甲難易度に挑んで沼ったので、初投稿です(挨拶)
頭の悪い内容
頭を空っぽにしてご覧下さい
生々しい表現が含まれています
本人達は【大真面目に】やっています
R17.9有り
この小説に登場する人物達は、全員特殊な訓練を受けています。
真似をすると、大怪我を負うか、最悪、死亡する恐れがあります。
決して真似をしないでください。
※今更な各鎮守府の練度情報
・第603鎮守府の平均練度…80前後
・第8492離島鎮守府の平均練度…120前後
・第08鎮守府の平均練度…90前後
・江ノ島鎮守府の平均練度…140前後
・横須賀鎮守府の平均練度…155前後
・大本営本部の平均練度…160前後
という感じになっております。
※この小説内では、ケッコンカッコカリを行わなくても、練度が100を超える設定となっております。
その他、細かい設定は現在執筆中です。今暫くお待ち下さい。
※小説内の季節は、8月中旬頃となっております。
予め、ご了承下さい。
side 提督
──第603鎮守府、工廠──
15:00。
「
今の俺は本気だ!本気と書いてマジと読む!ぜってーころちゅ!
「お、落ち着け!」
「大破したけど、入渠すれば、後遺症や傷は一切残らず治るから落ち着いて!?」
「提督、落ち着いてください!」
「ああ、落ち着いているよ、摩耶、秋雲、涼月。落ち着いて
「全然落ち着いていねぇし!?あっ、こら!暴れるな!」
「暴れないで!暴れないで!秋雲さん達は、提督の事が心配なんだよ!」
「提督、お願いしますから、落ち着いてください!瑞鶴さんが
特殊スーツを纏って、出撃しようとしないでください!」
やぁ、提督だよ。俺は今から
えぇい、離せ!俺の(複数居る)嫁さん(の内、一人)を
何があったか説明しよう。
書類仕事をしていたら、無線で瑞鶴が戦艦ル級改flagshipの砲撃を受け、負傷──大破──したと報告が入った。
それを聞いた瞬間、俺は出撃組に撤退指示を出し、工廠に仕舞ってある特殊スーツを纏って出撃する事を決意。
そして、特殊スーツを纏おうとしたら、摩耶達に見つかり、止められ、今に至る。
「摩耶ちゃん退いて!深海棲艦を殺せない!」
右腕に抱き着いて、出撃するのを阻止する摩耶に声をかける。
「摩耶ちゃん言うな!つーか提督、なんか変だぞ!?」
「俺は変じゃねぇ!いつも通りだ!」
昨日から一睡もしていないせいか、テンションが高いだけで、普通だぞ?
「深海棲艦なら、さっき出撃組が撤退しながら殲滅したから、大丈夫だって!」
「俺は落ち着いているぞ、秋雲ォ!クイッ○ブーストしながら何処かに潜んでいる深海棲艦共を探し出し、蜂の巣にしてやれる程、落ち着いているぞォ!!」
今の俺なら殺人的加速をしても。Gの影響を受けても骨折や内臓破裂せず、一方的に殲滅出来る気がする!だから秋雲、左腕にしがみつかないで?離して?
「提督、どうしても行くのですか?」
「行く!!」
お願いだから涼月、羽交い締めしないで?拘束解いて?さっきからおっ○いが背中に当たって変な気分になりそうなんだ。
「……そう、ですか。分かりました」
おや?分かってくれたのか?羽交い締めを解いてくれた──
「言葉で止まらないのなら……」
──と思ったら、腰に腕を回してきた。何をする気だい?
「物理的に止めるのみ、です!!」
キツくホールドされた。そして、涼月は両足を肩幅程度に広げ、腰を落とした。
あっ、分かった。分かっちゃった。これ、もしかしなくても──
「提督、まず先に謝罪致します。ごめんなさい!」
──バックドロップですね。
「W゙o゙o゙o゙o゙o゙o゙o゙o゙o゙o゙!゙!゙!゙!゙」
「「ぎゃあああああああああああああぁぁぁ!!?」」
涼月は
その勢いは凄まじく、摩耶と秋雲は工廠の壁まで吹っ飛んだ。
ちなみに、俺はというと──
「ンゴォ!?」
工廠の床に頭を叩き付けられた。しかし、涼月が絶妙な力加減で叩き付けてくれたからか、そこまで痛くなかった。
いいか、バックドロップ……というか、プロレス技は危険だ。安易に真似しちゃダメだぞ?素人がプロレス技をやると、大怪我。下手したら死ぬ恐れがある。もう一度言うぞ?安易に真似しちゃダメだぞ?
