艦○れアーケードの空母棲姫の開脚姿に悩殺されたので、初投稿です(挨拶)
R17.9有り
一部、原作とは異なる設定・描写が含まれています
※この小説内の季節は、8月下旬頃となっています。
side 海風
──第603鎮守府、執務室──
14:00。
(漁船警護の依頼が入っていますね。それから、これは……“反艦娘団体のデモが多発している為、各鎮守府は警戒せよ”……ですか)
各地の鎮守府で、大規模な反艦娘団体によるデモ行進が起き、提督や艦娘、憲兵さん。その他、鎮守府運営に携わる方達が襲撃され負傷している、と書かれています。
(
提督達と艦娘達。憲兵さん達や、艤装の設計・開発を行う技術士達。他にもサポートをして下さる方達が沢山居ますが、彼らや彼女達が居なければ、今頃人類は滅んでいるというのに。
(……
尤も、既に勘当されているから、もう私の両親ではありませんが。
(……今は仕事に集中しなさい、私)
私は。いいえ。
──あら?内線?……工廠からですね。何かあったのでしょうか?
……。
(千歳さんの艤装──艦載機格納庫が翔鶴さんを
工廠妖精さん達から内線で、千歳さんと瑞鶴さんの艤装の修理を行うと連絡が入ったので、書類を作成しないといけません。
あと、
(それにしても、千歳さんの艤装。
瑞鶴さんの艤装の修理よりも多い。
確か、何時だか千歳さん本人が、「私の艤装は
もし、大破したら、幾らかかるのでしょう?
……想像している暇は無いわよ、私。
損傷した理由を考えないと。理由は……どうしましょう?
(
そんな事を書けば、大本営から監査が入る恐れがあります。いいえ、確実に入るでしょう。どうしましょう?
(ここは提督に相談しましょう)
……提督で思い出したけど、大丈夫でしょうか?
翔鶴さんに襲われ、ただでさえ危うい精神が崩壊し掛かっていますし。
もし精神が壊れてしまったら、私が今までやって来た事が無駄になってしまう。
私が望むのは、
(彼は私の事を、「癒し枠」と認識してくれている)
今まで一度も
そして、
(このまま行けば、そろそろ彼から私を求めてくれる筈)
最近、色々あって彼の精神が幼児退行し掛かっています。そして、誰かに甘えたくて仕方がない、と本人が仰っていました。
けれど、私に対しては甘えようとすらしてくれません。もしかしたら、私の年齢が原因でしょうか?
(未だ成人していないから、理性が邪魔をして行動を起こせないのかもしれません)
遠慮なんてしなくていいんですよ?寧ろ、ばっちこいです!憲兵さんが怖い?大丈夫!バレなきゃ犯罪じゃないです!
自慢ではありませんが、私はそこそこ発育の良い身体をしています。
第603鎮守府に所属する同い歳の娘達の中では、涼月さんにはやや劣りますが、立派な胸を持っています。
(大きいだけでなく、柔らかさと
人をダメにするソファならぬ、提督をダメにする胸です!一度味わえば、ハマる事間違いなしですよ?
けど、彼は全くと言って良いほど、私に手を出してくれない。だから、
(お茶に少しだけ
こっそりチラ見しましたが、彼の下腹部の
以前、休養状態の時に秋○原へ行った際、購入したお薬──媚薬をお茶に盛って飲ませて様子を見ましたが、少しだけ顔が赤くなり、軽く発汗するだけで、予想よりあまり効果が出ていなかった。
私が媚薬を服用した時。たった数滴服用しただけで、言葉に出すのもアレですが、効果は絶大で、一晩中身体が火照り、
(中身は昨夜、確認したばかりだから、間違いなく効果が出る筈なのに……)
何時だか、お薬の効果を確かめる為服用したら、全く効か無く、不審に思って医療妖精さんを
(お薬が効きにくい体質なのかしら?)
