追跡鶴   作:EMS-10

143 / 214

※警告※
下ネタ描写及び、R17.9有り
ご都合主義ばっか
頭を空っぽにしてご覧下さい
お前らの嫁だろ、早くなんとかしろよ


※この小説に登場する人物達は全員、特殊な訓練を受けています。
 決して真似しないで下さい。

※この小説の季節は、10月上旬頃となっています。



第123話・常識と理性、捨てます

 

side 提督

 

 

──第603鎮守府、客室──

()開始二十九日目。

17:30。

 

 

 

「……丁度、散布から3時間が経過したか」

 何時もなら、山のような書類とお見合い(・ ・ ・ ・)しているから、3時間程度ならあっという間に過ぎたように感じるが、今は一分一秒が永遠と思える程に長く感じる。

 時計を見ながら小声でぼやくと、

 

「妖精さん達が言うには、きっかり6時間で効果が切れる。なら、あと3時間ですね」

 

 俺の隣でドアを警戒するように睨みながら、野原主任が小声でそう言った。

 

「幾らフラストレーションが溜まっているとはいえ、やり過ぎではないでしょうか?」

 

「俺もそう思います」

 確かに、やり過ぎだ。けれど、こうなった原因は俺にもある。

 

 大規模反攻作戦の後処理やら、魚介類の対応やらで忙しく、妖精さん達の事を気に掛けてあげる余裕が無かった。

 もっと彼女達……彼?どっちだろう?ともかく、妖精さん達をケアしていれば、こんな事は起きなかった。

 

「マジで妖精さん達、フリーダム過ぎ──へっきしっ!」

 

「ちょっ!?野原主任ッッ!大きな音出さないでくださいッ!!」

 奴ら(・ ・)に気付かれちまう!やっと逃げ切れて、落ち着ける場所を見付けられたというのに!

 念の為、ビー○マグナム型麻酔銃を構え、窓の外を警戒する。

 

「すっ、すみませんッ!!」

 

 大きな音を出すな、と言ったが、野原主任は決して大きな音を。正確にはくしゃみだが、出したわけじゃない。寧ろ、かなり静かな音だ。

 しかし、今は一瞬でも大きな音を出すのはNGだ。何故なら、奴ら(・ ・)は音にとても敏感に反応するから。

 

 

 

 

 

 

……はい。何時も通り、説明タイムに突入すんぞ。

 今から約3時間前。工廠で妖精さん達を監視していた野原主任から、フラストレーションが溜まりに溜まった妖精さん達が、俺や皆に内緒でゾンビウィルスを作成し、散布しようとしていると報告を受けた。

 

 野原主任が妖精さんを尋問(・ ・)して聞き出した情報によると、本日10月10日は「世界ゾンビデー」という日らしく、悪戯やイベント大好きな妖精さん達が何処かでその情報を得た為、ゾンビウィルスを作ったらしい。

 

 野原主任や夕張、加賀さんが必死に阻止しようとしたが、散布されてしまった。それが、今から3時間前に起きた出来事だ。

 

 最初、内線でその報告を受けた時は、どうせ何時もみたいにすぐ平和になるだろう。そう楽観視していたが、結果は大惨事になってしまった。

 

 そのせいで、皆に朗報──明後日から業者が来て、生け捕りにした魚介類を引き取ってくれるから、魚料理三昧の日々とはサラダバー(・ ・ ・ ・ ・)!出来る事を伝えられていない。

 

 

 閑話休題。

 

 

 現在、()に出た娘達と、深海棲艦を索敵する為出撃した娘達、合計で18名と、俺と野原主任を除く、鎮守府に待機していた娘全員が感染(・ ・)し、発症(・ ・)ゾンビィ化(・ ・ ・ ・ ・)してしまった。

 

 ちなみに、不在の18名だが、以下の通りだ。

 千歳さん、瑞鶴、葛城、大鳳、長門さん、扶桑さん、山城、榛名、那智さん、熊野さん、名取さん、能代さん、由良、阿武隈、涼月、文月、吹雪、五月雨。

 

……涼月が不在で良かった。もし待機組だったら、確実にどえらい事(・ ・ ・ ・ ・)になっていたかもしれない。

 なんてったって涼月は、元から(・ ・ ・)究極生命体みたいな存在だ。感染(・ ・)して発症(・ ・)したら……ハザードレベルMAX、ヤベーイ!な事になって、それから……やめよう。想像したくない。

 

 

 閑話休題。

 

 

……ゾンビ化じゃないのかって?あと、何故俺と野原主任は感染(・ ・)しないかって?それについては妖精さん曰く、

 

 

・魚介類の対応で、鎮守府がお通夜状態。

・暗い雰囲気を吹っ飛ばしたい

・今日は世界ゾンビデー

・ゾンビウィルスばら蒔いて、お祭り騒ぎにしようぜ!

