舞鶴はいいゾ……
翔鶴と瑞鶴からバレンタインチョコ届いた。食べずに保管しなきゃ(挨拶)
妖精さんの技術なら仕方ない
考えるな、感じろ
※この小説に登場する人物達は全員、特殊な訓練を受けています。
決して真似しないで下さい。
※この小説内の季節は、10月上旬頃となっています。
……静かになった。
あんなにも荒々しい息と、狂気を孕んだ笑い声──いや。
更に、気配まで消えている。
……助かった?
……油断するな。
それか、侵入可能な箇所を探す為、移動したのかもしれない。
だが、此処──
……何故、こんな事になっちまったんだ?
確か、今から数時間前。フラストレーションが溜まりに溜まった妖精さん達が、俺達に内緒で作ったゾンビウィルスを散布したのが原因──
「ォ゛オ゛…゛…゛オ゛お゛ぉ゛ォ゛ォ゛ぉ゛…゛…゛♡」
「」
「ァ゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙…゙…゙…゙…゙♡」
……嘘、だよね?
背後から
急いで振り返ると──
先程まで、扉の前で狂ったように暴れていた
ダイヤのような形をした、黒いカチューシャ?を頭に付け。
袖が分離した、肩出し黒縦セーター……でいいのか?それを着て、黒のオーバーニーソックスを穿き。
そして、黒のゴツいロングブーツを穿いた、深海棲艦みたいに
「ゔぁ゙ぁ゙あ゙あ゙あ゙あ゙…゙…゙…゙…゙♡♡♡」
デンジャラス・ラブ・ゾンビと化した
「ゔびい゙い゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙…゙…゙♡♡♡」
ヨツンヴァイン……間違えた。四つん這いで、ニタニタ笑いながら、こちらにゆっくりと迫りながら。
瞳孔をカッ広げ、
その距離、約1m。
「ズズミ゙ダイ゙…゙…゙ノ゙ガ…゙…゙?゙」
はい。進みたいです。けど、進めません。
扉を開けて逃げたいが、バリケードを山のように積んでいるから、今すぐ逃げる事は出来ない。
急いでバリケードを片しても、間に合わない。
……あ、詰んでる。終わった。
──────────────
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──
side 提督
──第603鎮守府、執務室──
10:30。
「……提督、しっかりしてください」
「……はい。しっかりします。だから、加賀さん──
これ以上、ツームストンパイルドライバーをぶちかまさないでください。死んでしまいます」
真面目に執務します。書類で紙鉄砲や手裏剣、千羽鶴を作ろうとしたりしませんから、許してください。
受け身の取り方を完全に覚えたから、首が180°反転しなくなったけど、加賀さんのツームストンパイルドライバー、かなり勢いがあるから、床に叩き付けられた頭が物凄く痛い。頭蓋骨が砕けそうです。
「……分かりました。やめます」
良かった。真剣な声で頼んだから、聞き入れてくれた。これ以上やられたら、頭蓋骨が砕けるだけでなく、脳みそが左右に分かれちまう。
……いや。元から脳みそは右脳と左脳の二つに分かれているぞ。
……冗談言ってる場合じゃない。真面目になれ。じゃないと、またぶちかまされるぞ。
急いで椅子に座り、執務を再開。……はぁ。辛い。
肉体は大丈夫だが、精神の方が参っている。
俺に限らず、
例えば。誰とは言わないが、「空はあんなにも青いのに……」と、天気の話をしていたと思ったら、突然、ネギを持って振り回しながら、初音ミ○の暴走を大声で歌い出したり。
例えば。誰とは言わないが、
例えば。誰とは言わないが、普段とは全く違った狂気に満ちた低い声で、「戦場で生き残れるのは強き者だけだ!」と言いながら、何故か千歳さんに喧嘩を売って──正確には、分厚過ぎる
この他にも沢山あるが、割愛させてもらうぞ。全部説明していたら、時間が足りなくなる。
……とにかく、魚介類の対処や、魚料理三昧の日々を送っているせいで、色々ヤバい。
皆もそうだが、俺もアレな事になっている。その為、ふざけ過ぎて、数少ない正気を保っている娘──本日の秘書艦、加賀さんにシバかれた。
……昨日、瑞鶴に
……また、
……ダメだ。ダメ!
