東方神聖魔   作:東来

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想雅の一枚目の新スペカの紹介です。



聖矢『フェイルノート・スターダスト』

  『聖』の力を込めた弾を上空に打ち上げ、拡散させ、無数のレーザー(追尾機能搭載)
   を落とす。
   このスペカには、『騎士の名において必要とされる必中の矢よ。決して逃すな、
   (ゆえ)に悪しき物をを射抜け』という思いが込められている。







紅魔館の主

大妖精が指した方向に、一直線に飛んでいくと、

大きな館の姿が見えてきた。

遠くから見ると、霧の色とが同じなため、見落としてもおかしくない。

想雅は館の門の前へと降りた。

 

「ん?誰かいるな」

 

門の前には、一人の女性が立っていた。

華人服とチャイナドレスを足して2で割ったような淡い緑色を主体とした衣装。 髪は赤く腰まで伸ばしたストレートヘアー。側頭部を編み上げてリボンを付けて垂らしている。

しかし、寝ていた。立って寝ていた。

ところどころ、傷が目立つが寝ている。霊夢か魔理沙がやったのだろう。

 

「傷がついているし、ほっておくのも何かな……」

 

スルーして紅魔館に乗り込んでもいいが、なんせ傷ついている。

なんでこんなに傷がついているくせに、寝ているんだ。

寝ている時点で、門番の仕事をやっていない。

苦労して見つけた紅魔館なのに、こんな姿を見たらなんかやる気がなくなる。

 

「はぁ……とりあえず起こすか」

 

ため息をつき、門番を起こし始めた。

 

「おーい、起きろー」

 

門番の頬っぺたをペチペチと叩いた。

 

「や、止めてくださよぉ~、もう、そんなに入りませんですから~」

 

うん。完全に夢の中。

そこまで熟睡する門番がどこにいるのやら……

想雅はしょうがなく門番のでこに手を当て、『聖』の力で回復を行った。

 

「う、う~ん……、ハッ!ななななな、何をしているんですか!?」

 

門番は気付いて、後ろへと下がり、拳法のような構えをとった。

 

「いや、傷ついていたから、治療していただけだったんだが……」

 

「え?」

 

門番は、体のあちこちを触った。

 

「ほ、本当だ。ありがとうございます」

 

「そんじゃ、通らせてもらうわ」

 

治療も終わったし、そろそろ霊夢たちと合流しないとな。

 

「だ、ダメです!たとえ名前を知らない人に傷を治していただいたとしても、ここから侵入させないのが、門番の役目ですから!」

 

門番が想雅の前へと立ちはだかった。

 

「そういえば、名乗っていなかったな。俺は天上想雅だ。この異変を解決するためにここに来た」

 

「ど、どうも、紅魔館の門番をやっています。紅美鈴です……って、あなたが天上想雅さんですか!?」

 

美鈴になぜか驚かれた。

 

「ん?そうだが……」

 

「し、失礼しました。どうぞ中へお入りください」

 

「?」

 

想雅は何が何だか理解が出来なかった。

美鈴に紅魔館の中へと案内された。

 

 

 

 

-----○●○-----

 

 

 

 

館内は、外見と同じ、屋内も赤色を基調とした装飾となっている。館の外観に比べ内部は広く見える。

入ってすぐ見えるエントランスホールは、弾幕戦を行えるほど広く、中央には光る魔方陣のようなものが回っている。

そこに、見覚えのある巫女装束の少女の霊夢と、メイド服を着た女性の二人が弾幕ごっこをやっていた。

 

「咲夜さ~ん。天上想雅さんをお連れしました~!」

 

美鈴の声が届いたのか、咲夜さんと呼ばれた女性がこっちを振り向き、そして……

 

「お待ちしていました。天上想雅様」

 

「おっわ!」

 

先ほどまで、霊夢と弾幕ごっこをしていたのだが、今は想雅の目の前にいた。

 

「驚かせてすみません」

 

「い、いや大丈夫だ」

 

しかし、一瞬の出来事だったな。俺の『閃光の言霊』のような肉眼では捉えられない速さで移動したのか。

 

「想雅さんは、お嬢様に会ってもらいます。それではこちらです」

 

「いや……まったく話が見えないのだけど……」

 

さっきから話が見えない。門を通さないとか言って、あっけなく館内へ入ることできたし、次はメイドさんにお嬢様がお待ちですと言われたが正直なんで俺が会わなくてはいけない。霊夢や魔理沙でいいと思うが。

 

「詳しいことは、お嬢様からお聞き下さい」

 

「そこのメイド!いつまで想雅と話しているのよ!」

 

「すみません。そこの五月蠅い巫女が読んでいますので、私はこれで」

 

咲夜は霊夢のところに戻り、弾幕ごっこは再開された。しかし、ナイフが無限に出てくるように見えるのは俺だけだろうか?壁や床に刺さっているナイフが一瞬に無くなっている。回収しながら戦っているようだった。

