何ヶ月ぶりでしょうかね…多分4〜5ヶ月ぶりです…。
いやほんとごめんなさい。
期間開けすぎました。
え?理由ですか…?……モンハン楽しいんです…ごめんなさい…あと鬼滅の刃を書くのも楽しいんです…ごめんなさい…
話の内容は簡単に言えばみーくんが学校に来たあとですね。
それではどうぞ
「…何で俺、由紀姉に抱きつかれてんの?」
久しぶりに目覚ましが鳴る前に目が覚めた。時計を確認すると5時半を指していた。
だが由紀姉に抱き枕にされてるのはなぜだ。
「…っと、頼むから目を覚まさないでよ…」
ゆっくり、慎重に由紀姉の腕をどける……だけどさ!由紀姉強く抱きしめないで!何がとは言わないけど色々当たってる!
「…何してるの」
「おー直樹美紀。いいところに。この腕引き剥がしてくんね?」
「…」
おい待て、今何を思った。別に下心あるわけじゃ無いぞ。
つか俺も何でこうなってんのか知らんのだ。昨日の記憶があんまり無い。
つか律儀に外してくれるのな。助かる。
「あー、サンキュ。何がとは言わないが色々助かった」
「…どういう意味よ」
「色々だ。さて…直樹美紀、ちょっと付き合えや」
「え?」
「図書館に行くが、一人で行ったらまたりーさんやめぐねえに怒られるからな。だからだ。それにここの図書館は数は劣るが中身は大学のそれとほぼ同じだ。お前にとっても悪い話じゃねえだろ?」
「でも、外にはアイツラがいるんじゃないの?」
「この時間帯なら居ても数匹程度だよ。ほら、行くぞ」
丈槍零にほぼ無理やり連れていかれた図書館。彼は真っ先に医療関係のところへ向かっていった。
「えーと、これとこれ…あとこいつか…。ほらよ」
「え、わっちょっ!」
梯子を使い、上の方にある本を手に取ったかと思うと一気にこちらへ放り投げてくるから、慌ててキャッチする。
それの表紙には『多重人格とは』『精神病について』『心の医療』『なぜ幻覚を見るのか』など、私が見ようと思っていたものばかりだった。
「お前が知りたいのはその辺だろ。俺も読むからちゃんと持っといてくれよ。あとは…あっちだな」
「ちょっ!待って、重…」
最後に一冊重いものをズドンと乗せられ、彼はまた別のところに向かっていった。
そこは微生物やウイルスといった本がたくさんある場所だった。
「俺が読んだのが…確か…これだこれ。よし、俺の用事は終わりだ。お前の他に読みたいものは?」
「え?えーと…ここ、英語の本とかってある?」
「例えば?」
「外国の人が書いた小説とか、そんなもの」
「ああ、確かあるよ。どんなものがいい?」
「…学校生活が舞台だといいかな」
「なるほど。なら……ちと待ってろ」
即興でのリクエストなのに零は迷うことなく何処かへ行った。離れていいのか、と言ったけど周りにはいない、と言われそのまま待つことにした。
数分経った後、零は二冊の本を持って帰ってきていた。
「ども、そんじゃ帰るぞ。その本よこせ」
「わ、ちょっ!」
そして私の持っていた本を無理やり取った。持ってくれる、ということでいいのだろうか。
かなり重いはずなのに涼しい顔で先頭を歩いていく。
…私の知っている丈槍零は、こんなハキハキしている人じゃなかったから、余計に困惑する。
「なんだよ、俺の顔になんかついてるか?」
「いや、別に」
「ならさっさと帰るぞ。見つかったらまたりーさん達に怒られる」
「また、ってことはちょくちょくやってるの?」
「バレない程度にな。半分くらいバレてるけど」
「それ、バレない程度とは言わないよ」
「それもそうだな」
〜2時間後〜
「……」
「レイ君、何か言うことは?」
「…怒ってる顔も素敵ですよ、りーさん。……嘘です!嘘ですごめんなさい!」
あれから、案の定見つかった。まあそれもそうだ。悠里さんが起きてきたら見知らぬ本が大量にあったんだから。帰ってきたのが6時頃、そして見つかったのは6時半。
そして私はお咎めなしだが丈槍零はもう常習犯とのことでずっと怒られている。
