追跡鶴   作:EMS-10

140 / 214

 2月9日発売のコ○プティーク、表紙が瑞鶴と瑞鳳だ!
 ズイ(ง ˘ω˘ )วズイ ズイ(ง ˘ω˘ )วズイ
 瑞鶴提督と瑞鳳提督は、クイックブースト全開で書店に凸しろやオラァン!!(挨拶)
 翔鶴と空母水鬼のツーショット表紙も作って欲しい……


※作者から一言※
 皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 最近、インフルエンザが流行っています。充分御注意下さい。
 手洗いうがいを徹底し、人の多い所に行く際は必ずマスクを付け、食事と睡眠をしっかり摂って下さい。


※警告※
グロテスクな描写が含まれています
R17.9及び、下ネタ満載
勢いしか無い
頭を空っぽにしてご覧下さい
お前らの嫁だろ、早くなんとかしろよ


※この小説に登場する人物達は全員、特殊な訓練を受けています。
 決して真似しないでください。

※この小説内の季節は、10月上旬頃となっています。

※前話の後書き予告の一部を修正しました。




第120話・第一次、貞操死守戦争

 

side ?????

 

 

──第603鎮守府、母港──

()開始二十六日目

18:30。

 

 

「次!マグロ(・ ・ ・)よ!!」

「全部20m超えているわ!」

「クレーンお願いします!」

「オッケー!一旦そこから離れてください!」

「おーい!水もっと出してくれ!さっき捌いた秋刀魚の血が流せねぇぞ!」

 

 

《……何度見ても、豊○市場ね。鎮守府じゃない。どこからどう見ても、○洲市場だ》

 

 

 漁組(・ ・)──近海に出現した魚介類を、千歳(・ ・)と足柄、海風、夕張、摩耶、瑞稀(・ ・)の6人で生け捕りにし、帰還した後。

 何時も通り(・ ・ ・ ・ ・)巨大化した魚介類を母港に並べ、作業(・ ・)を開始。

 

 瑞稀(瑞鶴)を通して、所狭しと母港に魚介類が並べられている光景を見て、そんな事を考えてしまった。

 

《……もう、第603鎮守府じゃなくて、第603市場(・ ・)に改名した方が良いんじゃないかしら?(提督)に提案してみよう》

……何を考えているのよ、私。しっかりしなさい。

 此処は豊○市場(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)()第603鎮守府(・ ・・・・ ・ ・)じゃない(・ ・ ・ ・)わ。

……逆よ!此処は○洲市場じゃない!第603鎮守府よ!何を考えているの!?しっかしりなさい!じゃないと、彼に迷惑をかけてしまうわ。

 

……彼で思い出したけど、まだ帰って来ない。

 数時間前に、「試験に合格して、免許の更新をした」とLIN○が来たから、予定だともうとっくに帰って来ている筈なのに。

 もしかしたら、お偉いさんか誰かに捕まって、長話に付き合わされているのかな──

 

 

「この包丁、切れ味悪いわよ!別の持ってきて!早くッ!じゃないと……じゃないと……

 

 

 ぶった切れないじゃないッッ!!」

 

……瑞稀(・ ・)、血走った目で瞳孔カッ広げながら、包丁持って叫ぶのをやめなさい。皆が怖がって──いない。慣れてしまったのか、はたまた疲れ過ぎて思考・判断能力が鈍っているからか、誰も怖がっていない。

……あっ、瑞稀(・ ・)の感情──怒りを感じる。それも、とてつもなく強い。

 

《無理もないか……》

 数時間経っても帰ってこない。それだけでなく、連絡が一切来ない。さっきLIN○を確認すると、瑞稀(・ ・)が送ったメッセージは未読のまま。

 そのせいで、瑞稀(・ ・)の怒りは頂点に達した。

……お願いだから、暴走しないで?落ち着いて?

