タイトル詐欺です(挨拶)
深海棲艦達は被害者
グロテスクな描写が含まれています
勢いしかない
何も考えるな(特に後半)
※この小説に登場する人物は全員、特殊な訓練を受けています。
決して真似しないで下さい。
※この小説内の季節は、12月中旬頃となっています。
※装甲空母鬼及び、深海棲艦嫁提督の皆様、ごめんなさい。
「残念だけど、俺には味方なんて居ないんだ。そう、居ないんだ……ははっ……はははっ……」
「野原主任……」
コンテナに背をもたれさせ。
虚ろな目をしたまま天を仰ぎ。
掠れた声で、自嘲するように呟き。
そして、力なく乾いた笑い声を出した。
普段の、明るくはっちゃけた姿は見る影も無い。
こんなに落ち込んだ野原主任を見るのは初めてだから、俺は戸惑っている。
「……と思っていたけど、渡良瀬少佐。貴方が居る。貴方は、俺の気持ちが分かる筈。そうでしょう?」
俺も野原主任と似たような経験を。いや、体験と言うべきか?とにかく、
「貴方だけは、俺の味方をしてくれますよね?」
「い、いや、その……」
本当は助けてあげたい。
けど、下手に他人が。俺が介入したら、逆に悪化する恐れがある為、助けるべきか悩んでいる。
「してくれますよね?」
あの、野原主任?瞳孔カッ広げて、迫真、と付きそうな顔をしながら迫って来ないで?怖いです。
ウチの嫁さん達に散々そんな感じの顔で迫られているから、本能的恐怖を感じて逃げたくなってしまいます。やめてください──あ、泣き出した。ついでに鼻水も出てる。
「……何で…………無言なんですか……味方……してくれよ……味方を……味方を…………」
あっ、あのっ?両肩掴んで、顔を近付けないでください。この距離はマズいと思います。
「してくれよオオオオッッ!!少佐アアアアアアァァッッッ!!!」
──でけぇ声で叫ぶなッ!!ガクガク揺らすなッ!!
「俺を!助けてッ!くれるならッ!俺はッ!何でもッ!しますッッッ!!!」
ん?今、何でもしますって、言ったよね?
……じゃなくて。んな事言われましても……。
そもそも、こうなった原因は野原主任、あなたにあるのでは?
今まで散々
しっかし、何でこんな事になったんだ?
……原因なら、分かっているだろ?
野原主任がこうなった原因は、昼頃、大本営から届いた書類が──あっ!こら!逃げようとするな!待てッ!
──────────────
───────
─
side 提督
──第603鎮守府、執務室──
11:30。
「0(:3 _ )~」
「…………何時まで突っ伏してんのよ。ほら、起きなさい」
いや、その、起きたい。けど、過去最高レベルでメンタルにダメージ入ってSAN値直葬されて。
そのままマイナスに突入したから、マジで仕事どころじゃない。
こうして、普通に思考出来ている事が奇跡と言って良いレベル。良く発狂しないで済んでいるな──
「…………大丈夫よ。落ち着きなさい」
──本日の秘書艦、
……なんか、
「此処に
「…………うん」
分かった。
…………。
…………。
…………良し。深呼吸したら、大分落ち着いてきた。
それに、SAN値が回復してきたのか、身体の震えが治まってきた。これなら仕事出来そうだ。
「だいぶ落ち着いて来たわね。仕事するわよ?」
「あっ……」
手が頭から離れた。もっと撫でて欲しかったのに……。
執務室からこんにちは、俺です。
……何故、机の上に突っ伏しているのか。何故、
とりあえず、深海棲艦出現の報告を受けてから三日が経つけど、その間に何があったのか説明しようと思う。
まず深海棲艦だが、今朝。
ちなみに、異常に巨大化した魚介類達も同時に出現した。
話を戻そう。
深海棲艦達だが、出現数は以前と比べるとそこまで多く無いが、代わりに
今までは、ウチが担当する海域に出現する通常種──イ級等の深海棲艦は
更に、
この
閑話休題。
しかし、ウチには
おまけに、ガンガン近接攻撃をするから、そこまで資材を消費しない。
今日も皆は
どんなトラブルが起きたのか。それは、以下の通りだ。
何時ものようにぷかぷか丸に乗り、外洋へ
結論から言うと、艦娘達及び、ぷかぷか丸に被害は一切出なかった。
ただ……その……何故か、魚介類と一緒に
何故、
『何時もの癖で、魚介類達にやるように深海棲艦を
との事。勿論、故意ではないそうだ。
まぁ、
閑話休題。
…………需要が無いかもしれないけど、深海棲艦(を、
あれは、今から約三十分前の事だ。
俺は工廠に用があって立ち寄り、用を終えて執務室に戻る途中だった。
──────────────
───────
─
「……お、
俺が工廠に行っている間に帰ったみたいだ。
既にぷかぷか丸は係留されていて、皆が魚介類を入れたコンテナを降ろしている。手伝おうかな?
