追跡鶴   作:EMS-10

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仕事量と残業時間が増える

勿論、お給料も増えるよね?

全く増えない。寧ろ減った

残業代貰えるよね?

貰えない

身体は闘争(訴訟)を求める

アー○ード・コアの新作が出る(挨拶)
 祝・メタルウ○フカオスXD、発売!お前ら、フロム渾身の問題作を買え。買うんだ!


※警告※
グロテスク・暴力描写多数
下ネタ発言多数
汚い描写と発言も多数
お前らの嫁だろ、早くなんとかしろよ


※この小説に登場する人物は全員、特殊な訓練を受けています。
 決して真似しないで下さい。

※この小説内の季節は、1月上旬頃となっています。

※時雨、五月雨、夕張嫁提督の皆様、ごめんなさい。



第166話・乙女のはにかみと誘惑

 

side 加賀

 

 

──第603鎮守府、入渠室──

()開始128日目。

09:20。

 

 

(…………ふぅ)

 温かい。それに、()と深海棲艦との戦闘で疲弊した身体から、疲れがどんどん抜けていく。

 やはりお風呂は良い物ね。今現在、私──いいえ。私達が浸かっているのはお湯ではなく、入渠液だから、正確にはお風呂ではないけど。

 

 閑話休題。

 

(こうして胸までお湯に浸かり、身体を伸ばしていると心が安らぐ……)

 肩まで浸かると、水圧のせいで内臓を圧迫されるから、お風呂に浸かる際は胸までにしておいた方が良い。

……嗚呼、安らぐ。日本に生まれて良かった──

 

 

「痛ッ!?」

『ちっくしょう!()()()()()め……次()に出たら、カニカマに()()してやる!!』

 

 

──隣で入渠している足柄さんが、()()()()()に殴打された腹部を、手で押えながら呻いた。

 足柄さん、カニカマの原料はカニではありません。海外ですり身に加工し、冷凍すり身として輸入されたスケトウダラを主原料とする場合が多いわ……じゃなくて。

 

(第二次()()()()を施されてから、以前よりも()()()()()()()()()()()()……)

 最初は()()()()()()()()()()()のかと思ったけど、足柄さんの()()()()()()()()()()()ところ、それは無い事が判明した。

 

 何故なら、足柄さんは元から好戦的な性格だった。

 今までは()()()()()大人しくなっていたけれど、第二次()()()()を施された事でテンションが上がり、以前のような性格に戻ってしまったみたい──

 

 

「だ、大丈夫ですか?」

『足柄さん、しっかりしてください!』

 

「あんまり身体を動かさない方が良い」

『全く。無茶をして』

 

「うわぁ、凄い痣……」

「まるでボディペイントを施されたみたい」

 

 

──阿武隈さんが心配そうな顔をしながら大丈夫か、と声を掛け。

 那智さんが身体を動かすなと注意し。

 腹部に出来た痣を見た秋雲さんが、軽く顔を顰めながら呟いた。

 

(足柄さんには申し訳ないけど、肋が数本折れた()()で呻くなんて、まだまだ鍛え足りないわ)

 今度、私がマンツーマンで指導してあげようかしら?勿論、一切の慈悲や容赦無く。大本営・本部仕込みのやり方で──

 

 

「全く。お前は未だ未だ未熟だな。鍛えが足りん。今度、私と一緒に鍛錬するぞ!」

『第二次()()()()を施されたから、調子に乗っている。何とかしないと』

 

「え"っ!?那智姉さんと鍛錬!?嫌よ!那智姉さん厳し過ぎるから──ッッ!!?」

『うっわぁ……これ、死ぬ奴だ。那智姉さんの鍛錬、鬼みたいに厳しいから──痛ッッ!!?』

 

「ふん。()()()()の負傷で痛がるとは。情けない。いいから、今度一緒に鍛錬をするぞ!これは確定事項だ!!覚悟しろ!!!」

『お前が憎くて、こう言っているんじゃないんだ。分かってくれ』

 

 

