そうすれば投稿ペースも上がる!……そんな気がする
よかったら感想もよろしくネ。
いえ、感想ぜひぜひお願いします。
……といっても、マイナー作品だから仕方ないところはあるけどサ。
あ、あと投稿した話見直したらなんか文章切ってペースト失敗した後があってひえーってなりました。
てへ。
「こちら第一小隊〈壱番〉。定時連絡です。ターゲットの三人を監視中。現在不審な動きは見られず、いたって普通に授業を受けています」
現在時刻午後三時。
聖祥中学付近のビル屋上で、無線を使い状況報告をする男がいた。
彼の言葉通り、教室では高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、八神はやてが午後の授業を真面目に受けていた。
「はい。監視を続けます。それでは。……隊長。交信終了です」
「ご苦労」第一小隊隊長の〈壱番〉は厳格な態度で視線を縫い付けており微動だにしない。
「しかし、大したものですね。彼女たちは午睡を貪らずに教師の退屈な話を聞き続けている。まるで睡魔を知らないかのようだ」
双眼鏡を使って教室の様子を眺めながら、〈八番〉は顔をしかめた。
彼の言う通り、監視対象の三人は眠気の襲う午後の授業でも平然とした様子で授業を受けている。
周りの生徒は睡魔を堪えきれず机に突っ伏すか、眠気と必死に格闘している。もしくは、小声で隣の席の友人とお喋りをするなどさまざまである。
無論、真面目に授業を受けているのは三人以外にもちらほらいるのだが、監視対象故にその様子は目立つ。
「なに、学生の本分は勉強にある。しっかりと学を積み、社会のためになるべきだ」感心したようにうなずく〈参番〉。「君たちももっと勉強に励みなさい」
「……俺たちもですか?」
「人間は死ぬまで勉強を続けるものです。常に学ぶべきことがある」
「隊長。それはよくわかりますが」〈八番〉は適当に話を合わせてそのまま流す。「今は任務に集中するべきです。あなたのありがたい説教はあとにするべきでしょう。それと、監視をするなら双眼鏡を使ってください」
「私にそんなものは必要ない。私は目がいいからな」
「……はぁ、そうですか」
第一小隊は〈参番〉隊長の人柄があるため、第二小隊と比べて堅い、生真面目と評判だが、〈参番〉は相当な変人でもある。
彼は身体能力、知識も部隊の中では群を抜いて優れている。性格は厳格だが自分中心に物事を考えやすいなどクセがある。
また、妙な蒐集癖があり、ボタンを集めたり、部下にオリジナルのTシャツを配ったり(押しつけたり)、独自に編み出した体操を取り入れたりと、奇行が目立つときがある。
そんなギャップがあるからか、部下には呆れられつつもよく慕われている。
それが第一小隊の隊長である。
「あ」そのとき、唐突に間抜けな声をあげたのは〈四番〉である。
「どうした?」
「いや、もうそろそろ放課後だし? 移動の準備した方がいいんじゃねぇかなぁって」
「なるほど。〈壱番〉。待機中の〈七番〉に連絡をしなさい」
「はい」
数十分後、彼らは停車させていたトラックへ移動した。
だが、ここで問題が起きる。
「高町なのは、八神はやての二名が消えました」
恐る恐る〈壱番〉は報告する。
「学校の外からの監視だったため、絶対に見失うことがない、とは言えませんが……」
「わかっている。どこまで確認できていた?」
「放課後になってすぐ、二名が屋上に向かったときまでです。そのときはちょうど我々が下に降りて車に乗り込んだときでした。屋上ならば見失うことがないと踏んで監視を怠ったためです。……申し訳ありません」
ここで隊員の失態を責めるものは誰もいない。
いくらなんでも、あの状況で見失うことは考えられなかった。
「テレポートでも使えるんでしょうか、彼女たちは……」
「かもしれないな。……さて、第二小隊にこの失敗を報告するのは癪だが、仕方ないな」
