黒タイツ越しのパンツは、人類の至宝です(挨拶)
後書きにて、アンケートを実施します。期限は特に設けません。
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どうせ雨は病む
下ネタ及びR17.9描写が含まれています
頭を空っぽにしてご覧下さい
お前らの嫁だろ、早くなんとかしろよ
※この小説に登場する人物は全員、特殊な訓練を受けています。決して真似しないで下さい。
※この小説はフィクションです。実在する人物、施設、団体等とは一切関係ありません。
予め、ご了承下さい。
※この小説内の季節は、12月中旬頃となっています。
side 提督
──某都某所──
14:30。
「渡良瀬さん、大丈夫?」
「大丈夫だ、問題ない」
本当はあんまり大丈夫じゃないけど、
「け、けど……」
「大丈夫。大丈夫だから」
SAN値ピンチ!な状態だけど、気合と根性で何とかするから、気にするな。
紗奈の提案で、脱出ゲーム(BO○DERBREAK仕様)を見事クリアした俺達は、他の脱出ゲームを遊ぶ事にした。
そして、夢中になって遊んでいるとお昼になったので、昼食を摂る為飲食店を探す事にしたんだが、ここでトラブルが発生した。
どんなトラブルが発生したのか。それはだな、お巡りさんに声を掛けられてしまった。
詳細を語ると長くなるから簡潔に言うと、未成年誘拐の容疑をかけられた。
他の娘とデートした時も職質されたけど、今回は今までとは比べ物にならない程、厳しく色々聞かれた。
洒落抜きでお巡りさん達が怖かったなぁ……。
いきなり囲まれて、めっちゃ険しい顔で「少し宜しいですか?」って声を掛けられたから、思わずビビって変な声出しちまった。
後で分かった事だが、最近ここ周辺で未成年誘拐未遂事件が多発していて、どうやら俺は誘拐犯だと勘違いされたみたいだ。
閑話休題。
時間は掛かったが誤解を解く事が出来た為、俺はお巡りさん
けど、誤解が解けるまでお巡りさん達から色々キツい事を言われたせいで、精神的ダメージが半端ない。
んで、誤解を解き、紗奈とのデートを再開したんだが、暫く歩いていると、再びお巡りさん達に声を掛けられてしまった。
ちなみに、さっき声を掛けてきたお巡りさんとは別の人達だった。
何故声を掛けられたのか。未成年誘拐犯と勘違いされたからだ。
こちらもしっかり誤解を解き、デートを再開したが……この後、三回もお巡りさんに声を掛けられるというミラクルが起きた。
言わなくても分かると思うが、一回目と二回目に職質してきたお巡りさんとは別の人達だった。
一日で五回もお巡りさんに声を掛けられるなんて……不幸だわ。
お店から流れるクリスマスソングが、荒んだ心に染み渡るぜ、チキショウ。
……物凄い今更だけど、あと少しでクリスマスになるんだよなぁ。
去年まではそこまで仕事が忙しくなかったから、クリスマスを楽しみに待つ、なんて事が出来た。
しかし、今年は
近日中に
閑話休題。
お陰でミリ残りだった俺のSAN値は完全に枯渇し、発狂寸前に陥っている。
現在、紗奈に慰められているから発狂せずに済んでいるが、何時発狂してもおかしくない状態だ。
「……僕、そんなに幼く見えるのかな?」
「……パッと見、10代前半位に見える」
「もっと発育が良ければ、声を掛けられずに済んだのかな……」
「いや、発育が良くても顔が童顔だと意味無いと思うよ?」
「また、僕以外の女性の事を考えたでしょ?」
──おーい、紗奈さん。いきなりおっかねぇ声出さないで?ついでに顔もおっかなくなっているよ?落ち着いて?
