東方神聖魔   作:東来

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冬休みキタァァァァァ……と言いたいところだが、いやだぁぁぁぁぁ!
受験が、受験がぁぁぁぁぁ、本格的になってしまう!
そうだ、ネギ喰おう。

感想ありがとうございました。
では、ごゆっくり。




修行の成果

雨の日も、風が強い日も、修行に明け暮れた。

いやぁ……さすがに雨の日は外に出ないで、室内で霊力のコントロールをやっていた。

藍に言われた二つの中の一つ、どれだけの少ない量で作るかというやつと、どのくらいの力で敵を倒せるかを試していた。

霊力が少なくても当たってもダメージなど無いし、かと言って多すぎても俺の霊力の量では戦闘向きではない。難しいわホント……

さすがに橙と弾幕鬼ごっこだけではない。さすがに橙と毎日やるのは、俺の体にも負担が掛かるし、橙の体にも負担が掛かってしまうため、週4回という感じでやっていた。

あと3日はどうしたかって?休んでなどいない。ちゃんとやっている。

言われた、二つの中の一つのその者自身を狙うをやっていた。

修行の相手は、藍に頼んだ。さすがに狙って撃っているが、容易くかわされてしまった。

そしてキング○リムゾン……3週間たった。

 

 

 

 

-----○●○-----

 

 

 

 

スキマを通って……いや落ちただった。

妖怪の山の奥にある、マヨヒガというところに落ちた。

マヨヒガは俺と橙が弾幕鬼ごっこをやっているところだ。

 

「今日こそ捕まえてね」

 

「あぁ、鬼の恐ろしさを見せてやるよ」

 

まったく、今日も変わらず余裕な橙だな。

まだ、あの瞬間移動の謎を解いていないから、また橙が勝つだろう……いや勝てみせる!絶対にだ!

 

「いくぞ」

 

「どこからでもどうぞ」

 

想雅は目の前に、霊力弾を放った。

それを橙は華麗にかわし、想雅の目の前から消えた。

想雅は瞬時に後ろを向いたが、そこには橙の姿はなかった。

 

「さすがに同じ手はやらないよ」

 

「それぐらいお見通しだ!」

 

想雅は左手を、左側の茂みの方へ突出し、霊力弾を放つ。

茂みから橙の姿が飛び出し、想雅はつかさずそこにも霊力弾を放つ。

橙は空に避けた。

 

「空中におびきだして、そこに霊力弾を撃つね……だけど甘いよ!」

 

橙は空中でもその身軽で華麗な避け方をした。

おぉ、空中のマト○ックスだ……

避け終わった橙は、地面に着地した。

 

「さすがに空中では移動(・・)できないけど、避けるぐらいはできるよ」

 

ん?移動……

なんだろう、そこに引っ掛かる。

その移動ってやつは、本当に瞬間移動だったのか?むしろ普通に移動しただけだったり……

 

「そろそろいくよ!仙符『鳳凰展翅』」

 

橙の周りに出現した魔法陣から楔弾が放たれた。

魔法陣から楔弾が放たれるという点は、仙符『鳳凰卵』と同じだが、発射される弾の数が数倍に増えているため、純粋に避けるのが難しくなっている。

 

「スペカは使えないが、防いでみせる!」

 

想雅は目の前に、霊力を集中させ、霊力の剣を作った。

そしてその剣を回転させた。

橙から放たれた弾幕は、普通に剣に当たるが、どんどん消滅していった。

 

「へぇ~、すごいね」

 

「あ、あぁ、すごいが、霊力の消費が凄い」

 

想雅が作り出した霊力の剣は、攻撃に使うことも可能だが、防御に使うことも可能である。

しかし、攻撃と違い欠点があった。

攻撃の場合、剣を作り、撃ちだすだけだが、防御の場合はその形を維持しなければならなく、霊力を流し続けるしかない。

 

「なんで、霊力を多く消費するのにやったの?」

 

「興味本意でね」

 

理由は、やってみたかっただけだ。別に後悔などしていない、むしろ清々しい気分だ。

 

「想雅はやっぱりおもしろね」

 

「あぁ、おもしろいだろ」

 

想雅と、橙は一緒に笑った。

 

「だけど、今は修行。本当に笑うのはあなたが負けてからね」

 

「いや、俺は勝って笑い、喜ぶぜ」

 

橙の姿が消える。

やはり、移動ではなく瞬間移動の方だったのか?

