ご都合主義?こまけぇこたぁいいんだよ!
お前らの嫁だろ、早くなんとかしろよ
※この小説内の季節は2月下旬頃となっています
※この小説内に登場する人物は全員、特殊な訓練を受けています。決して真似しないでください
※扶桑嫁提督及び軽巡棲姫嫁な深海提督の皆様、先に謝罪します。ごめんなさい
side 扶桑
──第603鎮守府、鎮守府近海──
16:00
「距離、速度、風向き……良し。第一主砲、撃てッ!」
……回避されてしまった。
私と第603鎮守府から約10km先の海上に居る軽巡棲姫は、早霜さんと秋津洲さんからの攻撃を受けても大した損害が出ない事を理解しているのか、二人の砲撃を受けながら私の攻撃だけを的確に避ける。
早霜さんが装備している酸素魚雷なら有効打を与えられるけど、軽巡棲姫の動きが予想より早くて中々当てられない。
「第二主砲、装填完了。狙って……撃てッ!」
……ダメね、当たらない。
この艤装は以前のモノと比べ、砲塔の数が減ってしまった。しかし、それを補って装填速度と精度が高められている。その気になれば主砲で弾幕を張ることも可能だ。
しかし、バカスカ撃つわけにはいかない。そんな事をすればあっという間に弾が尽きてしまい、牽制が出来なくなり軽巡棲姫に第603鎮守府を攻撃されてしまう。
補充?そんなことする暇は無いわ。補充している間に攻められ、第603鎮守府に被害が出る。
幸い、早霜さんと秋津洲さんが必死に牽制してくれているお陰で、今のところ第603鎮守府に被害は出ていない。
しかし、何時隙を見て撃ち込まれるか分からないから気を抜くことは出来ない。
(副砲は射程外。接近して副砲を撃ち、牽制してそこに主砲を叩き込む……ダメよ)
落ち着きなさい。私達がするのは、撃破する事ではない。撃退または哨戒組が来るまでの時間稼ぎよ。
(相手は相当な数の修羅場を潜り抜けてきたのか、いい動きをしている)
秋津洲さんが軽巡棲姫の膝に主砲を撃ち込み、バランスを崩させ。
すかさず早霜さんが酸素魚雷を撃つも、波を利用して
更に、回避先を予想して私が主砲を撃つも、これまた
(こいつ、やるわね。撃退は正直言って厳しい)
瑞鶴さんを旗艦とした哨戒組が来るまで持ち堪えるしかない。
ただ、その哨戒組は30分ほどで到着する予定だったけど、
その為、到着予定時間を過ぎているが未だ到着していない。
閑話休題。
(私がもっと艤装を上手く使いこなせていれば、首を斬り落とせているのに!)
自分が情けない。……自責は後にしなさい。今は目の前の敵を足止めする事だけに集中よ!
『ふふっ、随分とイイ動きをしますね……敵ながら惚れ惚れします。私も……真似しようかしら?』
『早霜ちゃん、お喋りしてる暇は無いかも!うぅ……二式大艇ちゃんがあれば、軽巡棲姫をシバき倒せるのに……』
無線から早霜さんと秋津洲さんのやり取りが聞こえた。
どうやら秋津洲さんは二式大艇があれば軽巡棲姫に有効打を与えられるらしい。
しかし、現在二式大艇は整備中で工廠にある為使用できない……放電音?
思考していると、私の背後──埠頭の方から放電音が聞こえ、程なくして落雷のような轟音と砲声が聞こえた。
そして、艦娘の力で強化された動体視力でもギリギリ捉えられない速さで、何かが軽巡棲姫目掛けて飛んでいくのが見えた。今のは……?
疑問に思った次の瞬間、軽巡棲姫は爆炎に包まれ盛大に吹き飛び、何度も海面を転がった。一体何が起きたの!?
(さっきの砲声は私の後ろから聞こえた)
現在、私は第603鎮守府から約1km離れた位置に居る。
私の背後にあるのは、第603鎮守府。つまり──
『ギャハハハハ!土手っ腹に直撃ィ!……いてて。最大出力で撃ったから反動がヤベーや。手がジンジンする……』
『うへぇ……とんでもねぇ反動だな、骨が碎けるかと思ったぞ。あーあ、砲身が溶けてらァ……』
無線から、野原主任と渡良瀬少佐のやり取りが聞こえてきた。
思わず埠頭を見ると、白煙を上げ砲身が融解した、巨大な
あれは……いつだか野原主任が造った
大丈夫ですか?骨が碎けるかと思った、と聞こえたのですが……。
『扶桑さん、軽巡棲姫の様子が……急に動きが鈍くなりました……』
『今ならチャンスかも!扶桑さん、合図をしたら主砲を撃つかも……じゃなくて、撃ってください!』
「……了解しました!」
いけない。突然の出来事に思わず呆けてしまった。しっかりしなさい!