・ついでに、某アニメみたいにアイドル活動してもらおう!

・某アニメの彼女達はゾンビではなく、ゾンビィ(・ ・ ・ ・)と呼ばれている

・じゃあ、ゾンビィ化(・ ・ ・ ・ ・)と呼ぼう!

感染(・ ・)するのは艦娘のみで、人間の俺と野原主任は感染(・ ・)しない

発症(・ ・)した艦娘は、カニバリズム的な事は一切してこない

・R18-G的な事は決して起きない

・6時間経てば、効果が切れる

・勿論、後遺症等は一切残らない

 

 

……との事。色々言いたいけど、一つだけ。

 誰だよ!あのアニメ見せた奴!俺、まだ1話しか見てないんだけど!早く録画した2話以降を見たい!……じゃなくて。

 妖精さん、君達のお陰で鎮守府はお祭り騒ぎになりました。暗い雰囲気は吹っ飛びました。けど、吹っ飛ばし過ぎだと思います。

 

 あと、発症(・ ・)した娘達だけど、誰一人アイドル活動してくれません。歌ったりしてくれません。

……訂正。約一名。(初霜)とは言わないけど、自室に篭ってデスメタルを大音量で再生。歌う……もとい、シャウトしてる娘が居るな。ゾンビランド○ガ1話さながらに。(初霜)とは言わないけど。

 

 

 

……話を戻そう。

 散布されたゾンビウィルスに感染(・ ・)した娘だが、発症(・ ・)すると、次のような症状が現れる事が判明している。

 

 まず、皮膚の色が変わる。具体的には、深海棲艦のような白い色になる。ただ、全身の皮膚が白くなるわけじゃない。斑模様みたいに、所々白くなる程度だ。

 この状態は理性が完全に(・ ・ ・ ・ ・ ・)残っていて(・ ・ ・ ・ ・)、普通に会話が可能。

 これを第1段階と呼称する。

 現在、鎮守府に待機していた鈴谷と足柄、木曾、夕張の4名が該当している。

 この4名には、自室に待機してもらっている。

 

 次に、第1段階が進行すると、皮膚の色は同じだが、段々まともに喋る事が出来なくなり、デンジャラス・ラブ・ゾンビ化した涼月みたいな唸り声を出すようになる。

 更に、瞳の色が少しだけ(・ ・ ・ ・)真紅に変化(・ ・ ・ ・ ・)する。

 ただ、理性は第1段階同様、ちゃんと残っている。

 これが、第2段階。

 該当者は、同じく待機組だった摩耶(・ ・)夕立(・ ・)早霜(・ ・)の3名だ。

 この3名も、上記の4名同様、自室待機してもらっている。

 

 続いて、第2段階が更に進行すると、肌が全て白くなり、理性が完全に崩壊(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)し、本能に従って行動(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)するようになる。

 おまけに、瞳の色が眼球ごと(・ ・ ・ ・)真紅になる(・ ・ ・ ・ ・)

 そして、二足歩行で移動する事が出来なくなり、四つん這い、または這って移動するようになる。

 これが、第3段階。

 該当者は、翔鶴、加賀さん、矢矧(・ ・)海風(・ ・)満潮(・ ・)秋雲(・ ・)初霜(・ ・)時雨(・ ・)の8名が該当している。

 

……第1、第2段階は理性がちゃんと残っているから、遭遇しても大丈夫だが、第3段階になると、襲い掛かって来るようになる。

 

 

 

俺だけを(・ ・ ・ ・)

 

 

 

……何故そんな事を知っているのかって?

 3時間程前、加賀さんと野原主任が執務室に来たんだが、加賀さんの外見が突然変化し、襲いかかって来て、俺だけ(・ ・ ・)追いかけ回してきやがった。

 

 

 

野原主任の事をガン無視(・ ・ ・ ・)して。

 

 

 

……何でだよ。何で俺だけを(・ ・ ・ ・)襲うんだよ。

 野原主任が万能バール(・ ・ ・ ・ ・)に搭載された麻酔弾を、何十発もぶっ放して攻撃しているのに、完全に無視して俺だけ追いかけ回すって……意味分かんねぇよ。

 

……まぁいいや。本当は良くないが、一々ツッコミ入れていたら、時間が足りなくなる。

 んで、その後は鬼ごっこ(・ ・ ・ ・)が始まり、約3時間近く逃げ回るハメになりました。

 

 そして、加賀さんだけでなく、第3段階に突入した翔鶴にも見付かり、二人に追いかけ回された。

……何度か押し倒され、俺の主砲(・ ・ ・ ・)が喰われかけたが、ノーザンライトボムをぶちかまして事なきを得た。

 

 それを何度も繰り返し、十数分前。ようやく奴ら(・ ・)を撒いて、野原主任に宛てがわれた部屋に逃げ込み、今に至る。

 

