・提督、皆を抱く覚悟を決める
・翔鶴、カウンセリングを受けて復活
・夕張、錯乱
ゆるゆりガチ百合、始まるよ
お前らの嫁だろ、早くなんとかしろよ
今日も鎮守府は平和です
※この小説内の季節は、8月下旬頃となっています。
嗚呼、平和だ。
とても平和だ。
俺の心は今、とても穏やかだ。
執務室の窓から海を眺めながら、胃薬を白湯で流し込む。
……うん、
「あ、あの、渡良瀬司令官」
「なんだい、
「その、えーと……」
「?」
どうした?顔を引き攣らせて。
「目と鼻と口から大量に血を流しています。今すぐ医務室に行った方が良いのでは……」
「大丈夫だよ」
ニッコリと微笑みながら、俺は吹雪に穏やかな声で返答した。
俺なら大丈夫だ。これは、余分な血液を排出する為に、目と鼻と口から血を流しているだけだから。
決して、外から聞こえる夕張と五月雨のやり取りを聞いて、出血しているわけじゃない。
『貴女の産道を通ってきた気がするんです!』
『ごめんちょっと何言ってるのか分からない』
ごめん、嘘言いました。外で夕張を追い回す、五月雨のブッ飛んだ発言を聞いたせいで、出血しています。
うん。俺も五月雨が、何言ってるのか分からない。夕張に同意するよ。
『5分程度でいいので、夕張さんの胎内に還らせてください!!』
『NO!絶対に、NO!!』
「五月雨は元気がいいなぁ」
……あっ、五月雨が夕張を押し倒して、スカートを奪った。見ちゃダメだ。目を逸らそう。
……夕張の悲鳴と、タイツが破かれる音が聞こえてきた。これ以上はマズいな。横須賀鎮守府で、五月雨のストッパー役だった吹雪に頼んで、止めてもらおう。
「吹雪、大至急五月雨を止めてくれ。やり方は吹雪に任せ──お゙お゙お゙ぼ゙ぼ゙ぼ゙ゔゔぅ゙ぅ゙っ゙っ゙っ゙!゙!゙?゙」
「渡良瀬司令官ッ!?」
いけね、吐血しちゃった。そのせいで、真っ白の提督服が真っ赤に染まってしまった。また汚しちゃった。今月で何着目だ?クリーニングに出さなきゃ。
あと、派手に吐血したせいで血液不足に陥ったからか、ふらついちゃった。あっ、これ、倒れるね。
……と思ったけど、吹雪が慌てて俺を抱きかかえて支えてくれた。
お陰で倒れずに済んだけど、吹雪の装束に俺の血がかかり、赤く染めてしまった。ごめんよ。
「医務室に運びます!気をしっかり持って下さい!!」
あー……視界がぼやけてきた。
そもそも、どうしてこうなったんだっけ?
そうだ。五月雨達が派遣されてきて、一日が経って、夕張と五月雨が知り合い──幼馴染という事が判明して、それで……ダメだ、思考が……まと……も……に……。
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side 提督
──第603鎮守府、執務室──
派遣の知らせが届いて数日後。
大規模反攻作戦開始まで、あと4日。
08:10。
「……提督、涼月さんから内線です。夕張さんが再び脱走しようとしたみたいです」
「そうか……夕張は今、何処に居る?」
本日の秘書艦、榛名が受話器から耳を離し、そう言ってきた。
「現在、早霜さんと涼月さん、時雨さんが拘束し、全身を縛って工廠のクレーンに吊るしたみたいです」
「……分かった。直ぐに行くと伝えてくれ。悪いがその間、執務を頼む」
急いで工廠に行って、夕張を説得しよう。
「了解しました」
艦娘の異動──正確には派遣だけど、知らせが届いて数日が経った。ついに、今日の14:00に派遣される。
