追跡鶴   作:EMS-10

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……投稿から10ヶ月経過。時間の流れって早いなぁ(挨拶)

※警告※
下ネタ、R17.9描写有り
頭を空っぽにしてご覧下さい
考えるな、感じろ
こまけェこたァいいんだよ!


※この小説に登場する人物達は全員、特殊な訓練を受けています。
 決して真似しないで下さい。

※この小説はフィクションです。実在する人物、施設、団体等とは一切関係ありません。
 予め、ご了承下さい。

※この小説内の季節は、10月中旬頃となっています。



 後書きにて、お知らせがあります。



第126話・卒業

 

side 千歳

 

 

──第603鎮守府、工廠──

()開始35日目。

09:00。

 

 

 

「…………」

 艦載機格納庫──異常なし。

 艦載機妖精さん──異常なし。

 艦載機──異常なし。

 主機──異常なし。

 

 チェック完了。これで何時でも()に出られる。

 けど、今日は出番なし。待機だから、調べ物(・ ・ ・)をして時間を潰しましょう。

 

……今朝、野原主任が新たにギミックを搭載(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)してくれたから、テストしたかったんだけどなぁ。まぁいいや。明日テストしましょう。

 

(時間は──09:00か)

 今頃、準くん(・ ・ ・)瑞稀(・ ・)さんはデートを始めている頃ね。かなり強引に休ませたけど、準くん(・ ・ ・)をテクノブレイクさせない為だから、仕方ない。

……今日、とうとう繋がる(・ ・ ・)のかぁ。お赤飯用意してあげましょう。

 

 

……先日提督(・ ・)瑞鶴(・ ・)さんを襲った時。

 本当はそのまま合体(・ ・)させてあげたかったけど、あの時合体(・ ・)したら、翔鶴さん達(・ ・ ・ ・ ・)理性が暴走(・ ・ ・ ・ ・)しそうだったから、わざと艦載機格納庫でボッコボコにして阻止した。

 

(幾ら抱く(・ ・)覚悟を決めても、あの時瑞鶴(・ ・)さんを抱いたら、確実にそのまま翔鶴さん達も抱く(・ ・)流れになって、下手したら提督(・ ・)はテクノブレイクして死んでいた)

 助ける為とはいえ、ボッコボコにしちゃった。今度、何かお詫びしなきゃ。

 

 

 閑話休題。

 

 

……デート、か。

 

「羨ましい」

 私も、()としたかったなぁ、デート。

……いけない!声に出しちゃった!

 慌てて周囲を見ると──良かった。誰も居ない。聞かれていないようね。

 

 あの事件──ゾンビ騒動以降、独り言が増えてしまった。

 幸い、誰にも聞かれていないから不審に思われたり、心配されたりしていないけど、このままだと誰かに聞かれる恐れがある。気を付けましょう。

 

(……はぁ。とうとう準くん(・ ・ ・)、知っちゃったかぁ)

 先日、妖精さん達が作成・散布したゾンビウィルスのせいで、矢矧さんと海風ちゃん、秋雲さん、初霜ちゃん、満潮ちゃんが確実にヤベー奴らに含まれている事を、知ってしまった。

 オマケに、摩耶さんと夕立ちゃんまでヤベー奴予備軍だと判明。

 

 結果、その事実を知った彼は、泡を吹いて倒れてしまった。

 幸い、と言って良いのか分からないけど、彼は覚悟を決めたみたいだから、壊れずに済んだ。

 

 直ぐに復帰し、何時も通りの彼に戻ってくれたけど、一つ、問題が残ってしまった。

……いえ。一つどころか沢山あるけど、重大な問題がある。

 

 それは──

 

 

(私が彼に依存心(・ ・ ・)を抱いている事に気付かれてしまった……)

 そのせいで、かなり警戒されている。

 ()や哨戒から帰還し、報告に行く度に恐れられる。

 秘書艦になった日なんて、彼は終始「襲われたくない……」なんて考えていたし。

 

(……どう接すれば良いのよ) 

 誤解を解くにも、内心ビクビクされているから、私から無理に話しかけると逆効果になりかねない。

 

……はぁ。ほんの少し。ほんの少しだけ依存心(・ ・ ・)を抱いているだけなんだけどなぁ。

 

 そもそも何故、彼に依存心(・ ・ ・)を抱くようになったのか。

 

 最初は、憎たらしい存在だと思っていた。殺したいと思っていた。

 

 けど、彼に罪は無い。

 

 だから、殺さなかった。

 

 やがて、彼と過ごしていくうちに、気が付けば愛情(・ ・)を抱くようになった。

 

……言わなくても分かっていると思うけど、異性としての愛情は一切無いわ。

 

 この愛情は、例えるなら……自分の孫や息子、娘に抱くような物かしら?