──どうやら私がやらなくても大丈夫そうね。那智さんは私から見ても、中々良い鍛錬をする。

 まぁ、大本営・本部のやり方と比べると、()()()()()()()()けど。

 

(……()()()()による、()()()()

 ()()()()による、()()()()

 ()()()()()による、()()()()

 ()()()()による、()()()()

※中略※
 そして、()()()()による()()()()…………ぁは。あははは。あはははははははは──)

──やめましょう。これ以上思い出したら()()()()()()()()()()()()()()()()()()気絶するわ。

 今は何も考えず、湯船に浸かって心と身体を癒しましょう。

 

 「か、加賀さん、顔色が悪いですよ?それに、瞳孔が開き切っています。大丈夫ですか?」

『凄い顔。どうしたのかしら?』

 

「大丈夫よ。気にしないで頂戴」

 名取さんが心配そうな顔をしながら、声を掛けてきた。しっかりしなさい。何時もの鉄面皮に戻しなさい。

 

(……教えられないわよ、()()()()()()()なんて)

 教えたら、確実にドン引きされる。今回、()のメンバーに()()()()()娘が居なくて良かった。

 もし居たら、()()()()()()──だから、やめなさい。今は何も考えず、入渠しましょう。

 

 

───────

────

 

 

 

──第603鎮守府、執務室──

10:30。

 

 

「──以上です」

 

「ありがとうございます」

『流石、加賀さん。相変わらず報告書を纏めるのが早い。しかも、早いだけでなく見やすく纏めてある』

 

「加賀さん、お疲れ様です」

『相変わらずクールだなぁ。どう生きてりゃ、そんなクールになれるんだ?』

 

「どういたしまして」

 彼が褒めてくれた。嬉しい──浮かれていないで、しっかりしないと。

 摩耶さん。これは()()()()()なの。()()()()は、瑞稀ちゃん──瑞鶴みたいな、明るく元気な性格をしているのよ。

 残念ながら、今はもう以前のようにはしゃげないけれど。

 

 閑話休題。

 

 報告書は提出した。あとは、先程執務室に向かう途中で大本営から封筒が届いたから、手渡さないと。

 

「それと、こちらを。先程大本営から封筒が届きました」

 

「ありがとうございます」

『何だろう?またトラブルの種になる内容かな?』

 

 封筒を手渡すと、彼は一瞬だけ顔を顰めた。しかし、直ぐに表情を引き締め、私が差し出した封筒を受け取った。

 無理もない。今まで大本営から届いた封筒──書類には、必ずと言って良い程トラブルになる事が書かれてあったのだから。

 

「では、私はこれで失礼します」

 封筒の中身が気になるけど、後で提督が教えてくれるだろうから、私は退室する事にした。

 

(さて。この後はどうしましょう?)

 スケジュールでは、待機となっている。このまま部屋に戻ってもする事が無いから、お昼になるまで自主鍛錬でもしましょう。

 頭の中で予定を立て、行動に移そうとした時だった。

 

 

『ウソダドンドコドーン!!』

 

 

 執務室の()()()に、彼の()()()()()が私の頭の中に()()()()()()()

 少し前まで、は、()()()()()()()()()()()()()()()()のに、今では()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 どんどん()()()()()()()()わね。

 

(お陰で、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()──今は思考している場合じゃないわ)

 頭を切りかえなさい。

 

(…………これは……()()()()()()のは、()()()()()()()ね)

 ()()()()()()()情報によると、書類の中身はジュウコンカッコカリについてみたい。

 えーと……ジュウコンカッコカリの条件を緩和する?

