追跡鶴   作:EMS-10

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 艦○れアーケードに海風追加ktkr!
 中破させて、パンツの色や胸の大きさを確認しなきゃ。


※注意※
暴力的及び、グロテスクな描写が含まれています
非常に頭の悪い内容
頭を空っぽにしてご覧下さい
お前らの嫁だろ、早くなんとかしろよ


※この小説内の季節は、9月上旬頃となっています。



第98話・リミッター解除

 

side 提督

 

 

──第603鎮守府、沿岸付近──

 

 

大規模反攻作戦開始まで、あと二日。

15:20。

 

 

 

 今朝と比べれば雨の勢いが弱くなったが、それでも大粒の雨が大量に降り注いでいる。風が殆ど無いから、横殴りの雨になっていないのが幸いだ。

 妖精さん特製、撥水性抜群の雨合羽(あまがっぱ)を着ていなかったら、今頃全身ずぶ濡れになっていただろう。傘?そんなの使っても、濡れちまう。それ程の雨だ。

 

「同調率、バイタル共に異常ありません」

 

「了解した。引き続き、確認してくれ」

 

「はい!」

 

 防水仕様の端末を見ながら、夕張が報告してくれた。

 五月雨のせいでメンタルに深刻な被害が出ていたが、涼月と長門さん(・ ・ ・ ・)のデータを取る為、手伝ってくれと言った途端、元気になってくれた。

……ハイライトは消えたままだけど。後でちゃんとケアしてあげる。だから、頑張ってくれ、夕張。

 

 さて、何故大雨なのに沿岸付近に居るのか、説明しようと思う。

 事の発端は──

 

 

『涼月!戦速を落とすな!戦速一杯を維持しろ!恐れるな!!』

 

『はいっ!』

 

『艤装の反応速度に振り回されているぞ!その時は!』

 

『考えるな!感じろ!感じたままに動け、ですね!!』

 

『そうだ!!!』

 

 無線から、長門さんと涼月の声が聞こえてきた。とても真剣な声だ。声だけでなく、端末に映る二人の顔も、真剣そのものだ。

 

 閑話休題。

 事の発端は、五月雨がやらかそうとしたが、吹雪が艤装のギミックで土手っ腹に(・ ・ ・ ・ ・)風穴を開け(・ ・ ・ ・ ・)て阻止し、その報告を内線で受けて入渠の用意や、飛び散った五月雨の破片(・ ・ ・ ・ ・ ・)五月雨汁(・ ・ ・ ・)の後処理を指示していた11:30頃。執務室にやって来た長門さん(・ ・ ・ ・)の「涼月と演習をしたい」の一言だった。

 

 ツッコミどころなんて、何処にも無いぞ。俺が無いって言ったら、無いんだ。

 あと、吹雪が「横須賀鎮守府では日常茶飯事(・ ・ ・ ・ ・)です。挨拶みたいな(・ ・ ・ ・ ・ ・)()です」と言っていたから、ツッコミ入れちゃダメだぞ。いいね?

 それと、吹雪は天使。ヤベー奴なんかじゃない。異論は認めない。

 

 閑話休題。

……あっ、何で長門教官を“長門さん”と呼ぶ事にしたか、話していなかったな。

 さっき長門さんが執務室に来た時、「私はもう君の教官ではない。そして、君はもう提督候補生ではなく、立派な提督になったから、教官と呼ばないでくれ」と言われたから、長門さんと呼ぶ事にした。

 

 話を戻す。

 執務室に来た長門さんは、涼月に「AGP化された艤装を上手く扱えるようになりたい」と相談を受け、演習をする事にして、その許可を得る為、執務室に来たそうだ。

 

 どうやら長門さんの艤装は、涼月の艤装と似たような仕様らしい。似ているのは、反応速度と挙動だけらしいが。

 ちなみに、吹雪の艤装も、涼月と長門さんの艤装と似た仕様──反応速度と挙動をしている。履歴書に書かれてた。 

 流石にギミックは違うぞ?長門さんと吹雪のギミックは──話すと長くなりそうだから、割愛する。

 