 

 何故、そんな感情を抱くようになったのか。理由は……良く分からない。

 

……とにかく、気が付くと私は準くん(・ ・ ・)に対し、愛情や依存心を抱くようになってしまった。

 

(私、本当にどうしちゃったのかしら?)

 最近、おかしくなってきている。此処(第603鎮守府)狂気(カオスな空気)に当てられたせいで、変わってしまった──

 

 

 

「時代はさみゆう(五月雨×夕張)です!!というわけで夕張さん!さみゆう(・ ・ ・ ・)しましょう!!」

 

 

「ごめん、何言ってるか全然分からない」

 

 

「失礼しました。では、分りやすく言いますね。

 

 ちょっくら夕張さんの胎内に還らせて下さい!!」

 

 

「うん、益々分からなくなった」

 

 

 

「……今日もさ淫れ(・ ・ ・)ちゃんは絶好調ね」

 工廠の外から、さ淫れ(・ ・ ・)ちゃんと夕張さんの声が聞こえてきた。どうやら鬼ごっこをしているようね。

 今、吹雪ちゃんは哨戒で不在だから、私が助けてあげなきゃ。

 

 思考を一旦中止して、艦載機格納庫を片手で担ぎ、声が聞こえた方へ向かう。

 

新ギミック(・ ・ ・ ・ ・)のテストをしたいと思っていたし、丁度良いわね♪」

 うふふっ♪うふふふふっ♪

 

 

ぼっこし(壊し)てやる♪」

 

 

side 千歳 out

 

 

───────

────

 

 

side 提督

 

 

──某県某駅──

09:00。

 

 

 目的地に到着。休日だからか、人が多い。

 学生らしき私服姿の子達や、家族連れの人達。とにかく沢山居る。

 それもそうだ。今、俺が居るのは日本最大級のショッピングモールのある、最寄り駅なのだから。

 

(久々の外出だから、変な気分だ)

 何時もなら椅子に座って書類の山とお見合い(・ ・ ・ ・)しているからか、上手く言葉に出来ないが……違和感がある。

 おまけに、今俺が着ているのは制服(提督服)ではなく、私服だ。そのせいか、落ち着かない。制服が恋しく感じる。社畜精神が浸透し過ぎている証拠だな。

 

(……アホな事考えていないで、瑞稀(瑞鶴)を探そう)

 今日は丸一日、休みなんだ。仕事の事は忘れて、楽しまないと。

 気持ちを社畜モードから、遊びモードに切り替える。

……何時も職場(鎮守府)でお遊びみたいなドッタンバッタン大騒ぎ!しているだろって?キノセイデス。キノセイッタラ、キノセイデス。

 

(確か、瑞稀は駅前に設置されている、オブジェの前で待ってる、と言っていたな)

 確か、こっちだったな。

 改札を抜け、人の流れに沿って目的地へ向かう。しかし、人が多いから上手く進めない。まぁ、人が多いと言ったが、コ○ケ程じゃない。すぐに抜けられるだろ。

 

 

…………。

 

 

(や、やっと着いた)

 数分後。ようやく人混みを抜け、目的地のオブジェがある所まで来る事が出来た。

 現在時刻、09:07。約束の時間は09:00だから、確実に遅刻だ。

 念の為ス○ホを確認すると、メールや電話は来ていない。怒っていないと良いんだが。

 

 不安になりながら、瑞稀を探す。えっと、何処だ?何処に居る…………居た!

 

「お、お待たせ!」

 深緑色の髪をツインテールにした女性──瑞稀を見付け、早歩きで近寄り、声を掛ける。

……あっ、なんか、懐かしい。学生時代にデートした時の事を思い出すなぁ。

……そういや今更だけど、瑞稀と再会してから二人きりでデートするの、今回が初めてだな。

 

「ううん、待ってないよ♪」

 

 昔の事を思い出していると、瑞稀は花の咲いたような笑顔で待っていない、と言ってくれた。可愛い。

 服装も、かなり気合いが入っている。

 

 残念ながら服について詳しくないから、どんな恰好なのか説明出来ないが、とにかくお洒落だ。

……もっと服について勉強しないと。

 

 ちなみに、俺もネットや雑誌等で調べ、かなり気合いを入れた私服を着てきた。それだから、失望させる事は無い……と思う──じゃなくて。

 

「けど、約束の時間を過ぎているし……」

 きっと、瑞稀の事だ。俺よりも早く到着し、待っていてくれた筈。

 

「大丈夫。私もついさっき到着したから、全然待ってないよ?」

 

「……そう、か」

 嘘だ。絶対待たせた。けど、これ以上は言わないでおこう。

 代わりと言ってはなんだが、今日一日は瑞稀のやりたい事全てに付き合わせてもらおう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて。何故俺は瑞稀と二人きりで出掛けているのか、説明しようと思う。

 あれは、今から二日前の事だ。

 

