追跡鶴   作:EMS-10

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 祝!瑞鳳の進水日!(挨拶)
 瑞鳳の格納庫をまさぐって、温もりを感じたい

【お詫びと訂正】
 秋津洲の名前を「州」と表記していましたが、正しくは「洲」です。
 秋津洲の名前を間違えて表記してしまい、誠に申し訳ございません。

※警告※
グロデスクな描写が含まれています
下ネタと勢いしかない
頭を空っぽにしてご覧下さい
お前らの嫁だろ、早くなんとかしろよ


※この小説に登場する人物は全員、特殊な訓練を受けています。
 決して真似しないで下さい。

※この小説内の季節は、12月下旬頃となっています。



第156話・性技は全てを解決する

 

Another side

 

 

──第603鎮守府、母港──

漁(・)開始100日目。

11:15。

 

 

(こりゃあ、ミ(・)ン(・)チ(・)よ(・)り(・)ひ(・)で(・)ぇ(・)や(・))

 目の前には、とてもじゃないけど口に出せない状態になった深海棲艦達の屍(・)が、雪と一緒に積(・)み(・)上(・)げ(・)ら(・)れ(・)て(・)い(・)る(・)。

 俺はグロ耐性があるから何ともないけど、グロ耐性皆無の渡良瀬少佐がコレを見たら、確実に発狂……いや、既に発狂しているね。

 少し前に、スプラッターな光景を目の当たりにしたせいで発狂して、執務室に逃げて行くのを見たから──

 

「──あ、野原主任!お疲れ様です!」

 

「お疲れ様です、足柄さん。屍(・)の片付けを手伝いに来ました」

──おっと、何時までも思考していないで、さっさと片付けなきゃ。

 数十分後に業者さん達が魚介類を引取りに来る。このまま屍(・)を晒していたら、エラい事になっちまう。

 

「ありがとうございます。それじゃあ、早速だけどあっちをお願いします」

 

「お任せ下さい」

 既に道具は用意してある。ちゃっちゃと終わらせよう。

 

 

────

 

 

「おい!そっちに目ん玉転がってんぞ!」

「水流して!血が残ってる!」

「地面に肉がこびり付いてて、落とせないんだけど!」

 

 

(だいぶ片付いてきたな。これなら、業者さんが来る前に終わらせられる)

 開始から僅か数分で、かなり綺麗になった。これなら、業者さん達が来る前に終わらせられるな。

 

……あ、そうそう。屍(・)だけど、既に工(・)廠(・)へ運んである。

 今、夕(・)張(・)さ(・)ん(・)が(・)処(・)理(・)をしているから、こっちが片付け終わったら手伝おう。

 

 閑話休題っと。

 

 残すは、母港のあちこちにぶ(・)ち(・)ま(・)け(・)ら(・)れ(・)て(・)い(・)る(・)深海棲艦達の体(・)液(・)や、身(・)体(・)の(・)一(・)部(・)を片付けるだけ。

 さァて、本気でやろうか!ピッカピカにしてやる──あん?

 

(誰だよ、せっかく人が意気込んでいたってのに)

 内心で悪態をつきながら、一旦作業を止めてポケットからス○ホを取り出す。

 

……あ、課(・)長(・)から電話だ。何だろう?とりあえず、

 

「すみません、足柄さん。上(・)司(・)から電話が来てしまいまして──」

 

「了解しました。ここは私達に任せてください」

 

「ありがとうございます!」

 近くで作業をしていた足柄さんに一声掛けて、その場を離れる。

 

……ここなら大丈夫だな。

 

「大変お待たせ致しました、野原です」

 電話に出るまで結構時間が掛かっているから、怒られるだろうな。

 

『野原ァ。電話に出るのが遅いぞォ?お陰でドクペを一本、飲み干してしまったではないか!』

 

「申し訳ございません。作(・)業(・)中(・)だったので、電話に出るのが遅れてしまいました」

 ス○ホから、少しだけ怒ったような課(・)長(・)の声が聞こえてきた。

 嘘は言っていない。アレは立派な作(・)業(・)だ。誰がなんと言おうが、作(・)業(・)だ。異論は認めない。

 

 それはそれとして。課長、ツッコミ入れたくないけど、入れさせてもらいます。相変わらずドクペ好きッスね。つか、飲み過ぎ。

 前回の健康診断で引っ掛かって、奥さんにドクペ飲むの禁止されていませんでしたっけ?もし飲んでいたのがバレたら、シバき倒されますよ?

