ヴィランのヒーローアカデミア 作:カオス
リアルでフォロワーが出てくるほうの盤面をリアル盤面と名づけました。
少年院を出た後、雄英が用意した寮にいた。一人で生活をするには全然問題の無い広さの寮だ。料金のほうは雄英が持ってくれるそうだ。そして今日がその雄英の入学試験日。はっきり言って糞がつくほど面倒臭い。けど行かないと無限牢獄……鬱になるわ。
~入学試験会場~
会場に入ってみるとほぼ空いている席が無い。どうしようかと悩んでいたら壁際の席が一つだけ空いていた。しかし隣が女か……しかたない
俺「隣良いか?」
?「え、あ…良いよ。私の名前は耳郎響香。辺須瓶中学出身だよ」
俺「俺は影詩召夜。好きに呼んでくれ」
耳郎「わかった。よろしく」
耳郎と喋っていたら黄色いリーゼント頭の人が会場に入ってきた。
?「レディースアーンドジェントルメーン!!アーユーレディ!!」
シーーーーン
…うるせぇ。
?「今日は俺のライヴにようこそー!!エヴィバディセイヘイ!!」
シーーーン
うるさい声で始まった実技試験の説明会。筆記?あんなもん100点ぐらい普通に取れる。まぁ100点は目立つので90点ぐらいにしておいたが……というかお前のライヴじゃねーよ。
?「こいつぁシヴィー!!受験生のリスナー!実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?YEAHHHH!!!」
シーーーーン
と言うかこいつ誰だよ。自己紹介ぐらいしろよ…
?「入試要項通り! リスナーにはこの後! 10分間の『模擬市街地演習』を行ってもらうぜ! 持ち込みは自由! プレゼン後は各自指定の演習会場に向かってくれよな!」
……え、本当に自己紹介しないの?まぁどうでもいいけど。
?「演習場には仮想敵を三種、多数配置してありそれぞれ『攻略難易度』に応じてポイントを設けてある! 各々なりの“個性”で“仮想敵”を行動不能にし、ポイントを稼ぐのが君達リスナーの目的だ! もちろん、他人への攻撃等アンチヒーローな行為はご法度だぜ!?」
チッ…受験者の邪魔してやろうかと思っていたのに…
?「質問よろしいでしょうか? プリントには四種の敵が記載されています! 誤載であれば日本最高峰の恥ずべき痴態です! 我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!」
しかし一名を除くってね。…どうせこれも説明するだろ。少し待って質問タイムが始まってから質問しろよ…
?「ついでにそこのちぢれ毛の君。先ほどからぼそぼそと…気が散る!!物見遊山のつもりなら即刻ここから去りたまえ!」
別にいいじゃん。独り言ぐらいって思うのは俺だけか?
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説明が終わり各会場に向かう。
耳郎「影詩、アンタ会場どこ?」
俺「俺は…Cだな」
耳郎「私もCだよ。お互い受かるように頑張ろうね」
俺「……そうだな」
耳郎「?」
~C会場~
?『ハイッ、スタートォ!』
唐突にして始まった実技試験。みんなは呆然として立っている。
?『どうしたあ?実戦じゃあカウントなんざねぇんだよ!!走れ走れぇ!!!賽は投げられてんぞぉ?!!』
---!!!??
黄色リーゼントの言葉を聞いて受験生が一斉に走り出す。面倒なので俺は歩いて後ろについていく。
当然ながら完全に出遅れたというよりサボった俺は破壊するロボットがそんなにいない。まぁもう3分経っているからいい線は良くと思うが…
『殺ス、殺ス!!!標的ヲ補足。抹殺スル!!!』
1機ロボットが突っ込んできたが…
俺「渾身の一振り!」
ロイヤルの渾身の一振りで1Pのロボットを破壊する。そして明らかに敵のほうが多いのでナイトが現実世界に出てくる。
ナイト「隊長!任せてください!」
俺「武装強化!」
俺は武装強化をナイトに施しナイトのステータスをアップさせる。
俺「じゃあ、あのようなロボットを倒してきてくれ」
ナイト「お任せを!」
……ナイトで破壊したロボットは俺のポイントになるのだろうか?
