第42話で、瑞鶴の改装状態を【改二】と描写しましたが、正しくは【改二甲】です。
ご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ございません。
side 提督
「山城ェ…」
やりやがったよ、由良直伝瑞雲ラリアット。お陰で相手の戦艦、霧島を退場させられたけど。
「艦娘は接近戦する物じゃないでしょ…」
砲撃、雷撃、艦載機等の飛び道具使って戦う物でしょ?
ウチだけだよね?インファイトする艦娘は。
……あ、確か第08鎮守府の瑞鳳も、九九艦爆ラリアットするんだっけ?もしかして、他所でもインファイトする様になっているのかな?
『ぐおっ!?』
「っ!」
イカン、今は演習中だ。考え事してる場合じゃない。
今の声は、摩耶だ。端末を確認。小破か。
「こちらが数的有利だが、油断は出来ない」
まだ瑞鳳と荒潮、そして鳥海が残っている。
見たところ、瑞鳳の矢筒には艦載機が僅かだが残っている。
荒潮は、魚雷を温存しているみたいだ。
鳥海。彼女は今のところ副砲しか撃っていない。
端末には第603鎮守府の艦娘達の耐久値と残弾は表示されるが、
「摩耶、大丈夫か?」
被弾した摩耶に声をかける。耐久値には余裕があるが、当たりどころが悪いと痛みで上手く動けなくなる恐れがある。
『なぁに、かすり傷だ。余裕だ!』
「分かった」
強がりじゃない。本当に大丈夫そうだ。
昔は意地っ張りで大丈夫じゃなくても大丈夫、と言っていたが、今は素直になってくれて、正直に報告してくれる。
「山城、主砲で瑞鳳を牽制してくれ。その間に瑞鶴は攻撃機の準備を整えろ。海風、涼月、2人は荒潮をマークしろ!」
『了解よ!』
『分かったわ、提督さん』
『了解です!』
『お任せ下さい!』
「摩耶、お前は鳥海を抑えてくれ。
『あったりまえだろ!摩耶様に任せな!』
元気な声が無線越しに聞こえた。
あとは彼女達に任せよう。
side 提督 out
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─
side 摩耶
『摩耶、お前は鳥海を抑えてくれ。出来るな?』
提督が挑発するような口調で言ってきた。そんなの、
「あったりまえだろ!摩耶様に任せな!」
出来るさ。やってやるさ。だから、しっかり見とけよ?アタシが役割を果たす所を。
「…さぁて、お返ししますか!」
さっき、鳥海に副砲を撃たれ、鳩尾にいいのを貰っちまった。おかげで変な声出しちまった。
瑞鶴達は提督に指示された通り、それぞれ役割を果たしている。アタシも役割を果たさないと。
「ッ!?荒潮さんが魚雷を撃ちました!」
「了解!各員、散開して!!」
涼月が鋭い声で叫ぶ。それを聞いた瑞鶴が指示を飛ばす。
全員、素早く散開した。けど、鳥海が再び副砲を撃ってきた。狙いは海風だ。……誘導されている?
「海風、そっちはダメだ!」
「えっ!?」
鳥海の副砲は海風を狙っていたが、当てる為ではなく、誘導する為に撃たれたみたいだ。現に、避けようと移動した先に、荒潮が放った魚雷が迫っている。
間に合わない!
そう思った直後、魚雷が海風に直撃。盛大に水しぶきが上がり、海風の身体が宙を舞った。
『海風、大破。至急離脱せよ』
提督の声が無線から聞こえた。くそっ、やられた。
「あと少しで発艦出来る!もう少しだけ時間を稼いで!」
「あいよ!40秒以内に支度してくれ!」
海風がやられた事で、艦隊の空気が少しだけ落ち込んだから、軽口叩いて励ましてやった。
「海風さん、仇は涼月がとります」
「いや、死んでないから」
涼月、気持ちは分かるけど、殺すなよ。
………………。
「ああ、くそっ!」
あれからどれだけ時間が経ったか分からない。数分?数十分?ともかく、その間に荒潮と鳥海によって、山城と阿武隈が大破させられた。
現在残っているのは、瑞鶴と涼月、アタシの3人。
向こうは瑞鳳、荒潮、鳥海の3人。
人数は同じ。けど、向こう3人は、ほぼ無傷。対してこっちは、涼月と瑞鶴が中破。アタシは中破寄りの小破。
「ごめん、攻撃機無くなったわ」
「気にすんな!アタシと涼月で何とかする!」
さっき、瑞鶴の
未だ信じられないが、事実を受け止めよう。
「鳥海が厄介ね」
「こちらの動きを完全に読んでいますね」
そう。まるでこちらの動きを読んでいるかのように、正確な攻撃を行ってくる。それだけじゃない。こっちが攻撃しても、全て回避される。
「アイツ、頭良いからなぁ。短時間でアタシ達の動きを見極めやがった」
「知り合いなの?」
「……妹だ」
「……そうなんだ」
アタシの顔を見て、瑞鶴はそれ以上聞いてこなかった。
さて、どうすっかな?
