東方神聖魔   作:東来

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まぁ、中学校生活最後のテストが終わったし、あとは卒業だけだな。
3年間……長かったような、短かったような。まぁ、どちらにせよ、悔いはないな。

感想ありがとうございました。
では、ごゆっくり。




怨霊の攻撃

家を出た、アリスと魔理沙は家からそう遠く離れていない開けた場所に出た。

 

「おい、いるんだろ。早く姿を見せろッ!」

 

魔理沙が大きな声を張り上げて、そこらへんに誰かがいるのか呼びかけた。すると、木の陰から複数の人影が現れてきた。

片手に、想雅が持っている刀の一種と思われる武器を持つ者、槍を持つ者、青白い馬に乗っている者、その中には、この怨霊軍団を取り仕切る指揮官みたいな者の姿もあった。……そう皆、怨霊なのだ。

 

「ほほう、いろいろな怨霊がわんさか湧いていやがるぜ」

 

「そんな気楽な事じゃないわ」

 

アリスは、「はぁ……」とため息をつき、自分の家から持ってきた、メイド服っぽい青い洋服に、ブロンドのロングヘアーと頭のリボン姿。身の丈を超える武器などを持っている上海人形たちを展開させた。

 

「そんなことないぜ。こんなにたくさんなら、私の弾幕ですべてを吹き飛ばせるから、終わった後は凄くスッキリするんだぜ」

 

「所詮、あなたは野魔法使いね」

 

「温室魔法使いよりはよくないか?」

 

「都会派魔法使いよ」

 

魔理沙とアリスは戦闘態勢をとり、いつでも戦闘になっても動ける状態にした。そのことを確認したのか、馬に乗っている鎧を着た怨霊が、手に持っている槍を自分の頭上に持ってきて、攻撃の合図なのか槍を振りおろした。

その合図と共に怨霊たちが2人に向け、走って行った。

 

「最近、複数と戦うことが多くなってきたな……あの黒騎士みたいに倒してもまた、出現するということは勘弁だぜ」

 

あの黒騎士みたいに無限増殖は無いだろう、もしそうなら、今まで倒してきた怨霊たちもまた復活するのだから。しかし、そのようなところは見たこともないし、聞いたこともない。

 

「あなた……そこまで複数の敵と戦うのが嫌なの?」

 

「いいや、少し私のせいでそのような状況があったからさ」

 

「あなたなら、あり得ることね」

 

アリスは、少し笑みを浮かべながら言った。そして、二人は散開して怨霊たちに向かって行った。

 

「そらそら、行くぜッ!」

 

まず魔理沙が、向かってくる怨霊を弾幕で攻撃していった。しかし、1発食らっていても、怨霊は消えずに残っていた。そのことは魔理沙には想定済みだった。だいたいの怨霊は弾幕1発だけでは倒れない、複数の弾幕を当てるか、それともスペカで一気にかたずけるかのどちらしかない。しかし、それは魔理沙の場合だ。

アリスは、人形が持っている槍で攻撃しながら、弾幕を放っていた。前線で怨霊に攻撃する人形、後方から弾幕を撃って援護する人形、丁度いいぐらいの攻撃陣形を整えていった。

 

「私も、アリスみたいな人形が欲しいぜ……」

 

魔理沙はその光景を見て、羨ましそうな感じに言った。しかし、その光景を一瞬だけ見て、続けて怨霊たちに攻撃をした。まず、目の前にいる怨霊に3発の弾幕を放ち、その場に停止させる。それをやった後、後ろから刀を振り下ろそうとしている怨霊が出現し、魔理沙はそれを後ろに振り向きながら横に避け、視界に入って瞬間、至近距離の弾幕を浴びせた。怨霊が消えていくことを確認した魔理沙は、スペカを詠唱し始めた。

 

「アリスッ!避けろよッ!魔符『ミルキーウェイ』」

 