 ウチの職場(第603鎮守府)に居る人達(艦娘達)の大半がヤベー奴だと判明したが、俺は責任を取る為、全員をケアする(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)と覚悟を決めた。

 

……決めたんだが、あるトラブルが起きた。そのトラブルとは、

 

 

『何時になれば私達を抱いて(・ ・ ・)くれるの?』

 

 

 という物だ。

 俺のハジメテ(・ ・ ・ ・)は、瑞稀捧げると心に決めている。そして、抱く(・ ・)覚悟も決めている。

 

 しかし、抱こう(・ ・ ・)とする度、何故か魔王(・ ・)オカン(・ ・ ・)が邪魔をしてくる。その為、瑞稀以外の人達を抱く(・ ・)事が出来ずにいた。

 

……何故邪魔するんですか。一度聞いてみたが、『職場で()るな。ラ○ホとかで()れ』と言われてしまった。

 そして、俺と瑞稀の二人に強制的に有給を与えられ、今日出かける事にし、今に至る。

 

……仕事は大丈夫なのかって?大丈夫だ、問題ない。

 職場のHさん(榛名)がおっかない顔で、

 

 

『お仕事なら私達で何とかします!だから!とっとと!瑞稀さんの処○膜をブチ破ってきてください!!』

 

 

 と言ってきたから、大丈夫です。

 余談になるが、瑞稀とデートした数日後に、静流(翔鶴)と出かけて……ドンパチ(・ ・ ・ ・)やる予定です。

 更にその数日後は、涼子(涼月)と。その次は陽菜(榛名)と。その次は──と、まぁ……その……俺とそういう事をしたい娘と、お出かけする事になりました。確定事項です。

 

 

 閑話休題。

 

 

……何で職場から瑞稀と一緒に行かなかったのかって?それはだな、瑞稀が、

 

 

『せっかくなら、デートらしく待ち合わせしよ♪』

 

 

 と提案してきたから。

 なので、職場から別々に目的地へ向かい、こうして落ち合った、という訳だ。はい、説明終わり。

……説明が雑?仕方ないだろ、これからデートするんだから、長々と説明したくないんだよ。分かってくれ。

 

「ほら、ボーッとしてないで、行こ?」

 

「お、おう」

 説明していたら、何時の間にか瑞稀が俺の手を取って歩き出した。

……指と指を絡める握り方をしてる。所謂、恋人繋ぎ。

 

(学生時代の頃も、こんな風に握って手を引いてくれたっけ)

 ただ、あの頃と違い、今俺達が居る場所は地元ではなく、某ショッピングモールの駅前だ。

 そして、今の瑞稀は非常に落ち着いた行動を取っている。具体的には、走らない。

……成長したな。あの頃はデートの時は必ずと言って良い程走っていたのに。

 

「……手なんか見て、どうしたの?」

 

「……ん?あぁ、昔の事を。学生時代にデートしていた時の事を思い出していたんだ」

 どうやら手を凝視していたからか、不審に思った瑞稀が声を掛けてきた。

 なので、手を見ていた理由を正直に話した。すると、瑞稀は苦笑しながらこう言ってきた。

 

「昔、かぁ……デートの度、こうして手を繋いで、私が走って準を引っ張ったっけ……」

 

「だな。そんで一度、俺が転んだんだよなぁ……」

 今でもハッキリと覚えている。中学三年に上がって、1ヶ月位経った時にしたデートだったな。

 あの時は雨が降っていて、足が滑って転んだ。

 そんで、顔を上げたら瑞稀のスカートの中を見ちまって、それに気付いた瑞稀にアームロックぶちかまされたんだよなぁ。

 ちなみに、これが瑞稀のスカートの中、初鑑賞です。

……色?白でした。

 

 余談だが、瑞稀の下着姿を初めて見たのは、俺が小学生の……2年頃だったかな?確か、あの時は──

 

「……スカートの中を見た時の事を、思い出してるでしょ?」

 

「……オモイダシテイマセン」

 やべっ、片言になっちまった。ぜってー嘘だとバレる。

 

「ダウト。片言だし、目が泳いでいるよ?」

 

「……スミマセン、思い出していました」

 バレテーラ。なら、正直に白状しよう。

 ジト目で見てくる瑞稀に謝罪。何やってんだよ、俺。不快な思いをさせてんじゃねーよ。

……って、あの、瑞稀?さっきまでジト目だったのに、何故そんなに嬉しそうな顔してるの?なんで顔を近付けてくるの?甘い吐息が掛かって、変な気分になりそうだから、離れて?あと、周囲の人達の視線が痛いから離れて?あっ、あのっ?耳元に顔を近付けて何を──

 

 

「準のスケベ♡」

 

 

「───ッッ!?」

 ヤバい。今のは破壊力高い。股間に来た(・ ・ ・ ・ ・)ぞ!?

