その後当たり屋のガールスカウトに痴漢扱いされかけ(女とカミングアウトした時の気まずさはあったが私は悪くない)何故か色に違和感のあるようなないようなヒトカゲを拾い(拾ったのはゼニガメである)オツキミヤマは曜日が合わなかったのか週に一度のピッピのフェアリーダンシング(レッド命名)を見ることができず、途中ロケット団の下っ端(複数形)と遭遇したものの全力でヒットエンドランのリアル鬼ごっこデスマッチから逃げきり、何やかんやでハナダシティに到着した、が私はうっかり忘れていた事があった。
「ようレッド!久しぶりだな!!」
あーうん、そういやこいつとここでバトルするんだっけか……控えめに言って早く休みたい。ポケセンで寝たい。
レッドの脳内はもう既に6割ほどダルい、眠い、寝たいのぐだぐだモードに入りつつあった。
しかし歩き疲れてレッドの体力の限界で眠気がすぐそこにいるのだが、幼馴染のウニ頭は立て板に水と言わんばかりに色々話しかけてきているため、鼓膜に響いてはいるが理解するまもなく乱反射して反対側の耳からまっすぐにさよならしていったので何を言ってるかよくわからなかった。
ピカチュウもバトルの連戦で疲れているのかだんだんイライラしてきたようで、心なしか頬からパチパチとなにか弾ける音が聞こえてきた気がしてきた。そこへトドメの一言
「どのくらい強くなったのか俺様が見てやるよ!」
その時手持ちを含めて全員の心がひとつになった。
よし、こいつシメる
グリーンを知らないはずの手持ちもどうやらグリーンとは仲良く出来ないと判定したらしく、ガタガタ揺れていたボールがその発言を聞いた直後に一斉にボールの動きを止めた。そのかわり不穏な空気に包まれたものの、その元凶はまったく気がついてはいなかった。
ゴールデンボールブリッジ前でレッドが指示を出す間もなく手持ち達が(ほぼ)勝手に大乱闘を始めるまであと数十秒。
そのトレーナーであるレッドはというと、立ったまま軽く睡魔により度々意識が離脱していたため何故かグリーンがめちゃくちゃキレてることに気がつくことは無かった。
グリーンからすればトレーナー同士のポケモンバトルなのにまったくレッドは指示を出さず、その手持ちが好き勝手にバトルを繰り広げるうえに、手持ちが全て全滅するという「お前馬鹿にするのも大概にしろよ」と思われて当然な状況ではあるが、そもそも疲労困憊のレッドに勝負をしかけてきた事がきっかけだということに気がつくのはこれから先しばらく経過したあとである。
この時点で手待ちがピカチュウ、カメール、リザード、フシギソウとなっています。リザードの進化前の、ヒトカゲは薄黄色がかっていたためカレーの食いすぎかと思われてましたが、進化しても薄黄色でした。フシギダネはゼニガメと同じくロケット団の下っ端から強奪してきました(フシギダネに「うちに来ない!?」とナンパしたレッド氏)(秒で頷くフシギダネ)