慌てて軽巡棲姫に視線を向けると、早霜さんが言った通り動きが鈍くなっていた。
何故動きが鈍くなったのか。一瞬だけ疑問に思ったけど、すぐに頭を切り替えて主砲を構える。
『ふふっ……今度は外しません……!』
『━━━━ッ!!』
早霜さんが酸素魚雷を撃つ。
軽巡棲姫は急いで回避行動を取ろうとするも動きが鈍く、被弾した。
轟音。そして爆炎に包まれ、盛大に水飛沫が上がる。
直後、軽巡棲姫の右足が吹き飛んだのが見えた。
『扶桑さん、今かも!』
爆炎が晴れると、軽巡棲姫は転倒していた。
何とかしてその場から逃れようとするも、早霜さんと秋津洲さんが主砲を撃ち込み動きを制限する。
その際、秋津洲さんが合図をしてきた。
────第一主砲、第二主砲、装填完了
この距離なら、外さない。
────全門、斉射!!
確実に当てられる。
遠慮なく行くわ。
『━━━━ッッッ!!!』
軽巡棲姫が金属を引っ掻いたような叫び声をあげる。
そして───
(弾着……今!)
軽巡棲姫が居る位置に、私の主砲が降り注ぐ。
轟音。爆炎。そして盛大に水飛沫が上がる。
『やったか?』
『フラグ建てないでください』
『こちら、早霜。軽巡棲姫の轟沈を確認……残っているのは艤装の破片と僅かな肉片のみです……』
『良かったね、野原主任。フラグ回収されなくて』
爆炎が晴れると、すかさず早霜さんは軽巡棲姫が居た箇所へ向かい、確認。轟沈したと報告してきた。
念の為
(…………終わった。
大きく息を吐き、脱力する。
『早霜、秋津洲さん、扶桑さん、お疲れ様。助かったよ。本当にありがとう』
『どういたしまして……』
『あー、怖かった。にしても、やっぱ私って二式大艇ちゃんが無いと何も出来ないや……』
軽巡棲姫を撃破したことで緊迫した空気は霧散し、穏やかな雰囲気に包まれた。
『あ、そうだ。こっちに向かってくれてる娘達に片付いたことを報せなきゃ』
そう言って渡良瀬少佐は無線で、こちらに向かってくれている娘達に連絡を入れた。
それを見ながら、私はふと疑問に思ったことを考える。
(そういえば、何故軽巡棲姫は急に動きが鈍くなったのかしら?)
野原主任と渡良瀬少佐が撃った主任砲の弾に、何か細工が施されているのは明らか。気になるから埠頭に戻ったら聞いてみましょう──
「────ッッッ!!?」
突如、約20m後方から気配を感じた。急いで振り返るも、何も居ない。
気の所為……かしら?
(…………ッ!そこね!!)
次の瞬間、再び気配を感じた。私の勘が告げている。確実に何かが居る、と。
気が付くと、私は気配を感じた箇所目掛けて主砲と副砲を撃ち込んでいた。
『ちょ、扶桑さん!?』
『ど、どうしたんですか!?』
『扶桑さん、何をしているのですか……?』
『勝利の祝砲……にしては様子がおかしいかも?』
無線から皆さんの困惑した声が聞こえてきた。何故こんな事をしたのか説明したいけど、今は応答する余裕がない。
主砲と副砲の弾薬を撃ち切り、急いで装填していると──
「クソッ、何故バレタ!?」
『アイエエエエ!?軽巡棲姫!仮面の無い軽巡棲姫ナンデ!?』
『言ってる場合かッ!こういう時は……アレだ。素数を数えて落ち着くんだよおおおおッ!!』
『野原主任、司令官、ふざけている場合ではありません!』
『そうかも!早く逃げて!扶桑さん、今行くかも!待ってて!』
無線から皆さんの慌てた声が聞こえる。
予想外の出来事に思わず呆けてしまった。まさか、深海棲艦が。それも、軽巡棲姫がもう1隻潜んでいたなんて……。
「アト少シデ
仮面の無い軽巡棲姫が金属を引っ掻いたような声で、怨みや殺意を込めた声でそう言いながら
ボーッとしている暇は無い!
急いで回避行動を取って狙いを定め、主砲と副砲を撃とうとするも、艤装の反応速度に慣れていないせいで
(しまった!)
こんな時に何をしているの!!
自責している間にも、軽巡棲姫は既に狙いを定め終えて発砲してきた。
「喰ラエッ!!」
無意識のうちに艦娘の力を解放したのか、私の視界に映る軽巡棲姫の砲塔から放たれた砲弾が
回避は……間に合わない。
主砲と副砲を、軽巡棲姫が放った弾に当てて止める……狙いが定まっていない上に崩れた体勢で撃てば、最悪埠頭に飛んで行き、野原主任と渡良瀬少佐に当ててしまう恐れがある。
(なら、方法は1つ!)