……おっと。何故、発症(・ ・)した娘達の症状や段階が分かるのか、まだ説明していなかったな。

 説明ばっかで嫌になっていると思うが、もう少しだけ付き合ってくれ。

 

 単刀直入に言うと、妖精さんが教えてくれた。以上。

 

……詳細を語ると更に長くなるから、割愛させてもらうぞ。

 

 

「……少佐、先程廊下に仕掛けたセンサーが反応しています」

 

 長々と説明タイムに突入していると、野原主任が端末を見ながら、焦った顔でそう言ってきた。

 マジかよ。長々と説明したせいで、疲れているんだ。勘弁してくれ。

 

「気配を消してください」

 

「……了解」

 泣き言を言っている場合じゃない。気持ちを切り替えろ。

 野原主任の指示通り、気配を消し、ドアに向かって俺はビー○マグナムを。野原主任は万能バールを構え、待機。すると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙…゙…゙…゙…゙』

 

 

 

 ドア越しに、廊下を這う(・ ・ ・ ・ ・)ような音と、唸り声(・ ・ ・)が聞こえてきた。

 恐らく、第3段階に突入した誰かが来ている。

 

 

 

『ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙…゙…゙…゙…゙』

 

 

 

……近付いている。

……怖い。心臓がバクバク言ってて、うるさい。

……あれ?這いずる音と、唸り声が聞こえなくなったぞ?

 

(まさか、俺達の気配を察知したのか?)

 もしそうだったらマズい。現に、犬みたいに匂いを嗅ぐような鼻息が聞こえる。

 このままだと、俺と野原主任の存在を察知して、ドアをぶち破って侵入して来る恐れがある。

 一応、バリケードを築いているが、気休めにもならないだろう。急いで窓から脱出しないと。

 

 そんな事を考えながら、そっと野原主任の顔を見ると、俺と同じ事を考えていたのか、無言で頷いた。

 

……よし。音を立てずに窓を開けて逃げよう。

 ゆっくりと、慎重に音を立てないよう、背後にある窓へ身体を向けると──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(<⚫>)(<⚫>)

(<⚫>)(<⚫>)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「」

 

「」

 

 

 

 

 

(<⚫>)(<⚫>)

(<⚫>)(<⚫>)

 

 

 

 

 

 

 窓に、2体のゾンビィ(・ ・ ・ ・)──第3段階に突入した時雨(・ ・)海風(・ ・)が、瞳孔を限界までカッ広げ、真紅の瞳(・ ・ ・ ・)を蘭々と輝かせ、()を凝視する光景が視界に映った。

 

 その光景を見て、野原主任と仲良く硬直していると、廊下に居るゾンビィ(・ ・ ・ ・)がドアに張り付き、楽しそうな(・ ・ ・ ・ ・)唸り声を出している音が聞こえてきた。

 

 

(……状況を整理しよう)

 ドアの外──廊下には、誰か分からんが、ゾンビィ(・ ・ ・ ・)が1体居る。

 ドアを開けるには、バリケードを退かす必要がある。退かしても、廊下に居るゾンビィ(・ ・ ・ ・)に襲われる。

 もしくは、退かそうとしている間に、窓にいるゾンビィ(・ ・ ・ ・)達が窓から侵入してくる。

 

 窓には、ゾンビィ(・ ・ ・ ・)が2体、張り付いている。

 奴ら(・ ・)の対処をしていれば、廊下に居るゾンビィ(・ ・ ・ ・)が侵入して来る。

 

 

 

……これ、詰んでるね。

 

……良し。

 

 

「野原主任、タイプライター(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)持っていませんか?」

 俺と野原主任が居る事がバレているから、普通の声量で声を掛ける。

 

「……持っていませんよ。というか、タイプライター(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)で何をする気ですか?」

 

「何って、決まってますよ。

 

 

 

 データをロード(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)して(・ ・)やり直すんですよ(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)

 

 

「少佐、俺達が居るのは現実です。バイ○ハザードみたいな事になってますが、ゲームの世界じゃないです。現実逃避しないでください」

 

「あれま、ダメか。てっきり出来ると思っていたんだけどなぁ。そうかそうか、ダメかぁ。なら、やる事はただ一つ。

 

 

 

ゾンビィ狩り(・ ・ ・ ・ ・ ・)の時間じゃああい!!」

 もう遠慮しねェ!容赦しねェ!慈悲も情けも与えず!狩ってやらァ!!

 今まで後処理やら魚介類の対処やらで、ストレスとか色々溜まっている。抑えてきたが、俺の理性が崩壊した。

 つまり、ハジケた(・ ・ ・ ・)

 

 誰かが言っていた。襲っていいのは、襲われる覚悟のある奴だけだ、と。

 なら、襲ってやろうじゃねぇか。

 今まで受け身でいたが、これからは攻めになってやる!