知らせが届いて直ぐに放送を入れ、会議室に皆を集めて説明したら、多少騒ぎになったけど、直ぐに落ち着きを取り戻し、迎え入れる準備を整えた。
寝具──布団や枕、食器を購入したり。食糧を買い揃えたり。多少時間は掛かったが、迎え入れる準備は整っている。
幸いと言って良いのか分からんが、空き部屋は幾つもあるから、派遣される娘達にはそこを使ってもらおう。
余談だけど、新たに購入した寝具等の費用は、使用した金額を書類に記載して大本営に提出すれば、鎮守府の運営資金に上乗せして、支給してくれるそうだ。先日届いた派遣の知らせの書類に、そう書かれていた。
話を戻すぞ。
派遣される艦娘達を迎え入れる準備を整え、大規模反攻作戦に向けて備えている間、深海棲艦の侵攻は全く無かった。おまけに、哨戒しても駆逐イ級すら見かけなかった。
嵐の前の静けさ、って感じがして不気味に思えて仕方が無い。
皆も不気味に思っているらしく、表情が暗かった。
ただ、直ぐに気持ちを切り替えてくれたのか、今は暗い顔をしなくなった。
……そうそう。話は変わるが、派遣の知らせが届いてから、夕張がおかしくなった。
……夕張は元からおかしいだろ、って?気の所為だ。
(知らせが届いてから、何度も脱走していたなぁ……)
何故そんなに脱走しようとするのか、夕張に聞くと、
『五月雨の適性者に犯される!』
と、ガチ泣きしながらそう言われた。
詳しく話を聞こうとしたが、五月雨の名前を言う度に、震えたり。泣き出したり。新兵器を開発しようとしたり。脱走したり。
とにかく、奇行に走る為、聞き出せなかった。
……おっと、工廠に着いた。考え事をするのは、一旦やめよう。
えっと、夕張達は──居た。
「あの娘に処○膜ブチ破られる位なら、今から自分で自分の処○膜ブチ破ってやる!」
……荒れているなぁ。
漫画やアニメのように、全身を妖精さん特製ロープでグルグル巻きにされ、クレーンに吊るされた夕張がガチ泣きしながら、とんでもない事を叫んでいる。
なんか、既視感があるな。……あっ、これ、山城と榛名が異動して来るのを知った時の俺と同じだ。
あの時は瑞鶴と翔鶴、涼月、由良にとっ捕まって、吊るされたんだよなぁ。
(あの頃は、今と比べると平和だった……)
山城と榛名が来てから、かなり賑やかになった記憶がある。
サキュバスと化した榛名に、毎日襲われたり。
ゾンビ化した涼月に、毎日追い回されたり。
扶桑さんが、佐世保からカチコミして来たり。
それから、葛城達や鈴谷達、阿武隈が異動して来て、どんどん人数が増えて賑やかになって。
千歳さんが異動して来る事を知って、瑞鶴を無理矢理拉致ってバイクで実家まで逃走したり。
……懐かしいなぁ。
……懐かしんでいる場合じゃないぞ。夕張と話をして、落ち着かせないと。
「……あら、司令官」
「提督!」
「早かったね」
工廠へ来た俺に気付いた早霜と涼月、そして時雨が声をかけてきた。少しだけ疲れた顔をしているが、俺を見ると、微笑んでくれた。
「夕張を捕まえてくれて、ありがとう」
まずはお礼を言おう。
今回は早霜と涼月、時雨の三人が捕まえてくれたが、派遣の知らせが届いてから毎日、第603鎮守府に所属する皆が、夕張が脱走する度に追いかけて捕まえてくれている。
大規模反攻作戦後、残党狩りをして落ち着いたら、何処かに連れて行って、美味しい物をご馳走してあげよう。
そうそう。以前鈴谷に、資○堂のパフェをご馳走する、って約束したな。この時に約束を果たそう。
