ラ○ーンシティで涼月ネ○シスと鬼ごっこをしていた為、投稿が遅くなりました(挨拶)
とにかく頭の悪い内容
考えるな、感じろ
汚い描写が含まれています
お前らの嫁だろ、早くなんとかしろよ
※この小説に登場する人物は全員、特殊な訓練を受けています。
決して真似しないでください。
※この小説内の季節は、2月中旬頃となっています。
※この小説に、食べ物を粗末に扱う、外国を貶す、漫画等の表現を貶す意図は一切ありません。
予めご了承ください。
side 千歳
──第603鎮守府、母港──
10:20
艦載機──損傷ナシ。
艦載機格納庫──損傷ナシ。
艤装──損傷ナシ。
主機──損傷ナシ。
(艦載機への燃料・演習用弾薬はあと5分程度で終わる。補給が終わったら、新人の娘達の訓練を再開──)
「」
「」
「」
「」
「」
「」
(──少し絞り過ぎちゃったかしら?全員死にそうな顔をしている。もう少しだけ休ませてあげましょう……あ、新人の娘達全員が
日々訓練を行っているからか、此処に来た時と比べれば大分体力が付き、お魚にエサを与える頻度は減ったけど、未だ未だね。
(私も艦娘になって間も無い頃は、彼女達みたいに毎日お魚にエサを与えていたっけ……)
それに、当時は今と違いこんな悠長に訓練をしている余裕が無くてすぐ様実戦に出て──これ以上は汚い話と暗い話になるからやめておきましょう。思い出したら気分が悪くなる。
閑話休題。
体力は勿論、判断能力や航行・射撃技術が向上し、妖精さんの加護と艦娘の力が安定してきている。
(少し前は被弾したら骨折していたけど、今は打撲傷を負う程度にまで軽減されている)
この調子なら、そろそろ哨戒に出しても大丈夫かもしれない。
但し、新人の娘は一人で、残りの五人は私や加賀さんといった、実戦に慣れたベテランの娘達で編成を固めて。じゃないと、哨戒中に何かあった時守れない。
(心苦しいけど、近いうちに実戦の恐ろしさを知ってもらいましょう)
今まで死ぬ心配の無い演習ばかりだったから、恐慌状態に陥るかもしれないけど、耐えてもらうしかない──
『人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて地獄に堕ちろおおおおおおおオオオオオオオオッッッ!!!』
『ヴェハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッッ!!!私は不滅だあああああああああああぁぁぁッッッ!!!』
『莫迦な!?直撃した筈!?』
『貧弱貧弱ゥ!!』
『こなくそォォォォォ!!!』
──長門さんと山城さんの怒鳴り声と、激しい殴打音。それから、爆発音が聞こえてきたけど、無視しましょう。
今私がするべき事は、初霜ちゃんが
それを見た事で愛と怒りと哀しみを背負い、檀○斗のソウルがインストールされて暴走する長門さんを止める事じゃない。
彼女を止めるのは山城さんに任せて、私は新人の娘達の訓練をする事だけに集中よ。
……初霜ちゃんで思い出したけど、初霜ちゃんが提督にアプローチするようになってから、満潮ちゃんと海風さんに
(幸い、
彼女は素直になる事を決めて、
まぁ、嫉妬して色々物騒な事を考えているけど、実行に移す気は無いみたいだから、余程の事が無い限り放置しても大丈夫でしょう。
けど、海風さんは違う。彼女はそろそろ
彼女は同年代の娘と比べて、
でも、今までずっと
閑話休題。
(止めたいけど、止めたら
最悪の場合、
(
かといって、私が
一応、平和に解決する方法は、あるにはある。
それは、提督が海風さんの【
(海風さんは
それだから、上手く行けば
ただ、これは可能性としては五分五分といった所。
失敗すると、
それに、海風さんの問題が片付いても、摩耶さんと夕立ちゃんの問題があるのよね。
…………頭と胃袋が痛くなってきた。今は考えるのはやめましょう。
今、私は新人の娘達の教官役をやっている。役割を果たさないと。
皆の様子は……まだ
