追跡鶴   作:EMS-10

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※警告※
R17.9
下ネタのオンパレード
とにかく頭の悪い内容
頭を空っぽにしてご覧下さい


※飲酒行為を推奨、特定の人物・団体等を誹謗・中傷する意図は一切ございません。
 予め、ご了承下さい。

※この小説内の季節は、9月上旬頃となっています。



第102話・慈悲はない

 

side 提督

 

 

──第603鎮守府、食堂──

 

 

大規模反攻作戦、一日目。

20:10。

 

 

「第二次改装を受けていれば、私だってぇ〜……」

 

「飲み過ぎだぞ、足柄。もうやめておけ」

 

「那智さんが言った通りよ。明日に響くから、その辺にした方がいいわ」

 

「千歳さん、あなたもです。何しれっと日本酒をラッパ飲みしようとしているんですか……」

 

「大丈夫よ、大鳳さん。コレ、お水だから♪」

 

「いや、ソレ、日本酒だから」

 うっとりとした顔で、あなたが抱きかかえているの、明らか日本酒ですから。アルコール入ってますから。未開封品ですから、中身は入れ替えた水です♪なんて嘘は通用しませんよ?

……あっ、こら、開封してラッパ飲みしようとしない!千歳さん、あなた、既に日本酒を一升瓶3本も空けているんだから、やめなさい。没収します!

……そんな、捨てられた子犬のような目で見つめてきても、ダメです!瞳を潤ませて、上目遣いしてもダメ!ほら、お水飲みなさい!

 

 大規模反攻作戦の一日目が無事(・ ・)終わり、誰一人欠ける事無く、全員が五体満足で帰還してから、数時間が経過した。

 

 まず、奇襲を警戒して、鎮守府正面海域で警戒・防衛してくれた第五艦隊は、敵が来なかった為、戦闘にはならなかった。

 続いて、攻略(・ ・)を行ってくれた第一〜第四艦隊。負傷者は居たが、深刻な負傷では無かったから、既に全員復帰している。

 ちなみに、一番の重傷者は阿武隈と足柄だった、と言っておく。重症と言っても、中破寄りの小破だが。

 

 まず、阿武隈。綺麗な金髪は、言葉は悪いけど、見るも無残な物になり、艦娘の装束と露出していた肌が煤まみれで真っ黒だった。勿論、入渠したら元に戻った。艤装の方も修理して元通りだ。

 何故、阿武隈があんな姿になったのか。同じ艦隊だった長門さんから理由を聞いたが……イカン胃が痛くなってきたから、思い出すのやめよう。

 

 次に足柄。後で詳しく説明するが、対空機銃(・ ・ ・ ・)を喰らいまくって、装束が所々破れ、艤装──主砲・副砲の砲身が一部、ひしゃげていた。

 撃たれた事で全身に打撲を負っていたが、入渠して完治。艤装の方も、既に修理は終わっている。

 

 閑話休題。

 

 戦闘で消費した資材だけど、弾薬の消費だけが、予想よりも遥かに少なかった(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)

 いや、あの、ウチに所属する娘達の報告書見たけど、明らか弾の消費少な過ぎない?だって、通常種──駆逐ロ級やレ級等、鬼・姫級──装甲空母()・空母棲姫。全部合わせて100隻以上撃破しているのに、何でこんなに少ない消費で済むの?ねぇ、何で?

 

 俺の疑問に答えてくれたのは、大鳳だった。

 まず、通常種の殆ど(・ ・ ・ ・ ・ ・)は、ウチに派遣されてきた娘達と、向こうの娘達。そして、ウチのヤベー奴らが、艤装の武器──主砲・副砲、魚雷、艦載機等をあまり使わず(・ ・ ・ ・ ・ ・)、近接戦闘で沈めたそうだ。

 それだけなら、「何時もの事だな(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)」で流せたけど、レ級と鬼・姫級、合わせて二十八体。日本海軍が。いや、世界中の軍関係者が「最も危険な存在」と認識している、レ級や鬼・姫級相手にも近接戦闘をガンガンやって、沈めやがった。

 しかも、やった理由が「弾を節約する為」ときた。

 

……いや、あの、その……ごめん、ハッキリ言わせてもらうね?