左腕を前に。右腕を後ろに
かなりの至近距離からの砲撃だけど、新型艤装に施された妖精さんの加護と、最大出力にした私の艦娘の力なら中破程度で済む。
しかし、予想に反して軽巡棲姫の放った砲弾は妖精さんの加護と艦娘の力を喰い破り、大破させられてしまった。
「───がはっ…………!?」
衝撃。
全身が激しく揺さぶられた。
『『『『扶桑さん!?』』』』
無線から、皆さんの悲鳴にも似た叫び声が聞こえた気がした。
体勢が崩れていた事も相まって盛大に吹き飛ばされ、海上を何度も転がる。
上も下も、右も左も分からない。
気が付くと、仰向けになって海上を漂っていた。
「フン、大シタコト無イナ」
朦朧とする意識の中。なんとか起き上がろうとしていると、軽巡棲姫が私の傍に寄り砲塔を突き付けてきた。
動け……動け……!
必死に身体を動かそうとするも、指先一つ動かせない。
身体中が鈍く痛む。
この感じ……左腕はヒビが入っているわね。
右腕は……骨は大丈夫、軽く痺れているだけ。
両足は……右腕同様、折れていないけど痺れがある。
頭は……出血しているけど、軽く切った程度だ。脳に異常はない。
内蔵は……この感覚なら、破裂していない。
装束は……ボロボロになっている。
艤装は……砲塔の全てが完全にひしゃげている。これじゃ使えない。
ただ、主機は無事みたい。お陰で
それから、
「死ネ……ト言ッテトドメヲ刺スノヲ1分ダケ我慢シテ、良イ物ヲ見セテヤロウ」
「ぁ……ぅ……」
軽巡棲姫が私の髪を掴んで無理やり立たせてきた。何をする気?
痛みに呻きながら霞む目で見ると、嗜虐的な笑みを浮かべながら主砲を埠頭の方へ向け、殺意と憎悪の込もった瞳で渡良瀬少佐を睨む軽巡棲姫の姿があった。
「コレカラ
やめろ……やめなさい!
そう叫びたかったけど、私の口からは掠れた音しか出なかった。
「私ノ仮面ヲ奪イ、辱メテクレタ礼ダ」
ダメ!やめて!!
私はどんなに惨たらしく、どれだけ甚振られようと構わない!
だから、渡良瀬さんを殺さないで!
「ハハハハハ!イイ顔ダ!」
しかし、私の願いは届かない。
軽巡棲姫は愉快そうに笑いながら、ゆっくりと引金に指を掛けた。
────やめろ
「ソノ目デアノ男ガ死ヌ瞬間ヲ、ヨク見テオクンダナ」
────やめろ
「イヤ、待テヨ?楽ニ殺シチャツマラナイ。アノ男ヲ捕マエテ、拷問ニカケテヤロウ」
────やめろ
「爪ヲ一枚ズツ剥ガシ、歯ヲ削リ、アリトアラユル苦痛ヲ与エテ、心ヲ壊ス。ドンナ顔ヲシテ、ドンナ悲鳴ヲ上ゲルノダロウカ。嗚呼、想像シタダケデ楽シクナッテキタ!!」
────やめろ
渡良瀬さんを。
私の大切な人を。
愛する人を。
奪うな。
奪われてたまるか。
───懇願してどうする?相手は聞き入れてくれるの?
いいえ、聞き入れてくれない。
なら、どうすればいい?
答えは簡単。
止めるには、
「…………ン?呼吸ガ止マッタ。死ンダノカ?」
全身が痛い。
息を吸う度に激痛が走る。
なら、呼吸を止めればいい。
呼吸を止めたら、痛みが多少和らいだ気がする。
「チッ、セッカクイイ物ヲ見セテヤロウト思ッタノニ。残念ダ──グアッ!?」
呼吸を止めたことで死んだと勘違いし、油断した軽巡棲姫の顎目掛けて
いまの私が出せる、すべての力を込めた。
私の指と、軽巡棲姫の顎の骨が砕けた感触がする。
痛い。けど、大切な人を失うのと比べれば、この程度どうということはない。
「グ…………オオオオ…………」
軽巡棲姫は十数mほど宙に舞い、やがて重力に引かれて落下。
そして、海上に仰向けになりながら顎に手を当てて呻く。
頭を砕けなかったか。山城なら素手でも砕けたでしょうね。それも、力をあまり込めずに。
やはり、私に徒手格闘の才能は無い。
「キ……貴様ァ……」
まぁいいわ。私に徒手格闘の才は無くても、
軽く息を吸い、酸素を取り込む。
呼吸をした途端全身に鈍い痛みが走るが、すぐに息を止めると何も感じなくなる。
軽巡棲姫が怯んでいる今が
ボロボロの艤装に備え付けられた
────艤装に振り回されているのに、上手く振るえるかしら?
左腰部に装着した
刀を握ったことで興奮し、
左親指で鍔を軽く押し、鞘からほんの少しだけ刀身を出す。
────違うでしょ?