というか、何で
「今、渡良瀬さんの隣には僕が居るのに、何で僕以外の女性の事を考えるのかな?ねぇ?どうして?」
やめて?瞳孔カッ広げて迫らないで?お目目からハイライトさんが完全消灯しちゃってるよ?ほら、ハイライトさんを点灯させて?ハイライトさんは昼夜問わず常時点灯させる
そんな事を考えていると、
さっきから
「──あっ」
「あっ……」
今朝から現在まで、何度も強風に煽られても捲れ上がらなかった紗奈の
例えるなら、マリ○ン・モンローの「七年目の浮気」のワンシーンのように、それはもう見事に
紗奈は咄嗟に手で押さえようとしたが、俺に迫る事に夢中だったからか、反応が遅れた。
その結果、黒タイツ(160デニール)に包まれた、
ラ○トスクの副司令が言っていた。黒タイツ越しのパンツは人類の至宝です、と。神○月さん、あなたの言葉は正しい。確かにコレは人類の至宝だ。
ちなみに、160デニールの黒タイツを穿いているから、
普段なら咄嗟に目を瞑るなり、目を逸らすなりしていた。
恐らくだが、お巡りさん達に色々言われ、SAN値ピンチ状態に陥っているせいで判断能力がアレな事になり、行動に移せずガン見してしまったのかもしれない──
「…………見た?」
「──見ました(見てないぞ)」
…………オイ。本音と建前が逆だぞ。何やってんだよ。
…………マズいね。これ、確実に好感度下がったな。
そうそう。どうでも良い事かもしれないが、カッ広げられていた瞳孔が元に戻って、消灯していたハイライトさんが点灯してくれた。そのまま点灯し続けてくれ。
「……ふぅん?見たんだ」
あの、紗奈さん?何故見られたのに嬉しそうな顔をしているのかな?普通、怒ったり嫌悪感を抱いたりしない?それか、制裁を加えたりする所じゃないの?
「もう一度見る?」
「見ません」
こら。悪戯っぽい笑みを浮かべながら、スカートを持ち上げようとするな。やめなさい。こんな所でインモラルな事をするんじゃありません。
けど、紗奈の事だから、口で注意してもやめないだろうな──
「そう。分かった」
……あれ?やめてくれた。てっきり見せようとしてくるのでは?と思ったのに。
とにかく、やめてくれて良かった。お陰で説得(物理)をせずに済んだ──
「さて。僕のスカートの中を見て興奮してくれた所で、話を戻そうか。さっき、誰の事を考えていたのかな?」
──ハイライトさん、また消灯しちゃった。仕事して?
……あの、紗奈さん。お願いだから瞳孔カッ広げないで?落ち着こう?そんな顔しながら迫られたんじゃ、ビビって会話出来ねぇ。俺とお話をしたけりゃ、普通の顔に戻して──頭掴まないで?力込めないで?アイアンクローしないで?痛いです。あっ、ちょっ!?痛い痛い痛い!!やめてッ!?骨が嫌な音立ててるッ!!今、ミシッて音鳴ったッッ!!!
この後、滅茶苦茶弁明した。
最終的には許してもらえたが、デート中に一度でも紗奈以外の女性の事を考えたら、慈悲も容赦も無く襲うと言われた。
分かりました。考えません。だから、襲わないで?
…………本当、何故俺の考えている事が分かるんだ?
顔を見れば何を考えているのかが分かる、と言っているけど、ピンポイントで当てられる物なの?
やっぱり
───────
16:50。
「──それにしても、
「確か、三つ歳下だったな」
履歴書を見たから知っているが、念の為に聞く。
「うん。僕の三つ下だよ」
「……多感な時期だな」
大丈夫かな?
紗奈の
会話の内容は主に、紗奈が俺に好意を抱くようになった理由と、今度ウチの職場に来る
紗奈の過去や俺の過去については、かれこれ6年近く付き合いがあり、何度か話した事があるからお互いある程度知っている。
その為、互いの過去については
閑話休題。
紗奈が俺に好意を抱くようになった理由だが、話によると包容力のある所に惚れたんだと。包容力、ねぇ……。俺にあるのか?まぁいいや。
他にも色々あるが、俺の魅力について自分で語る事になるから割愛させてもらう。
話を戻すぞ。好意を抱くようになった理由について話してくれた後。ウチの職場に来る娘達についての話題になった。
どうやらその中に、紗奈と
余談になるけど、どうやら
多分、近日中に触れると思うから、その時まで待ってくれ。
……話を戻そう。
履歴書によると、紗奈の妹さん──本名、
しかし、約半年前に再び受けた所、
適性云々についてだが、説明するとエラく長くなるから割愛。機会があれば、その時に詳しく説明してやる。
閑話休題。
ちなみに、紗奈や夕奈は妹──
なので、昨日。新人として着任してくる事を知った時は、物凄く驚いていた。
最初は軽く取り乱していたが、直ぐに受け入れたのか落ち着いてくれたけど……なんつーか、順応するの早くない?