 君達、バカなの?「今後の作戦遂行に支障が出ないよう、節約する為に近接戦闘を行った」って、千歳さん達が言ってくれたけど、バカじゃねーの?いや、バカだな。

 いや、今後の事を考えて、弾を節約しよう!と考えてくれるのは、嬉しいよ?有難いよ?けど、危険を犯してまで近接戦闘して沈めなくていいよ。

 

 余裕を持って、負傷者をなるべく出さないよう、安全に。確実に遂行出来るよう、作戦を考えたり。

 武器・弾薬、艤装パーツ、修理設備、食糧、娯楽。その他色々あるけど、艦娘達が万全の状態で戦えるよう、物資を用意し、環境を整えるのが提督である俺の役割。

 だから、気にせずガンガン艤装──飛び道具を使って、弾薬を消費してくれ。無理して危険を犯さないでくれ。

 

 けど、皆は「無理なら、やらない。出来ると判断したら、やる」と言って、やめようとしない。寧ろ、どんどん近接戦闘をやる気みたいだ。

……うん。そうですか。それならもう、何も言わない。何も考えない。

 

「……」

 

「……どうした?足柄」

 なんだ?足柄の様子がおかしいぞ。

 グラスに入ったお酒──マッコリを凝視したまま、微動だにしない。飲み過ぎて具合悪くなったのか?いや、顔を見るに、平気そうだ。じゃあ、なんで──

 

「……コレ(マッコリ)にスルメぶち込んでイカ臭くすれば、精○になるんじゃない?」

 

「オイ」

 めっちゃ真面目な顔でマッコリを凝視したまま、下ネタ言うな。

 

 物凄い今更だが、何故俺達は食堂で酒を飲んでいるのか、説明する。

 詳細を話すと長くなるから、簡単に説明すると、足柄が那智さん達(・ ・ ・ ・ ・)のやった、装甲空母()の飛行甲板──正確には、装甲甲板だな。そこに着艦(・ ・)するのを見て、真似したら対空機銃を喰らい、真似が出来ずに負傷したのが原因らしい。大鳳が教えてくれた。

 余談だが、ウチのヤベー奴らがやったら、一切被弾しないで出来たらしい。瑞鶴とか、翔鶴とか、加賀さんとか、その他色々。

 

 ツッコミどころ満載だが、突っ込まない。スルーします。じゃないと、胃袋と精神に被害が及ぶからな。俺は学習した。

 話を戻す。真似出来なくて落ち込んでいた足柄を励ます為、夕食後に飲まないか、と誘った。

 

 最初は俺と足柄の二人だけで飲む気──俺は胃を痛めているから、酒は一切飲まずに、足柄だけにそこそこお高い酒を飲ませて愚痴を聞く予定だった。

 しかし、酒を飲むという単語を聞き付け、我が第603鎮守府一の酒豪──千歳さんが参戦。

 更に、派遣されてきた娘達の中で、酒好きを自称する那智さんも参戦。まぁ、那智さんは酒を飲むより、足柄を慰める目的で参加したから、殆ど飲んでいないが。

 そして、飲む事を聞き、俺だけだと呑兵衛共(足柄達)の勢いに負けて、精神的に大破(・ ・ ・ ・ ・ ・)する恐れがあるからと、ストッパー役として大鳳も参戦。

 

 その結果、俺と足柄、千歳さん、大鳳、那智さんの5人で飲む事になり、今に至る。

 

(摩耶と由良も酒好きだから、参加すると思ってたんだけど──)

 千歳さん達が参加する事になったから、声を掛けたけど、摩耶と由良は、飲む気になれないと言って辞退。

 その結果、さっき言った5人で飲む事に──

 

「いや、○子になるわ。間違いなく精○になる。実物を見たり、臭いを嗅いだ事は無いけど」

 

「お水飲もうね?」

 足柄、あなた、酔っているのよ。顔が赤いよ?ほら、お水飲んで理性取り戻して?