 

 ビー○マグナム型麻酔銃の出力を、最小から7割まで上昇させる。そして、窓に張り付いているゾンビィ(・ ・ ・ ・)達に銃口を向けて、撃つ!!

 直後、凄まじい発砲音と、これまた凄まじい光が銃口から放たれ、強烈な反動が襲いかかって来た。

 しかし、両手でしっかり持ち、足も射撃の姿勢で撃ったから、狙いを外す事なく、標的(・ ・)目掛けて飛んで行った。

 

 

「「ヴォ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ゙ッ゙!゙!゙?゙」」

 

 

 命中!2匹(・・)纏めて吹っ飛ばしてやった!!

 直撃を喰らった2匹(・・)は……良し良し。麻酔の効果が現れたのか、仲良く地面に寝っ転がって、お昼寝(・ ・ ・)している。

 

「ちょっ、少佐!?あんた、今自分が何したか、分かってんのォ!!?」

 

ゾンビィ狩り(・ ・ ・ ・ ・ ・)です!!」

 ついカッとなってやった。反省も後悔も一切していない。

 

「アンタ、この騒動が起きてから、例え襲われても、部下を傷付けたくないって言ってましたよね!?麻酔銃を撃つとしても、最小出力以外で撃たない、って言ってましたよね!?今、思っきし出力上げてぶっ放しましたよ!!?」

 

「あれ?そんな事言いましたっけ?」

 言ったような気がするけど、覚えていねぇや。

 

 

「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!゙!゙!゙」

 

 

 おっと。廊下に居たゾンビィ(・ ・ ・ ・)──秋雲(・ ・)が、ドアをぶち破って侵入してきやがった。

 おもてなし(・ ・ ・ ・ ・)しなきゃ。

 麻酔銃を捨て、俺目がけてル○ンダイブして来たゾンビィ(・ ・ ・ ・)を抱きしめッ!勢いを利用してッ!

 

 

「はいだらああああああ!!!」

 ノーザンライトボオオォォォオオオム!!!

 決まったあああああアアアアアアアア!!!

 頭が畳にめり込んだあああああぁぁぁ!!!

 数回ビク付くと、そのまま動かなくなったァ!!!

 

「……良し。野原主任、安全な所を探しましょう」

 えっと、麻酔銃……あった。投げ捨てたけど、壊れて……いないね。

 

「……少佐、あんた、えげつないな──って!ヤバい!騒ぎを聞き付けて、集まって来やがった!」

 

 野原主任が焦った声で、窓の外を見ながらそう言ってきた。

 集まって来た?丁度いい。皆纏めて襲ってやる(・ ・ ・ ・ ・)

……いや。お仕置き(・ ・ ・ ・)してやる。

 

 壊れた窓から外を見ると、加賀さんと翔鶴が這いながら、こちらに向かって来るのが見えた。

 あの二人には、約3時間近くも追いかけ回された。それに、主砲(・ ・)を喰おうとしてきた。なら、

 

「今度は俺が、お前ら(加賀さんと翔鶴)格納庫(・ ・ ・)喰って(・ ・ ・)やる」

 

「……少佐、大丈夫ですか?自分が何言っているか、分かってます?あと、目からハイライト消えてますよ?」 

 

「ちょっくら二人の処○膜ブチ破って、パパになってくるわ。フリじゃねーぞ?俺はマジだ。本気と書いて、マジと読む。今日から俺は、パパ良瀬(・ ・ ・ ・)だ!」

 

「少佐、冷静になってください──」

 

 

「みんなこれからは家族だ!!!」

 

 

「妖怪・みんな家族だ!は404小隊にお帰り下さい……じゃなくて、ダメだこりゃ──って、少佐!?」

 

 

 野原主任が何か言っているが、俺は無視して窓から外に出て、2人目掛けて疾走。

 

 

「「ぉ゙お゙ぉ゙ぉ゙お゙お゙お゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!゙!゙!゙」」

 

 

 おーおー、元気いい唸り声だなァ!そうじゃなきゃ、やり甲斐が無い!!

 今の俺はリミッター解除状態だ!負ける気がしねェ!!

 

 

 

「はははははははは!!!」

 

 

 

 

 

 

 

……………………。

 

 

…………。

 

 

……。

 

 

 

 

──第603鎮守府、営倉(・ ・)──

19:00。

 

 

「……何が、みんなこれからは家族だ!だよ……何が、ちょっくら処○膜ぶち破ってくる、だよ……」

 賢者モードなう。……じゃなくて、なんつーことを口走ったんだ?俺は。アホか?……アホだな。

 つーか、なんだよ、アレ。俺が2人を襲ったら、なんか覚醒(・ ・)したみたいに、動きが変わりやがった。意味分かんねぇよ……。

 

 

 

