何とお気に入りも2000を超えており、驚愕でした。
また、この作品を推薦してくれた方々、本当にありがとうございます。完結までは大体の流れは出来ていますが、日々のモチベーションに繋がり、とても感謝感激です!
感想の返信も遅れてしまい、申し訳ありません。
なるべく早くにしていこうと思います。
それではどうぞ!
「島田先輩……なんでそんな大荷物なの?」
「武部、常日頃からいつでも歌えるように準備しておくのは当然の事だぞ」
「本当は?」
「抽選会という名目だけど、自由時間いっぱいだからライブがしたくてつい」
「もー!!」
と、言うわけで俺たちは今戦車道全国大会のトーナメント抽選会場に来ている。とうとう始まってしまうのかと考えると、あの熱い戦いが生で見ることが出来る期待感と、聖グロ戦のように何か違うことが起きてしまうんじゃないかという不安な気持ちが沸いてくる。
しかしそんな事いちいち考えても仕方がない。やれる事はやって来たつもりなんだ、後は大洗に優勝して貰うためにこれからもサポートしていくだけ。
今は抽選会という名目での休みを満喫するかな。いや〜どんなに気持ちが強くても、心が疲労していたら体も持たないからね。自動車部?あぁ、あいつらは整備しながら自動回復してるから問題ない。
ちなみに少し前に、頭にあのピコンッ!という音が鳴ったので、課題を確認したら一つクリアしていた。
『聖グロリアーナ女学院OB会を説得し、新戦車導入を手伝う』
この課題なんだが……うん、俺は直接説得した訳じゃないし、あまり覚えが無いんだが……それに新戦車ってこんな大会直前に?いや、導入だから戦力になるレベルなのか?どうなのか分からないが、もし戦力になるのであれば真面目に黒森峰との試合が分からなくなるぞ。原作通りであれば、だが。
それは考えていても仕方がない、話を戻そう。
しかし武部も大袈裟だなぁ、このくらいで大荷物だなんて。弾き語りメインでのアコギと、まぁその他もろもろ持って来てはいるけど。
「先輩は大荷物という意味を調べた方がいい」
「冷泉、お前馬鹿にしてるな?」
「島田は歌になると周りが見えなくなっちゃうから、何言っても意味ないからね〜」
「以前の事があるから強くは出れないけど角谷、お前もバカにしてるな?」
「まぁまぁ……島田先輩が好きなように演奏すればいいと思います。だから皆から親しまれているわけですし」
「西住……俺の理解者はお前しかいないようだ……あぁ、この場での唯一の癒しだ」
「理解者!?癒し!?いや、そんな事はないですよ!」
「顔真っ赤だよみぽりん」
「みほさんはしっかりアピールして行くのですね!強かな人で参考になります!」
「流石は西住流……西住殿ですね」
「皆もちょっとやめて!?」
あー西住は優しいな……その優しさが心に染み渡る。冷泉と特に角谷、お前達に言ってるんだぞ?
「お前達!さっさと歩け!」
「まぁまぁ、時間はあるし大丈夫だよ桃ちゃん」
「そうだぞ河嶋、少しくらいリラックスしていかないとな」
「島田!特にお前だー!遊びに来ているわけではないんだぞ!」
「はぁ……もうちょっと心に余裕を持って行こうぜ桃ちゃん」
「桃ちゃん言うなぁー!気持ち悪い!」
なんて事を言うんだ河嶋。ノって行こうぜノって。皆で歩いていると会場が見えて来た。おぉ、あそこでくじを引いて、サンダースと戦う事がわかるわけだな?なんか気分上がっ「ちょっと待ちなさい」……ん?
「そこの男の子の君よ君」
「はい、何でしょうか?」
「いや……何でって、会場には男子生徒立ち入り禁止よ?」
「……え?本当ですか?」
「ほんとよほんと」
恐らく会場の周囲を見回ってた女性に呼び止められ、立ち入り禁止である事を告げられた。……角谷ぃ!
