追跡鶴   作:EMS-10

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 社畜壊二甲に改装されたお陰で、投稿が遅くなりました。
 本日は娼鶴翔鶴の進水日です!祝え!(挨拶)

※前回のあらすじ※
・皆、ヤベー奴だと判明
・救いは無い
・新人配属のお知らせが届く


※警告※
病まない雨は無い
こまけぇこたぁいいんだよ
考えるな、感じろ
お前らの嫁だろ、早くなんとかしろよ


※この小説はフィクションです。実在する人物、施設、団体等とは一切関係ありません。
 予め、ご了承下さい。

※この小説内の季節は、12月中旬頃となっています。



第150話・雨、時々、発情

 

side 瑞鶴

 

 

──第603鎮守府、執務室──

()開始93日目。

08:05。

 

 

「提督……私、貴方のお役に立てていますか?ふふっ……そう…ですか。良かった……良よかったです!」

『時雨さんとデート……羨ましい。私も、また()とデートしたい』

 

「翔鶴姉、仕事しよ?」

 今翔鶴姉が語りかけているのは、壁だよ?そこに提督さんは居ないよ?

 ほら、何時までも壁に語り掛けていないで、書類を捌いて?

 

「しているわ。提督に私が役に立っているか、確認をするという立派な仕事を!」

『【自主規制】を【自主規制】で【自主規制】にしなきゃ!』

 

「ダメだこりゃ……」

 ハイライトが完全に行方不明になってる。それに、()()の方も()()()()()()()()()()だ。

 少し前までは()()だったのに、提督さんが時雨と矢矧を()()()()()宣言をし。デートする事を聞かされてからは、少しずつ()()()()()()()

 ()()()()()事に関しては、私や皆は何も言わない。ただ、

 

(私も、また()とデートして()()()()()())

 かれこれ1ヶ月以上()()()()いないから、少し()()()()()。私だけじゃない。他の()()()()人達も()()()()()

 けど、今は我慢して我儘を言わず、()の負担を軽くしてあげなきゃ。

 

(私達がニュータ○プみたいな能力に目覚めたせいで、()の精神はズタボロになっているし……)

 それに、矢矧が()()()()()事で追撃されて、精神崩壊の一歩手前に陥った。

 幸い、今は落ち着きを取り戻しているけど、これ以上私達が()()()()()()()、確実に()の精神にトドメを刺してしまう。

 現に、先日()()()退()()しかけた。

 

 最初は落ち着かせる為に抱きしめて、優しく声を掛け続けたけど、()()()()()()()()()と考えていた。

 

(理性を働かせたから()()()()に済んだけど、あと少しで()()()()()()()()()()なぁ……)

 あの時は襲う気なんて()()()()()()のに、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

……本当、私って弱いなぁ。欲望に素直過ぎよ。もっと理性を働かせなきゃ──内線だ。出なきゃ。

 色々思う所や反省するべき所があるけど、今は仕事をしなきゃ。

 

「はい、こちら執務室、瑞鶴です」

 夕張からだ。何だろう?

……妖精さん達が、()()()()()の外殻を使って何か武器を造ろうとしている?止めなさい。

 例え資材を消費しなくても、造らせないで──

 

 

「【□△※■▽】をした時準はどんな反応をするのかしら?【×■▽※○】をしたら、どんな声で()()のかしら?ぁは♪ぁはははは♪」

『□△※■▽×■▽※○』

 

 

「──あの、翔鶴姉、静かにして?壁に向かって不気味な笑い声出さないで?落ち着いて?ねぇ、聞いてる?ねぇ?」

 声だけじゃなくて、発言と()()もヤバいよ?とてもじゃないけど、文字に出来ない事を()()()()()

 あんまり言いたくないけど、翔鶴姉がこんなにも()()()()人だとは思わなかった。流石の私も、ここまで()()()()事は考えない。

 

《瑞稀、貴女も翔鶴と同等か、それ以上に()()()()事を考えたりしているわよ?》

 

