異世界はアサリ貝の王も一緒に<凍結中>   作:'にーにーと

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2019/02/03 改訂


ブロローグ(改)

ブロローグ

 

 

 

 

「十代目!」

「ツナ!」

 

 

 獄寺くん、山本。いつも居てくれた親友の二人が俺を止めるかのように名前を呼ぶ。ごめん。二人とも約束守れない。けど必ず皆を守るよ。

 

 

「沢田」

「つ..な....」

「ボス...」

 

 

 俺の憧れの人の兄と、弟分、霧の片割れの少女が何処か辛そうに声をかけてくる。

 お兄さんいつもみたいに俺たちを明るくさせるのに今は何辛そうな顔してるんですか。

 ランボ。なに泣てるんだよ。

 クロームもそんな顔しないで大丈夫だから。

 

 

「任せたよ。小動物」

「それがあなたの選択なのですね。沢田綱吉」

 

いつも喧嘩ばかりしている二人が今日はおとなしい。

 任せてください、雲雀さん。

 ああ、これが俺の選択だよ。骸。

 いつも喧嘩ばかりしている二人が俺のために並び立っているのが少し嬉しい。

 

 

「とっとと行ってこい。ドカス」

「また世界を救っちゃうんだね♪ツナヨシくん♪」

「頑張れよツナ」

「ツナ。お前は俺の自慢の息子だ」

 

 

 ひぃぃ!やっぱりザンザス怖い。

 お前は世界滅亡の目前なのに呑気だな!白蘭!

 ディーノさん。頑張ります

 父さん、何がらにもないこと言ってるんだよ。

 

 

 「沢田さん、貴方なら必ず成し遂げてくれると信じています」

 

 

 小さな虹のお姫様は祈るように俺に告げる。

 

 ありがとう、ユニ。

 

 

「沢田殿。ご武運を」

 

 

 何時も俺たちを手助けしてくれる父さんの部下で同い年の仲間がエールを送ってくれる。

 俺の父さんの元で大変だと思うけど此れからも頑張ってねバジルくん。

 

 

「ツナくん。君一人に任せてごめん。」

 

 

 俺と似ている環境の親友は泣きたいのを耐えながらまるで祈るように拳を俺の胸に軽くぶつけた。

 うん。炎真分かってる。だから辛そうな顔しないで

 

 

「そろそろ準備は出来たかい?」

 

 

 ああ、準備はとっくに出来てるよチェッカーフェイス。

 

 

「ツナ」

 

 

 後ろから声が聞こえる声に立ち止まる。いつも近くで俺を教え励ましてくれた先生。俺の恩師。

 

 

「ツナ。忘れるなよ。お前の死ぬ気の原点を」

「分かってるよ。リボーン。今までありがとう」

「....お前は俺の最高の教え子だ。こんな逆境は簡単に跳ね返してこい!」

 

 嬉しい。最高の教え子だなんて初めてそんなことを言われた。なら絶対にやり遂げないとな。

 

 

 ゆっくり歩く。目の前にある前は不気味に思えた炎を今はきれいで優しく見えるのは今回の事件で初めて仲間だと思えるように成ったからかな?

 

 

「行くぞ」

 

 

 こくりと頷き、目を瞑りハイパー死ぬ気モードになる。

 周りに夜の炎が俺を包み込む。

 ああ、頼む。バミューダ。

 

 

 グニャリと世界が歪み直ぐ様視界が晴れる。暗く冷たい世界。息も出来ない世界。これが宇宙か。あ、地球が青い。

 

 少し冷静になってこんなときに俺は可笑しなことを考えていることに笑みを浮かべてしまう。

 

 頭を振りかぶり頭を切り替え、目前に来ている物に目を向ける。

 

 向けた先には地球と同じぐらいの巨大な隕石が後数十メートルでぶつかりそうになる。

 

 惑星クラスの隕石で現代兵器のほとんどが通用しない特殊物質らしく通用するのはどうやら死ぬ気の炎を使った超高密度エネルギーのみたいだ。その上最高純度を持った死ぬ気の炎でないと確率がかなり低いらしい。

 

 

 神を名乗る化け物が最後の力を振り絞り召喚したこれを壊す。

 

 

 きっと生きて帰ることは出来ないかもしれない。それでもこの隕石は必ず!

