ちょっと後書き長くなってるかもしれません。見ない方は少しだけ見て、スキップで。
では本編どうぞ。
現在俺とみほ達は病院からの帰りの電車に乗っている。冷泉も疲れたのか、俺の膝を枕にして寝ている……ちょっとみほさん、目が……
久子さんは今朝には目を覚まして、とても元気な姿を見て見せてくれた。起きるや否や冷泉との言い争いに苦笑を隠せなかった。武部も同じだったみたいで、顔を見合わせて笑ってしまうと、久子さんから「何笑ってんだい! 見世物じゃないよ!」と一喝貰った。
……ほんと元気そうでなによりです。
みほ達が来るという事で俺は、その時ジュースを買う為に部屋から離れていたが、花瓶を探していた五十鈴と合流して一緒に借りに行き、部屋へ戻った。
既に話は終わっており、全員が久子さんより退出を促されていたが、みほと久子さんが最後に会話しているのを見て、自然と笑みをこぼしていた。……久子さんと会ったのは今日で二回目だけれど、すごい嬉しそうだったな。
まぁ、全員で帰る前に少しだけ俺一人立ち寄って、久子さんに冷泉の友達の事やちょっと嬉しそうだった事を指摘したりしたけど、久子さんが楽しそうでよかった。こんな機会だったけど、冷泉の友達であるみほ達と会わせる約束も果たせたしね。
そんな風に今日の事を思い返していると、武部達からいきなり話を振られる。
「しっかし麻子も気持ち良さそうに寝てるよね〜、背負ってる時から強く握って離れなかったし」
「首が締まって死ぬかと……まぁしょうがないな、昨日から寝てなかったのもあるんだろ」
「島田先輩もでしょ?」
「そうだけどな、一応お前達を見とかなきゃいけないし寝る訳にはいかんだろ」
「あら、私達のことは大丈夫ですよ」
「そうですよ先輩殿! まだ時間ありますし、寝てもらってても構いませんよ!」
「んー……じゃあお言葉に甘えて少し仮眠取ろうかな」
「じゃあみほさん、肩を貸してあげましょう」
「……って、私!?」
考え事をしていたのか、少し遅れてみほが驚いていた。いや、別にこのまま寝るぞ?
「本当はみほさんの膝を貸してあげたいのですが、麻子さんが先輩の膝を使っているので体勢的難しいと思って」
「その前に私の膝を使っていいと華さんが許可出すの!?」
「落ち着けみほ。それ以前にこの椅子の幅で俺は横になれないし、なるつもりも無い」
まだ冷泉は小さいから余裕があるとはいえ、こんなタッパのある男が電車の中で流石に……それに仲良くなってるとはいえ膝を貸すのは、みほ的にも思うところがあるだろう。
「まぁ……べ、別に私の膝くらいならいいんですけど」
「え? まじで? じゃあ今起きとくから後で船に乗った時にでもしてもらっていい?」
「なんで島田先輩今日に限ってそんな積極的なの!?」
「みほ、電車の中で大声は控えてな? 冷泉も起きるし。いや、膝枕ってこう、男なら一度はされてみたいじゃん?」
「……私から言い出した事ですけど、島田先輩って普通に同年代の男の人ですよね」
みほはちょっと顔を逸らしているが、それ以外からジトーっと見られている。そりゃそうだよ、男だし。てか周りが変なイメージを俺に持ちすぎなんだよ。
「……じゃあ島田先輩、クラスでもこんな風に話せます?」
「……昔ならいざ知らず、なんかもう男子にすら避けられるんだよな」
「せ、先輩殿が遠い目を……」
「触れちゃいけないとこだったんだ……」
そのまま電車に揺られ、景色を見ながら港へ向かう。しょうがないじゃん、話しかけようと怯えてんだもん。
……別に俺は寂しくないよ……?