 

『あれ?そうなの?なら仕方ない。許す!』

 

 俺が電話に出るのが遅れた理由を聞くと、課長はおちゃらけた声でそう言った。声に怒りは一切含まれていない。

 

「ありがとうございます。して、課長。如何なされました?」

 

『ん?あぁ……その……野原。お前に急いで伝えなければならない事があってな……』

 

「伝えなければならない事、ですか?」

 課長が言い淀むなんて珍しいな。

 毎日定時連絡をしているから、その時に話せばいいのでは?と思ったけど、火急の案件が入ったのかもしれない。

 とにかく、聞けば分かるか。

 

『あぁ。……野原、頼むから落ち着いて聞いて欲しい』

 

「は、はい」

 うっわぁ。絶対ヤベー案件か何かだ。議長がここまで歯切れが悪いから、絶対そうだ。覚悟決めとこ。

 

『…………が、そっちに行く事になった』

 

「すみません、課長。声が小さくて良く聞き取れなかったので、もう一度言って頂けませんか?」

 周囲は人気(ひとけ)が無くて静かな上、通話音量をそこそこ大きめにしてあるのに聞き取れなかった。

 なんだなんだァ?嫌な予感がバビッ!としまくってるんですけどォ?

 

『…………娘(・)が。秋(・)津(・)洲(・)が、そっち(第603鎮守府)に行く事になった』

 

「…………あっ、そうなんですか?」

 秋(・)津(・)洲(・)が此処に来るのか。なんだ、そんな事か。

 

…………。

 

…………。

 

…………。

 

…………は?

 

 

 ちょっと待て。今、課長は、ナンテ、言ッタ?

 

 

 娘(・)が。秋(・)津(・)洲(・)が、そっちに行く事になった?

 

 

…………疲れてるのかな?俺が最(・)も(・)恐(・)れ(・)て(・)い(・)る(・)事(・)を言ってきたんだけど。

 

 

 えっ?何?ジョーク?課長お得意のジョークなの?課長って良くジョーク言うし。きっとそうだ──

 

 

『──原?──原~?お~い、野原ァ~、聞いてる?ねぇ、無視?無視なの?無視されると、課長泣いちゃうぞ~?』

 

「──あ、すんません。ちょっと、脳が情報処理し切れなくなってフリーズしてました」

 

『あ、うん。やっぱり受け止められないよな?けど、事実だからしっかり受け止めて?』

 

「アッハハハ!いやだなぁ、課長。幾らジョークが大好きだからって、そのジョークは流石に笑えませんって」

 

『…………』

 

「…………あの、課長?何で無言なんですか?えっ?まさか、マジですか?」

 

『…………あぁ。マジ、だ』

 

「」

 

『…………野原。残念だが、決定事項だ。受け止めろ』

 

「」

 

『何故、秋(・)津(・)洲(・)がそっちに行く事になったのか、についてだが、短(・)期(・)交(・)換(・)派(・)遣(・)のメンバーに選ばれたからだ』

 

 

 課長が、何故此処に秋(・)津(・)洲(・)が来るのか説明してくれている。

 

 

 けど、俺の頭の中に課長の言葉は全く入って来なかった。

 

 

 今、俺の頭の中に浮かんでいるのは、秋(・)津(・)洲(・)が。州子(くにこ)が此処に来る、という事のみ。

 

 

…………ヤバいね。

 

 

 色々言いたい事や、ツッコミたい事があるけど、そんな事をしている暇は無い。

 

 

 はやく、早く逃げなきゃ。

 

 

 けど、逃げる事は出来ない。

 

 

 何故なら、俺は第(・)6(・)0(・)3(・)鎮(・)守(・)府(・)に(・)所(・)属(・)す(・)る(・)艦(・)娘(・)達(・)の(・)デ(・)ー(・)タ(・)を(・)収(・)集(・)・(・)解(・)析(・)するよう、技(・)術(・)課(・)所(・)長(・)と元(・)帥(・)に命(・)令(・)されている。

