ふぃ……久しぶりの原作キャラの登場ですぜー。
やっと、登場させることができた。
感想ありがとうございました。
では、ごゆっくり。
現在見ている光景で想雅は叫ぶしかなかった。
「ここはどのなんじゃいッ!?」
想雅が見たものはたくさんの高層ビルが並んでおり、現代の日本を思わせるような光景だった。しかし、一つだけ違う点があった。ふと後ろを振り向くと、そこは山や平原、森などがあるサバンナ並の光景だった。一瞬、「現代のアフリカ……?」と思ったが、そこらへんには原住民の1人や2人も先ほどまで見ていない。しかも、ここに住んでいる人々の服装が少し奇妙な感じがした。まぁ、あの人たちから見てこっちの服装もそうとう奇妙だと思われているだろう。
「マスター、ここは本当に過去という物なのですか?天界に似ている感じがするのですが……」
ノエルが不思議そうに想雅を見ながら言った。
確かにそう思える一面がある。しかし、後ろの光景を見てここは過去というのが断言できる。俺が住んでいた時代はこのような光景を見たことない。こんな大平原の真ん中でこんな高層ビルが立ちすくむところなど見たことが無いのだから。
「とりあえず、現状を確認するために、情報でも……」
想雅は先ほどまで見ていた大平原に目を逸らし、情報収集をしようと進んだ時だった。
「あなたたち……あまり見かけない顔ね……」
横から1人の女性に声をかけられた。
長い黒髪を三つ編みにしており、前髪は真ん中分け。 左右で色の分かれる特殊な配色の服を着ている。具体的には、青と赤から成るツートンカラー。上の服は右が赤で左が青、スカートは上の服の左右逆の配色となっている。袖はフリルの付いた半袖で、全体的に色合い以外はやや中華的な装い。また服のあちこちに星座が描かれている。
「ここに来たときはビックリしましたよ。ここまで進歩していたとは……」
想雅は彼女の顔を見てやると、ビルを眺めるように言った。
「そう……あなたたちは旅人なのかしら?こんなところまで?」
銀髪の女性は想雅とノエルを見た。ノエルはそれに驚き、後ろに隠れてしまった。
「
想雅はビクッと背中を震わせた。やばいやばい絶対バレたってこれヤバい方面ですか?うん、少しは言い訳になると思っていたよ、少しだけは……
想雅が少し慌てた表情を見せたことを見た女性は彼に近づき耳打ちをした。
「何かの事情があることはわかったわ。ここだとあなたたちが目立ちやすいから私の家に来なさい」
女性は後ろに振り向き、こっちと言わんばかりに手をクイクイと動かした。
「とりあえず、情報をくれそうな人を見つけれてよかった……」
-----○●○-----
うわぉ……ここがこの人の家ですか……結構デカいし、なんか研究所みたいなところだな。実験されるのか?俺……
想雅はそんなことを思いながら中に入った。しかし、室内は研究所じゃなくて以外にも普通の家と同じ内装だった。すると、黒髪の女性を出迎えるおうに廊下の奥からテトてとと小さな足音をたて誰かがこちらに向かってくるように思えた。
「おかえり~、えーりん」
「ただいま戻りました、姫様」
姫様と呼ばれた少女は、ストレートで、腰より長い程の黒髪を持つ。前髪は眉を覆う程度の長さのぱっつん系の髪型。その少女……いや幼女は女性に頭を撫でられると「えへへ」と嬉しそうに顔をうずくめた。この人の娘さん?妹さん?なのか……?
「えーりん、この人たちは?」
姫様は純粋無垢な顔で想雅たちを見た。
「そういえば、まだ名前を聞いていなかったわね。私は八意永琳よ」
銀髪の女性と姫様はこちらを見つめてくる。
「私は、ノエル……」
想雅より早くノエルが名前を名乗った。
「ノエルちゃんって呼ぶね。私は蓬莱山輝夜っていうの、よろしくッ!」
姫様は嬉しそうにノエルの手を取って喜んだ。ノエルも同じく「輝夜ちゃんと呼びます」といい輝夜はより一掃に喜びを表現するためかノエルに抱き着いた。ノエルも一瞬驚いた表情を見せたが、嬉しそうに頭を撫で始めた。想雅と永琳はそれを喜ばしい目線で見ていた。
「あなたの名前は?」
「ん?あぁ、俺か……俺は天上想雅だ」
「そう……なら想雅と呼ぶわ」
うーん、今の状況はまだあんまり詳しいことを聞かれてないから安心だけど、この後がどうなるのかなぁ……ねぇ?