「立ち入り禁止って何でですか?」
「以前にも高校によっては男子生徒が来ることがあったんだけど、基本的に女子生徒が多く参加するわ。その際に問題が発生することもあるわけ、揉め事とかね」
「それで禁止になったんですか?」
「それ以外もあるけれど、主な原因はそれね。私のように見回る人間が居るのも問題を未然に防ぐためよ」
「なるほど……分かりました」
いや、決まってるならしょうがない。……俺は何のためにここに来たんだろうな……
「あはは〜ごめんね島田〜。ま、休暇って事にして待っててよ」
「終わったらすぐに迎えに行きますね、島田先輩」
「皆もくじ引くとこ見るだけだろうけど、ゆっくりでいいぞ」
……開き直って、当初の予定を繰り上げライブするしかねぇなこれ!
「……なんか島田先輩が元気に見えるんだけど」
「沙織、気にしたら負けだ。どうせ頭の中は既にライブの事しか考えてない」
なんか冷泉さん、遠慮しなくなったと言いつつも以前より辛辣じゃないですか?
男子生徒は立ち入り禁止という事で、そこで皆とは別れ、抽選会が終わるまでライブをして過ごそうと思う。……取り敢えず人が多いとこ行くか。
「…………それで、なんで居るのかな?ここに」
「風が教えてくれたのさ、大切な友人と再会が出来ると」
「いや、大切な友人と言えるほど一緒に居ないだろ」
「友人との関係に、時間は重要じゃないんだよ」
「それは場合によるし、結構賛成な所あるけど、そもそも俺とミカさんは友人なの?」
「…………」
「カンテレで誤魔化すな、それに何でちょっと泣きそうなんだよ。
……あーもう!俺が悪かったから、凄い罪悪感でいっぱいだから!」
人集りが多く、いくつもの店が立ち並ぶその場所で、何ヶ所かライブできそうな場所を見つけた。まず手始めにここからだなと思い、周囲の人達に許可を取りつつ、準備を始めていると、いきなり後ろからどこかで聞いた事のある音が聞こえるではありませんか。
振り向くと、いつぞやの時見かけた継続高校のミカが居た。
……うん、苦手なんだよねこの人。最初の出会いがあれだし、俺自身の問題でもあるんだけど。
そもそも貴女隊長ですよね?抽選会どうしたんですかね……
取り敢えず、何故か落ち込んでいるミカを宥めつつ準備を続けてライブを始めようとした。が、ミカは動く気配が無く、ずっとそこに居座る気である。
「なぁミカ」
「なんだい?」
「抽選会見なくてもいいの?」
「ただ試合相手を決めるだけの行為に意味があるとは思えない」
「いや、まぁランダムだからそうとも言えるけど、その後の決まった相手は知っておくべきじゃない?」
「それはいつでも知る事が出来るからね、それよりも大切な事が今、目の前にあるのさ」
「うーん……ミカさんがいいならいいんだけど……そうだな」
何を言っても無駄だと思ったので、深くは聞かない事にする。だって本当に動くつもりないんだもん。継続高校自由すぎる!
それにいい事を思いついた。目の前には珍しいカンテレという楽器を弾ける人がいる。こんなチャンスは滅多にないし、親交を深めるという意味で一つ提案した。
「ミカさん、ここで俺のライブ見ていくのか?」
「そのつもりだよ。君の歌を聴くのは久し振りだからね。君が見つけた音を聴きたいのさ」
「……あの時の一言は痛烈に効いたよ。けどお陰で今の俺がいる事も事実だ。ま、それは置いといて、此処にいるのなら一つ提案があるんだけど」
「提案、ね。言ってごらん?」
「此処に楽器を弾ける人間が二人いるだろう?ならやる事は一つさ。
セッションしようぜ」
「……成る程、それはとても魅力的だね。でも私でいいのかい?」
「いいんだよ。さっきは友人という言葉に否定的で悪かった。だから親交を深める意味でもどうかなって」
「親交を深める手段はいくらでもあるさ。
……ただ、一緒に音を奏でる事で深める事には意義を感じる」
「てことは?」
「勿論、構わないさ」
「そうこなくっちゃな!カンテレと合わせるなんて初めてだけど、とても優しい音色だからね。それに同じ楽器さ、心配する事は何一つない」
お互いに見合わせ、笑みを浮かべた後、ミカから弾き始めるよう促す。その音に合わせて俺も弾き、セッションを始める。
俺とミカ、アコギとカンテレから奏でられる音は自然と周囲に響き始める。気になる人も出て来たのか、少しずつだけど人が集まってくる。……やっぱりこうでなくちゃな!