ふぅ、とため息をひとつついてから、〈参番〉は無線のスイッチを押した。
「第一小隊隊長、〈参番〉だ。すまない。最優先監視対象の三名のうち二名、高町なのはと八神はやてをロストした。彼女たちはテレポートを使える可能性がある」
「テレポート?」第二小隊隊長である〈弍番〉の声が返ってくる。「飛行能力だけでなく、跳躍能力か。……とんでもないな」
「ああ。まったく異なる能力をふたつも有しているとは思い至らなかったこちらのミスだ」
「なるほど、こちらでも注意しよう」
「そうするといい。それで、そっちはどうだ」
「ん? そっち?」〈弍番〉がややとぼけた声で聞き返す。
「第二小隊ではターゲットの周囲の人間の監視を行う手筈だったろう」
「あ、あぁ、まぁ、なぁ。うん」
煮え切らない反応に、〈参番〉に一抹の不安がよぎる。
「まさか……」
「すまん。こっちもダメだ。部下の尾行がすべて気づかれて巻かれてしまった。それで俺たちも連絡しようと……そのう、思ってたんだよ、ちょうどさ」
「……」
「……」
沈黙。
第一小隊の隊員全員の表情が無くなる。
「いや、ほんと、ごめんねぇ……?」
「……君の部隊に期待したのが馬鹿だった」
「いや、その、話聞いてくれる? 八神はやての同居人で買い物してる女性とかゲートボールに参加してた子とかに部下を張りつかせてたんだけどこれが、なかなか勘が――」
◆◆◆◆
「――勘がよくてさ、ふたりとも場を離れた途端にぱっと消えちゃうんだもんな……って、あら」
話の途中でぶつりと無線が切断される。
「切れちゃった」
第二小隊用指揮車両。
車のコンテナの中ではぐったりとした様子で、〈弍番〉の部下たちが項垂れていた。
「すみません隊長」
「なんでこんな簡単にバレたんだ……」
バツが悪そうにするのはふたりの隊員。第一小隊第二小隊含めても、若手で、新人の〈六番〉と〈九番〉である。
「あたしに任せりゃよかったんだよ、こういうのいちばん得意なんだしさ。あとはベテランの〈五番〉とか」
「俺たちがやったって後輩の経験にはならないだろう」
「まぁそうだけどさぁ……はぁー」
「まぁまぁ、過ぎたことだ。また調子を見て、任務を任せるよ」
その後も、すみません。もっとうまくできれば。と繰り返す部下ふたりを〈弍番〉はなだめ続けた。
(それにしても、尾行に気づいたのに特に仕掛けてくることはなかったな。尾行されても問題はないと考えてるのか、なにか報復の手段があるのか。さて……)
◆◆◆◆
乱暴に無線を切り、〈参番〉はこめかみを抑え深い溜息をついた。
「まったく、これだから問題児集まりの第二小隊は……」
〈参番〉は重い動作で、コンテナ内に置いてあったイスに腰掛ける。
その隊長の様子に部下たちは顔を見合わせ苦笑いする。
第一小隊と第二小隊、互いに認め合い信頼はしているが、第二小隊は一癖も二癖もある人間が多いため、こうした事態が時たま起こるのだ。……と、第一小隊隊長〈参番〉は語る。
(――そう隊長はいつも言うけど、第一小隊も第一小隊で相当な変人揃いなんだけどな……)
〈七番〉はそう思いながらも、それを口に出すことはしない。
もちろんほかの隊員たち全員も同じことを思っている。
鼻つまみ者、異端児などが集まる部隊。それが自分たちだ。
「とにかく、まだハラオウンは見失っていない。彼女だけでも……」
「隊長、無線です」
「……そんなもの無視しなさい。どうせ〈弍番〉から――」
「いえ、それが……大隊長からの通信です」
「……」
大隊長と聞いて〈参番〉はすぐに無線に出た。
第一小隊、第二小隊の直属の上官である大隊長。
彼は部隊を統率する伝説の老兵だ。
齢六十を超えるが、今となってもその戦闘能力は健在であり、威厳とカリスマを持って隊員たちを纏めあげている。
本来の役職名は「総司令官」であったはずだが、彼は「大げさすぎてちょっと。隊長ぐらいがちょうどいいし、せめて大隊長にしてよ」と断っている。