……はい。再び説明タイムに突入します。

 今から約1時間程前。度重なる恐怖やらストレスやらで、俺の精神が崩壊寸前に陥り、暴走。

 何をとち狂ったのか、「襲われるのなら、襲ってもいいんじゃね?」と考え、加賀さんと翔鶴を襲ったんだけど、返り討ちにされました。

 

 いや、マジで一瞬、何が起きたのか理解出来なかった。

 加賀さんに最大出力の麻酔銃をぶっ放し、動きを止めたのを確認した後。

 翔鶴が飛びかかって来たから、秋雲にやったように勢いを利用してノーザンライトボムぶちかまそうとしたら、拘束から逃れて投げ飛ばされた。

 

……詳しく話すと長くなるから、簡単に説明するとだな、左腕を翔鶴の首に回して、右腕を股下に差し込んで持ち上げた瞬間、一瞬で艦娘の装束が変化(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)し、気が付けば俺が投げ飛ばされていた。

 

「何が何だか、分からねぇ……」

 翔鶴だけじゃない。加賀さんも、最大出力の麻酔弾を撃ち込んだのに、すぐに起き上がって翔鶴同様、装束が変化(・ ・ ・ ・ ・)し、とてつもない速さで這って移動するようになったし。

……あの動きと速さ、まるでゴで始まって、リで終わる虫みたいだったなぁ。

 

 

 閑話休題。

 

 

 装束が変化(・ ・ ・ ・ ・)した2人は、想像を遥かに超えるスピードとパワーで俺に襲い掛かり、あっという間に押し倒され、喰われそうに(・ ・ ・ ・ ・ ・)なった。

 ズボンのベルトを引き千切られ、CAST OFFされそうになったが、野原主任が2人の顔面に麻酔弾をぶち込んでくれたお陰で隙が生まれ、急いで2人から離れる事が出来た。

 

……ただ、顔面に麻酔弾をぶち込まれた事で激怒したのか、野原主任は2人にダブルラリアットぶちかまされて、ダウンしちまった。

 救助しようと思ったけど、2人が追いかけて来たから、泣く泣く断念し、逃走する事にした。

 

 途中、第3段階に突入した矢矧(・ ・)満潮(・ ・)初霜(・ ・)にも追い掛けられたが、何故か加賀さんと翔鶴に蹴散らされ、気絶。容赦無かったなぁ。

 

(……マジで怖かった)

 常識と理性を捨てて襲うと決意したのに、2人の狂気に当てられたせいで、正気に戻っちまった。

 

(ただでさえゾンビィ(・ ・ ・ ・)化した事でお顔がヤバいのに、更にヤバくなっていたし……)

 例えるなら、怒り喰らうイビ○ジョーみたいに、禍々しいオーラを顔全体に纏うような……。やめよう。思い出すだけでも、キ○タマが縮み上がる。

 

 

 閑話休題。

 

 

 狂気に充ちた2人と鬼ごっこ(・ ・ ・ ・)をするハメになり、逃げ続けたが、麻酔銃の弾が切れてしまった。

 それだけでなく、ずっと逃げ続けていたせいか、流石に体力が持たなくなり、地下にある営倉へ逃げ込む事にした。

 

 何度か、他の比較的無事な娘達の部屋に逃げ込もうと思ったけど、何時第3段階に突入するか分からないから、やめた。

 俺、嫌だよ?安心している時に第3段階に突入して襲われるの。

 

……話が脱線したな。

 とにかく、俺は今、地下の営倉に逃げ込み、ドアの前にバリケードを築いて篭城しています。

 

 そうそう。営倉の入口だが、第603鎮守府の敷地内の一番奥に小さな小屋が立てられていて、その小屋の床に入口を作り、そこから営倉に行く事が出来る。

 尚、隠し床の為、非常に見付けにくい。

 現在、営倉への入口を知っているのは俺だけ(・ ・ ・)だ。はい、説明終わり。

 

(……そういや、もうそろそろ()に行った娘達が帰って来る頃だな)

 腕時計で時間を確認しながら、そんな事を考える。

 もし帰って来たら、助けを求よう──いや、待て。

 

(もしかしたら、帰って来た娘達も感染(・ ・)発症(・ ・)するんじゃね?)

 散布から5時間近く経つが、恐らく未だゾンビウィルスが空気中に漂っている筈。

……ゾンビィ(・ ・ ・ ・)が増えて、阿鼻叫喚になるんじゃね?ははっ。ははははは!!

