何時の間にか、投稿から8ヶ月が経っていました。
ここまで続けられたのは、皆様のコメントや評価のお陰です。
そして、誤字・脱字の報告をして下さる方々。本当にありがとうございます。
まだまだ話が続きそうですが、決して失踪せず、完結させますので、宜しければ今後もお付き合い頂ければと思います。
最後に一言。瑞鶴はいいぞ。
読者の皆様にご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ございません。
グロテスクな描写が含まれています
少し、シリアス
※この小説内の季節は、9月上旬頃となっています。
「おい、返事をしろ!目を開けろッ!!諦めるなッッ!!!死ぬなッッ!!!」
「落ち着きなさい、摩耶さん。まだ間に合うわ」
「千歳さんの言う通りです。冷静になってください。
……夕張さん、落ち着いて。焦らなくていいから、艤装との接続を解除してください」
「由良……そう言われても、落ち着けないわよッ!!こんなにも、血が……それに、顔が!!!」
「退きなさい、夕張さん。私がやるわ。由良さん、あなた、
「えぇ、
──嘘、だろ……。
俺は信じられなかった。
……いや。正確には、信じたくなかった。
……夢だ。きっと、夢だ。そうだ。そうに違いない。
こんなの、現実じゃない。夢だ。夢なんだ。
だって、出撃前はあんなに元気だった。
帰ったら、一緒に音楽を聴くと、約束したんだ。
嬉しそうに満面の笑みを浮かべ、元気よく出撃した。
なのに、今は──
全身を血で真っ赤に染め。
死んだ人のように、
ストレッチャーの上に横たわっている。
夢だ。
だって──
瞼が閉じているが、目は、ある。
けど、
こんなの、現実じゃない。
だから──
これは、夢なんだ。
「はつ……しも……」
夢なのに、何故、血と硝煙の匂いが鼻腔を刺激するんだ?
「初霜……」
夢なのに、何故、涙を流した感覚があるんだ?
「初霜オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォッッッッ!!!!!」
夢なのに、何故、叫び声を出した喉が痛むんだ?
──────────────
side 提督
──第603鎮守府、執務室──
大規模反攻作戦
08:20。
「提督、確認をお願いします」
「あいよ」
待機組の一人、初霜がそう言って、書類を差し出してきた。
どれどれ……誤字・脱字、記載漏れ、無し。それに、字も綺麗。俺よりも綺麗だな。どうやりゃこんな綺麗に字を書けるようになるの?
字書きドリルとか買って練習しているけど、一向に綺麗に書けない。もっと努力しないと。
「あ、あの、何か、不備がありましたか?」
「……ん?ああ、不備なんて無いぞ。字が綺麗だから、思わず見とれていたんだ」
書類に書かれた綺麗な字を凝視していたら、不備があったのでは?と勘違いした初霜が、心配そうな顔をしながら聞いてきた。ごめんよ、不安にさせて。
「そ、そんな!私の字は、綺麗なんかじゃありませんよ」
「謙遜する事は無い。本当に綺麗だから、もっと自信持ちな?」
初霜は謙虚で、とても
「あ、ありがとう……ございます……」
頬を赤らめて、嬉しそうにはにかんでる。可愛い。天使だ。
スイッチが入ると、ロックな思考・言動でアグレッシブになり、深海棲艦を
他のヤベー奴らも、そう認識して受け入れる事にしたから、大分胃袋と精神に負担が掛からなくなった。
だから、
閑話休題。
(資材に余裕はある。主砲の砲身や、魚雷発射管等も、まだまだストックがある。