 

《ここ暫く、瑞稀(・ ・)暴走を制御(・ ・ ・ ・ ・)し続けたからか、もう限界が来ている(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)

 何度も彼を襲おうと考えていたから、その度に瑞稀(・ ・)精神に干渉(・ ・ ・ ・ ・)して抑えた(・ ・ ・)

 その結果、欲が(・ ・)溜まりに溜まって(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)しまった。もう、これ以上(・ ・ ・ ・)抑えられない(・ ・ ・ ・ ・ ・)

 

 今の瑞稀(・ ・)の状態を例えるなら、決壊寸前のダム(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)

 ()という水が溢れかえっている。

……もし、これ以上抑えたら、洒落抜きで大変な事になる。

 例えるなら、暴走した初号機みたいな事に──

 

 

「悩みがあるなら殺してやるッ!!」

 

 

 瑞稀(・ ・)ィィ!?マグロをLM-ジリ○スで解体しようとするなァァァ!!?というか、どこから持ち出したのよ、ソレ!!やめなさい!!やめっ──ああもう!!これ以上抑えられない!!!どうすればいいの!!?

 

《もう、こうなったら彼と瑞稀(・ ・)を……その……【自主規制】させるしかないわね……》

 発散(・ ・)させないと、取り返しのつかない事になりかねない。

……彼には申し訳ないけど、暴走しても抑えずに放置するわ。

 

 

…………。

 

 

「──よし。作業終了!お疲れ様!!」

「やっと終わったぁ〜!」

「お疲れ様でした!」

「いやぁ〜、疲れた……」

「うえっ、魚の匂いが……」

 

 

《お、終わった……》

 魚介類を解体して、それを妖精さん特製保存箱に入れ、更にそれを妖精さん特製冷凍庫に運び入れる作業を繰り返して、約一時間後。

 

 途中、瑞稀(・ ・)が暴走しかけたけど、千歳(・ ・)に艦載機格納庫でシバかれた事で、瑞稀(・ ・)は大人しくなってくれた。

 

 大人しくなった瑞稀(・ ・)は作業を再開し、全員と協力して魚介類の処理をした。

 そして、母港に所狭しと並べられた魚介類は全て消えた。

 

《最初は何時間もかかっていたのに、今は一時間前後で終わらせられるようになってる……》

 慣れって凄いわね。

 今の私達(・ ・)はテレビとかで見た、マグロといった大型魚を捌く人──職業名が分からないや……。とにかく、その人達よりも魚介類を素早く捌けるようになっている。

 今の私達が豊○市場に行けば、即戦力として雇ってもらえるんじゃないかしら?

 

……まぁ、艦娘特有のパワーや持久力のお陰で、長時間素早く作業が出来るだけで、生身だとすぐにバテると思う。

 

……あれ?私達(・ ・)って、艦娘だよね?艦娘の職務内容に、「()をしたり、魚介類を捌く、箱詰めにする」なんて仕事、含まれていたっけ?

 

……いや、含まれていない。私達(・ ・)は艦娘。海の平和を取り戻す為、深海棲艦と戦う。それが私達(・ ・)の仕事。

 決して、()をしたり、魚介類を捌くのが仕事じゃない。

 

《肝心の深海棲艦が、ここ数週間全く確認(・ ・ ・ ・)されていない(・ ・ ・ ・ ・ ・)から、艦娘じゃなくて漁師(・ ・)になりかけてるけど。

……いや。なりかけている、じゃなくて、なってるわね。

……いやいやいや。違う。私達(・ ・)は艦娘。漁師(・ ・)じゃない。しっかりしろ、瑞鶴(・ ・)!!》

 錯覚しそうになっていると、後片付けをする皆の会話が聞こえてきた。

 

 

「……艦娘の職務内容に、()をしたり、魚介類を捌く、って書かれていたかしら?」

 

「……書かれていないわ」

 

「知らないの?艦娘は艦娘って職業(・ ・ ・ ・ ・ ・)だから、()をしたり、魚介類を捌いたり、箱詰めにしたりするのよ?」

 

「そのうち、村や無人島を開拓したり、外来生物を捕獲・調理して食べたり、ご当地をPRするようになります」

 

「艦娘は何でも屋(・ ・ ・ ・)だ。だから、何も問題ない」

 

「なら仕方ないな」

 

《いや、違うから》

 ごめん。心の中からだけど、ツッコミ入れさせてもらうよ。

 まず。翔鶴、山城。あなた達は目が死んでいるけど、まとも(・ ・ ・)みたい。そのままでいて。

 

 矢矧、能代、那智。あなた達、死んだ魚のような目をしながら、何言ってるの?艦娘は何でも屋じゃない。軍人よ。

 特に矢矧と能代。それ、艦娘じゃなくてTO○IOになっちゃう。彼らと同じ存在になろうとしないで?

 

 そして長門。何故納得しているの?しっかりして?