side 千歳 out
───────
────
─
side 提督
──第603鎮守府、執務室──
10:30
メイド……炊事、洗濯、掃除等の家庭内労働を行う女性を指す。
メイドの語源「maiden」は乙女、未婚の女性という意味で、過去に若い女性が結婚前には奉公に出されていた事に由来し、そこから女性奉公人・使用人の意味となった。
現在では未婚や既婚に関わらず、あくまでも職種を意味し、ホテルの客室担当従業員等も含まれる。
by.Wiki○edia
突然何を言っているんだ?と思ったそこのあなた。気にしなくていいです。現実逃避にスマホを使い、メイドについて調べて、Wik○pediaに書かれてある事を言っているだけだから──
「提督」
「──なんだー?」
はい、現実逃避終了。
「
「
あと、相変わらず初霜は書類を捌くスピードが早いな。お陰で午前中
「そうですか……では、
「しなくて大丈夫だよ?掃除だけでなく、山城に代わって書類を捌いてくれたから、疲れている筈。部屋に戻って休みな?」
君は今日待機組だから、
「全く疲れていないので、お休みなんて必要ありません!提督のお傍に居るだけで、活力やら
「俺にそんな効果は無いよ」
もし俺にそんな効果があったら、リゲイ○が不要になっちゃうよ。第一○共ヘルスケアさんが泣いちゃうよ。
それから、やる気のイントネーションがおかしかった気がする……ツッコミ放棄しよう。一々気にしてたら、俺の精神と胃袋が持たない──
「お疲れみたいですね。
「──大丈夫、俺とお話してくれるだけで疲れが吹っ飛ぶから
けど、現在は
山城に本命チョコを渡され、
現在俺は、メイド服を着た初霜と執務室に二人きりで居る。
初霜は何故メイド服を着ているのか。これについては、初霜曰く“提督を喜ばせたいから着ました!”との事。
何時用意したんだ?とか、色々ツッコミどころ満載だけどスルーする。気にしたら負けだ。多分、妖精さん達の素敵技術であっという間に造ってもらったんだろ。
閑話休題。
……山城はどうした、だと?彼女は現在進行形で、愛と怒りと哀しみを背負い渡良瀬準絶対シバき倒すウーマンと化した
『人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて地獄に堕ちろおおおおおおおオオオオオオオオッッッ!!!』
『ヴェハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッッ!!!私は不滅だあああああああああああぁぁぁッッッ!!!』
──母港がとっても賑やかだ。うん、平和だなぁ。
……お、山城が手を爆熱させてロリコン戦艦を掴みに行った。あの動き、ヒー○エンドだ。決まったな──おいおい、ヒート○ンドかまされたのに、ロリコン戦艦はピンピンしてるぞ。ヤベーな。流石ロリコン戦艦。頑丈だなぁ。
……だから、現実逃避してる場合じゃないよ。今は目の前の
(……にしても、似合ってるなぁ。黒髪ロングヘアーで謙虚な性格の初霜の良さを。美しさと貞淑さが引き出されている。凄くいい)
今は謙虚な性格は何処かに行っちゃったけど。
秋○原で良く見掛けるようなメイド服を着ている初霜を見て、俺はそう思った。
秋葉○で良く見掛けるようなメイド服と言ったが、色はピンクだのといった目立つ色ではなく、全体的に紺色と白の地味な色で。
袖は長袖で、エプロンのような物があり、スカートは足首に届くか届かないか位の長さで。
目測160デニールの白タイツと、ハイヒールが付いたエナメル質の黒いストラップシューズを穿き。
フリル等の装飾もそこまで無い、シンプルなモノだ。
ちなみに、初霜が普段付けている装束の一部──青いハチマキ?ペンネント?どっちだ?
とにかく、それは外されてて、頭頂部に軽くフリルの付いたカチューシャを装着している。
(確か、ヴィクトリアン……だっけ?そのタイプのメイド服だな、こりゃ)
メイド服の元祖とも言える格好、と言えば伝わるか?
