ロトセックス!!!!

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金銭感覚レイプ! 宝くじに当たった先輩

 立教大学の空手部では木村と三浦が練習にいそしんでいた。

 

「チカレタ」

 

「疲れましたね三浦先輩。しかし、田所先輩は今日も休みですね。これで三日目ですよ」

 

「俺のこと、よんだか」

 

 そのとき、サングラスにテンガロハットをかぶり、首周りにフワッフワのやつがついてるコートを着て、金色に輝く腕時計をした田所が入ってきた。

 

「先輩、どうしたんですかその恰好」

 

「いやぁ、宝くじに当たっちゃってさぁ」

 

「ああ、道理で判を押したような頭の悪い成金みたいな恰好をしているわけですね」

 

「うらやましいゾ」

 

「というわけで、俺もう学校やめるから。君たちは貧乏人らしく学業にいそしんで、どうぞ。あっそうだ(唐突)近々、俺が活動するプロジェクトがあるから、そん時は来てくれよな~」

 

「嫌ですよ、なんで行く必要があるんですか。もうあなたと僕は関係のない人間なんですから」

 

「お前さ木村さ、ちょっと嫉妬が見苦しいよ」

 

「そうだよ(便乗)俺は田所がうらやましいゾ」

 

「僕は別にうらやましくないですよ。どうせくだらないことに使って、後悔する様が目に見えますから」

 

「まあ、俺の今後の括約、見とけよ見とけよ~」

 

 

 1月後

 

 

「まったく。一週間前に来た招待状を無視したら、まさか1000枚も招待状を送ってくるなんて。ポストがパンパンになっちゃいましたよ。金があるだけ嫌がらせも悪質だな。しかし、この辺りだって書いてたけど、せんぱ――じゃなかった、あのクソステロイドウンコハゲはどこに居るんだろう」

 

「おーい、木村ぁ」

 

 すぐそばにある白い建物を見上げると、屋上から田所が顔を出していた。

 

「あ、クソステ――じゃなくて、田所先輩。なんですかこの建物」

 

「とりあえず中に入ってみて、どうぞ」

 

 両扉を開けると綺麗な廊下と、そこから続くいくつもの巨大なスクリーンが取り付けられた部屋があった。

 

「へえ、映画館ですか」

 

「金があるからま、多少はね」

 

「じゃあ僕、帰りますね」

 

「あ、ちょっと待ってくれよ。映画のラインナップを見てけよ見てけよ~。全部新作だぜ」

 

 そういって、田所は受付の奥にある4枚のポスターを指さした。

 

 ローター・オブザ・ピンク 田所が剣をもってキメ顔をしている。

 

 ミッション・イン・チンポシャブル 田所が全裸でビルにしがみついている。

 

 ハメンジャーズ ステロイドハゲがなぜか五人に増えて並んでいる。

 しこりびと ウンコが布団にはいってイキスギている。

 

「いいですね」

 

「だろ」

 

「知能指数の低さを、さらけ出してるところに好感が持てますよ」

 

「ファ!?ウーン……」

 

「お、待てい!」

 

 突然、三浦が映画館に入ってきた。

 

「ファ!?三浦はん、どうしたんっすか」

 

「俺も映画館を立てたゾ」

 

「え、三浦はん、お金は?」

 

「俺も宝くじ買ったら10兆円当たったゾ」

 

「後進国の国家予算張りじゃないっすか!絶対に嘘でしょ」

 

「なんかずっとくじ売るのを忘れてたらしくて、114514回もキャリーオーバーしてたらしいゾ」

 

「やべぇよ、やべぇよ。その金で映画館作られたら、俺のなんて客来なくてすぐつぶれちゃうよ」

 

「だからそのくじと、ここの隣にある映画館を交換してもらったゾ」

 

「えぇ(困惑)」

 

「三浦先輩。その映画館ってもしかして隣にあった今にも倒壊しそうな建物ですか」

 

「お、そうだゾ。気のいいおじさんで、即座に了承してくれたゾ」

 

「どう考えてもあの映画館に10兆円の価値はありませんよ」

 

「嘘つけ絶対に嘘だゾ。映画館はめちゃくちゃ高いって聞いたことがあるぞ」

 

「高いといっても限度がありますよ。10兆円あったらここら一体を映画館で埋めつくことが可能でしたよ」

 

「騙されたゾ」

 

「いや、三浦先輩が底抜けに無知だっただけでしょう」

 

「ポッチャマ……」

 

「ハハ!先が思いやられますねぇ!このままつぶれるのも時間の問題ってやつっすね」

 

「おっまてい!少なくともこんな魅力のないラインナップしてる映画館には勝てるゾ」

 

「三浦先輩に同感です。世界中から娯楽が消え失せない限り、こんな映画館には来ません」

 

「じゃあ勝負しますか三浦はん。一月後、売り上げの低い方が罰を受けるってのはどうっすか」

 

「いいゾ」

 

「じゃあ三浦はんが負けた場合、すぐさま映画館を取り壊し。俺が負けたら匂い付き消しゴムをあげます」

 

「お、いいゾ~これ」

 

「いいんですか三浦先輩。どう見てもフェアじゃないですよ」

 

「匂い付き消しゴムは小腹がすいたときに助かるゾ~」

 

「ああもう、勝手にしてください」

 

 

 1月後

 

 

「まあ、一応結果見ておくか。三浦先輩もあの日から映画館につきっきりで、学校来ないから心配だし。あ、見えてきた」

 

 三浦の映画館には子供が数人出入りし、田所の映画館は人っ子一人いなかった。

 