 苦手な魚料理三昧の日々を送っているから、精神的に参っているのは分かる。分かるけど、判断力を失わないで。

 

 

……ホント、マジで魚介類滅びないかな。

……いや、滅んじゃダメよ。漁師とかが生きていけなくなる。

 

『核弾頭、撃ち込みたいなぁ』

 

《……ダメよ》

 

『どうしてもダメ?』

 

《ダメ!!》

 やめなさい!瑞稀(・ ・)、あなた、なんて事考えるのよ。冷静になりなさい?

 

『……分かった。冷静にアトミックバズーカ担いで、ぶっぱなすわ』

 

《……核弾頭を撃つという考えを、やめなさいと言っているのよ》

 もうダメだ。瑞稀(・ ・)の思考・判断能力がヤバい事になってる。

……ん?車が1台、第603鎮守府の敷地内に入ってきた。

 

『車?誰だろう?ドライバーは──あはははっ♪準だ♪準だァ♡』

 

《み、瑞稀(・ ・)!?お願いよ!お願いだから、落ち着いて!!?》

 だ、ダメだ!抑えられない!!

 

 瑞稀(・ ・)が強化された視力でドライバーを確認すると、ドライバーは彼だった。やっと帰ってきたんだね。

 けど、タイミングが悪い。悪過ぎる。もっと早く帰って来てくれれば。LIN○のメッセージを見て返信してくれれば、ここまで瑞稀(・ ・)は壊れなかった。

 

 

 

 後片付けを終えると、瑞稀(・ ・)は物凄い速さで彼の元に向かった。

 

 何故こんなに遅くなったのか。何故返信してくれなかったのか。

 瑞稀(・ ・)の様々な思考や感情が、私に流れ込んて来た。

 

 けれど、彼の顔がとても疲れている感じで、とても弱々しいものだった為、それを見た瑞稀(・ ・)は正気に戻り、「おかえり」「お疲れ様」と言うだけで、襲おうとしたり、詰問しなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 けど、夜。日付が変わるか変わらないかの頃。

 彼に詰問するのを自制した反動が来た(・ ・ ・ ・ ・)のか、瑞稀(・ ・)はついに、行動に移してしまった。

 

 

 自室で寝ていた瑞稀(・ ・)が突然起き、今までこっそり用意した大量の道具(・ ・ ・ ・ ・)が入ったボストンバッグを持って、彼の部屋に向かってしまった。

 

 

 彼女の思考は、もはや口に出せないような、例えるなら桃色な思考しかしていない。

 止めようとしたけど、無理だった。

 

 

……ごめんなさい、()。もう、彼女を抑えられない(・ ・ ・ ・ ・ ・)

 

 

side ????? out

 

 

───────

────

 

 

side 提督

 

 

──第603鎮守府、執務室──

21:00。

 

 

「分かった!ちゃんとやる!やるから、許してッ!?」

 ヤバい。マジギレしていらっしゃる。ふざけ過ぎた。

 

「……それ、何度目ですか?」

 

「え、えっと……3回目?」

 頭がボーッとしているから、正確にカウント出来ていないが、確かその位だよね?ねっ?

 

「12回目です」

 

「あれ?そんなに?もっと少ない筈じゃ──あだだだだだ!!すんません!!ホントにすんません!!真面目になります!!誓います!!

 だから──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 腕挫十時固め(・ ・ ・ ・ ・ ・)するの、やめてェ!!?」

 痛ァい!柔かァい!温かァい!痛ァい!柔かァい!温かァい!以下、無限ループ。

 

 

 

「提督がッ!泣くまでッ!腕挫十時固めをッ!解くのをッ!

 

 やめないッッッ!!!」

 

 

「イ゛ェ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!」

 ちょっ、やめっ、やめてェ!!?痛い痛い痛い!!!ギブギブギブ!!!

 俺の右腕(利き腕)じゃなくて、左腕にやる優しさがあるなら、加減してください!!