「提督、落ち着いて頂けましたか?」
「うん、お陰様で冷静になれたよ。ありがとう、涼月」
ただね?バックドロップする前に、摩耶と秋雲に一言声をかけてからして欲しかった。ほら、摩耶と秋雲が工廠の壁に叩き付けられてダウンしちゃってるよ?
「おい涼月!いきなりバックドロップすんなよ!」
「いやぁ、いきなりはキツイわぁ……勘弁してよ……」
あっ、起き上がった。艦娘の力を使ったから、無事みたいだ。
「申し訳ございません……」
………………。
──第603鎮守府、執務室──
20:00。
「ずいかくぅ〜……うぁぁ〜……」
工廠で涼月にバックドロップされて冷静になり、大人しくする事にしたんだけと、16:00頃、出撃組が帰還。すぐさま負傷──大破した瑞鶴が心配だから、入渠室へ運ばれた瑞鶴の様子を見に行ったら、怒られちゃったよ……。
うぅ……瑞鶴に嫌われたぁ……。
「よし、死のう」
確か、引出しの奥にN2地雷を仕舞っていたっけ。あったあった。こいつを持って、深海棲艦の大群に突撃して、自爆しよう。
「させません」
「離せ、早霜!瑞鶴に嫌われたんだ!俺はもう生きていられん!」
くそっ、力強いな。あっ、N2地雷奪われちゃった。
「瑞鶴さんは、司令官の事を嫌ってなんかいません。落ち着いてください」
「嘘だッ!」
だって、瑞鶴が入渠したから様子を見に、壁をぶち破ってダイナミックお邪魔しますしたら、「提督さんのバカッ!」って叫びながら、アッパーぶちかましてきたんだよ?あっ、勿論、一糸纏わぬ姿だった。と言っておく。
「司令官、普通でしたら、入渠室──お風呂に突入した時点で、訴えられて、捕まってましたよ?」
「よし、出頭しよう」
憲兵さん、俺です!
「ダメです」
「じゃあN2地雷で爆死する」
「それもダメです」
「どうせぇっちゅうねん!」
「司令官、あなた、疲れているのよ。休んでください」
「いーや!俺は疲れてなんかいない!まだまだ稼働出来るぞ!」
このまま二徹してやる!今夜も警邏してくれているんだ。皆頑張っているのに、寝てどうする!
「正常な思考・判断が出来ていませんね……。そんなんじゃ、いざと言う時、しっかりと指示を出す事は出来ませんよ?」
「うぐっ……」
「ですので、今すぐお休みになってください」
「けど──分かった。休むよ」
早霜に睨まれた。
彼女が言った通り、今の俺は思考・判断がまともじゃない気がする。今朝から変な言動取りまくってるし、何故か知らんが普段の5割増でテンションが高い。
(こんなんじゃ、いざって時に正確な判断・指示を出せない)
そのせいで、皆を危険な目に遭わせてしまう恐れがある。大人しく言われた通り、休もう。
既に本日の仕事──書類は終わっている。あとは休むだけなんだが、今夜も
「しかし、今の司令官は何をしでかすか分かりません。なので──」
スマホ取り出して操作し始めた。LI○E起動してる。誰かに連絡する気なのかな?
暫くスマホを弄ると、早霜は画面から顔を離し、俺を見てきた。その顔は、不敵な笑みを浮かべている。嫌な予感しかしない。
「──見張りを一人、付けます」
「いや、本当に大人しく──」
休むから、見張りなんて必要ない。そう言おうとしたら、執務室の外から轟音──全力疾走する音が聞こえた。程なくして、扉が物凄い勢いで開いた。おーい、ノックしなさい。あと、廊下は緊急時を除いて走らない。
「提督の添い寝を担当します、翔鶴です!」
「チェンジで」
襲われそうだから、変えてください。
どうやら早霜は翔鶴に俺の監視役として呼んだみたいだ。けど、何故翔鶴?
