さて、カルシウムの足りていないロケット団の格下要員がドナドナされていく様子を見送った私はマサキの家に向かうことにする。
途中の草むらで喧嘩をふっかけてくるポッポやコラッタたちに相棒は無慈悲にも電撃をお見舞いしているが、威力控えめの電気ショック……よりさらに低いもので蹴散らしている。10万ボルトというよりは100ボルトくらい?そこら辺の基準とか元文系にはわからないけど。それにしても頭の上に乗ったまま電気放出はやめて欲しいんだけどなあ……なんかバリバリのビリビリしてくるんだけど、たまに髪の毛が広がるんだ、こう、もさっと1.3割増しみたいな。いや、むしろたまにちょっと広がる程度で済んでいるあたり凄いのかどうか自分でも疑問に思う。
ある意味これは増えるワカメ?いや、今世の私はサラサラストレートの癖毛/ZEROのため手入れが楽で非常に嬉しい。そんなことを考えていると看板を見かけた
『マサキの家→ここからまっすぐ200メートル先』
……なあおいマサキ、お前に防犯意識というものは無いのか?馬鹿なの?お前頭のいい馬鹿なの?(※大事なので2回)
そしてそこから200メートルほどまっすぐ進んだ先の一軒家、ここが我等ユーザーにとってよく知る『マサキの家』と推定し、改めて案内表記までご丁寧に記されていた看板とその本人の防犯意識について説教をしなければならないと決めた私は呼び鈴を鳴らそうと右腕を上げた瞬間、「あかんもう終わってしもた……人生的に」という家主らしき声を聞き「(あっこれ合体したな)」と察し次に目の当たりにするであろう強制イベントに覚悟を決めることにした。既に帰りたい。
そう思いながら私は敢えて呼び鈴を鳴らさずノックを数回、そしてドアノブを回し
「すいませんこちらマサキさんのお宅で──」
目の前に人面寄りのコラッタが関西弁で「なんやねん今忙し──」と話しかけてきたため、思わず
「すいません間違えました」
開いたドアを何事も無かったかのように閉めた。
その直後にあーっ!ちょっと待ってほしいんやけど!!開けて!今すぐ開けてそして今すぐ助けて欲しいんや!!頼むぅぅううううう!!開けてぇぇえええええ!!話聞いたってぇえええ!!という叫びを聞きつつ、わかっていたとはいえやはり間近であの光景を見ることは大なり小なりメンタルにダメージを受けてしまったようで、思わず頭を抱えた。
ピカさん、カメラでこれ一応撮影しておいてくれな。無音シャッター音の設定にしておくからばれないように頼む。安心しろ次は動揺しない。
そしてもう一度開けるべくドアノブに手を掛けた。
予備知識無いまま合体合成されたマサキに会うってかなりきついのではと思うのは私だけでしょうか……
そして筆者は関西圏出身では無いのでエセ関西弁になる仕様になってしまうのが悔しいです。コガネとエンジュ、ウッアタマガ