一応作品紹介の注意文と、キャスティング表をあらかじめ見ておくと、楽しめる人には楽しめると思います。
キャラ紹介で、キャスティング理由などがある場合があるので、そちらもちょいちょい覗いてみてくださいね!
それでは、スタートです!
猛る焔。そして、現れ
巽 静流
「あれが…本当の
ー ー ー
アレックス
「…やはり適正者が存在する...ということか」
ー ー ー
ゲドー
「…相良…」
ー ー ー
シャルロット
『勇者…ここに降臨…!』
相良 勝磨
「勇気、闘志…燃えろ…光焔…ッ!」
白猫プロジェクトNega 学舎の英雄 集結編
story.1-1 different start
四月も中旬。平和なポカポカ陽気の中、登校するのは俺、
年齢と学年が、読者のみなさんの常識と合わないのは、受験で入学が決定したクラスの生徒たちを、事件から二年の復興期間を開けて召集したからだ。
今じゃ、〈
約半年前、その知らせが来た時には三回はひっくりかえった。高校生活が送れるなんて話である。いろいろとびっくりした。長いブランクがあっても、畑で土を耕し、他のコミュニティから物々交換で物を得て、家畜を追う。父さんや母さんだって嫌かもしれないが、そんな都会人らしからぬ、原始的生活をいきなり強いられたのだ。その反動はあるのだろうが、俺たちみたいな若者に、もっと現代的な生活を送らせてくれるようになったわけだ。どの生徒も歓喜しないわけがない!
公立高校の受験に落ちた俺が、滑り止めで受かったこの学校に行く事になったおかげで、一足先に学園生活を取り戻せたのはとんだ幸運だった。
あ、そうそう冒険家の事で思い出した。俺たち家族が魔物から逃げている時の事
シャルロット
「光で、斬る…ッ!」
黄金の鎧、短く切られた金色の髪、そして燃え上がるような緋色、まばゆい金のオッドアイを持つ少女だった。
彼女は自信を『冒険家』、そして『元・光焔の御子 シャルロット』と名乗って、俺たちを近くの集落まで案内してくれた。
ただ、彼女は全く見ず知らずという訳ではなかった。魔物が現れてスマホが無用の長物になるまえまでハマっていたソシャゲ「白猫プロジェクト」に登場するキャラクターそのままだったのだ。といっても、恩人に失礼ではあるだろうから、本人に問いただそうとも思わなかったけど。
白猫プロジェクト。冒険家と呼ばれるキャラクターを操作して、魔物を倒していく、アクションRPG。白と黒の長き因縁や対立、闇との戦いなど、壮大なスケールで物語は進む。
その冒険家としてプレイアブルキャラクターとして、シャルロットは実装されているのだ。
彼女はおしとやかでありながらも面倒見がよく、魔物相手にも凛然と立ち向かい、誰からも愛されていた...が、そんな彼女のゲームにおける基本的な本性は自堕落で贅沢者、そこに尽きる。しかし集落での彼女からはそんなダメさは感じられない。今考えても、やっぱり他人のそら似だろうな、それもゲームだし。
しかし、それもつかの間、俺がこの学園都市から招待を受ける数日前、シャルロットさんは別の仕事が入ったらしく、村の用心棒を後任の冒険家に任せて、先に集落を去っていってしまった。
なーんて回想に耽っていたら学校に到着である。
相良 勝磨
「んじゃ、今日も頑張るか!おはようございまーす!」
ー ー ー
んでしばらくして昼休み、クラスの男子数人で食堂に行く事になった。この学校の食堂は、東京の平均的な建物の高さだと10階相当。天気が良ければ、スカイツリーとか、冬に空気が澄んでいると富士山も見えたりする。
ここでクラスの男子数人で食事をしていた時、とある人物が話を振った。
真木 逸己
「ところでなんだけどさ、冒険家に会ったことある?」
今朝ちょうどそれについて話したばっかりよ!?タイミング良すぎない!?