なんか、俺が
目が合っても、逸らされるし。
(あの時は、
とにかく、このままじゃダメだ。早く話し合って、解決しないと。
余談になるが、今の所、瑞鶴に
正確には、
ただ、翔鶴と榛名、涼月、由良、扶桑さん、阿武隈、葛城、大鳳、加賀さんは、俺と瑞鶴の様子を見て「
……どんな風に尋問されたのか、説明すると長くなるから結論を言うと、
その結果、ドッタンバッタン大騒ぎになりかけたが、最終的には順番を決めて、
ちなみに、
……クジの結果、
……
……言い忘れたが、魚介類騒動が収まるまで
……さっさっと
……あ、この事は皆に話してあるぞ。勿論、皆は納得してくれている。
……はい、この話、終了。閉廷。解散。
閑話休題。
巨大化した魚介類は、毎日生け捕りにして
幸いと言って良いのか分からんが、巨大化した魚介類が出現するようになってから、何度も索敵・警戒しているが、一隻も深海棲艦が確認されていないから、戦闘が行われていない。
もし、今のメンタル──正常に思考・判断出来ない状態で戦ったら、確実に負傷者が。最悪、
余談になるが、
……今朝、小嶋提督と近況報告とかをする為、電話したんだけど、もうね、小嶋提督が……
普段はミリ○ルドさんみたいな、落ち着いた丁寧な口調と声なのに、今朝電話したら
いやぁ、酷かった。電話して繋がった途端、『来たかァ!弟ォ!!』って言われた。
一瞬、受話器を放り投げそうになったなぁ。
まぁ、直ぐ神通の
……じゃなくて。
(小嶋提督に言われたが、向こうも巨大化した魚介類が出現するようになってから、深海棲艦が一隻も確認されていない)
有り得ないぞ。もしかしたら、魚介類が深海棲艦を食べているのでは?
そう思って、生け捕りにした全ての魚介類の胃袋や血液等を徹底的に調べてもらったが、痕跡は一切確認されなかった。
向こうも俺と同じ事を考え、調べたが、結果は同じ。
(ウチと向こう以外の鎮守府が担当する海域には、普通に深海棲艦も出現している……)
マジで何が起きているんだ?
……待てよ?
「提督?どうかしましたか?」
「加賀さん、今回の大規模反攻作戦に参加した鎮守府が使用した、
「了解よ」
俺が頼むと、直ぐにキャビネットに向かい、ファイルを探し始めてくれた。
加賀さんが探してくれている間に、俺はウチが使用した、
(俺の予想が正しければ、原因は──)
「お待たせしました。こちらになります」
「──ッ!ありがとうございます」
加賀さんがファイルを見つけ、俺に差し出してきた。
急いでファイルを受け取り、広げ、報告書を読む。
…………。
…………。
…………。
…………やっぱり。
大規模反攻作戦に参加した、全ての鎮守府が使用した
(
報告書には、
……ウチは百倍に濃縮するだけでなく、千倍にまで濃縮した。
更に、その千倍濃縮した奴に、色々ブチ込んだ。その結果、謎の生命体、ケミカルXが誕生したんだっけ。
そして、そいつをブッ放した。
…………。
…………。
…………もしかしなくても、
…………いや、待て。それじゃあ、何故、魚介類は無事なんだ?
…………………………。
「ゴボッッ!!?」
……あ、色々考えていたら、胃が限界を迎えたのか、吐血しちゃった。すげぇ、噴水みたいだ。
こんなに吐血して、大丈夫?明らか、致死量の出血だよ、これ。
「てっ、提督ッ!?」
あーあ。加賀さんが慌ててらァ。それもそうか。報告書を見ていたと思ったら、突然噴水の如く、吐血したんだもん。そら慌てるわな。
……あ……盛大に吐血したからか、血が足りなくて意識が…………。
………………。
──第603鎮守府、医務室──
14:00。
「……はい。先程、大本営から届いた封筒です」
「ありがとうございます」
うへぇ。大分回復してきたけど、血液不足でまだクラクラする。……しっかりしろ。
気合を入れて身体を動かし、書類を受け取る。えっと、ぺーバーナイフ……あった。
提督の必需品の1つ、ぺーバーナイフをポケットから取り出す。
数時間前。執務室で盛大に吐血した俺は失血により、意識を失ってしまい、医務室に運ばれてしまった。
普通なら死んでいてもおかしくない量の血を失ったが、そこは特殊な訓練を受けた提督。軽い目眩だけで済んだ。
提督の生命力を舐めるなよ?