食糧は……肉や魚、野菜。それから、調味料はまだまだ余裕があるけど、米の残りが少なくなってきたな)
少なくなってきた、とは言っても、
けど、大規模反攻作戦はまだまだ続く予定だから、ウチの娘達の誰かに頼んで、買い出しをしてもらう──
(出撃で疲れているのに、頼めるかよ)
出撃組は、通常種──空母ヲ級等や、鬼・姫級──装甲空母
防衛組は、此処に侵攻してくるかもしれない深海棲艦に備えて、常に緊張状態に包まれながら防衛してくれているから、疲れている筈。
つまり、艦娘皆は疲れている。だから、
(椅子に座って、書類を捌いたり。ふんぞり返って、偉そうに指示を出しているだけの俺が行くべきだな。よし、そうと決まれば俺が一人で買い出しに──)
……待て待て。小嶋提督から緊急の連絡が来た時どうすんだよ。ダメだ。
……そうだ、通販で買えば──待て。近くのスーパーで買うよりも高くなる。
(昔、ソレが原因で大本営に注意されたんだよなぁ……)
提督になったばかりの頃。買い出しに行くのが面倒だから、通販で食糧を購入し続けていたら、ある日、大本営の事務課から「人数の割に、食費が掛かっている」と電話が来て、理由を話したら、「無駄遣いをするな。節約しろ」って怒られたんだよな。
それ以来、節約する為、近くのスーパー等で買うようにしている。
……まぁ、一度くらいなら大丈夫だろ。大規模反攻作戦中で、買い出しに行く余裕が無かった、とでも言えば、何とかなるだろ。それでもし怒られたら、その時はその時だ。
閑話休題。
大規模反攻作戦開始から、七日が経った。
五日前、
その結果、なんと!レ級や鬼・姫級を含む、50隻以上居た敵哨戒部隊を、一時間掛からずに殲滅してしまいました!
更に、増援としてやって来た、100隻近くの深海棲艦達を、
最高だぜェ、お前らァ!!最高にイカれてるぜェ!!!(褒め言葉)
余談になるが、
流石、精鋭鎮守府。負けてられん。
……張り合おうとして、どうする。無理させるな。
戦果を挙げる事は大事だが、無事に生きて帰る事の方が、もっと大事だ。
俺は常識を捨てて、ヤベー奴側になったが、良識まで捨てていない。無理な戦闘・進軍、ダメ、絶対!引く時は引く。
閑話休題。
ちなみに、負傷者は秋雲と早霜、海風、早霜、夕張、矢矧、山城、摩耶、鈴谷、大鳳の10人が、中破寄りの小破をした。重傷者が居なくて安心したよ。
まぁ、とんでもない数を相手したけど、軽々と捻り潰してくれた。
これが普通なんだ、と受け入れる事にしたから、ツッコミは入れないよ?何も考えないよ?そんな事したら、胃袋と精神にダメージ負っちゃう。
俺は、常識人──ツッコミ役をやるのは、もうやめた。俺は常識人をやめるぞ!ジ○ジョーッ!
だから──
(大鳳ゥ。吹雪ィ。おめェらも、常識人ぶるのやめて、
ふへへっ……こっち側の
海風ェ。夕張ィ。矢矧ィ。摩耶ァ。鈴谷ァ。精神崩壊し掛かっているが、こっち側に来りゃァ、楽になれるぜェ……?ほォら……おいでェ……?
山城ォ……は、こっち側に
秋雲ォ……早霜ォ……こっち側に興味持っているみたいだなァ……いいぞォ……こっち側はいいぞォ……?おいでェ……?
さァ……皆でヤベー奴になって、毎日はっちゃけようやァ……。いらっしゃい?早くこちらにいらっしゃい?
……謎の電波を受信しちまったァ。けど、気にしなァい。
(考えるな、感じろ。
此処、第603鎮守府では、常識に囚われてはいけないのです!あるがままを、受け入れるのです!
