(投稿時間に深い意味は)ないです(挨拶)
提督達は今日も苦労しています
勢いしかない
考えるな、感じろ
下ネタ及びR17.9描写有り
※この小説に登場する人物は全員、特殊な訓練を受けています。
決して真似しないで下さい。
※この小説はフィクションです。実在する人物、団体、施設等とは一切関係ありません。
予め、ご了承下さい。
※この小説の季節は、1月上旬頃となっています。
side 提督
──某県、某所──
23:30。
俺の運営する
お前はいきなり何を言っているんだ?と思うかもしれないが、とりあえず最後まで聞いてくれ。
話を戻す。
最近そう思うようになったが、断言出来ないでいた。
なんだかんだ言って、ウチの連中は
けど、今日。いや。今この瞬間から、
艦娘達が
だって──
「俺達提督は、
──
あと、眼鏡。顔芸したせいで、ずり落ちていますよ──
「分かるか?なぁ、分かるか??執務をしていれば、突然意識を失って!目が覚めれば、全身を艦娘用の拘束具で拘束されてベッドに寝転がされていて!目の前に野獣の眼光で俺を見つめる全裸の
──ですから、
(さっきまでめっちゃクールだったのに、今は物凄いはっちゃけてる……)
アレか?アルコールが入った事で、こうなっちゃったのか?あと、声が緑○光さんに似過ぎて凄い(小並感)
なんか、声のせいでヒ○ロ・ユイが棗○介に変貌しちゃったみたいで草生える。そのうちロリロリバスターズ結成だ!とか言いそう──
「
「ふ、
──あれま。
というか藤原さんが今叫んだの、ラ○ウの名言、「拳王の心は砕けぬ!折れぬ!朽ちぬ!」じゃないの?
藤原さんの声、内○賢二さんに激似だから、まるでラオ○本人が此処に居て言っているように聞こえる。改悪された台詞になっちゃってるけど──
「渡良瀬ェ!分かるかッ!?」
──おっと。榊原さんがお怒りだ。しっかり話……というか、愚痴を聞こう。
「はい、良く分かります」
似たような目に遭っていますから。ただし、榊原さんと比べると、俺の方が遥かにマシだけど──
「分かるか!?お前、分かってくれるのか!?
──あの、榊原さん?なんの話をしていらっしゃるのでしょうか?
……あ、コップに……いや、グラスと言うべきだな。グラスに、超高級品と言われるワイン──ロマネコンティ……で合っているかな?それをグラスに注いで香りを楽しむ……なんて事はせず、一気に飲み干しちゃった。
「──おい、渡良瀬。お前のグラス、空だぞ。俺が注いでやるから飲め」
「え"っ"!"?"いや、そんな……」
榊原さん、あなたが持っているそれ、確か一本数百万する奴ですよね!?そんな高級な物、頂けませんって!!
「いいから飲め。なぁに、金なら俺が全部出すから、遠慮するな」
「は、はい……ありがとうございます」
うっわぁ、マジかぁ……。有難いけど、怖いというか、なんというか。
此処に来て最初に飲んだ、このお店で一番安い酒──それでも、とても良い値段のする──ハイボールのアルコールが回ってきて、そこに一生に一度飲めるか飲めないか位に高級なワインを飲める事になったからか、語彙力が喪失してなんと言えばいいのか分からなくなってきた。頭がどうにかなりそうだ。いや、元からどうにかなっているだろ──
「美味いか?」
「──は、い。おいしい……です……」
すみません、嘘を言いました。頭がアレな事になっているせいで、味が分からなくなっていて美味しさというか、味というか、なんというか……ごめんなさい、語彙力が行方不明になってて何も言えねぇ──
「僕は!おっきいおっ○いが好きなんです!好きなんですけど!
「馬鹿者!!胸という
──浦樹、藤原さん、いきなり何言ってんの?あと、会話が成立していない気がするんですが。
会話のキャッチボールしようよ。アンタらがしてるの、ドッジボールだよ。
酔っているから、何を言ってるのか分からなくなっているのかな──
「藤原さん!
「あるぞッ!!