 

(……マズいわね)

 これだけ条件が緩和されていると、何かしらトラブルが起きる。そして、また彼の胃袋と精神に甚大な被害が及ぶ。ケアとフォローをしてあげないと。

 ()()()()()()()()()()()の実力を、見せてあげるわ。

 

(とりあえず、今はその時じゃない。今執務室に入って()()()()、彼に不審に思われてしまう)

 本当は今すぐ執務室に飛び込んで、ケアとフォローをしてあげたい。でも、それは出来ない。

 

(彼や此処(第603鎮守府)に居る娘達。派遣されてきた方達は、私が()()()()()力を持っている事を知らない)

 知っているのは、()()()()()()。これについては、今は割愛させてもらいます。

 

 閑話休題。

 

 ()()()()()娘達に悟られないよう、振舞っている。でも、最近は一部の娘から()()()()()のでは?と疑われてしまっている。

 今まで何度もカミングアウトしようとしたけど、中々タイミングが合わない。

 

(下手にカミングアウトすると、混乱を招いてしまう)

 艦娘達なら、多少は混乱するでしょうけど直ぐに落ち着きを取り戻してくれる。多分。

 でも、彼は違う。彼はきっと錯乱、または狂乱する可能性が非常に高い──

 

 

『今日こそは、()()()()にドラム缶()()()()()()を教えて差し上げますわ!』

 

 

──トラブル発生。ラリックマ(熊野さん)が、やらかそうとしている。一旦思考をやめて、ラリックマを止めなければ。

 でないと、彼と鈴谷さんの胃袋と精神にダメージが入ってしまう。特に鈴谷さん。

 

(彼女の精神状態が凄まじい事になっているから、少しでも負担を軽くしてあげなけないと……)

 最近、彼女の()()が少しずつ()()()()()()()()()()()()()()()()()

 このままでは、近接戦闘を始めかねない。

 

 

『周囲に人影と気配…………無し。良し、行けますわ!』

 

 

 気配を完全に消しながら、ラリックマの背後から忍び寄る。

 残念ながら、行かせないわ。()()()()あげる事は出来るけど。

 

 

side 加賀 out

 

 

───────

────

 

 

 

side 提督

 

 

──第603鎮守府、工廠──

15:20。

 

 

「……何で発じょ──時雨が居るんだ?」

 あっっっぶねぇ。危うく()()()って言いそうになった。言ったら()()、キレて襲われる。気を付けよう。

 

「僕も立ち合いたいからだよ。ダメ?」

 

「いや、ダメじゃないが……」

 執務中、工廠──夕張から、()()の艤装の()()()()が完了したと内線が入った。

 なので、立ち合う為に工廠へ来たんだが、気が付くと俺の背後に時雨が居て、今に至る。

 

 ちなみに、時雨曰く「提督が執務室を出た時から、後ろに居た」との事。

 ツッコミは一切入れない。考えるな、感じろ。

 

 閑話休題。

 

 君は待機組で、緊急出撃(スクランブル)等が無い限り好きに過ごして良い事になっているから、居るのは構わないんだけど、

 

(()()()()発言をしてきそうで怖いんだよなぁ……)

 ここ最近は、()()や何も()()()()()。俺を襲ったりせず大人しくなっている。

 けど、その代わりと言っていいのか、()()()()発言を連発するようになった──

 

「さっき、()()()って言おうとしたよね?」

 

「──していないぞ」

 おっと、ツッコミ入れてきやがった。誤魔化さないと。

 時雨は()()()()()()から、何とか誤魔化せる筈──

 

 

(<⚫>)(<⚫>)

 

 

──時雨、ハイライトを消しながら瞳孔カッ広げて凝視しないで?ほら、元の目に戻して?戻しなさい?空気が乾燥しているから、そんなにお目々パッチリさせると眼球が乾燥しちゃうよ?

 

「言おうとしたよね?」

 

「していないよ?」

 

「嘘を言うと、提督の鼓膜と精神をレ○プするよ?」

 

「精神を○イプする、って何?」

 新しいワードを作るな。あと卑猥な単語を言うな。TPOを弁えなさい。訂正。弁えても言うな。

 

「分からないの?なら()()してあげるね」

 

「しなくていい。……おーい、何で近寄って来るの?来ないで?」

 瞳孔カッ広げて、ニタニタ笑いながら迫るな。良くそんな顔出来るね。

 

「大丈夫。比較的マイルドな奴にしてあげるから……ふふっ……」

 