俺「まぁいいや。面倒だがロボット掃除開始だ」
今の俺のステータス
付加盤面
0/0
リアル盤面
ナイト 3/3
結構心もとないな……もう少し強化するか。
俺「研磨の魔法、ゴーレムの練成、抜刀する執行者タージ、風の軍神・グリームニル」
今の俺のステータス
付加盤面
タージ 1/1 疾走効果発動中
グリームニル 2/3 守護効果発動中
俺の攻撃体力の合計 3/4
リアル盤面
ナイト5/3
クレイゴーレム 2/2
まぁこんなもので良いだろう。
俺「クレイゴーレム!ロボットたちを破壊しろ!」
クレイゴーレム「□△×○」
クレイゴーレムはそこらへんのロボットたちに向かって(遅いけど)走っていった。さて俺もそろそろ頑張りましょうかね。拳や蹴りで低いポイントを集めていく。
30Pぐらい集まった頃、突然ナイトの反応が消えた。誰かに倒されようだがここじゃあアンチヒーローはご法度。つまりロボットが倒したという事になる。それなりに強化しておいたナイトがそう簡単に倒されるということはあれが出てきたのか。…0P敵。
モブA「うわー逃げろー」
モブB「あんなの勝てるわけがねー」
峰田「無理ゲーだよ!鬼畜ゲーだよ!畜生ーー!」
峰田だ!峰田がいる!パラ読みだったが峰田は印象がメッチャ強いので覚えていた数少ないキャラだ!てかあいつ本当にちっさいな(笑)
?「痛った……」
かすかにだが知っている声がした。耳郎の声だと思うが一応周りを見渡す。…瓦礫に体を挟まれていた。まぁあいつは隣の席を譲ってくれた恩があるし助けるか…
俺「おい、大丈夫か?」
耳郎「!?影詩!何でお前ここにいるんだ!?」
俺「なんでって…お前が瓦礫に挟まっていたから?」
耳郎「私に聞くな!聞いているのは私!っていうか早く逃げろ!0P敵が…」
ドガーン、バガーン(物を破壊する音)
俺「うるせぇ…」
耳郎「かげ…し?」
殺気を出している俺に驚いたのか急に大人しくなる耳郎。
俺「凍りづけの巨像!ギガース!」
付加盤面にアミュレット凍りづけの巨像が配置されすぐにギガースを自分に付加する。凍りづけの巨像の効果でリアル盤面にインペリアルマンモスが出てくる。
耳郎「マン…モス?」
俺「インペリアルマンモス!そいつの相手をしてろ!」
マンモスを見て呆然としている耳郎を助ける。そして2分くらい経ってから
『終了~~~~』
実技試験が終了した。
俺「はぁ~やっと終わった。テミスの審判」
テミスの審判で両方の盤面を全て消す。さっきまでマンモスを見て大騒ぎしていた受験者も突然いなくなって驚いていた。
耳郎「お疲れ様。それとありがとね。助けてくれて」
俺「別に…俺はただ席を譲ってくれた借りを返しただけだ」
耳郎「それでもだよ…ありがと」
俺「…すぐに救護班がくるだろ。そこでじっとしておけ。お互い受かっていたら雄英でまた会おう」
耳郎「あ、ちょ」
俺は耳郎の返事を聞かずこの場から去った。
俺「あ、結局あの黄色リーゼントの名前ってなんだったんだ?」
後日
寮にある固定電話が鳴ったことにより快適な眠りを妨げられた事に苛立ちを感じながら受話器をとった。
?「おはよう、影詩少年!」
相手はオールマイトだった。というか今何時だよ…7時……まだ夜じゃねーか!
俺「オールマイトかぁ…でなんかよう?」
オールマイト「実は入学試験の結果を教えてあげようと思ってね」
俺「じゃあ早く言って」
オールマイト「結果から言えば合格だ!よかってね影詩少年!」
俺「そうか…じゃあな。俺はまだ眠い…」
オールマイト「え、もう少し待っ」
ガチャ…(受話器を戻した音)
俺「…チッ」
合格した事によりこれからのことを考えて更に苛立ちを感じながら眠りに着いた。