 そうそう。吹雪があそこまで艤装を軽々と扱えるようになったのは、長門さんが付きっきりで鍛えたから、との事。長門さん本人がそう言ってた。なので、長門さんに頼む事にした。

 最初は大雨なのに演習するの?と思ったが、長門さんは考えがあるらしく、「荒れた海面でやった方がいい」と言われた。

 

 そして現在、大雨の中、涼月と長門さんの二人が演習を行っている。

 

 今更だが、涼月は艤装のリミッターを解除して演習をしている。その為、普段よりも反応速度が速く、上手く制御出来ないのか、挙動が少しだけ危うい。

 

(データを見ると、涼月はAGP化された艤装の性能を70%までしか引き出せていない)

 とは言え、以前の未改装だった頃と比べると、かなり戦闘力が増している。

 実戦でも安定して戦えて、戦果を上げているから問題は無いんだけど、涼月は満足していないから、こうして長門さんと演習をして、性能を100%引き出せるよう頑張っている。

 現在、長門さんとの演習のお陰か、演習をする前は艤装の性能を50%までしか引き出せていなかったのが、今では70%まで引き出せるようになった。

 しかし、それ以上性能を引き出そうとすると、途端に挙動が不安定に──

 

『どうした涼月!お前の実力は、そんな物か!!』

 

『o゙o゙o゙o゙o゙!"!"』

 

……わーい。涼月ちゃんがゾンビモードになっちゃった。長門さん、大丈夫かな?ま、まぁ、あの長門さんだ。きっと大丈夫だろう。

 

 

………………。

 

 

『Y゙e゙a゙h゙h゙h゙……

 Y゙e゙a゙h゙h゙h゙……』

 

「夕張、耳栓使え」

 

「アッハイ」

 

 端末から、ギミックを作動させたゾンビの唸り声が聞こえてきた。アレをやる(吼える)気だね。

 急いで耳栓を取り出し、装着。夕張は……装着したみたいだ。これで一安心。

 

『ほう……那珂ちゃん(・ ・ ・ ・ ・)と同じギミックを使う気だな?良かろう、受けて立つ!』

 

 涼月がギミック──フルフェイスバイザーをオープンさせたのを見た長門さんが、不敵に微笑みながらそう言った。

 あの、今、那珂ちゃんと同じギミックを使う気だな、って言いましたけど、何で知っているんですか?

 確かに涼月の艤装は、那珂ちゃんのギミックを参考にした物を流用していますが……。まさか、那珂ちゃんも涼月みたいにフルフェイスバイザー被ってシャウトする(吼える)んですか?

 ツッコミ入れたいけど、やめておこう。何も考えるな。

 

 それよりも長門さん、耳塞いだ方が良いですよ?以前、ソレを喰らった時雨は三半規管がやられ、ダウンしました。

 幾ら長門さんでも、まともに受けたら、タダじゃ済みませんよ?

 しかし、長門さんは不敵な笑みを浮かべ、ガ○ナ立ち──腕を組み、仁王立ちしたままで、耳を塞ごうとしなかった。あーあ、どうなっても知りませんよ?

 

 

『(△皿△)<Y゙e゙a゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙h゙!"!"!"!"』

 

 

 吼えた!ゾンビ(涼月)が吼えた!長門さん、終わったな──

 

 

『(`0言0́*)<ヴェアアアアアアアアアアア!!!!』

 

 

 長門さんまで叫ばないで!?ラ○ットハウスに下宿する女子高生の断末魔みたいな叫び声出さないで!?つーか、何で叫ぶの!?

 あと、声デカすぎ!あなたの喉、どうなってんの?涼月のは特殊マイクで声量を大幅に上げているのに、マイク等は一切使っていない長門さんは、何故ゾンビの咆哮と同等以上の声量を出して、咆哮出来るの!?あれか?横須賀鎮守府所属だから出来るのか?