その男子生徒が、実はその周りで女子生徒から睨まれている事を湊は知らないし、知る事もない。
「あー! ちょっと一休みするか」
船に乗り学園艦へ帰る途中、全員乗ってることも確認したし、俺は休憩しようと甲板へ出る。みほからの膝枕? 流石にね、本気で頼まないよ。
取り敢えず休憩出来そうな場所を見つけようと周りを見渡すと、みほと武部の姿が見えた。何か話しているようで互いに真面目な表情をしている。話が終わった後も、みほの方は考えるように海を見続けている。
「二人ともどうしたんだ?」
「島田先輩! まぁちょっとね〜って島田先輩は知ってるよね、麻子の親の事」
「あぁ……まぁそうだな」
ちらっとみほの方を見る。俺が来たタイミングで笑顔ではいたが、いつもとは違ってちょっと無理をしているように見える。西住家もな……家を出て大洗に来ることだって絶対に一悶着あった筈だしな……
「みほ」
「はい? 島田先輩なんですか?」
「膝枕してくれ」
「島田先輩!?」
「さっき貸してくれてもいいと言ってくれたじゃないか」
「……流石島田先輩、今それをぶっこむ?」
「まぁまぁ武部、いいじゃないか。俺もいい加減眠気やばくてな」
「……えっと島田先輩、本当に?」
「おう」
「私に拒否権は?」
「いや、別に嫌ならいいんだけど」
「…………分かりました。島田先輩、こちらへ」
みほが近くの腰を掛けれるスペースへ座り、膝をポンポンして俺を促す。……すまない、空気をどうにかしようとして変な事を言い出したのは謝るし、膝枕を促してポンポンする女の子とはキュンとくるシチュエーションだと思うが……その顔つきが恥ずかしいとか、赤くなってるとかじゃなく、真顔で何か覚悟を込めた表情は如何なものか、少し怖い。
「じゃ、じゃあお二人共ごゆっくり〜」
「お、おい武部!」
「島田先輩、早く」
「……失礼します」
武部はそそくさと逃げ、俺はみほの元へゆっくりと近づき、膝枕を堪能する事にした……みほさんや、今の貴女の顔お姉さんにそっくり。
いざ、膝に頭を置く。ちなみに顔の向きはお腹側ではない。そちらへ顔を向ける勇気はなど俺には無かった……
……うん、なるほど。
みほの膝から太ももに掛けてのこの枕は非常に素晴らしい。まずはなんといってもこの柔らかさ。身体を鍛え抜いてる訳ではなく、しかし全く鍛えていない訳でもないこの絶妙な弾力と柔らかさ、これは一つの完成形ではなかろうか。
次にこれはみほの服装の影響もあるんだが、直に太ももがある。もう一度言おう、直である。先程述べた感触が直にこちらへ伝わってくるのだ。スカートだししょうがないね! そしてそれに合わせてこちらへ伝わるものはそう、匂いだ。今日は歩きっぱなしだったからかな、女の子特有とも言える匂いと衣服類に使ってるであろう柔軟剤の匂いが相まって、いい匂いがする。
そして最後、これは外せない。先程顔はお腹側じゃないと言った。実際はその逆側を向いてる。しかし、ちらっとみほの顔を見ると目が合ってしまう。先程までの何かを覚悟した表情から、恥ずかしそうに照れてる様な、真っ赤な顔をしている。目が合うことにより一層赤みが増した。
「し、ししし島田先輩! ど、どうでしょうか!?」
「……みほ」
「は、はい!」
「お前のゼロ距離射撃、実に見事だ。俺は白旗を上げざる負えない、おやすみ」
「え? ちょっと、島田先輩!」
二度の人生を越えて初の膝枕、しかもこんな美少女からされて少し混乱してしまっていたようだ。ちょっとだけ仮眠を取り冷静になろう。
「島田先輩? もしかして、もう寝たんですか?」
「……いや、みほの膝枕が最高すぎて落ち着こうとしていた」
「さ、さいこう……」
「だいぶ落ち着いたからもう大丈夫」
そして俺は少し角度を変え……ようとしたがやめて、寝る前に少しだけ話すとしよう。……いや、みほの顔を真っ直ぐ見ようとしたけど、目の前に胸がな……
「……みほ、お姉さんにはお礼言えたか?」
「え?」
「あの後だよ、俺がヘリに乗り込んだ後」