他にも色々言いたい事があるけど、やめておこう。
「千春は
「そうなんだ」
多感な時期の娘だから、上手く接する事が出来るのか不安に思っていると、紗奈が微笑みながらそう言ってきた。
実姉が言うのなら、間違いない。
「ただ……」
「ただ?」
どうした?苦笑いして。あと、目が死に始めているよ?
「千春は
「お、おう……」
遠い目をして、苦笑いしてる。何があったんだ?
疑問に思っていると、紗奈は語ってくれた。
「小学生の頃。夕奈が学校の先生から教わった事を。“カラスが夜に鳴くと、人が死ぬ”という迷信を千春に教えたら、それを信じて「皆さんを死なせるわけにはいきません!」と言って、家を飛び出して、パチンコを使って
母さんが作ってくれたご飯を食べていた際。僕が「ほっぺたが落ちそうな位、美味しい」と言ったら、「何処に落としたんですか!?ア○ンアルファでくっ付けてあげます!」と言って、本当にアロ○アルファを持ってきて僕のほっぺたに塗りたくろうとしたり……」
「……
言葉は悪いけど、ある意味
……ま、まぁ、昔の話だから、流石に今もそこまで純粋じゃないだろう。
「うん。
「……マジ?」
えっ?嘘でしょ?
「マジだよ。昨日電話した時も、良い歳になったから大丈夫だろう、と思って試しに軽く冗談を言ったら本気にされたし……」
マジかぁ。こりゃ、下手な冗談を言わないよう気を付けないとマズいな。
デートを終えて職場に帰ったら、皆に伝えておこう。じゃないと、着任した時、確実にエラい事になる。
ウチの
例えば、某
例えば、某
例えば、某
例えば、某
例えば、某
…………うん。ヤバいね。特に最後。
他にも色々あるが、説明すると時間が足りなくなるから割愛させてもらう。
……なんか、今回割愛ばっかしてるな。ごめんね?
閑話休題。
これらを聞いて、マジで実践しようとするかもしれない。何としてでも阻止しなきゃ。じゃなきゃ、千春さんが職場に来てすぐに、
これ以上
「──何度でも言うけど、千春には
「死ぬ、って……何があったんだよ」
「……僕がしゃっくりをした際。夕奈が“しゃっくりが100回出ると死ぬ”と千春に教えたら、
「」
「“水を飲めばしゃっくりを止められる”と夕奈が言えば、ホースを僕の口の中に突っ込んで、蛇口を全開にして水道水を強引に飲ませてきたり。
……ふふっ。あはは。あはははは」
「紗奈。もういい。思い出さなくていい。何も考えるな。落ち着け。落ち着きなさい」
白目剥いて頭をガクガク揺らしてらっしゃる。明らかヤベー状態だ。助けなきゃ。ごめんね?興味本位で聞いたりして。
しかし、紗奈は話すのをやめなかった。
「
(アカン)
紗奈が壊れた。
「
「」
「流石、
これ、マジでヤバい状態だ。ふざけ抜きで早くなんとかしなきゃ。
この後、滅茶苦茶ケアした。
時間は掛かったが、何度も何度も優しく頭を撫で、「よく頑張った」と
そして、落ち着きを取り戻してくれた後は、紗奈の姉妹について色々教えてくれた。
内容は話すとエラく長くなるから割愛させてもらうが、とりあえず一言。雨宮家って結構バイオレンスなんだね。