正直に言おう。めちゃくちゃ楽しい!
あれから結構時間が経つが、お互いに疲れた様子を見せる事なく、楽器を弾いている。てかミカすげぇ上手い。最初は弾いてもらった後に俺が合わせるような流れだったけれど、普通に俺の方へ合わせてもくれてる。
ずっと同じような曲調って事は無く、少しの休憩を挟みつつ互いが互いをリードしながらもサポートする状況が続いている。
一度演奏を終了し、ミカに問いかける。
「まだまだいけるか?」
「少なくとも私の指が止まる気配はないよ。どうかしたのかい?」
「いや、このまま続けるってのも楽しいけれど、ミカさんが予想以上に上手くてね。……このままセッションで終わらせるだけじゃ勿体ないと思ったんだ。それで一緒にライブしようかなってね」
「……へぇ〜、それは興味深い事だね」
「勿論、ミカさんの難易度は上がる。俺は自分の曲だからいいとして、ミカさんにとって知らない曲ばかりだからね。それに合わせるとなれば難しいと思うけどどう?」
「……君の歌声を聴きたいと思っていた。前に聴いた時には色々と言ってしまったけれど、それでも君の歌が気に入った事は確かだったからね。
あれからどう変わったのか。それを一緒に演奏して聴く事ができるのは特別な立場にいるみたいだね」
「急に饒舌になったかと思えば相変わらず回りくどいなぁ。
おっけーって事でいいんだな?よし、やろうぜ」
既に苦手な気持ちは無く、共に人々へ音を響かせ想いを伝える仲間として認識していた。……あぁ、バンド仲間以来だなぁ、一緒に演奏するのって。
「あ、あとミカさん。特別な立場ってのは案外的を得てるよ。今まで高校三年間、一緒に演奏しライブをした人はミカさんが初めてだ。
まだ時間あるし、思いっきり楽しもうぜ」
そう言ってミカを見据えた。するとミカは目を逸らし、帽子で顔を隠した。一瞬目を見開いた気がしたが、顔を隠してよく分からなかった。
「…………ふぅ、全く、いきなりだね。じゃあミナト、君に合わせよう」
「了解だ!さて、休憩と作戦会議は此処までにして、こっからが本番だ。人達も集まってくれてるし、一気に心を奪い取ろうぜ」
「ミナトはいきなり気障な言葉を使い始めるね。心を奪うなんて、その言葉の必要性が感じ取れない」
「〜!!こういうのは雰囲気が大事なんだよ!ノリがいいのか悪いのかやっぱわかんねぇな!
じゃあ用意もできたし行こうか」
俺はミカも準備が出来た事を確認して、周囲を見渡す。ちらほら戦車道関係の女生徒と思われる子達を見かける為、西住達も来るかもな……と思いつつ俺も楽器を構える。
「見てくれてる人達、本当ありがとう!さて、こっからはセッションだけじゃない、本気の歌を聴いてください。
明るく楽しくやっていきたいんで、どうか楽しんでもらえたら幸いです!
