テスト3日前……そんなことより、エクスカリバー食べたいです。おうふっ!ミスった。言葉がミスった。正しくはおうどんだ。
もう……話すことなくなった。
では、ごゆっくり。
数分後、魔理沙が森の中から出てきた。
「いやぁ~、キノコの採取に集中していたら帰り道がどこだったか忘れてさ~」
魔理沙が何気ない顔で想雅に言った。
おいおい、ちゃんと確認しとけよ……こんな寒空の下に1人って、凄く虚しい気分になるし、あと、たき火に火が消えたせいで、風邪が引き起こしやすくなってしまうのだよ。
「でも、こんなにキノコがあったんだぜッ!これでキノコシチューが作れるぜ」
魔理沙は自分の三角帽の中、たくさん入っているキノコを想雅に見せた。
普通にスーパーや、八百屋で見かけるものや、外の世界では見たことのないもの、ましてや、これホントに食えるのか?と思えるものまで、数、種類が知れないほどのキノコが盛り付けられるようになっていた。
「おぅ、それはよかったな……くっしゅんッ!」
想雅は、くしゃみをした。
「想雅、大丈夫か?」
魔理沙が心配するように、想雅に寄りかかってくる。
「たぶん、これは風邪かな……」
さっきから、体が冷え、体温が低くなっている気がするし、お腹も痛い。これを風邪と言わずになんと言う。
「なんか私が迷惑をかけてしまったな……」
「気にするな。それより、魔理沙が作ったシチューで体を暖めたい」
「お、おう……期待しろよ。しかしな、鍋が無いんだ……」
魔理沙が、「困ったな……」頭を押さえながら言った。しかし、その数秒後何かを思いついたのか想雅に向けはきはきと言った。
「そういえば、ここから少し歩いたところにアリスの家があったな。そうと決まれば、想雅、行こうぜッ!」
魔理沙は、想雅の服の裾を引っ張りながら、森の中へと消えていった。
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あれからどれぐらい歩いただろうか……魔理沙は少し歩いたところとか言っていたが、そんなところなんか視界にも入らないし、それ以前に目の前が雪がちらつくと言わずに、少し吹雪いていた。また、レティの奴がやったのかと思ったが、その姿は無く気配もない。っていうか、俺が感じる気配っていうやつは『勘』みたいなものだ。霊夢と同じで異変の事なんか『勘』でわかるというのと同じ?なのかわからないが、たぶん同じだ。
すでに指先は完全に感覚が無くなってしまい、ホントに大丈夫かと思って来た
「なぁ、まだ着かないのか?」
「もうすぐだぜ」
もうすぐとか、どれぐらい歩かされたんだと思っている。いくら歩いても、木、林、森だぜ?しかも根本ら辺にキノコらしき
「ホントにこんなやつが食えるのか?」
「想雅、見た目で判断してないか?こいつらだって食えばおいしいんだ。ほら、こいつなんて……」
「あぁ、わかったわかった、頭が痛くなりそうだ」
魔理沙が持っているキノコの話をしようとしていたので、想雅は強制的にやめさせるよう魔理沙の頭を押さえた。
「まぁ、ほとんどが見たことない奴だけどな」
「お前……俺にシチューを食べさせる気があるのか?」
「おう、モチのロンだぜ」
「わかった、お前が毒殺する気はわかった。しかし、まだ着かんのか?いくらなんでも遅すぎるだろ……」
と、想雅は愚痴を言いながら、白銀の道を歩いていた。
「そろそろだぜ……と言ってる間にあの家だぜ」
1つの木を超えた先に、一軒の家がぽつんと建っていた。家と言うよりは洋館と言った方が正しいのだろうか?