(けど、ヴィクトリアンタイプと言うにはややカジュアルっぽさがある)
例えるなら、現代風にアレンジされたヴィクトリアンメイド服と言うべきか?語彙力無いから上手く説明出来ない。
閑話休題。
(初霜が着ているメイド服を見てて思い出したけど、俺が学生──中学三年の時、文化祭で喫茶店を開く事になって。その際、瑞鶴もとい瑞稀がメイド服着たんだよな。それに似ているな)
瑞稀の奴、最初はめっちゃ恥じらって嫌々やっていたけど、俺が似合っていると褒めたら喜んで、ノリノリでメイドになりきってたっけ。
また着てもらおうかな。見たくなってきた──ッ!?
「……提督」
「なんだい?」
ヤベーよヤベーよ。初霜から
「今、私以外の女性の事を考えましたね?お顔に出ていましたよ。酷いです。隣に私が居るというのに……」
(なんで分かるんですかねぇ?)
初霜だけでなく、時雨や矢矧、阿武隈、扶桑さん、大鳳、
あと、葛城も。ただ、葛城は例に挙げた娘達と比べて精度は低い──
「そのお顔……また私以外の女性の事を考えましたね?」
だから何で分かるんですか。顔見ただけで考えている事が分かるって……確かに俺は顔に出やすいけど、普通顔見ただけでここまで言い当てられないよ。本当は
……初霜さん、ハイライトを徐々に消さないでください。瞳孔カッ広げてないでください。
……ねぇ初霜、ハイライトが消えた瞳のまま無表情で近寄らないで?とっても怖いですよ?
(逃げたい)
けど、逃げない。もし逃げれば、益々悪化する恐れがある。
そもそも、初霜がこうなった原因は俺だ。ここは覚悟を決めて初霜としっかりコミユニケーションを取って落ち着かせないと──
「初霜、それ以上提督に接近するなら、パイルバンカーを撃ち込むよ?」
「時雨さん、そこを退いて頂けませんか?私は提督とお話をしなければならないのです」
──時雨が床下から床板を頭突きで破壊しながらログインしました。相変わらず神出鬼没だねぇ。そうそう、床の修繕費は時雨の給料から天引きしとくね。
というか、出現するタイミング良すぎない?もしかして、スタンバってた?
「匂いで提督が初霜と二人きりだと知ったから、急いで野原主任がこっそり造った隠し通路を使ってやって来たんだ。決して提督が初霜のメイド服姿に見とれて鼻を伸ばしているのを見て軽く嫉妬してぶち犯してやりたいと考えながら息を殺して床下でスタンバイなんてしてないよ」
「そっかそっか。何も言わない……訂正。一つだけ言わせてもらう。何で俺の顔を見ていないのに、考えている事が分かるんだ?」
時雨は床下からログインしてから、一切俺の方を見ていない。
もしかして
それから、匂いで俺が初霜と二人きりだと分かったって……お前は犬か。確かに時雨って犬っぽい所があるけど……やめ。ツッコミ入れるな。考えるな、感じろ。
「残念ながら僕は瑞鶴さん達のように
ウチの娘達、日に日にヤバくなってない?何それ、怖いんだけど。漫画やアニメみたいな事を平然とやるな。
深海棲艦だの、妖精さんだの居るから若干二次元っぽいけど、ここは二次元の世界じゃねーぞ。三次元の世界だぞ。
「時雨さん、どうしても退いて頂けないのですか?」
「うん、退かないよ。今の僕は提督を護る忠犬だから」
少し前までは俺の事を襲う発情犬だったけどな──なんでもありません。失礼な事なんて考えませんから、身体は初霜に向けたまま、首だけ俺の方に向けて凝視しないで?
というか、首が180°近く曲がっているけど、大丈夫なの?関節どうなってんの?
アレか?俺や千歳さんや加賀さん達に色々
「そうですか。では、時雨さん。御機嫌よう……」
「初霜、カーテシーしながらスカートから魚雷や手榴弾を大量に出すな。執務室で使ったら滅茶苦茶になる。仕舞いなさい」
お前は何処の
……待てよ?ウチに居る娘達って、時々ロア○プラの住人みたいな思考・発言・行動をするから、実質此処は○アナプラなんじゃない?だから帰る必要は無い──何アホな事考えてんだ?しっかりしろ。
閑話休題。
時雨の首が大丈夫なのか気になるけど、今はそれどころじゃない。初霜を止めないと。その前に、止められるのか?