俺がまほとの話題を出すと、茹でたタコのように真っ赤になっていたみほは、すぐに落ち着きを取り戻し、俺の問いかけに答えてくれた。
「……はい、ありがとうって、ちゃんと言えました」
「そうか」
「それとですね、逸見さんが帰ってくるまでの時間、お姉ちゃんを家に誘って色々と話す事が出来ました」
「それは予想外だった、勿論いい方向に進めばと思ってたけど。こういうのはなんだが、ちょっと苦手だったろ?」
「……確かに、苦手意識はありました。けど、島田先輩と愛里寿ちゃんの事を思い出しました」
「え? 俺と愛里寿?」
「はい、お二人は凄い仲良いなって思ってたんです。
私とお姉ちゃんと昔は仲良かったのにいつのまにか今のみたいになってて、けど二人のことを思い出したら、私達も昔みたいになれるのかなって思ったんです。そして気付いたらいつのまにか家に誘ってました」
照れるように頬を掻いてるみほ、その表情に暗い感情は感じられない。
「その調子だと、その後の家での会話も上手く行ったんだな」
「はい!」
満面の笑みで答えるみほ、何故だか分からないが安心する。黒森峰にいたあの時の印象が強いからかな。
「……まぁそれでいいと俺は思う。ゆっくりと、とは言えないけど、今急ぐ必要もないさ。早い事に越したことはないけどね」
「そう、ですね」
「という訳で……そろそろ限界かも」
「あ、はい。おやすみです」
「みほの膝枕が……気持ちいい……からな……」
そう言って、俺の意識は途切れた。
最後になんて一言を残してこの人は眠るんだ。わ、私がいいとは言ったけど、膝枕なんてした事ないし、それが男の人しかも島田先輩だなんて……
お姉ちゃんは変に勘ぐってたけど、島田先輩は私に対して何も意識してない。ちょっと、いやかなり悔しい。
私は気付いている。最初会った時、会長に呼ばれた時も練習や試合の時も、一回戦前にボコをくれた時……そして、麻子さんのお婆ちゃんが倒れて、急いで駆けつけようとしつつも私の事を気に掛けてくれていた時。多くの場面で私の事を心配してくれていた。
こんな事してもらって、好きにならない筈がない、私はそう思う。なのにこの人は私がどんな気持ちでいるのかなんて気にしてないし……
私が勝手に思ってる事なんだからしょうがないけど。
島田先輩から微かに寝息が聞こえてる。かなり眠たかったみたいで、かなり深そうな眠りだ。……そういえば最近は忙しくて先輩の寝顔見てなかったなぁ、って別に前も頻繁に見てた訳じゃなかったけど!
先輩がまだまだ起きない事、周囲に人が居ない事を確認して独り言を漏らす。
「島田先輩……好きですよ……なんちゃって」
その後、島田先輩に膝枕してる状況と一人で照れて変な動きしていたとかで、華さん達に弄られてしまった。うぅ、言わなきゃよかった……
「んでミナト、西住さんとは最近どう?」
ナカジマから戦車の整備をしつつ訊ねられる。
「どう……とは?」
「いや〜かなり良い雰囲気と聞いているよう!」
「お? ミナトにも遂に春が来たのか?」
「いいね〜ずっと独り身だったミナトがくっ付きそうと聞くと、やっと周囲からの追求が無くなるよ」
「先輩〜ここ勝負所っすね〜」
「……待て、お前ら何勘違いしてんだ。てか急に沸いて出てくるな」
ナカジマ以外の奴らも出てきやがった。自分の担当場所整備しとけよ……え? 取り敢えず重要なとこは終わった? なら言うことはないです、はい。
「そもそも良い雰囲気ってなんだ」
「前々から練習の時とか二人で一緒にいる事多かったじゃん? それに加えて試合前にプレゼント、先日は膝枕して貰ってたらしいじゃん」
「……プレゼントの件はいいとして、何で膝枕の事も知ってんだよ」
「戦車道の皆と関わってたらそりゃ知るよ」
「それで、実際のところどうなんだ?」
「……別に何もないんだけどな」
「うっそだぁ〜」
いや、本当……実際膝枕はかなり責めたと思ってるが、みほから良いと言ってくれてたし……
「じゃあ進展の話は置いといて、西住さんの事はどう思ってんの?」