「……いくら頭が良くても」
「……ん?」
どうした、涼月。イイ笑顔して。
おーい、艤装から長10cm砲ちゃん達を外して手に持って、何する気だ?怯えてるぞ?
「頭を吹っ飛ばしてしまえば、何も考えられなくなりますね♪」
「」
「」
涼月〜、何する気だ〜?瑞鶴、白目剥いていないで、何か言ってくれ。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
あっ、デンジャラス・ラブ・ゾンビモードになった。そのまま鳥海目掛けて突撃して行った。
『ッッッ!!?』
涼月の咆哮に、相手がビビった。けど、すぐに冷静になって鳥海と荒潮が砲撃し始めた。それを涼月は軽々と避け進んだ。今がチャンスだ!
主砲の照準を鳥海に合わせる。……よし、今だ!
鳥海は涼月に夢中になっている。
「でりゃあ!!!」
発砲。
主砲の弾が鳥海目掛けて飛ぶ。
行ける!
『そこっ!』
「なっ!?」
瑞鳳が矢──艦載機になる前の状態──で撃ち落としやがった!貴重な艦載機を使うなんて…。
『はぁっ!』
「がっ……!?」
「涼月!」
しまった、涼月がアタシの砲弾を撃ち落とされて、それを思わず見た事で隙が出来て鳥海に主砲で撃ち抜かれた!
『涼月大破。至急離脱せよ』
くそっ、これで残りはアタシと瑞鶴の2人だけだ。
このままじゃ負ける!
……あれ、瑞鶴が居ない。何処だ?
「だらっしゃああああああいっっっ!!!」
『ウボアッ!?』
「あっ……」
瑞鶴の奴、鳥海と涼月に夢中になっている瑞鳳に、一気に接近して装甲甲板叩き付けやがった。
どうやら僅かに残った烈風を甲板にセットして叩き付けたみたいで、大爆発が起きる。
『……瑞鳳、瑞鶴大破。旗艦が大破した為、そこまでです』
無線から加藤中佐の声が聞こえてきた。
……なんじゃこりゃ。不完全燃焼だ。
鳥海と荒潮も、何が起きたのか理解しきれていない顔してるよ。
「ゴメン、このままだと負けそうだったから、旗艦の瑞鳳に仕掛けた」
「そ、そうか……」
瑞鶴の奴、負けるなら引き分けに持ち込もうとして吶喊したみたいだ。
「それにしても、速かったな」
瑞鳳との距離は、約1500m。それを数秒足らずで詰めるなんて。何ノット出したんだ?
side 摩耶 out
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side 提督
──第08鎮守府、執務室──
数時間後。
「申し訳ございません」
演習が終わり、俺は執務室に来ている。
結果は双方の旗艦が同時に大破した事で引き分けになったが、俺は負けたと思っている。もっとしっかり指示を出していれば……。
それより、瑞鶴が瑞鳳の首に装甲甲板を叩き付けた事で、瑞鳳が大怪我を負ってしまった。幸い、入渠によって後遺症も無く完治するが、それでも大怪我を負わせた事実は無くならない。だから、加藤中佐に頭を下げて謝罪をしている。
「いや、気にしなくていい」
「し、しかし……」
「睡眠薬入りアイスティー飲ませようとしたり、睡眠薬入り卵焼き食べさせようとしたり、その他、色々酷い事してくるから、むしろ良くやってくれたと言いたい」
「」
加藤中佐、その発言は色々マズいと思います。瑞鳳や他の艦娘に聞かれたらヤバいと思います。
「しかし、最近は近接戦闘をする艦娘が増えているみたいだ。装備を見直さなきゃ」
「えっ?」
嘘でしょ?初耳だよ?ウチだけじゃないの?
「その顔、知らないみたいだな。まだ正式に発表されていないけど、そのようなデータが大本営から出ている」
マジですか。
「特に横須賀の艦娘は、近接戦闘を良く行うそうだ。あの赤城ですら、飛行甲板にスパイク取り付けて殴りに行っている」
「飛行甲板にスパイクを付けて殴りに行く」
赤城って、正規空母だよね?何やってんの?アウトレンジしなさいよ。
「ウチの瑞鳳にも、飛行甲板にスパイクを取り付ける予定だ。これで艦載機が尽きても置物にならない」
「空母はインファイトする艦種じゃ無いです」
飛行甲板は艦載機を飛ばすための物で、殴る為の物じゃないですよ?
