紅蓮激唱シンフォギア   作:zelga

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当初は無印を20話位で終わらせる予定だったけど、絶対に終わらねぇわこれ()




第29話 『Gungnirの少女』

 

街の中心からは少し離れた街道。数分前に発生したノイズ警報によって避難は完了しており、人の気配は一切感じ取れない。

 

その一部で爆発が起こり、それによって発生した煙からグラファイトが飛び出る。そしてそれを追うように鎧を纏った少女も飛び出し、鞭を振るう。

 

 

「ふん!」

 

 

グラファイトを狙って振るわれた2本のそれを、彼は拳を持って迎撃する。片方は横から叩いて方向を変えてそらし、もう片方は回避しながら掴む。棘がついているそれを躊躇いなくつかんだ彼はそれを引っ張り、少女はそれに抗うように両足を踏みしめる。

 

 

「この馬鹿力が……!」

「どうした、完全聖遺物がその程度のわけがなかろう?」

「ッ、上等ォ!!」

 

 

少女はそう叫び、あえて力を緩める。均衡が崩れたことによってグラファイトの方に引き寄せられるが、そこで足に力を込めて加速する。

 

グラファイトの力も相まって、少女は文字通り一瞬で彼の目の前まで接近する。そして勢いのまま拳を握って攻撃するが、彼はそれを回避。そのまま反撃とばかりに蹴りを叩きこむ。それを少女は両手を使って受け止めた。

 

 

「おい、さっさとあの姿になれよ!」

「…………」

「何か言えってぇの!」

 

 

答えようとしないグラファイトを見て、少女は叫びながら蹴りを放つ。彼はそれを片腕で受け止めるが、全力で放たれたことで衝撃を殺しきれず、後方へ飛ばされる。

 

それを逃がすまいと少女は鞭を振るうが、体勢を崩しつつもグラファイトは体を捻ることですべて回避していく。そして着地した彼は右手を少女に向け、かかってこいと言わんばかりに挑発した。

 

 

「こんのおおぉぉぉ!!」 

 

 

--NIRVANA GEDON--

 

 

挑発を受けて激高した少女は、巨大なエネルギー球を生成して投げ飛ばす。それをグラファイトは跳躍することで回避するが、飛んだ先を狙ったかのように迫りくる鞭を見て、再び迎撃する。しかし打ち落とすことは成功したが、完全に体勢を崩してしまった。

 

 

「おらぁ!」

「ッ!!」

 

 

それを逃すほど、少女は未熟ではない。鞭を放つと同時に跳躍しており、踵落としをグラファイトに叩きこむ。それを喰らい、勢いよく彼は地面と激突する。その諸劇によって彼の周囲に土煙が発生し、その様子を少し離れたところに着地した少女は睨んでいた。

 

 

「今のはモロに入った。いくらあいつでも…………ッ!?」

 

 

そう呟いた直後、土煙の中からグラファイトが歩いて出てくる。

 

衝撃で服の一部は破れ、素肌には土がついているが、傷らしい傷はない。少女から見て、彼は未だに健在の用に見えた。

 

 

「この化け物が……!」

「……どうやら貴様にとって、今の一撃が全力のようだな」

「ッ!」

「いくら外殻が硬くても、中身が軽い貴様は所詮その程度か。……最早、貴様から得られるものはない」

 

 

そう呟き、グラファイトはゆっくりと構える。それを見た少女は素早く鞭を振るった。

 

高速で迫りくる、茨のような2本の鞭。それをグラファイトは動かないまま、じっと見つめ続け――――

 

 

 

 

 

「その人に手を出すなあああぁぁぁぁぁ!!」

「がっ!?」

 

 

――上空から高速で飛んできた響が少女を蹴り飛ばしたことで、鞭がすぐ脇を通り過ぎていくのを見送った。

 

 

「……来たか、ガングニール」

 

 

グラファイトはそう呟き、響をじっと見つめる。響もまた、少女の立っていた場所から彼を見つめていた。

 