「まあ、そうですよね。三浦さんの映画館は「ほもじろう」とか「ポジモン」みたいな子供向け映画は扱ってるみたいだから、子供は来るでしょう。とりあえず、ウンコの方に行ってみよう」

 

 木村は田所の映画館に入ったが、中に人の気配はなかった。

 

「田所せんぱーい、そのゆがんだ負け犬の面を携帯で撮らせてください、待ち受けにしますから」

 

「木村か!こっちに来るな!」

 

 特に何も考えず、木村は田所の声がする方へと歩いていった。

 浣腸室、と書かれた部屋で、田所は椅子に乗り、天井につるしたロープの輪を掴んでいた。

 

「とめるな!あんな池沼に負けるぐらいなら俺は死を選ぶんだ!」

 

「そうですか」

 

「くう、お父さん、お母さん、先立つ不幸をお許しください」

 

「……」

 

「きっと、先生たちも悲しむだろうなぁ」

 

「……」

 

「……とめてくれよな~、頼むよ~」

 

「とめるメリットが僕にないんで」

 

「ちょっとひどい……ひどくない?」

 

「もう一度言いますけど、僕とあなたはもう他人ですからね。というか別に負けてもいいんじゃないですか。どうせ匂い付き消しゴムを一つ渡すだけでしょう」

 

「あんな池沼がやってるボロボロの映画館にまけるなんて、俺のプライドが許さないって、それ一番いわれてるから」

 

「クソみたいなプライドですね。まあ先輩自体がクソですけど」

 

「木村も何か妥当、池沼の策を考えて欲しいけどな~俺もな~」

 

「先輩のために僕の脳細胞を使いたくないんで、嫌です」

 

「ウーン……こうなったらあの手しかない」

 

 一方、三浦の映画館。

 

「子供がたくさん来てていいゾ~これ。この調子なら楽勝だゾ。一応、田所の映画館もみてみうるゾ」

 

 外に出た瞬間、目に映ったのは田所の映画館にあふれる人だかりだった。

 

「ど、どういうことだゾ。あそこには人間が見れるものは上映されていないはずだゾ」

 

「あ、三浦先輩」

 

「おい木村ぁ。これはどういうことだゾ」

 

「どうもこうも、田所先輩が強行策に出まして。来た人間すべてに一万円を配ってるんですよ。まあ映画を見た人間は、みんなおかしくなって、映画館の周りが吐しゃ物まみれになってますけど、人はいっぱい来てます」

 

「えぇ……そんなの勝てるわけがないゾ」

 

 

 

 こうして、閉館の時間となった。

 

 

 

「俺の映画館には1919810人。三浦はんの映画館は364人で俺の勝ちですねぇ!」

 

「うう、悔しいゾ」

 

「いや、もう映画とか関係ないじゃないですか」

 

「勝てばいいんだよ、勝てば。そういうわけで三浦はん、映画館の取り壊しオナシャス」

 

「いいんですよ三浦先輩、こんな(こす)いうんこの約束なんて守らなくても」

 

「いや、これは男と男のしょうぶだゾ。ちゃんと罰は受け入れるゾ」

 

 三浦は肩を落としてとぼとぼと歩き、その場を去っていった。

 

「こんなことしてたら、いずれバチが当たりますよ」

 

「悔しいかぁ~木村ぁ~。だいたい、バチが当たるといわれて、本当にバチが当たった奴なんて――」

 

 バァン!(大破)

 突然、謎の鉄球ボーリング機がやってきて、その鉄球が田所の映画館を直撃した。

 見ると、それには三浦がのっていた。

 

「ちょ、三浦はん。何やってるんですか」

 

「え?何って、約束どおり映画館を取り壊してるんだゾ」

 

「いや、俺のじゃなくて――」

 

 バァン!(大破)

 

「よく聞こえないゾ。すぐに取り壊すからまっててほしいゾ」

 

 バァン!(大破)

 バァン!(大破)

 バァン!(大破)

 

「ちょ、ちょ、ちょっと待って下さい!待って!待って下さい!お願いします!アアアアアアアア!(発狂)」

 

「当たりましたね、バチが」

 

 二つの映画館は取り壊され、更地となった。

 

「ふー、大変だったゾ」

 

「何してくれんですか!この野郎醤油瓶!」

 

「何って、ちゃんと約束通り取り壊しただけだゾ」

 

「普通あの流れなら三浦はんのだけでしょう」

 

「普通っていわれてもそんなのしらないゾ。ちゃんと説明してなかった田所が悪いゾ」

 

「オォン……オォン……畜生、どうすればいいんだよ、もう金はほとんど残ってないし、かといって前の生活には戻りたくない、楽して金が欲しい」

 

「愚かですね、ハゲ先輩。やっぱり僕のいった通りになりました」

 

「アーナキソ」

 

「あ、ここにいたんだ。キミキミ、ちょっと話いい?」

 

 不意にスーツ姿の男が現れて、田所に話しかけた。

 

「何っすか」

 

「いやー、実は君の映画を見てさ」

 

「え、俺の映画、そんなに良かったんですか」

 

「いや、映画に関してはケツに水ぼうそうが200近くできるほどクソだったよ」

 

「あ……そうっすか」

 

「それよりさ、君を見てて思ったんだよ、君にはもっと別の才能があるって」

 

 

 

 

「じゃあまず年齢を教えてくれるかな」

 

「24歳です」

 

「24歳?もう働いてるの」

 

「学生です」

 

「学生?あ(察し)ふーん……」

 

 


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