彼、
場がちょっとどよめいたあと、ウチのクラスの学級委員の
玉木 翔
「そりゃもちろん!学園にいるみんながお世話になったっての!」
真木 逸己
「んじゃあさ、
玉木 翔
「そういやないな。それで?」
真木 逸己
「俺が思うに、
ここ一辺は、学校を中心に住宅街や耕作エリア、発電施設などを擁する学園都市として栄えている。それを守るために冒険家の一人や二人は、この街にいてもおかしくない。
ここで
高尾 真楠
「それにしても、なんでまた冒険家の話なんか?」
真木 逸己
「いざってときは、俺たちでも戦えるようになりたいのさ。ろくな努力もしないまま、そういう大事なとこ人任せにするのも、遣られっぱなしになるのも、結局死ぬほど悔しいんだわ。それに、うまくできない自分が嫌いになるから。そのためにも、戦い方を教えてほしいなってだけ」
高尾 真楠
「お前ちょっと考えすぎなんじゃねーの?生徒会も気苦労ばっかだな」
と続いた。ちょうどいいのでマギーについて深く切り込んでおこう。
真木逸己。俺のクラスメイト、怪我でもしているのか左手に包帯を巻いてる。が、明らかに巻き方が「呪いの腕」系のそれなので厨二病説が濃厚だったりする。ただし、マジで怪我してるからか先生方はなにも言わないし、マギー本人もお茶を濁すので真相は闇の中。そしてなぜか終始眼が死んでる。わかりやすく言うと目のハイライトがマジで無い。
(そうでありながら)彼は一年生にして生徒会志望というもうひとつの顔がある。生徒を代表する立場として、学園生活を自分で守ろうとでも言うのだろう。仮に戦う方法を教わったとして、それで守れるかといったら別問題ではある。理想論ではあっても、心持ちとしては立派だ。ということでいつもの口癖をひとつ。
相良 勝磨
「いいねー!」
気づくと、もう五限が始まる十分前だった。残っていた昼のうどんを完食し早いとこクラスに戻ることにしたが、急いでいたからか、ふと財布を忘れたことに気づいて、さっきまで座っていたところに戻ると、テーブルの下に落ちていた財布を見つけた...のだったが...
相良 勝磨
「あったあった!良かっ...」
???
「...」
窓際の席で、とある少女が黄昏ていた。少し露出度のある私服を着ているので、生徒ではないのはわかった。しかし、短く切られた金の髪が、ひときわ目を引いた。外国人か何かだろうか。
…って見とれている場合じゃない!急いで財布を回収して、クラスに戻った。
去り際、何て言ったか聞き取れなかったが、彼女が何かボソッと話したように見えた。
???
「今日…ビーフじゃねぇのか…」
ー ー ー
時同じくして...
ゲドー
「敵の掃討を完了。佐野、周囲状況は」
佐野 なでしこ
『大丈夫です。増援ありません』
ゲドー
「了解…では…」
黒い鋼鉄の肉体と銀の長髪、そして赤い鬼の仮面の青年は、目の前の禍々しい気を放つ壺のような
ゲドー
「ぬんッ!」
蹴り割った!
ゲドー
「
佐野 なでしこ
『反応なし。任務終了です。赤鬼さん、お疲れ様でした!』
ゲドー
「赤鬼じゃないゲドー...まあいい。ご苦労だった。
そのとき、青年が二人に別れた…ように見えた。
ゲドー
「昼がまだだろう?もう持ち場を離れても良いぞ」
佐野 なでしこ
『じゃあ、お昼、ご一緒にどうでしょうか!』
ゲドー
「ああ、いや遠慮す...」
シャナオウ
「
ゲドー
「毎度のそのテンションマジでどうにかしろ!じゃかましい!」
民家の屋根に腰掛ける青年が二人。
「ゲドー」と呼ばれた片方の青年は、山を走る清流のような銀の長髪を結んではいるが、目と鼻を、赤い鬼の仮面で隠しており、その素顔を伺うことはできない。学園のワイシャツとズボン、ネクタイはしているが、ブレザーは袖を通さず、金の紐を首にかけて羽織っているだけだ。分かれる前の銀の長髪と仮面は彼の要素だろうか。
シャナオウと呼ばれたもう片方は、短い黒髪に赤い瞳、その身体は黒い鋼鉄の装甲のそのもので、紫の光が常人の数周りは大きい籠手の装甲の隙間から発されている。冒険家、それもロボットの類であることは明白である。分かれる前の黒い装甲は彼の要素だろう。
ゲドーがゆっくり立ち上がりながら、
ゲドー
「被害も一向に増え続けている。早急に対応しなければ」
そしてシャナオウの方も立ち上がり、
シャナオウ
「続きはベースにてチャットせん!」
二人は市街の屋根に黒い疾風となって駆けた。
ゲドー
「...佐野...まだいるか?」
佐野 なでしこ
「はい、なんでしょう?」
ゲドー
「...唐揚げ定食...頼んでおいてくれ...」
佐野 なでしこ
「...はい!了解です!」