これはアイドルマスターシンデレラガールズの二次創作です。
原作設定とは食い違う点が複数あると思いますので注意です。

感想やご意見、誤字脱字等がありましたらご自由にどうぞ。


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iDOLに乗る世界はきっとあったんだ……(全く関係ありません)

 

 今、この世間はアイドルとやらが流行ってる。

歌う以外にも芸人・漁師・芸術家などと昔ではしなかったことについてもアイドルは手を伸ばしてる。

そのために、アイドルを見ない日は無いと言う人が多いだろう。

まぁ、うちとしたらテレビといえはニュースか野球や時たまアニメ。

そんなうちにはあまり縁がない職業と思っている。

 

 年1でどこかしかで開かれるライブに出れると物すごいとか、たくさんの会社?プロダクション?のアイドルが集まるアイドル大運動会とかがあると聞いたことがある。

そういったイベントのチケットは獲得には物すごい戦争が発生し数多の勝者敗者が生まれるとこれまた聞いたが……真なのかいまだわかってない。

 

 人気な職業であるアイドル、日々新しい芽が出ては消えていくことがざらにある。

とても厳しい世界であっても目指したい子が消えないアイドル界、もしかしたら身近で飛び込もうとする子がいるかもしれない。

そんなときは少しでも応援していってほしいと心の中でつぶやく。

 

 そうそうアイドルと言ったが、iDOLではないぞここは注意。

アイドルだと職業だが、iDOLだと人型ロボットとなるからだ。

ん?

iDOLという名のロボットなんて無いだと我が妹よ。

 

 いやいや、世界は広いものだ。

不思議なことや小説のようなことが、我らの知らぬまにこの世界で起こってるかもしれんぞ?

かつてのこの世界や、今生きてる世界を基にした世界でそんな物があるかもしれないぞ?

そこにはうちらにそっくりな人がいたり、そっくりだけど何かが違う人がいるかもしれんぞ?

89は未知なる数字!

これほど世界の狭間に消えゆくにはおしい数字である……まぁ、そんなことは今は置いておこう。

 

 うちらが今住んでる世界は、人間が認識してるから存在してる。

そんな曖昧っぽい感じの世界には絶対ない・絶対あるという確定事項な未来はあるのだろうか?

うちは無いと思ってる、そんな物があるとしたら。

あるとしたらこの世界は何かしらで定められた世界であろう。

うちはそんな世界は無いと思ってる。

だってそんな世界があるとしたら、その世界で生きてる者達はいったい何だと言うんだ。

何してもそのことは決められた行動、自分の意志で生きてるのつもりになってるなんてそれは……

我が妹よ、汝の道がどうなるかなんて兄である我にもわからんし、汝にもわからん。

現実は小説より奇なりと聞いたことがある。

 

 だからな。

だからこう言おう……後悔だけはするんではない。

汝の道は、汝のみしか決めることはできず歩めないのだからな。

ぶつかっていけ、たとえ望まぬ結果になろうとも、ぶつからずに後悔するくらいならな。

 

 何?

兄はぶつかったことあるのかと?

そうだな……あったかもな。

 

 まぁ、うちのことはいいとして。

 

 「さて我が妹よ。今は春ぞ、何か――」

 

 「兄ちゃん、普段と違う口調だけどどうしたの?」

 

 「……春だからな。そんな時もあろう」

 

 「それより速く行きたまえ。もう時間であろうが我が妹よ」

 

 「そうそう、何やら数多の部活を手助けしてるようだが……無理だけは気をつけるように」

 

 兄は去る、クールに去っていく。

我が妹との会話を一方的に切り上げた気もするが気にせぬ、うちは眠いんだから。

そんな兄の背に我が妹の声が届くが止まることはせぬ、うちは安らぎ(睡眠)を得るために。

我が妹に情けない兄と思われても……それはいやだな……

 

 

 

 「もう、また兄ちゃんは……ご飯しっかり食べるようね!」

 

 兄ちゃん的にはピシッと去ってるつもりだけど、眠気に負けてるのがわかっちゃうよ。

だって、頭がゆらゆらしてるしまっすぐのつもりでもふらふらしてるもん。

ちゃんと朝ご飯食べてくれるといいんだけど、心配。

 

 「うー!なんでもっと早く部屋から出てくれてたらよかったのに!」

 

 本当に困った兄ちゃんだ、可愛い可愛い我が妹の私を心配させるなんてね。

今日も仕方がない、学校から帰ったらすぐに食器確認しないと。

昨日は食べてるのは知ってるけど今日もとはいかないのが兄ちゃんだ。

本当に困ったものだ、そんな兄ちゃんためにあれこれする私はなんて可愛くて優しいんだ!