 声がヤバい。ウィスパーボイス……でいいのか?囁くような小声だが、色気ムンムンの声で言われたから理性がガッツリ削られた。

 こんな声、出せるんだ……。

 

「ふふっ♡ほら、行こ?」

 

「……はい」

 くそぅ……やられた。めっちゃニヤニヤ笑ってやがる。

 

 この後、俺と瑞稀はショッピングモールへ向かって会話しなから歩いて行った。

……周囲の人達の視線が痛い気がするが、無視しよう。

 

 

…………。

 

 

「えっと、映画は10:30からか。お店とか見て時間潰そ?」

 

「いいぞ」

 えーと、今09:15だから、一時間近くある。

……初デートの時も、この位の時間だったな。

 あの時は初デートだからと、瑞稀がめっちゃはしゃいで暴走気味になってて、抑えるのに苦労したっけ。

 

「んーと、このお店の位置は……」

 

「……」

 インフォメーションを見て、店の位置を確認する瑞稀の横顔を盗み見ながら、ふと俺はある事を考えていた。

 

(めっちゃ可愛い)

……惚気乙?うっせぇ。仕方ないだろ?可愛いんだから。

 

 ナチュラルメイク……でいいのか?自然な感じで化粧を施された肌。綺麗だ。

 薄く口紅を塗った、瑞々しさとハリのある唇。美しい

 まつ毛も、なんつーの?マスカラ?を付けていて、可愛い。

 

 化粧もそうだけど、服装も良い。

 とにかくいい。特に、太股に食い込んだ黒ニーソ。素晴らしい。

 結論。尊い。

……ボキャ貧過ぎんだろ。もっとボキャブラリー増やさなきゃ。

 

(ボキャブラリーだけでなく、服装についても勉強しないと……)

 以前もそう言って、結局勉強していない。マジでこのままだと、呆れられて捨てられる恐れがあるぞ。ガチで勉強しよ。

 

 現に、瑞稀は相当気合を入れてお洒落をしている。なのに、服装についてどう?と聞いてこない。

 恐らく、俺との付き合いが長い瑞稀の事だから、聞いても「似合っている」「可愛い」としか言えない事を知っているから、敢えて聞いてこないのかもしれない。

 

……ごめんよ?俺の為に気合い入れてお洒落してくれているのに、しっかり褒めてやる事が出来なくて。

 

「……どうしたの?そんな落ち込んだ顔して」

 

 自己嫌悪していると、確認を終えた瑞稀が声を掛けてきた。

 誤魔化そうと思ったけど、嘘をつきたくない。だから、正直に答えると、

 

「確かに、準は服装とかお洒落に関してアレだけど、私が教えてあげる。今はダメでも、少しずつ覚えていけばいいよ。だから、気にしないで♪」

 

 満面の笑みでそう言ってくれた。

 瑞稀ぃ……お前……いい娘だなぁ……。結婚しなきゃ。

 

「ほら、落ち込んでないで、行こっ♪」

 

「あ、あぁ……」

 今は落ち込んでいる場合じゃない。今はデートを楽しまないと。……いや、楽しませてあげなきゃダメだ。

 

 俺は再び瑞稀に手を引かれ、目的のお店──服屋へ向かった。

 手を引かれた、と言ったが、決して走らず、俺のペースに合わせて歩いてくれた。

 

 余談になるが、服を見るのに夢中になり過ぎて、気が付けば上映ギリギリになってしまい、二人で慌てて映画館へ向かった、と言っておく。

……初デートの時と、全く同じだなぁ。

 

 更に余談になるが、俺達が観る映画は某仮面の戦士達が集結する特撮映画だ。

 殆どが子連れの家族ばっかだったが、気にしない。

……いい歳した男女が特撮映画を観るのはどうなんだ、だと?うっせ。好きなんだから仕方ねーだろ。

 

 

…………。

 

 

 

13:00。

 

 

「え、えっと、何にしよう……」

 

「好きな物を頼みな。全部俺が出す」

 お店の雰囲気と、メニュー表に書かれた値段を見て、少し戸惑っている。気にせず頼め。少し位、格好付けさせてくれ。

 

「そう?なら、お言葉に甘えるわ♪」

 

「おう、どんどん甘えな」

 察してくれたのか、瑞稀は戸惑わなくなった。

 さて、俺もメニュー表見て、何を頼むか決めよう。

……これにするか。

 

「決まった?」

 

「おう。そっちは?」

 

「決まったよ」

 

「分かった。すみませーん」

 近くで待機していた店員さんに声を掛け、注文。さて、後はメニューが来るまで瑞稀と雑談でもして、時間を潰そう。

 

 

 映画を観終えると、12:30になっていた。

 丁度お腹が空いていたから、瑞稀の提案でフードコートに行って昼食を摂る事にしたんだが、今俺達が居るのはショッピングモール。しかも、休日でお昼時。

 ここまで言えば予想出来ると思うが、めっちゃ混んでいた。

 