魔理沙を中心とし、大きな星形の弾幕を回転させながら展開していき、魔理沙は小さな星形の弾幕を展開していた。

 

「まったく、野蛮なことは変わりないわね」

 

アリスはその弾幕を避けながら、怨霊たちを倒していった。魔理沙もアリスに負けないほど怨霊たちを倒していった。そしてスペカの弾幕が終わり、2人の周りには、2人しかいないスッキリとした空間になっていた。

そのことを確認したのか馬に乗ってる大将格らしき怨霊が、手を後ろにやって怨霊たちを後退させていった。大将格の怨霊も、森の中へと後退していった。

 

「おいコラッ!逃げんなッ!」

 

魔理沙は途中で逃げられるのが気に入らなかったのか、逃げて行った怨霊たちを追いかけていった。

 

「ちょっと、魔理沙ッ!そんなに深追いを……もうッ!」

 

アリスは魔理沙を止めることを諦め、アリスも逃げて行った怨霊たちの方向へ走って行った。

 

 

 

 

 

-----○●○-----

 

 

 

 

 

あー、遅いなぁ……もうラグー食べ終わっちまったぜ。体の調子はだいぶ良くなったし、寒気など先ほどまであったのか?と思うぐらいスッキリしている。しかし、自分が風邪をひいたおかげで一つ分かったことがある。『聖』の力は、風邪などの病気を癒す効果があるということだ。

このおかげでだいぶ早い段階で治すことができた。しかし、『聖』の力だけではこんなに早くは治らない。体を温め、休息を取ることにより直しやすい状態を作ったからだ。アリスと魔理沙に感謝しないとな。

しかし、完全(・・)に治ったわけではない。

 

「少しとか言っていたが、まったく少しじゃない」

 

ラグーを食べ終わった後、ティーポッドに入っている紅茶を注ぎ、少し外を見た後、飲み始めた。

あの2人は外を見て、何かを思い出したようだが……雪以外何も見えない。見えるとしたら木の陰ぐらいだ。

 

「うーん、待っていてもしょうがないし、自分から行くか」

 

魔理沙に引き留められたにも関わらず、2人が心配なので想雅が行こうとしていた。椅子から立ち、刀を取ろうとした瞬間、窓から青白い人影のようなものが見えた。

 

「ん……あれは、怨霊か……ここにまで湧いているのは本当だったか……」

 

その怨霊は、森の中へと消えていった。

怨霊……窓……森……ハッ!

 

「まさかッ!ったく、アイツらはッ!」

 

想雅は急いで刀を持ち、バタバタして玄関から出た。

まっていろよ……近頃、奴らの動きが何だか戦闘慣れしている奴らが多くなってきたからな……

 

 

 

 

 

-----○●○-----

 

 

 

 

 

「クソッ!どこいったアイツらはッ!」

 

魔理沙は怨霊たちを追いかけ、森の奥深くへと入って行ったが、怨霊たちの姿を見失った。

その後にアリスが追い付いてきた。

 

「ちょっと、魔理沙ッ!あまり追わない方が……」

 

アリスは魔理沙にそう言うが、魔理沙は聞く耳を持たなかった。

そうこう言っているうちに、2人の目の前に1人の怨霊が姿を現した。その怨霊は2人を確認したのか、先ほどと同じに後ろに後退していった。

 

「絶対に何かがあr「待てやぁぁぁぁぁッ!」魔理沙ッ!」

 

魔理沙は怨霊を見つけると、凄い勢いで怨霊が後退していた場所に向かって行った。そこは少し開けており、魔理沙たちは木の陰で怨霊の姿を確認することができないが、怨霊たちは開けた場所の中心に来ているため絶好の的となっていた。

そして、木の陰から無数の矢が2人に向けて飛んできた。

 

「このために逃げていたのか……」

 

「そんなのんきな場合じゃないでしょッ!」

 