艦娘達の戦い方は、
深海棲艦に
深海棲艦を
これらが
砲雷撃や、航空攻撃は
……あっ、
……チェーンソーで思い出した。鈴谷の奴、全然チェーンソー使ってくれない。使おうよ、せっかく取り付けたんだから。熊野さんだって、「ヒャア!」って言いながら、楽しそうに
あと、すんげぇどうでもいい事だけど、
……アホな事考えてる場合じゃないよ。仕事しないと。
閑話休題
(第三目標を開始するのは、明日からだ)
第二目標達成後、小嶋提督から連絡が来たけど、
その為、補給地を壊滅され、補給が出来なくなり、更に、戦力が激減した事で、敵はかなり混乱状態に陥っているそうだ。
なので、敵が体制を整える前に、第三目標の__海域に居る、
しかし、いざ第三目標を
現在、第一〜第三艦隊の18名が三段階の防衛網を敷いて警戒してくれているが、今の所、深海棲艦の侵攻は確認されていない。
小嶋提督からも、「本土へ向けて侵攻する深海棲艦が居なくなった」と報告が来ている。
──無線が入った。
『こちら、第一艦隊旗艦、長門。定時連絡。異常なし』
「了解。引き続き、警戒を行ってください」
第一艦隊は、異常なし、と。
……また無線が入った。第二艦隊の旗艦、能代さんからだった。こちらも第一艦隊同様、異常なし。
少し間を置いて、第三艦隊の旗艦、熊野さんからも無線が入った。こっちも異常なし。
……昨夜までドンパチしていたのに、こうも静かだと、なんか不気味だな。
……おっと。急いで小嶋提督に報告しないと。
この後、小嶋提督に深海棲艦の侵攻が確認されなかった事を報告し、小嶋提督からも、偵察の結果──第三目標の__海域周辺の深海棲艦達の規模や編成を教えてもらった。
どうやら今の所、規模や編成は、以前確認した時と変わっていなかったそうだ。
それと、本土に向けて侵攻する深海棲艦は確認されず、予定通り明日、第三目標を
いよいよか。
__海域には、
数は
何時ものように、油断せず戦うよう、ブリーフィングで伝えよう。
………………。
「さて、これで書類が全部片付いた。手伝ってくれてありがとう、初霜」
小嶋提督と連絡を取り合ってから約一時間後。書類を捌いたが、初霜が優秀なお陰で、予定よりも早く終わらせる事が出来た。本当にありがとう。
「いえ、お役に立てたのなら、光栄です」
「あとは俺がやるから、初霜は休んでくれ」
「お手伝いしますよ?」
「いや、大丈夫だ。休んでくれ。休む事も、立派な仕事だぞ?緊急招集があるまで、自室で待機──休憩してくれ」
ただでさえ、出撃や艤装の手入れ──修理が終わった艤装に、不備が無いか確認作業をしたりと、かなり忙しく、疲れている筈なのに、疲労した様子を一切見せない、天使のスマイルを浮かべ、手伝うと言ってくれた。
しかし、俺はやんわりと断った。
「……了解しました。初霜、自室待機します」
……すんごい悲しそうな顔してる。初霜の事を思って休むよう言ったんだけど、そんな顔されると、なんか、悪い事した気になる。
……そうだ!
「なぁ、初霜」
「……はい、なんでしょうか?」
「悲しそうな声出さないで……じゃなくて。さっき、自室待機して休むよう言ったけど、一つ、頼みたい事が──」
「なんなりとお申し付けください!」
俺が言い終わる前に、しょんぼりとした悲しそうな顔から一変。初霜は瞳をキラキラさせ、とても嬉しそうな顔で俺を見つめながら、「申し付けてください!」と言ってきた。可愛い。
……何故だろう?初霜に尻尾が着いて、左右に勢いよく振る幻覚が見える──しっかりしろ。
「気分転換に、
「落ち着いて?あと、顔が近いよ?」
執務机に手を着いて身を乗り出し、椅子に座る俺に顔を近付けながら、真剣な顔でそう言ってきた。
初霜?鼻と鼻が触れ合いそうだよ?この距離は、恋人の距離だよ?離れよう?あと、瞳孔カッ広げないで?目が血走ってて怖いです。
……執務室の扉をノックされたような気がする。誰か来たのかな──
「今年は豊作です!特に__の新譜がいいです!イントロは物静かですが、後から段々──」
初霜さん?君は今年で1×歳になるけど、外見が……その……言い方悪いけど、小柄だから、第三者が見たら、事案が発生!と思われて憲兵=サンに通報されちゃう恐れがある。頼むから離れて?ほんの少しでいいから、離れて?
