アカム武器なめんな。   作:糸遊

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気分転換で書きました。

たま〜に更新する予定なので、気楽にお読みください。




第1話 攻撃力370 会心率45% 切れ味レベル+2で青ゲージ10

 

 

「アンタもモノ好きねぇ…。なんでそんなナマクラばっかり使うんだか…。」

 

 

俺の相棒である隣にいる女ハンターが、俺の背中の大剣をみてそんな言葉を呟く。

 

 

「アーッハッハッハ!

……それ以上この武器をバカにしたらこやし玉投げるぞ?いいか?本当に投げつけるからな?」

 

 

そこまで言うと、ウカムX装備を身につけた彼女は溜息を吐きながら黙り込んだ。

 

 

「じゃあ逆に聞くが、そんな金ピカのサーフボード担いで『私ってばかわいい!』なんて思ってるのか?

 

そんなサーフボードは周りの奴らがみーんな装備してるわぁッ!

 

なーにが『真名ネブタジェセル』だ!

ネブタ祭りってか!? 全然面白くないわ!」

 

 

そう言い返すと彼女は呆れた様に頭を抱える。

 

ふっふっふ。何も言い返せないようじゃないか。

この勝負、俺の勝ちだな!

 

 

「あぁ…、このバカと話してると本当に疲れる…。

 

あ、ほらいたわよ。貴方の大好きな金ピカゴリラ。」

 

 

「なぬぅっ!? よし、こうしちゃいられねぇ!

 

ウルスもなにボサッとしてるんだ!? 早くいくぞ!」

 

 

 

そんなお喋りをしているうちに俺の大好きなムキムキゴリラが現れた。

 

 

 

 

 

「今行くよぉぉぉぉお!

待っててねぇぇぇえええ!俺の大好きな全身弱点ゴリラさぁぁぁぁぁん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ずえりゃぁぁぁあああああ!!」

 

 

相棒に向かって口からビームをぶっ放してるゴリラの後脚めがけて溜め斬りをぶち込む。

 

ゴリラはダメージに耐えきれず、転倒した。

 

 

「ウホッ!いいケツしてんなぁっ!弱点特効が好みのいいケツだぜ!

俺が炎のクリティカルをぶち込んでやるから覚悟しやがれぇっ!」

 

 

すぐにブレイヴステップで近づき、横殴り、そして強溜め斬り。

 

その全ての攻撃に会心の手応えを感じる。

 

 

「ムッハーーーッ!この手応え、たまんないねぇ!

まったく…ゴリラのケツは最高だぜ!」

 

 

ふと相棒を見ると、手を顔に当て空を仰いでいた。

 

体調でも悪いのかね?

 

 

「おーい、ウルスー。 体調悪いんなら無理すんなよー。」

 

「そんなんじゃ無いわよ…。あぁ…もうヤダコイツ…。」

 

 

大丈夫みたいかな?そんじゃあ俺は遠慮なくやらせてもらうぜ!

 

 

「くらえやクソゴリラァァァッ!

 

もう一度、俺にそのケツ晒しやがれぇぇぇぇえ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふい〜っ!今回もいい狩りだったぜ!クリティカルがバンバン出るのは気持ちいいねぇ!」

 

 

ゴリラを倒し終わり、俺達はベルナ村でゆっくりしていた。

 

 

「いやぁ、やっぱりアカム武器はいいよなぁ!この破壊力はロマンの塊だぜ!」

 

「あぁ、全くだ。まさか俺と同じ価値観を持ってるハンターがいるなんて思っても無かったからさ。」

 

 

俺は加工屋のオッちゃんとそんな話をしていた。

 

 

「最近は、狩技の普及によって切れ味を維持するのも難しくは無くなってきているからね。

頭の痛かった問題の一つである、切れ味関係のカバーが楽になった。

それに『鈍器』スキルなんてのも普及してきている。

アカム武器にとっては追い風だよ。」

 

「ふーん…。まぁ知らんけど、アカム武器は強くなったってことなんだろ!」

 

「あぁ、そうさ。 一流ハンターに大人気の大剣は『真名ネブタジェセル』だけれども、君の持っている『覇神剣イクセエムカム』は条件次第ではあの忌まわしいサーフボードを超えることだって難しくないという計算結果も工房で出されたしね。」

 

「へぇ…。加工屋のおじさんがそういうなら間違いはないのね…。

正直信じられないわ…。」

 

「うん、ウルスさんがそう思うのも無理はないだろう。

カタログスペックだけみたらネブタジェセルは相当なものだ。

安定性ならピカ一だろう。

 

だけど…、最近はみんながその武器ばっかりだ。

 

『大剣の装備は?』なんて聞いたらどいつもこいつもブラックX一式にネブタジェセルさ。嘆かわしい話だよ。

 

そんな中で、アカム武器を使うカルム君が俺の前に現れた。

これはもう運命だと感じたね。

 

僕のもてる力を全て注いで、カルム君のために頑張ったよ。

 

今ではカルム君は『覇王』なんて称号を持ってくれた。

これより嬉しいことはないな。」

 

 

「いや、オッちゃんのアドバイスがなければ俺だってここまでは来れなかったさ。

前は弾かれてばっかりで、使いにくさは感じてたしな。

 

狙う部位なんかのアドバイスをもらえたから、俺は頑張れたんだよ。」

 

 

「そう言ってくれて嬉しいよ。それじゃあ、そろそろ乾杯をしようか。

カルム君、掛け声はいいかい?」

 

 

 

「あぁ、ばっちこいだ! それじゃあ……せーのっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「グラビモスを許すなッ!」」

 

 

 

 

 

そんなちょっと変わった掛け声と共に、達人ビールの入ったジョッキが打ち鳴らされた。

 

隣でウルスが頭を抱えていたのは気にしないでおこう。

 

 

 

 

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