 

 「――!――!!もう時間よ、遅刻しないように早く行きなさい」

 

 「はーい!今から行くから大丈夫ー行ってきまーす!!」

 

 靴を履きお母さんに返事して慌てて出る。

今日もいい天気、桜が舞散る道を元気いっぱい駆けていく。

今日はどんな一日になるかな?

きっと今日もかけがえのない日になるといいな!

 

 

 

 

 「我が妹は行ったか。それにしても今日も溢れるでるエネルギーが多い朝だな」

 

 「無事、世界に羽ばたいた妹。うちは安らぎの闇に沈むか……」

 

 窓から離れベッドへ潜り込む。

昨夜から一睡もせず朝を迎えた、俗に言う徹夜である。

今になって睡魔に襲われてるとはいえ、寝ず朝を迎えれることにまだまだ若いことを実感した。

ん?

朝日と対面するまでなにをしてたかって?

雑に言うとPCで調べ物をしていたのだが、まさか長時間になるとは思いもしてなかったが。

 

 

 

 ここで唐突にだが美城プロダクションについて大雑把に紹介しよう。

美城プロダクションは芸能関係ではかなりの老舗であり、歌手や俳優が多数所属することでも有名だ。

他にも映像コンテンツ制作企画も手がかけており、敷地内には撮影用の施設がある。

他の所だとそんな施設持ってないのにあるとは、お金がある証拠だな。

 

 他にもここ以外には無さそうや、あってもここほどでないが沢山ある。

例えば、都庁にも負けてなさそうな本館と別館、立派な噴水がある広場やピクニック気分が味わえる緑あふれる広い中庭が敷地内にあること。

所属してる俳優や歌手のためにか、複数のレッスンスタジオ、エステルーム、トレーニングルーム、大浴場、サウナが建物内に備わってること。

あと憩いの場所的なオープンカフェがありデビュー前やして間もない人も手伝いに来ることがあるらしい。

 

 複数のレッスンスタジオはまだ他にもありそうだが、エステルームって何だ?

あるだけでなくそれなりに広いしサウナもあるって、なにここ美容室なのか?

シャワー室でなく大浴場も他ではないだろうし、やっぱすごいなここは。

 

 ―うん、どんだけ金持ってるんだここは?さすが老舗プロダクションと言うことかー

 

 

 

 ん、何故に美城プロダクションについて紹介したのかだって?

それは徹夜して調べてた中に入ってたからだ。

実と言うと明日、ここの所属するアイドルのショップイベントに参加なのだ。

イベントには参加券が必要だがそこは、古き縁の我が友から仕入れた。

 

 我が友との付き合いは中学からで高校まで同じところを通ってきた。

卒業後はPCやスマホでの連絡が主になってるが、お互い何かあれば遊びに行ったりご飯へ行ったりと今でも仲は良い、うちの誇るべき友である。

 

 我が友はよくこう言うイベントに参加するのか以前にも、冬にあった大規模ライブチケットもなんと射とめたから一緒にと誘われたことがあった。

その時は一緒に参加したのだが、今回は我が友は不参加。

話によると我が友は自身が参加するつもりで1枚確保したのはよいが、急に予定が入った。

そこで、せっかく確保したチケットを無駄にしないために連絡してきたと。

我が友には行くことを伝え、明日の朝に1度会いそこでチケットを受け取ることになった。

 

 それにしてもよくよく我が友はよきめぐりをするようだ。

以前の冬ライブ誘われてから軽く調べたら出演するアイドル達は人気が高くライブチケットはかなりの争奪戦になったとのこと。

某蒼い鳥SNSでは勝利宣言や敗北宣言が数多につぶやかれ、当落日含む数日間はトレンド入りしてた。

転売対策もしっかりしてるらしくさすが老舗プロダクションだなーっと感心しつつ、チケット確保はある意味、戦と思ったのを今でも覚えている。

 