「瑞鶴さんは入渠中。涼月さんは夜間出撃で不在。扶桑さん、由良さん、夕立さんは待機組の為。榛名さんと大鳳さんは現在療養中の為、翔鶴さんに頼みました。千歳さんはなんか怖いので、頼む勇気が無かったので除外させて頂きました」
俺の考えが分かったのか、早霜はそう言ってきた。
あと早霜、小声だったけど聞こえたぞ?確かに千歳さんは何処か怖いけど、口に出しちゃダメだぞ?怒られちゃうぞ?
「一番の理由は、他の方では暴走した司令官を止められない気がしたので、翔鶴さんに頼みました」
成程。自分でも言うのもなんだけど、俺が本気を出せば他の子から逃げ切れる自信がある。
しかし、翔鶴相手だと難しい。適任だな。
……待て待て待て。翔鶴?なんか別の意味で危なくない?俺、襲われそうなんだけど?性的な意味で。
(まぁ、襲われたら襲われたで、ノーザンライトボムぶちかまして大人しくさせりゃいい)
困った時のノーザンライトボム。これ、最強。今までどんなピンチ──主に、俺の貞操が奪われそうになった時──に陥っても、ぶちかませは何とかなった。
……加賀さん?ありゃ、例外だ。
加賀さんは大本営本部に所属しているんだ。相当鍛えているから、艦娘の力を充分に引き出す事が可能で、ノーザンライトボムをぶちかまされても平然としていたんだろう。だが、
(つまり、何とかなる)
昨日から翔鶴はハイライトが常時オフで、時折「ふふふ……」って不気味な笑みを浮かべたりしているが、何とかなる。きっと、何とかなるだろう。
危なくなったらノーザンライトボム。それでもダメなら、逃げる。全力で逃げる。
なんか、同じ事何回も言ってる気がする。まぁいいや。
「……分かった。早速だが、仮眠室で休む。何かあったら、遠慮なく叩き起してくれ」
「了解しました」
「私は、着替えを用意してきますね」
「分かった」
翔鶴は執務室を出て行き、自室に向かった。
さて、仮眠室のクーラーを入れて部屋を冷やそう。そんで、その間にシャワーを浴びて寝る準備をしよう。
うおっ、暑い。執務室はクーラーが効いてて涼しいけど、仮眠室はクーラーをつけていないから、熱風が襲い掛かってきた。えっと、クーラーのリモコンは……あった。
「……あれ?」
何度もスイッチを押すが、クーラーが動かない。リモコンの電池が無くなったのかな?急いで引き出しから電池を取り出し、交換。再びスイッチを押す。
「動かない。故障か?」
まさか、この暑さのせいでクーラーにトラブルが発生して、動かなくなったのかな?妖精さん、すまないが調べてくれ。
執務室内に居た妖精さんに頼み、クーラーを調べてもらった。
程なくして、妖精さんから「仮眠室のクーラーが故障した」と説明された。マジか。仕方ねぇ、俺の部屋で寝よう。
L○NEで翔鶴に連絡を入れないと。早霜に、「仮眠室のクーラーが故障したから、俺の部屋で寝るぞ」とLIN○を送るようお願いをした。
これで良し。さっさと自室に戻ってシャワー浴びて寝よう。
スマホ無いから不便だな。近日中に買いに行こう。
side 提督 out
───────
────
─
side 翔鶴
『……それ、艤装の影響です』
先日、彼に取り付けた盗聴器から聞こえた内容を、頭の中で繰り返す。
艤装の影響。最初、それを聞いた私は錯乱しそうになった。
この想いが、私自身の意思ではなく、艤装によって
けれど、冷静になって考えてみたけど、それは違う。
この想いは本物。正真正銘、私の意思。
(きっかけは、彼と初めて出会った時の一言だった)
今でもハッキリ覚えている。
彼と初めて出会ったのは、私が7歳の時。以前住んでいた所から引っ越し、両親と