 少し待てば空くかな?と思ったが、周囲を見ると席が空くのを待つ人が沢山居る事に気付いた。

 なので、フードコートで食べるのを諦め、インフォメーションで見付けた、結構良い値段のするカフェへ行く事にした。

 幸い、こっちはそこまで人が居なかったから、待たずに座る事が出来た。

 

 ただ、お店の雰囲気が……なんつーの?高級というか、かなり大人な雰囲気を醸し出しているから、瑞稀は最初、戸惑っていた。言わなくても分かっていると思うが、如何わしい方の意味じゃねーぞ。

 しかし、すぐに落ち着きを取り戻し、何時もの瑞稀に戻ってくれた。現に、さっき観た映画の感想を言っている。

 

「やっぱり、何度見てもWは良いわね」

 

「だな。W……良い」

 言いたい事は沢山あるが、多く語る必要は無い。何故なら俺と瑞稀は「良い」の一言で伝わるから。

……にしても、なんつーか……変わらないなぁ。

 

「…………」

 

「……どうした?」

 暫く会話をしていると、突然瑞稀が黙り込んでしまった。顔を見ると、慈愛に満ちた微笑みを浮かべている。

 

「なんていうか……変わらないなぁ、と思って」

 

「変わらない?」

 

「うん。昔から、変わってない。こうして会話していたら、学生時代の頃にデートした時と同じだなぁ、と思って……」

 

「……」

 確かに。瑞稀が言った通り、変わっていない。

 こうして会話していると、学生時代の頃みたいだなぁと既視感を覚える。

……いや、幾つか変わった。あの頃(学生時代)は今と違って、常に金欠だった。

 中学までは小遣いを。高校に入ってからはバイト代をやりくりして、デートした。

 

 そして、安いファミレスに行って他愛のない会話をしていたが、今は結構良い値段のするカフェで会話をしている。

……大人になったんだなぁと、妙に月日を感じた。

……会話の内容や言動は、相変わらず子供っぽいというツッコミは受け付けないぞ。

 

「お待たせしました」

 

「「──あっ」」

 

 昔を思い出し、懐かしんでいると、店員さんが注文した料理を運んで来てくれた。

……一旦、昔の事を思い出すのは後にして、食べる事に集中しよう。

 

「それじゃ、食材に感謝して……いただきます」

 

「いただきます」

 おしぼりで手を拭き、手を合わせて感謝の言葉を述べてから、料理──サンドウィッチに手を伸ばす。

 ちなみに、瑞稀はナポリタンを頼んだ。本当に好きだねぇ、ナポリタン。

 

「……ねぇ、準」

 

「ん?どうした?」

 サンドウィッチを1つ食べ終えると、瑞稀が声を掛けてきた。

……あの、何でナポリタンを巻いたフォークを、手皿しながら差し出しているのかな?いや、何故差し出しているのか予想は出来るけど、マジですか?

 

「はい、あーん♡」

 

「……あーん」

……うん。美味しい。けど、恥ずかしい。

 現に、隣の席に座る俺達と同年代位のカップルさんが、めっちゃ見ています。

 あの、こっち見ないで?ほら、あなた達もカップルなら、あーんしちゃいなよ。

 こっそり、さり気なく隣を盗み見していると、

 

「美味しい?」

 

「美味しい」

 瑞稀が感想を聞いてきた。

 恥ずかしいけど、嬉しさの方が上回っているから、即答出来た。

……というか、そのフォーク。さっき瑞稀が口付けてたよね。間接キスじゃん。

……顔が熱い。きっと今の俺、耳まで真っ赤なんだろうなぁ。

……あ、隣のカップルさんも、俺達に触発されたのか、あーんしてる。なんか、ごめんなさい。

 

「ね、ね、そのサンドウィッチ、食べたいなぁ♡」

 

「……はい、あーん」

 羞恥心を捨てろ。今、俺達はデートしている。そして、互いに想い合っている。なら、恥ずかしがる必要は無い。

 開き直り、サンドウィッチを手に持って差し出す。

 

「ん〜♡」

 

 目を細め、嬉しそうな顔しながら食べてる。可愛い。

 

「ありがと♡」

 

「どういたしまして」

 うん。何度見ても可愛い。絶対逃がしたくない。絶対一緒の墓に入ってもらおう。今決めた。

……愛が重い?知るか。

 

 

 この後、あーんしまくった。

 途中、俺達の甘い空気に当てられたせいか、カフェに居た人達が次々にブラックコーヒーを頼んでいた。

 本当にその……ごめんなさい。

 

 

 

 

………………。

 

 

 

16:30。

 

 

「あ〜、楽しかった」

 

「そいつは良かった」

 とても満足そうな顔をしている。喜んでくれたみたいだ。

 

 

 カフェで砂糖をぶちまけるような甘い空間を作った後。俺達は予約した時間まで(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)買い物をする事にした。

 主に洋服屋を見て周り、幾つか冬物を購入しただけだが。

 

 以前、休養状態の時に瑞稀達と洋服を見て周った時も思ったけど、女性の買い物ってめっちゃ時間が掛かるんだね。

 まぁ、全く気にならなかったけど。

 

 閑話休題。

 

 のんびりと服を見て周り、気に入った服を購入し、宅配便で職場(第603鎮守府)に送ると丁度良い時間になり、こうしてショッピングモールを後にし、目的地(・ ・ ・)へ向かっているんだが……緊張してきた。

 

(心臓がバクバク言っている……破裂しないよな?)

