながらあれほどの動きを見せるとは。ぜひ黒兎隊に入ってもらいたいものだが…」

 

呆れるセシリアの隣で冷静に動きを観察するラウラ・ボーデヴィッヒ。

正面で避けていた箒と入れ替わるように更識(さらしき) 楯無(たてなし)と専用機《ミステリアス・レイディ》、その妹の(かんざし)と専用機《打鉄(うちがね)弐式(にしき)》が受け持ち、鈴音とシャルを含め3人も合流する。

 

「何であんなぽんぽんと衝撃砲避けれるのよ…」

「僕だって一度も有効打与えれなかったよ…」

「だが攻撃に関しては素人そのものだ、回避は本能的に避けられてもそちらはどうにもならん」

 

「お姉さん達とも遊びましょう?」「はーい!」と戦闘中にも関わらず和むやり取りを尻目に対策や攻略法を議論する。

時たま隙を見せたとラウラの専用機《シュバルツァ・レーゲン》の大口径リボルバーカノンが火を噴くがやはりこれもすんなりと避けられる始末。

 

「ハイパーセンサーではなく本人の勘だろうな。撃つ前に動いていたぞ?」

「勘だけで避けられるのは納得がいきませんわ!」

「私の〈清き激情(クリア・パッション)〉もなんとなくで逃げられていたのだけど?」

 

いつの間に交代したのか、楯無と簪が合流し代わりにラウラ、シャルロット、箒が向かっていった。ラウラに関しては恐らくレーゲンの第三世代兵装〈AIC(アクティブ・イナーシャル・キャンセラー)〉を試すためだろう。

なお簪は観察6割:心配4割で悠真の方の戦闘を見ている。わずかに目を向けた一夏の方は観察10割である。ただ、心配が観察よりも多くないのには理由があり…

 

「……やっぱりゲームとアニメで見せた動きは淀みないけど、それ以外だと素人…」

 

…ということである。

自由班として大して戦闘もしない彼女ら分体達は、《模倣》によってできる達人的な動きと素人の動きが混じったちぐはぐな存在である。

特撮やヒーローもの以外にもガンダムのようなロボットものも見ている彼女ならではの目線だ。

そしてそれを越えるガチのガンダムオタクな悠真は現在、動きを完全に見切りフラッグのをフルボッコにしていた。

そこまで確認した簪は視線を幼女のに戻し、自分も話に加わる。

 

「…悠真の方は圧倒し始めてた」

「あら。それなら終わったら合流してもらいましょ、一夏君のところは決闘みたいだし」

「ぶー。あたらなーい、つまらなーい」

 

こちらはこちらで足が当たらず機嫌が急降下してきた幼女のが、何をしでかすかわからず警戒を解くことができない。その場でしばらく地団駄のようにじたばたしていると思えば急停止。にぱーっと言う表現が合う気の抜けそうな笑顔をした彼女が次に取った行動は…

 

「まきちらせー!」

 

…エネルギーネットの乱射である。それも錆朱の頭胸部にてPIC(パッシブ・イナーシャル・キャンセラー)を起動しその場で回転、空いた8本足の大砲と腹部の背中側についた2門の計10門による連続射撃である。

幸い海上なので壁に張り付きトラップに、ということにはならないがいかんせんぐるぐると回る足を避け、突撃してきた頭胸部と腹部を避け、飛んで来るエネルギーネット全てを避ける等という行動を全員取れるはずがなく。

 

「くっ…!」

 

専用機こそ持っているが最もISの操作に慣れていない箒にネットが付着。それを敏感に感じ取った幼女のが回転を止めエネルギーワイヤー付きのネットを飛ばし、ワイヤーを切られる前に素早く巻き取りその足に引き寄せ、アームで掴むはずが間違えてそのまま殴ってしまった。

強大なパワーアシスト+巻き取りの勢い+大質量の足による一撃で吹き飛んだ箒と紅椿は粘着性のあるエネルギーワイヤーがゴムのように伸び、再び足に引き寄せられ今度こそアームで掴まれ、捕まる。

 

「……あは、あはははははハハハ!」

『え?』

 

突如狂ったように笑う幼女のに、捕まっている箒を含むヒロインズが困惑する。

なおこの時その他分体達に関しては『え"っ』と嫌な予感が過っていた。

 

「るなはオモチャデあそブ!こわレルマデあそブノ!」

 

まるで水ヨーヨーのように紅椿を殴り引き寄せ殴り引き寄せとしていく狂った幼女の。そんな暴走条件(トリガー)わかるか!とすぐさま鎮圧行動に入る自由班。その慌てように箒が危ないと焦るIS学園側のメンバー。

 

「オにんぎょう!もッテかえル!」

 

そして幼女のに目をつけられるラウラ。ちょっかいから始まった戦闘は混沌としてまだ続く…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




・暴走班について
タイプや見た目によって呼び方や危険度が異なり、酷いものでは暴走班だと発覚次第即座に粛清である(主にマッド)。また、タイプ別に暴走条件があったり同タイプでも暴走条件が全く違ったりとはた迷惑。
異形タイプ(常時暴走型)、幼女タイプ(通常時思考力の弱い条件暴走型)、マッドタイプ(眷属量産放置型)、戦闘狂タイプ、大罪タイプ(正義を含めた計8人のみ)が主な分け方で、粛清優先度や個体危険度が下記のようになる。
・粛清優先度
マッド>異形>幼女>戦闘狂>大罪
・本人危険度
異形>大罪>幼女>戦闘狂>>>>>>>>マッド

戦闘狂が優先度・危険度どちらも低いのは殺しはしない(闘えなくなるから)、邪魔はしない(相手に優先すべき事があれば譲る、心置無く闘えるように)、現在強い又は未来に強くなるものにしか挑まないため。
大罪の優先度が低いのはそもそも数が少ないのに加え、それぞれの暴走条件さえ突かなければ普通に接することができるため。ただし怠惰に至ってはそもそも人目につかないので危険度も優先度もなかったりする。
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