 

 俺一人だけなら絶対に壊せないかもしれない。だけど、この炎は俺だけの炎じゃない。皆が託してくれた死ぬ気の炎だ!!

 だから、絶対に大丈夫だ。そう思い両手を前に出して皆から貰った炎を一つに束ね、隕石向かって放つ。

 

 鮮やかに輝く15色の色がぶつかり少しづつだけど削られていく。

 少しづつ削られてはいるが15色が一つまた一つと減っていく。数十秒後には残っているいる色が橙色だけになる。

 足りないのか。なら俺のありったけの、命を、俺自身を炎に変えて!

 

 

  「あああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 息の出来ない声も出ないのに全身から声を張り上げる。不思議な感覚だ。

 皆を守りたい。その思いが炎と成って隕石を焼き消した。

 

 「はあ...はぁ...」

 

 

 宇宙空間では息が出来ないため視界がぼやけ、ハイパー化も解け意識が朦朧とする。

 

 

 全身隅から隅まで一ミリも動かせない。意識が遠くなりすぎて息もしているかわからない。冷たくなる感覚は死ぬ気弾、小言弾を撃たれたときに似ているけどそれより深く飲み込まれていく。

 

 ああ、そうだ。これだけは、これだけは絶対に言わないと。

 縋る様に全身を微動だに動かし、体の方向を如何にか地球に向ける。

 

 

「みんな...ありが..とう....さよ..な..ら」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで、お前さんは死んでしまった。本当に申し訳ない」

「はあ」

 

 

 二つの声が聞こえてきた。

 あれ?俺死んだんじゃなかったっけ?

 

 そう思い目を開き起き上がる。床は畳に布団が引いておりそこに寝かせてもらっていたみたい。

 周りを見ると高齢の男性と俺と同じくらいの学生服を着た男性がちゃぶ台を挟んで座っている。壁や屋根が無い為外が見えるが空の上みたいだ。

 

 

「ここは」

 

 

 どこ?そんな言葉が自然に出る。ってここ雲の上!!何で浮いてるの!!

 

 

「おお!目覚めたか。沢田綱吉君」

「ええ!?」

 

 

 何でこのお爺さんは俺の名前知ってるの!?

 驚く俺に対して、ニッコリと笑うお爺さんと俺の声にこれといって反応する訳もなく自然体でお茶を啜っている学生服の少年。

 

 

「それでどこまで話したかのう」

「僕が雷を受けて死んだってところまで聞きましたよ」

「おお、そうか。 あれは儂の責任でな。雷を落とした先に人がいるか確認を怠った。本当に申し訳ない。えっと」

「望月です。望月冬夜《もちづきとうや》」

 

 

 そこから長々と話し合う二人の話を纏めると、ここは神界と呼ばれる天国より上の神様達がいる場所らしい。

 お爺さんは神様でその神様が不注意で雷を望月さんに当ててしまいそのお詫びとして生き返らせてくれるらしい。ただ元の世界には生き返らせることが出来ないそれルールだそうだ。

 

 

「さて、次は君番じゃ。沢田綱吉君」

「え?」

 

 

 何で俺?

 

 

「君には儂らの尻拭いをさせてしまった。本当に申し訳ない」

「ええと、どうゆうことですか?」

「君達が戦ったやつじゃが、神でな」

「神ってあのあなたと同じってことですか?」

「まあ、概ねその通りじゃよ。正確には儂は世界神、あやつは下級の火の神と格の違いは有るがまあ、今はいいじゃろう」

「はあ...」

 

 

つまり何が言いたいんだろう?

 

 

「あやつは儂らのルールを裏切って君達の世界を自身の物にしようとしていた。ここまでは理解してくれ」

「は、はい!そこは本人から聞きました!」

 

 

 よく理解していないのがばれてた!