 それから、咆哮が衝撃波となって全身に襲いかかって来て、ふらつく。おかしいなぁ、十数km以上離れているのに、何で此処まで衝撃波が届くの?

……胃が痛んできた。考えるのやめよう。

……あ、静かになった。

 

『そ、そんな!?何故、効かないのですか!?』

 

 涼月が呆然としている。それもそうだ。至近距離で吼えたのに、長門さんは平然と○イナ立ちをしたまま、不敵な笑みを浮かべているのだから。

 

『私はしょっちゅう、那珂ちゃんと発声練習(・ ・ ・ ・)をしている。その為、私はマイク等を使用しなくても、ギミックを使用してシャウト(咆哮)する那珂ちゃんに匹敵する声量で、叫ぶ事が出来るようになった!

 そして、それにより那珂ちゃんのシャウト(咆哮)に対抗出来るようになった!

……本題に行こう。何故、涼月のシャウトが私に効かなかったのか。それはな、

 私も叫ぶ事で、衝撃波を発生させ、涼月のシャウト(咆哮)を相殺したからだ!!!』

 

 相変わらずガイ○立ちしたまま、超ドヤ顔で何言い出すんですか。なんか、長門さんの顔に集中線が付いているように見える。

……うん、幻覚だな。一旦目を閉じて、開けて長門さんの顔を見る。やっぱり幻覚だった。

 

『ふっ……涼月、中々良いシャウトだったぞ。だが、まだまだだ。精進しろ』

 

『は、はい……』

 

 あーあ、涼月がションボリしてる。フルフェイスバイザー付けているから、顔は見えないけど、悲しそうな顔をしているんだろうなぁ。

 

『……やはり、駆逐艦娘は良いものだ(・ ・ ・ ・ ・)

 

……端末から、非常に小さいが、長門さんの危ない発言が聞こえてきた。あの、いきなり何言い出すんですか?

 

『涼月は駆逐艦娘とは思えない程、肉体が成長している。だが、やはり駆逐艦娘は駆逐艦娘。可愛い。ションボリした姿、いい。

 ふふっ……駆逐艦娘は凄い存在だ。最高だ。護衛や輸送任務で大活躍してくれる。活躍する姿を考えただけでも、胸が熱くなる。

 それだけじゃない。潜水艦の掃討が出来る。

 そして、軽巡洋艦や重巡洋艦は勿論、戦艦や空母といった格上ですら、仕留める可能性を秘めている。

 しかしだな!駆逐艦娘の凄い所はそれだけじゃない!!

 ちっちゃなお手々で主砲を持ち!

 可愛らしいあんよ()で縦横無尽に駆け回り!

 時折獲物に向けて、獰猛な笑みを浮かべる!!!

とっても可愛い!!!

 この他にも沢山あるが、一言で纏めよう。

 

駆逐艦娘は──』

 

「涼月、やれ(喰え)

 ドヤ顔のまま、何語ってんの?

 涼月、目の前のロリコン(長門さん)喰っていいよ(・ ・ ・ ・ ・ ・)

 

『了解しました』

 

『待て!最後まで言わせてくれ!駆逐艦娘はいいぞ。を言わせてくれ!』

 

 

「今言いましたね。それじゃあいいですね。ハイクを詠め、カイシャクされろ」

 

『酷い!横暴だ!泣くぞ?ビッグセブン泣いちゃうぞ!!みっともなく大声で泣いちゃうぞ!!?』

 

「夕張、俺は入渠の用意をしてくる。データ取り頼むわ」

 

「了解しました」

 

 いててて。胃が痛い。さっさと入渠の用意して、執務室に戻って胃薬飲もう。

 

 