「で…美樹さんとそう言う風にできた、ってことは仲良くできるのかしら?」
「うーん、まあ、はい。何とか。喧嘩はしません。絶対。…多分」
「レイ君?最後何と言ったの?」
「べ、別になにも?そ、それよりも!由紀姉が何か呼んでるんじゃありませんでしたっけ!」
「…まあいいわ。レイ君のことは信用してるから。でも、信用してるのと規律を守らなくてもいいと言うのは別問題です。次またやったら…」
「わ、わかりました!次はちゃんと報告してから行きます!」
「よろしい」
…きたばかりだけど上下関係もうわかった気がする。
少なくとも丈槍零は悠里先輩に頭が上がらない。
「…なんだよ」
「別に」
ずっと見てたのが丈槍零にバレて半目で見られるがちょっとだけ含みのある笑いで返す。
はぁ?と言う顔をしながら丈槍零は立ち上がり何処かへ向かった。
「…まあ、仲良くしてくれてよかったわ。あの子なりに、昔とは折り合いをつけたのかしらね」
「仲良く、と言うかは向こうから無理やり連れ出されたんですけどね」
「それでもよかったわ。もしまた喧嘩したら…って思ってたから」
「流石にもうしません」
「運動会!しよ!」
「「「「はい?」」」」
「だ・か・ら!新入部員も入ったことだし!運動会!」
また唐突な…。大事な話があるからと呼ばれたはずなのに。
「だからって…なんで運動会?」
「ほら!みんな最近頭使ってるじゃん!だから思いっきり体を動かしたほうがいいよ!」
「それは由紀姉が頭を使ってないだけなのでは…。あと遊びたいだけでしょ」
「な、なにおぅ!そ、それにほら!学園生活部心得第5条!」
「「「「「部員は折々の学園の行事を大切にすべし!」」」」」
ああ、はい。俺は構わなかったけどみんな言うあたりやる気満々なんですね。
「…?」
「まあ、つまりは由紀姉のスケールの大きい遊びに付き合えってことだ直樹美樹」
「そんなことより、他にやることがあるんじゃないの?」
「例えば?」
「例えばって…」
「すぐに出てこないなら運動会実行だ。最近本ばっか読んでるから身体なまってるし、ちょうどいい。全員ギッタンバッコンに倒してやる」
「ふふーん。短距離走で私に勝てると思ってるのか?」
「いいですよ、次こそは勝ちましょう」
次こそ胡桃さんには勝ってやる。今まで勝てたこと殆ど無いし。
「それじゃあ、色々準備しないとね。私は職員室に報告してくるわ」
「わかりました」
「はーい!」
「あ、俺もついていくよめぐねえ」
「だから…めぐねえじゃなくて…」
職員室に向かうというめぐねえに一緒についていく。
昨日とかほんと心配かけちゃったから、少しでも安心させてあげたいし。
「…レイ君、もう大丈夫?」
「はい、御心配をおかけしました」
「なら良かったわ。…体の方も、大丈夫なのよね?」
「もちろんです。昔から病気には縁がない生活でしたしね。風邪も、インフルエンザとかもかかったことありませんし。医者曰く、病原体に異常に強い体質らしいですし。めぐねえも知ってるでしょ?…まあ、今回の原因のウイルス?はインフルとか他の感染症なんか比較にならないぽかったですけどね」
それを伝えると余計に心配してしまった。余計なこと話しちゃったなぁ…。
「…あ、思い出した。そういえばめぐねえ、ここに配属されたての頃、教頭先生になんか非常時のなんたら、って冊子もらったとか言ってなかった?」
「え⁉︎い、いやそんなこと言ったかしら?」
「うん、確か言ってたはずなんだけど…あれ?俺の気のせい?」
「そ、そうじゃないかしら!」
「ふーん…。あ、そうそう、ちょっとめぐねえに相談することがあるんだけどさ…」
「え?」
「実は…」
「それって…」
「今言うべきじゃないのはわかってます。でも…早いうちに、覚悟だけでも決まっていたほうが楽です。…あくまでも、予想、です。外れるかもしれません。もしかしたら完全に的外れかもしれません。ですので、こんな可能性があることを、覚えておいてください」