 

「ッ!」

 

 

そして響は一気にグラファイトに走り出す。それを見た彼は懐にあるモノに手を伸ばすが、それよりも早く彼の目の前まで来た響は口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫ですか!?」

「「……は?」」

 

 

その言葉を聞いたグラファイトと立ち直った少女、二人の反応は偶然にも一致した。そして響は彼の割と無事な姿を見た後、真剣な表情で振り返る。彼女の目標は一人、正面の少女のみに注がれているように見えた。

 

 

「お久しぶりです。説明は後でしますし聞きたいことがたーくさんあるのですが、今はとにかく逃げてください!」

「おい、何を言って――!」

「お前、後ろにいる奴が誰かわかって――!」

「でやああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!」

「おわああぁぁぁッ!?」

 

 

グラファイトと少女の言葉を聞き終わる前に、響は少女に突撃する。予想外の出来事に茫然としていた彼女は回避が間に合わず受け止めるが、響はそのまま押し込む。急遽受け止めたため踏み込むのが間に合わず、少女と響はその場から後方にある森林に勢いよく飛んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………どういう、ことだ」

 

 

敵がいなくなり、静まり返る道路。懐に手を伸ばした姿勢で硬直していたグラファイトは、ようやく正気に戻って呟く。

 

確かにこの姿を二課の面々には見せたことがない。しかし人間態だろうと怪人態であろうと、グラファイトの声は変わらない。そして少なくとも2年前、響は人間態の彼の声を聞いているのだ。

 

だからこそ怪人態の自分の声を聞くことで、少なくとも響は気づくだろうと彼は思っていたのだ。

 

 

「なぜガングニールは気づかなかった……まさか?」

 

 

……が、どうやら響はその発想には至っていないようである。その結論にたどり着いたグラファイトは深くため息を吐き、懐から手を放す。そして森林の方を見る限り、どうやら戦闘が始まっているようだ。

 

 

「くそ、タイミングを逃した。だがまだ――」

 

 

手遅れではない、そう判断したグラファイトは森林に向かって移動しようとするが、ふとその動きが止まる。そしてしばし考えた後、正面を向いたまま口を開いた。

 

 

「さっさと帰れと言ったはずだが?」

「ッ!」

 

 

その言葉を聞き、背後の物陰から出てくる少女――小日向未来。彼女の瞳はしっかりとグラファイトを見ているものの、驚愕と動揺で震えていた。だがその理由はおそらく、彼が戦っていたからではないだろう。

 

その様子を気配で感じ取りつつ、グラファイトはさらに言葉を続けるために口を開く。

 

 

「その様子では、ガングニールが戦っていることを知らなかったか」

「……やっぱり、あなたが響が言っていた人だったんですね」

「覚えているのか、忘れているのか……まぁいい。死にたくなければ去れ、ここは戦場だ」

 

 

先ほど起きた出来事を思い出し、呆れたようにグラファイトは話す。その直後、遠くで一際大きい音が聞こえてくる。それが戦況の変化であることを感じ取った彼はそう言葉を締め、再び移動しようとする。

 

 

「ッ、待ってください! なんで……どうして、響は戦ってるんですか!?」

 

 

それを見た未来は後ろから大声で問いかける。その内容は、先ほどまで彼女が見ていた光景に関連したものだ。それを聞いたグラファイトは再び立ち止まり、今度は振り返って彼女の方を見た。

 

 

「どうして、か。あいつが戦うことが不服のようだな?」

「当たり前です! あんな危険なこと、響がする理由なんて――!」

「ある!!」

 

 

未来の言葉を遮るように、グラファイトは大声で断じる。その声に彼女がひるむのを確認した彼は、最後まで言い切るために口を開く。

 

 

「あいつは、ガングニールは力を手に入れた。そしてあの様子を見ればわかるだろう、戦う事を選択したのだ!……理由など、それで十分」

「サキさん……」

「二度は言わんぞ」

 

 

