渡良瀬提督とお付き合いして、結婚して、幸せになりたいです!
その為なら、何でもします。えぇ、何でも。
絶対、逃がしません。諦めません。
お前らの嫁だろ、早くなんとかしろよ
扶桑を嫁にしている提督さん、ごめんなさい
─5年前、佐世保鎮守府─
「と、とりあえず、今日からよろしくね」
「「「よろしくお願いします」」」
「…だから、ドスの効いた声を出さないで」
佐世保鎮守府の提督、浅田提督に挨拶をしました。しかし、榛名達はドスの効いた声を出してしまいました。
(まだ、終わりじゃありません。戦果を挙げて、それをネタに脅しゲフンゲフンお願いして、異動願いを出して彼の所へ行けばいいのですから)
そうと決まれば、訓練をして強くなって、深海棲艦を絶滅させるまで、です!
………………。
─4年前、執務室─
「提督、訓練用の的が全部無くなりました」
榛名が倉庫に行ったら、的は1つも残っていませんでした。
「嘘ぉ!?」
「訓練用の弾薬は、まだ余っています」
「え、なんで?あれだけの的を撃ち抜いたなら、弾も無くなる筈…」
「1発の弾で複数の的を同時にぶち抜きました」
戦場では弾薬の有無で勝敗に大きく影響します。なので、節約しつつ確実に的を撃ち抜けるよう訓練しました。
「マジっすか。というか、僅か1時間であれだけの的が無くなるなんて…昨日大量に発注したばかりなのに」
………………。
─3年前、某海域─
『榛名、扶桑、山城、もういい!援軍が到着したから、下がりなさい!』
「弾が無いなら」
「拳で」
「仕留めればいい」
『ちょっ!アンタら正気!?』
無線から提督の焦った声が聞こえました。
既に弾薬は尽きました。しかし、撤退はしません。
何故なら、榛名には親から頂いた肉体があるからです!
「山城、肉弾戦よ。準備はいい?」
「はい、姉様。山城、いつでも行けます!」
「そう。榛名さんは大丈夫?」
「はい、榛名は大丈夫です!」
『アンタらぁ!戻ってぇ!お願い!』
「榛名、全力で参ります!」
「うふふふ…容赦しないわ」
「深海棲艦は、一匹残らず駆逐してやる!」
『アンタらああああああぁぁぁ!!!』
「ふふふ……」
「うふふふ……」
「ふっふっふ……」
「ナ、ナンナンダ、オ前達ハ!?ヤ、ヤメロ、クルナ!クルナ!!ア……ア……アア……
(`0言0́*)<ヴェアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
…。
「…あのさぁ、戦艦娘は他の艦種より丈夫だけど、いくらなんでも、
無傷の重巡棲姫を砲撃せずに素手で殺すって、アンタら何者!?」
「金剛型高速戦艦三番艦ですが?」
「扶桑型戦艦一番艦ですが?」
「扶桑型戦艦二番艦ですが?」
「…頭痛くなってきた。大本営になんて説明すりゃいいのよ」
「榛名がタックルして」
「私が、バランスを崩した重巡棲姫の艤装を踏み潰して」
「私が頭を拳でぶっ叩いて、重巡棲姫の頭をカチ割ったって報告すればいいんじゃない?」
「できるかッ!!」
………………。
─2年数ヶ月前─
『好きになった男の人には、押して押して押しまくって押し倒すのデース!』
「分かりました、
陽菜のお姉様─長女の加蓮お姉様─に、恋愛のアドバイスを求めると、嬉しそうに教えてくれました。
どうやらお姉様は第8492離島鎮守府に所属していて、そこの提督─小嶋英雄という男性の提督─に猛アプローチをかけているそうです。
『愛情を銃で例えるなら、女の子のはガトリングネ。絶え間なくアプローチという名の弾を撃ち込みまくって、身動き取れなくして襲えばいいネ!』
「なるほど…」
メモを取りましょう。
『最後まで諦めちゃダメネ!分かった?』
「はい!」
………………。
─2年前、執務室─
「提督、何故榛名に第二次改装を施して頂けないのでしょうか?」
「私もよ。扶桑姉様は第二次改装を施されたのに、何故私は第一次改装のままなのかしら?」
「いや、だって…」
「「だって?」」
「つ、詰め寄らないで、怖い!」
「榛名は今、」
「冷静さを欠こうとしているわ」
「詳しい説明を」
「求めるわ」
「2人してハイライト消えた目で見つめながら迫らないで!怖いわッ!!!」
………………。
─1年数ヶ月前、執務室─
「…………」
「提督、どうされました?」
「……何も言わない」
「榛名が持ち帰った離島棲鬼の首がお気に召さないのでしょうか?」
「…これだけは教えて。何で離島棲鬼の生首持って帰ってきたの?」
「いえ、大本営に信じてもらう為に。虚偽の申告ではないと証明する為にぶっこ抜いてお持ち帰りしました♪」