「他の子達には話したの?」
「いえ、まだ誰にも。ただでさえ絶望の淵にいるのに、更に追い討ちかけるのは酷なので。でも…直樹美紀は頭がいいから、俺が読んでたものを読めば、きっとわかるでしょう。大丈夫です。みんな強いですから。…例え----------」
「レイ君!」
考えを告げると、声を荒げた慈さんに抱きしめられた。その手は、震えていて涙の落ちる音がする。
…ごめんなさい。でも、多分。これは決まりきってる未来だから…。だから、どうか…。
「ほらほら!レー君はやく!準備するよ!」
「へーい」
「元気ですね、由紀先輩は」
「まあ何時ものことだな。レイが絡めば更に倍になる」
「それとめぐねえもいたら完璧ね」
「…私から見たら姉弟というよりは…恋人?にしか見えないんですが…」
「ああ、それは無い。レイはめぐねえにゾッコンだから」
「そうねぇ。けれど由紀ちゃんは手強いし、どうなるかわからないわね」
「…そうなんですか」
なんか四人から見守られてる。なんでだ。
あと早くこっち手伝ってくださいよ。一人で由紀姉の相手をするなんて体力がいくらあっても足りません。
全員に目で訴えると渋々といった感じだがみんな手伝い始めてくれた。
くそぅ、この借りは運動会で返してやる…。
「よーし、準備できたねー!運動会!はーじめーるよー!」
「「「おー!」」
「お、おー?」
「怪我しないようにねぇ」
「まずはー、短距離走!出場選手は?」
「俺と」
「あたし」
「それと私ですね」
「おおっ!みーくん二人に実力見せつけちゃってよ!」
「みーくんじゃありません。…ですが、それには賛成です」
ゆっくりと時間をかけで柔軟を終わらせ、見守る。廊下で三人で走ったら事故る自信しかない。
てことで最初は胡桃さんと直樹美紀。
胡桃さんはシャベル背負ったままでいくらしい。本人曰く、『ハンデ』だそう。
結果は胡桃さんの圧勝。
これは気を引き締めなければ。
「おっしゃ、次はレイだな!かかってこーい!」
「休憩はいらないんですか?」
「そんなものいらん!無くても勝てる!」
「言いましたね?」
とまあ、意気込んだはいいものの、俺もボロクソに負けました…。
「美紀は十分休憩できたか?なら次はレイとだな」
「丈槍は休憩いらないの?」
「構わない。てかレイでいいぞ。丈槍だと由紀姉も反応するしな。…にしても…体なまりすぎ…」
「なまってるというより、普通にタイム落ちすぎてね?前までもう少しいい勝負だったろ」
「ですよねぇ…。鍛え直さなきゃ」
あ、直樹美紀との短距離走は俺の勝ちでした。うん、胡桃さんが早すぎるだけな気がしてきたよ。
それ以外といえば借り物競走だったり、障害物競走だったり。
玉入れ、綱引きなんてのもやったりした。
結論だけ言おう。
半分くらいしか勝てませんでした…。
いや言い訳させてくれ。借り物競走とかおかしい。好きな人とか何?仕組んだでしょ胡桃さん?ねえ、玉入れだけ俺のカゴめっちゃ小さくなかったですか?
いや楽しいならいいですけども。
言わなきゃならない。隠し通せるわけがない。それに、
でも、それを明かすことは
何度も私のせいじゃないと思おうとした。でも、これは私達大人の責任だ。だから…私も責任を取らないといけない。
きっとみんなに軽蔑されてしまう。でも。それでもいい。
みんながこの先、幸せになれるのなら…。私一人の犠牲など、おしくもない。
私は、みんなの教師なのだから。
今回は運動会編です。
次は…確か…えーと、記憶が正しければ水着回とかだった気が……
一つ懸念してるのが、がっこうぐらしの設定に基本基づいて、そこから自分の憶測を立てて話を組み立てているのですが、最終巻にてそれが全て外れていた時がほんと怖いです…
いや、まあいいのか。だって二次小説だもんね!(開き直り
それでは
読んでくださりありがとうございます