 何を言っているの?私は翔鶴姉みたいな()()()()発言や()()なんてした事無いわ。

 

《…………自覚無いとか、相当タチ悪いわよ》

 

 自覚?ちゃんとあるわよ。だから言える。私は翔鶴姉程()()()()発言や、()()をした事が無いわ。

 

《ダメだこりゃ……》

 

『瑞鶴さん?どうかされました?』

 

「……ううん、何でもない。注意しても妖精さん達が止めそうに無いなら、私が止めに行くわ」

 おっと。()()している場合じゃない。気持ちを切り替えて、対応しなきゃ──

 

 

「時雨さんとデート……羨ましい。お姉ちゃんもデートしたいなぁ。今度しましょう?あっはははは♪」

 

──翔鶴姉、うるさい。静かにして?

……あの、翔鶴姉?壁を殴らないで?落ち着いて?あーあ、壁が凹んでる。妖精さんを呼んで修繕してもらわなきゃ。

 

 

side 瑞鶴 out

 

 

───────

────

 

 

side 提督

 

 

──某都某所──

09:30。

 

 

「……マジでその髪の毛、どうなってんだ?」

 今まで何度も思っているが、何で時折ピコピコ動くの?あと、何で指で梳いても犬耳みたいな形に戻るの?

 紗奈(時雨)だけでなく、似たような髪型をしている夕奈(夕立)も、同じ現象が起こる。本当、どうなってんだ?

 

「ごめん、僕も分からないや」

 

「神経とかは繋がっていないんだよな?」

 

「うん、繋がっていない。正真正銘、普通の髪の毛だよ?」

 

 そっかぁ。それなのに動くのかぁ。本当、不思議だなぁ。

……もう何も考えない。犬耳のように跳ねた髪の毛が、時折動こうが気にしない。

 世の中、不思議な事が沢山あるんだ。気にしていたら、キリがない。流そう。

 

 

『次は〜、__。__。お出口は右側です』

 

 

「あっ、降りる駅だ」

 

 紗奈と他愛無い会話をしていると、目的の駅に到着した。降りる準備をしよう。

 

 

 

 

 

 どうも、俺です。現在俺は()()()もとい、紗奈のリクエストで、新宿に来ています。

 新宿を選んだ理由だが、脱出ゲームを体験する為との事。

 

 話によると、現在BOR○ERBREAKとコラボをしていて、参加するとブラ○トランナーが描かれた限定グッズ──缶バッジを貰えるらしい。

 どのブ○ストランナーが描かれているかは、公式曰く「貰ってからのお楽しみ」との事。

 

 更に、時間内に見事脱出出来ると、缶バッジとは別にグッズを貰えるそうだ。

 ちなみに、脱出出来た時に貰えるグッズは日によって変わるらしい。

 

……とりあえず、一言。何故BO○DERBREAKとコラボしたし。

 いやまぁ、コラボするのは構わないけど、なんつーかニッチ過ぎない?──あ、停車した。降りなきゃ。もっとツッコミを入れたいが、一旦やめよう。

 

「風、強いね」

 

「だな。寒い……」

 電車が完全に停止し、ドアが開くと同時に冷たい風が吹いてきた。

 降りたくない。暖房が効いている車内に居たいなぁ。まぁ、降りるけど。

 

 

──────

 

 

09:55。

 

 

「まだかな?」

 

「あと5分で入場出来るから、もう少しだな」

 頼む、早く開いてくれ。このままだと、()()()()になっちまう。

 

「渡良瀬さん、大丈夫?」

 

「……あんま大丈夫じゃない」

 

 

 

 電車を降り、駅から目的地に到着した俺達は、現在待機列に並んでいる。

 並んでいる間、紗奈と会話をしていたんだけど、寒過ぎて震えが止まらない。

 

 天気は晴れだが気温がとても低く、更に()()()()()()()()()()()()()