 

 

 逃げれば命令違反をした事になり、色々ヤバい事になる。

 

 

 つまり、逃げられない。

 

 

 けど、

 

 

『…………野原。俺はお前になら、安心して娘(・)を任せられる。だから、もう諦めてゲフン!覚悟を決めて──』

 

 

 

「此処に居られるかッ!俺(・)は逃げるぞ、バカヤロウッッッ!!!」

 命令違反がなんぼのもんじゃい!!俺は、アレだ。逃げるぞッ!逃げて、生きるぞッ!超生きるッ!!

 

 

『の、野原ッ!?』

 

 

 命令違反をしたら、どんな事されるんだろ?きっと、碌でもない目に遭うんだろうなぁ。

 

 

 けど、ア(・)イ(・)ツ(・)と一緒に居るのと比べれば、きっとマシな筈。

 

 

 だったら、マシな方を。命令違反をして罰則喰らう方を選ぶ。

 

 

 ギャハハハハハハハ!!なんか楽しくなってきちゃったぞ!!

 

 

『野原ッ!落ち着けッ!!落ち着くんだ──』

 

 

 さぁて!逃げるぞ!とりあえず、通話を切って……これで良し。

 

 えーと、まず逃走する方法だけど、車……は雪がかなり積もっているから、事故る可能性が高い。

 俺、あんま車に乗らないから、ドラテク(運転技術)低いんだよね。

 

 なら、電車に……此処から駅まで、徒歩だと片道一時間以上掛かる。向かっている途中で、此処の人達に追い付かれて確実に捕まる。却下。

 

 渡良瀬少佐みたいに、海上を疾(・)走(・)して失(・)踪(・)……これも却下。

 俺、ハ(・)ー(・)フ(・)だけど、少佐みたいにイ(・)カ(・)れ(・)た(・)身(・)体(・)能(・)力(・)を(・)持(・)っ(・)て(・)い(・)な(・)い(・)し、少佐程妖(・)精(・)さ(・)ん(・)達(・)に(・)愛(・)さ(・)れ(・)て(・)い(・)な(・)い(・)から無理だ。

 

 精々数キロ走った所で妖(・)精(・)さ(・)ん(・)の(・)加(・)護(・)が(・)尽(・)き(・)て(・)、海(・)水(・)浴(・)をするハメになる。

 夏ならともかく、今は冬。おまけに雪が降っているから、海水の温度は非常に低い。海(・)水(・)浴(・)なんてしたら、確実に凍死する。

 更に、巨大化した魚介類や、数日前から深海棲艦が出現するようになったから、そいつらと遭遇したら、餌(・)にされちまう。

 

…………詰んだ。

 

…………いや、待てよ?詰んでいない!

 

「此処には、色々素(・)敵(・)な(・)モ(・)ノ(・)があるじゃない!」

 妖精さん達が作ったA(・)装(・)備(・)とか、A(・)装(・)備(・)とか、A(・)装(・)備(・)とかが!

 

…………勝ったな。

 

 そうと決まれば、早速工廠に行ってA(・)装(・)備(・)を装着して逃走を──

 

 

 

 

「野原主任、どうかされました?」

 

「──ッ!?」

 誰だッ!?……榛名さんだ。心配そうな顔をして、俺を見ている。

……何故かネ(・)ッ(・)ト(・)ガ(・)ン(・)を装備している。ツッコミ入れたいけど、時間とカロリー、そしてSAN値を無駄に消費するだけだから、やめておこう。

 

「さっき野原主任の怒(・)鳴(・)り(・)声(・)が聞こえたのですが……大丈夫ですか?」

 

「…………あー、ちょっと、技術課の上司から色々言われちゃって。それで少し荒れちゃって。ごめんね?怒鳴ったりして」

 

「そうなんですか。榛名、野原主任が此処に来てから怒(・)鳴(・)る(・)所を見た事がなかったので、驚いてしまいました……」

 

「ホントにごめんね?以後気を付けます──ん?」

 

<確か、こっちから野原主任の怒(・)鳴(・)り(・)声(・)が聞こえた筈なんだけど……

 

(ッ!?少佐が来てる!!)