「スペンス乳腺というモノがあってな。そこを
──浦樹、落ち着け。
あと、その事を瑞鳳さんに知られたら、またひでぇ目に遭うぞ。
そして、榊原さんと藤原さん。その話、詳しく。俺も瑞鶴達の胸を
普段なら絶対考えたり、言ったりしないのに。アルコールが回っているからか?んでもって、此処には
……じゃなくて?何でこんな事になった。
おっかしいなぁ?今日は俺と浦樹の二人で何処か適当に居酒屋に行って、飲みながら愚痴り合う予定だったのに、何で
それに、俺が……いや、俺達が居るの、海軍将校御用達の、超が幾つも付きそうな高級バーで。しかも、VIP専用の個室に居るんだろう?
まぁ、そんな所だから、こうして平然と艦娘の名前を言ったり出来るわけなんだが──話を脱線させるな。
えーと、確か、こうなった理由というか原因は……そうだ。思い出した。
仕事を終わらせて、浦樹と飲みに行く為、駅で待ち合わせをして───
■□■
──某県、某所──
19:30。
(……寒い)
ただでさえ気温が低いのに、風がそこそこ強く吹いているせいで、実際の気温よりも寒く感じる。
しっかり防寒対策をしてきたが、それでも寒い。俺、寒いの苦手なのに──うおっ!?風が吹いてきやがった!寒っ!
(まぁ、
もしマフラーが無かったら、首周りに冷たい風が直撃して、寒さに震えていた。ありがとう、瑞稀。
(マフラーの端っこに、デフォルメされた仮○ライダーWの
黒い糸で刺繍されていて目立ちにくかったせいで、さっきまで気付かなかった。気付けたのは本当に偶然だった。
俺と瑞稀はWが好きだから、付けてくれたのかな?鎮守府に帰ったら聞いてみよう──
「……ん?
「──えっ?」
突然、俺の背後から名前を言われた。
誰?浦樹……にしちゃ、声が低い。浦樹の声はもっと高い。それに、浦樹は俺の事を名前で──準と呼ぶ。だから、浦樹じゃない。
とりあえず、声の主を確認しよう。
「やはり、
「ふ、藤原大しょ──」
「
「──し、ししし失礼致しました!」
うおおおおおおい!!?藤原大将……じゃなくて。今は仕事中じゃないから、
ハンチングベレー帽……でいいのかな?刑事物のドラマとかで、イカしたダンディなオジサンが被っているような奴。それを被り、眼鏡を掛けた私服姿の藤原さんが、背後に立っていた。
突然の事だったから、頭がパニクって階級を呼び、敬礼をしそうしそうになったけど、直ぐ様藤原さんが言葉を被せ、俺の肩を掴んで止めてきた。
それもそうだ。俺と藤原さんが居るのは、一般市民が居る場所──駅であって、鎮守府や大本営。その他、軍関系の施設ではない。
こんな所で階級を言って敬礼なんかしてみろ。軍関係者だとバレる。
そうなったら、それを聞いた一般市民が、何か危害を。例えば、金を脅し取ろうと襲って来る恐れがある。
言い方はアレだけど、軍関係の仕事に就いている人は、他の仕事よりも給金が良い。
それに、
連中は何処に潜んでいるか分からない。気を付けよう。
「おいおい、落ち着け。今ここに居るのは、一人の男──いや、一人の
「いえ、ですがしかし──」
「だから、落ち着け。落ち着くんだ」
「ぁ……」
諭すように優しい声で落ち着けと言いながら、頭を撫でてきた。しかも、微笑みながら。
……なんつーか、俺の知っている藤原さんじゃない。こんな顔と声、一度たりとも見聞きした事が無いから、ギャップが凄い。
俺が戸惑っていると、
「落ち着いたか?」
「ぁ……はい……」
とても穏やかな声でそう言ってきた。
……あ、手が離れた。なんか、名残惜しい。
「そうか。すまない、驚かせて」
「い、いえ。こちらこそ、驚いたりして申し訳ございません」
「ははは。だから、そう畏まらなくていい」
「は、はぁ……」
今度は満面の笑みを浮かべてる。
こう言うと藤原さんに怒られるかもしれないが。いや、確実に怒られるだろうが、
「オンオフの切り替えが下手だな、
「──えっ?─────ッッ!!?」
藤原さんから
誰?そう思いながら声の主を見ると、藤原さんの背後からニット帽を被り、黒いマスクをした男性が現れた。
その男性を見た途端、俺は頭にノーザンライトボムをぶちかまされたような衝撃を受けた。
(おいおいおいおい、マジかよ……)
この顔、間違いない。マスクをしているけど、広報の写真やニュース等で何度も見た事があるから分かる。
声の主は、日本最強の鎮守府と言われる
(何で横須賀の提督が居るの!?)