 何時だかテレビでやっていたな。風速が1m増す毎に、体感温度が1℃下がるって。

 くそっ、風を通しにくい素材で出来た服を着てくれば良かった。

 

(紗奈は俺と違って風を通しにくい服を着ているからか、そこまで寒そうにしていない)

 風が吹いても、平気そうにしている。しかも、鉄壁スカートなのか捲れていない。

 

……おっと。唐突だが紗奈の服装について解説しておこう。今解説しないと、忘れそうだ。

 

 まず、上から。ダークブルーのニットセーターを着て、その上に黒いトレンチコートを纏っている。

 次に、下。黒いショートスカートを穿き、防寒対策に黒タイツを穿いている。

 黒タイツのデニールは、目測160デニール。()()

 最後に靴だが、黒いブーツを穿いている。

 以上だ。

……イカン、紺色のマフラーを巻いている事を言い忘れる所だった。

 

 パッと見、薄着に見えるが、紗奈曰く「風を通しにくく、熱を逃がしにくい素材で出来ている」為、見た目よりかなり暖かいそうだ。

 

……にしても、マフラーか。

 

(瑞稀(瑞鶴)の忠告通り、マフラーを持ってくれば良かった……)

 今朝、職場(第603鎮守府)を出る際、持っていけって言われた。

 けど、なんつーの?首周りがゴワゴワするのが嫌だから、断った。その結果がこれだよ──

 

「渡良瀬さん。今、()()()()()()()()()()()()でしょ?」

 

──おっと。紗奈がおっかねぇ声出してきやがった。

 顔を見ると……あら〜、さっきまで心配そうな顔で俺を見ていたのに、今は真顔だぁ。

 んでもって、瞳孔カッ広げていらっしゃいます。更に、ハイライトさんが行方不明になっちゃっています。

 

 普段はスカイブルーの綺麗な色をしている瞳が、今は見る者に本能的恐怖を抱かせる、仄暗いダークブルー色になっちゃっています。

 怖いです。寒さで身体が震えていたけど、紗奈さんのおっかねぇ顔と声のせいで、更に身体が震えてしまいました。勿論、口には出さない。出したら()()、絶対()()かされる。

 

 閑話休題。

 

 ホント、ウチの職場(第603鎮守府)の娘達はハイライトさんを職務放棄させるのが上手だねぇ。

 かくいう俺も職務放棄させられるけど、紗奈達のように自由自在には出来ない。

 

 あと、何で紗奈は俺が紗奈以外の女性。具体的には瑞稀の事を考えたけど、何で分かるの?アレですか?瑞稀達のようにニュータイ○能力に目覚めたの?お兄さんに教えて──痛い痛い。紗奈さん、手。掴むのは構わないけど、力込め過ぎ。骨がミシミシ言ってるんですけど。

 

「ねぇ、渡良瀬さん。答えてよ。黙っていたんじゃ、分からないよ?」

 

 あっ、ちょっ、やめて?徐々に力を込めないで?このままだと俺の手の骨が、ビスケットみたいにパキッと()()()()()

 と、とにかく、誤解を解かなきゃ。

 

「マフラーを持ってくれば良かった、と考えていたんだ」

 嘘は言っていない。

 

「……そう」

 

 あ、手の力を緩めてくれた。あと、ハイライトさんが職場復帰してくれた。それに、おっかない声がタニ○ユミさんに似た、穏やかな声に戻ってくれた。

 良かった良かった。俺のお手々の骨が砕かれる、なんて大惨事には発展しなかった。

 けど、紗奈の顔は未だ真顔のままだ。ほら、笑って?そんな顔しないで歳相応の笑みを浮かべて──

 

「首周りが寒いなら、僕のマフラーを貸してあげようか?」

 

「──いや、大丈夫だ。気持ちだけ受け取っておく」

 借りたら、紗奈が寒い思いをする。それに、施設内に入れば風の影響を受けなくなる。だから、要らないよ。

 しかし、紗奈は止まらなかった。

 