 知ってるか?酒──アルコールを摂取したら、摂取したアルコールと同量以上の水を飲まないと、アルコールが身体に残り続けて、悪い影響──二日酔いになったり、肝臓を痛める原因になるんだぞ?昔、地元に住んでた時、近所の酒屋のおじさんが言ってた。何年も前に聞いた話だから、うろ覚えで所々間違ってるかもしれないけど──

 

「そうだ!提督、ちょっと主砲(・ ・)から精○ぶっ放してくれないかしら?」

 

「お水飲みましょう。ほら、飲んで?」

 理性取り戻して、デキる女(・ ・ ・ ・)モードになって?ほら、早く飲んで?飲みなさい。

 

「瑞鶴が来てから今日まで。数ヶ月も出してないんでしょ?提督は気分転換出来て、私は精○の形と臭いを確かめられる。一石二鳥ね!」

 

「大鳳、この酔っ払い止めて?」

 うん、無理。俺じゃ止められないね。だから大鳳、足柄を止めてくれ。ほら、早く止めて──

 

「何!?貴様(・ ・)、数ヶ月もオ○ニーしていないのか!?」

 

「那智さん、落ち着いてください」

 いきなり卑猥な単語を、大声で言わないでください。

 

「マズい。それはマズいぞ、渡良瀬司令。野郎()のチ○コは小まめに勃○させないと、サイズが縮むと医学的に証明された」

 

「何ですか、それ。初耳なんですけど」

 噂とか聞いた事無いんですが。

 

「それもそうだ。先日発表されたばかりだからな」

 

 ほぇ〜、そうなんだ(小並感)

……あっ、何でそんな事を知っているんですか?というツッコミは入れないよ?うん。右から左に流してやる。

 

「……だから、小さかったのね」

 

「大鳳さん?」

 小声で言ったけど、聞こえたよ?それと、やめよう?少し前、翔鶴が娼鶴(・ ・)だった時に襲われ、下半身CAST OFF(スースーブラブラ)して皆に見られた事件の話するの、やめよう?思い出すだけで心が折れて、精神崩壊しそうになるから。

 

「ナンデモナイデス」

 

 よし、黙ってくれた。ごめんよ、大鳳。おっかない声出して。

 

「ふむ。今の大鳳の発言を聞くに、貴様(・ ・)と大鳳はヤッた(・ ・ ・)のか?」

 

ヤッてません(・ ・ ・ ・ ・ ・)

 ヤりそうになった事なら、何度かありますけど、全て未遂で終わっています。

 

 

「大鳳さんとヤッた(・ ・ ・)のですか!?」

 

 

「榛名、夜遅いんだから、大声出さないで?」

 突っ込まないよ。食堂の天井から榛名が飛び降りてきた(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)けど、何も言わない。何も考えない。考えるな、感じろ。

……いや、なんか違うな。とにかく、俺は深く考えない。どうして天井に居たの?とか。何時から居たの?とか。

 今までは深く考え、ツッコミ入れていたから、胃袋と精神にダメージが入った。全部右から左に流せ。

 

 

何時(いつ)何処で!どんな風にヤッたんですか!!?」

 

「まぁまぁ、榛名。落ち着いて。1杯飲みな(・・ ・ ・ ・)?」

 そんなに興奮すると、寝れなくなるよ?ビールでも飲んで、リラックスしな?ほら、注いであげるから──

 

 

「おっ○い飲みな!?準は、母○を出せるの!!?」

 

 

「俺、男だから○乳を出す事は出来ないよ」

 娼鶴(・ ・)、君も榛名と同様、天井から飛び降りて(・ ・ ・ ・ ・)きたけど、どうやれば──うん。突っ込むな。流せ。サキュバス(榛名)娼鶴(・ ・)だから出来た、と考えよう。

 あと娼鶴(・ ・)、一応まだ仕事中だから、役職名で呼んで?ほらほら、興奮しない。まぁ、1杯飲めや。ビール注いでやるからさ。

 それと、聞き間違い酷いな。耳掃除してるか?今度してあげようか?

 

「でも、ち○ち○から○乳(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)を出せるでしょ?」

 

「出せないよ」

 千歳さん、謎のパワーワードを作らないでください。なんですか、チ○コから母○を出せる、って。ソレ、○乳じゃなくて精○です。

……イカン、ツッコミ入れてしまった。流せ。流すんだ。

 

「いいえ!男でも○首から○乳を出す事は可能よ!」

 

「どうやれば出せるんだ?」

 もう止めないよ。好きに言わせてやる。だから足柄、教えてくれ。どうやれば、男の乳○から母○を出せるようになるんだい?