お薬の効果が出てきた頃に、不自然にならない程度に軽くアプローチをかけて、手を出してもらう予定だったけど、結果は……お電話が鳴ったり、翔鶴さんの襲来でそれどころでは無くなってしまいました。
(今回は諦めましょう)
一度に何回も仕掛けると、彼が不審に思い、警戒されてしまう恐れがある。焦らないでゆっくり行きましょう。
まだまだ、時間はあるのだから。
(例え、今は瑞鶴さん達に心が向いていても、最終的に私に心が向けば、それでいい)
例え瑞鶴さん達で
どれだけ時間が掛かっても、待ちます。
どんなに
何時でも。何時までも。
けど、
(
本音を言えば、貴方を
だから、渡良瀬さん。いいえ、
side 海風 out
───────
────
─
side 提督
──第603鎮守府、医務室──
14:40。
「だから、ダメだってば!」
「けど、仕事が──」
「そんな状態で仕事なんてしたら、余計に悪化しちゃうよ!」
「瑞鶴がお粥を作ってくれて、それ食べて胃薬飲んだから、大丈夫──」
「全然大丈夫じゃないよ。提督さん、とても辛そうな顔してるよ?」
くそっ、誤魔化せなかったか……。実は未だ、胃がズキズキ痛む。そのせいで、顔に出てしまったようだ。
お粥を食べ、胃薬を飲み、執務室に戻って仕事をしようとしたが、瑞鶴に止められてしまった。
けど、休んだら仕事が片付かない。そう言ったら、
「仕事なら私達がやるから、提督さんは休む!いいね?」
俺の代わりに、瑞鶴達がやってくれる、と言ってくれた。有難い。有難いけど、
「流石にそれは悪いから、執務室に戻って仕事を──」
「もし執務室に行ってお仕事する気なら、殴って気絶させるよ?」
「分かった分かりました大人しく休みます」
だから手をボキボキ鳴らさないで?真顔で迫らないで?今の俺、かなり弱っているから、君に殴られたら気絶どころか永眠しそうです。
「いい?今日は何も考えず、大人しく休んで。分かった?」
「分かった……いててて」
さっき早口で一気に喋ったせいか、胃が痛みやがった。
「だ、大丈夫?」
「だい、じょう……ぶ。だいじょ……うぶ……」
「青い顔して、顔を歪めながら言われても、説得力無いよ……。もう喋らないで、横になって?」
あっ、ちょっ、両肩掴んで何を──ベッドに優しく押し倒されちまった。
そして、素早くタオルケットをかけて、俺の枕元にナースコールのような装置を置いてくれた。何かあった時、これを押せば、医療妖精さんが直ぐに来てくれる。
「本当は付きっきりで看病してあげたいけど、海風を手伝わなくちゃならないから、行くね?」
「そうか。忙しいのに、お粥とか作ってくれて、ありがとう」
本音を言えば、甘えたい。行ってほしくない。けど、我儘を言うわけにはいかない。我慢しろ。
……そういや最近、ドタバタが続いていたから、あまり瑞鶴に構ってやれなかった。きっと、寂しい思いをさせてしまった筈。それなのに、俺に尽くしてくれる。
(本当なら、瑞鶴は俺に甘えたい筈。なのに、甘えず。それどころか、俺を甘やかしてくれる)
……あれ?めっちゃ良い女じゃね?俺には勿体ない位に良い女だよ。
ヤベー奴だと思っていたけど、認識を改めようかな?
「どういたしまして」
満面の笑みを見せてくれた。
嗚呼、天使だ。天使が目の前に居る。癒される。
今まで脳筋空母だの、
「それじゃ、また後でね?」
「……あぁ」
……行っちゃった。
瑞鶴が医務室を出ると、静寂に包まれた。
……そういや、
(
てっきり、最近の奇行について話してくると思ったんだけど、全く触れてこなかった。
(もしかしたら、俺に気を遣ってくれたのかな?)
今の俺は翔鶴もとい、
ただでさえ精神的に弱っていて、更に重度の胃潰瘍を患っている。そんな状態で
(──っててて。痛みが……)
うへぇ。考えた途端、胃が痛み出した。
今は休んで胃を治そう。それから、熱中症になったのか、今朝から身体が熱い。首筋と両脇の下に、冷えピタ貼っているのに、熱が下がらない。夏風邪でも引いたのか?