想雅がそんなことを考えている時に彼の服をちょいちょい引っ張る感触がした。そこに振り向くと今までノエルと抱き合っていた輝夜が想雅の方を見ていた。
「ねーねー、名前何て言うの?」
輝夜は想雅に名前を聞いた。そういえば、まだ言っていなかったな……
「俺は天上想雅だ」
「そーがって言うのねー。私、輝夜よろしくね」
「よろしくな、輝夜」
想雅は輝夜の頭を撫でた。永琳の時と同じく嬉しそうに顔を赤く染めた。その現状を見たノエルは羨ましそうに頬を膨らませた。想雅はノエルの機嫌が悪いと見たのか、輝夜だけではなくノエルも頭を撫でた。それによりノエルの機嫌はよくなり、想雅の心もほっとした。
「ところで、想雅とノエルはどういう関係なのかしら?」
「関係といってもn「兄妹です」そうそう、俺とノエルはきょうd……ん?……はぁぁぁぁぁッ!?」
ノエルの言葉に一瞬何言っていたのか考えたが、思わぬ言葉だったため大声を出さずにはいられなかった。その声で近くにいた輝夜が驚き、少し涙ぐんでいた。想雅は「す、すまない」と謝りながら輝夜を慰めていた。
「あなたたちが兄妹……少し信じがたいことだけど……」
やっぱり、無理がありますよねー。だって全く似てないもの。茶髪の俺と、白銀の髪のノエルとは完全に兄妹には見えませんよね……瞳の色が同じというのはいいとして……
そんなことを思っている想雅を余所に、ノエルは無表情で何気なく言った。
「兄妹らしく裸の付き合いもしました」
「おいコラ、そんなデマを言うな」
「私の一糸まとわぬ姿を一方的に見られました」
「そう……なら分かったわ」
「分かったんかいッ!いや、分かってほしくないんだけどなッ!」
一方的に見たんじゃなくて、視界に入っただけだからな。そんなやましい心なんて無かったからな。それで信じる永琳もどうかしているだろ。男が猛獣だからなのか?そんな感じじゃないぞ俺は、こんなかんじで大人しいからな。うんうん。
「ねーねー、はだかのつきあいってなぁにぃー?」
「大人になるまで我慢ですよ。輝夜ちゃん」
「はぁ……元の時代に帰りたい……」
想雅は弱気なことを言うが言葉だけじゃ変えられないことがあると実感した。こうして想雅たちは、永琳、輝夜に知り合ったのだ。
-----○●○-----
そして、4日のキングクリムゾンがかかった。え?その4日間は何をしていたって?別にそんな大層なことをやっていませんよ。
初めて知り合った次の日に、いきなり薬の実験台にされかけたり、風呂に入っている時にノエルと輝夜が押し寄せてきたり、布団の中に同じくノエルと輝夜が入り込んでいたり、また薬の実験台にされたり、そしてまたまた薬の実験台にされたりと、そんな大層なことヤッテイナイジャナイデスカー。ヤダー。
「マスター、黄昏ているのですか?」
ノエルに声をかけられた。
「いや、何だか大変だったな……って、2人とも俺の膝の上から降りてくれませんかねぇ?」
下を向くとそこには自分の膝に座っているノエルと輝夜の姿があった。右膝にはノエルが座っており、左膝には輝夜が座っているという何だかロリコンが喜びそうな状態だった。言っておくが俺はロリコンじゃないからな……っといっても膝を通して2人のお尻の感触g……おっと気を確かに天上想雅。ノエルは一応、胸は膨らみかけているから幼女じゃないが……って、そんなところまで知っている俺の脳内がどうかしているわッ!
想雅は1人煩悩と戦っていた。
「そーが、何しているの?」
「い、いや、何でもない……」
とりあえず無になるんだ。心を無にして何も感じず。そして悟りを開き涅槃に達しろ……ってすでに涅槃行ってきたんだがな。悟り開く前に涅槃に行くってインド僧涙目。
そんなインド僧が涙目になっている姿を思い浮かべている時、右側の扉が開きそこから永琳が中に入ってきた。
「想雅、ノエル。少しついてきて」
「ん?いきなりどうした。実験体になんてならんぞ」
想雅はまた実験体にされるのかと疑いながら言った。しかし、永琳の顔には「それより重要なことだわ」と言っているような顔だった。
「あなたは私の事をどう思っているのかしら?」
「人様をかってに実験台に出すこわーい人」
「そう、なら今からでも実験台にだそうかしら?」
まぁ、そんな冗談なことを言い合っているうちに本来の目的を忘れかけていた永琳だった。
「そんなことより、あなたたちに会いたいという人がいるわ」
俺たちに会いたいと言う人ねぇ……どんな人なんだ。
想雅はふぅ~んという何気ない顔で聞いている。
「……ツクヨミ様よ」
ロリロリ輝夜ちゃん。この時の姫様はこんな感じなのかな?
クッソウ……想雅の奴、ハーレム主人公のようなイベントを発動しまくりやがって妬ましい。あっ、あんなんでも一応主人公だった。
感想待っています!
次回もお楽しみに!