「おーい、アリスー。いるかー?いないなら入るぞー」
魔理沙はドアとノックしながら霊夢に言った、訳が分からない日本語を言った。
「だから、日本語を使えって……」
想雅が霊夢の家同様にツッコみを入れた。まったくこいつは日本語という言葉を知らないのか……俺は日本生まれのハーフで、主な語源は日本語、フランス語は……まぁ、日常会話や本に書かれている言葉は話せるが、字は書けない……言えるぐらいまだマシの方だと思う。
「あなた、日本語っていう言葉知っている?」
洋館の扉が開くと同時に、1人の少女が呆れ顔で、魔理沙に向かって言った。
金髪で肌の色は薄く、一見すると人形のような姿をしている。 瞳の色は、想雅と似て青。 青のワンピースのようなノースリーブに、ロングスカートを着用している。 その肩にはケープのようなものを羽織っており、頭にはヘアバンドのように赤いリボンが巻かれている。 イメージカラーとしてはトリコロール。パッと見はブルーが強調される。
「あなたは……天上想雅ね」
アリスと呼ばれた少女は、想雅のさまざまのところを見て、確信がついた表情で言った。
「あぁ、そうだ……君は?」
「私は、アリス・マーガトロイドよ。で、何か用なの、魔理沙?」
「あぁ、少し想雅が風邪をひちまってn……「それって、だいたいはあなたのせいじゃないの?」……ま、まぁ、否定はしないが……とりあえず、暖を取らせてくれ」
「……まぁ、いいわ。あなたたちは異変を解決しにいくんでしょ。完全に風邪をひいたら、解決に困るでしょ」
「ありがとう……」
風邪をひきかけている想雅は素直に礼をした。洋館の中に想雅と魔理沙が入り、アリスに室内を案内された。
室内は、洋風な造りになっており、どこか懐かしい感じがした。外の世界にある家の造りとほとんど同じ風だった。テーブルも椅子もあり、キッチンみたいなところもあり、ソファーもあった。幻想郷は時代遅れかと思っていたが、この風景を見てしまうと、一部だけと言いたくなってしまう。
「室内に何かあるの?」
「いや、何か懐かしい感じがしてな」
「そういえば、あなた外の世界から来たんだったわね」
アリスは想雅に、「そこに座って」と椅子を引き、想雅はそこに座った。その後、アリスはキッチンに向かい、何かをし始めた。魔理沙もアリスの後にキッチンに行って、アリスに何か言って、先ほどまで三角帽の中に入っていたキノコたちを取り出し始めた。しかし、そのキノコたちのうち、数個はアリスによって捨てられてしまった。魔理沙は「なんでだよー」とアリスに言っていた。
その風景を見て想雅は内心、「あー、こいつ、ぜってー毒殺する気満々だった」と思いながら苦笑した。そして、数分後アリスがお盆に紅茶が入ったティーカップを載せ、机までやってきた。
「今、あたたかい紅茶が入ったわ」
アリスが、手でティーカップを持ち、机に置いた。想雅はそれを手に持ち、あたたかい紅茶を口まで運んだ。うん、体が温かくなっていくぅ~、生き返るぅ~。
「どう?」
「おいしいよ」
「それは、よかったわ。部屋は寒くないかしら?」
「あぁ、ちょうどいい温度だよ」
「迷い歩いてすっかり体も冷えちゃったでしょうし、ゆっくり暖まっていくと良いわ」
「何もかもありがとう」
すげぇ、目の前に女神様がいる。先ほどから木しか見えない森の中を途方に暮れながら歩いていた時と全く違う温度差だぜ。もう外の温度が、訳が分からないよ。
「それより、魔法の森に無防備に入ってよく風邪を引いただけでいられたわね」
「ん?あの森に何かあるのか?」
別に歩いていた時から何も変哲が無いただの森にしか見えなかったんだが、あとわかっているところは、いろいろなキノコが冬でも取れるということだ。
「魔法の森は、人間も妖怪もあまり近づかないところよ。あそこには、比較的幻覚作用を持つキノコが多いから、よく体調が悪くなることがあるのよ」