おまけに、何故か下半身の一部に血が集まりだしている。何でだ?変なこと考えていないのに。瑞鶴に抱き着いたからか?ここ数ヶ月、発散させていないし。
……。
……。
……とにかく、さっさと回復させて、明日バリバリ働いて休んだ分を取り戻さないと。
それから、翔鶴をどうにかしないといけないな。
「……オギャりたい」
いきなり何を言い出すんだ?と思ったそこのあなた。俺もそう思う。
自分でも何故オギャりたい、と言い出したのか分からない。
……いや、理由は分かる。最近、誰かに甘えたくて仕方がない。それだから、オギャりたいと口に出しちまった。
(マジでどうしちまったんだ?)
最近、理性の制御が上手く出来ない気がする。そのせいで、今までなら思わなかった事を。オギャりたいとか考えたり、バブみを感じる娘に甘えたり──あん?ノック?
「誰だ?」
胃が痛むから、あまり大きな声を出せなかったけど、この声量なら聞こえた筈。誰が来たんだろう──
「
「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」
アイエエエエエッ!!?
ドアを開けて入ってきたのは、翔鶴型航空母艦の装束を纏った、
ビックリし過ぎて大きな声で叫んじゃったよ。それなのに、胃は痛まなかった。胃薬の効果が出てきたからかな?
つーか、流暢な英語だなぁ。俺も英語を流暢に話せるようになりたい。学生時代、もっと外国語──英語を真面目に勉強しておけば良かった。
いや、まだ遅くはない。ユー○ャンとかで勉強しよう。大規模反攻作戦が終わったら、申し込もう。
……何を考えているんだ?今はそれどころじゃないぞ?
ヤベーよ、ヤベーよ。逃げないと。
色々言いたい事はある。君、まだ入渠していた筈でしょ?まだ完治に時間が掛かる筈でしょ?
それから、何故「
(とにかく、今は逃げよう)
考えるのは後だ。
けど、身体が上手く動かない。そうだ、ナースコールだ!誰か助けを呼ぼう!
……あれ?無いぞ?おかしいな。瑞鶴が枕元に置いてくれたのを見たのに。
「コレを探しているの?」
「ああ、そうだ──」
──何時の間にか
わーい、受け取りたくねぇ。
(怖い怖い怖い!)
……あっ、
素早く飛び起き、ベッドから降りて
「あらあら。そんな急に動いたら、
動く原因を作ったのは君なんですが。
言いたいけど、口には出さない。言ったら暴走して、襲われる恐れがある。
「ほら、ベッドに戻りなさい?大丈夫よ、ママが沢山愛情を注いであげるから♡」
いえ、結構です。今の君に愛情を注がれたら、間違いなく
「恐れないで。
(オメーは何処の死○部隊三番機だよ!?)
まだ○貞を失うわけにはいかない!
「戻らないのなら、強制的に戻すわ」
あの、近寄らないでください。おーい、手錠と鎖を取り出して、何をする気ですか?というか、何処から取り出したんですか?アレか?艤装の
……アッ、アッ、やめて?手錠と鎖をジャラジャラ鳴らしながら迫らないで?本能的恐怖を感じて、胃が痛んじゃう……あれ?痛まない。何で?
(もしかして、本能的恐怖を感じて、身を守る為、今だけは痛まないように身体が抑えて、逃げられるようにしてくれているのか?)
それか、アドレナリン的な物が過剰に分泌されて、痛みを感じ無くなっているか。どちらにせよ、好都合だ。
「ほら、ベッドに戻りなさい?今なら付きっ切りで添い寝して、子守唄を歌ってあげるから♡」
「結構です」
……言っちゃった。心の中で思うだけにしようとしたら、口に出しちゃったよ。
わーい!すんごいお目々で見つめてきたァ!
……ちょっと待て。様子がおかしいぞ?
「ぅ゛……ぅ゛ぅ゛……」
何だ?唸っている?それだけじゃない。
(歯を食いしばっている?)
それに、手に力を込めている。そのせいで、手に持っている手錠と鎖が軋み、少しずつ潰れ始めている。
(一体何が──ッ!?翔鶴の瞳の色が、赤くなっている!?)
彼女の瞳の色は、胡桃色……でいいんだよな?胡桃色をしている。それが、まるで点滅するように、胡桃色になったり、赤色になったりしている。
(瞳の色が赤くなる、って事は、艤装の影響を受けて、暴走しているのか?)