「いや、いい後輩だと思ってるよ?」
「え? それだけ?」
「いや、他にもあるんだが……まぁそうだな。よく周りを見てて気を遣えるし、自分が好きな事には夢中で真剣だしな。この前の試合も皆に発破掛けてて、本気のみほって事で今まで以上に尊敬されてるし。
けど実生活じゃ意外と抜けてて、おっちょこちょいなとこもギャップがあって親しみやすい部分も……あぁそうだ、俺が疲れる時もだけど、膝枕の件もだが近くにいてくれてたしな、心配してくれてるんだろう。俺が先輩なのに情けない部分ではあるが」
……ってだいぶ長く喋ってたようだ。いっけね、そう思って周りを見ると、なんだか苦味潰した様な顔をしたナカジマ達が居た。
「……どうした?」
「あんだけ喋っといてよく言うよ……もう一回聞くけどさ、西住さんの事どう思ってんの?」
「いや、今言ったじゃ」
「あぁ、ちょっと言葉変えるね。ストレートに聞くよ。西住さんの事好きなの?」
「……はぁ? いきなりどうした」
「私らからしたらミナトがどうしたなんだけど。え? ほんと自覚してないっぽい?」
「自覚もなにも……何でそんな話になるんだ」
全く……すぐ人の事好きだとかそう言う話に持って行きたがるな、女子は。
「じゃあじゃあ、西住さんの事嫌い?」
「極論過ぎるだろ、そんな訳ない」
「じゃあ普通……というかクラスの女子みたいな感覚? もしくは友達」
「……そういう訳でもないな。友達、ではあるんだろう。やっぱ一番しっくりくるのは先輩後輩だが」
「うーん……どう思う皆」
「こりゃ重症だな」
「皆の話を聞くにそれ以上な関係に聞こえるんだけど……」
「先輩、それ無意識にやってるんなら相当っすよ」
なんて言われ様なんだ。
「じゃあさ、私の知り合いの話聞いてくれる?」
「……それが何の関係があるかわからんが」
「まぁまぁ……んで私の知り合いの男子なんだけど。
まず、とある女の子の事が気になって話を聞きに行ってあげたり、それ以降はその子の事を常に気にしてフォローしてあげたりしてるんだ」
「うん」
「そして、その子が始めた事に対して一緒に取り組んで頑張ってたり、お昼には一緒にご飯食べたりしかも互いの手作り」
「おぉ、仲良いじゃないか」
「……他にもいろいろあるんだけど、その女の子が心細いと知るや否や声を掛けに行ったり、プレゼントを渡したりしててね。そしてその子が一生懸命取り組んでる事で結果を残したら、頭を撫でて褒めてあげたりしてるんだよ」
「何だよそれ、付き合ってんのかよ。少なくとも片方はもう片方好きだろ」
「ミナトだよ」
「え?」
「ミナトの事言ってんの、西住さんに対しての」
「そんなバカな」
俺ってそんな事してたっけ……
確かに飯は一緒に食べてるし、弁当作ってあげた事もある。プレゼントも……ボコあげたな。頭撫でたのは……あれは無意識にだ。
「い、いや、俺はそんな」
「じゃあ聞くけど……誰にでもそんな事するの?」
「……」
「少なくとも私は、この三年間でミナトがそんな事してる所なんて見たことない」
ナカジマ達から真剣な顔で見られている。どうやらナカジマ以外の皆も、同じ事を思っている様だ。
「ま、偉そうな事言ってる自覚はあるし、本当にミナトは自然としてるだけかもしれないけど……
音楽みたいに、音楽だけじゃない自分の事と向き合って見てもいいんじゃない?」
言いたい事を言い切ったのかナカジマは作業に戻る。それと一緒に他の奴らも自分の作業に戻っていくが、俺はナカジマ達から言われた事が頭に響き、暫く立ち尽くしていた。
「ほんとミナトは音楽以外はダメダメだね」
あの後ミナトが全く使い物にならなくなってしまったので、休憩と言い渡して追い出した。そろそろ戦車達の整備も終わりの目処が付いてるし、大丈夫っしょ。
「一応勉強と運動も出来るぞ」
「傍から見たら高スペックのイケメンで何でも出来る〜みたいなイメージあるけど、好意に疎いよね」
「自分の気持ちにすら気付いてない有様だし、西住さんの事を明らかに特別視してるのにね」