少し話を脱線させるけど、私の髪は生まれた時から白かった。原因は不明。両親や医者達はアルビノを疑ったけど、検査の結果、アルビノではないと診断された。
白髪だから、同年代の子達からは「雪女」だの「化け物」だの。色々言われてからかわれていた。
どうせ、
でも、彼だけは違った。彼は、私の髪を見てこう言ってきた。
『まるで、お月様みたいな綺麗な髪の毛だね』
初めてだった。初対面の子に。私よりも歳下の子に、髪を褒められたのは。
本当は嬉しかった。喜びたかった。けれど、当時の私は精神的に幼く、おまけに素直じゃなかったから、褒め言葉を侮辱と受け取ってしまった。
そのせいで、私は、彼を──
「──さっさと準備しましょう」
昔を思い出すのは後にしなさい。
えっと、着替えに、通販でこっそり買った媚薬、睡眠薬、手錠、拘束用ロープに、
……ふふふっ♪
(ここ最近、抑えが効かなくなってる)
はしたないと自覚しているけど、性欲が溜まり過ぎて、最近彼を見る度、犯したい衝動に駆られてしまう。その結果、彼に襲い掛かり、何度も怖がらせてしまった。
けど、彼は迫られても本気で嫌がっていないと思う。もし本気で嫌なら、彼はキツい口調でやめろと言ってくる。今まで何度も迫ったけど、嫌がってはいなかった。
こちらが本気で、性位……じゃなかった。誠意を持って、一切ふざけず迫れば、
(何度か自分で
やっぱり、彼と繋がらないと、満たされそうにない。
所謂、欲求不満。
(私はともかく、準はここ数ヶ月ずっと我慢していて辛そう)
私や瑞稀が盗聴器を仕掛けているから、不用意に
(今夜、楽にしてあげるわ♪)
最初は嫌がるかもしれない。
けれど、一切ふざけず。真剣に。
「今夜の私は淑女的よ。確実にぶち犯してやります♪」
性欲は、人間の三大欲求の一つ。理性を壊してしまえば、後は──
「くふふふっ♪」
嗚呼、楽しくなってきちゃった。
「ごめんね、瑞稀。お姉ちゃん、先に
第一婦人の座は譲るわ。
……さて、行きましょう。
side 翔鶴 out
───────
────
─
side 提督
──第603鎮守府、提督私室──
23:00。
「……」
暗闇。
しかし、豆電球をつけているから、完全な暗闇ではない。
眠れない。
決して、豆電球がついているから、ではない。
私室に戻り、シャワーを浴び、布団を敷き、横になって三時間近く経つが、眠れない。
暑いから?クーラーが効いているから、それは無い。
じゃあ、何が原因か?それは──
「……」
姉鶴もとい、翔鶴──静流が、俺を抱きしめているからだ。
(とっても柔らかい胸の感触と、静流の鼓動を強く感じるせいで、余計に眠れなくなる)
……何が起きているか説明するとだな、俺は現在、静流に頭を抱きかかえられ、彼女の胸に顔を埋めて横になっている。
いや、その、何故こんな事になったんだ?思い出そうとするが──
「ほら、しっかり眠りなさい」
──うん。眠りたいです。けど、静流さんのせいで眠れそうにないんです。
えっとだな、確か、「脱走する恐れがあるから、抱きかかえます」とか言って、俺の事を胸に抱きかかえて横に──
「眠れないの?」
はい、眠れません。逆に眠気が覚めてしまいました。
「眠らないと、身体に障るわよ?」
分かっている。分かっているけど、抱きしめられたら興奮しちゃって眠れないです。
「私の事は、クッションか何かだと思えばいいわ」
いや、そうしたいけど、貴女の鼓動が聞こえるから無理です。つーか、さっきから静流の心拍数が凄い事になってるんですが。普通、心臓の鼓動ってドクン、ドクン。って感じなのに、┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨……ってなってますよ?