「なら、僕の脱ぎたて黒タイツなんてどう?渡良瀬さんの()()()()()()()()。しかも160デニールだから風を殆ど通さないし僕の体温で温まっているから寒さを凌げるよ──」

 

「お黙りなさい」

 君、ドヤ顔で何を言ってんの?大勢の人が居る往来のど真ん中で──いや、往来じゃない。正確には待機列だ……じゃなくて。 

 とにかく、こんな所でとんでもない発言をしないでください。そして、実行しようとしないでください。TPOを弁えなさい。

 

 ただ、まぁ、周りの人達に聞かれないよう、背伸びして俺の耳元で小声で言った事だけは評価してやる──さり気なく俺を盾にして他の人達の死角から、スカートの中に手を突っ込んで脱ごうとすんな。

 

「あだっ!?」

 

「やめなさい」

 紗奈の頭に軽くチョップをかます。お陰で周囲の人達から怪訝な目で見られているけど、脱がれるよりかは遥かにマシだ。

 

「……冗談なのに」

 

「冗談に見えなかったし、聞こえなかったぞ」

 マジで脱ごうとしていたし、声がマジだったんですが。

……というか、

 

「さっき、()()()()()()()()みたいな事を言ったけど、何でそう思ったんだ?」

 俺、誰にも言っていないんだけど。

 周囲の人達に聞かれないよう、小声で聞くと、紗奈は小声でアッサリと答えてくれた。

 

「先日、雪乃さん(由良さん)がこっそり教えてくれたんだ」

 

「…………そうか」

 雪乃(由良)。俺の性癖を暴露しやがったな?さっき誰にも言っていない、と言ったが、雪乃とデートした際、酔った勢いで暴露したんだっけ。

 とにかく、帰ったら雪乃はノーザンライトボムの刑に処す。覚悟しろ。

 

 

─────

 

 

10:30。

 

 

 

「お待たせしました!ご案内致します!」

 

 施設内に入り、数十分後。ようやく俺達の番が来た。

 係の人に案内され、俺達は脱出ゲーム(BORDER○REAK仕様)の部屋に案内された。

 まさか、こんなにも人気があるとは思わなかった。

 他にも脱出ゲームがあるのに、BORDERBREA○仕様の所だけかなりの人が並んでいる。

 何で?皆、BORD○RBREAK好きなの?

 

「日本人は皆ロボットが好きだから、当然の結果さ」

 

 疑問に思っていると、紗奈がそう言ってきた。

 あの、何で俺の考えている事が分かるの?もしかしなくても、瑞稀達みたいに()()()()()()()能力を持っているの?ねぇ?教えて?

 あと、日本人は皆、ロボットが好きなの?一人位嫌いというか、苦手な人が居るんじゃないの?

 

「渡良瀬さんは顔に出やすいから、分かるさ」

 

 あっ、そうですか。最近忘れがちだけど、紗奈が言った通り俺は顔に出やすい。自分じゃポーカーフェイスを保っているつもりなんだけどなぁ──

 

「こちらになります!」

 

「──あ、どうも」

 思考していると、部屋に到着したのか係の人がそう言ってきた。

 とりあえず、思考するのはやめて部屋に入ろう。

 係の人から端末を手渡され、ドアを開け、部屋に入ると、

 

「うわぁ……凄い!」

 

「凝ってるなぁ」

 思わずそう呟いてしまった。

 なんだよ、これ。再現度高過ぎない?