魔理沙とアリスは飛んでくる矢の軍勢を避けながら話していた。そして、矢の軍勢猛攻を避けきり、体を休めようとした2人だが、次に3人の馬に乗った騎馬兵たちが2人に向け走ってきた。

 

「行クゾ、オ前ラッ!」

 

「「オウッ!」」

 

今までの怨霊と違い、話すことができる3人組が魔理沙とアリスを中心としグルグル回り始めた。

そして、1人が2人に向け槍を構え攻撃を仕掛けてきた。

 

「ハッ!」

 

怨霊は2人に向け、槍で薙ぎ払うが華麗に避けられた。しかし、残った2人の怨霊も攻撃を仕掛けていくが、華麗に避けられていた。

 

「弓兵ヨ、放テェッ!」

 

1人の騎馬兵の掛け声と共に、木の陰から弓の軍勢が飛んできた。それを魔理沙たちは避けながら迎撃していった。

 

「おいおい……今までの奴らと全く違うぜ……」

 

「そうね、いつもより頭が回っているわ」

 

そして、弓の軍勢の攻撃が終わると、次に木の陰から、刀や槍を持った怨霊が2人に向け走ってきた。

 

「ったく、まだまだ出てきやがるッ!」

 

「その原因はあなたの気がするけどね……蒼符『博愛の仏蘭西人形』」

 

アリスの周囲から人形が出現し、その周りを周りながら弾幕を展開していく。

そして、青色の鱗弾を一発ずつ放つ。鱗弾は方向を転換し、白色の鱗弾に分裂する。更に鱗弾は方向を転換し、赤色の鱗弾に分裂する。弾幕の色の変化はなんだかフランスの国旗に見える。

 

「瞳の色が青くて、弾幕の増え方が少しお洒落なところがおフランスたる所以か」

 

「そのことを想雅が聞いたらどう思うのかしら」

 

魔理沙はが呟いたことにアリスはいい返した。

魔理沙は「口が滑った」と言い、アリスの弾幕に被弾しないように避けていった。怨霊たちも弾幕に当たり次々と消滅していくが、怨霊の中には、楯を持っている者もおり、なかなか倒すことができていない。

 

「なかなか、硬いわね……」

 

人形を駆使して戦うアリスも苦笑いしながら言った。

そして、展開していた弾幕が終わり、人形たちがアリスのもとへと帰って行った。その瞬間を逃さなかった1人の楯を持った怨霊が、楯を捨て、アリスの方へと向かって行った。

 

「アリスッ!」

 

「え……?きゃぁぁぁぁッ!」

 

アリスは魔理沙に言われ気付いたが、すでに時遅し、アリスは怨霊に突進され地面に座ってしまった。その怨霊はアリスに槍を構え……

 

「やらせるかぁぁぁぁぁッ!雪弾ッ!」

 

どこからか少年の声が響き、その瞬間、アリスの目の前にいた怨霊は体に何かが当たり、勢いよく飛んで行った。

 

「まったく、お前らは……病人に労わることはいいが、少しは頼れよ」

 

そう、その少年は……先ほどまで風邪をひいていた想雅だった。

 

「「想雅……」」

 

魔理沙とアリスは想雅の姿を見ると、自然に彼の名前が口から出た。

 

「お前らは少し休んでいろ。まぁ、こんな寒空では休むと言うのは、少し気に障るがな」

 

想雅は2人にそう言うと、怨霊たちがいるところへと歩いて行った。

その背中を見て、魔理沙とアリスは、心の中で少し変わった感情を抱いていた。まぁ、このことは想雅なんか知る由もない。

 

「さてと、怨霊どもッ!あんたらは何が目的で、人を襲うッ!」

 

想雅はお腹から声を張り上げ、怨霊たちに言った。

 

「目的ダト……?我ラハ全テハ、新皇(しんおう)様ノタメ、ソコニドンナ理由ガアロウトモ、全テハ、新皇様ノ命令。我ラハ、ソノタメノ軍勢ヨッ!」

 