 声を聞くに、どうやら俺を探しているみたいだな。

 のんびりし過ぎた。さっさと行こう──

 

「提督だ……ふふっ……提督が榛名の事を探しに来てくれた……やっぱり提督は、なんだかんだ言って榛名の事が好きなんですね。アハハハ♪」

 

──いや、違うよ?少佐は俺を探しに来たみたいだよ?さっき少佐が言っていたじゃん。言い方は物凄く悪いけど、都合のいい頭してるね。まるで秋(・)津(・)洲(・)み(・)た(・)い(・)だね。

 

……いけね、考(・)え(・)ち(・)ゃ(・)っ(・)た(・)。榛名さんに読(・)み(・)取(・)ら(・)れ(・)た(・)ら(・)、怒られる──あ、トリップしているから、読(・)み(・)取(・)れ(・)て(・)い(・)な(・)い(・)。大丈夫そうだ。

 

……いいから、余計な事を考えていないでさっさと逃げるぞ!

 

「榛名さん、俺は用事を思い出したので、失礼します!」

 

「フヘヘヘ……ウヘヘヘヘ……」

 

……聞いちゃいない。まぁいいや。

 足音を立てないよう、細心の注意を払いながら工廠へ──

 

 

<テーイートークウウゥゥゥ!!!

<ぬわああぁぁ!?来るなッ!来るなぁァァァ!!!

 

 

──榛名さんが少佐を襲っている。すみません、少佐。今回ばかりは無視させて頂きます。本当にすみません。

 

 

<涼月イイイィィィ!!助けてエエエエエ!!!

<W゙O゙O゙O゙O゙O゙O゙O゙O゙!゙!゙!゙

<榛名ッ!全力でッ!参りますッ!

 

 

──久々にゾンビちゃん(涼月さん)が吼(・)え(・)た(・)。元気いいねぇ。

……運が良いか悪いか分からないけど、騒ぎになってくれたお陰で、逃走出来そうだ。

 

(工廠に艦娘達は……誰も居ない)

 妖精さん達が居るけど、大丈夫。賄賂(お菓子)を渡せば、黙ってくれる。良し!行ける!

 

<野原主任だー!

<囲め囲めー!

<お菓子持ってんだろ……なぁ……お菓子置いてけよ……

 

「ちょっと退いてくれ~。お菓子が欲しい?ならあげよう」

 ポケットから金平糖を取り出して、妖精さん達に渡す。妖精さん達用に、常にお菓子を持ち歩いていて良かった。

 

<流石、野原主任!

<いただきまーす!

<置いてけ……お菓子置いてけ……

 

 約一名、なんか妖怪首置いてけもとい、妖怪お菓子置いてけになっている気がするけど、無視。ツッコミ入れない。

 

(えーと、A(・)装(・)備(・)は……ここだな!)

 工廠の奥のコンテナに近付き、急いで解錠して……電源を入れて……装着して──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何をしているんだい?」

 

 

「──ッ!?」

 誰だ!?……時雨さん?何で時雨さんがここに?さっきまで母港で作業をしていたじゃん?

 疑問に思っていると、俺の顔を見て何を考えているのか分かったのか、時雨さんは答えてくれた。

 

「さっき、工廠に慌てたように駆け込む姿が見えてね。気になったから後をつけてんだ。……何をしているんだい?」

 

「あー……ちょっと、A(・)装(・)備(・)を確認しなきゃならなくなって……」

 っべー(ヤベー)。マジ、っべー。突然時雨さんに声を掛けられて軽くパニックになったせいで、普段ならもっとマシな。それっぽい事を言えたけど、焦っていたせいで説得力皆無な言い訳をしちゃった。

 

「…………野原主任、何か焦ってない?」

 

「あー……色々あってね」

 アカン。焦っているから頭が回らない。くそっ、どうすりゃいい?