しかし、俺の願いは届かず、逆にどんどん顔を近付けてきた。鼻!触れるッ!アカ〜ン!!
……ノックされた。今度はハッキリと聞こえた。入室を促そう。
「誰だ──」
「○○年前の__もいいです!ギターのメリハリだけでなく、ベースの──」
「OK、それ、聴かせて?だから、離れよう?」
ダメだ、スイッチ入っちゃってる。こうなったら初霜は止まらない。止められない。
なら、止めずに進ませればいい。押してダメなら引いてみろ、だ。
……なんか違う気がするけど、まぁいいや。一刻も早く離れてもらわないと、憲兵=サンとデートするハメになっちゃうからね。
「提督さん、初霜、騒いでいるけど、どうしたの?執務室の外まで声が聞こえた……よ……」
……封筒を持った瑞鶴が、執務室にログインしました。
さて、今の状況を説明しようと思う。
俺、椅子に座っている。
初霜、執務机に手を着いて、身を乗り出している。
俺と初霜、鼻と鼻が触れ合うほど近い距離で、顔を──
「ドーモ、
「ドーモ、瑞鶴=サン。提督=デス」
説明しようとしたら、瑞鶴に
古事記にも書かれているからな。
……よーし、
「ハイクを詠め。
──出来そうにないね。する暇が無さそう。
とりあえず、何故俺と初霜の顔が近いのか瑞鶴に話して、誤解を解きたいけど、
しゃーねぇ。ハイクを詠みますか。
………………。
「…………なんの冗談だ、コレ」
危うく瑞鶴にノーザンライトボムをぶちかまされそうになったが、初霜が誤解を解いてくれた為、穏便に事が済んだ。
そして、落ち着きを取り戻した瑞鶴が、先程大本営から届いた封筒を俺に手渡してくれて、開封して書類を見ると、とんでもない事が書かれてあった。
【深海棲艦の新種──
書類によると、同じ駆逐イ級でも、従来の個体なら1発でも当たれば撃破できた武器──酸素魚雷を、
その他にも色々あるが、長くなるから纏めると、
・現段階では、
・
・
・しかし、
・もし、
「
「……俺も冗談だと思いたい」
俺の隣で書類を見ていた瑞鶴が、眉をしかめながら、低い声でそう言った。
「幸い、私達や、第8492離島鎮守府が担当する海域に、出現は確認されていないようです」
「しかし、油断は出来ない。俺や向こうが担当する海域に、突然出現するかもしれない」
「とにかく、全員に帰還するよう指示を出す。帰還したら、会議室でこの事を話す。瑞鶴、会議室の用意を──ちょっと静かにしてくれ」
固定電話が鳴った。ナンバーディスプレイには、第8492離島鎮守府の電話番号が表示されている。
何故、電話してきたのか。恐らく、この書類の事だろう。
「はい、こちら、第603鎮守府、渡良瀬準少佐です」
『こちら、第8492離島鎮守府の小嶋です。……渡良瀬提督。大本営から、封筒は届きましたか?』
「えぇ、つい先程届きました」
やっぱりな。
『……内容は、お読みになられましたか?』
「……はい。先程、確認した所です」
『そう……ですか……』
小嶋提督の声が低い。それに、不機嫌そうだ。珍しいな。
『こうも立て続けに悪い事が重なるとは……』
悪い事が重なる?何かあったのか?