……いや、手伝いたいけど、書類が多いから今回はやめよう。 執務室に向かわなきゃ。けど、
(今朝からノンストップで書類を捌き続けたから、疲れてんだよなぁ)
……ちょっとだけ。ほんのちょっとだけ、気分転換がてら、
(……皆、手際良いなぁ)
なんつーか、動きがプロっぽい。豊○市場に行けば、即戦力になれるね。
<積み下ろし完了!
<
<今日も
<了解!
長門さんが積み下ろしが完了した事を告げ。
大鳳が
摩耶が手伝いに来てくれた娘達に注意して。
皆が返事をした。
(さーて、今日は
日に日に皆の
……そのうち、5分以内に終わらせられるようになるんじゃないかな──あ、長門さんがコンテナを開けた。始まる──
「──えっ?」
待って?待って??コンテナが開かれたのとほぼ同時に、
<うわぁぁぁぁぁ!!?
<なっ、何で
<あっ……何時もの癖で、魚介類と一緒に
……見間違えじゃないみたいだ。
秋雲が悲鳴をあげてる。鈴谷も秋雲同様、悲鳴をあげて「何故
そして、長門さんが深海棲艦が居る理由を話し出した。
……
とにかく、深海棲艦が複数、コンテナから飛び出してきた。
どうやら艤装を完全に破壊されているようだ。
……装甲空母鬼以外、金色の
……良く見ると深海棲艦達、呆然としたような顔で周りをキョロキョロ見渡して、暫くするとめっちゃ困惑したような顔になって、棒立ちしてる。
それもそうだ。コンテナに詰め込まれて、ようやく出られたと思ったら海ではなく陸に居て。
更に、目の前に艦娘が沢山居るのだから。
(へぇ。深海棲艦って、あんな顔もするんだ。初めて知った)
これ、大本営に報告した方がいいかもしれないね。深海棲艦は呆然としたような顔や、困惑したような顔をする、って。
……じゃなくて。あの、この状況、ヤバくね?深海棲艦達が暴れたら、ヤバいぞ。
有り得ない光景を目の当たりにしたせいで、思わずボーッと見ていたけど、このままだとマズい──
<ヒャッハハハハハハ!!
<
<首ダアアアアアアアッッッ!!!
──夕立ッ!由良ッ!扶桑さんッ!
艤装をッ!展開ッ!
襲うッ!三人ッ!
<良い深海棲艦は、死んだ深海棲艦だけだッ!!
<殺れ!殺れッ!
<こんにちは!死ねッ!
それをッ!見たッ!大鳳ッ!那智さんッ!足柄ッ!
他のッ!艦娘達もッ!加勢ッ!
情けとッ!容赦はッ!無いッッッ!!!
一切ッ!無いッッッ!!!
あるのはッ!暴力ッ!圧倒的ッ!暴力ッッッ!!!
全員ッ!
俺のッ!脳内でッ!
艤装やッ!
目ん玉をッ!
肉をッ!引き裂くッ!
骨をッ!砕くッ!
そしてッ!
飛び散るッ!赤ッ!
見よッ!母港はッ!赤くッ!染まっているッ!!
逃げるッ!深海棲艦達ッ!
艦娘達ッ!それをッ!
これッ!どっちがッ!悪かッ!分かんねぇなッ!!!
(わぁーい!第603鎮守府の母港が、スプラッター映画状態になっちゃったー!)
あはははっ!とってもグロテスクだァ!!あはははっ!あははははははは───
──
……艦娘達に
……あ、長門さんが
<ヌ゛ゥ゛ん゛ッ゛ッ゛!゛!゛
「」
<装甲空母鬼の
「」
──────────────
───────
─
…………という事があった。いやぁ、凄まじい光景だったなぁ。
目の前で装甲空母鬼の首を、まるで野菜を収穫するみたいに、
実際にはスポーン!なんて可愛らしい音なんてしていない──やめよう。気持ち悪くなってきた。
…………話を戻そう。
とにかく、とんでもねぇ光景を見てしまった為、俺は精神崩壊一歩手前に追いやられ。
急いで執務室に逃げ込み、椅子に座るとほぼ同時に限界が来たのかダウンして、満潮に
「──ッ!!──官ッ!!───司令官ッ!」
「─────おう、どうした?」
満潮、耳元で大声出さないで?耳がキーンってなっちゃう。
「どうした、じゃないわよ!急にゾンビみたいな呻き声出したと思ったら、頭を赤○こみたいにガクガクさせたから、心配で声を掛けたのよ!」
「えっ?マジ?自分じゃ普通にしていたつもりだったんだけど」
嘘ォ?俺、赤べ○みたいに頭をガクガクさせてたの?