 

「色々って、何?」

 

「あー……あはは……」

 ダメだ、誤魔化せない。どうする?既に起動準備は整っている。後は装着して失(・)踪(・)するだけ。

 

 でも、今動かしたら時雨さんを轢いてしまう。そんな事をしたら、後々面倒な事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結局、俺は失(・)踪(・)するのに失敗した。

 そして、時雨さんが少佐を呼び、少佐に洗いざらい話すハメになった、と言っておくよ。

 

 余談になるけど、少佐が来た事で時雨さんがヤ(・)ら(・)か(・)そ(・)う(・)と(・)し(・)て(・)一悶着起きたけど、涼月さんがすぐ様助けに来たから、速攻で解決した。

 どんな風に解決したかって?話すと長くなるから割愛させてもらうよ。

 

「……味方は居ないんですか?」

 

「残念だけど、俺には味方なんて居ないんだ。そう、居ないんだ……ははっ……はははっ……」

 そして現在。俺は少佐に愚痴っている。

 少佐なら、俺の気持ちを理解して助けてくれる筈。

……何で少佐に相談しなかったんだろ?発狂し掛けたせいで、頭が回らなかったのかな?

 

「野原主任……」

 

「……と思っていたけど、渡良瀬少佐。貴方が居る。貴方は、俺の気持ちが分かる筈。そうでしょう?」

 おっと。今は思考していないで、少佐に助けを求めよう。マジになって頼めば、きっと力を貸してくれる。

 

「貴方だけは、俺の味方をしてくれますよね?」

 

「い、いや、その……」

 

 

「してくれますよね?」

 何で目を逸らすの?何で言い淀むの?ねぇ、何で?

 

「……何で…………無言なんですか……味方……してくれよ……味方を……味方を…………

 

してくれよオオオオッッ!!少佐アアアアアアァァッッッ!!!」

 

 

「ぐおおおおおおッッッ!!?」

 

「俺を!助けてッ!くれるならッ!俺はッ!何でもッ!しますッッッ!!!」

 マジで文字通り何でもしますよ!?少佐の大好きなヅ○を1/1スケールで造ってあげます!

 第(・)6(・)0(・)3(・)鎮(・)守(・)府(・)に(・)所(・)属(・)す(・)る(・)艦(・)娘(・)全(・)員(・)の(・)艤(・)装(・)を(・)、(・)A(・)G(・)P(・)化(・)し(・)ま(・)す(・)!

 さっき工廠に運んだ深(・)海(・)棲(・)艦(・)達(・)の(・)屍(・)で、新(・)た(・)な(・)武(・)器(・)を造ってあげます!

 ケ(・)ッ(・)コ(・)ン(・)カ(・)ッ(・)コ(・)カ(・)リ(・)用の指(・)輪(・)の(・)リ(・)ミ(・)ッ(・)タ(・)ー(・)を(・)全(・)て(・)解(・)除(・)してあげます!

 

 だから……だから……!!

 

 

 

「俺を助けてくれよおおおおおオオオオオッッッ!!!渡良瀬少佐アアアアアアアアアアアアアッッッ!!!」

 

 

 

 

Another side out

 

 

───────

────

─

 

 

 

side 提督

 

 

──第603鎮守府、食堂──

20:30。

 

 

「──子○をチ○コでド突いて、分(・)か(・)ら(・)せ(・)て(・)やった方が良いんじゃない?快(・)楽(・)を与えて調(・)教(・)すれば、大人しくなるわ」

 

「出来るかッ!」

 

「性(・)技(・)レ(・)ベ(・)ル(・)が低くても、オ(・)モ(・)チ(・)ャ(・)を使えば簡単に調(・)教(・)出来るから、購入したら?」

 

「調(・)教(・)する前に、ア(・)イ(・)ツ(・)が発情して襲って来て食(・)わ(・)れ(・)る(・)未来しか見えないんですけど……」

 

「弱気になってどうするのよ。強気になりなさい!」

 

「いや、強気になっても、無理な物は無理ですよ……」

 

「うだうだ、うだうだと言い訳ばっか……キ○タマ付いてるの?ヤ(・)る(・)前から諦めてどうするのよ!」

 

「ちゃんと付いていますよ……。あと、言い訳じゃなくて、以前強気で攻(・)め(・)た(・)事がありますが、結果は……うん……。大人しくなるどころか、逆にス(・)イ(・)ッ(・)チ(・)が入ってパ(・)パ(・)にさせられそうになりました……」

 