「時雨基準ではマイルドでも、俺基準では()()()()モノになりそうだからやめてくれ」

 ある程度そういったモノ(下ネタ)に耐性が出来たとはいえ、未だ未だ耐えられる程、俺の精神は図太くない。

 それに、時雨の発言はとにかくぶっ飛んでいる。あの下ネタが大好きな足柄や大鳳。そして、千歳さんでさえ、軽く引く程にな。

 それだから、言われたら確実に俺の精神と胃袋に更なる被害が及んじまう。

 

 勘弁してくれ。数時間前、大本営からジュウコンカッコカリの条件が緩和された書類が届いた事で、俺の精神と胃袋にダメージが入っていてアレな事になっているのに──

 

「大丈夫だよ。最初は苦しいかもしれないけど、そのうち病みつきになるよ」

 

「──俺はMじゃないからお断りします」

 全然大丈夫じゃない件。なんだよ、そのうち病みつきになるって。危ないお薬か何かか?

 まぁ、時雨という存在自体、()()()()から──

 

 

(<(((⚫)))><(((⚫)))>)

 

 

──凄い()()だ。目を逸らしたら、()()()()。慈悲も容赦も一切無く、犯される。

……じゃなくて。あの、もしかして()()()()()()()の?

 君、()()()()()()って言ってたじゃん。()()()でも()()()()()でも無いじゃん。

 

「残念ながら、僕は()()()()()()。でもね、提督の顔を見れば、何を考えているのか分かるよ?」

 

「ヒエッ」

 何この娘。ヤバい。怖いを通り越してヤバい。誰だ!時雨をこんな娘にした奴は!……俺だな。つまり、責任を取らなきゃならない。

 

「提督?どうしたんだい?突然真剣な顔をして」

 

 待ってろ、時雨。責任を取って、お前を以前のような、多少ムッツリスケベの()はあるが、真面目で大人しい娘に戻してやるからな?

 まずは、俺の左腕を時雨の首に回して。

 

「あっ……ふふっ♪抱き着いてきて、どうしたんだい?」

 

 次に、右腕を時雨の股下に潜り込ませて。

 

「あはっ!その気になってくれたんだ!!」

 

 時雨の体を垂直になるように持ち上げて。

 

「ぁぁぁぁぁ……♡」

 

……時雨の()()()から、()()()が溢れ出してきやがった。そのせいで、()()()に触れている腕がビショビショになっちまった。溢れ過ぎ。

……まぁいいや。

 気を取り直して。勢いを付けて、時雨の頭を工廠の地面目掛けて──

 

 

「そおおおおぉぉぉぉいッッッ!!!」

 

 

「ぐべっ!?」

 

 

──叩き付けるッッッ!!!

 決まった!渡良瀬選手!見事なノーザンライトボムですッ!!

 時雨選手!ダウウウウンッ!!頭がコンクリ製の床にめり込んでいるゥ!!ピクリとも動かないッッ!!そして、派手にパンモロしているゥ!!

 

……黒か。しかも、所々赤い刺繍やレースが着いている。相変わらず攻撃的なの穿いているねぇ。もっと、こう、歳相応の守備的なの穿きなさいよ。

 それから、()()()周辺が()()()になっているから、後で穿き替えてきな。

 

 閑話休題。

 

…………さて、これで元に戻っただろう。

…………何故ノーザンライトボムをしたのかって?アレだ、テレビとかリモコンとか、調子が悪い時に叩けば元に戻るだろ?それと一緒で、時雨の頭に衝撃を与えれば元に戻るんじゃね?という発想が出たから、こうしてノーザンライトボムをぶちかました。

 反省も後悔も一切していない──

 

「少佐、()()()()の装着・接続準備が完了しました──何やってんですか」

 

「──あ、野原主任。お疲れ様です」

 時雨にノーザンライトボムをぶちかますと、野原主任が声を掛けてきた。調度良い。早速立ち合うとしよう。

 

「お疲れ様です──じゃなくて。何故、時雨さんの頭が地面にめり込んでいるんですか?」

 

「何故って……それは──」

 俺は野原主任に理由を話した。

 

「成程。どうせなら、ヒュー○キャノンを零距離でぶっぱした方が効果があったかもしれませんよ?」

 