私の艦娘の力に反応したのか、
────出来る、出来ないじゃない
────やるのよ
右手で抜刀すると、刀身は激しく放電しながら更に紅く輝く。
「貴様、ボロボロナノニ何故動ケル!?ソレカラ、ソイツハナンダ!?」
知る必要は無い。お前はこれから死ぬのだから。
刀を中段に構え、瞬歩を使い、軽巡棲姫に斬りかかる。
狙うは、ただ一つ。首だ。
「キィィィィイイイイイエエエエアアアアアアアア!!!」
「────ッッッ!!?」
私の
殺れる。
一瞬で距離を詰める。
「ハ、速イ……ッ!」
しかし、軽巡棲姫の目の前に到達し刀を振るも完全に艤装を制御出来ず、肝心な時に
ダメだ、当たらない。
仮に当たったとしても、こんな体勢で斬れば弾かれる。もしくは刀身に負荷が掛かり過ぎて刀が折れてしまう。
しかし、幸運にも私の刀は軽巡棲姫の艤装を捉え、真っ二つに斬り裂いた。
凄い。この
更に、一切刃こぼれもせず、まるで豆腐のようにあっさりと斬り裂いた。
これ程の斬れ味なら、もしかしたらさっきの砲弾も斬り落とせたのかもしれない。
「クッ、艤装ガ!」
今は余計なことを考えるな。目の前の首を狩ることだけに集中しなさい。
軽巡棲姫の艤装は、主砲と副砲だけでなく魚雷発射管も備えている。
つまり、奴は飛び道具すべてを失った。
これで、埠頭に攻撃される心配は無い。
「チクショウ、撤退ダ!」
不利だと悟ったのか、軽巡棲姫は逃げの体勢に入った。
ここで
────逃げられると思っているのかしら?
向かって来るなら、首を置いて逝け。苦しませず、首を狩ってやる。
怖気づいて逃げるなら、首を置いて逝け。喧嘩を売っておいて逃げるなら、最初から何もするな。
そして、私の視界に入ったら──
お前は私の
side 扶桑 out
───────
────
─
side 提督
──第603鎮守府、執務室──
08:30
(どうしよう。割とガチでどうしよう)
かと言って艦娘の誰かに頼んで
昨日、此処から約10kmの海域に軽巡棲姫が1隻出現。
急いで迎撃に当たったが、相当の手練なのか中々有効打を与えられず。
野原主任の提案で、迎撃に出てくれた娘達を支援する為、妖精さん特製の瞬間接着剤入り特殊砲弾を主任砲にセット、音速の数十倍を超える弾速を出すため最大出力でぶっ放し。
なんとか軽巡棲姫にぶち当てることに成功した。
ちなみに、軽巡棲姫は被弾すると派手に吹っ飛び海上を何度も転げ回ったが、ほぼ無傷だった。
まぁ、妖精さんの加護や艦娘の力が込められていない武器による攻撃だから仕方ない。
閑話休題。
妖精さん特製の瞬間接着剤を全身に浴びた軽巡棲姫はまともに動けなくなり、動きが鈍くなった。
そして、すぐに早霜が酸素魚雷を叩き込み、片足を吹っ飛ばし。
早霜と秋津洲さんが砲撃で牽制している間に扶桑さんが主砲を斉射、全弾直撃させ撃破した。
これで一件落着。そう思っていたら、突如扶桑さんが反転し海上に主砲と副砲を乱射し始めた。
最初は艤装の影響を受けて暴走したのかと思ったが、どうやらもう1隻居たらしく、炙り出す為に撃ったと後に知った。
閑話休題。
乱射し終えて少しすると、海中からなんと、もう1隻軽巡棲姫が飛び出してきた。
……あれはマジでビビった。もし扶桑さんが気付かなかったら、此処を攻撃されてた。
んでもって、その軽巡棲姫を双眼鏡で良く見ると
……これ以上話すと長くなるから簡潔に纏めるぞ。
・仮面の無い軽巡棲姫は、俺から仮面を取り戻す為に此処に襲撃してきた
・仮面の無い軽巡棲姫、扶桑さんに攻撃
・扶桑さん、一撃で大破させられる
・仮面の無い軽巡棲姫、俺を拷問にかけてやる発言
・扶桑さん、ブチギレて妖怪首置いて逝けになる
・仮面の無い軽巡棲姫、妖怪首置いて逝けに艤装を斬られ撤退
・妖怪首置いて逝け、追撃するも肉体が限界を迎え、倒れる
・あと一歩のところで逃げられる
・仮面の無い軽巡棲姫が逃走後、哨戒組到着
・妖怪首置いて逝け、哨戒組の娘達に曳航された後、入渠
・現在、妖怪首置いて逝けは快復
……とまぁ、こんな事があった。
勿論、襲撃を受けた後すぐに大本営へ報告した。
てっきり怒られると思ったけど、予想と違い“少ない戦力で良く持ち堪えた”的な事を言われ褒められた。
あと、扶桑さんの新型艤装が大破した事を伝えたら、急いで資材とパーツを送ると約束してくれた。
なんか、優し過ぎない?今までだったら“何やってんだ!”とか叱られてたのに。もしかして、プリンツが覚醒者になったから俺への当たりが優しくなったのか?