 

「……ちゃんと、お仕事しますか?」

 

「しますッ!誓いますッ!!」

 真面目にやります!だから、腕挫(うでひしぎ)十時固め解いてくださいッッ!!!あと、柔らかい(・ ・ ・ ・)!!温かい(・ ・ ・)!!スパッツ越しだけど、阿武隈の()、とっても柔らかくて、すごくあったかいナリィ……。

 

 柔らかいと言ったが、柔らかさに全振りしているのではなく、程良く筋肉が付いていて、しなやかだ。

 言うなれば、ハイブリッド(・ ・ ・ ・ ・ ・)太股(・ ・)だ。新しい単語を作ってしまったが、気にしない。

 

 そして、()から発せられる熱は、程良い温かさをしている。十時固めされているのに、何故か安心感を覚える。

 例えるなら、母親に抱きしめられたような感じ。あくまで例えだが。

 

 流石、あぶくママ(・ ・ ・ ・ ・)。スパッツ越しでコレなんだぜ?スパッツ脱いでもらえれば、もっとあぶくママ(・ ・ ・ ・ ・)柔らかさ(・ ・ ・ ・)温かさ(・ ・ ・)を堪能ゲフン感じられる──じゃねぇよ!!アホな事考えてる場合じゃねぇ!!!真面目になれ!!!

 

「……分かりました。信じます」

 

 よ、良かった。解いてくれた。おーいてて……関節外れかけたぞ?どんだけ力込めたんだよ?

 君、最近益々バイオレンスになってきてない?プロレス技多用(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)するように(・ ・ ・ ・ ・)なってない?気の所為?

 

 

 

 

 

 

 

……さて。何が起きているのか分からないと思うから、説明タイムに突入するぞ。

 

 数時間前。大本営から急いでウチ(第603鎮守府)に帰ったんだが、予定よりもかなり遅く、更に連絡が一切無かった為、皆に心配されてしまった。

 連絡出来なかった理由を話すと、全員に呆れられてしまった。今後、出かける際は必ず充電器を持ち歩く事にします。

 

 次に、遅くなった理由だが、包み隠さず全て(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)正直に話した。

 最初は少し嘘をついて、遅れた理由を話そうと思ったが、やめた。

 

 その結果、俺の話──憲兵さんに事情聴取された事を聞き、少し騒ぎになってしまったが、ちゃんと説明したら、すぐに落ち着いてくれた。

 

……そうそう。話が前後するが、どうやら俺が、錯乱したアイオワ(・ ・ ・ ・)さんに襲われた(・ ・ ・ ・)瞬間を、偶然居合わせた大淀さん(・ ・ ・ ・)が隠し撮りし、それをLIN○で足柄に送ったそうだ。

 

……何時の間に撮ったの?俺が居た所、遮蔽物無かったんだけど?気付かなかったよ。

 それと、撮った理由。足柄にLIN○で伝えてたみたいだから、足柄が教えてくれたけど、「面白そうな()だったから撮った」って……酷くね?

 

 閑話休題。

 

 んでもって、その写真を瑞鶴に見られたらしい。

 その写真について色々聞かれると思ったんだが、何も言ってこなかった。

……ただ、瑞鶴の目が、その、上手く言葉に出来ないが、アヤシイ(・ ・ ・ ・)感じだったのが気になった。

 

 何故そんな目をしているのか聞きたかったが、薮鶴(・ ・)──間違えた。薮蛇になりそうだったから、やめておいた。

 

 閑話休題。

 

 皆に遅れた理由を説明した後。急いで執務室に行ったら、朝からずっと執務をしていた事でイラついていた阿武隈に、入室したのとほぼ同時にローリングソバットをぶちかまされた。

 君、幾らスパッツを履いているとはいえ、スカートでローリングソバットするのやめなさい。思っきし捲れ上がってスパモロ(・ ・ ・ ・)してたよ?

 あと、艦娘の身体能力を無駄遣いすんな。別の事に使いなさいよ。

 

……あ、スパモロ(・ ・ ・ ・)ってのは、スパッツがモロ見えしている、の略な。どーでもいい事だが、一応説明しておく。

 

 閑話休題。

 

 何故ローリングソバットをぶちかましてきたのか聞くと、どうやら予定の時間になっても帰ってこなかった事。連絡が一切なかった事でイライラしていた為、やったと言ってきた。

 

……本当にごめんなさい。深く反省しています。お詫びに、魚介類騒動が落ち着いたら、何でもします(・ ・ ・ ・ ・ ・)

 

 閑話休題。

 

 そして、夕食の時間だから、食堂に行って夕食を摂ろうと思ったが、阿武隈曰く、とてつもない量の書類が送られてきたから、そんな暇は無いと言われ、執務室に軟禁された。

 夕食は、本日の調理を担当した翔鶴が運んできてくれて、執務室で食べた。

 

