赤色カンタービレ   作:蒼華

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ニビジムバトルは省略しました(バトル描写苦手マン)


読んで字のごとく

そういえばカントー地方といえばリメイクも出てたんだっけか、やってないからよくわからんなあと思いながらニビジムバトルを終えてポケセンに向かって歩くレッド。いやもちろん試合には勝ったのだが、イシツブテsはだいたいピカさんのアイアンテール(推定)でひたすらピンボール……もとい自爆する前に延々と殴り続けて倒す作戦だったのだが、ジムトレーナーさんちょっと引いてたね。ごめん。でもあそこのジムトレーナーのおにーさん、光年は時間じゃなくて距離だよ……?

 

新入りのゼニガメは普段ゆるいのだが、バトルになった瞬間ピカさんとは別の意味でえぐい仕様でバトルしていた。タケシのイワークが穴掘って逃げたらその穴に向かって躊躇なく大量放水、締め付けてきたら殻にこもってスピン+放水、殻にこもる瞬間に目潰し水鉄砲……なんかとりあえず放水しとけみたいなバトルになっていた。

 

目潰し戦法はうちの手持ちのお家芸みたいになってきてるんですけど私は何も教えてません。ほんとです。

 

回復を終えたピカチュウを頭に乗せて石の博物館とやらを暇つぶしがてら見学することにしたレッドが「進化したい?」と聞いたところ両耳を思い切り掴まれたのでこの話は無かったことになった。

 

色とりどりの煌めく鉱石や、カッティングされていない、いかにも石!岩!というゴツさ一点特化している鉱物など展示されているものを見ていると、人気の少ない平日の博物館の端のスペースにとても目立つ青年がいた。

 

 

 

そう、とても、目立つ、青年(イケメン)がいた。

 

 

 

迷わず即座に回れ右で歩いてきた方向へ戻ろうとしたところ、右肩を掴まれたが瞬時に相棒が尻尾で手を叩きつけ威嚇しているのを見たレッドは「(SEC〇M……)」と思ったが黙っていた。

 

「えっなんで逃げるの!?」

「……警察呼びます?」

「石の話をしたいだけだよ!」

「……(怪しい)」

「ここ(石の博物館)にいるってことは同志だよね!」

「いえ全然」

 

最後だけ即答したらものすごく残念そうにされたが普通に考えてそんなマニアは目の前にいる人くらいしかいない。というか何故ここにいるホウエンチャンピオン。

 

「えー……違うのか……そうか……」

「(そんなに悲しそうな顔されてもなあ)」

 

他の地方で同志に出会えたかと期待されていたようだが、生憎自分の趣味ではない。

 

今の気持ちを表現するなら仕事はどうした(働けよニート)の一言に尽きる。

 

「僕を見た瞬間なんで逃げたのかよくわからないんだけどなにか理由ってあるの?」

 

そんなものは至極単純、些細なことである。

 

「顔」

「顔!?まさかの顔!?」

「殴りたいそのイケメン」

「褒めてるの貶してるの!?」

「……」

「何か言って!」

 

イケメンって見た瞬間殴りたくなるんですよね。ほらピカさんも頷いてるし普通だよ普通。まあ私の場合顔だけはイケメン(中身はお察しの通りである)が面倒事持ってくるから嫌いなだけなんだけどね。

 

本人ははじめてそんなこと言われた……とかそんなことを言われる日が来るなんて……と独り言をぶつぶつ呟いているが、元凶のレッドは自意識過剰乙、としか思っていなかった。

 

石の博物館に何となく見学に来ただけなのにろくでもない奴に捕まった、とレッドは思った。

 

一方その頃、面白い子に会えるなんて遠出してきた甲斐があったと仲良くしたがるホウエン現チャンピオンは思っていた。

 




イケメンを殴りたくなるのは前世で間接的とはいえきっかけになったバイトの人+人の話を聞かない幼馴染の影響です
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