俺が疑問に思っていると、その疑問に小嶋提督は答えてくれた。
『つい先程、私の所の偵察部隊から、報告が入りました。
明日、我々が
「………………は?」
side 提督 out
───────
────
─
Another side
──大本営・技術課、解析室──
「……やっぱり、な」
この職に就いてから今日まで。仕事の合間に、端末に記録された膨大な数のデータを見てきたけど、予想通りの結果になった。
その中の、一つの例を見る。
「同じ年齢。同じ時期に艦娘になった新人。同じ訓練量。ほぼ同じ艤装同調率。そして──」
同じ艦種──
それなのに、動きに差がある。勿論、運動神経とか、センスとかもあるんだろうけど──
「方や、元陸上部の全国大会常連。方や、帰宅部」
それぞれ別の中規模鎮守府に着任した、元陸上部の全国大会常連だった白露──Aさんとするけど、帰宅部だった白露──Bさんとするね。この二人の動きに差があった。
(基礎体力や身体能力が高いAさんの方が、Bさんより圧倒的に良い動きをしていた)
それもそうだ。
言い方は悪いけど、あまり身体を動かさないBさんと比べれば、Aさんの身体は毎日厳しい練習をしていたから、Bさんよりも筋力や体力が優れている。
おまけに、センスもAさんの方がある。Bさんは平均より、やや下
しかし──
「着任から三ヶ月で、逆転しちゃったんだよね」
データによると、僅か三ヶ月でBさんの方が、Aさんより、良い動きをするようになった。
バイタルデータには、二人の筋力や肺活量等、色々載っているけど、Aさんの方がBさんよりも遥かに高い。
それなのに、Bさんの方が良い動きをするようになった。
Aさんは、同じ時期に艦娘になった娘達と比べると、お手本とも言える、マニュアル通りの動きを
先に言っとくけど、三ヶ月でこれだけ出来るってのは、充分凄い。
けど、Bさんは同じ時期に艦娘になった娘とは思えない動きを見せるようになった。
その動きってのは、高等技術の一つ、
……おっと、説明するのを忘れるところだったよ。
高速連続ドリフトってのは、姿勢を低くして、文字通り海上を高速で。尚且つ連続でドリフトをしながら、速度を殆ど落とさずに航行する高等技術だ。
一瞬でも姿勢制御と、艤装の出力をミスれば即転倒する。
そんな、艦娘歴一年以上になってようやく出来る技術を、Bさんは僅か三ヶ月で
「しかも、その一ヶ月後には、高速連続ドリフトしながら、砲雷撃出来るようになってるし」
訓練や演習だけでない。実戦でも、だ。
敵の攻撃がガンガン飛んでくる、死と隣合わせの戦場で、だよ?それを、艦娘になって四ヶ月の娘が、だよ?スゲーなんてモンじゃないよ、コレ。
……話が脱線してきたね。閑話休題っと。
これだけなら、
「Bさん、まるでアニメやゲーム、漫画のキャラみたいな動きをするようになったんだよねぇ……」
いきなり何言ってんの?と思ったそこの君。そうとしか言い様がないんだよ。本当だよ?