そう言い残し、今度こそグラファイトは森林に向かって移動する。その様子を背後から見つめていた未来は手を正面で組み、先程までの光景――響が戦う姿を思い出して、頬から伝う涙を拭おうともせずに呟いた。

 

 

「響、どうして……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この、ちょこまかと!」

「ッ!」

 

 

森林の木々の間を、響は走り抜ける。その後ろから狙いすましたかのように鞭が迫りくるが、彼女はそれをギリギリで回避する。また行先にノイズが次々に出現するものの、最低限の迎撃だけで留めていた。

 

先程から何回も繰り返されているこの攻防。少女がひたすらに攻め、響がそれを回避か防御によって防いでいく。そして今回も凌がれたのを見て、少女は忌々し気に叫ぶ。

 

 

「さっきから逃げてばかり……やる気あんのかテメェ!?」

「だからさっきから言ってるじゃん! 話し合おうって!」

「この期に及んで何を今更ッ!」

 

 

響に真剣な表情で言い返され、少女は胸の内の衝動のまま鞭を振るう。再び迫りくるそれを見た響は両手を広げ、タイミングを計る。

 

 

 

 

 

「――ここだ!」

「ッ、なに!?」

 

 

そしてその一瞬を見極め、響は鞭を勢い良く握りしめた。それを見た少女が急いで引きはがそうとするも、その状況が動くことはなかった。驚いた少女が改めて彼女の様子を見て驚愕の表情を浮かべた。

 

 

「これで、お互い攻撃できないよね……!」

「お前は攻撃どころか、動けねぇみたいだがな……!」

 

 

何と響は鞭を受け止める寸前、両足を地面に叩きつけて固定していたのだ。それに響自身の力も相まって、お互いに拮抗状態となっていた。

 

しかし、この状況に至るまでに生み出されたノイズは自由に行動できる。杖を持つ少女の指示に従い、追いついたノイズは響を取り囲んだ。

 

 

「さぁ、どうする? このままだとお前、こいつらになぶられるだけだぜ?」

「どうするもなにも、私がやることは変わらない! 私たちはノイズと違って言葉が通じるんだから、ちゃんと話し合いたいんだ!」

「ッ、まだ言うか……!」

 

 

何度も話し合おうと叫ぶ響を見て、その度に少女の胸に苛立ちが募る。そしてそんなことは露知らず、響は自分の気持ちを伝えるためにもう一度口を開く。

 

 

「だって、言葉が通じていれば人間は――――!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――そしてそれはついに、彼女の限界量を超えた。

 

 

「うるさいッ!!」

「ッ!?」

 

 

少女は叫び、鞭を全力で振り上げる。今まで引っ張られていたため耐えれていたが、突然のベクトル変更に驚いていた響の対処は間に合わない。

 

文字通り引っこ抜かれた響は、このままではまずいと判断して鞭を手放す。しかし少女は追撃せず、空中にいる彼女を睨みながら叫んだ。

 

 

「分かり合えるものかよ人間が! そんな風に出来ているものか!」

「…………」

 

 

一度あふれ出した感情を抑えきることはできず、少女は衝動のまま叫び続ける。それはもはや咆哮に近く、それを着地した響はただ見ることしかできなかった。

 

 

「気に入らねえ……気に入らねえ気に入らねえ気に入らねえ、気に入らねえッ!」

 

 

なぜかはわからないし、根拠などどこにもない。

 

 

「わかっちゃいねえことをペラペラと口にするお前がぁぁーー!!」

 

 

 

 

 

――しかし響には、叫ぶ少女の姿がどこか泣いているように見えていた。

 

 

「お前を引きずってこいと言われたが、もうそんなことはどうでもいい……。お前を、この手で叩き潰す!」

 

 

両手を一度広げた後、強く握りしめる。そして杖を振るうと、周囲にいたノイズがすべて消えていく。炭化しているわけではないので、おそらく回収されたのだろう。

 