閑話休題。
(昨日は“当鎮守府に軽巡棲姫2隻が襲撃して来た”と、“何が起きたか”。“被害はどれほど出たのか”と簡潔にまとめた内容の報告書を提出したが、やっぱり詳しく書かなきゃダメだよなぁ……)
どう書こう?というか、襲撃を受けた原因を馬鹿正直に書いていいのか?
確か、昨年の夏頃。瑞鶴達に性的な意味で襲われた際、海上を疾走して逃走。
途中、深海棲艦──件の軽巡棲姫に遭遇したけど、ラリアットをブチかましていなし。
近くの無人島で一休みした際、服に何やらオシャレな仮面がくっ付いている事に気付き。
その時の俺は何故か捨てるのが勿体ないから持ち帰ることにして。
それが原因で襲撃されました……うん、ダメだな。こんなこと書いたら“ふざけているのか?”と怒られる。あと信じてもらえない。最悪、精神を病んだと思われて提督免許を剥奪される。
(仮に信じられたら、それはそれでヤバい事になる)
艦娘でもない生身の人間が、姫級にラリアットをブチかましてノーダメージで生還。自分で言うのもなんだけど、凄いね。
もし信じられたら、人体実験されるんじゃね?
(仮面云々の経緯は上手いこと誤魔化そう)
じゃないと、俺の身体が狙われる。これ以上トラブルが起こるのは御免だ──
「提督、手が止まっていますよ?」
「──あ、うん。ごめんなさい」
いけね、ボーッとしていたから本日の秘書艦・海風に注意されちった。これで何度目だ?少なくとも10回は注意されている。その為、海風が若干呆れたような顔をしている。
(これ以上余計なことは考えるな。上手いこと誤魔化して報告書を作成しろ──電話だ)
うわあああん!もうやだああああ!幼児退行したいいいいい!!
……いいから、さっさと気持ちを切り替えて電話に出ろ。
えーと、ナンバーディスプレイは……ロシアからだ。ロシアのお偉いさん、かなり怖いんだよなぁ。
どんな風に怖いのか。まずなんと言っても声が怖い。小○茉美さんに激似の声のせいで、ホテル・モ○クワの大幹部と会話しているような錯覚を覚える。
次に、会話していると時々“
ロシアのお偉いさん曰く、“鎮守府に
side 提督 out
───────
────
─
side 海風
──第603鎮守府、執務室──
14:00
「」
「提督、しっかりしてください。まだお仕事は沢山あるんですよ?」
「…………ぁい」
突っ伏していた提督はのっそりと起き上がり、掠れた声で返事をした。肉体・精神共にかなり限界みたい。
無理もない。プリンツさんが覚醒者になってから仕事は増え。
大本営や外国のお偉いさん達から書類や電話がひっきりなしに来る。
そこに追い打ちを掛けるように、ここ数日深海棲艦の出現頻度と規模が増えた。
更に昨日、此処のすぐ近くに軽巡棲姫が出現し、危うく此処を攻撃されかけた。
それ以外にも、私たち艦娘のケア等をするから心を休める暇が殆どない。
これ以上トラブルが起きたら、提督の心は壊れてしまう。
幸い、少し前までヤらかしていた初霜さん達は提督の疲れ切った姿を見て、流石にトラブルを起こしたらマズいと悟ったのか、何やナニもヤらかさなくなった──
「もうやだ……電話対応やだ……お仕事やだ……」
現実逃避をする為か、愚痴を言い始めた。それは構いません。幾らでも聞きます。
……こういう時、どうすればいいの?励ましの言葉を掛ける?ダメよ、頑張っている人に励ましの言葉を掛けるのは逆効果になる。
では、どうすればいいのか。私の中で一つだけ答えが出ているけど、実行に移す勇気が無い。
「うわあああん!うわあああああああん!!」
「落ち着いてください。ほら、いい子いい子」
提督が泣き出した。それを見た私は、気が付くと秘書艦用の椅子から立ち、提督の傍に寄って頭を撫でていた。
「あぁ〜^」
(ふふっ、
優しく抱きしめ、頭を撫でると大人しくなってくれた。
私の胸に顔を埋め、目を閉じて安堵した顔を。無防備な姿を見ていると心が満たされる。
────やっぱり、
今までは提督を。渡良瀬さんを独占したい欲が強かった。