「」
………………。
─1年前、執務室─
「提督、榛名の第二次改装は未だでしょうか?」
「」
「提督?」
「」
「…お疲れの様ですね。代わりに書類仕事をしましょう。───あ、第二次改装申請の書類。こっそり榛名のと山城さんのを書いて大本営に提出してしまいましょう」
「させるかァ!」
「チッ…」
「扶桑を改二にしてから、とんでもない事になっているのに、榛名と山城まで改ニになったら、私の胃袋が溶けるわ!!!」
「高速修復材を飲めば、すぐに治りますよ♪」
「治るかッ!!!」
………………。
─数ヶ月前─
「……山城さん、何枚目ですか?」
「……これで114514枚目」
「……私は、364364枚目です」
「……榛名は、1919810枚目です」
「これだけ異動願いを書いているのに、受理されないなんて。…はぁ。空はあんなに青いのに」
「ふっ…ふふふ…何故受理されないの…不幸だわ…」
「…榛名、大丈夫じゃない…です…」
………………。
─3ヶ月前─
「え、扶桑さんが!?」
「…うん。佐世保鎮守府近海の深海棲艦を全滅させたわ。たった1人で」
「……」
「もう、わけがわからないよ…提督辞めたいよぉ…」
「提督」
「…なぁに?」
「榛名、ちょっと外洋に出てきますね」
「お願いします榛名いいえ榛名さん榛名様お願いしますからやめてくださいこれ以上変なことしないでください本当にお願いします」
………………。
─2週間前、執務室─
「…えぇ、分かりました。至急、そのように…本当に申し訳ございません…はい…はい…ありがとうございます…はい…よろしくお願いします。…はぁ」
「どうかされました?」
「…異動よ」
「異動?」
「…榛名と山城を、第603鎮守府へ異動させるわ」
「イイイイィィィィヤッホオオオオオォォォォッッッッッ!!!」
「叫ぶな!というか、キャラ。榛名のキャラが壊れてる!」
「…あれ、扶桑さんは?」
「あ、元に戻った。扶桑は
「そ、そんな!」
「理由は、戦力ダウンを防ぐ為よ。ただでさえ戦闘力の高い榛名と山城が抜けるのだから、仕方ないわ」
「うぅ…扶桑さん…可愛そうです」
「…仕方ないわ。それに、扶桑は第二次改装を受けているわ。ウチじゃ貴重な存在の1人なの」
「…そういえば、何故榛名と山城さんには第二次改装を受けさせて頂けないのでしょうか?」
「あー…簡単に言うと、私の胃袋を守る為よ」
「何ですか、それ」
「だって、アンタらを改ニにしたら、今以上にドンパチやって要らない仕事増やしそうだし…」
「ひ、酷いです!」
………………。
─1週間前、佐世保鎮守府埠頭─
「こちらが、駆逐棲姫。こちらが、軽巡棲鬼。飛行場姫、戦艦棲姫、集積地棲姫の首です。それから…」
「ふ、ふそ、う、さん?」
「うふふ。うふふふふっ。あはははははは!!!」
「」
あ、提督が立ったまま白目を剥いて気絶しています。
先日、提督が扶桑さんに異動の件を話したら、扶桑さんは無表情のまま出撃してしまいました。そして先程、帰投したと報告が入り、埠頭へ向かうと様々な深海棲艦の生首─鬼や姫級と呼称される、強い深海棲艦達─が並べられていました。どの生首も、恐怖で顔が歪んでいます。
「これだけ戦果を挙げれば、私も、異動させてくれますよね♪」
………………。
─第603鎮守府、執務室前─
「……」
ついに。ついに異動出来ました。榛名、感激です!
残念ながら、扶桑さんは佐世保鎮守府に残る事になりました。浅田提督、死なないでくださいね?
「提督さん、本日着任された方達をお連れしました」
榛名と山城さんを案内してくれた、瑞鶴の適性を持つ女性が執務室の扉から、執務室に居る提督へ声をかけました。
『帰ってもらって』
彼の、渡良瀬提督の声です!…あら、でも今、帰ってもらってと言いました。
(何故?何故そのような事を言うのですか?)
あなたに逢う為に、榛名、頑張ったんですよ?酷いです。
(あ、山城さんが艤装を展開しています)
少し、離れましょう。
そして、山城さんは執務室の扉を砲撃で吹き飛ばしました。余談ですが、実弾ではなく、演習用の弾を装填したので殺傷性は皆無です。
砲声。そして黒煙が辺りに広がりました。
(あっ…渡良瀬提督だ)
黒煙が晴れると、彼の驚く顔が見えました。
(襲いましょう)
そうと決まれば、行動あるのみ、です。邪魔になりそうな瑞鶴さんを、後ろからそっと忍び寄り、絞め落とす。
(あなたに怨みはありませんが、許してください)
戦艦のパワーを使って、骨を折らない程度に加減して絞め落とす。これでよし。
(榛名、全力で犯します!)