それから、千歳さん。
(千歳さんにはご馳走するだけでなく、高いお酒と、おつまみをプレゼントしてあげよう)
最近、冗談抜きで死にそうな顔をしているし。
具体的に言うと、深い隈が出来て、顔がやつれ、目が死んでいる。常時ハイライトオフになっている。
あと、夕張以上に奇行に走ったりしている。
(今は大人しくなったけど、暴走していた時の翔鶴の対応を、裏でずっとしてくれたらしいから、ストレス溜まっているんだろうな……)
これは先日、千歳さん本人が教えてくれた。正確には、愚痴ってきた、だけど。
とにかく、千歳さんのメンタルが冗談抜きで死にかけている。
翔鶴が大人しくなり、やっと平和が訪れたというのに、夕張の脱走が新たに加わり、対応に追われ、千歳さんの精神が崩壊一歩手前の所まで来ている。
ちなみに、千歳さんの奇行の内容だが、
夜中に桟橋で号泣しながらヤケ酒したり。
破棄する艤装パーツを、高笑いしながら素手で粉々に砕いたり。
談話室で「ポ○ーテールの四十」をデスボイスで歌ったり(途中、初霜が乱入して一緒にシャウトしていた)。
酒の空き瓶を装備して、演習用の的目掛けてブン投げたり。
これ以外にも、まだまだあるが割愛する。
……うん。とにかくマズい状態に陥っている。これ以上トラブルが起きたら、千歳さんが壊れちゃう。ついでに、俺の胃と精神も。
「さて、後は俺が説得する。皆は持ち場に戻ってくれ」
今日まで何度も説得してきたけど、上手くいっていない。それでも、諦める訳にはいかない。
部下のケアは、上司の仕事の一つ。夕張と千歳さん。そして、俺の胃と精神を守る為、頑張ろう。
「「「了解!」」」
三人を見送ると、工廠は静寂に包まれた。
正確には、夕張の啜り泣く声と、クレーンに吊るされたロープが軋む音が聞こえるので、完全な静寂ではないが。
「……提督」
「なんだ?夕張」
頼むから、死にそうな声を出さないでくれ。捕まえて説得する度にそんな声を聞かされてきたけど、何度聞いても心に
「提督の
「うん。落ち着いて?」
そんな事したら、俺、瑞鶴達に殺されちゃう。する気も無いけど。
………………。
13:30。
「あと30分か……」
夕張を説得し、なんとか落ち着かせ、自室に待機させる事に成功したが、
(結局、夕張から五月雨の適性者との関係について聞き出せなかった)
それに、五月雨はどんな娘なのか知る事が出来なかった。
なので、元横須賀鎮守府所属の夕立に話を聞いたら、五月雨の名前を出した途端、ニコニコ顔から一変。真顔になって「ヤベー奴」と教えてくれた。残念ながら、「何がどうヤベーのか」までは教えてくれなかった。
おいおいおい、冗談だろ?あの「狂犬」の二つ名を持つ夕立が、真顔で「ヤベー奴」って言うなんて。あと、口癖の「ぽい」を一切言わなかった。どんだけヤベー奴なの?
……うっ、考えたら胃が痛んできた。
「提督、大丈夫ですか?」
「大丈夫だ、気にしないでくれ。悪いが、白湯を用意してくれないか?」
「わ、分かりました!直ぐにご用意致します!」
胃が痛み、思わず顔を
しっかりしろ。こんなんじゃ、派遣されて来る娘達に不安を与えてしまう。さっさと胃薬飲んで、調子を整えよう。
……。
「……誰だ?」
榛名が用意してくれた白湯で胃薬を飲み、胃痛が治まったから書類を捌いていると、執務室の扉がノックされた。
急いで時計を見ると、14:00を指している。派遣された娘達が来たのかな?