 ちなみに、今夜のメニューはマグロ(・ ・ ・)料理だった。おいおい。とうとうマグロ(・ ・ ・)まで巨大化したのかよ……。

 

 そして、食べ終えると食器を再び翔鶴に頼んで片してもらい、そのままずっと執務をしていたんだが、途中、何度も俺がボーッとしたり、書類を紙飛行機にしようとしたり、折り鶴にしようとしたから、その度に阿武隈に注意された。

 

 阿武隈によるとそれらを累計で12回もやり、結果、とうとうマジギレした阿武隈に押し倒され、腕挫十時固めをぶちかまされて今に至る──

 

 

「何時まで寝っ転がっているんですか!早く起きてください!!」

 

「お、おうッ!分かったッ!!」

 ヤベッ!さっさと起きて、仕事しなきゃ。

……あっ、このアングル、マズいね。

 

 俺、床に仰向けに倒れている。

 阿武隈、俺の頭上近くで、スカートで仁王立ちしている。

 

……いいか?スカートで、だぞ。大事なことなので、2回言いました。

 

 急いで目を逸らすなり、目を瞑るなりすれば良かったが、ボーッとしていたせいで、そうするのが遅れてしまった。

 その結果、ガッツリ見てしまいました。

 

 

 

阿武隈の、スカートの中(変態紳士・淑女のオアシス)を。

 

 

 

……スパッツの中にある逆三角形(・ ・ ・ ・)が、ハッキリと見えちゃった。

 結構攻撃的な角度(・ ・ ・ ・ ・ ・)をしているね。

 何時だか休養状態の時。プールに行った際に見た、扶桑さんの水着並(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)攻撃的な角度(・ ・ ・ ・ ・ ・)をしているよ。

 

……股の一部(・ ・ ・ ・)。正確には中央部に、ワレメ(・ ・ ・)がくっきりと──これ以上はやめよう。

 

 

………………。

 

………………。

 

………………。

 

………………あっ、スパッツだから、何色かは分からない、と言っておく──

 

 

「提督ぅ?何処を見ているんですかぁ?」

 

「阿武隈、落ち着いて?声がとっても怖いよ?」

 俺の視線の先──何処を見ているのか気付いた阿武隈が、おっかない声でそう言ってきた。

 スカートを両手で押さえて、太股をモジモジと擦り合わせている。なんか、そそる──じゃねーよ!

 

 君が普段出している可愛らしい、特徴的な高い声は何処に行ったの?今の君の声、地獄の底から響いてくるような低い声だよ?何処からそんな声出してるの?ねぇ、提督さんに教えて?

 

 あと、お顔。君は顔芸をしない娘じゃん。

 どーでもいい事だけど、顔芸をするのは主に、瑞鶴や翔鶴、扶桑さん、由良、涼月、秋雲、俺、野原主任。それから、長門さんと五月雨、吹雪の11名だ。

 最近じゃ、夕張もしているな。夕張は先日、五月雨にサ○コ・キャプチャーで襲われた際、闇マ○クみたいな顔芸を習得したから──やめよう。話が脱線する。

 

 とにかく、阿武隈。ブチギレたポ○子みたいな顔しないで?髪の色が若干似てるからって、真似しないで?おっかない声出さないで?キ○タマ縮み上がりそう──

 

 

「提督。もう一度、聞きます。

 

 何処を、見て、いたんですか?」

 

 

「……阿武隈さんのスカートの中を、凝視してしまいました」

 ドスを利かせ、一語一句区切りながら聞かないで?とっても怖いです。そのせいで、思わず敬語になっちゃった。

……あっ、あのっ、阿武隈さん?何を──怖ッ!マジで怖いよ君ッ!?