こっそり彼に忍び寄り、ズボンのベルトに手をかけました。
「ハァ…ハァ…」
あっ、いけない。興奮し過ぎて息が荒くなってしまいました。そのせいで彼に気付かれてしまいました。
「瑞鶴ゥ!助けてぇ!」
「はい、榛名が絞め落としました♪」
邪魔になりそうだから、絞め落として正解でした。
「さぁ、提督、榛名と【自主規制】しましょう!」
───────
────
─
─第603鎮守府、現在─
「あと少し!あと少しだったのにぃ!!!」
「残念だったね、榛名さん」
「マジで助かった。ありがとう、時雨」
「気にしなくていいさ」
時雨さんの犬耳の様な形の髪の毛が、嬉しそうにピコピコ動いています。どのような原理で動いているのでしょう?榛名も犬耳を生やせば、提督に喜んでもらえるのでしょうか?
「油断も隙もありゃしない…」
「提督、このロープを解いてください」
先程から全力で引きちぎろうとしていますが、ちぎれません。どうなっているの?
「断る。暫くそこで反省していろ」
「うぅ…」
提督を桟橋に追い込み、いざ犯そうとした時でした。後ろから忍び寄ってきた時雨さんに、コ○マライフルを撃ち込まれ、身動きが取れなくなり、ロープで縛られ拘束されてしまいました。
「時雨さんは、榛名の味方だと思っていたのに…」
いつも提督の事を目で追っているの、榛名、知っているんですよ?あと、提督の写真を隠し持っている事も。
「僕は常に提督の味方だよ。誰も僕の計画の邪魔なんてさせない」
何か小声で呟きましたが、風の音でよく聞き取れませんでした。
「さて、榛名は放置して仕事に戻るか」
「手伝うよ?」
「いや、いい。今日は瑞鶴が秘書艦だから、アイツに頼む。そろそろ起きてる筈だし」
「…そう」
時雨さんの目のハイライトが消えています。
それから、榛名は桟橋に縛られたまま放置されました。
───────
────
─
(そ、そんな!)
彼が、瑞鶴さんと翔鶴さんのお二人と、重婚を視野に入れたお付き合いをすると宣言しました。
(そんなの…認めません)
ジュウコンカッコカリ、という制度がありますが、認めません。あなたは、榛名にとって運命の人。だから。
「重婚なんて、認めません!」
絶対、認めません。榛名──いいえ、陽菜は、あなたに愛されたい。あなたと2人だけで幸せにりたい。
(こうなったら!)
既成事実を作るまで、です!
養成所では、心の何処かでブレーキをかけていたせいで、大胆な事は出来ませんでした。
後ろから忍び寄って抱き着いたり、壁ドンして迫ったり、艦娘の力を使って倉庫に連れ込んだり、それから、ベルトをちぎってズボンを奪ったり。
でも、今は違います。
性欲が溜まりすぎて、ぶち犯したい衝動に駆られていますから、襲ってそのまま【ピー】【ズキューン】してやります!
【Page:HARUNA_fin】
榛名の邪魔をするのなら、退いてもらいます!
いざ、参ります!
榛名、全力で参ります!!!
※以上で、榛名の過去編は終わりです。
佐世保鎮守府の出来事については、扶桑もしくは山城の過去編で詳細を書きます。
…扶桑嫁の提督さん達、色々ごめんなさい。反省しています。だが後悔は一切していない!←
※現在、活動報告でアンケートを行っています。よろしければご協力お願いします。
Q:前回、後書きで下ネタ満載って予告してたじゃん
A:流石に運営に処されそうなので、削除しました。すまぬ…すまぬ…
Q:佐世保鎮守府だと山城、強そうな描写されてたのに、何で本編で由良にあっさり負けたの?
A:理由があります。それについては、山城の過去編できちんと描写します。
【唐突な本編37話の嘘予告】
重婚宣言をした提督!
本性を現す艦娘達!
逃げる提督!
それを追うは、理性というブレーキの壊れたサキュバス榛名!
「何処へ行くんですかァ?」
「み、皆と重婚する準備だ!」
「重婚は、榛名が、許しません!」
逃げる提督を追いかける榛名。
しかし、榛名は提督を見失ってしまう!
「重婚なんて…ふざけてる」
一方、第603鎮守府では忠犬、時雨が覚醒しようとしていた!
「提督は僕だけのモノだ!」
やっべぇ。提督逃げて、超逃げて!
「……本気、出しましょう」
おいおい、まさか、君まで?
「……覚悟、してください」
ちょっと待て、君まで!?
ヤバイのは、榛名と時雨だけじゃなかった!
何でこんなに覚醒しているんだよ!?
第603鎮守府では、ヤンデレ覚醒祭が開催されていた!
どうなる提督!?お前の胃袋に平和は訪れるのか!?
「渡良瀬提督、こういう時は駆逐艦娘を愛でましょう」
「現実逃避してる場合じゃないですよ、小嶋提督!」
絶望的状況に、提督達は現実逃避をし始めた。
果たして、丸く収まるのか?
追跡鶴第37話・牙を剥く忠犬、近日公開!
※予告内容と本編は、異なる場合がございます。ご了承ください
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