「……さて、そろそろ入渠も終わる頃だろう」
お、そろそろか。
今回の演習では、反省する事が多い。帰ったら、妖精さん達が撮影してくれた動画を見て今後に活かそう。…ん?今、窓の外に何か見えた気が……!?あぁ、窓!窓にィ!!
「ん?どうした?」
「か、加藤中佐、窓、窓!!」
瑞鳳が!ハイライト消えた目で瑞鳳がこっちを見ている!
「窓?窓がどうし…た……」
「(<⚫>)(<⚫>)」
「」
加藤中佐、硬直。瑞鳳、何時から居たの?まさか、良くやった云々を聞いていないよね?
「酷いなぁ……むしろ良くやった、って言うなんてぇ……」
「」
あ、聞かれてた。
「加藤中佐本日は演習ありがとうございました僕はこれで帰りますね?」
早口で一気に言う。
あとはお2人で仲良くイチャついてね?……あの、加藤中佐?何で肩を掴むのかな?ねぇ、何で?
「ず、瑞鳳、まだ入渠していたんじゃ!?」
「加藤中佐、手を離して頂けないでしょうか?」
おい、さっきより強く掴むな。離してくれ。
「気合で時間を短縮したんだぁ♪」
「瑞鶴達の様子を見たいので、失礼しますね」
瑞鳳の邪魔しちゃ悪いから、退室しますね?だから手を離して?あの、痛い、痛いです加藤中佐。あなた、利き手──左手──の握力三桁あるじゃん?養成所で体力測定した時に知った時は驚いたなぁ。だから、これ以上強く掴まないで?肩の骨が砕けちゃうから。
「渡良瀬少佐とお話してるから、お外で大人しくしていたら、酷い事言い出してショックだったよぉ……」
あ、窓開けて入ってきた。
「ねぇ、どうして良くやった、なんて言ったの?私、とっても痛かったんだよォ?」
「ウチの瑞鶴が、すみません」
謝罪しておこう。部下──艦娘──のした事は全部俺が責任を取る。殴られても罵られても文句は言わない。言えない。
「気にしないでください。演習だから。怪我するのは仕方ない事ですから」
許してくれた。でも、悪い事をした事実は変わらない。今度、お詫びの品を差し入れしよう。何がいいかな?
「じ、準、助けて…」
「加藤中佐、自分には何も出来ません」
助けたいけど、二人の問題だからね。部外者の俺が口出しなんて出来ないです。だから手を離してください。
「んふふふふっ♪」
「ぁ…ぁぁ……」
あっ、瑞鳳のスマイル見てビビったから、手が離れた。今のうちに逃げよう。焦らず、慌てず、諦めず、迅速に。執務室の扉を開けて廊下に出る。脱出成功。さて、瑞鶴達の様子を見に行こう。
『ぎゃああああああああああ!!!』
悲鳴なんて聞こえない。俺は何も聞いていない。
………………。
──第08鎮守府、談話室──
「よう」
「……あっ、提督さん」
談話室に行くと、瑞鶴達が椅子に顔を俯かせて座っていた。俺が声をかけると、弱々しく返事をした。
「皆、良くやった。お疲れ様」
「……ありがとう」
労いの言葉をかけると、瑞鶴は微笑んでくれた。
「あれ、摩耶は?」
談話室を見渡すが、摩耶だけ居ない。何処に行ったんだ?
「摩耶さんは、少し用がある。すぐに戻る、と言っていました」
「そうか」
涼月がそう言った直後、摩耶が談話室に入ってきた。その後ろには、鳥海が居た。
「……あ」
「よう、お疲れさん」
声をかけると、摩耶は驚いた顔をした。鳥海は、俺を見ると無言で軽く会釈して談話室の奥──荒潮達の居る所──へ行ってしまった。
……鳥海の目、怯えていたな。俺を見た瞬間、顔が強ばった。何かあったのか?