以前、瑞鶴や加賀さんがそうなった。
「ち……がう……ちが……う……」
「!?」
「こん……な、事……望んで……いない……」
「!!」
途切れ途切れだったが、今、翔鶴が「違う」、「こんな事、望んでいない」と言った。これは……確定した。
(野原主任が言っていたな)
好意を寄せる
(最近、翔鶴がぶっ飛んだ発言や行動を起こすようにったのは、艤装の影響を受けたからか!?)
なんてこった。今まで逃げ回ったり、他の娘達に止めてもらっていたが、逆効果な事をしていた!
(どうすればいい!?)
……どうすればいい、だと?分かっているだろ?野原主任から教えてもらっただろ?
発散すれば、
つまり、だ。
(
それ以外の方法は無い、と言っていた。
けど、俺は──
(
こんな時に何を言っているんだ?と思うかもしれない。けど、俺は──
「──ガッ!?」
な、んだ!?
突然、首に衝撃が走った。一体何が起きた!?
「くふっ……くふふふっ♡」
ぐあああ!首!首締められている!
マズい、ベッドに押し倒されちまった!
「あは♡」
うおっ!のしかかってきた!
そのせいで、翔鶴の大きな胸が、俺の身体に直撃。柔らかいなぁ……じゃねーよ!今はそれどころじゃねーだろ!
……くそっ!ダメだ。力が強過ぎる!
必死に抵抗するも、どうやら翔鶴は艦娘の力を使って俺の身体を押さえているからか、ビクともしない。
幸い、俺の首を絞めている右手には、そこまで力が込められていない。もし本気を出されたら、とっくに俺の首と胴体が
「ねぇ……どうして抵抗するの?どうして私を受け入れてくれないの?」
「しょ……かく……」
くそっ、手に力込めて、首を絞めてきた。声が出ない。
……あっ、ヤベッ!下半身の一部が、ヤバい事になってきた!おい、落ち着け!
「うふふふっ……アハハハハハハ!やっと!!やっとその気になってくれたのね!!!」
──こうなる。
……あっ、こら、
……冷静に考えている場合じゃない。マジでヤバいよ、これ。あっ、待って、待って!?翔鶴さん、マジで待って!!やめてっ!?Yシャツ引きちぎらないで!?
「ずっと!ずっと!ずっとずっとずーっと!!この時を待っていたわ!!!」
やめてぇ!ベルトを外そうとしないでぇ!俺、やだよ!
「先日○卵したけど、安心して?今、気合と根性で排○するから!」
全然安心出来ません。やめてください。もし気合と根性で○卵されて
というか、○卵って、気合と根性で出来るの?艤装の力と艦娘の力を使えば出来るのかな?
……そんな事考えている場合じゃないって!止めないと!!
丁度、俺の喉を拘束する手が緩んだから、声を出せる。
「ま、待ってくれ──」
「待てない!」
「ッッッ!!?」
信じられないほど大きな声で、待てないと怒鳴られた。
それと同時に、妖艶な笑みを浮かべていた翔鶴の顔が、鬼気迫るものに変わった。
「私は!ずっと我慢してきた!ずっと!ずっと!!
あとどれだけ我慢すればいいの!!教えてよ!!!」
「───ッッッ!!?」
こ、鼓膜が、痛い。それ程の大声で怒鳴られた。
おまけに、翔鶴が瞳から、大粒の涙を零した。
「貴方が待ってくれ、と言ったから、待ち続けた。ずっと。ずっと。ずっとずっとずっとずっと!でも、幾ら待っても貴方は手を出してくれなかった!それどころか、距離を取った!!あまつさえ、私を否定してきた!!他の人達に助けを求め、逃げ続けた!!私って、そんなに魅力無いの!?ねぇ……
「ごっ……があっ!?」
く、首を絞める力が、強くなった!声がっ、出せ……ない……!!
「……もう待てない。待たない。
「お゙、お゙ぢづ──ぐ゙え゙っ゙!゙?゙」
落ち着いてくれ、と言おうとしたけど、首を絞められているせいで声を出せなかった。
(あっ、ズボン脱がされた)
何故か思考は冷静だった。
……今まで放置したツケが回ってきた。
襲われる度に逃げ回った。
そのせいで、翔鶴の心を傷付けてしまった。
追い詰めてしまった。
全部、俺のせいだ。
全部、全部、俺が──
「……違う」
(──えっ?)