「目を瞑れば、眠気が来るはずよ」
うん。そうしたい。けど無理です。
最初は襲われると思っていたが、そんなことは無く、ずっと優しく抱きしめられたまま、三時間近く経過した。
三時間近く、ずっと柔らかい胸と心臓の鼓動を間近で味わったせいで、ただでさえ危うい俺の理性が崩壊しかけている。
もうね、ハッキリ言うわ。犯したい。けど、それはダメだ。そんなの、静流に失礼過ぎる。それに、初めては瑞鶴──瑞稀と決めている。
(己の欲を満たす為に、彼女を襲うのは最低な事だ)
まるで道具の様に扱うみたいで嫌だ。こういうのは、互いに愛し合って、それを確認し合う為に──
「ねぇ、準」
「……何でしょうか?」
はい、考え事するの、一旦中止。静流の話を聞こう。
「私は、貴方になら、何をされても良いと、本気で思っているわ」
「……」
いきなり何を言い出すんですか?いつものように、悪戯っぽい笑みを浮かべて──いない。真剣な顔をしている。
……あっ、抱きかかえられていたけど、離れた。えっと、何を──
「……」
静流さん、あの、マジで何をする気でしょうか?
無言で起き上がったかと思ったら、今度は俺を仰向けにさせて、その上から覆い被さってきた。ヤバいね。これ、薄い本とかで見たことあるけど、所謂床ドン状態。
ここは一旦、離れるようお願いを──
「私ね、もう待てないの」
「……」
とても悲しそうな顔と声だ。何時ものふざけた雰囲気は無い。
「いつも迫れば、貴方は抵抗し、逃げる。正直、自信無くしそうなの。私って、魅力無いんじゃないか、って」
「……」
泣いている。俺の頬に、彼女の涙が当たる。静流、お前……。
「その原因は、私がふざけた雰囲気で迫るから。貴方を怖がらせてしまったからだと分かっているの。分かっているけど、自分を抑えられなくて──」
俺は無言で静流の
彼女は俺へ話しかけている間、ずっと涙を零していた。俺は……俺は……。
──ルート分岐、正規ルート──
「……」
「……あっ、んっ……」
気が付けば、俺は静流を押し倒し、キスをしていた。
静流とは二度目のキス。一度目は向こうからされたが、今回は俺からした。
(……ごめんよ)
キスをしながら、この後どうするか考える。一先ず、ここから逃げよう。我ながら最低な事をするのは分かっている。分かっているが、とにかく、まだ
「……ぷはぁ」
どれ程キスをしていたか分からないが、ゆっくりと静流の唇から離れる。あ、静流の顔が真っ赤だ。俺も赤いんだろうな。
「……ぁ……」
彼女は名残惜しそうな顔をしていた。そんな顔しないでくれ。
「……すまん」
ゆっくりと立ち上がって──
「ま、待って!」
「うおっ!?」
──部屋から出ようとしたら、彼女に足を掴まれた。それにより、俺はよろけてしまった。そして、静流が持ってきたバッグに突っ込み、中身をぶちまけてしまった。
や、やっちまった……。
「準!?」
「大丈夫だ、気にするな。それよりも、静流のバッグを……すまない」
俺が転倒したからか、静流は足から手を離してくれた。
あーあ、中身が出てるよ。一旦電気つけてバッグに仕舞おう。急いで立ち上がり、電気のスイッチのある壁まで歩く。
「そ、そうなの?──あっ、待って!電気つけないで!」
「えっ、何で?」
電気つけないと、バッグから出た物が何処にあるか見付からないぞ?豆電球がついているけど、完全に見えるわけじゃない。
「えっと、何がバッグから……出た……ん……だ……」
「ぁ……ぁぁ……」
……静流。君の事は今日から【
「ち、違うの!違うのよ!これは──」
もしかしたら、さっきのは演技だったのかもしれない。うん。きっとそうだ。腹黒だし。
さて、皆さんに、
まず、目に入ったのは鈍色に輝く、めっちゃ頑丈そうな手錠。
次に、妖精さん特製の、めっちゃ頑丈なロープ。
次、お薬多数。何の薬か分からんが、睡眠薬か媚薬だろう。
次、
最後に、着替え。下着その他色々。これは普通だ。
「……」
とりあえず、お仕置きするか。普段色々やられてるから、そのお返しをしよう。
普段ならお仕置きする気なんて全く起きないが、今この時だけは何故か知らんが、お仕置きしたくて仕方ない。あれか?徹夜して正常な思考・判断が出来ていないからか?