けれど、バレンタインデーの日。私の部屋にやって来て、お薬の影響もあって軽く幼児退行した姿を見た時から、少しずつ変わっていった。
────
私の望みは、渡良瀬さんの心を独占すること。
渡良瀬さんの意思で私だけを愛し、私だけを甘やかしてくれるように
それが、軽く幼児退行した姿を見た日から
最初、幼児退行して私に甘えてきた時は困惑した。こんな渡良瀬さんを私は望んでいない。
けれど、甘やかしていくうちに少しずつ私の考えが変わり、
特にここ数日。激務で疲れ切った渡良瀬さんを見る度に、その欲は強くなった。
その欲とは、
────
この考えの変わり様に、私自身とても驚き戸惑った。
人は些細な出来事が切っ掛けで変わると言われているけど、流石にこれは変わり過ぎな気がする。
────
渡良瀬さんは母性に飢えていて、甘えたがりなのは周知の事実。
しかし、渡良瀬さんは根が真面目なせいで中々甘えようとしない。
それに面倒見が良いから、此処の人達は甘えたがりなのを理解していても、最終的には渡良瀬さんに甘えてしまう。
その為、渡良瀬さんは中々甘える事が出来ない。
なら、私だけが
────
何時だか渡良瀬さんは、私に対して母性を感じていると言っているのを小耳に挟んだ。
丁度いい。
以前の私ならともかく、今の私ならなれる。
────そうと決まれば、
昨日まで迷っていたけど、今こうして渡良瀬さんを抱きしめ。頭を撫で。心の底から安堵した顔を見て決めた。
嗚呼……私にだけは無条件で甘える渡良瀬さんの姿を想像したら、興奮してきました。
今まで私は一度たりとも何やナニもヤらかさず。アブナイ発言を一切せずに良い娘で居続けたから、こうして渡良瀬さんは無防備になって甘えている。
もし一度でもヤらかしていたら、ここまで甘えてこない。
ふふっ……あははは……あっははははは♪
私、いま渡良瀬さんを甘やかしています♪
最高の気分です♪
まだ遠慮があるのか、精神的に相当弱っている時にしか甘えて来ないけど、何れ私を見たら無条件で甘えてくるようにしてあげます♪
覚悟してくださいね、渡良瀬さん♪
「…………あ、電話だ」
「…………席を外しますね」
イイところだったのに邪魔が入った。
仕方ない、退室しましょう。
(……あれ?
書類仕事をしていたから?それとも、花粉の影響?最近多くなっているとテレビでやっていますし。
……瞬きをしても元に戻らない。目薬を差しましょう。
side 海風 out
───────
────
─
Another side1
──大本営、技術課・休憩室──
(──約一年前と比べて、第8492離島鎮守府と第603鎮守府が担当する海域は深海棲艦の出現頻度と規模が増えている)
何度もデータを確認したが、確実に増えている。
しかもただ増えただけでなく、質が向上──オーラ持ちの通常種や鬼・姫級。そして覚醒種が多く確認されるようになっている。
(第8492離島鎮守府はともかく、第603鎮守府は深海棲艦の出現頻度と規模の割に所属する艦娘が少ない。いや、少な過ぎる)
そのせいで先日、鎮守府近海に深海棲艦──軽巡棲姫が出現した際、人数不足により苦戦。危うく鎮守府を攻撃されかけた。
(現在、第603鎮守府に所属する艦娘は34名しか居ない。
正確には、ドイツからの短期交換派遣で3名、
しかし、その内6名は年末頃に所属したばかりの新人。データを見る限り、とてもじゃないが未だ未だ実戦に出せない。もっと訓練を積ませる必要がある。
(先日、扶桑のAGP艤装を納入した。
これで戦力は多少なりとも上がる。
だが、幾ら艤装の性能を上げても物量には勝てない。やはり第603鎮守府に
先日小耳に挟んだが、近日中に4人異動する。しかし、それでも少ない。
せめて、中規模鎮守府の定員ギリギリの60名は居ないと、物量に押されてしまう。
しかし、異動させるにも現段階では何処の鎮守府もいっぱいいっぱいで、とてもじゃないが異動させる余裕がない──ノックされた。誰だ?