 この後、第603鎮守府の演習海域で、ゾンビに襲われたロリコンの断末魔(ヴェアアア!)が響いた。

 余談になるが、涼月は長門さんとの演習のお陰で、艤装の性能を100%引き出せるようになった、と言っておく。

 ありがとうございます、長門さん。お礼と言ってはなんですが、先程の不適切な発言は聞かなかった事にします。憲兵さんに通報するの、やめます。

 

……遂に100%引き出せるようになっちゃったかぁ。戦闘面では安心だけど、日常生活の面で不安になる。

 追いかけられたり、襲われたらヤベー事になるなぁ。あはははは。

……今のうちに、遺書を書いておこうかな。

 その前に、五月雨に厳重注意しなきゃ。

 

 

side 提督 out

 

 

───────

────

 

 

Another side1

 

 

──大本営、技術課──

 

 

und betrogen worden!?(私は騙されていたというの!?)

 

「すまねぇ、ドイツ語(・ ・ ・ ・)はサッパリなんだ」

 

「日本のヘンターイ(・ ・ ・ ・ ・)技術(・ ・)なら、コ○マ粒子の完全再現くらい、簡単に出来るんじゃないんですか!?」

 

「○ジマは……マズい……じゃなくて。流石に完全再現は無理だよ」

 

 目の前の技術者──野原シュニン(・ ・ ・ ・)が真顔で拒否の言葉を吐き出した。

 そんな……無理なの?_____(・ ・ ・ ・ ・)姉様(・ ・)がいつも言っていた。

 

「日本の技術力はドイツに匹敵する」

「日本人は真似るのが得意」

「その気になれば、日本人はガ○ダムも。エ○ァンゲリオンも。アー○ードコアも作れる」って。

 

 だから、私の求める武器を得られると思っていた。思っていたのに……。

 

「ごめんよ、期待に応えられなくて」

 

「いえ、気にしないでください」

 無理な物は無理。これ以上わがままを言って困らせる訳にはいかないから、我慢しよう。

 

 

…………。

 

 

「Feuer!Feuer!」

 狙いは……完璧。大雨のせいで視界は最悪だけど、海上に設置された的を全て撃ち抜けた。

 流石、日本の技術。今までよりも、主砲の弾速と装填速度が上がっている。

 次に、魚雷を撃つ。これは、日本が開発した誘導酸素魚雷。

 弾速は従来の魚雷と比べ、やや遅めだけど、代わりに、標的に向けて多少追尾してくれる。

 原理は、深海棲艦の纏う艤装から発せられる、特殊な電波を探知すると、そこに向けて追尾するという物らしい。

 詳細は話すと長くなるから、割愛するね。

……当たった。指示通り、敢えて的から多少離れた所に向かって撃ったのに。

 これなら、雷撃が下手くそな娘でも当てられる。

 

(悔しいけど、武器に関しては日本の方が、技術が上みたい)

 ドイツもかなりの技術力があるけど、一歩及ばない。

 代わりに、艤装本体の技術はドイツの方が上だけど。

 

『データ採取完了。____(・ ・ ・ ・)、そこまでだ。的を回収し、上がってくれ』

 

「了解しました」

 無線に指示が入った。言われた通り、的を回収して撤収しよう。

……そういえば、この後私達が支援に向かう鎮守府が発表されるんだっけ?何処になるんだろう?

 

(あの人(・ ・ ・)の所がいいなぁ)

 三年前。日本に派遣され、大本営で迷子になっていた私に声をかけて助けてくれた、男性。

 その男性は、他の男性と違い、私のカラダ(・ ・ ・)にイヤらしい視線を一切向けてこなかった。

 自慢じゃないけど、私のカラダは、背は低いのに出る所は出て、引っ込む所は引っ込んでいる。それだから、大抵の男性は私のカラダにイヤらしい視線を向けてくる。祖国──ドイツでも。派遣された外国──イギリス(・ ・ ・ ・)や日本でも。