特に、長女の
紗奈曰く、キレると怖い。言う事を聞かなかったり、周りに迷惑をかけると、
ちなみに、白露型駆逐艦一番艦、
次に、三女の
何故知っているのかって?俺が提督になったばかりの頃、浦樹から色々話を聞かされたり、何度か会った事があるからだ。
これについては機会があれば、何時か話してやる。
閑話休題。
紗奈曰く、ムードメーカー。非常に面倒見が良く、悩んでいる人や困っている人を見掛けると、例え知らない人だろうとすぐ助けに行く性格をしているとの事。
おっとりした性格をしているが、キレると
一度。たった一度だけだが、昔。今から4年位前に浦樹の所に行った際、朱芽さんがキレた所を見た事があるが……アレは
慈愛に充ちた笑みを浮かべながら、一片の慈悲も容赦も無く。
そうそう。余談になるが、夕奈とは双子らしい。
更に余談になるが、姉妹で一番発育が良いとの事。
誰得な情報かもしれないが、一応説明しておく。
以上。
……紗奈と夕奈についての説明が抜けている?ウチでしょっちゅうバイオレンスな事をしているから、説明しなくても分かるだろ?だから説明しない。
……千春さんについての説明はどうした、だと?千春さんは……アレだ。説明したらSAN値直葬確定するから割愛させてもらうぞ。
……割愛ばっかで面白くない?勘弁してくれ。俺はこれ以上、SAN値直葬されたくない。だから、許してくれ──
「渡良瀬さん、この後はどうしようか?」
「──紗奈は何処か行きたい所や、見たい所は無いか?」
おっと。一旦思考を中断しよう。
どうやらお互いSAN値ピンチに陥りかけているから、話題を変えようとこの後どうしよう?と言ってくれたみたいだ。
ここは何も考えずに、話題に乗ろう。
「うーん……特に無いや」
「服とか見なくて良いのか?」
「うん。僕はあまり服に興味が無いから。それに」
「それに?」
「服は何時でも買える。けど、渡良瀬さんとのデートは何時でも出来るわけじゃ無い。だから、
「……そう、か。なら、沢山話をしようか」
時間が許す限り、お喋りをしよう。
「うん!それじゃあ早速だけど、渡良瀬さんと
「ん、いいぞ」
未だ未だ時間はある。沢山話してあげよう。その前に、追加で何か飲み物を注文しよう。
──────
───
─
──某都某所、ホテル──
21:50。
『──続いて、天気予報です。明日のお昼頃から、全国的に雪が降るでしょう。お出掛けの際は、防寒対策をしっかりしてください』
(雪が降るのかよ。嫌だなぁ)
関東地方はそこまで積もらないが、ウチの職場がある所は10cm以上積もる恐れがある、か。こりゃ、雪掻きする必要があるな。
毎年冬になるとアホみたいな量の雪が降るから、少しでもサボるとエラい事になる。
今年は例年と違って、ウチに出入りする人達──魚介類を引き取ってくれる業者さんや、大本営から資材等をトラックで搬送してくれる頻度が高いから、しっかり雪掻きしなきゃ迷惑を掛けてしまう。
幸いな事に、今年は例年より人数が倍以上増えたから、そこまで苦労しないで雪掻きが出来そうだな。
……妖精さんに頼めばいい?