……想像したら、かなりキモい。
「全然普通じゃなかったわよ!あんたの頭が取れるかと思ったわよ!」
あー、うん。確かに、○べこみたいに頭をガクガクさせたら、取れるんじゃね?と思うわな。
現に、首が結構痛い。後で湿布貼っとくか。その前に、
「すまん、心配掛けて」
満潮に心配を掛けたから、謝らないと。
……歯を剥き出しにして、キツく睨んでいる。この顔をするって事は、満潮は本気で怒っているサインだ。ふざけたりしたら、マジギレする。
ふざけず、真面目に対応しよう。
「ったく。しっかりして!」
「はい。しっかりします」
表情が和らいで、心配するような顔になった。この顔をした、って事は、もう怒っていないサインだな。
「……あんまり、心配かけないでよ」
「……本当にすまねぇ。以後、気を付けるよ」
二度と心配掛けないよう、心掛けます。
「……口だけなら、何とでも言えるわ。ちゃんと行動で示しなさい」
「分かった」
満潮の言った通り、行動で示します。
「……首、大丈夫?さっき、痛そうに顔を顰めていたわよ?」
「ん?あぁ、大丈夫だ、何ともない」
どうやらさっき、一瞬だけ顔を顰めたのを見られてしまったようだ。やっちまった。
「嘘言わない。ちょっと待ってなさい。湿布を貼ってあげるわ」
「あっ、ちょっ!?」
「じっとしていなさい」
「あいよ」
言われた通り、じっとしよう。
……温かい。どうやら温感湿布を貼ってくれたみたいだ──あの、満潮?何で肩を揉んでいるの?
「肩、ガッチガチじゃない。解してあげるわ」
「あ、うん」
……ここは止めず、肩を解してもらおう。
最近、自分でマッサージとかしていないから、身体がアレな事になっている──あ゛ー、いい。気持ちいい。
(絶妙な力加減で揉んでくれているから、めっちゃ気持ちいい……)
有難い。……やべぇ、瞼が重たくなってきた。
……イカン、瞼を閉じちまった。このままだと眠っちまう。目を開けろ──
────ありのまま、今起こった事を話す。
俺は満潮にマッサージされ、あまりの気持ちよさに瞼を閉じちまった。
このままだと眠ってしまいそうだから、慌てて瞼を開けると、目と鼻の先に瞳孔をカッ広げて俺を凝視する翔鶴が居た。
何を言っているのか分からねーと思うが、俺も何が起きたのか分からない。
頭がどうにかなりそうだ。
催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わっている──
「お姉ちゃんがマッサージしてあげましょうか?」
「結構です」
その気持ちだけ受け取っておくよ。
「えっ!?しょ、翔鶴さん!?何時の間にッ!?」
……あ、満潮が翔鶴の存在に気付いた。それと同時に、俺の肩を揉み解してくれていた手が離れた。
どうやら俺の背中を見ながらマッサージをしていたみたいだから、翔鶴の声を聞くまで気付いていなかったようだ。
「うふふっ♪ついさっきよ♪」
「何しに来た?」
ついさっき、と言ったが、恐らく嘘だろう。お前の事だ、結構前から執務室に侵入していたんだろ?
「そんな事していないわ!本当についさっき来たばかりよ!!」
「あっそう。まぁいい。それで?何しに来た?」
ツッコミ入れてたら、心が持たないから流す。
執務室に入る際はノックしろ、と言っているのに、最近ノックせずに侵入して来る事が多い。
けどまぁ、その事に関しては後で注意すればいいや。
「……最近、
「いいから、何しに来た?」
さっさと要件を言いなさい。
「……大本営から封筒が届きました」
「そうか。ありがとう」
悲しそうな顔をしているが、口元が笑っているから無視。構ったら調子に乗る。
とりあえず、封筒を開封して中身を確認しよう。
(ペーパーナイフを……あれ?)
おかしいな。何時も一番上の引き出しの中に入れているのに、見付からないぞ?
今日は未だペーパーナイフを使っていないから、俺の机と、秘書艦用の机の上には置いていない。
(無意識の内に、他の引き出しの中に入れちまったのか?)