突然、翔鶴が小声で何か呟いた。聞き取ろうと思ったけど、首を絞められているせいで酸素が頭に回らず、意識が朦朧としているから、何て言ったのか分からない。
「違う。違う。違う違う違う違う違う!!違うッッッ!!!」
「────げほっ!!?」
突然、翔鶴が「違う」と言って、両手で頭を抱え、頭を振りだした。
お陰で、喉から手が離れ、呼吸が出来るようになった。
「わ、たし……こんな……こんな事、望んでいない……」
翔鶴はそう言いながら俺から離れ、震えだした。
瞳を見ると、胡桃色に戻っている。恐らく、正気に戻ったのかもしれない。
「し……しょう、かく?」
恐る恐る声をかけると、一瞬だけビクッと身体を震わせ、ゆっくりと顔を上げて俺を見つめてきた。
瞳の色は──胡桃色だ。
「ち、違……違う、の……違うの!」
そして、再び大粒の涙を零しながら、震えた声でそう言ってきた。やっぱり。
(自分の意思じゃ無かった)
艤装の影響を受けて、あんな事をしてきたみたいだ。
……納得している場合じゃないぞ。
今は正気に戻っているが、何時また暴走するか分からない。
(抱けば解決するのだろうけど……)
今ここに避○具は無い。というか、買っていない。
もし
それに、
(何度も思っているが、
こんな時に何を言っているんだ?と思うかもしれない。けど、こればかりは譲れない。何故なら、
(約束したんだ)
以前、瑞鶴と翔鶴と話し合って決めた。俺の
(医務室のドアが、吹っ飛んだ!?)
突然、金属同士がぶつかる独特の音がしたと思ったら、物凄い勢いでドアが吹っ飛んだ。いや、吹っ飛んできた……って、危ねぇ!!
「
「キャアッ!?」
慌てて
(ま、間に合った……)
間一髪、ドアは
幾ら艦娘の力を使って物理的衝撃を和らげられるとはいっても、目の前で傷付く姿は見たくない。
というか、誰だよ!いきなり医務室のドアを吹っ飛ばしてきた……の……は……。
「」
「」
「うふふっ。うふふふふふっ♪」
まるでゾンビのようにユラユラと揺れながら。
「遺書の用意は済んだか?」
瞳孔を限界までかっ広げ。
「応急修理女神にお祈りは?」
両目から
「部屋の
地獄の底から響くような声を。
「心の準備は──」
真顔で。しかし、口端を吊り上げて笑いながら、艦載機格納庫を片手で担いで俺達を見つめる──
恐らくマジギレしている
(あっ、これ、死んだわ)
side 提督 out
───────
────
─
次回予告
……ねぇ、渡良瀬くん──じゃなかった。提督、昨日何があったの?
なんだか翔鶴さんが幼児退行しかけているのだけど……。
……えっ?何も無かった?嘘よ!絶対何かあった筈──ちょっ、泣かないで!ああっ!私が悪かったわ!だから、泣かないで!よしよし、いい子いい子!!
……あら?大本営から封筒が届いたわ。何かしら?
……はぁ!?艦娘異動のお知らせ!?あっ、提督!?提督ッ!!?しっかりして!!!
第93話・ドジッ娘なんて、言わせません!
「提督ッ!その手を絶対離してください!離さなかったら、私の貞操が無くなると思ってください!!お願ァい!!!」
【補足的なナニか】
・この小説内の資材消費について…単位は、原作の艦これと同じモノとなっています。
・遺書の用意は済んだか?〜…「HELLSING」に登場する「ウォルター・C・ドルネーズ」の台詞、「小便済ませたか?神様にお祈りは?部屋のスミでガタガタ震えながら命乞いをする心の準備はOK?」が元ネタ。
以上、補足終了。
Q:海風はどうしてああなった?
A:大人しい娘程、溜め込みやすく、弾けるとヤベー奴になるって、それ一番言われてるから。古事記にも書かれているから(書かれているとは言っていない)。
海風が病む程提督に好意を抱くようになった理由は、まだ先になりますが本編で明かします。今暫くお待ち下さい。