最初は真面目に雪掻きをしてくれるが、暫くすると雪合戦したり、かまくらを作ったり。
果ては、雪でアニメや漫画、ゲームに登場するキャラクター達の像を作ったりしてサボるから却下──あ、ドライヤーの音が消えた。
(いよいよ、だな)
既に俺はシャワーを浴び終えてある。だから、後は
ただ、デートをする前。紗奈は色々
それだから、もしかしたら
念の為、鞄に
鞄から
「……上がったよ」
脱衣場から出てきた紗奈を見ると、普段三つ編みにしている髪は解かれていた。大分印象が違う。
それに、風呂上がりだからか顔が赤く、髪も若干湿っていて色気がある──身体が震えているな。
(室内は暖房が効いているから、寒さによる震えではない)
恐らく、これから未知の体験をする事に対して不安を覚え、身体が震えているのだろう。
(
俺も
ここは優しく声を掛けて緊張を解し、不安を取り除いてあげよう。
「ほら、こっちにおいで」
テレビを消し、声を掛ける。すると、紗奈は顔を俯かせたまま無言で、脱衣場の前からゆっくりと俺の隣にやって来て、ベッドの上に腰掛けた。
「………………」
震えている。とにかく安心させてあげなきゃ。
「紗奈」
「な、なんだい?」
「俺がしっかりリードする。だから、安心しろ」
「渡良瀬さん……んっ」
優しく頭を撫でてあげると、紗奈は一瞬だけ身体をビクつかせた。
暫く撫で続けるとリラックスしてきたのか、強ばっていた紗奈の身体は、少しずつ弛緩していった。
そして、キスをしてあげると緊張が解れたのか、甘えるように俺に抱き着き、再びキスを求めてきた。
それから暫く抱き締めてキスをしてあげると、我慢が出来なくなったのか、紗奈は俺を押し倒してきた。
「ごめん、渡良瀬さん……僕……もう、我慢出来そうにない」
顔を見ると、興奮で真っ赤になり、瞳を潤ませている。
分かった。なら、望みを叶えてやる。
一旦紗奈に離れるように言い、リモコンを操作して電気を消す。
そして、互いに服を脱がし合い、生まれたままの姿になった。
少しずつ暗さに目が慣れた事で、紗奈の
とても華奢だ。抱き締めれば簡単に折れそうな程に細い。
そんな事を考えていると、紗奈が勢い良く抱き着いてきた。
その為、俺はベッドに押し倒されてしまった。
もしかしたら、
そう思ったが、違った。
紗奈は俺の胸に顔を埋め、頭を擦り付けてきた。
なんか、飼い主に甘える犬みたいだ。
まぁ、紗奈は何処か犬っぽい所があるから、あながち間違っていない。
余談になるが、犬耳のように撥ねた髪が激しくピコピコと動いている。
……犬だな、こりゃ。
「…………渡良瀬さん♡」
「なんだ?」
暫く頭を擦り付けると、紗奈は今まで聞いた事の無い、とても甘えた声を出してきた。
「僕、覚悟なら出来ている。文字通り、
「分かった。沢山愛してやる」
それから、俺は紗奈に
最初は不安に思っていたらしく、再び身体が強ばったが、快楽の方が勝った為、すぐに
そして、
精一杯優しく
良かった。あまり痛みを与えずに済んで。
……しっかし、平和だったな。
てっきり
「スゥ……スゥ……」
(穏やかな寝顔だ)
さっき、調子に乗り過ぎて
しかし、この様子なら大丈夫そうだ。けど、念の為朝になったら身体は大丈夫か聞こう。
……眠くなってきた。俺も眠ろう。
明日──いや、今日だな。仕事があるから、しっかり寝なきゃ、支障をきたしてしまう。
こうして、俺と紗奈のデートは
………………と思っていたけど、明け方頃。トラブルが発生しました。
眠りに就いてどれ程の時間が経ったのか分からないが、俺の
「大丈夫!一瞬だけだから!!」
「一瞬だけでもダメッ!!そんな
──ごめん。説明中だったけど、中断するね。
現在進行形で、
「性癖とは宗教みたいなものさ。皆一つの確固たる理念があり、それは時に相容れない時もある。
だからといって、相容れないものを攻撃してはいけない。押し付ければ、それは戦争になるから良くない。
だから、
「何処が
充分
下手したら、俺の
多分だけど、興奮し過ぎて何を言っているのか分からなくなっているのだろう。
現に、紗奈の目はグルグル状態になっているから──あっ、こら!スタンガンの電源を入れるなッ!!