 

「ザッケンナー!!」

 これ以上増えたら、俺、確実に精神崩壊するよ?泣くよ?幼児退行して、赤ちゃんみたいに泣くよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ゔお゙お゙お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙…゙…゙…゙…゙』

 

 

 

 

 

 

「」

 

 

 

 

『ゔお゙お゙お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙…゙…゙…゙…゙』

 

 

 

 

 

……聞こえた。唸り声が。確かに聞こえた。聞き間違いじゃない。

 

 唸り声だけでなく、階段を這うように降りる音も聞こえる。

 

……やっちまった。思わず大声出したから、気付かれちまったようだ。

 

 今、俺が居る営倉は、目の前にあるバリケードを築いた扉以外、出入口は無い。

 

 いや。空気を送り込む為のエアダクトが1つあるな。

 

 ただ、人が通れない大きさだ。

 

……唸り声と這いずるような音が、どんどん近付いてくる。怖い。俺は何時から、ホラー映画の世界に迷い込んだんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ヴォ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!゙!゙!゙』

 

 

「マ"マ"ーーーーーーーッ!!」

 ひいぃぃ!?扉ァ!!叩いてきたァ!?怖い怖い怖い!!映画やゲームなんかの比じゃないよ!!めっちゃ怖い!!ここ(営倉)、薄暗いから怖さ倍増してる!!そのせいで、思わずママー!って叫んじゃったよ!!!

 

 

『I゙'゙m゙ ゙y゙o゙u゙r゙ ゙M゙o゙t゙h゙e゙r゙…゙…゙』

 

 

「違う!お前はママじゃないッ!!」

 お前、その声、翔鶴(・ ・)だな!?唸り声だけど、声が特徴的だから、誰なのか分かる。

 あと、君、俺がここに逃げ込むまでは唸り声しか出せなかったけど、今は少しだけ喋れるようになったの?何で?もしかして、理性戻ってきてるの?

 

 

『I゙'゙m゙ ゙y゙o゙u゙r゙ ゙M゙o゙t゙h゙e゙r゙r゙r゙r゙r゙r゙r゙!゙!゙!゙』

 

 

「お"ぎ"ゃ"あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゙!゙!゙」

 戻ってない!絶対理性戻ってない!!狂ったように扉に体当たりだのしまくってる!!妖精さん特製の素材で出来た頑丈な扉が、凹んでるううぅぅぅぅううう!!?

 

 

『ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙♡♡』

 

 

 おいィ!?俺の悲鳴を聞いて、益々強く扉を叩き出しやがったぞ!?しかも、心做しか楽しそうな唸り声出してるし!!

 

……楽しそうな唸り声って何だよ。唸り声に楽しそうもへったくりもあるか!!何考えて──ひいぃぃ!!?手が!扉に、手の跡がくっきりとォ!!?どんだけ力込めて叩いてんだよ!!?

 

 

「もう嫌だ!夢なら醒めてくれ!」

 毎日毎日、書類の山とお見合い(・ ・ ・ ・)したり、魚料理三昧の日々を送ったりで、精神が限界なんだ!もうやめてくれ!!

 

 

 

 

 

 

……あれ?静かになった。

 

 頭を抱え泣いていると、何時の間にか、あんなにも荒々しい息と、狂気を孕んだ笑い声──いや。唸り声(・ ・ ・)も、止んでいる。

 

 更に、気配まで消えている。

 

……助かった?

 

……油断するな。

 

 翔鶴の事だ。きっと、今も扉の前に居て、チャンスを伺っている筈。

 

 それか、侵入可能な箇所を探す為、移動したのかもしれない。

 

 だが、此処──地下の営倉(・ ・ ・ ・ ・)に侵入可能な箇所なんて、目の前の扉以外、無い。

 

 エアダクトがあるが、さっき説明した通り、とてもじゃないが人が通れる大きさじゃない。

 

……マジで助かった?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ォ゛オ゛…゛…゛オ゛お゛ぉ゛ォ゛ォ゛ぉ゛…゛…゛♡」

 

 

 

 

 

 

「」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ァ゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙…゙…゙…゙…゙♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……嘘、だよね?

 

 

 背後から翔鶴の唸り声(・ ・ ・)が聞こえた。

 

 

 急いで振り返ると──

 

 

 

(<⚫>)(<⚫>)

 

 

 

 

 先程まで、扉の前で狂ったように暴れていた翔鶴が。

 

 

 約1時間程前。突然、艦娘の装束が変化(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)した翔鶴が。

 

 

 ダイヤのような形をした、黒いカチューシャ?を頭に付け。

 

 

 袖が分離した、肩出し黒縦セーター……でいいのか?それを着て、黒のオーバーニーソックスを穿き。

 

 

 そして、黒のゴツいロングブーツを穿いた、深海棲艦みたいに真っ白な肌(・ ・ ・ ・ ・)をした翔鶴が。

 

 

 

「ゔぁ゙ぁ゙あ゙あ゙あ゙あ゙…゙…゙…゙…゙♡♡♡」

 

 

 

 

 デンジャラス・ラブ・ゾンビと化した究極生命体(涼月)のような、どっから出しているのか分からない、素敵な唸り声(・ ・ ・ ・ ・ ・)を出し。

 

 

 