色々疑問に思うが、今はペーパーナイフを探す事に集中しよう。
上から二段目の引き出しの中は──
「お探しの物はコレかい?」
「──そうだ。ありがとう、
「どういたしまして──」
「ご苦労様」
はーい、
「あっ、ちょ、待っ──」
……さて。開封するか。その前に、引き出しをガムテープで
……これで良し。
……引き出しがめっちゃガタガタ揺れているけど、気のせいだ。
「……ねぇ、司令官。今、一番下の引き出しから、時雨が飛び出して来た──」
「気の所為だ」
執務机の一番下の引き出しから、ペーパーナイフを持った
「いや、けど──」
「気の所為だ。幻覚だ」
「でも、今確かに時雨が──」
「満潮、あなた、疲れているのよ」
モ○ダー的疲れによる幻覚を見てしまったんだよ。
ここ数日、深海棲艦と魚介類の対応で忙しくなったから、それが原因で疲労が
……ちゃんと休ませてあげなきゃ。
もう一度シフトを見直そう──
「お姉ちゃんは疲労だけでなく、
「あー、あー、こちら執務室。千歳さん、大至急執務室に来て下さい」
マイクのスイッチを入れて、放送を入れて……これで良し。
「ちょっ!?なんて事を!?」
「何だ?このペーパーナイフ。
それに、
……ウェットティッシュで拭いて、これで良し。
「私はただ、私の嘘偽りない
「お待たせ♪」
「
「千歳さん、後は頼みます」
さて。これで静かになる。
「任せて♪」
「離して!離してください!私は!私はッ──」
…………静かになった。さぁて、書類を確認しよう。
…………どうした?満潮。頭抱えて蹲って。具合悪いのか?
「……頭痛くなってきた」
「大丈夫?バ○ァリン飲む?」
昨日、上から三段目の引き出しの中に入れたな。
……あった。はい、どうぞ。水無しでも飲めて、眠くならないし、
「……貰うわ」
「ほい」
ストックが沢山あるから、丸ごと一箱あげる。
……さて。今度こそ確認しよう。
気を取り直して、書類を確認しようとした時だった。
『此処に居られるかッ!
「…………ねぇ。今、
「あ、あぁ……確かに聞こえた。気のせいじゃ無いな」
なんだなんだ?どうしたんだ?
野原主任って、結構アレな所がある。
けど、さっきみたいに声を荒らげて怒鳴るなんて事は、一度たりとも無い。
(確実に何か起きたな)
じゃなきゃ、あんなに声を荒らげて怒鳴ったりなんてしない。ちょっと、様子を見てこよう。
「満潮、俺は野原主任の様子を見てくる。悪いが俺が戻るまで、ここに待機してくれ」
「了解よ」
「ありがとう」
さて、急いで野原主任の所に行こう。
──────────────
「……ホント、どうしたのかしら?」
野原主任って、色々アレだけど、あんな風に声を荒らげて怒鳴る事は無かった。確実に何か起きたわね。
(……仕事しよう)
もう直ぐ昼休憩が入るけど、少しでも書類を捌こう。
……その前に、さっき司令官が見ていた書類の内容が気になるから、少しだけ読もう。
えっと、何々?
…………
…………えっ?此処が該当している!?
…………海外──
それから、
…………
…………ドイツ語だから、読めない。フリガナくらい付けてよ!
…………気を取り直して。
──────────────
side 提督 out
───────
────
─
次回予告
僕はある事に気付いてしまった。
最近、提督に無視されたり、シバかれると
現にさっき、提督に無視されたら
これ、もしかしなくても、
……ふふっ。ふふふっ。あっははははは!!
もしそうなら、提督との
他の人達に無い
アハハハハハハハハハハハハハハハ!!!
……あれ?野原主任、どうしたの?そんな顔して──あっ、ちょっと!
第156話・
「女って生き物はねェ!子○をチ○コでド突かれれば大人しくなる生き物なのよ!
ド突け!ド突いて大人しくさせれば、全て解決するわッッ!!!」
※次話は、勢いと下ネタしか無いです。
プロット、頭抱えるレベルでひでぇや。何でこんなプロット立てたんだよ……
【補足的なナニか】
・スタン・ハンセンのテーマ…プロレスラー、「スタン・ハンセン」が入場する際に流される「処刑用BGM」を指す。
皆、一度位は聞いた事があるんじゃないかな……。
・赤べこ…福島県会津地方の郷土玩具を指す。
べことは、東北地方の方言で牛という意味がある。
・モルダー的疲れ…1993年から2002年にかけて、アメリカで製作されたSFテレビドラマ、「Xファイル」にて登場人物が言い放った台詞、「モルダー、あなた疲れているのよ」を元ネタに改変した物。
詳細は各自でお調べ下さい(他力本願)
・短期交換派遣…coming soon
以上、補足終了。
フレッチャーがドロップしてくれないから、山風のパパになります
R18版を見たいですか?
-
見たい
-
見たくない