 

「まず、ミ○キーを用意します」

 

「ミル○ーって、お菓子の?あ・・・」

 

 千歳さん、何か察したみたいですが、何を察したんですか?気になるけど、足柄の話を聞くことに集中しよう。

 

「次に、○ルキーを熱して、トロットロにします」

 

「ミ○キーを熱して、トロットロにする」

……あっ、分かっちゃった。けど、言わないでおこう。最後まで言わせてあげよう。

 

「そして、トロットロにしたミ○キーを、提督の乳○に塗りたくる。

 説明が前後しちゃったけど、ミ○キーはママの味って、不○家が言ってるでしょ?」

 

「言ってるね」

 公式ホームページでしっかり言っている。正確にはキャッチフレーズだけど。

 

「つまり、ママの味=○乳。ミ○キーを○首に塗れば、母○を出した事になるわ!だから、男でも母○を出せる!ママになれる!あと、処○膜ブチ破られていない女性でも、ママになれる!」

 

「○二家さんと、ミ○キー愛好家の方々に土下座して謝りなさい」

 確かに、不○家さんが「お母さんの愛情や、○乳の懐かしさをイメージして作ったので、“ミ○キーはママの味”というキャッチフレーズにしました(意訳)」と言っているけど、邪な意味は全く込められていないよ。だから、謝りなさい。

 

 

「ミ○キーを胸に塗りたくれば、私もママになれるのですね!?」

 

 

「涼月、床の修繕費、君の給料から天引きするね?」

 食堂の床下から床を頭でブチ破って、瞳孔カッ広げながら、こっち見ないで?

 俺、最近良くオギャるから、君は俺のママになりたがってるみたいだけど、俺より歳下の娘にオギャると犯罪臭が漂うからしないよ。

……先日、夕立にオギャっていただろ?知らないなぁ。

 

「冷蔵庫にミ○キーあったから、温めるね?弱火でやるから、少し時間掛かるかも」

 

「温めなくていいよ、瑞鶴」

 厨房に立って、ミ○キーの梱包を解いて、1袋全部鍋にブチ込んで火にかけないで。やめよう?ねぇ?……やめてくれない。

 

……いいぜ。そっちがその気なら、やってやるよ。

 今まで数え切れない程、色仕掛けされたけど、決して手を出さなかった。

……触ったり、押し倒したり、キスしたりしただろ?記憶にございません。

 

 今まで手を出されなかったから、今回も慌てたり、逃げるだけでナニ(・ ・)もして来ないと、油断しているんだろ?

 今回も襲われずに、襲えると考えているのなら。無事で居られると思っているのなら──

 

その幻想をぶち犯す(・ ・ ・ ・)

 

 今の俺は紳士的だ。襲ってやるよ。

 今の俺はマジだ。本気と書いてマジと読む。そんな状態だ。

 

 今までは常識人──ツッコミ役だったが、今日。今、この瞬間から、俺もそっち側(ヤベー奴)になってやる!大鳳達、常識人達に迷惑をかける?知るか!もう抑える必要は無ェ。もう遠慮しねェ。俺もはっちゃけてやらァ!!覚悟しろよ。あはははははははは!!!

 

……覚悟、完了。

 さて。この場に居る、足柄と那智さん。そして、千歳さんと大鳳以外全員、襲ってやる。

 憲兵=サン?知るかッ!

 憲兵妖精=サン?知るかッ!

 運営=サン?知るかッ!

 ンなもん、何も怖くねェ!!

 やるったら、やるんだ!!!

 心と身体が軽い。胃が痛まない。こんな気持ちになるの、初めてだ。もう、何も怖くない……。

 

 

 

行くぞコンニャロー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この後、滅茶苦茶瑞鶴達を襲った(ノーザンライトボムした)

 

 余談になるが、騒ぎ過ぎたせいで、寝ていたのに起こされて不機嫌になった、マジギレ状態の加賀さんに、俺を含む食堂で騒いでいた全員がツームストンパイルドライバーをぶちかまされたけど、千歳さん以外の全員の首が180°反転する程度の軽傷で済んだ(・ ・ ・ ・ ・ ・)

 流石、千歳さん。なんともないぜ。今度、どう鍛えれば、加賀さんのツームストンパイルドライバーをぶちかまされても、首が180°反転しないのか、聞いてみよう。

 

 

 

 