 なのに、その男性は、初対面なのに一切向けてこなかった。

 それだけでなく、異国の地(日本)で不安になっていた私に気付いて、不安を取り除こうと色々話してくれた。

 

 他にも色々あるけど、気が付けば私は、彼の事が頭から離れなくなっていた。

 30分にも満たない時間だったけど、彼と一緒に過ごした時間がとても楽しかった。

 また、一緒にお話したいなぁ。日本文化や、アニメーションの話を沢山したい。

 

(もし叶うなら、あの人の所に行きたい)

 けど、それは難しいかもしれない。まぁ、無理なら無理で、大規模反攻作戦が終わった後、個人的に挨拶しに行けばいいや。作戦を無事に終わらせられれば、休暇が貰えるし!

 そうと決まれば、派遣先を聞いた後、彼の居る鎮守府を調べよう!

 

(……あっ、そういえば、名前聞いていなかった。あちゃあ〜。やっちゃった)

 け、けど、顔は覚えている!時間は掛かるだろうけど、調べられる!

……けど、もしかしたら、既に提督を辞めている可能性もある。

……弱気になるな!まだ、そうと決まったわけじゃないんだから!

 

 

Another side1 out

 

 

 

───────

────

 

 

Another side2

 

 

──横須賀鎮守府、執務室──

 

 

「……そうか。分かった。伝えておく。

……話は変わるが、そっちはどうだ?何か、トラブルは起きていないか?

……昨夜、山風(・ ・)金剛(・ ・)に襲われそうになった?オイ、大規模反攻作戦開始直前なのに、トラブルを起こすな。艦娘の管理(・ ・)をしっかりしろ。俺みたいに嫌われ役をやってみたらどうだ?養豚場の豚を見るような目で睨まれながら、舌打ちや毒を吐かれるだけで、襲われる恐怖と戦わずに済むぞ?

……赤城?やめろ。その名前は俺に効く。やめろ。

……ああ、分かった。それじゃあな」

……あのロリコン野郎(小嶋准将)。赤城の名前を出しやがった。今は艤装の点検を受けていて不在だから良かったものの、赤城が此処に居たら、思考を読まれ(・ ・ ・ ・ ・ ・)、今頃俺は……俺は……。

 

「……やめ、やめだ。考えるな」

 久々の平和な時間を満喫しているんだ。妖怪ボーキサイト置いてけ空母(赤城)の事なんて考えるな。

 

……仕事するか。既に三徹しているが、休んでいる暇は無い。しかし、頭の回転が鈍い。

 ○ンエナ(緑)でも飲むか。執務室内に設置した冷蔵庫を開けると──くそっ、無い。そういや昨日、冷蔵庫にあった奴を全部ガブ飲みしたんだった。

 

 一つ言っておく。エナドリのガブ飲みは身体にとても悪い。決して真似するな。俺は特殊な訓練を受けているから何ともないが、現実でやったら、急性カフェイン中毒で死ぬぞ?

 

……謎電波受信している場合じゃない。さっさと酒保に行こう。

 それに、何時赤城が戻って来るか分からない。急がねば。

 先日、モン○ナ(緑)の摂取を控えるよう、厳重注意(意味深)された。バレたら、また厳重注意(意味深)されちまう。

 

(酒保に行き、モンエ○(緑)を2ダース購入。執務室に戻り、冷蔵庫に仕舞ったら、ロリコン野郎(小嶋准将)からの報告を大本営に伝える。書類を作成。

 その後、第08鎮守府所属、祥鳳型航空母艦二番艦、瑞鳳。白露型駆逐艦三番艦、村雨のAGP化された艤装の追加パーツの発注を行い、それから──)

 ああくそっ!やる事が多い!こんな時、赤城が居れば──いや、アイツよりも、吹雪がいい。それか、長門。

 あの二人は、俺の事情を知っていて、助けてくれる。

 早く戻ってくれないかな。

 

(……いや、あの二人が戻って来るという事は、五月雨も戻って来る。五月雨……アイツ、甘ちゃん(渡良瀬少佐)の所の夕張に懐いている(・ ・ ・ ・ ・)から、いっその事、押し付けようかな?)