 もうね、今の俺の心音を擬音で例えるなら、┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨……って感じになっている。

 

 落ち着け……心を平静にして考えるんだ……こんな時どうするか……2……3……5……7…… 落ち着くんだ…『素数』を数えて落ち着くんだ……。

『素数』は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字……俺に勇気を与えてくれる──

 

「……準、変な顔してどうしたの?」

 

「……心を落ち着けていた」

 イカン。瑞稀が不審者を見るような目をしている。俺は不審者じゃないよ?何処にでも居る、普通の成人男性です。

 

「……何で心を落ち着けていたの?」

 

「…………」

 言えねぇよ。これから、その……あの……うん……。そういう事(・ ・ ・ ・ ・)をするから、緊張している、なんて……言えない。

 

……お前、何度か瑞稀を襲って、本番(・ ・)に突入しようとしていたから、今更緊張してんじゃねぇよ?

 アホ!今の俺はあの時と違って、冷静なんだ。勢いに任せたりしていない。それだから、緊張してんだよ!言わせんな!!

 

「……大丈夫だよ。落ち着いて?」

 

「ぁ……」

 瑞稀の手が、俺の頬に添えられた。そして、とても優しく微笑んできた。

 

「緊張しなくていいの。どんな事があっても、絶対に呆れたりしない。誓うわ」

 

「瑞……稀……」

 

「……ほら、行こう?」

 

「……あぁ」

……何やってんだよ。しっかりしろ、俺!

 

 瑞稀に励まされると、少しだけ冷静になれた。

 けど、鼓動は激しく鳴り続いている。

 

 

 そして、気が付くと目的地(・ ・ ・)に到着していた。

 

 

……今、俺達は何処に居るか、って?

……ラ○ホです。

 ついでに言うと、俺は現在進行形でシャワーを浴びています。

 

 

……ねぇ、展開早過ぎない?ショッピングモールからラ○ホまで結構距離ある筈なのに、何で到着しているの?誰か俺の時間をキング・クリ○ゾンしたのか?

……アホな事考えるな。しっかりしろ。

 

(今日そういう事(・ ・ ・ ・ ・)をすると覚悟を決めたけど、逃げたくなってきた)

……逃げるなよ。今まで散々逃げてきたんだ。しっかり責任取らなきゃダメだ。

 軽く壁に頭を叩き付けて、活を入れる。

 

……良し。冷静になれた。

……何時までもシャワー浴びてないで、さっさと洗って出ないと。

 

 

 

………………。

 

 

 

(……死にそう)

 もうね、口から心臓吐き出しそうです。けど、吐き出すわけにはいかない。そんな事をしたら、死んじまう。

 

 シャワーを浴び、バスタオルで水滴を拭き取り、腰に巻いてシャワールームから出ると、俯いたままベッドに腰掛ける瑞稀の姿が視界に入ってきた。

 よく見ると、顔だけでなく耳まで林檎のように真っ赤だった。

 

 何度か声を掛けたが、反応が無い。なので、恐る恐る肩に手を置くと、めっちゃ驚かれた。

 けど、俺が出た事に気付き、慌ててシャワールームへ向かって走って行ってしまった。

 

 そして、現在。俺はベッドに腰掛けて、瑞稀が出るのを待っているんだが……何となく。そう、何となくシャワールームの方を見ると半透明のガラスから、瑞稀の裸体が見えてしまった。

 

……ヤバいね。心拍数が更に上がってきた。

……何度か押し倒し、何度か裸体を拝んだと言うのに、ヤバい。

 あの時は勢いで襲ったからそこまで緊張しなかったが、現在は冷静なせいでとにかくヤバい。語彙力が死んでいるが、許してくれ。正常に思考出来ないんだ。何を言えば良いか、分からない──

 

「…………お待たせ」

 

「…………あ、あぁ……」

 気が付くと、バスタオルを巻いた瑞稀が立っていた。

 普段ツインテールにしている髪は下ろしている。

……凄く色っぽい。

……。

……。

……

……アカン。何も言えねぇ。

 

「……あの……そんなにジロジロ……見ないで……」

 

「……すまん」

 思わず瑞稀のカラダ(・ ・ ・)を凝視していると、瑞稀は顔を赤くし、恥ずかしそうに微笑み、もじもじと太股を擦り合わせながらそう言ってきた。

 

……。

 

……。

 

……。

 

……あーもう!何時までうだうだしてんだ!男だろ?覚悟決めたんだろ?時間はある。雰囲気もある。邪魔は無い。

 

 だったら、()れ!()るんだよ!!