『おーイ、
(
彼女は第603鎮守府に所属する由良に並々ならぬ執着心を抱いている。
今は二度も
閑話休題。
もし第603鎮守府に所属する艦娘が不足している事を知られれば、
「おお、ありがとう!お疲れさん」
急いで端末の電源を切り、ポケットに仕舞ってドアを開ける。
「ほい、書類。……どうダ?大丈夫カ?」
頼んでいた仕事──新兵器のデータを纏めた書類を受け取り、確認。
……ふむ、誤字・脱字は無い。それに字も綺麗だ。以前は楔形文字のような字を書いていたのに。成長したな。おじさん嬉しいよ。
「完璧だ!最高だ!流石だなぁ!」
何時ものやかましい狂人キャラを演じる。こうしないと海蛇に怪しまれる。
「ほんとカ?へへっ、まぁオイラの手にかかればこの程度、朝飯前だナ!」
(おーおー、嬉しそうに笑ってらぁ。可愛い。しっかし、最近ますます人に近い外見になったなぁ)
パッと見は人間だ。しかし、腰から二つの尾のような艤装が生えているから、人ではないことは明らかだ。
閑話休題。
(最初は海蛇の意識を
勿論、海蛇から同意をもらって、だ。
しかし、いざ組み込もうとしたが、艤装が拒絶反応を起こしてしまう。
何度やっても上手く行かなかったから、「いっそのこと艦娘(仮)にしちゃえばいいんじゃね?」と、方向転換。結果は大成功。
手続きや通達などが終わり次第、第603鎮守府へ異動……と行きたかったが、
その為、予定より第603鎮守府に行くのが大幅に遅れている──
「……お、雨が止んダ」
「ん?本当だ」
思考していると、窓から外を見ていた海蛇が呟いた。
釣られて外を見ると、雨が止み、珍しく
……良し、カーテンを閉めたぞ。海蛇は大丈夫か?
「あ……あはは……
ダメみたいですね。赤べこみたいに頭をガクガクさせてる。
「許して……艦娘の皆さン許してェ……身体が……溶けル……アハ……あはははハハハ……」
「大丈夫、溶けてないから大丈夫──」
「ほァ…………ほあぁぁァァァ!!ホアアアアアァァァァァッッッ!!!」
あかん、海蛇がトラウマを掘り起こされて壊れた。石上先生を呼ばなきゃ。
Another side1 out
───────
────
─
Another side2
──某国、某所──
「──というわけで、今度
「は?アンタ何言ってんの?」
あたしが日本に?冗談でしょ?
「安心しろ、
「そうじゃなくて……もういい。ツッコミ入れない」
普段提督さんはイイ歳してイイ階級なのに色々ふざけた言動を取るけど、人を見る目はちゃんとある。この人が信頼出来ると言うのだから、大丈夫でしょう。
(……日本、か。
今から数年前。あたしが艦娘になる前、両親の仕事の都合で日本に居た頃。
引っ越したばかりで道に慣れていなくて、道に迷って。ケータイのナビ機能を使うにも電池切れで、途方に暮れて困っていたあたしを助けてくれた
最初はナンパだと思って警戒したけど、アイツは純粋にあたしを心配して声を掛けてきた。
それだけでなく、あたしにイヤらしい視線を一切向けて来なかった。
(変わった奴だったな……)
当時のあたしも、自慢じゃないけどスタイルが良いから道を歩けば老若男女問わずジロジロ見られていた。
それなのに、アイツだけはそういった視線を向けて来なかった。
(アイツとはそれきりだと思ったら、スーパーに買い出しに行く度に会うからストーカーだと勘違いしたっけ)
最終的には誤解だと判明したけど、それまで結構キツい罵声を浴びせた。
それなのにアイツは怒ったり不快な顔をせず、真剣な顔で違うと言うだけで、ヒステリックだとかそういった否定的な言葉を一切投げて来なかった。
(連絡先聞いとけば良かったな……)
あたしの知る限り、昔も今も邪な視線を向けたり否定的な言葉を一切投げない男はアイツ以外居なかった。
閑話休題。
(それから、
ある日、
とあるサービスエリアで休憩していたら、あたしに全く怖気付かずに声を掛けてきた、日本で初めて出来た親友。
お互いの趣味や性格が似ていたからか、すぐに意気投合して。
休日になれば一緒に
……思い出したら会いたくなってきた。けど、難しいでしょうね。
日本からこっちに戻る際、ケータイを紛失したから、マヤの連絡先が分からなくなった。小まめにバックアップを取っておくべきだった──
「おーい
「──ん?あぁ、聞いてなかった。何?」
アイツとマヤの事を考えてたせいで、提督さんの話を全然聞いてなかった。
「珍しいな、お前がボーッとするなんて。それはそれとして、ほい。お前がお世話になる派遣先の鎮守府のデータだ」
「ん、ありがとう」
過去の思い出に浸るのは一旦やめて、渡されたデータを確認しよう。
いったい、日本の何処に派遣されるんだろ?あたし、寒いの苦手だから暖かいところがいいな。
(……あたしの派遣先、寒いところじゃん。最悪)
ピザのトッピングにカナディアンベーコン頼んだら、ジャーマンソーセージのっけられた時並にテンション下がる──
「…………えっ?」
「どうした?何か問題でも?」
「…………なんでもない。気にしないで」
「そうか」
思わず声が出てしまった。
提督さんに渡された派遣先のデータを見ていたら、私の親友と同じ名前の適性者と顔写真が視界に入った。
見間違いかと思い、軽く目を瞬かせてもう一度確認するも、結果は変わらなかった。
(マヤだ。この顔、この名前、間違いじゃない!)
