追跡鶴   作:EMS-10

137 / 214

 タイトル詐欺です(挨拶)

※注意※
こまけぇこたぁいいんだよ!
お前らの嫁だろ、早くなんとかしろよ
非常に頭の悪い内容
頭を空っぽにしてご覧下さい


※この小説はフィクションです。
 実在する人物、団体などとは一切関係ありません。予め、ご了承下さい。

※この小説内の季節は、10月上旬頃となっています。



第117話・日本語でおk

 

Ich denke nur an dich(貴方の事ばかり、考えています)

 

「すまねぇ、ドイツ語(・ ・ ・ ・)はサッパリなんだ」

 日本語で頼む。あと、距離。近いよ。この距離は、恋人とかの距離だよ?

 

 外国の人って、日本人と違って積極的だ、ってテレビで言っていたけど、本当なんだね。

……アホな事考えている場合じゃないよ。離れてもらわなきゃ。周りの人達に勘違いされちゃう。

 

 現に、俺達(・ ・)を見た職員さんが、「イチャついてる」と言って、興味深そうに観察しているし。

 

(違う。違うんです。イチャついてなんて、いません)

 そもそも、何故こんな事になったんだ?

 俺はただ、提督免許の更新の為に、大本営に来ただけなのに。

 

 

 

 

──────────────

 

 

───────

 

 

───

 

 

 

 

 

 

side 提督

 

 

 

──第603鎮守府、執務室──

漁開始(・ ・ ・)二十日目。

23:00。

 

 

 

 終わらない。書けども書けども、次々に増える。

 特にここ数日、今までとは比べ物にならない程の書類が送られてくる。

 そのせいで、ほぼ毎日徹夜だ。

 仮眠を取ったりしているが、眠りが浅いからか、疲れが取れない。

 

……よし。

 

 

「これ全部、燃やしていい?」

 そうすれば、無かった事になる。最初からこうすりゃ良かったんだ。

 

「ダメです」

 

「ああああああああああ!!!」

 

「絶叫している暇があるなら、手を動かしなさい」

 

「……分かったよ」

 怒られちった。それもそうだ。普通に考えたら、ありえない事を言ったのだから。

 

 

 異常に巨大化した魚介類が出現し、その対応をする事になって二十日が経った。

 この二十日間、数え切れない程の魚介類を処理(・ ・)してきたが、一向に減る気配が無い。

 

 話が脱線するが、巨大化した魚介類の出現以降、深海棲艦が出現しなくなった(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)

 何度も索敵しているが、駆逐イ級ですら一隻も確認出来ない。

 お陰で()に集中出来るから良いんだけど、不気味で仕方ない。

 

 どうやら大本営によると、ウチ(第603鎮守府)向こう(第8492離島鎮守府)が担当する海域のみ、深海棲艦が確認されていない、との事。

 

……まさかとは思うが、巨大化した魚介類に(・ ・ ・ ・)喰われた(・ ・ ・ ・)から、出現しなくなったのかな?

 

……いや、それは無い。生け捕りにした魚介類を捌いているが、胃袋から深海棲艦の一部(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)が出て来ていないし。

 

 閑話休題。

 

 他所の鎮守府も毎日対応・処理(・ ・)しているが、次々に出現し、焼け石に水な状態らしい。

 しかし、毎日対応しているからか、幸いな事に、巨大化した魚介類は海外に出現していない。

 

 だが、何時海流に乗って外国に出現するか分からない。なので、三日前。ついに大本営は、世界中に巨大化した魚介類の存在を公表した。

 軍関係者は勿論、一般人にも、だ。

 

……公表した直後は大混乱に陥ったが、そこは大本営が上手く説明し、落ち着かせた。

 とは言っても、全員が納得し、落ち着いたわけじゃない。

 

……これ以上は話すと長くなるから、割愛させてもらう。

 

「手が止まっているわよ?」

 

「……あいよ」

 いかん。これ以上考え事をしていたら、シバかれる。

 本日の秘書艦、大鳳が三白眼で睨んできている。あの目はマジだ。仕事しなきゃ。

 

 

 

…………。

 

 

 

──第603鎮守府、仮眠室──

漁開始(・ ・ ・)二十一日目。

03:00。

 

 