───────

 

────

 

 

 

 

──第603鎮守府、会議室──

 

 

大規模反攻作戦二日目。

03:40。

 

 

「──以上が、今回の第二目標だ。とにかく、深海棲艦を見つけ次第、殺せ。見 敵 必 殺 ! !」

 昨夜、足柄達と飲み会してから、色々おかしくなっている。なんつーの?理性というか、そういった物が壊れた感じがする。

 

 昨晩、マジギレした加賀さんにツームストンパイルドライバーをぶちかまされて、首が180°反転したけど、気合いで(・ ・ ・ ・)元に戻した(・ ・ ・ ・ ・)

 お陰で俺の首は正常に戻ったけど、首が少しだけ痛い。

 妖精さん特製湿布を貼っているから、首を動かす事が出来るが、貼らなかったら今も激痛に襲われ、まともに動かせずにいただろう。

 

 閑話休題。

 

……あれ?一部の娘達を除いて、驚いたような顔をしている。どうしたの?

 

「あ、あの、提督。発言の許可を」

 

「許可する」

 なんだい?大鳳。

 

「その……もっと細かい指示は、無いのでしょうか──」

 

 

「無い」

 さっき指示した通りだよ?

 

 第二目標は、ウチの娘と派遣されてきた娘達だけの艦隊で、第603鎮守府から近い__海域でド派手に暴れ、敵の注意を引いている間に、向こうの娘達が、もう一つの敵の補給地──敵棲地を攻撃する、という物。

 かなりの激戦になるが、ウチの娘達と派遣されてきた娘達なら、大丈夫だろう。なんてったって、ヤベー奴らなのだから。

 

 俺はもう、心配しない。殺しても死なないような、ヤベー奴らを心配すると、俺の胃袋と精神が死んじまうからな。あはははは!!!

 

……あ、勿論、ただド派手に暴れれば良いわけじゃないから、ちゃんと作戦を考えて指示を出したよ?内容は長くなるから割愛。

 

「で、ですが──」

 

「大鳳、俺は命令を下したぞ。何も変わらない!!

見敵必殺!見敵必殺(サーチ&デストロイ)だ!!

 深海棲艦は、見つけ次第、殺せ。

 逃げる奴は、訓練された深海棲艦です。地獄の果てまで追い掛けて、殺しましょう。

 逃げない奴は、よく訓練された深海棲艦です。今すぐブチ殺しましょう。OK?(殺ってくれるな?)

 

 

「「「「「「OK!!!(殺ってやる!!!)」」」」」」

 

 

「良い返事だ」

 一部の娘達を除いて、全員良い返事をしてくれた。

……どうした?大鳳。頭なんて抱えて。あと、吹雪も。俺、何か変な事言ったか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 この後、出撃した皆は、滅茶苦茶深海棲艦をブチ殺した。

 うん。もう何も言わない。考えない。

 嗚呼……今日も第603鎮守府は平和です。

 

 

 余談になるが、吹雪の胃薬を服用する頻度と量が増えたらしい。ごめんよ、吹雪。苦労をかけて。

 だが俺は、はっちゃけるのをやめない!!

 

 

side 提督 out

 

 

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────

 

 

Another side1

 

 

──大本営本部、執務室──

 

 

「──以上だよ」

 

「……そうか。報告、ご苦労」

 覚醒種(・ ・ ・)の数が増えたな。大規模反攻作戦に参加している鎮守府から、報告が幾つも(・ ・ ・)上がっている。

 

(このままでは、奴ら(深海棲艦)に押し負けてしまう)

 近年、覚醒種(・ ・ ・)が増加傾向にある。

 6()年前(・ ・)に初めて確認されて以降、1年に1隻か2隻しか確認されていなかった覚醒種(・ ・ ・)が、ここ数ヶ月(・ ・ ・)で、かなりの数が確認されるようになった。

 

 従来の奴らは、戦闘中に進化(・ ・ ・ ・ ・ ・)。例えるなら、駆逐イ級ノーマルクラスが、駆逐イ級エリートクラスになる、なんて事は無かった。

 

(しかも、ただ進化(・ ・)するだけではない)