 

 誰得かもしれないが、今起きている事を話そうと思う。

 さっき説明したが、俺が正直に阿武隈のスカートの中を見てしまった、と言ったら、突然無言で顔を俯かせ、俺の足の方へ向かって歩き出した。

 

 どんな表情をしているのか気になるから顔を見ようとしたんだが……前髪が顔を覆っていて、表情が全く分からなかった。

 

 ほら、アニメや漫画とかであるだろ?キレたキャラが髪で顔を覆って表情を隠すシーン。

 まさに、ソレが俺の目の前で、完全再現されている──って、ちょっ!?阿武隈!?何故俺をうつ伏せにするの?あと、片足持って何する気!!?今、説明中!説明中だから、ちょっと大人しくして──

 

 

「せえええええぇぇぇぇぇェェェエエエエエイッッッ!!!」

 

 

「おぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ"ッ"ッ"!"!"?"」

 

 

 

………………。

 

 

 

──第603鎮守府、提督私室前──

()開始二十七日目。

01:00。

 

 

……やっとだ。やっと寝れる。マジで辛かった。

 真面目モードになって執務をし、阿武隈の優秀過ぎるサポートのお陰で、昨日やる分を全て終わらせ、更に、今日やる分の3割を片す事が出来た。

 かなりのハイペースだったから、物凄く疲れたが。

 

 んでもって、終わったのがついさっき。00:50頃。

 その為、仮眠ではなくちゃんとした睡眠を摂る事が出来る。

 

 最初は仮眠室で寝ようと思ったけど、なんつーの?仮眠室って、寝る為だけの部屋だから、自室と比べると、なんか、落ち着かないんだよな。

 それに、ここ暫く仮眠室で寝ていたから、気分転換を兼ねて、自室で寝る事にした。

 

(……にしても、足。痛かったなぁ)

 けど、阿武隈は絶妙な加減でやってくれたから、やられた直後はともかく、今はもう痛くない。

 これなら“痛くてまともに眠れない”なんて事にはならなそうだ。

 

 

……数時間前に何があったか知りたい?分かったよ。教えてやる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 阿武隈にアンクル(・ ・ ・ ・)ホールド(・ ・ ・ ・)された。以上、説明終わり。

 

……流石にこれじゃ、酷いな。ちゃんと説明しないと。

 アンクル・ホールドってのは、うつ伏せ状態の相手の足をとり、足首を抱え、片方の手でキメるプロレス技(・ ・ ・ ・ ・)だ。それをやられた。

 

……誰だよ、阿武隈にプロレス見せた(・ ・ ・)の。技の完成度(・ ・ ・ ・ ・)高かった(・ ・ ・ ・)ぞ。お陰で、キメられた時はあまりの痛さに、変な声で叫んじまった。

 

 とりあえず、阿武隈にプロレス見せた奴は見つけ次第、投げっぱなしジャーマンスープレックスの刑に処してやる。

 

 閑話休題。

 

 技をキメられた後。阿武隈に誠心誠意謝罪して、許してもらった。

 そうそう。技をキメてきた理由だが、阿武隈曰く、

 

 

「スカートの中を見られた事は恥ずかしかったが(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)決して(・ ・ ・)嫌ではなかった(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)

 

「ただ、恥ずかしさのあまり、思わず(・ ・ ・)アンクル・ホールドをしてしまった」との事。

 

 

……色々言いたいけど、眠いから言う気が起きん。

 悪いが、今の俺は眠る事で頭が一杯だ。許してくれ。

 

「あー……鍵……何処だっけ……」

 ポケットの中に入れていた筈。なのに見つからない。

……イカン。眠過ぎて思考と判断力がアレだ。

……アレってなんだよ。しっかりしろ。アレはアレだ……アレ?アレって何?

 

…………。

 

……一旦深呼吸して落ち着こう。アレがゲシュタルト崩壊しかけてんぞ。

……よし、落ち着いた。けど眠い。

……鍵、何処だっけ?確かにポケットに入れていた筈……あった。

 

 ようやく鍵を取り出して、鍵穴に差し込んで解錠。

 

(風呂……は、入る気が起きん。けど、入らないと……)

 流石に、汗を流さずにそのまま寝るのはマズい。眠いが、我慢しよう。

……溺死しそうだから、シャワーだけにしておこう。

 えっと、タオルと着替え──あれ?なんかおかしいぞ(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)

 上手く言葉に出来ないが、違和感がある(・ ・ ・ ・ ・ ・)

 

…………。

…………。

…………気の所為だろ。

 

 

 急いでシャワーを浴びて、頭と身体を洗う。

 そして、タオルで拭いて水気を取って……あ、ドライヤーで頭乾かさなきゃ。

 

……。

 

……よし。終わり。布団を敷いて──あれ?もう敷いてある(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)

 俺、風呂に入る前に(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)敷いたっけ(・ ・ ・ ・ ・)

 