ちなみに、Bさんが実際にやった動きは
いや、みたいな動きじゃない。そっくりだった。
タ級に蹴りを入れ。
怯んだ所を、錨でドタマをカチ割る。
原作とはやり方が少し違うけど、とにかくそっくりだった。
他にも色々な動きを、そっくりそのまま──流石に速度とか、威力はそのままじゃないけど、ほぼ完璧に再現出来ている。
再び閑話休題っと。
何故そんなことをしたのか調べた所、どうやらBさんはアニメや漫画、ゲームが好きという事が判明した。
そして、それらのキャラクター達の動きを、
ある日。訓練中、ダメ元で妄想した動きを、
話が前後しちゃうけど、Bさんが高速連続ドリフトが出来た理由も、某レースゲームの動きを
他にも、Bさんのように、
……確定、だな。
「艤装は、
妄想って言ったけど、正確にはイメージだね。
確かに、艤装は
「まさか、アニメやゲーム、漫画のキャラクター達の動きまで再現出来るとは……」
ヤベェよ。マジでヤベェよ。
「
約三十年前。
そして、テレビやス○ホ、ゲーム機、漫画といった娯楽が普及。
それらの娯楽を楽しむ余裕も生まれ、それらの娯楽を見聞きして、
その
更に、近接戦闘を行うようになり。
それから──
「──んだよ、今いい所なのに……はいはい、こちら、技術課です」
誰だよ、盛り上がってる所に電話入れた奴は。
えーと、固定電話からだ。ナンバーディスプレイが付いていないから、何処から掛かってきたか分からないけど、どうせ何時もの業者さんからの発注の最終確認か何かでしょ──
『随分と不機嫌そうだな、野原主任』
「さっ、榊原大将ッ!?」
……やっちゃった。
……まぁいいや。後悔しても仕方ないし。
『……まぁいい。一つ、頼みたい事があって電話した』
「た、頼みたい事、でありますか?」
なんだろう?まさか、また無茶な注文ですか?
先日、幾つもの鎮守府にAGP艤装を納入したばかりなんですけど。
『そうだ。時間が無いから単刀直入に言う。今すぐ
「……は?」
今、なんつった?いや、言葉は分かる。けど、意味が理解出来ない。
『聞こえなかったのか?
「……榊原大将。あなた、とうとう気でも狂ったんですか?」
失礼な事を言っているのは分かる。けど、そう言わざるを得ない。
だって、
『俺は正気だ。
「……」
「……
「……あそこには、
『……その三人ですら、
「……いやいやいや」
ちょっと待って?今、とんでもない言葉が聞こえたんですけど?
現実逃避したかったけど、今はそんな場合じゃない。受け入れなきゃ。
そう思っていると、榊原大将が俺にトドメを刺した。
『その
「………………は?」
Another side out
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────
─
次回予告
こちら、第8492離島鎮守府所属、神通です。目標地点に到達。
距離、約60:000m。敵の規模と艦種は、ブリーフィングで聞いた通りです。
……それにしても、レ級flagshipが6隻、ですか。
……大丈夫。油断せず、何時も通り殺ればいい。
総員、戦闘用意──待ってください、1体だけ様子がおかしいです!
……喋っ……た……?
あれは……
第104話・海蛇と呼ばれた悪魔
「その艤装。それに、その傷。
お前は……お前は、
何故……何故ッ!?
何故、生きているッ!
【補足的なナニか】
・某現人神の少女…この幻想郷では、常識に囚われてはいけないのですね!「東方Project」に登場する、「
最初はお淑やかで真面目なキャラだったけど、段々幻想郷の常識に染ったのか、はっちゃけるようになった。
作者は鈴谷を初めて見た時、一瞬だけ「早苗さんが艦これに参戦した!?」と錯乱した記憶があります。
・アイサツ…宣戦布告めいたアイサツの言葉。オジギと共に口にされ、カンムスのイクサには欠かすことの出来ない絶対の礼儀作法。古事記にそう書かれている。
元ネタは「ニンジャスレイヤー」に登場する挨拶。
・チェスト・レイテの構え…チェスト・レイテの構えとはッ!
限界まで瞳孔をカッ広げッ!
殺意を放出しッ!
アルカイックスマイルを浮かべッ!
「今から貴様をブチ殺す!」という己の意思表示を、相手に示す為の構えである!
・ゴンさん…元ネタは「HUNTER × HUNTER」の主人公、「ゴン・フリークス」が急激に成長した姿を指す。
どうしてこうなった?
・Code:N…【現段階では、閲覧不能】
・海蛇…【現段階では、閲覧不能】
以上、補足終了。