移動なら音ぐらいなら聞こえるはずだが……

想雅は心を無にして、耳をすませた。

 

 

ザッ!ザッザッザッ……

 

 

右側の方から音が聞こえた。

 

「そこだぁぁぁぁぁ!」

 

霊力の剣を作り、放つ……

 

「きゃぁぁぁぁぁ!」

 

ビンゴ!

橙に命中した。

想雅は橙に近づきタッチした。

 

「想雅の勝ち」

 

「あぁ、そうだな」

 

想雅は橙の手を引っ張り、立たせた。

すると、橙が抱き着いてきた。

 

「どうした?」

 

「ねぇ、修行が終わっても、また遊んでくれる?」

 

「いいぞ」

 

「やった~!」

 

橙は想雅から離れ、その場で万歳をした。

想雅は足元のスキマに落ちていたため、声だけが聞こえ、その動作は知らなかった。

 

 

 

 

-----○●○-----

 

 

 

 

見覚えがある部屋に想雅は落とされ、見事に着地した。

 

「霊力を多く消費しても、少しはまともに動けるようになったわね」

 

「あぁ、お陰様で」

 

1日の半分の寝ている紫に言われてても、嬉しくない。

しかも冬になると、冬眠までするらしい。すごくツッコみたい……

 

「そろそろ、最終段階に入るわ」

 

最終段階か……長かったのか?短かったのか?

まぁ、最終段階までよく死なずにこれたものだなぁ……

 

「今度こそ、藍とやってもらうわ」

 

「つまり、リベンジというわけか」

 

「まぁ、あなただったらそうでしょう。けど今回は、あなたがどこまで成長できたのかを見るためなのよ。言っているのもなんだから、さっさと行きましょう」

 

成長ねぇ……興味本意や好奇心旺盛なことはかわりがないがな……

想雅はそう思いながらも、スキマへと落ちていった。

 

 

 

 

-----○●○-----

 

 

 

 

久しぶりに開けた場所に出た。

空はやっぱり青い。

太陽の光は暑いが、風が来て、気持ちいなぁ~。

想雅の霊力は完全に戻っていなかったため、一時の休憩となった。

休憩が終わり、紫から声がかかった。

 

「さぁ、始めましょう」

 

想雅と藍は同時に立ち会った。

 

「想雅、準備はいいか?」

 

「あぁ、いつでもいいぜ」

 

次第に二人は離れ、距離をとっていった。

 

「お前から先行でいいぞ」

 

「あぁ、そうさせてもらう」

 

藍に先行を頂いたので、想雅はありがたくもらった。

 

「行くぞッ!」

 

想雅は前方に、全力全身した。

刀を抜き、抜刀した。

藍は後ろに避けようとしたが……

 

「……ッ!」

 

藍は上空に避けた。

 

「抜刀時に刀に霊力を流し込んで長くしたな」

 

想雅は刀に霊力を流し込み、霊力刀を作った。その長さは刀の2倍。

しかし、2倍になったことで、扱い方も難しく、上段の斬りと、薙ぎ払いしか今は出来ない。

 

「スペカが使えない以上、こうして補わないといけないからな」

 

「なら、こっちも少し本気をだすぞ。式神『前鬼後鬼の守護』」

 

藍がスペカを取り出し、詠唱した。

左右に黄色と緑の大弾を打ち出した後、それぞれの大弾がさらに小弾をばら撒きながら想雅へと向かっていく。

ばら撒かれた小弾のいくつかは時間差を置いて想雅狙いへと変化した。

 

「クッ!避けにくい」

 

俺狙いだけならまだしも、小弾をばら撒きながらきやがるから避ける範囲が限られていた。

 

「ならここは、速さで決める」

 

想雅の左手に霊力で作った槍を作り出した。

その槍を藍に定めを決め……

 