それも、藤原さんと一緒に。何かの集まりに参加するのかな?
というか、
釈然としないけど、これに関してアレコレ考えたりするのはやめよう。
「
「あー……すまん、
「それは構わないのですが、せめて一言声を掛けてからにしてください。俺が
「はははっ!そうだった!!
「それ、ダメな奴ですよ……」
(……なんか、親しげだ》
二人とも、口調が大分砕けた物になっていて、笑顔を浮かべている。何で?
色々気になるけど、薮蛇になりそうだから聞かないでおこう。
「……ところで、渡良瀬はどうしてここに居るんだ?ここはお前の
「あー、その、実は──」
おっと、ボーッとしてる場合じゃない。質問に答えなきゃ。
俺は、何故ここに居るのか理由を話した。
「……そうだったのか」
理由──
なんか、すみません。説明している途中で愚痴ったりして。
……そういや、何故ここに藤原さんが居るのだろう?
今更だけど疑問に思ったので聞いてみると、
「……実はな、
「……え?俺や浦樹と似たような理由って……」
その、あの……藤原さんと榊原さんも、
言葉にしようと思ったが、声が出せなかった。しかし、俺の顔を見て何を考えているのか察したのか、藤原さんは理由を話してくれた。
「……恥ずかしながら、そうだ。俺の場合は……その……うん……昔、
あの、藤原さん。目。死んだ魚みたいな目になっていますよ?
というか、
あと、
「…………あははっ。あははははははは」
「────!!?」
えっ?ちょっ!?は!?榊原さんが突然笑い出したぞ!!?
しかも、目からハイライト先輩がログアウトしちゃってるし。おまけに、頭を赤べ○みたいにガクガクさせてる。怖いしキモい。
……以前、満潮に言われたけど、俺もあんな風に頭をガクガクさせてたのかぁ。ヤバいね。
「さ、榊原!気を確かに持て!ここに
…………何が起きているの?それと、
「……なぁ、渡良瀬。愚かな提案があるのだが、もし君と加藤が良ければ、
「えっ!?」
情況に頭が追い付かなくて混乱していると、藤原さんがそう言ってきた。
マジ?ゴチになりまーす!……じゃねーよ。えっ?何その提案。断りたいけど、断ったら心証が悪くなりそうだし、行けば行ったでヤベぇ事になりそうだし──
「おーい、準!」
「──ん?」
名前を呼ばれた。この堀○りょうさんに似た声は、間違いなく浦樹だな。何度も聞いているから分かる。
それよりも、来ちゃったか。やめろ、浦樹。来るんじゃない。今来たら、混沌に巻き込まれるぞ?逃げろ!逃げるんだッ!!ここは俺に任せて先に行けッッッ!!先に行けって、何処に行かせる気だよ──
「ごめん、待たせた──うぇっ!?藤原大しょ──」
「──そぉい!」
渡良瀬選手、加藤選手に駆け寄りッ!鳩尾にフックをぶち込んだアアア!!
「ウボァ!?」
加藤選手、断末魔の叫びを上げたァ!そして、ダウウウウンッ!!勝者!渡良瀬ッ!!