「失礼しました。仕舞います」
よしよし。言うことを聞いてくれたのか、起爆するのをやめてスカートの中に仕舞ってくれた。
もし言う事を聞いてくれなかったら、ノーザンライトボムをぶちかましていたよ。
……スカートの中に大量の爆発物を仕舞った事に関しては、ツッコミ入れない。考えるな、感じろ──
「では、代わりにこれらを使用します」
「──スカートをたくし上げて、中から連装砲を取り出して展開するな」
しかも、アームのような物が連装砲に付いている。お前は何処の代○人だ。艦娘から鉄○製ハイエンドモデル戦術人形にジョブチェンジするな。
……サイハイソックスか。てっきり色の濃さと素材の質感から白タイツだと思っていたけど、違った。
タイツとニーソックス──正確にはサイハイソックス──の区別が付けられないなんて。タイツ好き失格だな。
(僅かな範囲の絶対領域が眩しい。素晴らしいな)
それに、スカートをたくし上げているから、紺色をした逆三角形のアレがモロに見えている。何がとは言わない。
……見るな。視線を逸らせ。今までの経験上、見ていたらヤベー事になる。具体的には、時雨が嫉妬して発情犬と化して襲って来る。
「初霜、パンモロしているよ?そんなはしたない娘だったとは。君には失望したよ」
「大丈夫ですよ、時雨さん。これはパンツではありません。
「問題しか無いよ」
メイド服の下にスク水って……マニアック過ぎない?何故スク水を下に着た?初霜の発想力じゃ、メイド服の下にスク水を着る、なんて考えたりしない。誰かに教わったのか?
それはそれとして、スク水か。
初霜はスク水と言ったが、さっき見た時水抜きが無かったから、正確には
(昨年の夏。休養状態の時プールに行った際、初霜はスク水を着ていたな)
正確にはスク水タイプの水着だけど。アレには水抜きやスカートがあったから、今初霜が着ている物とは別だ。
もしかして、わざわざ新たに用意して着たの?ヤベーな(語彙力と思考力の喪失)
……あっ、そうそう。時雨、流石にツッコミ入れさせてもらうわ。お前が言うな。少し前の君は、普通にスカートをたくし上げて逆三角形の黒い布を見せてきたりしてたじゃん。
……時雨と初霜から殺気のようなモノが漂い始めた。このままだとドンパチ始まりかねない。
とりあえず、ノーザンライトボムをぶちかまして止めよう……ん?なんだ?地響きがするぞ?それに、揺れている。地震かな──
「初゙霜゙の゙ズグ水゙ど聞゙い゙でや゙っ゙で来゙ま゙じだ」
──艤装を展開したロリコン戦艦が執務室の壁をぶち破って、ダイナミックお邪魔します!して来やがった。
なんということでしょう。
椅子に座ったまま海を眺められ、潮風を全身に感じる事が出来る、見晴らしと風通しの良い部屋になりました。
……劇的ビ○ォーアフター風にナレーションしてる場合じゃねぇよ。くっそ寒い。
つーか、さっき初霜がスク水云々って言ったけど、聞こえてたの?地獄耳過ぎない?読み取った……ロリコン戦艦は読み取れないってハッキリ言ってたから、これは無いな。
それはそれとして。目を血走らせて鼻息を荒くするな。キモいです。
……これ、どうしよう?カオスな事になりつつある。どうやって止める?というか、止められるのか──
「長門さん♪」
「なんだい?初霜」
──初霜、花の咲くような笑みを浮かべて、無邪気そうな声を出したけど、どうした?何を言う気だ?
「
初霜選手、ロリコン戦艦に
「」
ロリコン戦艦選手、初霜選手の
さっきまで新品同然だった装束は一部が破け、これまた新品同然だった艤装の砲身がひしゃげたァ!凄まじい破壊力だァ!!
……あの、流石にスルー出来ないからツッコミ入れさせてもらうよ。
何で装束が破けたの?何で砲身がひしゃげたの?わけがわからないよ。
「」
ロリコン戦艦……長門さん、大丈夫ですか?なんか、燃え尽きた矢○丈みたいに全身が。あと、艤装も真っ白になっていますよ?目の錯覚かな?