閑話休題。
少し休んだ事で回復してきた頃。先程大本営から書類が届いたらしく、加賀さんが俺に届けに来てくれた。
そして、それを受け取り、開封し、今に至る。
(今度はなんだ?また碌でもない事か?)
ここ最近、大本営からは良い報せが届かないから、内心ゲンナリしながらそんな事を考えていた。
緩慢な動きで封筒を開け、書類を取り出して読む。
……。
……。
……マジ?
「どうしました?」
「朗報です」
書類に書かれた内容を読み、思わず硬直していると、加賀さんが声を掛けてきた。
口で説明したいが、喋るのが億劫だから書類を手渡す。
この報せが本当なら、もう魚料理三昧の日々を送らなくて済む。
「……確かに、朗報ですね」
おっ、加賀さんが嬉しそうに微笑んで、これまた嬉しそうな声を出した。
それもそうだ。大本営が、生け捕りにした魚介類を引き取ってくれる業者を見付け、明後日から業者がウチに毎日来て、生け捕りにした魚介類を引き取る、と書かれてあるのだから。
「これで、魚料理三昧の日々とはお別れ出来ますね。気分が高揚してきました」
「加賀さん、目。血が出てますよ?」
血涙流さないで?興奮する気持ちは分かるけど、落ち着いて?
「提督、この事を皆に知らせてあげましょう」
「そうですね。その前に血涙止めてください」
真顔のまま垂れ流しているから、結構怖いです。絵面がアカンですよ。屍人みたいですよ?
……よし。止めてくれた。
……さて。ちょっとふらつくが、急いで放送を入れて、皆に教えてあげよう──内線?
「こちら医務室、加賀です」
ベッドから降りようとしたら、内線が入った。
俺が取ろうとしたが、先に加賀さんに取られてしまった。
「……はい。……はい。……何をしているのですか。早く止めてください」
(……なんか、穏やかじゃないな)
内線を取った加賀さんの表情が、どんどん険しくなっている。声も低く、不機嫌そうだ。
確実に何かあったな。そう思っていると、内線を受話器に置き、
「……提督、妖精さん達がやらかしました」
「……またですか」
そう告げてきた。おいおい、またかよ。今度は何だ?
「先程の内線は、工廠で妖精さん達の監視をしていた野原主任からでした。
野原主任によると、妖精さん達が「今日は世界ゾンビデー」だから、こっそりゾンビウィルスを作ったそうです」
「こっそりゾンビウィルスを作った」
ナニソレ、イミワカンナイ!
つーか、世界ゾンビデーって何だよ。そんな日あるのか?ちょっと調べてみよう。
ポケットに入れておいたス○ホを取り出し、検索。
えーっと、世界ゾンビデー……あ、ホントだ。本日10月10日は世界ゾンビデーって、検索結果に出てる。
「現在、妖精さん達がゾンビウィルスを散布しないよう、野原主任と夕張さんが阻止しているそうです」
「何時ものメンバーが阻止してくれているのか……」
何時もありがとう。そして、苦労をかけてすみません。
ゴタゴタが落ち着いたら、報奨与えて労ってあげよう。
「私も加勢しに工廠へ行ってきます」
「分かりました。気を付けてください」
……行っちゃった。なんか、本当にすみません。魚介類騒動で疲弊しているというのに、秘書艦業務だけでなく、妖精さんの対処もしてくれて。
……とりあえず、執務室に行って会議室に集まるよう、放送を入れよう。
(……にしても、ゾンビウィルスか)
何でそんなモノを作れるんだ?どうやって作っているんだ?
色々突っ込みたいが、相手は妖精さん。俺ら人間の常識を常に上回る事をやらかすから、深く考えたりツッコミ入れない方が良い。
考えるな。感じろ。じゃないと、胃袋と精神によろしくない。
(……胃薬飲もう)
胃が痛み出した。さっさと飲まないと、また吐血するハメになる。
俺はベッドから降り、胃薬を服用して執務室へ向かった。
この時の俺は、楽観視していた。
何時ものように妖精さん達がやらかしたが、どうせすぐに解決して平和になるだろうと。
先にネタバレしておく。
約十数分後。絶望するハメになる、と。
side 提督 out
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side 加賀
──第603鎮守府、工廠──
「いい加減にしろォ!」
「どうしてこうもフリーダムなの!?」
……地獄絵図ね。それが第一印象だった。
工廠に到着すると、虹色のバイオハザードマークが描かれた装置へ向かおうとする妖精さん達と、それを阻止する野原主任と夕張さんの姿が視界に入ってきた。
<なにするだ〜!ゆるさんっ!