やめろ!やめなさいッやめっ──
───────
────
─
──第603鎮守府、執務室──
08:05。
「……提督さん、大丈夫っぽい?」
「……うん。大丈夫だよ」
本日の秘書艦、夕立が心配そうな顔をしながらそう声を掛けてきた。
心做しか、犬耳のように跳ねた髪もショボンと垂れ下がっている。
心配掛けてごめんよ?大分マシになってきたけど、数時間前。
……あー、ダメだ。思い出したら手が震えてきやがった。こんなんじゃ、書類を捌けない。
無理に書いたら、ミミズがのたくったような字を書いちまう。深呼吸して心を落ち着かせよう。
「
万年筆を置いて深呼吸をしていると、夕立が真剣な顔をしながら、これまた真剣な声で頭を下げて謝罪してきた。いや、気にしなくていいよ。君のせいじゃない。
どうでもいい事だけど、夕立が敬語を使うと違和感が凄い。なんつーか……うん。凄い。SAN値直葬されてて、ただでさえ無い語彙力が消失しているから、上手く言葉で説明出来ない。
「
なんか、無性に
……待てよ?今隣に居るのは、現段階で日常生活では
「なら、僕が
「くぁwせdrftgyふじこlp!!?」
というか、俺、めっちゃ小声で
……じゃなくて。ツッコミ入れてる場合じゃねーよ。ヤバいね、コレ。マジで襲われる5秒前って奴ですね。逃げなきゃ──
「ぶるあああああぁぁぁああああっあっああああ!!!」
「ぶべっ!!?」
──夕立選手ッ!!若○規夫ボイスで叫びながら、
派手に捲れ上がるスカートオオォォォォ!!
……忘れていた。今俺の隣に居るのは
というか、何で窓が開いているの?さっきまで閉めてあったんだけど。
疑問に思っていると、夕立が「
「もし閉めたまま蹴ったら、窓ガラスをブチ破る事になっちゃう。そうなったら、提督さんに迷惑を掛けちゃうっぽい」
良い娘だ。とっても良い娘だ。お兄さん嬉しいよ。頭をナデナデしてあげなきゃ。
「あははっ!くすぐったいっぽい♪」
(おーおー、目を細めて嬉しそうに笑ってらァ)
さっきまで垂れ下がっていた耳も、今は嬉しそうにピコピコ動いている。可愛いなぁ。沢山ナデナデしてあげよう──ッ!?殺気ッ!?
夕立の頭を撫でていると、天井から殺気を感じた。
あ、確実に誰か居る。
よーし、確認しよう。そして直ぐに夕立に助けを求めよう。
…………せーの、で確認するぞ。せーの!
…………サキュバスと翔鶴が天井に張り付いていました。
わーい、予想が外れちゃった。まさか、翔鶴も居るとは思わなかったよ。
つーか翔鶴さん。
もしかして、
…………あ、めっちゃ舌なめずりしてる。んでもって、
…………逃げよう。流石の夕立も、サキュバスと
すかさず夕立が止めに入ってくれたけど、明らかに劣勢だ。このままじゃ、襲われる。
ごめん、夕立。悪いけど俺は逃げるね?
…………はぁ。
side 提督 out
───────
────
─
次回予告
今頃、矢矧と渡良瀬少佐は目的地に到着した頃ね。上手くやりなさいよ、矢矧。いいえ、
貴女の
第152話・真面目系変態淑女
「
※次話は矢矧とのデート編になります。
※時雨の特殊プレイの内容や、そこに至った過程については、次話で補足説明を入れます。
【補足的なナニか】
・ラタトスクの副司令…「デート・ア・ライブ」に登場する「神無月恭平」を指す。「子安武人」さんが演じている。
美男子ではあるが、作中でも上位に入る程の超が付くドMかつド変態。子安さんの
・時雨…第603鎮守府所属、白露型駆逐艦二番艦、時雨の適性者、
5人姉妹の次女。幼少期に父を亡くしており、その為
かなりのムッツリスケベらしく、内に秘めた物は色々凄まじいとか……。
艦娘になった理由は、家族の生活を支える為との事。
以上、補足終了。
※第603鎮守府に所属する艦娘達の過去については、何時になるか分かりませんが本編完結後に、過去編を投稿して詳細を明かす予定です。
予め、ご了承下さい。
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