「……悪ぃ、鳥海──アタシの実妹なんだけど、男性恐怖症なんだ」
「……そうか」
深く聞かないでおこう。
「……さて、身体の調子はどうだ?何処か痛む所とか無いか?」
妖精さんの技術は完璧だ。入渠によって完治しているだろうけど、一応聞いておいた。全員、問題無いと答えた。
「暫く休憩したら、
余談だが、俺達は妖精さん達が操縦する船で来た。一応、深海棲艦が出現しないルートを通っているが、絶対出現しないわけではない。瑞鶴達は船内で艤装を纏ったまま待機してもらうから、精神的に疲れる筈。だから、今は休むよう言っておいた。
「提督はどうすんだ?」
「んー…少し散歩してくるよ」
摩耶の質問にそう答える。さっきから、鳥海が不安そうに
(埠頭に行って、海でも眺めるか)
空は相変わらず曇天だが、海を眺めたい気分だ。
俺は談話室を出て埠頭へ向かった。
side 提督 out
───────
────
─
side 摩耶
──第08鎮守府、工廠裏──
数十分前。
「……」
「……」
無言。目の前には、アタシの妹が顔を俯かせて立っている。
演習を終え、入渠して傷を癒した後、妹に声をかけて
「…なぁ、まだ艦娘を続けるのか?」
無言に耐えきれなくて、声をかけた。
「……えぇ、続けるわ」
「……そっか」
コイツ、大人しいのに結構頑固な所があるから、これ以上言っても聞かないだろう。
「……母ちゃん達、元気か?」
話題を変えるか。
「えぇ。
「……そうか」
家を飛び出したのに、心配してくれてるのかよ。忘れてくれよ、こんな不良娘の事なんて。
「……ねぇ、一度お家に帰りましょう?」
「……どの面下げて帰ればいいんだよ」
帰ったとしても、気まずい思いをするだけだ。
「もう、気にしていないって言っていたわ。だから…」
「……もう少しだけ待ってくれ」
まだ、気持ちの整理が付かない。
「分かったわ。私、待ってるわ」
「……おう」
「……そっちの鎮守府はどう?」
「ん?あぁ、毎日バカやって騒いでる。賑やかな所だ」
軍とは思えない程、ほのぼのとしてる第603鎮守府の日常を思い出して、笑っちまった。
「ふふっ、そうなの。こっちも、毎日が賑やかよ?」
「そうなのか?」
「えぇ。主に、瑞鳳さんと荒潮ちゃんが賑やかにしてくれるわ」
「ははっ、そうか」
提督から聞いたけど、加藤中佐はその2人に迫られているらしい。大変だな。……ウチと比べりゃ平和だろうけど。
「……
艦娘になる前、
加藤中佐とは養成所で何度か会話した事があるけど、悪い奴じゃない。時々、胸とかチラ見してくるけど、そこまで悪意を持って見てこない。
「まだ完全には慣れないけど、大丈夫よ?とってもいい人よ?」
「そっか……もし何かあれば、すぐ連絡しろよ?」
「……うん」
「……さて、そろそろ談話室に行くか」
「そうね、そうしましょう」
………………。
(やっぱり、反応するか)
談話室に行くと、提督が居た。恐らくアタシ達の様子を見に来たんだろう。そして、提督を見た鳥海は顔を強ばらせた。
(まだ、時間がかかりそうだな)
いつまでも男性恐怖症のままではいられない。そう言って妹は艦娘になった。昔と比べ、大分症状が軽くなったと思う。
(昔なら、悲鳴をあげて錯乱していた)
(早く、治らないかな)
心の病は、中々治らない。下手したら、死ぬまでそのままかもしれない。でも、
(強くなったな……)
昔から、アタシの後ろについていた妹が、自分から前に出るようになった。喜ばしい事だけど、少しだけ寂しい。
「暫く休憩したら、向こうに戻る。それまで、ゆっくり休んでくれ」
提督がそう言った。そして、談話室を出て行った。恐らく、気を遣ってくれたんだろう。さっきから鳥海がチラチラこっちを見ていたからな。
(気配り上手な奴だよ)
そんな奴だから、惹かれた。けど、心の何処かでブレーキをかけてしまう。だから、見るだけにしている。
(今の関係が壊れるのが、怖い)
悪友のような関係。それが壊れるのが嫌だ。
(……はぁ)
もし。もし、叶うなら。
(アタシもしたいなぁ…提督と重婚)
でも、妹を放って幸せになるわけにはいかない。だから、今は見るだけにしよう。妹が、幸せを掴むまで。
side 摩耶 out
───────
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─
次回予告
演習、お疲れ様。アンタが不在の間、特に何も起きなかったわ。
……ふぅん、荒潮に会ったんだ。元気そうだった?
……そう。
……べっ、別に、寂しがってなんかいないわよ!
……怒鳴ってごめん。
……あっ、メール。…ふふっ。
な、何よ!妹からのメールよ!今度一緒に出かけないか、って誘われたの!
第44話・甘えん坊
「フレンチクルーラァ、奢ってよォ。お姉ちゃんでしょ?」