 

 

「えっ、ちょっ──キャアッ!?」

 

 

 気が付けば、瑞稀をベッドに押し倒していた。

 

 突然押し倒された事で、瑞稀は悲鳴をあげた。

 

 俺はすかさず瑞稀の頬に手を添え、優しくキスをした。

 

 

「んッ!?───ッ♡」

 

 

 最初は硬直していたが、次第に身体から力が抜けていった。

 

 どれ程キスをしていたのだろう。

 気が付けば、俺達は生まれたままの姿で抱き合い、キスをしていた。

 

 そして、準備運動(・ ・ ・ ・)をして、互いに準備を整えた。

 

 

「───はぁッ!はぁッ!おッ、お願ッ……お願いッ!もうッ、我慢……出来ないッ……♡」

 

「……分かった」

 熱っぽい瞳で俺を見ながら、甘い声で瑞稀がそう言ってきた。

 もう、これ以上待たせるわけにはいかない。

 

 慣れない手つきで主砲(・ ・)にゴムを付け──

 

「……逃げるなら。抵抗するなら、今のうちだぞ?」

 最終確認をする。

 勿論、返ってくる答えは知っている。が、念の為に聞いた。

 

「ふふっ♡逃げないよ♡抵抗しないよ♡だから──

 

好きにして、いいよ♡」

 

「──ッッ!!瑞稀ッッッ!!!」

 合意してくれた。なら、もう遠慮しない。

 

 

「キャッ!?──ふふっ♡────あっ♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうして、俺と瑞稀は1つになった(・・ ・ ・ ・ ・)

 

 お互いハジメテ(・ ・ ・ ・)だったから、かなりぎこちなかったが……まぁ、そこは……アレだ。愛でカバーした。

 

 最初は痛がっていたけど、段々痛みに慣れてきたのか、最終的にはお互い貪るように──おっと。これ以上は言わない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……とまぁ、途中までは甘っ々な雰囲気で、互いに愛し合う感じで抱いて(・ ・ ・)いたんだけど──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫!大丈夫だから!!」

 

 

「全っ然大丈夫じゃねーよ!?」

 現在、そこそこ広い室内で瑞稀と鬼ごっこ(・ ・ ・ ・)をしています。

全裸で(・ ・ ・)

 

……何故、全裸で鬼ごっこ(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)をしているのかって?

 簡単に説明するとだな、

 

 

 赤ちゃんのお部屋(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)ノック(・ ・ ・)された事で、

 瑞稀にスイッチ(・ ・ ・ ・)が入り、

 ゴム無しで(・ ・ ・ ・ ・)格納庫に(・ ・ ・ ・)主砲を(・ ・ ・)ぶっ刺して(・ ・ ・ ・ ・)

 赤ちゃんのお部屋(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)誤射(・ ・)してくれ!

 

 

……と頼まれた為、逃げ回っています。

 いや、まぁ、野原主任から「艤装を解体し、リンクを完全に外す」か、「ケッコンカッコカリしていない状態」なら注いでも大丈夫(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)!と言われたけど、なんつーの?今の瑞稀は、そんなの全部無視して気合と根性で妊娠(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)しそう(・ ・ ・)だから、逃げないとマズい気がする……──あっ、説明が遅くなったけど、俺と瑞稀は未だケッコンカッコカリしていない。

 これについては、目の前の発情鶴(・ ・ ・)から逃げ切ったら説明してやる──

 

 

「大丈夫よ!1発だけ(・・ ・ ・)なら、誤射じゃない(・ ・ ・ ・ ・ ・)わ!!」

 

 

「おまっ、1回の射○で精○が何個出るのか知ってるのか!?」

 危ねっ!もう少し反応が遅かったら、捕まってた!!

……やべっ、追い詰められた!!

 

 

「個人差があるけど、約1億〜4億位と言われているわ。けどね、大丈夫。

 

《気合と根性で全部回避してみせるからッッッ!!!》」

 

 

「ルール違反ッ!!スーパーモード(仮名)になるの、ルール違反だぞッッ!!?」

 ヒエッ……髪と肌の色が真っ白に。瞳の色が琥珀色から真紅(・ ・)になりやがった!!それに伴い、声もブラー効果が効いたような物になっている!!