「……もう、かよ」

 目覚ましの電子アラームが鼓膜に響いてきた。

 大鳳と執務をし、01:50頃。朝からぶっ通しで執務をしていたから、頭の回転が鈍ってきたので仮眠をとる事にしたんだが……全然寝た気がしない。

 

(……起きよう)

 ボヤいていても、書類が片付くわけじゃない。それに、大鳳は未だ執務をしてくれているんだ。

 さっさと起きて、書類を捌こう。

 

 アラームを止め、軽く背伸びをして……目薬……あった。

……おー、効く。お陰で眠気が消えた。

 けど、執務を開始したら、また眠なってくるんだろうなぁ。そうしたら、また目薬さして眠気を覚まそう。それでもダメだったら、太股に万年筆をぶっ刺せばいいや。

 

……いや、やめよう。目は覚めるだろうけど、めっちゃ痛い思いをする。

 それに、歩くのに支障が出る。数日後に、提督免許を更新する為、大本営に行くのだから、そんな事をしたら──

 

「何時まで寝ているの?」

 

「すぐに行きます!!」

 ヒエッ……鬼のような形相をした大鳳が様子を見に来た。怖い。顔だけじゃない。声も怖い。

 これ以上待たせたら、ダンベル(・ ・ ・ ・)でシバかれる恐れがある。さっさと起きよう。

 

 

 この後、急いで布団を片し、身支度を整えて執務を再開した。

……早く平和にならないかなぁ。

 

 

 

………………。

 

 

 

 

──第603鎮守府、食堂──

12:20。

 

 

「…………」

 今日も魚料理か。正確には、秋刀魚の天ぷらに、イワシのハンバーグだが。

……色々工夫してくれているが、流石に飽きた。いや、魚介類は好きな方だけど、流石に毎日3食全て魚介類尽くしで、それが二週間近く続くのは……うん……辛い。

 しかも、まだまだ魚介類は出現するから、この状態がまだまだ続きそうだ。

 

(……食えるだけありがたいと思え)

 世界には、食べたくても食べ物が無くて苦しんでいる人が居るんだ。贅沢言うな。

 

「……提督さん、大丈夫?目が死んでいるよ?」

 

「……俺は大丈夫だ。瑞鶴の方こそ、大丈夫か?」

 イワシのハンバーグを食べていると、俺の隣に座る瑞鶴が、ハイライトが完全に消えた目で声を掛けてきた。

 

 言い忘れたが、瑞鶴は魚介類があまり好きではない。それだから、毎日3食魚介類が続いているせいで、精神的にボロボロになっている。

 

 瑞鶴だけじゃない。魚介類が苦手な娘──長門さんや鈴谷、阿武隈、秋雲、五月雨、文月も、メンタルがアレな事になっている。

 

(どうにかしないと……)

 妖精さんから、皆のメンタルがヤバい事になっていると報告を受けているから、早急に何とかしないと、トラブルが起きかねん。それに、

 

(殲滅出来ないせいで、ストレスが溜まっている娘も居るし……)

 殺さず生け捕りにしろ、と大本営から命令されているから、血の気の多い娘──扶桑さんや榛名、那智さん、足柄、熊野さん、由良、涼月、初霜、夕立の不満がエラい事になってる。

 

 今の所、母港に持ち帰った魚介類に八つ当たり(・ ・ ・ ・ ・)しているから、辛うじて暴走していないが、このままだと何時暴走するか分からん。

 

……やる事が多過ぎて嫌になる。

……今は食べる事に集中しよう──ってあれ?

 

(イワシのハンバーグが、増えている?)

 さっきまで2つだったのが、3つに増えているぞ?何でだ?そう思っていると、隣に座る瑞鶴が、自分の皿に乗せられたイワシのハンバーグを、そっと俺の皿に載せるのが見えた。

 

「……何やってんの?」

 どうやら、犯人は瑞鶴のようだ。俺がボーッとしている間に、押し付けてきやがった。

 

「……元気無さそうだから、これ食べて元気出して」

 

「……あいよ」

 普段なら「好き嫌いしないで食べろ」と注意したが、流石にそれをやったら瑞鶴のメンタルにダメージが入る。

 だから、何も言わず貰って食べる事にした。

 

……はぁ。辛い。肉食べたい。早く平和にならないかな。

……さっさと食べて、頑張るしかない。

 あと、執務だけでなく、提督免許更新の為の勉強もしないと。

……マジで辛い。頭がどうにかなりそうだ。

 