『大鳳です。本日派遣された方達をお連れしました』
「入ってくれ」
来たか。
一旦書類から目を離し、万年筆を置いて入室を促すと、執務室の扉が開かれ、女性達が入室してきた。
全員が入室したのを確認し、大鳳が扉を閉めた。さて、挨拶をしないと。
椅子から立ち、派遣されてきた娘達の前に立つ。
(やべっ、緊張してきた)
……落ち着け。落ち着くんだ。軽く深呼吸して、心を落ちつけろ。
バレないよう、深呼吸。……よし、大丈夫だ。しっかりやれよ、俺。挨拶をする際、噛んだりしたら、「頼りない提督」と認識され、不信感を抱かれるぞ。
「遠路遥々ようこそ。第603鎮守府を運営する、渡良瀬準少佐です」
噛まずに言えた。
「早速ですが、自己紹介を頼みます」
履歴書を頭に叩き込んであるから、顔を見れば誰が誰なのか知っているが、一応自己紹介をしてもらう。
俺が自己紹介をするよう言うと、派遣された8名は目配せをし、俺から見て左側──有明鎮守府から派遣された名取さんと能代さんが無言で頷き、自己紹介をしてくれた。
「じ、自分は、有明鎮守府より第603鎮守府に参りました、長良型軽巡洋艦三番艦、名取と言います。ご迷惑をおかけしないように、が、頑張ります!」
自己紹介のトップバッターは、有明鎮守府から派遣された、茶髪ショートボブヘアーに、白いカチューシャを付けた女性、名取さんだ。
履歴書の備考欄に書かれていたが、人見知りが激しく、緊張しやすい性格らしい。その為か、少しだけ噛んでしまったみたいだ。
……あっ、噛んだ事を気にしたのか、顔を真っ赤にして俯いちゃった。
「同じく、有明鎮守府より第603鎮守府へ参りました、阿賀野型軽巡洋艦二番艦、能代です。よろしくどうぞ!」
名取さんに声をかけ、フォローしようか悩んでいると、赤みがかった茶髪で、太い三つ編みを左右に作っておさげにした女性、能代さんが自己紹介をしてきた。
(堂々としていて、ハキハキと自己紹介をしてくれた)
まるで矢矧みたいだ。
けど、言葉は悪いが、なんというか……矢矧ほど堅物では無さそうだ。上手く言えないけど、矢矧より穏やかな雰囲気がする。
「ふむ。では、次は我々が。私は、江ノ島鎮守府より第603鎮守府に派遣されてきた、妙高型重巡洋艦二番艦、那智だ。宜しく頼む」
能代さんが自己紹介を終えると、長い黒髪をサイドテールにした女性。那智さんが自己紹介をしてくれた。
(この人。那智さんは、ウチの足柄の実姉なんだよな……)
先日、派遣される娘達の履歴書を見せた時、足柄に教えてもらった。
それにしても、凛々しい女性だな。真面目モードの足柄以上に凛々しい。
余談だけど、足柄の纏っている妙高型重巡洋艦娘の装束と、那智さんの纏っている装束が全然違う。
第二次改装を施されると、こんな感じの装束になるのか。とてもイイ。何時になるか分からないが、足柄に第二次改装を施して着させてやりたい。
「同じく、江ノ島鎮守府より派遣されて参りました、最上型重巡洋艦四番艦、熊野ですわ。宜しくお願いします」
……おっと。那智さんの凛々しさと、装束に見惚れている場合じゃない。しっかりしろ。
続いて、栗色の髪をポニーテールにした女性、熊野さんが自己紹介をしてくれた。
その際、カーテシーをしてくれたけど、とても優雅で、お嬢様みたいだ。けど、
(鈴谷が言ってたっけ。「熊野はお嬢様キャラを作っているけど、本当はお転婆娘だ!」って)
事前に鈴谷からキャラを作っている、って教えてもらわなかったら、何処ぞの令嬢か?と思っていたよ。
「ん〜と、江ノ島鎮守府から参りました、睦月型駆逐艦七番艦、文月です。よろしく〜」
熊野さんの次に自己紹介をしてくれたのは、長い茶髪をポニーテール状に纏めたょぅι゛ょゲフン。女の子、文月だ。
この声、聞いた事がある。確か、木曾と鈴谷がウチに異動して来たた日に、江ノ島鎮守府に電話をかけた際、出てくれた娘だ。
(可愛い。癒される)
とっても可愛らしいロリボイス声だ。声だけじゃない、容姿も可愛らしい。見た所、10代前半位だ。年齢も、履歴書には1×歳と書かれてある。
「フヒッ……フヘヘヘ……」
(……おーい、長門教官。顔。顔がヤバい事になっていますよ?)