さっきまで下がっていたテンションは、愛車のFLSTCヘリテイジソフテイルクラシックでカッ飛ばしている時並にブチ上がった。
あははっ、まさかJACKPOTを当てるとは。私は運がいい。
……落ち着きな。今は浮かれている時じゃない。派遣先の鎮守府のデータを全部確認しなきゃ。
(──はぁ?嘘でしょ?あの
……落ち着け、取り乱すな。今の私はマヤと再会できる喜びで心に余裕がある。キレ散らかすな。冷静になりな。
(…………あれ?この顔、何処かで見たような……?)
気を取り直して再びデータを見ると、派遣先の提督の顔写真が目に留まる。
誰かに似ている。誰だろう?
若干の垂れ目。
左瞼にホクロ。
赤茶色の瞳。
(…………まさか、ね)
髪型や顔付きが若干違うが、アイツとそっくり。
いや、そんなわけない。そう偶然が連続して起こるわけない。きっと他人の空似だ。世界には自分と似た奴が3人居ると言われてるし。
(名前は…………
戦果は……そこそこイイ。これだけ戦果を上げているなら大佐あたりが妥当なのに、何で?まぁ、日本とアメリカじゃ基準が違うのかもしれない。
……思考中断。続きを読もう。
えーと、派遣先の鎮守府は空母系の深海棲艦が多く出現する、か。
へぇ?なら、
寒いのとド田舎以外は最高ね。テンション上がってきた──
「俺だ、どうした──またか……」
「どうしたの?」
内線を取った提督さんが呆れた顔をしながら溜息を吐いた。
反応を見たところ、確実に
「
「あぁ……」
予想通り。また
アンタ、此処に何年居るの?いい加減道を覚えなよ。
……まぁ、大切な仲間だから迎えに行くけど。さて、今日は何処に行ったのかしら?
Another side2 out
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次回予告
今日も提督は疲労困憊してるわね。しっかりサポートしてあげましょう。
幸運と言って良いのか分からないけど、提督の疲れきった顔を見た初霜さん達は流石に自重するようになったから平穏な日々が続いています。
……それにしても、摩耶さん。とうとう覚悟を決めたようね。こっそり読み取ったけど、もう迷ったり抱え込んだりしていない。ここ数日憑き物が落ちたような言動をしています。
代わりに今度は海風さん。彼女の様子がおかしくなりました。こちらは読み取ろうにも
頭を切り替えてしっかり案内をしましょう。ようこそ、第603鎮守府へ。私は加賀型航空母艦一番艦、加賀です。歓迎します。盛大に。
第193話・統率の取れた部隊ほど恐ろしいものは無いと言うが、統率の取れた変人達の方がその数百倍は恐ろしい
「霞ちゃんを讃えよ!!!」
※真面目な話ばかり書いてたから、暫く頭の悪い話を書きます
【補足的なナニか】
・扶桑改ニ・癸…第603鎮守府に所属する扶桑型戦艦一番艦、扶桑の適性者、神谷桔梗専用に造られた特殊艤装を指す。
艤装のスペックや形状等は、同鎮守府に所属する扶桑型戦艦二番艦、山城の適性者、神谷梓専用に造られたモノとほぼ同じ。
本来のギミックは、妖精さんの特殊加護を施した日本刀だったが、技術課・課長が150ガーベラの製作に失敗した悲しみを紛らわす為、こっそり超高周波ブレードに仕様変更。
ちなみに、「メタルギアライジング・リベンジェンス」に登場する「サムエル・ホドリゲス」の武器を参考にした模様。
余談になるが、この仕様変更があったお陰で扶桑は軽巡棲姫の艤装を斬り裂けた。
もし本来の仕様だったら弾かれ、刀身が折れていた。
・海風…あーあ、(母性に)目覚めちゃったか……。
・海蛇…久々の登場。色々あって艦娘(仮)になった模様。
劇物こと磯風カレーに全身を溶かされたせいで、カレーと虹色をした物を見ると発狂するようになってしまった。
最近はだいぶマシになったのか、奇声を発する程度で済んでいる。最初の頃はガチで幼児退行していたらしい……
・磯風カレー…劇物。件のカレーは虹色をしている。
詳細については本編108話を参照されたし。
・仮面の無い軽巡棲姫…初登場は本編59話。海上を疾走していた主人公にラリアットされ、その際に仮面を奪われてしまった。
仮面を取り返す為、長い時間を掛けて第603鎮守府に接近したが扶桑に気配を察知され、奇襲に失敗。更に大破まで追い込んだと思ったら、予想外の反撃を受けて撤退。
・FLSTC ヘリテイジソフテイルクラシック…アメリカを代表するバイクメーカー、ハーレーダビッドソンから発売されているバイクの一種を指す。
詳細については各自で調べて(他力本願寺)
・?????…対空性能が高い外国の艦娘……いったい何者なんだ?(棒読み)
・ガンビア・ベイ…チョイ役で登場。今日も元気に迷子してます。
以上、補足終了。