……あ、提督免許を更新したら、俺に好意を寄せる娘達を……その……相手しなきゃ(・ ・ ・ ・ ・ ・)

 

……落ち着け。パニくるな。冷静になれ。

 食べ終わったら、やるべき事をメモしよう。

 

 

side 提督 out

 

 

───────

────

 

 

Another side

 

 

──大本営、執務室──

 

 

 

「──続いて、異常に巨大化した魚介類の引取先(・ ・ ・)について、ご説明させて頂きます」

 

 __(・ ・)が各鎮守府の報告を終えると、異常に巨大化した魚介類の引取先(・ ・ ・)について、説明を始めた。

 説明によると、交渉の結果、日本からは一部の企業が、巨大化した魚介類を引き取ってくれるそうだ。

 引取先は、日本人なら知らない人は居ない、某寿司屋の社長さんだ。

 

(彼には世話になりっぱなしだ。何かお礼をしなければ)

 某寿司屋の社長とは、個人的な付き合い(コネ)がある。

 そのお陰で、巨大化した魚介類を引き取ってくれた。

 彼の所だけでなく、食糧難に陥っている国に、加工して届ける事も決まった。

 

……これで、我々海軍だけで魚介類を消費しないで済む。

 これで終わり、なら良いのだが、まだまだ問題はある。それは──

 

「……次に、反艦娘団体から、抗議文書が大量に届いています」

 

「……分かった。説明会を開くと伝えてくれ」

 __(・ ・)が言ってくれたが、反艦娘団体(・ ・ ・ ・ ・)の対応をしなければならない。

 

…………はぁ。どう対応(・ ・)すればいいんだ?

 反艦娘団体(・ ・ ・ ・ ・)の人達は、言葉は悪いが我々の話をまともに聞いてくれない。

 何を言っても、否定しかしてこない。

 

 誰かに任せて休みたい。だが、そうも言っていられない。

 私がやらねば、部下達に苦労をかけてしまう。それだけはしてはならない。

 何の為に私が居る?こういう時に、責任を取る為に居るのだろう?

 

(……今のうちに、上手い言い訳(・ ・ ・ ・ ・ ・)を考えなければ)

 

 

Another side out

 

 

───────

────

 

 

 

side 提督

 

 

──第603鎮守府、執務室──

漁開始(・ ・ ・)二十六日目。

05:00。

 

 

「……それじゃ、行ってくる」

 行きたくねぇ。本音を言うと、寝ていたい。けど、寝ているわけにはいかない。

 何故なら、本日09:00から提督免許の更新をする為、大本営で試験を受けるのだから。

 

 くそっ。頭がゴチャゴチャだ。

 ここ数日、色々あったせいで、俺の頭の中は言葉で言い表せない程、ゴチャゴチャになっている。

 

……あんまり思い出したく無いが、説明するぞ。

 

 

 まず、三日前。とうとう恐れていた事が起きてしまった。

 何時も通り、()に出てもらったんだが、ついに初霜がキレて、襲いかかって来た魚介類を「How do you like Firework?(お前が花火になるんだよッ!)」と叫びながら、魚雷や爆雷で、片っ端から花火(・ ・)にしやがった。

 

 慌てて一緒に()に出た娘達が止めようとしたが、初霜は止まらなかった。

 

 結果、辺り一面魚介類の破片まみれになり、花火(・ ・)にされた魚介類を、無事な魚介類が共食い(・ ・ ・)し、ただでさえ巨大なのに、更に巨大化してしまった。

 

 その内の数匹──秋刀魚を生け捕りにして、持ち帰ってきてくれたんだけど、どれも40mを超えていた。

……何だよ。40m超えの秋刀魚って。デカくなり過ぎだろ。

 

 今まで確認されていた秋刀魚は、10mを超えていなかったのに、何故そんなに大きくなった?クィン・マ○サと同じ位の大きさだぞ?成長期ですかコノヤロー。

 

 質量保存の法則……で良かったっけ?とにかく、物理何処に行った?職務放棄か?職務放棄しやがったのか?ふざけんなバカヤロー。俺も職務放棄してぇよ。

 

 

……愚痴ってすまん。話を戻す。

 とにかく、現在初霜は()に出るのを禁止、自室謹慎(・ ・ ・ ・)させている。

 