 動きが更に洗練された物になり、瘴気(・ ・)が同じ艦種よりも大幅に増し(・ ・ ・ ・ ・)、艤装──主砲や魚雷等による攻撃が効き辛くなる。

 現に、普通の(・ ・ ・)イ級には、一発でも当たれば一撃で撃破出来た武器──酸素魚雷でも、進化して(・ ・ ・ ・)覚醒種(・ ・ ・)となったイ級に数発直撃(・ ・ ・ ・)させても、平然としていた(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)そうだ。

 

 幸い、その覚醒種(・ ・ ・)は、艦娘側に覚醒者(・ ・ ・)が居た為、撃破する事が出来、対応した艦娘達から轟沈者(死者)は出なかったと、報告を受けている。

 

 閑話休題。

 

 技術課(変態共)の解析班達によると、艤装に込められた妖精さんの加護が、覚醒種(・ ・ ・)になった深海棲艦の瘴気(・ ・)食い破る事が(・ ・ ・ ・ ・ ・)出来ず(・ ・ ・)本体に有効打(・ ・ ・ ・ ・ ・)を与えられなかったのが原因らしい。

 

 我々はこの報告を聞き、進化した深海棲艦を、覚醒種(・ ・ ・)と呼称する事にした。

 大規模反攻作戦中だが、これ以上隠すわけにはいかない。正式に発表しよう。

 様々な混乱が起こるだろうが、何も知らせぬまま、というわけにはいかない。

 

 幸いと言って良いのか分からないが、今の所、覚醒種(・ ・ ・)が出現する海域を担当している鎮守府には、覚醒種(・ ・ ・)に対抗出来る艦娘が居る。

 

(対抗出来る艦娘を調べた所、此処(大本営本部)の艦娘達と同じ、覚醒者(・ ・ ・)だった)

 しかし、数が圧倒的に少ない。それに、覚醒者(・ ・ ・)の居ない鎮守府が、覚醒種(・ ・ ・)と遭遇してしまったら──

 

 

「お〜い、眉間にシワ寄ってるよ、にーに(・ ・ ・)?」

 

「……島風(・ ・)、一つ聞くぞ。何故君は、私を“にーに(お兄ちゃん)”と呼んだのだ?」

 

「ん〜?元帥(・ ・)が眉間にシワ寄せてたら、“にーに(お兄ちゃん)”って呼べば治る、って教えてもらったから、呼んだの♪」

 

「……そうか。して、それを教えたのは誰だい?」

 

綾波さん(・ ・ ・ ・)

 

「綾波型駆逐艦一番艦、綾波。今すぐ執務室に出頭しなさい。繰り返す。綾波、今すぐ執務室に出頭しなさい」

 あのバカ()……島風に変な事教えやがったな。今日という今日は許さぬ。

……というか島風も実践するな。君は結構良い歳(・ ・ ・ ・ ・)だから、正直言って、“にーに”と呼ばれるのはキツい──

 

「万力でキ○タマ潰すね」

 

「やめてください死んでしまいます」

 思考を読まれていた(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)

 やめて?やめなさい?やめーや!!!

 

「大変そうだね、“にーに?”」

 

「助けろ、綾波」

 何時の間にか執務室に綾波(バカ妹)が居るが、毎度の事だから、一々ツッコミは入れない。

 お前が原因でこうなったんだぞ。さっさと助けろ。あとお前が“にーに”って言うと、吐き気がする。キモい──

 

「島風さん♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

殺れ」

 

 

 

「イエスマム」

 

__(・ ・)!助けてくれ!」

 

 

 

 危うく万力で○ンタマを潰されかけたが、我が大本営本部最強の艦娘、__(・ ・)が島風と綾波を瞬殺(・ ・)し、助けてくれた為、女にならずに(・ ・ ・ ・ ・ ・)済んだ、と言っておこう。

 

 

Another side1 out

 

 

───────

────

 

 

Another side2

 

 

──大本営・技術課、試験棟──

 

 

「見せてみな、お前の力をさ」

 

「誰か、主任を止めてください!」

「主任がご乱心!ご乱心でござる!」

「主任!これ以上出力を上げないでください!」

 

「ギャハハハハハ!!だいじょ〜ぶだって!この程度の出力で壊れないよう、造ったからさァ!」

 だから、何も問題無い。恐れる必要も無い。ほら、さっさとヒュー○キャノンのデータを取って?