「ハァ……ハァ……お、追い付いた……」
お、山城が来た。めっちゃ息を切らしている。
山城ってかなり体力あるから、ちょっとやそっとじゃバテない。息を切らすなんて珍しいな。それ程長門さんとの
……山城の装束と艤装、ボロボロだ。特に装束。所々肌色が見えてる──時雨、初霜、目からハイライト消さないで?分かった、見ない。目を逸らすから、そんな目で俺を見ないで?
「──コヒュッ」
長門さん、しっかりしてください。安らかな顔をしたまま、今にも死にそうな人が出すような呼吸音を発しないでください。
……静かに血涙を流し始めたぞ。大丈夫か、これ。
……あ、今度は口から血が出ている。大丈夫じゃないな。とりあえず、入渠させよう。
─────
──第603鎮守府、食堂──
14:00
(ちっくしょう。望月と浜波の奴、チョコに青唐辛子入れやがった……)
辛い。口の中が痛い。牛乳飲んで和らげよう。……良し、少し落ち着いた。
(道理で渡してきた際、悪戯っぽい笑みを浮かべていたわけだ。あいつら、覚えてろよ?)
感想を言う際、軽く叱ろう。もちろん、明らかに怒っていないと分かるように、おちゃらけた感じで──
「あら、提督。何をしているの?」
「──ビスマルクさん、お疲れ様です。今朝皆がくれたチョコを食べて、感想を言う為に味わっています」
おっと、ビスマルクさんに声を掛けられた。一旦食べるのを止めて、目を見て話そう。
ビスマルクさんは規律や礼儀を重視する人だから、食べながら返事したり、目を合わせずに会話すると“行儀が悪い”“話す時は目を見て話しなさい”と怒るからな。
執務室でドンパチ始まりかけたが、長門さんがダイナミックお邪魔します!した事により、それは阻止され。
長門さんが暴走しかけたけど、初霜の口撃により轟沈寄りの大破をして、直ぐに山城と一緒に入渠させ。
破壊された執務室の壁を家具職人妖精さんに任せて。
時雨と初霜を和解させ、自室待機を命じ。
その他にも色々あったけど、とにかく何とかして数時間後。俺は食堂で一人、皆から貰ったチョコレートを食べていた。
すると、ビスマルクさんが食堂にやって来て声を掛けられた。
余談になるが、他の娘達は出撃や哨戒、
閑話休題。
「随分あるけど、全部食べる気?」
「一先ず、見た目や味の感想を伝える為、皆がくれた奴を一口ずつ食べて、あとは妖精さん特製クーラーボックスに仕舞って時間を掛けて全部食べます」
流石に一日で全部食べたらカロリーが凄まじい事になるし、糖分の過剰摂取で身体に毒だ。
というか、俺は大食いじゃないから、この量を一日で全部は食べ切れない。
「律儀ね」
「出撃や哨戒、
「そう……あら?それ、プリンツが用意した奴ね」
「はい、そうです。これから食べる所です」
俺の手に持っている箱を見たビスマルクさんがそう言ってきた。
「プリンツがチョコを作る際、私が監視しておいたから変なモノは入っていないと思うけど、一応警戒しておいて」
「アッハイ」
ビスマルクさんが監視してくれたなら、心配無いと思うけど……言われた通り、一応警戒しておこう。
(えーと、中身は……トリュフチョコか)
包装を丁寧に剥がし、箱を開けると一口サイズのトリュフチョコが6個入っていた。
見た目は普通。香りは……チョコ独特の甘い香りがする。普通だ。味は……普通だ──ん?何か異物感があるぞ?これは……──
「大丈夫?」
「──大丈夫です」
プリンツさんから貰ったトリュフチョコを一つ摘み、食べていると、口の中に異物感があり、軽く顔を顰めてしまった。
すると、俺の表情を見たビスマルクさんが心配そうな顔をしながら声を掛けてきた。
すみません。行儀悪いですけど、ちょっと吐き出しますね。
ティッシュを一枚取って、ビスマルクさんに背を向けて、見えないように口から異物を出して……えーと、これは……──
(──髪の毛だ)
口の中からティッシュに出すと、金色の髪の毛がそこにあった。
「な、何が入っていたの?」
「髪の毛ですね。恐らく、誤って混入したのでしょう」
「………………」
「……どうされました?」
なんか、険しい顔をしていますよ?