 

「それでは、私がお嬢様のところまで案内します」

 

美鈴がお嬢様とやらのところまで案内するようだ。大丈夫なのかこの居眠り門番は……

 

 

 

 

-----○●○-----

 

 

 

 

館内の長い廊下を進んでいくと、大きな扉の前で美鈴が立ち止った。

 

「この扉の向こうに、お嬢様がお待ちです」

 

どうやら案内はここまでらしい。

美鈴の目線が、想雅の下半身に目が下りていた。

 

「何見ているんだ?」

 

「い、いや、そんな装備で大丈夫なのかなって思いまして……」

 

「大丈夫だ、問題ない」

 

イーノッ○並に自信満々で言ってみた。フラグを立てたとかいうなよ。

美鈴が大きな門を開け、想雅は入っていた。

部屋の奥に方で、一人の少女が、王様が座っていそうな椅子に腰を掛けていた。

水色の混じった青髪に真紅の瞳、身長は霊夢、魔理沙よりさらに低いが、背中に大きな翼が生えており、シルエットは大きく見える 。

ナイトキャップを被っており、周囲を赤いリボンで締めている。衣服は、帽子に倣ったピンク色。

まぁ、一言で言うと、幼女が座っている。

 

「よく来た、天上想雅。私はレミリア・スカーレット、この紅魔館の主よ」

 

「えーと、レミリアでいいか?俺に何か用か?」

 

「あなたの実力を見させてもらうわ」

 

「単に俺と、弾幕ごっこをやりたいだけなのか?」

 

それも(・・・)……あるわ」

 

それも(・・・)?」

 

「えぇ、私が見た運命は、あなたはあの子(・・・)を救ってくれる」

 

あの子(・・・)?」

 

「あなたが私に勝てたら話すわ」

 

そう言ってレミリアが戦闘態勢を取り始めた。

想雅もレミリアに続き、刀を抜いた……

 

「あれ?」

 

しかし、想雅が抜いたのは、葉が緑、茎が白。味噌汁、豆腐などに薬味としてよく使われる物。

 

「なぜネギ……」

 

そう、想雅が抜いたものそれはネギだった。

 

「まさかあのときか」

 

ルーミアにご飯を作っていた時に刀を台所に置いて、そして刀を取ったわけではなく、買い物した時に買ったネギを持って行ったのか。

 

「あなた……もしかして私をバカにしているの?」

 

レミリアの表情が険しくなった。

 

「い、いや……別にバカにしているわけじゃなくてな……刀と間違えてネギを持ってきたわけで……えーと……」

 

「言い訳は終わり?」

 

レミリアからどす黒く紅いオーラが立ちこんできた。

 

「気分が変わったわ!あなたはここで死になさい!」

 

「可愛い子がそんな物騒なこと言いうな!お父さん泣いちゃうから」

 

もう遅かった。すでにレミリアは聞く耳を持っていなかった。

 

「愚かな生物に刻印を!天罰『スターオブダビデ』」

 

想雅の視界全体にレーザーを展開され、丸弾とリング弾を発射された。

 

「ここで死んでたまるか!無双『斬月』」

 

当たり前のように弾を斬り、そしてレーザーも斬った。

 

「まさか、ネギってこんな強いのか……」

 

ネギの場合、弾を斬らずに消滅してしまうのが普通だ。しかし、チルノの弾と同じく、弾を斬っていた。

 

「そんな、植物ごときに私の弾幕が……」

 

レミリアは唖然としている。それもそうだ。ネギごときに弾幕を斬られるとは思っていなかったのだ。

 

「い、意外とやるわね」

 

「素直に受け取っておくよ」

 

「しかし、これで終わりよ! 神槍『スピア・ザ・グングニル』」

 

レミリアの右手に、紅く光る槍が出現した。

 

「王の行く道に、何人とたりとも、邪魔はさせない!王剣『ロード・オブ・ザ・エクスカリバー』」

 

想雅はネギで空間を斬り、『聖』の力が宿った剣を出現させた。

そして両者のスペカは衝突した。

見た限り、両者互角に見えるが、すこしレミリアの方が有利だった。

 

「どうやら私の勝ちみたいね」

 

「それはどうかな」

 

想雅はまたネギで空間を斬り、剣を出現させた。しかも無数に。

 

「……嘘!」

 

「それが本当なんだな」

 

無数の剣がレミリアのスペカを破壊し、レミリアへと向かった。

 

 

 

 

 




次回から投稿ペースが遅くなります。
テストやら、受験やらとで、ほんと忙しくなるんっスよ。
だいたい3月までは投稿ペースが遅くなります。すみません……

投稿できたとしてもだいたい月に2、3個ぐらいです

なにとぞよろしくお願いします。



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