「仰る通りで。まぁ、それはまた今度やってみます」

 何回も衝撃を与えたら、壊れる恐れがある。日を置いて、また()()()()()()()としたら、()()()みます。

 

「さて。時間が勿体無いので、こちらに来てください」

 

「了解しました」

 さぁて、立ち合うとしますか。きっと()()は不安に思っているだろうから、声を掛けて安心させてあげないと。

 

 

<…………テイ…トク。ユル…サ……ナイ……ヨ……

 

 

 なんか、地獄の底から響くような低い声が聞こえてきたけど、気の所為だな。うん。

 

 

─────

 

 

「…………」

 

「あ、あの、時雨姉さん?何故目を血走らせて私を凝視しているのでしょうか?」

 

「…………」

 

「し、時雨姉さん!?無言で迫って来て何を──あ、あの、何故手をワキワキさせているのですか!?」

 

 

…………俺は、()()の艤装の装着・接続に立ち合っていた。

 

 新たな艦娘の装束を身に纏い、不安そうな顔をしていた海風に声を掛けて落ち着かせ。

 

 夕張と野原主任に頼んで、A()G()P()()()()()の装着・接続を行ってもらい。

 

 何もトラブルが起きず──訂正。復活した時雨が、俺のズボンのベルトをぶっ壊そうとするトラブルが起きたが、それ以外は何も起きず。

 

 装着・接続を終えた()()が安堵の溜息を零した直後。

 

 直視出来ない程の光が、()()の身体から発せられて。

 

 光が収まると……収まると……──

 

 

 

()()()に向かって、何だそのイヤらしい()()()はッッッ!!!」

 

 

「ひゃああああああんッッッ!!?」

 

 

──()()()が、()()のたわわに実った()()を。()()()()()()()()()()()()()を、両手で鷲掴みしている。

 

 そして、()()を鷲掴みされた()()は、()()と悲鳴が綯い交ぜになったような声をあげている。何気に()()()()を聞くの、初めてだな。

 最低な事を言うけど、()()()()()()()()()()()()()()()──

 

「姉より優れた体型をした(夕立)従姉妹(海風)なんて存在しないッ!!存在しないったら存在しないッ!!」

 

 

「やっ、やめ──やめてぇぇぇ!!!」

 

──アホな事考えている場合じゃない。早く助けないと。

 

 まずは、()()()の背後に回って。

 抱き着くように、()()()の腹部に腕を回して──

 

「離して!僕は!僕はッ!!不条理と戦わなくちゃならないんだッッッ!!!」

 

 

「そおおおおぉぉいッッッ!!!」

 

 

「ンゴッ!?」

 

 

──勢いを付けて、バックドロップッ!手応えアリ!決まったッ!!

……救出完了。

 

「ハァ……ハァ……て、てい……とく……あり……ございます……」

 

「大丈夫か?あと、念の為に聞くけど、海風……なんだよな?」

 思わず疑問形になってしまった。いや、疑問形にならざるを得ない。

 だって──

 

「だ、大丈夫です。それと、私は()()ですよ?」

 

──顔付きや身体が、以前の海風と比べて大人の女性のソレになっている。そのせいで、別人に見える。

 

 まず、身長。以前は160cmあるか無いか位だったのに、今は170cm程にまで伸びている。涼月や翔鶴と同じ位の背丈だ。

 

 次に、顔付きと髪型。

 以前はどこか幼さがあった。

 しかし、今は完全に大人の女性のような顔付きになっていて、なんつーか……()()()()()

……何だろう。今の海風を見ていると、()()()()()()()()()()()

 

 閑話休題。

 

 髪型だが、以前は前髪の分け目が中央寄りだったが、今は若干右目側にずれ、前髪自体も左目にかかるほど長くなっている。

 それから、横髪が両側とも長くなり。頭頂部辺りの髪が、夕立や()()()のように撥ねている。

 但し、二人のような犬耳っぽい形ではない。

 