感情をあらわにしたことで、少女は多少頭が冷えていた。だがそれを上回るほどに、彼女の心は滾っていた。

 

 

「今度こそ、お前の全てを踏みにじってやる!!」

「来る……!」

 

 

その気迫を見て、響は今までのような攻防はできないと直感で察知する。そしてそれを証明するかのように、少女は上空へ跳んで力を込める。

 

 

「吹っ飛べ!!」--NIRVANA GEDON--

「くっ!!」

 

 

放たれたエネルギー球を、響は両腕をクロスさせることで受け止める。何とか準備できる時間はあったので、ギリギリだが拮抗している。

 

このまま行けば防ぎきれる、そう響は考えていたが――――

 

 

 

 

 

「持ってけダブルだ!!」

 

 

――その考えが通用するのは、先程までだ。間髪入れずに放たれたもう1つのエネルギー球、それは先に放たれたそれとぶつかり、威力を増加させて爆発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦場からは少し離れた、海岸近くの公園。その展望台で二人が戦う様子を眺めていた女性――フィーネはため息をつく。

 

 

「フゥ……やはり駄目ね。あれでは、立花響を倒すことはできない」

 

 

その言葉のとおり、フィーネの視線の先には響が生存していた。そして再び少女との戦いが始まり、今度は響にも攻撃の意思があるようだ。

 

 

『おりゃああああああああぁぁぁ!!』

 

 

どうやら響は自分の想いを、言葉と拳でぶつける方向に切り替えたのだろう。一瞬のスキをついて少女の鞭をつかみ、引き寄せる。そこに合わせて拳を全力で叩きこんだ。それを腹部にもろに受けた少女は吹き飛び、広場の壁に激突した。

 

そこまで観察したフィーネは、ある一点に注目する。それは少女の腹部、響の拳がぶつかった箇所だ。

 

 

「ネフシュタンの鎧に穴を……あの一撃は最早、風鳴翼の絶唱に匹敵している」

 

 

フィーネは以前より、立花響に注目していた。なぜなら立花響と言う存在は、今までのシンフォギア奏者とは一線を画しているからだ。

 

少女が纏っているネフシュタンの鎧。完全聖遺物であるそれを起動させるには相応のフォニックゲインが必要であり、ツヴァイウィングのライブによって引き上げられたゲインで一応起動できた代物だ。しかし響は、同じく完全聖遺物であるデュランダルを1人だけで起動させた。さらには不完全ながらも、その力を行使することに成功させていたのだ。

 

原因は間違いなく、ガングニールの欠片が彼女の胸に埋まっていることだろう。シンフォギアから解放されるエネルギーの負荷は容赦なく奏者を蝕み、傷つけていく。その最たるものが絶唱だが、それに匹敵する一撃を放った響には何の問題も見られない。

 

 

(人と聖遺物とに隔たりがある限り、負荷の軽減など見込めるものではない。……もし、その理から外れるとするならば)

 

 

人と聖遺物の隔たりがなくなる事だ。そしてその条件を、響は見事に満たしていた。

 

 

 

 

 

Killter Ichaival tron――

「……イチイバルを使った、か」

 

 

風に乗って聞こえてくる、少女の歌声。完全聖遺物を扱うならば必要のない聖詠を聞いたフィーネは、顔をわずかにしかめさせながら思考を中断する。どうやらその時間を稼ぐために、ネフシュタンの鎧もパージさせていたようだ。

 

 

『……歌わせたな。この雪音クリスに、歌を歌わせたなッ!!』

「あの子は本当、私を何度失望させれば気が済むのかしら?」

 

 

離れたここからでも容易に聞き取れるほどの大声を聞いて、フィーネは呆れながら呟く。せっかくネフシュタンの鎧のバイザーで正体を隠していたというのに、それを少女――クリスは自ら外した挙句、堂々と名乗ったのだ。彼女はどうにもこう言った手合いに弱く、挑発に乗りやすい性格も相まってこの結果を生み出したのだろう。

 