「歌は聴いてて気持ちいいんですけどね〜」
周りが見てても分かるのに……それでいて周りから聞くには、他の学校の人にも粉かけてるみたいだし、尚更タチが悪い。
あれがモテるんだからなぁ、世の中分からない。
「大洗だと西住さんと冷泉さんくらい?」
「冷泉さんはまたなんか違くないか? 確かに彼女に対しても周りと対応違うけど」
「会長さんも怪しいっす」
「会長は違うでしょ〜、ありゃ完全に弄り対象に見られてるし、ミナトもそういう感じ」
「ま、誰がどう思ってるかは本人しか分かんないけど、取り敢えず私達は西住さんを応援したいかな」
さんせーい、と全員が声を合わせる。だって、よく倉庫で会うけどあんな健気な子居ないよ? なかなか。
そんな話をしながら私たちは、今してる整備を手早く終わらせようと作業に専念した。
「み〜ぽりん!」
「あっ……沙織さん」
冷泉さんの件があってから数日経った日、それからも皆と一緒に次の試合……アンツィオ戦に向けて練習を重ねている。その中で、一回戦を勝ち上がった事により、チーム全体の戦車道に対する意欲が更に高まった訳だけど、皆からの質問等が多くなりかなり忙しくなっていた。
そこは武部さん達がサポートしてくれて、上手くチームが回り、非常にモチベーション・士気共に高い状態を維持できていた。
見つけた新しい戦車は次の試合には間に合わないけれど、戦車の新パーツも合わせて戦力の増強はかなり進んでるんだけど……
「みぽりんなんか暗いね、何かあったの?」
「いや……特に何もないんだけど……」
「嘘だね……やっぱり島田先輩のこと?」
「うぅ……分かっちゃう?」
「あったりまえじゃん!」
そう、こっち帰ってきてから島田先輩がどこか余所余所しいのだ。厳密に言えば、私たちが戦車を探したあの後から。倉庫であった自動車部の先輩達からは「深くは気にしないで、ちょっと待っててあげてね」なんて言われたけど、何かあったのだろうか?
「けどみぽりん以外には普通なんだよねぇ。最近何があったかと言えば、麻子がみぽりんへのプレゼントに妬いて、何かくれってねだってたくらい?
それは関係無いだろうし、あるとすればあの膝枕?」
「……なんか気に触る事しちゃったのかなぁ」
「いやいや、言ったもののそれは無いと思うよ? あの後も開き直って『みほの膝枕は最高の寝心地だった』って言ってたし」
「あの時の話はやめて!?」
実は皆に膝枕の事が広まって、島田先輩がいろいろ追求を受けてたけど、その時大きな声でそんな事言い出したものだから凄い恥ずかしかったよ……
しかしそうなって来ると、本当に私には心当たりがない。沙織さんはそう言ってくれてるけど、やっぱり膝枕しちゃったあの日に何か……
「ほら、みぽりん! 深く考えちゃってもしょうがないよ! どうせ島田先輩の事だし、何か企んでるんでしょ、もしくは何も考えてないか」
「あはは……何も考えてなかったら今まで通りで居てくれてたと思う……よ」
「あ、これみぽりんもめんどくさい流れだ……ほら、自信持って! ね?」
沙織さんに励まされながらも学校へ登校していく。今までみたいに島田先輩と話したいなぁ……と、寂しさを覚えながら歩いていくのだった。
タイミングを見失ってしまったので、今残しときます。
武部沙織のイメージ曲は スキマスイッチ より ガラナ
秋山優花里のイメージ曲は アンジェラ・アキ より factory です。
是非聴いてみて下さい。
少し時間が空いてしまいました。ま、まだ一週間経ってないから……
あと、一つだけお詫びを……
ぶっちゃけアンツィオ戦は、ダイジェストみたいな感じになるかも……
いや、だって強化済み大洗だと……って事に。
感想、意見聞いてどうしようか決めようかと思います。あ、ちゃんとアンチョビ姉さんは出すので!
しかし……遂に主人公は自分の気持ちと向き合うのでしょうか?向き合うと言っても、無意識だった部分もあるだろうし、意識する、ってレベルかもしれませんがね