……天使だった初霜は何処に行っちゃったの?アレか?海蛇(・ ・)顔の一部(・ ・ ・ ・)吹っ飛ばされた(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)せいで、良識も一緒に吹っ飛んじゃったのかな?あはははは。

 

……カウンセリング課の予約は取れたが、診察日はまだまだ先。

 早く診てもらって、元の天使な初霜に戻ってもらおう。

……戻るよね?俺、嫌だよ?涼月みたいに、堕天しっぱなしになるの。

 

 

 閑話休題。

 

 

 これだけでも俺のメンタルがズタボロになったというのに、追い討ちをかけるように、トラブルは続いた。

 

……何が起きたかって?

 二日前。自室で寝ていたら、サキュバス化した榛名に、喰われそうに(・ ・ ・ ・ ・ ・)なった。

 

……分かっていると思うが、カニバリズム的な意味ではなく、性的な意味で、だ。

 

……瑞鶴(瑞稀)を含めると、二人目だよ。

 俺の主砲(・ ・)が、格納庫(・ ・ ・)接触事故(・ ・ ・ ・)を起こしたの。

 

 まぁ、俺の悲鳴を聞いた瑞鶴達が、すぐさま助けに来てくれたから、卒業(・ ・)せずに済んだけど、榛名が……その……マジギレした瑞鶴達に集団リンチを受けて、重症を負った。

 情けも容赦も一切無かった。

 幸い、入渠してすぐに完治したけど。

 

 

……他にも色々トラブルが発生したが、割愛させてもらう。これ以上思い出したら、ガチで幼児退行しそうだ。

 

 とにかく。今現在、俺の精神はとてもボロボロで、頭の中がゴチャゴチャになっている。

 

 こんなんで受かるのか?いや、受からなきゃならない。

 じゃなきゃ、提督の資格が剥奪され、二度と瑞鶴達に会う事が出来なくなる。

 

……しっかりしろ。今まで何度も試験勉強をしたが、全て合格ラインに届いているんだ。

 落ち着いてやれば出来る。今は目の前の事──試験を受ける事だけを考えろ。

 仕事や艦娘達の事は一旦忘れろ。

 

「提督、提督免許更新の書類は持ちました?」

 

「持ったぞ」

 執務室を出ようとしたら、本日の秘書艦、阿武隈がそう声を掛けてきた。

 さっきカバンに入れた。何度も確認したから、入れ忘れていない。

 

「筆記用具は?」

 

「……持ったよ」

 なんか、アレだ。高校受験の時を思い出す。

 爺ちゃんは「行ってこい」としか言ってくれなかったが、おばさん──瑞稀(瑞鶴)の母親に、しつこい位に「忘れ物は無い?」と聞かれたなぁ。懐かしい。

 

「ハンカチは?ポケットティッシュは?」

 

「……持っているよ」

 ティッシュはともかく、ハンカチは常に持ち歩くようにしているから、大丈夫だぞ。

 ポケットから取り出して見せる。しかし、阿武隈は未だ心配そうな顔をしている。

 君、なんだか母親みたいだよ?

 

「電車の時刻に、間違いはありませんか?降りる駅は覚えていますか?電車賃は──」

 

「車で行くから、電車に乗らないよ」

 阿武隈、落ち着け。落ち着きなさい。お目目がグルグルしてるよ。

 つーか、よくそんな事出来るね。君、3次元の人間でしょ?何で2次元のキャラみたいな事が出来るの?提督さんビックリだよ。

 

「め、免許証は!?ガソリンは入っていますか!?」

 

「運転免許証なら、財布に入れて常に持ち歩いている。ここにあるぞ。ガソリンは数時間前に入れてきたから、大丈夫だぞ」

 寝る前に満タンになるまで入れたから、途中でガス欠にはならない。低燃費車だから、往復しても充分余裕がある。

 

「飲み物は!?食べ物は!?カ○リーメイト、持っていきます?」

 

「大丈夫だから、心配するな」

 君は俺の母親か?ママですか?