 この状態になると、ただでさえ高い瑞稀の身体能力が、更に高くなる!!ヤベェよ、ヤベェよ……。

 

「《ほォら……おいでェ……?なァに、怖がる事は無いさ……》」

 

「その口調……裏瑞稀(瑞鶴)(仮名)か!?」

 オイオイ……勘弁して?君が瑞稀に味方したら、負けフラグ確定になっちゃうよ。

 あと、両手を広げ、大股で歩いて迫らないで?君、何も着てないんだから、目に毒です。慎み持ちなさい。

 

「《正解♡うふッ♡逃ガさなイヨ……♡》」

 

……アカン。お目目にハートマークが浮かんでいるように見える。

 

……あっ、ちょ、待って!?落ち着いて!?落ち着きなさいって!!?

 部屋に置いてあった、そういうプレイ用の手錠やらロープやらを使おうとすんな──ッぶねぇ!!?投げてきやがった!!!

 何とか回避出来たが、このままだととっ捕まって、誤射させられる(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)のは時間の問題だ。

 

 

「《まァだ抵抗するんだァ……仕方ないなァ……

 

 

 全力で犯してあげるよッッッ!!!》」

 

 

「全力出さなくていい!!大人しくしなさい!!!」

 髪ィ!逆立ってるッ!!

 歯ァ!剥き出しにして笑わないでッ!?

 瞳孔ォ!カッ広げないでッ!?怖いッ!!

 

 

「《ほら……赤ちゃん(・ ・ ・ ・)パパ(・ ・)待っているよ(・ ・ ・ ・ ・ ・)?》」

 

 

「お黙りッッッ!!!」

 うっとりした顔で、腹部を撫でながら迫るなッッ!!?

……あっ、今の喋り方は瑞稀だな。俺には分かる。

……じゃなくて!逃げないと!!あと、さっきと言ってる事違うよ!?回避する気ゼロじゃん!!直撃(・ ・)する気満々じゃん!!!このままだと、ガチでパパ良瀬(・ ・ ・ ・)に改名する事になっちゃうよ!!?

 

 

 

 覚悟は決めた。

 もう迷わないと決めた。

 もう逃げないと決めた。

 

……けどよ、流石に今、パパになるのは色々マズいです!!

 最終的にはパパになるけど、今はダメ──あっ、こら、やめっ──やめなさい!ニタニタ笑いながら抱き着いて、主砲(・ ・)を握らないで!?やめなさい!!こらっ!!やめろって言っ──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アッーーー!!!」

 

 

 

 

side 提督 out

 

 

───────

────

 





次回予告


 童○卒業、おめっと〜!!

 え〜?何さ、恥ずかしがる事無いっしょ?
……女の子が大声でそういう事言うんじゃありません?かったいなぁ〜。硬くするのは、提督のチン──分かった!言わない!言わないから、ノーザンライトボムしようとしないで!?
……そういや、今日は翔鶴さんとだっけ?にひひっ、頑張れ、男の子!勢い余ってパパにならないようにね?
……ごめんなさい!チョーシ乗り過ぎました!だから鈴谷にノーザンライトボムしないで──


第127話・お姉ちゃん特権です!


「ふふっ……何で……私……ばっか……り……」


※暫くデート回になりそう……。

※翔鶴→涼月→榛名→由良→葛城→阿武隈→扶桑→大鳳→加賀
 の順にお送りする予定です。

※とある娘は普通。とある娘は純愛。そして、とある娘はギャグ展開になります。予想してみては如何?←
(ちなみに、瑞鶴のは普通です)

※甘い話を書いていたら、ふざけたくなる病が発症。結果、ああなりました。
 反省している。後悔は一切していない。


【補足的なナニか】

・某ショッピングモール…S県K市にある、日本最大級のショッピングモールをモチーフにしています。

・┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨…「ジョジョの奇妙な冒険」で、登場人物がジョジョ立ちをしながら現れた際に、何処ともなく発せられる、力が込められた擬音を指す。
 類似の擬音に「ゴゴゴゴゴ……」がある。
 第603鎮守府は現在(・ ・)平和な為、この音を発しながら登場する艦娘は居ない。

・素数を数えて(ry…「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する、「プッチ神父」こと「エンリコ・プッチ」が言い放った台詞が元ネタ。

・キング・クリムゾン…「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する「ディアボロ」のスタンドを指す。
 能力を二つ持っていて、その内の1つは「時間を数十秒までの任意の秒数消し去る」という物。
 
・スーパーモード(仮名)…第603鎮守府所属、翔鶴型航空母艦二番艦、瑞鶴の適性者、風見瑞稀(かざみみずき)愛と怒りと性欲が高まり過ぎるとなる状態本気を出した状態を指す(という設定)。
 ぶっちゃけると、外見が深海鶴棲姫になる。

以上、補足終了。




※お知らせ※
 突然ですが、作者の都合により暫く更新をお休みします。
 その為、次話の投稿は未定です。予め、ご了承下さい。
 執筆再開の目処が立ったら、活動報告でお伝えします。

デート編、もっと細かく描写するべき?

  • するべき
  • 簡略化しろ

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