 うわぁ……野原主任の目が死んでる。というか、野原主任は既にヤ(・)る(・)事(・)ヤ(・)っ(・)て(・)いたんだ。

 普段の言動はアレだけど、そ(・)う(・)い(・)コ(・)ト(・)に対しては紳士的だから、てっきりまだ未(・)経(・)験(・)だと思っていたよ。

 

 

 

 

 

 野原主任が失(・)踪(・)しようとしてから、数時間が経過した。

 野原主任が此処(第603鎮守府)に来てから、怒(・)鳴(・)り(・)声(・)を(・)出(・)す(・)なんて初めての事だから、何かと(・)ん(・)で(・)も(・)な(・)い(・)事(・)が起きたのでは?と思った。

 んで、怒鳴っていた理由を聞いたら、案の定とんでもない事が起きていた。

 

 どんな事が起きたのか。簡単に言うと、短(・)期(・)交(・)換(・)派(・)遣(・)で、ウチに艦娘が。野原主任が心(・)の(・)底(・)か(・)ら(・)恐(・)れ(・)て(・)い(・)る(・)艦娘──秋(・)津(・)洲(・)さ(・)ん(・)が来る事になった。

 ちなみに、来るのは来(・)年(・)の(・)一(・)月(・)下(・)旬(・)頃(・)を予定している。

 

 何故、野原主任は秋(・)津(・)洲(・)さ(・)ん(・)の事を、心(・)の(・)底(・)か(・)ら(・)恐(・)れ(・)て(・)い(・)る(・)のか。

 これについては詳しく説明すると長くなる為、割愛させてもらう。

 

……短(・)期(・)交(・)換(・)派(・)遣(・)で、此処に艦娘が来るだけだから、そこまでとんでもない事じゃ無いだろ?

 お前らにとってはそうかもしれないけど、野原主任にとってはとんでもない事なんだ。

 

 話を戻そう。

 理由を聞いた後。必死に慰め続け、時間は掛かったが落ち着かせる事に成功した。

 そして、本日の仕事を全て終え、夕食を摂った後。俺は野原主任を誘って食堂で飲みながら、今後どうするか話し合っていた。

 

 しかし、中々良い案が出ず、お通夜状態に陥っていると、様子を見に千歳さんがやって来て、相談に乗ってくれて今に至る。

……言葉は悪いけど、あまり役に立っていない気がする。けど、口には出さない。

 

 

……そうそう。短(・)期(・)交(・)換(・)派(・)遣(・)で思い出したけど、大本営。お前……何でウチを選んだんだよ。

 

(昼頃に届いた書類を確認したら、まさかウチが短(・)期(・)交(・)換(・)派(・)遣(・)の対象に選ばれたとは……)

 ずっと選ばれずにいると思っていたから、書類を見た瞬間、驚き過ぎて思わず胃袋を吐き出しちゃったよ。お陰で、満潮にガ(・)チ(・)泣(・)き(・)さ(・)れ(・)た(・)。

 

 閑話休題。

 

 短(・)期(・)交(・)換(・)派(・)遣(・)については、何度か話を聞いた事があるからどういうモノか知っているけど、まさかウチが選ばれるとは思わなかった。

 

 ウチじゃなくて、向こう(第8492離島鎮守府)の方が良いと思うよ?

 向こうの方が、ウチより設備とか整っているし。精鋭揃いだし。指揮能力とかも高いし。

 現に、向こうは毎年、短(・)期(・)交(・)換(・)派(・)遣(・)の対象に選ばれているし。

 

 閑話休題。

 

(ウチが選ばれただけでも、胃袋を吐き出す程驚いたというのに、何で秋(・)津(・)洲(・)さ(・)ん(・)がウチに来るんだ?)

 短(・)期(・)交(・)換(・)派(・)遣(・)に選ばれた鎮守府は、複数ある。偶然にしては出来過ぎている気がする。

 

 更に、秋(・)津(・)洲(・)さ(・)ん(・)の他に、海外──ド(・)イ(・)ツ(・)の艦娘達が二(・)人(・)、ウチに来るって……何で?ねぇ、何で?