 

 

「儂らもどうにかしたかったんじゃがあやつの計画を甘く見とった。あやつが君たちとの最終決戦の力は儂らにとっても手痛い犠牲を出すレベルじゃった。

 儂らじゃ君達の世界を守ろうにも儂たちの力で破壊してしまい兼ねん。火の神が儂らの驚異になりうる前に君の世界を破壊することにしたんじゃが、君達があやつを倒してくれた。じゃがそのせいで君を犠牲にしてしまった」

「ちょっと待ってください!あの隕石ってもしかして」

「そう、儂らがやった。正確にはある神がだな」

「もしかして俺無駄死に(ガーン)!!」

 

 

あの神がお前ら此れで殺してやるって言い残したからあの隕石はあいつがやったのかと思ってたけど違ったのかよ。

 

 

「無駄ではないぞ。少なくとも君はあの世界を守ることが出来た。そして君は自力で神の領域に入る権利を得た」

「神の領域?」

「ストレートに言おう。沢田綱吉君神になる気はないか?」

「なっ!!!」

 

 

 俺が!神に!なんでそうなるの!!?

 

 

「まあ、その話は追々君に考えてほしい。それとな君にも生き返ってもらいたい」

「ちょっ!ま!話が急展開過ぎて分からないんですけど!」

「まあまあ、落ち着いてほら、お茶美味しいから」

「何で貴方は凄くおちついているんですか!」

 

 

望月さん?の、マイペースさに少し落ち着いた。それ以前にこの人何でこんなに落ち着いてるんだろか?

とにかく落ち着くために言われた通りお茶を飲む。あ、美味しい。

 

 

「落ち着いたか。なら話を戻すぞ。理由は2つ一つは少しでもと罪滅ぼしのつもりじゃ。もう一つは望月冬夜君に特典をあげるつもりだが不安でな。君ならあの世界でも問題ないじゃろ」

 

 

 俺使い勝手のいい奴になってない?あ、そう言えば

 

 

「あの、俺自分の持ち物確認したんですけど、リングやグローブを持っていないんですけど」

「それは安心してくれ、ここにあるぞ」

 

 

 神様が小さな鞄を渡してきた。中には橙色のリングと赤色のリング、ライオンの形をしたリングが一つずつと、匣"ボックス"が3つ、そして見慣れた27と手の甲に書かれてある毛糸の手袋。

 

 

  何か準備万端だ!?しかも何!!このリングと匣!?

 

 

「お、俺基本ダメダメですし迷惑かけると思いますけど....」

「そこまで言うなら、彼に決めてもらおう。冬夜君。君は彼を連れて行きたいかな?」

「え?ああ、じゃあ、お願いしてもいいかな?一人だと心細いし」

「決まりじゃな」

 

 

 勝手に決められた!(ガーン!)

 

 

 「さて、綱吉君の方は決まったとして冬夜君。君が望むことをできる限り叶えたいが何か無いかな?」

 「なら、"これ"あっちの世界で使えるようにしてくれませんか?」

 

 

  そう言って懐から何かの携帯端末?を出した。なんだろう?

 

 

「これをか? まあ可能じゃが…。いくつか制限されるぞ。それでもいいなら…」

「例えば?」

「君からの直接干渉はほぼ出来ん。通話やメール、サイトへの書き込み等じゃな。見るだけ読むだけなら問題ない。そうじゃな…ワシに電話くらいはできるようにしとこう」

「充分ですよ」

 

 

 あれって携帯電話だったの!知らなかった....

 

 

「さて、そろそろ蘇ってもらうとするか」

「色々お世話になりました」

「いや、元はといえば悪いのはこっちじゃから。そうだ、蘇ってまたすぐ死んでしまっては意味ないから基礎能力、身体能力、その他諸々底上げしとこう。これでよほどのことがなければ死ぬことはない。間抜けな神様が雷でも落とさん限りはな」

 

 

 そんなに力与えるなら俺いらないんじゃ...?絶対にいらないよね!!

 

  

「あの世界での出来事には手出しはできんが、相談に乗るぐらいはできる。困ったらいつでもそれで連絡しなさい」

 

 

 そう言い望月さんの携帯電話?に指を指す。

 

 

「では、またな」

「ちょっ!まっ!!!」

 

 

 神様の声に意識が遠くなる。

 

 

 

「頼むぞ綱吉君。君には大変迷惑だと思うが君しかいないんじゃよ。あの者たちと戦えるのは」

 

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