<さきっちょ!さきっちょだけ!
<後遺症は残りません!
<
<感染しても、
<散布させろぉ〜!
……いい加減にしなさい。
妖精さん、あなた達のフラストレーションが溜まっているのは理解出来ます。息抜きするのは構いません。ふざけたくなる気持ちも良く分かります。
ですが、だからといって、ふざけ過ぎるのは許せません。
「あっ、加賀さん!?」
「えっ、加賀さん!?」
「加勢に来ました」
野原主任と夕張さんが私に気付き、加勢に来た事を告げると、少しだけ表情を和らげた。
「助かった。人手が足りなくて、困っていたんです」
「これで勝てる!!」
「2人とも、気を抜かないで」
ほら、そこ。野原主任と夕張さんの気が緩んだ隙に、妖精さんが装置に駆け寄って散布しようとしているわよ。
<ぬわああああああ〜!??
<ぶるるっあああっっ!!?
(……命中を確認。次)
断末魔を上げ、工廠の床に倒れ伏した妖精さん達を横目で確認しながら、再び装置に駆け寄ろうとする妖精さん目掛けて投擲。再び直撃。
(……数が多過ぎるわね)
迎撃しながら、素早く妖精さん達の数を確認したけれど、軽く100人……人?まぁいいわ。とにかく、数が多い。
このままでは、人海戦術……妖精海戦術?で押し切られる恐れがある。
いっその事、散布させてしまおうかしら?妖精さんの話では、時間制限付きらしいし、後遺症も残らないようだし。
……何を考えているのよ。散布させてはダメよ。しっかりしなさい。
ただでさえ
「加賀さんッ!」
「──ッッ!!」
ボーっとしていると、夕張さんが声を掛けてきた。
慌てて思考を中断し、周囲を見渡すと──装置に到達し、ボタンを押そうとする妖精さんの姿が視界に入った。
……マズい!
痺れ玉を投擲──はしない方が良いわね。間違ってボタンに当たったりしたら、目も当てられない。
慌てて駆け寄り、阻止しようとしましたが──
<ハザード・オン!
<勝ったぞォォ!
<絶望が、貴様らのゴールだ!
──散布スイッチを押されてしまった。
直後、装置から白い煙が勢い良く吹き出し、工廠内を覆った。
……やってしまった。どうしましょう?
「うわああああああああ!!」
「ガスマスク!ガスマスク何処!?」
野原主任と夕張さんが発狂したかのように騒ぎ出し、慌てふためく声が聞こえる。
私も騒ぎたかったけれど、2人の声を聞いていたら、何故か冷静になれた。
<ガスマスク?付けても意味無い!
<防護服?着ても意味無い!
<ゾンビ化するのは、
<提督さんや野原主任は感染しません!
<効果は約6時間!
<さぁ、抗え!逃げ惑え!
(……説明してくれて、ありがとう)
とりあえず、阻止に失敗した事と、妖精さんが言った事を、内線で彼に伝えましょう。
……彼、倒れなければ良いのだけど。
side 加賀 out
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Another side
──横須賀鎮守府、執務室──
「俺は……俺は!死なないッッ!!」
俺にはまだまだやるべき事と、やりたい事が山ほどあるんだ。こんな所で死んでたまるか!