 そうすれば、俺と吹雪の胃と精神に平和が訪れる。そうだ、押し付けよう。理由は適当にそれらしい事をでっち上げればいい。俺ならそれが出来る!

……落ち着け、職権を乱用しようとするな。

 

(……さっさと買って、執務室に戻ろう)

 一分一秒が貴重なんだ。ボケっとするな。

……はぁ。誰かに甘えたい。母性のある、無条件で俺を甘やかしてくれる女性が欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「母性のある女性に甘えたいのですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ……か……ぎ……」

 振り返ると、瞳孔を広げ、ハイライトの消えた瞳で俺を見つめる赤城が居た。

 色々言いたい事がある。あるが、俺はもう、何も考えない。考える事を放棄しよう。

……おい、整備士達、見世物じゃないぞ。見ているのなら、助けろ。目を逸らすな。先日、設備を一新してやっただろ?その恩を返せ。返してください。ほら、提督が困っているぞ?「この恩は、必ずお返しします!」と言っただろ?今がその時だ。ほら、早く恩を返してくれ──

 

 

 

光ちゃん(・ ・ ・ ・)、癒しが欲しいのなら、私が。いいえ!ママが癒してあげます!!!」

 

「違う、お前はママじゃない。あと、光ちゃん言うな」

 その名で呼ぶの、やめろって言ったよな?

……オイ、迫って来るな。やめろ。やめろ!やめっ──

 

 

Another side2

 

 

───────

────

 





次回予告


 涼月、おめでとう!艤装の性能を、かなり引き出せるようになったのではないか?
 これなら、どんな敵が来ても安心だ!だから、これ以上物騒な鉤爪で引っ掻くのやめて!?これ以上引っ掻かれたら、装束がボロボロになる!そうなったら、不審者と間違われて、憲兵さんのお世話になってしまう!だからやめよう!
……何?存在自体が不審者だから、問題ない、だと!?酷い!ビッグセブン泣いちゃうぞ!?
……ん?あれは、加賀?執務室で何を……提督の緊張を解す為、歌ってあげる、だと?──あっ、涼月、待って!それ以上やられたら、スッパテンコー!してしまう!!!


第99話・仁義なき執務室の戦い


「執務室はカラオケルームじゃないよ」


※某動画サイトのネタを使用する予定です。


【補足的なナニか】

・ガイナ立ち…両腕を組み、仁王立ちする姿を指す。

・ラビットハウスに下宿する女子高生…「ご注文はうさぎですか?」に登場するアホの子「保登心愛」を指す。
 中の人は、長門と同じ「佐倉綾音」さんが演じている。
 3期放送はよ

・スッパテンコー…簡単に説明すると、全裸になる事
 詳細は、各自で調べて下さい(但し、自己責任でお願い)

榊原光(さかきばらひかる)…横須賀鎮守府を運営する提督。軍人家系出身で、28歳にして大将の階級を持つ男性。声が「緑川光」さんに激似らしい。
 身長約170cm。細マッチョ。しかし、童顔。更に、女性のような可愛らしい顔をしている。それを誤魔化す為、眼鏡をかけているが、効果は無い模様。
 赤城型航空母艦一番艦、赤城の適性者とは幼い頃から付き合いがあるらしい。
 何故か艦娘達に嫌われるように立ち振る舞う。

・横須賀鎮守府…日本最強の鎮守府と言われている。大本営本部?あそこは鎮守府じゃなくて魔境だから、除外。
 横須賀鎮守府では提督と艦娘、妖精さん以外にも、憲兵や整備士、調理師。その他様々な人間のスタッフが大勢常駐している。
 横須賀鎮守府所属の艦娘達の中には、憲兵や技術士、調理師達と恋仲になっている者も居る。

以上、補足終了。
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