……。

……。

……まぁいいや。きっと、無意識のうちに敷いたんだろ。

 えーと、目覚まし時計セットして……よし。寝るぞ。

 

(もう、限界……)

 シャワー浴びれば、寝抜けが少し飛ぶかと思ったんだが、そんな事は無かった。

 

(おやすみ……)

 掛け布団を捲って、横になって、目を閉じて──って、アレ?なんか、暖かい(・ ・ ・)。それに、柔らかい(・ ・ ・ ・)物がある。抱き枕(・ ・ ・)かな?あと、甘い香り(・ ・ ・ ・)もする。

 

 

……。

 

……。

 

……。

 

……湯たんぽなんて、用意したっけ?

……用意していないな。

 じゃあ、何故こんなにも暖かい(・ ・ ・)んだ?

 それに、湯たんぽにしては柔らか過ぎる(・ ・ ・ ・ ・ ・)

 あと、何でこんなにも甘い香り(・ ・ ・ ・)がするんだ?

 

 

(……嫌な予感がする)

 本能が、危険だと俺に警告を与えてくる。

 その為、少しずつ意識が覚醒し、眠気が消えていった。

 

(……まさかとは思うけど、誰か居るのか(・ ・ ・ ・ ・ ・)?)

……確認しよう。

 

 

 恐る恐る、ゆっくりと瞼を開けると──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(<⚫>)(<⚫>)

 

 

 

 

 

「」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(<(((⚫)))><(((⚫)))>)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 瞳孔をカッ広げ、真紅の瞳(・ ・ ・ ・)で俺を凝視する瑞鶴と、目が合った。

 

 

 その距離、僅か(・ ・)数cm(・・・)

 

 

……冗談だよね?

 

 

 

side 提督 out

 

 

───────

────





次回予告


 あ、ありのまま今起こった事を話すぜ。
 俺は自室で寝ようと布団に入ったら、瑞鶴がステンバーイ!していた。
 何を言っているのか分からねぇと思うが、俺も何が──あっ、ちょっ!?待って?瑞鶴、ステイ!良い娘だから、大人しく──おっ、おい!?ま、待って?マジで待って?お願いだから、待っ──アッー!!?


第121話・第一次、貞操死守戦争その2


「私は今()たいけど、準は後で()たい。
 最終的にズッコン(・ ・ ・ ・)バッコン(・ ・ ・ ・)するのは、確定的に明らか(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)
 だから、今()ろうが、後で()ろうが、同じよ!!


 そこに何の違いもありゃしないでしょうがッッッ!!!」



※フラグやらネタやら詰め込んでいたら、膨大な量になったので分割しました(超小声)
 予告詐欺してすまぬ…すまぬ…。


【補足的なナニか】

・悩みがあるなら殺してやる!…「野水伊織」さんが言い放った迷言が元ネタ。
 瑞鶴の中の人繋がりで言わせた。

・LM-ジリオス…「BORDER BREAK」の武装が元ネタ。「強襲兵装」の補助兵装の1つ。日本刀のような外見をしている。
 第8492離島鎮守府から送られてきた設計図を元に、制作した(という設定)。時々、扶桑が物欲しそうに見ている

・暴走した初号機…「エヴァンゲリオン」に登場する初号機を指す。あれは暴走じゃない。覚醒なんだよ

・TOKIO…変態職人集団アイドルグループを指す。

・すごくあたっかいナリ…BBSサイト「2ちゃんねる」の「ニュース速報(VIP)板」に立てられたスレッドの名称である、「うわぁ……べんぞうさんの中……すごくあったかいナリ……」が元ネタ。

・闇マリク…「遊戯王デュエルモンスターズ」に登場する、マリク・イシュタールの闇の人格を指す。
 原作(漫画)ではそうでもないが、アニメだと、
 とにかく、顔がうるさい(・ ・ ・ ・ ・ ・)

・ポプ子…クソ漫画及び、クソアニメ、「ポプテピピック」に登場する主人公の1人を指す。
 彼女の顔芸は凄まじいの一言に尽きる。気になった方は、漫画やBlu-rayまたはDVDを買おう(ダイマ)
 但し、自己責任でお願い

以上、補足終了。







※マジでさ、ローソンコラボの鬼怒が悪友的存在に。阿武隈が義妹に見えてしょうがない。
 あと、由良が人妻過ぎて……もうね……尊い(語彙力)
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