「まぁいいや」
こまけぇこたぁいいんだよ。さて、まずは──
「ほい」
「ガッ!?」
起き上がって俺に向かってきた
気絶したのか、力なく倒れる
素早く布団に運び、大の字にさせる。えっと、杭は四つある。畳にぶっ刺して固定しよう。
「ほいっ、と」
まずは
手錠──は二つしか無いから、
次に、ロープは一本しか無いから、右足に括りつけて、それを杭に巻き付けて固定。
左足だけ自由だ。まぁいいや。
「……ぅ……あっ」
「おはよう」
「あ、あの、準?」
さて、お仕置きタイムと行こうか。調子に乗り過ぎた罰を与えなきゃ(←暴走気味)
「ね、ねぇ、準、この拘束、解いて欲しいなぁ?」
やなこった、めんどくせぇ。えーと、まずは足ツボマッサージから始めるか。
学生時代、大鳳──鳳から足ツボを教えてもらった。確か、ここが肩のツボだったな。
畳の上に座り、
「ぎぃやあああああああああああぁぁぁ!!?」
──こうなる。つまり、めっちゃ痛い思いをする。
この反応。
「痛い痛い痛い!!!」
次、内臓──胃腸のツボ。親指で刺激を与える。
「ア゙ッ゙ー゙ー゙ー゙ー゙ー゙ー゙!゙!゙?゙」
さっきより声が大きい。よっぽど痛かったのかな?
「やっ、やめてぇ!」
やめません。さて、次。心臓だ。ここが悪かったら問答無用で病院に連行するぞ。親指で刺激を与える。
「あははは!く、くすぐったい!」
良かった、痛くないみたいだ。
次は何処にしよう?
「こっ、こんなの、私っ、望んでない!や、やめて!やめっ……お願い!!やめてェ!!!」
知るか。バッグに手錠だの、薬だの、ロープだの、杭だの入れていたんだ。拘束プレイを望んでいたんだろ?なら、その望みを叶えてやるよ。
「次、耳のツボを押すぞ〜?」
それに、なんか楽しくなってきた。
やめたくねぇ。
「ひいぃ!?お願いします!何でもしますから、許してください!」
「ん?」
今、何でもしますって、言ったよね?
「それじゃあ、やめて──」
足ツボマッサージはやめよう。代わりに、
「──足裏くすぐりまくるわ」
「」
あれま、絶望したような顔してる。
なんか、興奮してきた。思いっきりくすぐってやろう。
………………。
「」
やり過ぎたかな?
気が付けば、
……今更だけど、これ、ヤバくね?
「……まぁいいや」
仕掛けようとしてきたんだ。正当防衛になるだろ。
……なんか、眠気吹っ飛んじまった。執務室に行って待機しよう。
この後、執務室に行き、寝ずに待機しようとしたら、早霜がガチギレし、裏拳を喰らって気絶させられ、医務室に連行された。そんで、ベッドに全身を縛られ、強制的に眠らされた、と言っておく。
余談になるが、
side 提督 out
───────
────
─
次回予告
いやー、マジで危うく理性ぶっ壊れて襲う所だった。
俺はまだ、パパにはならねーぞ!
……さて、仕事するか。
今日は大鳳と榛名をカウンセリング課に連れて行く。運良くキャンセルが入ったから、診てもらえるんだ。とりあえず、加賀さんに会わないよう、気を付けよう。
……あっ、野原主任、こんにちは。約一週間ぶりですね。
……ニヤニヤ笑って何ですか?
……涼月の第一次
第80話・何故ベストを尽くした?
「最高だ……最高に危険だ、コイツは……」
【補足的なナニか】
・スティールスーツ高機動型Ver.3.0…元ネタはコナミが開発したアーケードゲーム、「スティールクロニクル」に登場するスーツ。
全スーツ中、トップクラスの機動力を誇る。代わりに、装甲は紙以下。
2014年の夏は、何時になれば来るの?コナミさん。
・クイックブースト…元ネタは「アーマード・コア」に登場する移動法。
・N2地雷…元ネタは「エヴァンゲリオン」に登場する地雷。とんでもない破壊力を持っている。但し、使徒には殆ど効かない。
以上、補足終了。
※CV:悠○碧さんの大鳳。いいね。こういう娘を待ってたんだよ、俺は!
赤城と一緒に出撃させると、笑いの絶えない素敵な戦場になるから、一度お試しあれ。