「多分だけど、故意に入れたのかもしれないわ」
「……えっ?」
故意に髪の毛を入れた?何故?
「プリンツって、
「……どのような内容か、教えて頂けないでしょうか?」
ビスマルクさんの反応から何となく予想出来るけど、気になるから聞いておこう。
「……最初は、とある少女がとある少年に恋をする、ありふれた内容なんだけど……
「……続けてください」
ビスマルクさん、聞いておいてなんですけど、目が虚ろになってます。大丈夫ですか?
「……全部話すと私の精神に被害が及ぶから簡潔に言うと、その少女は自分の髪の毛を混ぜた料理を少年に食べさせるようになるわ」
「自分の髪の毛を混ぜた料理を食べさせる」
その漫画、大丈夫か?怖いよ。絶対少女漫画じゃない……いや、最近の少女漫画を舐めたらアカン。
タピオカドリンクを飲みたい!という少女に、人間を丸めた奴をタピオカだと言って飲ませる猟奇的な内容のモノがあるんだ。髪の毛を混ぜた料理を食わす描写があっても不思議じゃない──
「その漫画によると、人間の髪の毛って消化出来ず。更に排出されないから、体内──胃袋に残り続けるらしいわ。
それだから、“私の遺伝子が詰まった髪の毛を彼の中に残す事で、何時でも何処でも一緒に居る事が出来る”的な理由で、自分の髪の毛を食べさせたと書かれていたわ……。
だから。プリンツはその漫画を読んで、真似した恐れがあるわ」
「──日本の娯楽が悪影響を与えてしまい、申し訳ございません」
日本、少しは自重しろ。
「いいえ、気にしないで。ドイツにも似たような内容の漫画とか小説があるから……」
ドイツにもあるんだ。言い方はあれだけど、ぶっ飛んだ発想を持つ人って、外国にも居るんだね──
「あっ!Admiralさん……と、ついでにビスマルク姉様発見!」
──プリンツさんがログインしました。あ、これヤベー事になりそう。俺の本能がそう叫んでいる。
逃げたいけど、逃げずにしっかりコミュニケーション取ろう。
あと、プリンツさん。ビスマルクさんの事をついでに、って言わない。姉妹でしょ?大事にしなさい。
「二人とも、何しているの──それ、私が今朝渡したチョコだ!食べてくれたんだ!」
「お、おう……現在進行形で味わっていた所だ」
隣に座って来たぞ。相変わらずグイグイ来る娘だなぁ。
「ホント!?美味しかった?」
「えぇ、美味しかったです」
すみません、嘘です。食べた直後は美味しいと思っていたけど、髪の毛が入っていた事に気付いてからは味がしなくなりました。勿論、言わない──
「プリンツ。貴女、チョコに髪の毛を入れたでしょ?何故入れたのかしら?」
──ビスマルクさんが言っちゃった。あーあ、絶対ヤベー事になりそう。
「え?なんの事ですか?私、髪の毛なんて入れていませんよ?」
「じゃあ、コレは何なの?」
ビスマルクさん、やめて?さっきティッシュに出した髪の毛をプリンツさんに見せないで?ばっちいです。
「えっ……嘘……」
……目を見開いて驚いたような顔をしている。もしかして、故意に入れていないのか?
「金色の髪の毛……そんな……気を付けて作ったのに……」
今度は頭を抱えて、今にも泣きそうな顔をしている。これ、マジで誤って混入したパターンかな?