……じゃない。やっちまった。
浦樹が藤原さんを見た途端、俺と同じ反応──階級呼びして敬礼しようとしたから、咄嗟に駆け寄って鳩尾殴って止めちった。
「な……ぜ……殴…………」
……やべぇ。強くやり過ぎた。ガチでダウンしている。浦樹、本当にごめん。
……周囲の人達が騒ぎ出してる。これ、やっべぇな。
「……渡良瀬、流石にやり過ぎだ」
「申し訳ございません……」
これ、訴えられても仕方ないぞ。……あ、お巡りさんが来ちゃった。やっべー。
「ウハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」
榊原さん、落ち着いてください。あーもう、何?この混沌な空気!!頭がアッパッパーになりそう!!!
■□■
…………とまぁ、色々あったが、正気を取り戻した榊原さんに、「とことん愚痴を吐き出して楽になるぞ!」と言われ、此処に連れ込まれて今に至ります。以上!!
……お巡りさんとはどうなったかって?ちゃんと事情を話し、更に身分を明かしてしっかりお話して丸く収めた。
ただ、俺はおまわりさんから厳重注意された。
これは仕方ない事だから、甘んじて受け入れている。
…………いいから、さっさとそれぞれの鎮守府の日常を教えろ?いいぜ、まずは榊原さんの所から説明を──
「紐パンってのはサイドを細い紐状またはリボンなどで結ぶデザインになっているショーツを指すモノだッッッ!!」
「いいや!紐パンってのはその名の通り紐のように細い奴を指すッ!隠す箇所なんてない奴の事を指すッッッ!!」
「そんなのショーツじゃないッ!!ただの裸だッ!!見て楽しむ事が出来ないショーツなんて価値は無いッッッ!!」
「見て楽しむ余裕があるからそんな事が言えるんだッッッ!!」
──浦樹、榊原さん、少し静かにして頂けないでしょうか?
というか、声。自重して?目を瞑って聞いていると、コ○・ウラキとヒ○ロ・ユイが試作三号機とウィ○グ・ゼロに乗って戦いながら言い争っているように聞こえて仕方ない。言ってる内容はひっでぇけど。
あなた達のせいで、今後スタダとWを見る度にこの会話を思い出してまともに見れなくなりそうだから、やめて?
…………頭痛くなってきた。水でも飲んで気分転換しよう──
「………………」
──水を飲もうとしたら、藤原さんがス○ホを持ったまま瞳孔をカッ広げて、滝のように汗を流しながら画面を凝視している姿が視界に入ってきた。どうされました──
「我が生涯に、一片の悔い無し!!」
──声。掠れてて迫力皆無ですよ。ラオ○の名言が台無しになっちゃってますよ。
藤原さん、あなたの声は内○賢二さんにそっくりなのに、勿体無いです。
何があったんですか?なんて聞かない。んな事してみろ。俺の胃袋と精神に甚大な被害が及ぶぞ。
…………マジで頭がどうにかなりそうだ。
とりあえず、各鎮守府の惨状……もとい、日常については、少し休憩してから説明するよ。
さーて、水を飲んで気分転換を───
「貧乳に存在価値は無い。そう思うよね?準?」
「貧乳はステータスです。希少価値です」
テメーは俺を怒らせた。よって、ノーザライトボムの刑に処す。
side 提督 out
───────
────
─
次回予告
……俺の鎮守府の日常を教えろ?
いいだろう、教えてやる。横須賀鎮守府ではな──
第164話・
「だから、俺は横須賀に
結果は
※とてつもなく長くなった為、分割しました。
※次話も下ネタ満載な内容になる予定。
※次話のサブタイトルは、「隣の芝生は青い」の改変になります。
【補足的なナニか】
・ヒイロ・ユイ…「新機動戦記ガンダムW」の主人公の一人を指す。声は「緑川光」さんが演じている。
高所から飛び降りようが、自爆しようが死なない変態。
・棗恭介…「リトルバスターズ!」シリーズに登場する人物の一人を指す。名前の読みは「なつめきょうすけ」。声は「緑川光」さんが演じている。
イケメンだが、本当はお茶目で遊び好きな馬鹿。
・榊原大将…横須賀鎮守府を運営する提督。
スマホ等の地図を使っていても迷子になる程の、
・藤原大将…江ノ島鎮守府を運営する提督。
昔は
以上、補足終了。
Q:山城達の艤装はどうなった?
A:次話で説明します(震え声)