そんな“大隊長”は隊員たちに強い尊敬の念で見られている。
基本的に自分中心の〈参番〉も同様だ。
故に、大隊長との会話は自ずと緊張をもたらした。
「お疲れ様です、大隊長。先ほど報告しましたように、ターゲットの……」
「ああ。そのことは今はいい。突然だが、すぐに港へ向かってくれ」
「港に、ですか?」
「改造人間が潜伏しているという情報がある。監視任務の途中だが、第一小隊はこちらを優先して欲しい」
「それは構いませんが……監視の方はどうするつもりですか?」
「第二小隊が引き継ぐ」
第二小隊、という言葉を聞いて〈参番〉は思わず顔をしかめた。
「大隊長、それは第二小隊の失態は把握した上での判断ですか?」
「まぁ、仕方ないんだよ、これが。第二小隊の強化服はまだ調整終わってないし、いま戦闘ができるのは第一小隊だけだから、頑張ってくれ」
「……わかりました。それでは任務に戻ります」
「ん。悪いな。それじゃあ」
無線が切れるが、〈参番〉はしばらくインカムをつけたまま立ち尽くしていた。
……不安でならない。
第二小隊は別に無能というわけではない。ただ、戦闘が第一小隊と比べて得意でそのほかはいまいち、というのが難点なのだ。
「まったく、もう少し戦闘以外にも活躍してくれればこちらが苦労しないんだが」
第二小隊は普段から戦闘に駆り出されるため、強化服と武装の消耗が激しい。
今回の任務の直前にも改造人間と交戦していたため(しかも相当苦戦を強いられた)、もし海鳴市に着いてすぐ、改造人間が現れた場合十分に戦えるのは第一小隊のみだった。
「しかし……予想していたとはいえ、最悪の予想には変わりないな」
「だから、俺が同行するよ」部下ではない、誰かの声が背後からかけられる。
振り向いた〈参番〉はいつの間にかトラックのコンテナに乗り込んでいたその男の顔を見る。
「……おやじさん。いつの間に」
「ついさっきな。それより、尾行も監視もうまくいかなかったらしいな」
「……申し訳ありません」
「いや、責めてるわけじゃないんだ。ただ、よく逃れられたな、と思ってね」
トラックがガタガタと揺れた。エンジンがかかり、出発の準備が整う。
ちょうどそのときだ。
「隊長! ターゲットのフェイト・T・ハラオウンが移動を開始しました!」〈八番〉が声を張り上げる。
「追跡しなさい! 絶対に逃すな。ドローン射出! ターゲットから目を離させるな。〈七番〉、車を出しなさい!」
「了解!」
指示に従い、聖祥中学前に停車させていたトラックは尻を叩かれたように急発進する。
「おやじさん。すみませんが、先行していただけますか」
「無論だ」彼は既に準備に取り掛かっていた。「強化服は〈二式・改〉で頼む」
「了解。〈四番〉! 〈二式・改〉と〈サイクロン13〉の用意をしなさい」
慣れた動きで、〈四番〉は黒いスーツを引っ張り出す。そして、フルカウルの白い大型バイクの主電源を入れる。「っしゃあ……いつでもオッケーでっす!」
「目標は港方面に向かっている模様です」〈壱番〉がドローンから送られる映像を確認して報告する。「偶然でしょうか」
「わからないが、注意はするさ」スーツを着用し、その上からジャケットを羽織る。これで異様なデザインのスーツは覆い隠された。――男は大型バイクに跨る。
「お気をつけて」
「ああ。……行ってくる」
トラックは人気のない場所、車の通行が少ない場所に差し掛かると、タイミングを見計らってコンテナの扉を勢いよく開いた。
瞬間、男を乗せたマシンがコンテナから飛び出した。そしてそのまま、スピードを上げて港へと急行した。
そして、男は――〈仮面ライダー〉はフェイトの下へと駆けつけたのだ。
◆◆◆◆
――時間は元に戻る。
〈蜘蛛女〉は突如割り込んだあバイクに弾き飛ばされ、倉庫に雑然と置かれたガラクタの山に突っ込んだ。
フェイトは現れたこの異様な仮面の存在――彼は〈仮面ライダー〉と名乗った――にただ呆然としていた。
味方、なのか?