 最後に、身体。全体的に出る所は出て、引っ込む所が引っ込んでいる。

……すげぇな。以前も()()()()()()()()()のに、今は()()()()()()()()()()()

 何処がとは言わないが、目測になるけど、もしかしたら()()。両方とも()()()()()()()()可能性があるぞ。特に()()()()()()()()()()をしている。

 

(……何やってんだよ)

 凝視してんじゃねぇ。最低だぞ。海風に()()()()()()()()な。最近、どんどん(性欲)に負けやすくなっているぞ──

 

 

 

(<(((⚫)))><(((⚫)))>)

 

 

 

 

──()()()が復帰してる。早いなぁ。けど、流石にダメージが残っているのか、ふらついている。

 それもそうだ。短時間に二度も頭をコンクリ製の床に叩き付けられたのだから。

……言っておくが、時雨は艦娘で、()()()()()を受けているから生きています。決して真似しないでください──

 

「巨乳滅ブベシ。慈悲ハ無イ」

 

──おーい、落ち着け。何処ぞの忍者の()()()が憑依してんぞ?

 それに、僻んだ所でどうにかなるわけじゃないから、諦めろ──

 

 

(<(((⚫)))><(((⚫)))>)

 

 

──めっちゃ殺気の籠った視線を向けてきやがった。

 これ以上変な事を考えるのはやめよう。じゃないと、()()()()()()()()()かねない。

 現に、()()()()顔と目をしている。

 

 閑話休題。

 

 とにかく、目の前の少女──いや、女性は海風で間違いない。

 

(時雨が第二次改装を施された時も、肉体が成長したけど……)

 海風の場合は、時雨よりも大幅に成長している。何故ここまで大きく成長したのだろう──

 

「目測、90cmはあるわね」

 

「ゆ、夕張さん、何故メジャーを持って迫って来るのでしょうか?あと、目付きが怖いです」

 

「海風ちゃんって、今1×歳なんだよね?」

 

「夕張さん、私の質問に答えてください」

 

「私より×歳下なのに、何故こんなにも大きいの?ねぇ、何で?」

 

──夕張の目が血走っている。それに、真顔だ。おーい、夕張、落ち着け。海風に迫るな。

 

「元々大きかったのに、更に大きくなりやがって……チクショウ……チクショウ……」

 

……迫っていたと思ったら、立ち止まった。そんで、俯いて血涙流してらァ。

 

「とりあえず、サイズを測りたいからじっとしててというか測らせろついでに削ぎ落とす」

 

 あれま。夕張の奴、復帰した。んで、物騒な事を言いながら再び海風に迫ってらァ。止めなきゃ──

 

 

「測るなら、私のをどうぞ!夕張さん専用なので、好きにしていいです!!」

 

 

──親方ァ!上から()()()()()()()()ァ!雨の名前が付いているから、上から降ってきた、ってか?中々面白い……じゃなくて。

 

 ただでさえ混沌と化しつつあった空間が、更に混沌な事になってやがる。ヤバいね。急いで吹雪を()()──出撃中だから、無理だね。

 千歳さん……も出撃中だから、無理。じゃあ、加賀さんだな。加賀さんは待機だから、呼び出せば来てくれる──

 

淫乱ブルー(五月雨)に用は無い!!」

 

「アォン♡」

 

──目にも止まらぬ速さで、夕張が格納領域(空きスロット)から、ソードオフ・ショットガン型麻酔銃を取り出し、()()()の顔面にぶちかましやがった。

 見事なクイックドロー(早撃ち)だ。惚れ惚れする。

 

 以前は()()()を見ただけで悲鳴をあげて逃げていたのに、今は全く動じず対処するようになった。立派になったね……じゃなくて。いきなりショットガン型麻酔弾を撃つな。周りを良く見てから撃ちなさい。

 

 俺達が居るのは、工廠。そして、君が撃ったのはショットガン。つまり、撃った瞬間に大量の弾をばら撒く。

 幸い、()()()の顔面に全弾直撃したから良かったものの、下手したら周囲の機械に当たってたよ?麻酔弾とはいえ、そこそこの威力がある。機械が壊れたらどうすんの?