「マジすか……」
おいおい、魔理沙。俺をどんなところに連れて行っているんだ。運よく風邪ひいただけでよかったものの、寒さ+幻覚ってマジで災厄なコンボじゃねぇか。RPGだったら、凍傷と混乱というレベルだぜ。
「あなた、やっぱり人間やm「やめてないです」……でも、y「お願いです。それ以上言わないでください。風邪が悪化してしまいます」……わかったわ」
アリスはクスリと笑い用意していた紅茶を口に運んだ。まったく、人をバカにして何が面白いのやら……想雅は紅茶を飲みながら外の景色を見た。その後、机からゴンッと何か大きなものが置かれたような音がした。
「完成したぞ想雅、これ食って早く風邪を治せよ」
魔理沙はいつの間にか目の前に置かれていた皿に、作ったシチューを注いだ。そして、想雅はそのシチューを口に運んだ。
「うまい」
想雅はその一言だけを言い、黙々とシチューを食べ始めた。
「そうね」
アリスもシチューを少しづつ口運びながら言った。
「お、おう、なんか照れるぜ……」
魔理沙は照れながらも、目の前の椅子に座り、自分で注いだシチューを食べ始めた。
「やっぱり作る人が違うと、
「ラグーって何なんだ?」
想雅がボソリと言った言葉に魔理沙が反応した。
「ん?ラグーってのは、シチューの違う名前だな。普通、シチューは野菜や肉、魚介類を出汁やソースで煮込んだ煮込み料理の英語からその名前が来たんだ。フランス料理では調理方法や鍋の種類で呼称が分かれ、料理の名前ではラグーなどが対応する語として知られているんだ」
「「へぇ~」」
2人は想雅が言った言葉に関心を持ちながらも、シチューを食べていた。
「なぁ、アリス。今度想雅が作ったフランス料理ってやらを食べさせてもらったらどうだ?結構美味かったぞ」
魔理沙のいきなりの提案だった。しかし、アリスは冷静に答えた。
「確かに、食べてはみたいけど……想雅に迷惑じゃ……」
「なぁ、想雅。お前は何のために料理をしているんだっけ?」
魔理沙は「私は知っているぞ」と言う口ぶりで想雅に向け、言った。
「俺は、自分が作った料理でみんなを笑顔にしたい。笑顔こそが世界の理だと思っている」
と、笑顔で言った。
その言葉は、父さんから毎回教えられたことで、「笑顔こそが俺の唯一のご褒美だ。あ、いや、唯一はクロエだったな。ハハハハハッ!」となんか最後は違っていたけど……全く俺の親はバカップルだった。
「そう、なら今度お願いね」
「了解した」
何気なく普通な会話をしていると、急にアリスと魔理沙が今まで動かしていたスプーンの動きが止まった。
「ん?どうした?」
そのことに数秒経ってから気付いた想雅は、2人が見ている窓の方向を見てみるが、ただ雪が降っているだけの景色だった。別にどこも変わっていなかった。
「魔理沙」
「あぁ、わかった」
2人は立ち上がり、どこかへ向かおうとしていた。
「どこへ行くんだ?」
「少し魔理沙との約束を思い出したから、少しやってくるわね」
「なら、俺もいk「おいおい、女の子には知られたくない秘密があるんだぜ」……そうか」
想雅は立ち上がろうとしたが、途中に魔理沙にひきとめられ大人しく椅子に座った。
「それじゃぁ、行ってくるわね」
「行ってくるぜ」
「気をつけろよ」
2人は想雅に手を振り、玄関前まで来た。
「やっぱり来たわね」
「そうだな、しかもあの量だぜ。見たことないぞあの大軍」
「と言っても、家の前でウロチョロされるのは困るからさっさと掃除に向かいましょう」
「あぁ、わかっているぜ。あの怨霊の大軍なんか即消滅だぜ」
「ふふふ、期待はさせてもらうわよ」
2人は扉を開き、雪が降る森の中へと消えていった。
書くことねぇ~。はい、これ一言です。
感想待っています!
次回もお楽しみに!