「ご、ごめんなさい!私……私……」
「あー……大丈夫ですよ。間違いは誰にでもあります。気にしていませんから、そんな顔しないでください」
「うぅ……」
(泣き出しちゃった……)
この様子だと、本当に誤って混入したみたいだ。なんか……疑ってすみません。
「……何時も読んでいる漫画の真似をして、故意に入れたわけじゃ無いのね?」
「真似していません!入れていません!確かに、少し。ほんの少しだけやってみたいなぁ……と考えた事はあるけど、そんな事する位なら、Admiralさんの目の前で髪の毛を抜いて、堂々と口に押し込みます!」
「押し込まなくていいです」
うん、プリンツさんらしいな。
この後、プリンツさんが“故意に髪の毛を入れていない!”と再び訴えてきた。
なので、残りのトリュフチョコを全部食べたが、髪の毛は最初に食べた奴以外入っていなかった、と言っておく。
プリンツさんって色々ぶっ飛んだ言動をするけど、本当にやっちゃいけない事の分別は付いている。疑ったりしてごめんなさい。
side 提督 out
───────
────
─
side プリンツ
──第603鎮守府、廊下──
14:50
────
喉が渇いたから、何か飲む為
何をしていたのかAdmiralさんに聞くと、私が今朝あげたチョコを食べていた、と答えてくれた。
─────ビスマルク姉様の目を盗んで、こっそり入れたのに……
けど、上手く
─────同じ手は、もう使えない
─────けど、気にしない
─────
─────
─────私には、時間が無い
─────だから、
─────Admiralさんやビスマルク姉様達に不審に思われないよう、
─────そして、私という存在をAdmiralさんに刻む
─────ふふっ。覚悟してくださいね、Admiralさん♡
side プリンツ out
───────
─────
─
次回予告
クラシカルなヴィクトリアンメイド服の下に、スク水を着る。しかも、旧スク水を。初霜からそんな発想が出るとは、秋雲さんビックリだよ。初霜って
それはそれとして。初霜がメイド服を着て提督に
……初霜に負けたくないから、その格好で提督に
第186話・バレンタイン・クライシスその3
出ないと
キ○タマ
もぎ取るぞ」
※ここからがほんとうの地獄だ
【補足的なナニか】
・お魚にエサを与える…胃袋の中身を海目掛けてぶちまける行為を、マイルドに表現する際に使われる。
元ネタは、小説「陽炎、抜錨します!」より。
・リゲイン…「第一三共ヘルスケア」が販売している社畜の強い味方エナジードリンクを指す。
・代理人…「ドールズフロントライン」に登場する、メイドの様な格好をした鉄血製ハイエンドモデルの戦術人形を指す。「生天目仁美」さんが声を担当している。
スカートの中に銃身を備えたサブアームが計4つ仕込まれていて、攻撃時にたくし上げる為、パンモロする色々凄い事になる。
ちなみに、大陸版のアニメーションPVや公式コミックで堂々と披露している。公式が病気
気になった人は「ドールズフロントライン」をプレイしよう!(ダイマ)
9A-91はいいぞ
・人間を丸めた奴をタピオカ(ry…元ネタは小中学生向けの少女漫画「ちゃお」の増刊号、「ちゃおデラックスホラー夏号」 に掲載された「デリシャス☆タピオカ!」
詳細については、各自でお調べ下さい。但し、ショッキングな内容の為、自己責任でお願い。
以上、補足終了
執筆中、初霜のメイド服を中の人繋がりで萌え系にしようとしたら、「初霜にはミニスカでフリフリな萌え系のメイド服ではなく、クラシカルなヴィクトリアンメイド服を着させろ。初霜は黒髪ロングヘアーで謙虚な性格をしているから、美しさと貞淑さが引き出されて似合う。下は白タイツを穿かせろ。黒タイツ?色が暗過ぎて見栄えしないから白タイツにしろ。いいな?萌えが足りない?なら、タイツではなくデニールの高いサイハイソックスにして、下にスク水を着させればいい。勿論、旧スク水だ。そうすれば外見は清楚で貞淑、中身は絶対領域と旧スク水のドスケベというギャップ萌えを生み出す事が出来る。ガーターベルト?それも捨て難いが、狙い過ぎている。それに、駆逐艦娘には。初霜には邪道だ。いいか、旧スク水こそ正義だ。旧スク水を着させろ。旧スク水を信じるんだ」って、作者の中に棲み着いている長門さんが囁いてきたから、初霜にクラシカルなヴィクトリアンメイド服と旧スク水を着させた。だから作者は変態じゃない。悪いのは全部長門さんです