「ゔびい゙い゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙…゙…゙♡♡♡」

 

 

 

 

 ヨツンヴァイン……間違えた。四つん這いで、ニタニタ笑いながら、エアダクトから這い出て、こちらにゆっくりと迫りながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(<(((⚫)))><(((⚫)))>)

 

 

 

 

 

 

 

 瞳孔をカッ広げ、真紅の瞳(・ ・ ・ ・)で、俺を凝視している。

 

 

 その距離、約1m。

 

 

 後退(あとずさ)りしながら、俺は唯一の出口である扉をチラ見。すると、

 

 

 

 

「ズズミ゙ダイ゙…゙…゙ノ゙ガ…゙…゙?゙」

 

 

 

 

 はい。進みたいです。けど、進めません。

 扉を開けて逃げたいが、バリケードを山のように積んでいるから、今すぐ逃げる事は出来ない。

 急いでバリケードを片しても、間に合わない。

……あ、詰んでる。終わった。

 

 

 

 

 

 

喰われる(・ ・ ・ ・)

 

 

 

 

 

──────────────

 

 

───────

 

 

──

 

 

 

 

 

 

 

──第603鎮守府、執務室──

()開始、三十日目。

06:30。

 

 

 本日の天気、雨。気温14℃。肌寒い。

 ()に出た娘達が帰って来たら、速攻で入渠させて温かい物を差し入れしよう。何がいいかな?はちみつレモンジンジャーでも作ってあげよう。材料もあるし、作るのも簡単だし──

 

 

「て、提督……」

 

「…………」

 

「その、大本営から封筒が……その……」

 

「…………」

 

「うぅ……そんなに警戒しないで……」

 

「無理」

 ごめんよ、翔鶴(・ ・)。今の君は肌の色や瞳の色、艦娘の装束が元通りになっている。そして、ちゃんと理性が働いている。

 昨日やらかした事に対して、何度も謝罪してきた。深く反省しているのは理解している。しているが、許容範囲を超えた恐怖を味わったせいで、警戒を解く事が出来ないんだ。

 

 だから、ショットガン型麻酔銃を君に向けるのは、仕方の無い事なんだ。

 背中にバズーカ型麻酔砲を2つ装備しているのも、仕方の無い事なんだ。

 腰部に、チェー○マインを装備しているのも、仕方の無い事なんだ。

 

「お願いします……警戒を解いてください……」

 

「そうしたいけど、無理だ」

 半泣きで懇願してきたけど、無理。良心が痛むけど、無理。

 だって君、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨日、俺の主砲(・ ・ ・ ・)を、格納庫(・ ・ ・)3分の1程(・・ ・・・)格納(・ ・)したんだから。

 

 

 

 

「ゆっくりと、封筒を置け。置いたら、ゆっくりと下がれ。いいな?」

 ポンプアクションをして、麻酔弾を何時でも撃てるようにしながら、本日の秘書艦、翔鶴にそう指示した。

 

「こんな……こんなのって、あんまりよ……」

 

……言われた通りに書類を置いたら、手で顔を覆って泣き出しちゃった。物凄い罪悪感がががが。

……もう許してやろうぜ?昨日、ゾンビウィルスに感染(・ ・)して暴走していたとはいえ、最終的には理性を働かせて、俺を喰う(・ ・ ・ ・)のをやめてくれたんだし。

 

 

 

 

 昨日、営倉でゾンビィ(・ ・ ・ ・)化した翔鶴に襲われ、危うく彼女の処○膜をブチ破りそうになったが、直前で翔鶴が理性を取り戻し、事なきを得た。

 

 いや、マジで危なかった。今まで何度か主砲(・ ・)格納庫(・ ・ ・)接触事故(・ ・ ・ ・)を起こした事があったけど、格納(・ ・)されたのは、昨日が初めてだ。

 

……温かかった。

……忘れろ。忘れてくれ。

 

 

 閑話休題。

 

 

 昨日起きたゾンビ騒動だが、話すとエラく長くなるから、簡潔に説明させてもらうと、

 

 

・俺、翔鶴に喰われかける

・翔鶴、理性を取り戻し、喰うのをやめる

・19:40頃。()から戻って来てくれた娘達全員、感染(・ ・)発症(・ ・)した

・ゾンビパニック発生

・けど、すぐに効果が切れた為、大惨事にはならなかった

ゾンビィ(・ ・ ・ ・)化した娘全員、発症(・ ・)して暴走していた時の記憶がちゃんと残っている

・現在、暴走していた娘達全員、お通夜ムード

 

 

 以上。いや、マジで漁組(・ ・)の帰還が遅くて助かった。もしもっと早く帰還していたら……想像したくもない。

 

 ちなみに、漁組(・ ・)の娘達だが、派遣されてきた娘達を除いた、ウチ所属の娘の殆どが、あっという間に第3段階に突入しやがった。

 これについては話すと長くなるから、機会があれば説明してやる。

 

(……仕事しよ)

 まだまだ説明したい事があるが、今は目の前の書類を捌く事に集中しないと、徹夜コースが確定しちまう。悪いが、ここまでだ。

 

……翔鶴がどうやってエアダクトから侵入してきたのか、気になる?