 

「ネフシュタンの鎧を回収すべきだが……ソロモンの杖も持たねば意味はない」

 

 

流石にノイズを操る杖――ソロモンの杖を手放すことはしていないようだが、どう考えても今のクリスには邪魔だ。それに先ほどから感じるフォニックゲイン、彼女がこの場に来ればクリスはさらに不利になるだろう。

 

しょうがない、そう考えたフィーネは移動を開始するために展望台を下りる。そして戦場に向かおうとするが、その足は止まることになった。

 

 

 

 

 

「気づかないと思ったか? 貴様の気配など、手に取るようにわかる」

「……グラファイト」

 

 

目の前でブロック状の粒子が集まり、グラファイトが姿を現す。だがその言葉を聞いても、フィーネの様子は変わらない。

 

 

「今は貴方に構っている暇はないの。そこをどいてくださる?」

「どくと思うか?」

「いいえ、思わないわね」

 

 

グラファイトの質問に、フィーネは即答する。それを聞いた彼は好戦的な笑みを浮かべながら、懐に手を伸ばした。

 

 

「貴様を打ち倒し、ギャラルホルンを手に入れる。様子見は無しだ」

「……それは」

 

 

これは手を抜く場合ではなさそうだ。グラファイトが取り出した物体を見てそう判断したフィーネは、そこで初めて余裕そうな表情を崩して構えをとった。

 

それを見てやる気になったと判断したグラファイトは、手に持つ物体を起動させる。本来なら二課相手に初めて使う予定だったのだが、最優先目標であるフィーネがいるのなら、話は別だ。

 

 

 

 

 

ドラゴナイトハンター、Z!

「こいつを使うのは数年ぶりだな……培養!!」

 

 

その言葉と共に物体――ガシャットの向きを変え、自身の鎖骨部付近に差し込む。すると接触したところから細かいブロック状の粒子が雷撃と共に発生し、グラファイトを覆い尽くしていく。

 

そしてその粒子が消え去った時、グラファイトの姿は怪人態へと変わる。しかし緑色の鎧は黒色となり、右腕部分は赤色から黄色へと変化していた。今まで見たことのないその姿、そして以前より増大した威圧感を感じ取ったフィーネは思わずつぶやく。

 

 

「その姿は……!?」

「知る必要などない。……なぜなら、貴様はここで終わるからだ!」

「ッ!」

 

 

その言葉と共に彼――ダークグラファイトバグスターは、双刃を構えてフィーネに突撃する。真正面から攻撃することが予想できた彼女は、障壁を展開して迎え撃つ。

 

 

そしてフィーネの目の前まで来たグラファイトは双刃を振り上げ、全力で振り下ろした。

 

 

 

「はあああぁぁぁッ!!」

「なに!?」

 

 

以前のグラファイトなら、少なくとも拮抗していたこの障壁。しかしその防壁が、まるでガラス細工の様にたやすく砕け散る。

 

それを見てフィーネは驚愕するが、素早く思考を切り替えて双刃を回避する。そして追撃と言わんばかりに放たれる蹴りも、後方に跳ぶことで回避した。

 

 

「このパワー、以前とは比べ物にならないわね……!」

 

 

思わずそう呟きつつ、正面から歩いてくるグラファイトをフィーネは睨んでいた。

 

 

「覚悟は良いか? ここからはセカンドステージ、容赦は無しだ」

 

 

 

 

 

≪See you Next game……≫

 

 

 




※ビッキーの戦う理由 →グラファイト主観なので、正しいか不明。まぁ目的はともかく、クリスちゃんと正面から向き合う覚悟を決めたからあながち間違いではない(正解とは言ってない)。


ここまで読んでくださりありがとうございます。
sevenblazespowerさん、エターナルドーパントさん、蝙蝠男さん、シップスさん、無銘さん。感想ありがとうございました!
イナズマ号さん、タンクダウンさん。評価ありがとうございます!
粘土αさん、誤字報告感謝です。

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