んじゃー、一曲目!」
『イロトリドリ』
はぁ〜…………やっと抽選会終わったよ……
まさか一回戦からサンダースと当たっちゃうなんて。帰ったらすぐに作戦練らないと。
「取り敢えず島田先輩と合流しよっか!」
「そうですね〜先輩はどちらに行ってるんでしょうか?」
「どうせ先輩の事だから、人が多いところでライブをずっとしてる筈だ」
「となると……来る時に見かけた色んなお店が並んでたあの通りですかね。西住殿、行きましょう!」
「あ、うん。そうだね」
皆から呼ばれ会場を後にする。
……ん?何かやけに視線を感じる気がする。
「ねぇ、何か見られてる気がしない?」
「そうか?」
「沙織さんもそう思う?」
「うん、みぽりんも感じたんだ。うーん……あ、誰かこっち来るよ」
沙織さんが言った方向へ目を向けると、二人組が近づいて来る。あれ?あれって……
「貴女達が大洗の奴らね!」
「そうみたいです、カチューシャ。先程抽選会へ出てた方もいらっしゃいます」
「プラウダ高校!?」
「ゆかりん、知ってるの?」
「昨年の優勝校ですよ!あの黒森峰をやぶ……あ」
「ふん!私達の事を知らない奴がいるなんて」
「しかし彼女達は殆どが初心者と聞いています。しょうがない部分もありますよ。それでもカチューシャを知らない事は許せませんが」
そう、そこに居たのはプラウダ高校の人達だった。……去年の決勝戦での相手だ。
「…………」
「な、何でしょうか……?」
カチューシャさんが此方をじっと見つめて来る。試合前と後の挨拶でしか会ってない筈だけど……
「……元気そうね。まぁいいわ。ところであんた達、今日はナトーシャは居ないのかしら?」
「「「ナトーシャ?」」」
「島田湊の事です。カチューシャ、抽選会ですからやはり来ていないように見えますが」
「島田先輩と知り合いなんですか?」
「まぁね!前から色々そうだ……それは今はいいわね。で、やはり来てないのかしら?」
「いえ、来てらっしゃいますよ。会場へ入れなかったので、今までは別行動だったんです」
「先輩の事なら今から探しに行く所だが」
「あら、来てるのね!なら顔でも出して行こうかしら」
「分かりましたカチューシャ。学園方には連絡入れておきます」
カチューシャさんが言いたかった事は分からないけど、どうやら私達について来るみたい。……島田先輩って顔広いね。どうやって知り合ったんだろう?
「ほら!貴女達行くわよ!このカチューシャがわざわざ出向くんだから、ちゃんとナトーシャのところへ案内なさい!」
「なんでこんなに偉そうなんだ」
「まぁまぁ麻子、島田先輩の知り合いみたいだし、ね?」
「はい、じゃあ行きましょうか」
優花里さんと華さんはもう一人の女性、ノンナさんと話していた。カチューシャさんはやけに私を見ている気がするんだけど……やっぱり昨年の試合の事、かな?
ちょっとした会話をしつつ歩いていると、また此方へ近寄って来る人達が見えた。
三人居たが、一人が二人へ何かを言うと、二人は何処かへ行ってしまった。……二人はと言うか、一人がもう一人を無理矢理連れ去って行った、と言うのが正しそうだけど。
「Hey!大洗の皆と……カチューシャ、ノンナね!この大人数で何処に行くのかしら?」
「……アンタには関係ないでしょ?サンダースの」
「そんな事言いっこ無しにしましょ!カチューシャ」
そう、まさかの私達の一回戦相手である、サンダースの隊長だった。抽選会の時にくじ引いてた人だから覚えている。
「ま、プラウダの二人がいるって事は、大方ミナトに会いに行くんでしょうけどね!」
「そうですけど……えと……」
「Sorry、私の事はケイって呼んで!」
「分かりました、ケイさん。ケイさんも島田先輩と知り合い何ですか?」
「That's right!ミナトにはかなりお世話になったからね!もし来てるのなら挨拶でもって思って」
「先輩殿はかなり顔が広いようです……」
「先輩は一体何をしてこんなに知り合いを……」
「戦車道好きって言ってたからそれ関連か、もしくはライブだろ、あの先輩なら。ライブは流石になさそうだけどな」
「おぉ〜!よく分かったわね!」
「……島田先輩、ほんと何やってたの……?」
ちなみに私は自然と納得していた。だって黒森峰のある熊本に居たんだもん。他の方と知り合っててもおかしくないよね。