 それはだな、器用に関節を外したり、元に戻したりしながら進んだから、侵入出来たそうだ。

 翔鶴本人が教えてくれた。

 

……はい、この話終わり。俺は仕事を再開するぞ。

 

……えっと、まずは──さっき翔鶴が差し出してきた封筒を確認しよう。

 麻酔銃を机の端に置き、ペーパーナイフで開封し、中身を確認。

 どれどれ──

 

 

 

 

「て、提督!?」

 

 

……何で……どうして……俺、何かやらかしたのか……?

 

 

 こんなの……嘘だよね……嘘だと言ってよ、バー○ィ!

 

 

「あ、あの、書類に何か、悪い事でも書かれていたのですか?」

 

 

 書類に書かれていた内容を見て、執務机にヘドバンすると、翔鶴が慌てたような、心配するような声でそう言ってきた。

 うん。悪い事だね。少なくとも、俺にとっては。

 

……何でだよ……何でこのタイミングで届くんだよ……

 

 

 

 

 

 

 ケッコンカッコカリと、ジュウコンカッコカリの書類一式が。

 

 

 

 

(しかも、今日10:00までに、指輪も届くし)

 勘弁してください。

 

 

 

side 提督 out

 

 

───────

────

 





次回予告


 何故、我々妖精さん達がゾンビウィルスを作成し、散布したのか。
 フラストレーションが溜まっていた事もありますが、ちゃんと目的があって作成・散布しました。
……いえ、世界ゾンビデーだから、というのもありますが、1番の目的は、



 提督さんに好意(・ ・)を抱いている。または、依存している(・ ・ ・ ・ ・ ・)艦娘を炙り出す(・ ・ ・ ・)為です!!


第124話・発覚


「パパだ……パパになるんだ……」


【補足的なナニか】

・ビームマグナム型麻酔銃…本編16話にて初登場した、対ゾンビ(涼月)専用に夕張と妖精さんが開発した武器を指す。
 その名の通り、「機動戦士ガンダムユニコーン」に登場する武器、ビームマグナムのような形をしている。かなり重い。
 弾数は6発。手動リロード式。麻酔弾は出力調整が可能で、特殊なビーム状となって発射される。勿論、撃たれた()に後遺症は残らない。
 最小出力で撃つと反動は殆ど無く、炭酸飲料の蓋を開けた時の音よりもショボい音と、これまたショボい光が出るが、最大出力で撃つと、本家ビームマグナムと同じ発砲音が鳴り、膨大な光が発射され、凄まじい反動に襲われる。
 
・デンジャラス・ラブ・ゾンビ化…第603鎮守府所属、秋月型防空駆逐艦三番艦、涼月の適性者が、愛と己の性欲欲望に素直になった状態を指す。
 「仮面ライダーエグゼイド」に登場する「デンジャラス・ゾンビ」が、名前の元ネタになっている。

・万能バール…大本営技術課の職員達と妖精さん達が設計・開発した、その名の通り様々なシチュエーションに対応出来る万能なバールを指す。
 様々なギミックが仕込まれており、工具としては勿論、暴徒化した艦娘の鎮圧にも使える優れ物。麻酔弾も撃てます!

・某アニメ…「ゾンビランドサガ」を指す。
 ネタバレが含まれる為、気になった方は各自で調べてください(他力本願)
 
・タイプライター…ゲーム、「バイオハザード」シリーズに登場するアイテムの一つを指す。
 これを使う事で、ゲームのセーブやデータのロードが出来る。

・これからはみんな、家族だ!!…ソーシャルゲーム、「ドールズフロントライン」に登場する「UMP9」の台詞が元ネタ。
 中の人は「能登麻美子」さんが演じている。

・怒り喰らうイビルジョー…「モンスターハンター」シリーズに登場する「イビルジョー」が、極度の飢餓に達して変貌し、更に凶暴になった個体を指す
 生命の危機に瀕している為、何をしでかすか分からないまるで、この小説に登場するヤベー奴らみたいな状態。

・チェーンマイン…「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に登場するモビルスーツ、「ケンプファー」が装備した武装を指す。

・嘘だと言ってよ、バーニィ!…上記の「ポケットの中の戦争」の、第5話のサブタイトルが元ネタ。
 正確な表記は、「嘘だといってよ、バーニィ」。

・艦娘の装束が変化…coming soon

以上、補足終了。







 ローソンの翔鶴と瑞鶴の店内放送……いい(語彙力)
 ローソンに住み着いて、聞き続けたい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。