彼は窮地に陥った自分を救ってくれた。だが、なぜ?
敵の敵は味方。それだけではないか?
そもそも蜘蛛の姿に変身した女の存在が謎だ。あれはなんだ。
そしてあの〈蜘蛛女〉の前に立ちはだかった彼もまた、似たような存在なのではないか。
「……腕を一本落としたのか」
疑心に駆られるフェイトに〈仮面ライダー〉が声をかけた。
静かな低い声。自分を労わっているのがわかる落ち着いた優しい声。
「どうやら、君は、俺たちの想像の及ばない存在らしいな」
「……」
「事態が複雑になりそうだ」
バイクから降り立つと、彼は〈蜘蛛女〉の動向を警戒し構えた。
フェイトはそんな彼に思わず質問を投げつけていた。
「……〈仮面ライダー〉。それが、あなたの名前、ですか?」
「そうだ」〈ライダー〉はフェイトに背を向けたまま肯定した。「……それぐらいしか俺には残っていないだけだがな」
含みのある言い方をして、彼はじりじりと〈蜘蛛女〉が吹き飛んで行った方向へと少しずつ距離を縮める。
「君はそこでじっとしているんだ」
そう声をかけた瞬間、〈仮面ライダー〉めがけ細い糸が飛来した。
〈蜘蛛女〉の攻撃だ。
〈ライダー〉はこれをわずかな動作で避け、さらに距離を詰めていく。
〈蜘蛛女〉は埋もれていた体を露にし、大きさも様々な糸を執拗に吐き出し攻撃する。
しかし、どの糸も鋼鉄並かそれ以上の硬度を誇る特別な糸である。命中するわけにはいかない。
素早い動きを見せつける〈ライダー〉だが、同時に慎重でもあった。
攻める〈仮面ライダー〉。
守る〈蜘蛛女〉。
その激しい攻防は互角で、両者ともに一歩も譲らない……。
(ありえない。こんなことは。ありえない……!)
だが、実際は違った。
〈蜘蛛女〉は焦っていた。
ヤツの動きがなにひとつ見えない。
あの謎の力を持つ金髪の少女も、不意を突かれるほどの速さを見せたが、それでも体が追いつく程度の速さだった。
しかしヤツは……。
機関銃のごとく連射しているこの糸も、ただ単にデタラメに乱射しているだけにすぎない。
速すぎる。
ヤツはあまりにも。
――改造人間は常人を遥かに超越する戦闘能力を有している。
秀でる能力は改造人間によって様々だが、どの改造人間も認識能力、反射神経、瞬発力……そういったスピードに関わる能力が抜群に高められているものだ。
故に改造人間にとって常人の動きなどスローモーション映像にすぎないし、逆に常人からしてみれば改造人間の動きは瞬間移動かなにかに見えるだろう。
それが改造人間の強みだ。
なのに……。
(改造人間の私が! あいつの動きをなにひとつ捉えられない!)