……阿武隈。ママ。略して、あぶくママ(・ ・ ・ ・ ・)

……。

……。

 アホなこと考えてんじゃねぇ。

 

「け、けど!」

 

「本当に大丈夫だって」

 心配性だなぁ。まぁ、気持ちは分からんでもないが。

 

「うぅ……分かりました……。事故らずに、気を付けて行ってきてください」

 

「おう」

 しっかり睡眠を取ったから、居眠り運転はしないだろう。万が一眠くなった時用に、刺激の強いガムとか持ったから、眠気を感じたらそれを噛めばいい。

 

「それじゃ、今度こそ行ってくる」

 

「はい!」

 

 

 

…………。

 

 

 

──大本営──

07:30。

 

 

「──確認しました。どうぞ、お進み下さい」

 

「ありがとうございます」

 憲兵さんに身分証明書を提示し、大本営に来た目的を告げ、暫くすると確認が取れたのか、目の前のゲートを開けてくれた。

 

 

 

 第603鎮守府を出て数時間後。ほぼノンストップで運転したからか、予定よりも早く大本営に到着した。

 途中でコンビニに寄って御手洗に行っとけば良かった。少し、催している。

 

(まぁ、試験開始は09:00からだから、その間に行けばいいか)

 車を運転し、外来駐車場に向かう。……結構混んでいるな。何処か空いている所は──あった。

 

 

 

…………。

 

 

 

(……人が多いな)

 車を停め、建物内に入って御手洗に向かっていると、慌ただしく行き交う職員さん達の姿が視界に入ってきた。

 何度も来ているけど、こんなに人が多いのは初めてだ。それに、全員顔色が悪い。

 

 恐らく、大規模反攻作戦が終わり、その後処理や何やらで忙しいのかもしれない。あと、巨大化した魚介類に関する事とかで。

 

……前代未聞だしな。巨大化した魚介類が出現するなんて。

 そう思った直後だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『NOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 悲鳴が聞こえてきた。な、何だ!?

 思わず硬直していると、職員さん達が一斉に悲鳴の聞こえた方へ向かって走り出した。え?えっ?何!?何なの!?

 

 

『もう嫌!魚なんて見たくない!!』

アイオワ(・ ・ ・ ・)さん、落ち着いて下さい!!』

『くそっ、禁断症状(・ ・ ・ ・)が出ている!?』

『お肉!食べさせて!!お願いよオオオォォォ!!!』

 

 

(……めっちゃ流暢な英語だ。職員さん達スゲーな。ペラッペラじゃん)

 俺はあまり英語が得意じゃないから、所々しか聞き取れなかったけど、魚が云々、落ち着け、肉を食べたい、と言っている事だけは分かった。あと、“アイオワ”って単語が聞こえた。外国──アメリカから派遣されてきた艦娘が騒いでいるのかな?

 

 俺も手伝おうと思ったが、職員さん達が対応しているから、行かない方が良いかもしれない。それに、俺、あまり英語得意じゃないから、まともに会話出来ない。

……マジで外国語の勉強しよう。今のままじゃ、ダメだ。

 

(その前に、さっさと用を足して、試験会場に行って受付を済ませて、試験開始まで勉強しよう)

 試験に落ちたら、それ所じゃなくなるからな。

 

 

side 提督 out

 

 

───────

────

 





次回予告


 今頃提督は試験を終えて、帰る頃かしら?まぁ、提督なら余裕で合格するでしょう。
 ふざけたりするけど、根は真面目だから、普段からコツコツ勉強していたし。
……さて。そろそろ()をしに行きますか。
 戦場が──じゃなかった。漁場(・ ・)が。魚介類達が私を呼んでいるわ!!
……あら?LIN○が来た。……大淀(・ ・)からだ。
……えっ、何この写真。提督がパツキングラマラスな娘と二人っきり!?しかも、距離が近い!?
……こんなのを瑞鶴達が見たら、大騒ぎになる──あっ、瑞鶴。
……もしかして、見ちゃった?


第118話・修羅場ヤ沖(・ ・ ・ ・ ・)海戦(・ ・)、勃発


「ねぇ、()この写真、何?」


【補足的なナニか】

・修羅場ヤ沖海戦…スラバヤ沖海戦をもじった海戦を指す。修羅場ヤ沖なる海域は、通常存在しない。
 提督を巡る艦娘同士の女の戦いが発生した時、そこが修羅場ヤ沖と化す。

以上、補足終了。



※タイトル詐欺してすまぬ……すまぬ……(土下座)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。