………それでも、偶然隊長の皆さんだし、こんな都合よく知り合いになれるものなんだろうか?ダージリンさんとも知り合いだったし。
ケイさんを交えた計八人は、そのまま歩いていく。ケイさんとノンナさんがなんか睨み合ってる……うん、気のせいだよね。カチューシャさんは麻子さんと話してる。所々驚いてるけど麻子さん、変な事言ってないかなぁ。優花里さんはテンション上がりまくってて凄い喋ってるし、沙織さんも華さんも困ってるよ。
みんなで歩いてると凄い数の人達が集まってる場所を見つけた。何かやってるんだろうか?と思ったけど、一方でもしかしてとも思った。皆の方を振り向くと、全員が同じ顔をして居た。うん、そうだよね、あそこだよね。
「そう言えばミナトを初めて見かけた時もあんな感じだったなぁ」
「カチューシャの時はナトーシャから探しにしてくれたわね」
「ん?」
「ふん!」
「お、お二人共取り敢えず落ち着いて、あそこに向かいましょう」
二人を宥めて中心へ向かう。人集りが凄くてなかなか表に出れないけど、声が聞こえて来る。
「ありがとうございまーす!いやーこんなに人が集まってくれるなんて思いませんでした」
「何かを感じてくれたんだろうね。その何かは人によって様々なんだろうけど、少なくともミナトの歌に惹かれるものがあった事が事実だね」
「それを言ったらミカさんのカンテレも、だろ?」
「…………一緒に音を奏でて、心を通わせたんだ。ミカ、と呼んでくれても構わないよ」
「え?そう?ならミカ、まだまだここにいる人達は満足出来てないみたいだから、続けて行こうか!」
「そうだね、この人達も、そして私達も今日この日でしか味わえないものを充分に味わいたいんだ」
「ミカも詩人と言えば詩人っぽいけど、気障ったらしいセリフだよなそれ。
さて、まだまだ行きますよー!次の曲は」
『時よ』
ヒュー!お互いに熱いところ見せてくれるねぇ!とか、素敵だねーあの二人とも、とか色々観客の人達が言っている。……うん、何してるんだろうね、この人は。
気持ち良く弾き語っている島田先輩と、初めて見る楽器を弾いている隣の綺麗な女性、確かにその……とても似合っている。
何なんだろう、この気持ちは。とても落ち着かない。島田先輩に早く声をかけたい一方で、今の歌を、演奏を止める事が出来ない自分が居た。
周囲を見ると、麻子さんやカチューシャさん達、ケイさんも島田先輩達を見つめていた。その表情からはどんな気持ちを抱いてるのは分からない。けど、
「西住さん、この演奏終わったら行くぞ」
「カチューシャも賛成ね。ナトーシャはいつも通りいい歌を歌ってるけど、私はあの隣にいる奴に言わなきゃいけない事があるわ」
「そうですね、行きましょう。私達は彼を迎えに来た、ただそれだけですからね。
それとカチューシャさん、あの人と知り合いなんですか?」
「あの隣にいる奴は継続高校の隊長よ!ちなみに今日の抽選会には来てなかったはずだけど、どうせサボったんでしょ」
「そんな事より……私はミナトに関係を聞きたいわね」
全員の目的が合致したようだ。後ろで沙織さんが手を頭に当てていて、華さんがいい笑顔で笑っていて、優花里さんが何やら震えてたけど、気にしないでおこう。
どうやら演奏も終わったようだ。また二人で笑いあっていて、周囲からも声援を受けている。確かにいい歌で聞いていて気持ちが良くなる演奏だったね。……さて、それは置いといて、行きましょうか。
「それでは皆さん、対象は島田先輩です。
パンツァー・フォー!」
ゆず より イロトリドリ
星野源 より 時よ です。是非とも聴いてみて下さい!
カフェまで行こうかと思ったら、このまま書くとかなり長くなりそうだったのでここで一度区切ります。登場キャラが多くなると長くなってしまうし、かなり大変ですね。やばい、頭が追いつかなくなりそう。
また、今回一つ、クリアした事により、残りは以下となります。
・カチューシャを肩車する
・単独でアンツィオ高校に赴き、屋台を手伝うこと
・西住しほとみほを和解させる
・西住みほ率いる大洗学園を優勝させる
・西住みほ率いる大洗学園を大学選抜チームに勝利させる
・ミカと一晩を過ごす
聖グロの戦車導入……さて、どうなりますかね。