 「うーむ、もう1度聞きたいものだな。あの9人かで歌ってた歌を」

 

 そう言えば我が妹は運動神経がいいのは当然だが、歌に関しても皆に自慢できるくらいだったな。

少しでもうちに運動能力分けて欲しいと思いつつ我が妹に内緒で何かの歌自慢イベントに応募してみるか。

我が妹の将来がより増えること願っての行動、ばれて怒りが見れそうがそんなことは気にせんといつの日か実行と心に決めた。

 

 

 

 我が妹の将来のために心を決めてから数時間経ち、今は夜。

夕方に帰宅した我が妹にご飯チェックされたが、朝昼ともに食べてたから問題なくパスした。

2食とも食べてることが我が妹の安心材料になってるとは、これは兄として本気で問題だ。

何とか我が妹には日々安心環境を提供せねば……

はい、我が遅寝をやめて早起きしたらいいのか。

言っては簡単だが実行は難しい……が、明日から早起き試すか。

ちょうど明日はイベント当日、これはよき機会だ。

晩御飯後に少し動くとしよう。

 

 今日は家族5人での晩御飯であった。

普段ならもう少し遅くなるのが多い父だが、今日は早めに帰れたそうだ。

賑やかな食事が終わり自室に戻るとすぐさま複数の目覚まし時計を設置し、朝日射しこむ窓のカーテンを全開にした。

それと明日の持っていく物を財布やスマホ以外をかばんに入れておく。

 

 「ふむ、これで早起き対策と出る前ゆっくり対策は完ぺきだな」

 

 部屋の明かりを消しベッドイン。

そのあと少しの間、我が友と何時何処で会うかなど確認して就寝。

 

 

 

 兄ちゃんが部屋に戻って少し後、私の部屋の扉にホワイトボードがあるのに気付く。

 

 ―我が妹よ、今日もご苦労だ。よき夢とよき休みを、おやすみ―

 

 「もう、ふすまの前に置くんじゃなくて、言ってくれた方がうれしいのにね」

 

 「でも、ありがとうね兄ちゃん♪」

 

 とてもうれしい気分と共に部屋に入っていくのであった。

 

 

 

 

 「……眠い、眠いぞこれは」

 

 朝日射しこむ窓をにらみつけるも何も変わらない。

眠気が徐々に撤退していくのが分かり、これが天の恵みかとよくわからないことをつぶやきつつ設置していた目覚まし時計達を眠らせていく。

狙い通りに早起きができたが窓から射しこむ朝日によって目覚めたため、今だ鳴って無い時計達の処理が必要になった。

 

 手早く処理を終わらせると部屋の外が少し賑やかに気づく。

部屋の外を覗きこむと我が妹が外に出るところだった。

 

 「おはよう、なんと早いな今日も」

 

 「まぁ、気をつけて行くんだな我が妹よ」

 

 我が妹は急いでるようだったが声に気づき、おはようと行ってきますの返しがあった。

いつものことながらどこにそこまでのエネルギーがあるのか疑問に思ってしまう。

まぁ、元気があるのはいいことだと感じてるうちに我が妹は消えてた。

 

 「ん?そう言えば今日、我が妹が出るとは聞いてなかったが……」

 

 はて?

昨晩の食事時にもなんも聞いてない。

まぁ、もう高校生にもなった妹。

社交的で誰からも好かれる性格とよく周りから称されてきた過去から考えると、友もたくさんできただろう。

JKらしく?渋谷や新宿、神宮球場とか行って楽しむんだろうな。

ならば少しでもいいから軍資金という名のお小遣いをあげるべきだったか……くっ、気づくのが遅かった。

次はさっと気づいてそっとあげることにしよう。

 

 

 

 さて、我が妹を見送ることになったのはいいが友と会うためにそろそろ出る時間が近づいていた。

用意の大半は寝る前に終え後は、スマホとお財布を装備するのみのうち。

やはり事前の用意はとてもいい文明だな、彼の英霊もそう言うだろうな。

 

 さっさと朝食と歯磨き等を終わらせてうちも外を出る。

我が友との集合場所は地元の駅である。

今日は休日、駅もきっと普段より人が多いんだろうなと内心思いつつも他では良き場所がなかった。

 