「大は小を兼ねるのか速さは質量に勝てないのか、いやいやそんなことはない速さを一点に集中させて突破すればどんな分厚い塊であろうと砕け散るゥゥッハッハッハッ、ハー!」

 

○ーガーの早口名言をいいながら投げる。

藍は想雅が投げた霊力槍に気付き、手で払った。

槍は小枝が折れるように、儚く木端微塵に消え去った。

 

「弱いぞ、想雅」

 

「速さに執着した結果だからな。だが、たくさんあるとどうかな」

 

想雅が放つ霊力槍は速さに特化しているため、強い衝撃を食らうと、木端微塵に消え去さってしまう。

しかし、霊力をあまり消費しないため、連続で放つことができる。

想雅は両手を使い、霊力槍を投げていく。

 

「クッ!」

 

藍は続けて払うが、速さに追いつけず避けることになった。

それが想雅の狙いだった。

一度避けてしまうと、槍の速さに払うことが追い付けず、避けるだけになってしまう。

 

「この短期間ですごい成長ぶりだな」

 

「ありがとう。ところで、手は大丈夫か?」

 

「あぁ、大丈夫だ。想雅は戦闘中でも、他人の事が気になるのか?」

 

「今までからの経験からというと……そうだな。気になってしょうがない、たとえ妖怪だろうと、何だろうと」

 

「守備範囲広いな」

 

「それが俺のいいところだろ」

 

「そうだな」

 

藍はクスリと笑った。

 

「次、行くぞ!式神『十二神将の宴』」

 

藍が次々と魔方陣を展開し、 それぞれの魔方陣から、動物?らしき者が12体あらわれ、それぞれ異なる弾幕が放たれた。

 

「密度高ッ!」

 

弾幕は複数のパターンが重なり合っており、密度も高い。

しかし、全体としては完全なパターン弾幕であった。自分で抜けるところを決めてしまえば 安定した突破ができるように思えた。

 

「おっととと……とぉッ!」

 

しかし、それは思えただけで、できるとは確信はなかった。

見事に想雅に被弾した。それでバランスを崩し、無数の弾幕が襲ってきた。

普通なら、そこは防御するのがあたりまえだが、しかし想雅は違った。逆に!

 

「そうだ。落ちよう」

 

想雅は霊力で飛ぶのを止め、地面に向かって落ちていった。

運がよく弾幕には当たらず、霊力を再び出して速度を落とし、回転しながら華麗に地面に着地した。

 

「冷や冷やしてしまったぞ」

 

「すまない。人間の可能性を試したかった。何事もチャレンジだからな」

 

なんでこういうときだけ運がいいんだろう……

しかし、霊力を速度を弱めるためにすごく使ってしまった。だが、全方位に霊力剣を展開して防御するよりは、大変マシの行動だった。

 

「こっちからも行くぜッ!」

 

想雅は、ギル○メッシュが使う『王の財宝』のような感じに剣を展開させ、藍に向け放った。

 

「凄い量の弾……いや剣だな」

 

藍は避けていく。

 

「まだまだぁぁぁぁぁ!」

 

想雅は両手に霊力槍を作り出し、放つ。

 

「それだと……」

 

藍は感じ取った。想雅は霊力残量を考えていない。

その予想は的中し、想雅は……

 

「もう動きたくないでござる……」

 

戦闘に集中しすぎて、霊力のことを考えておらずバタンと倒れた。

藍は想雅の弾幕をすべて避けきったあと、想雅のもとへと行った。

 

「あれで最後決めるつもりだったんだがな……」

 

「霊力の使い過ぎだ」

 

「あぁ、今の霊力だと、『言霊』なら最大3回(・・)までしかつかえないしな……」

 

霊力の修行結果は『言霊』だと最大3回までしか使えない。しかし、霊力の使い方がよくわかった。

想雅は、それだけでも満足していた。

 

 

 

 

 






修行が最終段階に入りました。いやまだ最終段階は終わっていませんけどねww
さて、次回は天狗の頭領との戦闘です!

感想待っています!
次回もお楽しみに!

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