 

「きたねぇ断末魔だ」

 

 おう、お中元(夕張)。ドヤ顔でポンプアクションしながら、何言ってんだ?確かに()()()はクッソ汚い断末魔の悲鳴をあげたが──

 

「お顔にズドン!するなら、私の子○にズドン!してください!!」

 

──()()()が復帰してる。顔面にぶち込まれたというのに、顔には傷一つ付いていない。

 流石、横須賀鎮守府所属の艦娘。凄いなぁ。どう鍛えれば、こうなれるんだろう?なりたいとは思わないけど。

 

 

()()()()が欲しけりゃ、くれてやるッッッ!!!」

 

 

「ンアッー♡」

 

 

 夕張がソードオフ・ショットガン型麻酔銃の銃口を、()()()のスカートの中──股間部に突っ込み、引き金を引きやがった。おーい、()()()さんや。何やってんの?それと、()()()はクッソ汚い喘ぎ声を出すな。

……ツッコミを入れるな。流せ。

 

 

「ワンモアプリーズ!!」

 

 

「とおおぉぉ↑おおう↓おお↑おぉ↓お!」

 

 

 ハッハッハ。はしゃぐな、はしゃぐな。落ち着け。()()()()なら、表に出てからにしなさい。

 

 あと、()()()よ。何処ぞのラリックマ(熊野さん)みたいな奇声を出すな。

 君の声はラリックマと似ているから、ラリックマがやらかしているのでは?と錯覚しそうになっちゃうから自重して?

 

「提督。良かったら僕の○宮に、提督の()()()()を撃ち込んで?遠慮なんてしなくていいよ?ほら、早く」

 

 HAHAHA、賑やかだなぁ。今日も第603鎮守府は平和だなぁ。HAHAHAHAHAHA。

 

 

side 提督 out

 

 

───────

────

 

 

side 海風

 

 

──第603鎮守府、工廠──

15:40。

 

「背も、胸も、お尻も負けている。なら、

キャラで勝つしか無いじゃないかクソッタレッッッ!!!」

 

 

────時雨姉さんが血涙を流しながら、何か叫んでいる。

 

 

「もう充分勝っているから、これ以上個性出さなくていいよ」

 

 

────提督が真顔のまま、時雨姉さんにツッコミを入れている。

 

 

「──そして、平均航行速度は36ノットに上昇しました。完全停止状態からの加速力も、海風さんが今まで使用してきた艤装よりも速くなっているので、充分注意してください」

 

 

────野原主任が、私に艤装のスペックについて説明している。しっかり聞かないと。

 

 

────けれど、直ぐに上の空になってしまう。

 

 

 ()()()()を施された(海風)の艤装。

 

 

 コレ(艤装)を装着・接続し。

 

 

 何もトラブルが起きず、完了し。

 

 

 思わず安堵の溜息を零すと、突然私の身体から光が溢れ。

 

 

 気が付くと、私の身体は成長していた。

 

 

 養成所で、教官達から聞いた事がある。駆逐艦の適性者は、改装を施されると、()()()()()()()()()()と。

 

 

(────ふふっ。うふふふふっ。あはははははは♪)

 

 

────これは、凄い。

 

 

 以前と比べて、()()()()()()()()

 

 

 以前の私は、何処か幼さのある顔付きだった。

 

 

 でも、今は違う。

 

 

 何度も鏡で確認した。

 

 

 少女の面影は消え。

 

 

 大人の女性らしい顔付きになった。

 

 

 背が伸びた。

 

 

 胸も大きくなった。

 

 

 お尻も大きくなった。

 

 

 何処からどう見ても、()()()()()()になっている。

 

 

 

…………あははっ♪

 

 

 これなら。この()()()なら、

 

 

 

提督を()()()()

 

 

 

 今まで私は()()()()()()()()

 

 

 ()()()()()()()()()

 

 

 でも、もう()()()()()()必要も、()()()()必要も無い。

 

 

 

仕掛ける

 

 

 

 今まで通り、大人しく真面目に振る舞い。

 

 