文月のほんわかオーラ(?)に癒されていると、文月の隣に立つ女性──長門教官が変な声を出した。
声だけじゃない。顔を見ると、
憲兵さん呼んだ方が良さそうだな。えっと、憲兵詰所への電話番号は──
「……ゴホン。私は、横須賀鎮守府より第603鎮守府に派遣されてきた、長門型戦艦一番艦、長門だ。宜しく頼むぞ」
受話器を取って、憲兵詰所へ電話しようとしたら、俺の行動を見た長門教官は正気に戻り、自己紹介をしてきた。今回は見逃しますが、次やったら憲兵さんを呼びますよ。
(今更だけど、長門教官の装束が、養成所時代に見た物と違う)
第二次
「同じく、横須賀鎮守府より参りました、吹雪型駆逐艦一番艦、吹雪です!宜しくお願い致します!」
続いて、セミロングの黒髪を後ろに一つに纏めた純朴そうな少女、吹雪が挨拶をしてくれた。とても真面目そうな娘だ。
夕立の話によると、吹雪は横須賀鎮守府では苦労人ポジションだったらしい。
(……あっ、ポケットに胃薬入れてる)
吹雪のスカートのポケットから、太○胃散(散剤タイプ)のラベルがチラッと見えた。なんというか……苦労しているんだね……。
「では、最後は私が。横須賀鎮守府より第603鎮守府へ参りました、白露型駆逐艦六番艦、五月雨って言います。よろしくお願いします!」
内心で吹雪に同情していると、最後の一人。透き通った青色の髪の少女、ヤベー奴もとい、五月雨が自己紹介をしてくれた。
(……それにしても、髪長いな。これだけ伸ばすのに、何年掛かるのだろう?)
五月雨は髪の色だけでなく、髪の長さも凄い。初めてだよ、髪の毛でこんなに驚いたのは。
(髪の毛のインパクトで忘れかけたが、この娘。五月雨は、ウチの夕張が死ぬほど脅える存在なんだった)
あと、夕立が真顔で「ヤベー奴」と言う存在。
どんな風に「ヤベー奴」なのか、しっかり接して見極めよう。
この時の俺は、楽観視していた。
五月雨は、
ハッキリ言う。五月雨は、言動や性癖だけでなく、戦闘力も、俺の予想を遥かに超えるヤベー奴だと、身を以て知るハメになった。
お陰で、胃薬の消費量が倍に増えちまった。
誰か……癒しを。そして、平和をください。
side 提督 out
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次回予告
提督さん、派遣された方達が来られたみたいですね?
……あっ、長門さん。お久しぶりです。
はい。由良は元気です。それにしても、横須賀から五月雨ちゃんが来ちゃいましたか……。何か、やらかさなければ良いのだけど。
……あっ、五月雨ちゃんが夕張さんを襲ってる!止めなきゃ!!長門さん、手伝ってください!!!
第95話・嘘吐き屋犯すガール
「ストーカーではありません。隠密的にすら見える献身的な後方警備です!」
【補足的なナニか】
・カーテシー…ヨーロッパの伝統的な挨拶であり、女性のみが行う。
片足を斜め後ろの内側に引き、もう片方の足の膝を軽く曲げ、背筋は伸ばしたまま挨拶をする。これは、ひざまずこうとする意思を示しているといわれる。
その他、両手でスカートの裾を摘み、軽くスカートを持ち上げて行う場合もある。
・次回予告タイトル…元ネタは「Fate/GrandOrder」に登場する「清姫」の別名が元ネタ。詳細は「清姫 FGO」で検索。
ちなみに、「清姫」と「五月雨」、「那智」、「足柄」の中の人は「種田梨沙」さんが演じている。
・吹雪…横須賀鎮守府所属、吹雪型駆逐艦一番艦、吹雪を指す。
非常に真面目で正義感が強く、融通の利かない一面がある。
問題児ばかりの横須賀鎮守府の艦娘達に振り回され、胃痛持ちになった。
・五月雨…横須賀鎮守府所属、白露型駆逐艦六番艦、五月雨を指す。
第603鎮守府所属、白露型駆逐艦四番艦、夕立曰く、「ヤベー奴」。何がどうヤベーのかは、次話で明らかになる……と思う。
以上、補足終了。