 

「城塞都市バ○リオだ!」

 

 紗奈が言ってくれたが、俺達が案内された部屋は、城塞都市バレリ○を再現した部屋のようだ。

 

 説明が遅くなったが、この脱出ゲーム(BO○DERBREAK仕様)は部屋によってステージが違うらしい。

 係の人が言うには、城塞都市○レリオの他に旧ブ○ア市街地や、マ○メル機体試験場。その他にも色々あるそうだ。

 ちなみに、どの部屋になるかは入ってからのお楽しみ、との事。

 あと、ストーリーだけど、大まかに説明すると、

 

・ゲスト。つまり、脱出ゲームに参加する人達は特殊工作員という設定

・敵情視察して重要な情報を得た

・帰還中、敵の罠に嵌められる

・脱出してデータを本部まで運べ

 

 という物らしい。色々ツッコミどころ満載だが、やめておこう。こまけぇこたぁいいんだよ。

 

 閑話休題。

 

 なんというか……ヤバい。

 上手く言葉に出来ないが、忠実に再現されたセットを見ていると、興奮してくる。()()()だァ!したくなるけど、これは脱出ゲームだからコア凸は出来ない──

 

 

「ヒャア!我慢できねぇ!コア凸だァ!!」

 

 

──紗奈さん、落ち着いて?キャラ壊れてる。

 君、重火力兵装でも凸したがる変態だから、コア凸したくなる気持ちは理解出来る。けど、これ、脱出ゲームだからコア凸は出来ないよ?我慢して?

 

(……セットの完成度に感動していたから気付くのが遅くなったけど、俺達が居る所、用水路じゃん)

 何度も遊んだ事があるから分かる。……じゃなくて。バレリ○って時間経過と共に鐘が鳴って、用水路に水が流れ込んで来て水位が上がるステージだ。

 もしかして、時間内に脱出出来なかったら、水が流れ込んで来て水没する羽目になるのかな?もしそうだったら嫌だぞ?

 

(ホバー脚なら水没しないで済むけど、俺と紗奈の脚はホバー仕様じゃないから確実に水没するね)

 もし水没したら、全身ずぶ濡れになっちまう。流石にないよね──ん?端末が起動した。

 画面を見ると、ゲーム開始のカウントダウンが表示されている。

 

 気持ちを切り替えて、ゲームに集中しよう。

 謎解きはあまり得意じゃないが、やってやる。

 

 

 

 

 

 

 この後、俺達は頭をフル回転させて脱出ゲームに挑んだ。

 どんな内容だったのか語りたいが、長くなる上に上手く説明出来る気がしないから、割愛させてもらう。

 とりあえず結果だけを言うと、脱出に成功した。時間ギリギリだったがな。

 

 そうそう。懸念していた事──時間経過と共に鐘が鳴って、水が流れ込んで来るのでは?と思っていたが、流石にそんな事は無かった。

 ただ、水の代わりに霧を勢い良くぶっかけられた。まぁ、特殊な霧だったから、濡れずに済んだが。

 

 そうそう。言い忘れる所だったが、脱出に成功した()()として、ニ○ード集積体の形をした枕(シリアルナンバー付)を貰った。

 何故枕なんだ?とツッコミを入れたいが、やめておこう。

 

「えへへっ♪」

 

 紗奈の奴、嬉しそうにニコニコしてらぁ。頑張った甲斐があったよ。

 

「渡良瀬さん」

 

「ん〜?なんだ〜?」

 

「ありがとう。コレ、大事にするね」

 

「おう。どういたしまして」

 ははっ。歳相応の無邪気な笑顔を浮かべてらぁ。

 待機列に並んでいる間に()()()()()()したけど、この様子なら警戒を解いても大丈夫そうだな。

 ただ、次に()()()()()()()としたら、問答無用で厳重警戒体制に入るが。

 

「ねぇ、時間があるから、他の脱出ゲームもやろうよ」

 

「いいぞ。どれにする?」

 紗奈が言った通り、時間は未だ未だある。今日一日は、とことん紗奈のやりたい事に付き合ってあげよう。

 

 

side 提督 out

 

 

───────

────

 

 

 

Another side

 

 

──江ノ島鎮守府、???──

 

 

─────逢いたい。

 

 

 ()()()()()()()と再会出来た時は、()()()()()()が震えた。

 

 

─────逢いたい。

 

 

 沢山お話をしたかった。

 けど、()()が入ったせいでまともにお話出来なかった。

 

 

─────逢いたい。

 

 