 駅には余裕がある10分前に着くことができ、我が友が来るまでのんびり待つ。

待つこと7分、駅に着いた時に買ってたアイスコーヒー飲み切ると同時に我が友が姿を現す。

我が友と少し話してからチケットと代金を交換し別れ、イベント会場近くの駅までの電車に乗った。

 

 それから時間が経って、今はイベント会場近くの喫茶店で休憩している。

本日2度目のアイスコーヒーと季節柄のケーキを注文、出てきたのを受け取ると入店時に確保していた席に着く。

ケーキもコーヒーもなかなかのものでまたここら辺にこれたら次も頼むと心に決め、喫茶店から出る。

イベントまでどれくらいかと懐中時計を見るとそれほど時間がなかったと気づき少し急ぐようにイベント会場であるショップへ向かう。

 

 「イベント会場にギリギリとはいえ遅れずに来れたか。よかったよかった」

 

 そうそう今日のイベントはどんなものか知ったのは、さっき我が友に会った時に教えてもらったのだ。

なにやらアイドルが出演した公演を収録した円盤発売記念イベントとのこと。

闇落ち光落ちの役が多数出るとか、我が友が興奮して説明してたが……この公演を見てないから何とも言えんのが本音だった。

今日は主役の子と闇落ち騎士役の子がイベントに出るとか?

すまないが、だれがその役なのかわかってない。

今日のイベントの楽しみにしてる中のひとつにどんな子か知れるのもある。

公演については後日の暇なとき円盤を一緒に見ようと約束済みで、その時にでも詳しく見るつもりだ。

 

 入場時間直前になり他のイベント参加者がイベントスタッフに従い整列始めるのを見て列に近づいていく。

そのまま時間になり入場開始、イベントが始まった。

 

 

 

 今は夕方、先ほどまでイベントに参加してたがそれも終わり、帰宅するため駅へ向かっているところだ。

行き道を逆に辿るように今は道を歩んでいると、ふとCD屋さんの前で足を止めた。

そうだ、昔にこういうお店の前で若い男性と高校生くらいの女の子がCDを売ってたことを思い出した。

 

 2人の前を何人も通り過ぎるも立ち止まる者はいなかった。

いなかったのに女の子が必死に声を出していた、誰も聞いてくれてなくとも。

それを見て何か心に来る何かがあった、何なのかは今でも説明はできないが。

声を出しすぎて少し疲れていた彼女に近づき声をかけた。

 

 少しの間だったけど会話したがなかなか楽しかったなー

ついつい持ってた買い物袋に入ってたお茶ペットボトルを2人にあげたっけな。

ちなみにCDを1枚買ってもよかったのに、なんとなくお布施的な感じで2枚買って帰ったのはここだけの話。

2枚買うって言った時の2人が驚いた顔は今でも浮かんでくるものよ。

 

 でも、今思うとあの時の女の子はまだデビューしたてで有名で無く少しでも皆に知ってもらおうとしていたんだろう。

あと、そばにいた男性はその子のプロデューサーだったんだろうな。

メガネとスーツ、なんだか出来る社会人っと思えた。

 

 ―あの時のアイドルとプロデューサさん、今は何してるんかね?―

 

 ―できれば消えずに生き残ってて欲しいな、声かけたときとCDが売れたときに見せた頬笑みが今でも覚えし君よ―

 

 そう心の中で呟きつつ電車に乗る為、駅の中へ消えゆく。

 

 

 

 

 イベント参加して1週間経つ。

先週のように春のよき天気の中、突如我が妹からの一言。

 

 「兄ぃ!私、アイドルになっちゃた!!」

 

 ……なぬ?今何と申した我が妹よ……??

 

 まさかうちが前に言ったことがここで返ってくるとは。

汝の道がどうなるかなんて兄である我にもわからんし、汝にもわからん。

現実は小説より奇なり。

汝の道は、汝のみしか決めることはできず歩めない。

たとえ後悔することになろうがぶつかっていけと。

 

 我が妹、いや本田 未央。

彼女がいつの間にか自分の道へ踏み出してたと知る、とある春の朝である。

 

 

 




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