騎馬兵の怨霊が、想雅に負けないぐらいの声を張り上げた。

 

「お前らに命令しているのは、新皇って奴か……」

 

「話ハイイ、貴様ハココデ死ヌノダカラナッ!弓兵ヨッ!」

 

想雅との話を終わらせ、騎馬兵はまた、弓兵に命令を出し、弓の軍勢が想雅へと向かって行った。

 

「騎士の名において必要とされる必中の矢よ。決して逃すな、故に悪しき物をを射抜け。

聖矢『フェイルノート・スターダスト』」

 

『聖』の力を込めた弾を上空に打ち上げ、拡散させ、無数のレーザーを落とし、向かってくる矢の軍勢を正確に狙い、その弓を放った弓兵も次々へと射抜いていく。

 

「一筋縄デハイカヌカ……オ前ラッ!奴二、アレヲヤルゾッ!」

 

3人の騎馬兵は1か所に集まり、3人同時に想雅へと向かって行った。

 

「続ケェッ!」

 

「「オウヨッ!」」

 

1人目の騎馬兵は、想雅に向け刀を振り下ろす。想雅はそれを横に避け、体制を整えようとしたが、次に騎馬兵の槍で攻撃されそうになり、急いで下に回り込む、そしてもう1人の騎馬兵も想雅に向け、槍で攻撃してきた。想雅はそれも下に避け、下から自分の刀で、槍の柄を斬った。

 

「イケルゾ、モウ一度ダッ!」

 

また、1人の騎馬兵が想雅へと攻撃を始めた。その時想雅は、雪玉を作っていた。

 

「『魔』の力よッ!」

 

創り終えると、想雅は足に、『魔』の力を込め、勢いよく飛んだ。そして、向かってきた騎馬兵を踏み台にし、それより遠くに飛ぼうとした。

 

「オ、俺ヲ、踏ミ台ニシタァ!?」

 

ガ○ダムに踏まれた、ド○のパイロット、ガ○ヤが言った言葉を口にした瞬間、騎馬兵は勢いよく地面に落とされた。そして、もう1人の騎馬兵が槍で攻撃しようとしたが、

 

「雪弾ッ!」

 

先ほど作っておいた雪玉を騎馬兵の顔にめがけて、おもいっきり放ち、騎馬兵は勢いに勝てず、馬からおもいっきり落下した。

 

「クソッ!2人ノ仇ィッ!」

 

槍を斬られた騎馬兵は、刀に持ち替え想雅へと攻撃をしたが、空中にいる想雅はその攻撃を、自分の体を捻り避け、その勢いで騎馬兵の顔面に蹴りを入れた。

 

「オブフッ!」

 

騎馬兵は勢いよく飛んでいき、1本の木を破壊して消えていった。

そのことを確認して、勝てないと思ったのか、怨霊たちの気配が消えていった。

 

「大丈夫か?お前ら?」

 

想雅は2人のもとへと駆け寄り、安否を確かめた。

 

「えぇ、ひとまずは……」

 

「しかし、よくわかったな私たちの居場所が」

 

「そのことは、『言霊』の力を借りて、居場所を探した」

 

『言霊』が優秀すぎて困るぐらいだ。あと、2回『言霊』を使ったら倒れるか……どうだろうな、今回の異変は……

 

「まぁ、怪我がなかったのはよかt……へくっしょんッ!」

 

想雅はくしゃみをした。

 

「あなた……無理してきたわね」

 

2人は想雅に呆れながら、3人はアリスの家へと帰って行った。

 

 

 

 

 

 





仲いいな、あの騎馬兵3人組は……ジェッ○スト○ームア○ックかけてきたぞ。
これなら、連邦の白い悪魔を倒せそうだな。

想雅……お前は悪魔か……騎馬兵を踏んで地面に叩きつけ、雪玉で地面に叩きつけ、蹴りいれて木に叩きつけ……あんた悪魔かッ!

感想待っています!
次回もお楽しみに!

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