 あの時、もっと時間があればお話出来た。

 それに、連絡先を交換出来た。

 けど、慌ててしまったせいで忘れてしまった。

 

 

─────逢いたい。

 

 

 でも、名前を知る事が出来た。

 お陰で、()が何処のチンジュフを運営しているか、調べる事が出来た。

 

 

─────逢いたい。

 

 

 ()は__ケン()にある、第603鎮守府を運営している。

 私が居るエノシマチンジュフから、結構距離がある。

 電車を使っても、片道約三時間近くかかる。

 

 

─────逢イたい。

 

 

 お休みを貰えた日に、行ってみようと考えた。

 けど、やめた。

 いきなり行ったら、確実に変な娘だと思われてしまう。

 

 

─────逢イたイ。

 

 

 ()()()だったら、勢いに任せて向かってた。

 でも、今は落ち着きのある行動を取れるようになったから、やらない。

 

 

─────逢イタイ。

 

 

 でも、ここ最近、()()()()()()()()()()()()

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

─────逢イタイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逢イタイ。逢イタイ。逢イタイ。
逢イタイ。逢イタイ。逢イタイ。逢イタイ。
逢イタイ。逢イタイ。逢イタイ。逢イタイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何時ニナッタラ、逢エルノ?誰カ、教エテ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………なんですか?()()()()()姉様。

 

 

………………短期交換派遣?()()()()()()や小規模鎮守府に行って、ニッポンのカンムス達と交流して、見識を広めてこいとドイツから連絡が来た?

 

 

………………私は、()()()()()ケービフ(警備府)と__チンジュフ。それから、()6()0()3()()()()に行け?分かりました──()6()0()3()()()()ッッ!!?

 

 

────大声出してごめんなさい!ううん、なんでもありません!

 

 

………………あはっ♪あははははっ♪

 

 

 なんて偶然ッ!凄いッ!運命を感じるッッ!!!

 

 

 ()()♪ってきた!!

 

 

Another side out

 

 

───────

────

 





次回予告


 今日も第603鎮守府は平和です、っと。
 翔鶴さんが()()()()にあるけど、渡良瀬少佐と()()()()すれば何とかなるっしょ。
 あと、()()()()のメンタルがアレな事になってるけど……これも、何とかなるっしょ。今まで何とかなったんだし。
……ん?夕張さん、どうかされましたか?五月雨さんに対抗する為、新兵器を開発したい?良いよ?造っちゃおうか!ギャハハハハ──あ、千歳さん。何でもありません。何もやましい事なんてしていません──待って?艦載機格納庫で殴ろうとしないで?やめて?やめっ──
 

第151話・雨、時々、発情その2


「性癖とは宗教みたいなものさ。皆一つの確固たる理念があり、それは時に相容れない時もある。
 だからといって、相容れないものを攻撃してはいけない。押し付ければ、それは戦争になるから良くない。
 だから、


これはッ!この()()()はッ!!
()()()()()()なんかじゃ無いッ!
()()()()()()()()()だよッ!!」



※先に謝罪します。時雨嫁提督の皆様、ごめんなさい。


【補足的なナニか】

・BORDERBREAK…2009年に「SEGA」が開発したアーケードゲーム、「ボーダーブレイク」を指す。略式名称は「ボダブレ」。
 アーケード版だけでなく、家庭版もあるよ!興味がある人は、遊んでみよう!(ダイマ)

・城塞都市バレリオ…上記の「BORDERBREAK」に登場するステージの一つを指す。
 
・旧ブロア市街地…同上。

・マグメル機体試験場…同上。

・ヒ我凸…「()ャア!()慢できねぇ!コア()だァ!!」を略した言葉。
 変態プレイヤーが、敵コアに突撃したい衝動に駆られた際に叫ぶ言葉らしい。

・ニュード集積体…ボダブレに登場する素材の一つを指す。 
 

以上、補足終了。



※艦○れ公式さん。何故、赤城改二戊に日本刀を持たせた。いいぞ、もっとやれ←
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