「何が世界ゾンビデーだ!元になったイベントは、ゾンビメイクして練り歩くだけなのに、理性やら何やらが消えた、本物のゾンビを生み出しやがって!!」
何故こんな事になったのだろう。原因なら判明している。
今朝、突如妖精さん達が「今日は世界ゾンビデーだから、ゾンビウィルスを散布します!」と抜かして、俺や技術班達、艦娘達に内緒で作ったゾンビウィルスをばら蒔きやがった。
……まぁ、重要拠点だという自覚があるからか、必要以上に混乱を起こさないよう。鎮守府の機能が停止しないよう、鎮守府全体にばら蒔かなかった事が唯一の救い。
そのような気遣いが出来るのなら、最初から散布するな。ゾンビウィルスを作るな。
閑話休題。
現在判明している事は、
・
・現在、複数の艦娘がゾンビウィルスに感染し、ゾンビ化している事。
・効果は約6時間。
・理性は完全に崩壊し、
・ゾンビ化した者は、カニバリズム的な意味で人を喰ったりはしない事。
・ゾンビ化した者に襲われても、ゾンビ化はしない
・後遺症等は一切、残らない
・正式呼称はゾンビではなく、
……なんでゾンビではなく、
その事を
『魚介類騒動で疲弊している鎮守府を、
との事。
……
……というか、誰だ、例のアニメを見せた奴は。
それから──ッッッ!!?き、来た!!!
『ゔあ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙…゙…゙♡』
「…………」
……何時まで固まっている?急いで逃げなければ、
丁度、背後には窓がある。ここから飛び降りて逃げよう。
急いでドアから離れ、窓を開けようとした瞬間だった。
「ヴ゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ゙ッ゙!゙!゙!゙」
「…………」
身の毛もよだつような
……扉をタックルでブチ破って侵入するな。
お前が壊した扉は、大和型の主砲が数発直撃しても耐えられる、妖精さん特製の扉なんだぞ。何故ベニヤ板のように軽々とブチ破れるんだ?
……いや。
先日、
……余計な事を考えている場合ではない。さっさと逃げねば。
ポケットに忍ばせておいたスタングレネードを赤城に向けて投擲し、素早く窓から飛び降りる。
直後、凄まじい音と閃光が背後から発せられた。
この程度の物で足止め出来るとは思っていないが、使用しないよりはマシだろう。
結果だけ言っておこう。
窓から飛び降り、必死に逃走したが、5秒も掛からず
……提督、辞めようかな。
……いや、辞めるわけにはいかない。俺が辞めたら、
「い゙だだ゙ぎま゙ず♡」
「離れろ!」
ズボンを脱がそうとするな!ダメだ、力が強過ぎる!くそっ!くそっ!くそォ!!!
Another side out
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次回予告
それは逃げようとしたり、抵抗するからだ。
なぁ、相棒。逆に考えるんだ。
なぁに、大丈夫だ。相棒なら出来る。俺が保証してやる。だから、
遠慮も容赦もなく、全員を
第123話・常識と理性、捨てます
「ちょっくら皆の処○膜ブチ破って、パパになってくるわ。フリじゃねーぞ?俺はマジだ。本気と書いて、マジと読む。
今日から俺は、
みんなこれからは家族だ!!!」
【補足的なナニか】
・初音ミクの暴走…VOCALOID「初音ミク」が歌った曲を指す。電波ソング。
「初音ミク」の声の元になった人は、「藤田咲」さん。
・アトミックバズーカとラジエーターシールド…「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」に登場するモビルスーツ、「試作2号機」が装備している武器とシールドが元ネタ。
・戦場で生き残れるのは強き者だけだ!…「アズールレーン」に登場する「加賀」の台詞。中の人は「茅野愛衣」さんが演じている。
・ミリアルド…「新機動戦記ガンダムW」に登場する「ミリアルド・ピースクラフト」を指す。
中の人は「子安武人」さんが演じている。子安さんが演じてきた中で、かなり真面目でまともなキャラ
・御大将…我世の春が来たァ!!「∀ガンダム」に登場する「ギム・ギンガナム」を指す。
声と顔が、とにかくうるさい彼の声と顔は腹筋に悪い。
中の人は「子安武人」さんが演じている。
・バイオハザードマーク…関係者が一目で感染性廃棄物である事を識別出来るように作られたマークを指す。
内容物を識別する為、色を付けられる場合もある(間違っていたら、コメント等で指摘してやって下さい)。
尚、現実では虹色のバイオハザードマークは存在しない。
・痺れ玉…第603鎮守府の妖精さん達が開発した、ゴルフボール大のゴム製の玉を指す。
一定以上の衝撃が加わると、特殊な電磁波が放出され、その電磁波に触れたモノを痺れさせ、動けなくする。出力調整が可能。
尚、痺れ玉から発せられる電磁波は、機械に一切影響を与えない。
以上、補足終了。
※ボルシチ食べるのに、4時間近く並ばなきゃならないって……どういう事なの?