 

 しかも、その二(・)人(・)とは面(・)識(・)が(・)あ(・)る(・)。

 もうこれ、偶然で片付けられないと思うよ?裏で陰謀的な物が動いて決められたんじゃない?そうとしか思えないよ──

 

「どんなに頑張っても、最終的には食(・)わ(・)れ(・)る(・)。ハハッ……もうダメだ……おしまいだぁ……」

 

「──野原主任、しっかりしてください」

……ダメだ。頭抱えて泣いてる。

 

 短(・)期(・)交(・)換(・)派(・)遣(・)に来る艦娘達については、色々言いたい事やツッコミ入れたい事が沢山あるけど、一先ず今は置いといて、野原主任の事をどうにかしないと──

 

 

「女って生き物はねェ!子○をチ○コでド突かれれば大人しくなる生き物なのよ!大人しくならない、って事は、ド(・)突(・)き(・)足(・)り(・)て(・)い(・)な(・)い(・)証拠よ!

もっとド突け!ド突いて大人しくさせれば、全て解決するわッッ!!!」

 

 

──千歳さん、少し静かにしてください。

 あと、ド(・)突(・)い(・)て(・)も(・)大人しくならないと思います。

 俺の経験上、相(・)当(・)ド(・)突(・)い(・)て(・)も(・)大人しくなるどころか、淫(・)乱(・)化(・)して襲われたから、意味無いと思います。

 サキュバス(榛名)や発情犬(時雨)で経験しているから、断言出来る──

 

「ヤ(・)り(・)ま(・)し(・)た(・)……。ヤ(・)っ(・)た(・)ん(・)で(・)す(・)よ(・)! 必死に! その結果がこれなんですよ!!ア(・)イ(・)ツ(・)を押し倒して、ド(・)ン(・)パ(・)チ(・)ヤ(・)っ(・)て(・)。それでも大(・)人(・)し(・)く(・)な(・)ら(・)な(・)い(・)から、今はこうして逃(・)げ(・)続(・)け(・)て(・)い(・)る(・)!

これ以上何をどうしろって言うんです!? ア(・)イ(・)ツ(・)と、どう戦(・)え(・)って言うんですか!?」

 

 

「──野原主任、お水飲んでください」

 さっきから物凄いペースでお酒を飲んでいるから、顔が真っ赤になっていますよ?

 このままだと急性アルコール中毒になるから、お水を飲んで?あと、ティッシュどうぞ。目と鼻から液(・)体(・)が垂れ流しになってるよ──

 

「どう戦(・)え(・)?簡単よ。人(・)語(・)を(・)発(・)せ(・)ら(・)れ(・)な(・)く(・)な(・)る(・)ま(・)で(・)、(・)攻(・)め(・)れ(・)ば(・)い(・)い(・)のよ!」

 

──千歳さん、顔。ヤバい事になっています。目ん玉剥き出しになっています。

 あと、あなたも野原主任と同じ位、お顔が真っ赤になっています。水を飲んで?

 

「人(・)語(・)を(・)発(・)せ(・)ら(・)れ(・)な(・)く(・)な(・)る(・)ま(・)で(・)、(・)攻(・)め(・)れ(・)ば(・)い(・)い(・)?」

 

「えぇ、そうよ」

 

……野原主任が真剣に千歳さんのアドバイスを聞いている。内容がなんかア(・)ブ(・)ナ(・)イ(・)モノになっている。

 

 俺には分かる。これ以上ここに居たら、ヤバいと。

 本能がさっさと逃げろ!と叫んでいる。良し、本能に従って逃げよう──ぐぇっ!?くっ、首っ!?掴まれたっ!!?ち、千歳さん、手!離して!!

 

「人(・)言(・)を(・)発(・)せ(・)る(・)なら、ま(・)だ(・)ま(・)だ(・)余(・)裕(・)が(・)あ(・)る(・)証(・)拠(・)よッ!余(・)裕(・)が(・)無(・)く(・)な(・)れ(・)ば(・)、獣(・)の(・)よ(・)う(・)な(・)咆(・)哮(・)しか発せられなくなるッッッ!!!」

 

 ち、千歳さん、お願い、手!離してください!痛い!苦しい!