 夕立姉さんのように、母性を醸し出して癒し。

 

 

 周りの人達に。特に()()()()()方達に悟られないよう、時々()()を盛って。

 

 

 最終的には、私に()()()()()

 

 

 どれだけ時間が掛かろうと、提督の。()()()()()の心を、私に向けさせてみせる。絶対に──

 

 

 

「これだけデカいお尻なら、刺さっても痛みを感じない筈。そうだよね?海風」

 

 

 

──何時の間にか、時雨姉さんがパイルバンカーを構えて私の背後に立っていた。

 あの、時雨姉さん?何をする気ですか?それに、刺さっても痛みを感じない?いいえ、感じます。

 確かに、私の臀部(お尻)は以前よりも大きくなりました。けれど、流石にソレ(パイルバンカー)が当たれば確実に痛みを感じます。

 

(……とりあえず、逃げた方が良さそうね)

 本当は今すぐ艤装の()()()()を使って抵抗したいけど、そんな事をすれば工廠に被害が及んでしまう。

 そうなれば、()()()()()の好感度が下がってしまい、更に()()()()扱いをされてしまう恐れがある。

 

 

「おっと、動かないで。動いたら、海風の()()()()()()()()()()()しちゃうよ?」

 

 

……時雨姉さんの顔が、大変()()()()物になっている。正直に言って、キモい。勿論、口には出しませんが。

 

 

 

「大丈夫。ほんのちょっと。ほんのちょっとだけ海風のでっかくなったお尻をパイルバンカーで突っつくだけだ何も怖がる事は無い決して僕よりお尻が大きくなった事でムカついてぶっ刺すわけじゃない()()()()()()な提督の好きそうな大きさと形をしているから妬んでぶっ刺すわけじゃない提督の視線を釘付けに出来て羨ましいなふざけんじゃねぇよこんちくしょうおっといけない思わず本音が出てしまった海風キミは何も聞いていないいいねでゅるわぁあああああぶるわっひゃあひゃひゃひゃひゃどぅるわっはあああああああああぎゃあああああうわああああああああッッッ!!!」

 

 

 時雨姉さんが壊れた。いいえ、元から壊れていましたね。

……じゃなくて。逃げないと。

 

 

side 海風 out

 

 

───────

────

 





次回予告


 海風の艤装に、第二次()()()()が施されたか。めでたいな。ただ、海風の肉体が成長し過ぎて駆逐艦娘の良さが無くなってしまったが……まぁいい。まだ、初霜と文月、満潮が居る。
 それはそうと、あと少しで()()の艤装の第二次()()()()が完了するそうだな。待ち遠しい。完了したら、この長門と思う存分()()()をしようではないか!
……おや?渡良瀬少佐、どうした?そんな所で頭を抱えて。
……ジュウコンカッコカリの条件が緩和された事を皆に伝えたら、条件を満たす為に“深海棲艦絶対殺すウーマン”と化した? 


第167話・血祭りにあげてやる


()()という単語が含まれているけど、“血祭り”は()()()じゃないと思います」


※グロテスクな描写が大量に含まれる内容になりそう……。


【補足的なナニか】


・ソードオフ・ショットガン型麻酔銃……第603鎮守府所属、夕張型軽巡洋艦一番艦、夕張の適性者が、対五月雨用に独自に開発した特殊ショットガンを指す。
 通常のショットガン型麻酔銃と比べ、有効射程は短いものの、至近距離の殺傷力や有効性はむしろ増大し、更に全体の長さが短くなった事により、屋内など狭所での取り扱いが容易になっている。

・耐久訓練……大本営・本部で行われている()()()()()を指す……らしい。
 噂では、口の中に()()()()()()()()()()()()()()()()()されたり。
 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()
 ()()()()()()()()()が、とにかく()()()()()()()()をしている、という情報がある。


以上、補足終了。



Q:海風の右腕に包帯が巻かれている描写が無いぞ?

A:()()()()()()()()()()()()()()()()











 ※艦○れアーケードに、時雨の水着mode実装だオッラァン!提督達はゲーセンへ行け!!
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