 

 

………………。

 

 

「ここ数ヶ月、覚醒種(・ ・ ・)の出現数が増えている、か……」

 パツキン(金髪)お下げのドイツ娘(・ ・ ・ ・)用に造っているヒ○ージキャノンのデータ取りが終わって休憩しようとしたら、大淀さん(・ ・ ・ ・)からとんでもない事を教えられちまった。

 

(対抗出来る覚醒者(・ ・ ・)が少な過ぎる。何とかしないと)

 覚醒者(・ ・ ・)でなくても、艤装に特殊改装(・ ・ ・ ・)を施して、AGP化(・・・ ・)させてるけど、日本全国に居る艦娘全員分を用意するには、まだまだ時間が掛かる。

 

(従来の艤装だと、艤装の力(・ ・ ・ ・)艦娘の力(・ ・ ・ ・)合わせたオーラ(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)を、主砲の弾や魚雷に纏わせて撃つけど──)

 艤装から放たれた瞬間から、オーラが減衰(・ ・)しちゃうんだよね。

 理由は、空気中に漂う、化け物共が放出する目に見えない瘴気のせいさ。

 

(今までは減衰しても、化け物共が纏う瘴気を問題無く喰い破れた(・ ・ ・ ・ ・)けど、覚醒種(・ ・ ・)の瘴気を喰い破る(・ ・ ・ ・)には、足りない)

 けど、直接オーラを(・ ・ ・ ・ ・ ・)ブチ当てる。つまり、近接攻撃(・ ・ ・ ・)を当てれば、瘴気を喰い破る(・ ・ ・ ・)事が可能になる。

 

 けど、遮蔽物の無い海上で、飛び道具を持つ化け物共にそんな事をすれば、撃ち抜かれる。

 そ・こ・で!安全に。そして確実に近接攻撃を行えるように、艤装に特殊改装(・ ・ ・ ・)を施すのさ。それが、AGP化。

 

 けど、幾ら安全に行えるように特殊改装(・ ・ ・ ・)を施しても、扱う艦娘の技量が──

 

 

「主任、休憩時間、そろそろ終わりますよ〜?」

 

「──あいよ〜!すぐ行く!」

 え〜、もう?……しゃーねぇ。お仕事しますか。

……えっ、続きが気になる?まぁまぁ、近いうちにまた話してあげるからさ、我慢して?んじゃ、またね〜!

 

 

Another side2 out

 

 

───────

────

 





次回予告


 こちら、第8492離島鎮守府、小嶋准将です。渡良瀬提督、ありがとうございます。そちらの艦娘達が陽動してくれたお陰で、無事に敵の補給地を壊滅させる事が出来ました。
……さて、渡良瀬提督。第三目標ですが、別海域に居たレ級が6()、これから攻略する__海域に集結した事が判明しました。
 尚、集結した6()のレ級は、全てフラグシップクラスです。
……正直に言います。とてつもなく、厳しい戦いになります。
 そして……言いたくありませんが、覚悟を決めてください。

 誰かが轟沈(死亡)する可能性が、ある事を。


第103話・覚醒種


「おい、返事をしろ!目を開けろッ!!諦めるなッッ!!!死ぬなッッ!!!」



※次話は、暴力的・グロテスクな描写が盛り沢山になる予定です。


【補足的なナニか】

・マッコリ…お酒の一種。

・ミルキー…不二家さんの人気商品の一つ。練乳をたっぷり使った乳味(・ ・)豊かな味わいはクセになります。
 疲れ過ぎてバブみを感じてオギャりたい時に舐めれば、赤ちゃんに戻った気分を味わえます。多分。

・見 敵 必 殺 ! !…元ネタは「HELLSING」に登場する「インテグラ」が言い放った台詞。

・逃げる奴は訓練された〜…元ネタは、映画「フルメタル・ジャケット」で「ハートマン軍曹」が言い放った名言。

・ヒュージキャノン…隊長、仲間はずれはよくないなぁ。オレも入れてくれないと。
 元ネタは、「アーマード・コアⅤ」に登場するオーバード・ウェポン。
 別名、主任砲(・ ・ ・)

・覚醒種…進化した深海棲艦を指す。詳細については、現段階では何も語れません。ご了承下さい。

・覚醒者…覚醒した艦娘を指す。詳細については(ry

以上、補足終了。
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