 

「メ(・)ス(・)には、前(・)と(・)後(・)ろ(・)に(・)穴(・)が(・)あ(・)る(・)!二つ同時に攻めれば、堕(・)と(・)せ(・)る(・)確率が上がるわ!!」

 

「二つ同時に攻める……」

 

 野原主任、聞いちゃダメだ!その人の言う事を聞いたら、後戻り出来なくなるぞ!!

 

「色々準(・)備(・)や(・)処(・)理(・)が必要になるから手間は掛かるけど、効果はあるわ。私の戦(・)友(・)が実(・)際(・)に(・)経(・)験(・)してヤバい、と言っていたから間違い無い!」

 

「な、成程……」

 

 野原主任ッ!やめろォ!!早まるんじゃないッ!!冷静になるんだッッッ!!!

 くそっ、千歳さんに首を掴まれているから、声を出せない!

 にしても、力加減が絶妙だなぁ。声は出せないけど、呼吸は出来る程度に首を掴むって……凄いね。

 軽くアルコールが入っているから語彙力消失してそれしか言えないけど、とにかく凄い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 この後、千歳さんは色々とアドバイスをし、野原主任は実(・)践(・)する事を決意した、と言っておく。

 

 

……もう、何も言わない。ツッコミも入れない。

 そんな事をした所で、俺の胃袋と精神にダメージが入り、無駄なカロリーを消費するだけだから、やらない。

 

……はぁ。なんか、頭痛くなってきた。あと、胃も。

 バ○ァリンと胃薬飲もう。いや、待て待て。薬を併用したら、マズい。どちらか片方だけにしよう。

 

「二(・)つ(・)同(・)時(・)に(・)攻(・)め(・)ら(・)れ(・)る(・)。どんな感覚がするのでしょう?体験してみたいので、試して頂けませんか?というか試しましょう!」

 

「やだ」

 榛名、何時の間に来たの?君、夕食後に俺を襲おうとして、涼月と早(・)霜(・)にシバかれて入渠していたじゃん。何で居るの?

 おーい、誰かー?このサキュバスシバいて?

 

 

 

side 提督 out

 

 

───────

────

─

 





次回予告


……新人達、来ちゃったね。私、とっても不安だわ。
 此処のヤ(・)ベ(・)ー(・)人(・)達(・)が何かやらかして、それを見た新人達が卒倒したり、発狂しないと良いのだけど。
……あなた、しっかりして?顔色が悪いわよ?
……大丈夫よ。ヤ(・)ベ(・)ー(・)人(・)達(・)が何かやらかそうとする前に、私や比(・)較(・)的(・)ま(・)と(・)も(・)な(・)人(・)達(・)で頑張って止めるわ。だから、落ち着いて──なんか、外が騒がしいわね。何かあったのかしら?


第157話・歓迎しよう。盛大にな!


「くまのん!春(・)雨(・)に嘘(・)を教えないで──
ド(・)ラ(・)ム(・)缶(・)は武器じゃないよッッッ!!!」


【補足的なナニか】


・短期交換派遣…文字通り、余所の鎮守府に短期間、交換派遣をする制度を指す。
 艦娘同士の交流や、戦闘技術、知識等を高める為、毎年行っている(という設定)
 時々、海外の艦娘達が日本の鎮守府に来る場合もある。

・深海棲艦の屍…最近の研究で、深海棲艦の肉や骨、内蔵から特(・)殊(・)な(・)エ(・)ネ(・)ル(・)ギ(・)ー(・)や(・)素(・)材(・)を(・)生(・)成(・)出来るようになった模様。
 これらを利用し、艦娘の艤装に特(・)殊(・)な(・)改(・)装(・)を施して戦闘力を向上させる事に成功した。

・ケッコンカッコカリの指輪…何やら、リ(・)ミ(・)ッ(・)タ(・)ー(・)が掛けられている模様。
 噂では、リ(・)ミ(・)ッ(・)タ(・)ー(・)を(・)解(・)除(・)した指輪を、艦娘になった女性が装備する事で、簡(・)単(・)に(・)妊(・)娠(・)出(・)来(・)る(・)よ(・)う(・)に(・)な(・)る(・)とか、ならないとか……。


以上、補足終了。



※妖怪・フレッチャー置いてけと化しているイベント堀に集中する為、暫く投稿をお休みします。

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