これでは立場が逆である。ヤツが自分と改造人間だとしても、同じ領域にヤツは立っていない。
私が常人で、ヤツは改造人間。
思い至ったその結論と事実に、すべての自尊心を砕かれるほどの衝撃が襲った。
「はっ……」
精神的に打ちのめされた〈蜘蛛女〉が我に返り、気づいたときにはもう遅かった。
〈仮面ライダー〉はもう目前に迫っていた。
――一対の複眼が発光を強め、赤く輝く。それはまさに、死神の眼光である。
慌てて〈蜘蛛女〉はまだ残っている三本の腕を振るい、〈仮面ライダー〉の頭を叩き割ろうとした。
だが、次の瞬間には彼女の腕が二本なくなっていた。
「え……」
血が吹き出す。腕の行方は……〈仮面ライダー〉の手の中。彼はそれをすかさず枝を折るように握り潰した。
〈蜘蛛女〉はたまらず、怒りからなのか痛みからなのかわからない咆哮をあげる。そして残った最後の腕、その先に備えられたブレードで首を切り落とそうと試みる。
〈仮面ライダー〉はすかさず体を捻り、それをかわしつつ体全体で回転の勢いをつけ裏拳を刀身へ叩き込む。
その一撃により、いとも簡単にブレードは破壊される。
苦悶の表情を作りながら、〈蜘蛛女〉は決死の思いで糸を吐き出そうとする。
しかし、一瞬にして〈蜘蛛女〉の顔に拳が叩き込まれ、口を抉り顔を破壊した。
果実が潰されるように、鮮血と体液が飛び散る。
異形の顔はさらにおぞましく変形した。
そのまま糸が切れたように、〈蜘蛛女〉は地面に倒れ込んだ。
「……」〈蜘蛛女〉は悲鳴を発しようにも、声が出なかった。
「……終わりだ。もう、なにもかも」〈仮面ライダー〉が彼女を見下ろし、静かに告げた。
「……」
「終わりだ。〈蜘蛛女〉」
〈蜘蛛女〉は目を閉じる。力なくバタつかせていた四本の脚も動きを止めた。
そのとき、ふと記憶の底から浮上する話があった。
それは彼女が改造人間〈蜘蛛女〉になった直後に、自分を“組織”にスカウトした男から聞かされた話。
――我々改造人間はひとと比べて特別だが、無敵ではない。
――生態系を超越するわけではない故に、必ず天敵は存在する。
――我々の天敵は、はっきり言って最強だ。
――誰もヤツを倒せはしない。勝つことは出来ても、倒されるのは絶対に我々なんだ。
――だからおまえも気をつけろ。日本にいる以上、ヤツと遭遇する確率はゼロではない。
――断言する。ヤツと出会えばおまえは死ぬ。無論、私もだ。
――我々最大の敵。その名は……。
あぁ。なるほど。
どうやら私は、遭遇してはいけないヤツに見つかってしまったらしい。
……〈仮面ライダー〉。そいつは。その存在は。
人類種の、天敵、だ。
薄れゆく意識の中、〈蜘蛛女〉は〈仮面ライダー〉の姿をじっと見据えた。
自分の異形を初めて見たときは正直驚愕した。
これが私か、と。
はっきり言えば、怖かった。恐ろしかった。
だが、溢れ出る力にそれらは塗りつぶされ、すぐに快感と幸福と歓喜に変わった。
だが、目の前にいるこの死神は、どうあっても、ただただ気持ち悪かった。
〈仮面ライダー〉の腕が持ち上がる。トドメを刺されることを彼女は悟る。
気持ち悪い。
気持ち悪い。
気持ち悪い。
彼女を目を逸らせなかった。
おまえは歪だ。
おまえはおかしい。
おまえはなにもかも……。
ぐしゃり。
鈍い音が鳴り響いた。
〈蜘蛛女〉の顔を潰れ、頭のあったところに血の水たまりが広がった。
「ああ」彼は誰にも聞こえないような小声でひとりごちる。「よくわかってる」
いちおうこれは補足しておくんですが、今作において〈仮面ライダー〉には手加減をしてもらってるというか、だいぶリミッターをかけています。
ちょっくらそれっぽい設定を捏造して(まぁ第三部エピローグ後、というか最終決戦からの約四十年間なにしてるかわかったもんじゃないしそもそも消息不明だしな)戦闘能力を敵と戦っても苦戦してくれるぐらいに落とさせていただきました。
そのままだと強すぎる。もう全部あいつひとりでいいんじゃないかな。ていうかひとりだった……。
あ、あと第一小隊隊長は妖怪ボタンむしりさんをキャスティングしてます。