Fate /World Record~樹海聖杯探索~ 作:片倉 陸翔
忙しくてかけませんでした。ごめんなさい。
これからもこういうときがあるかもしれませんが、ご容赦ください。
では、どうぞ('ω')ノ
「ふわ~~~~~~~~~~~~~」
列車を降りて、駅の入り口に行くと、視界の先に巨大な湖が見えた。
「あれが河口湖か...」
呟くと、正面の通りに向かって歩き始めた。
「えっと。どこに行くんですか?」
「地図によると、湖の周辺にホテルが多くあるらしい。そこに向かうぞ」
「はい、わかりました」
ロザリアが後ろからついてくるのを感じながら、足早にホテルに向かう。
「すごい観光客ですね。日本人以外の人も多くいます」
「それはありがたいな。怪しまれずにこの街に溶け込める」
そう言いつつ、ウェイバーはあたりを見回した。
「どうしたんですか?」
「あたりには山が多い。夜になれば人もいなくなるだろう。召喚の場所をどこにしようかとな」
「な、なるほど。すみません。よく見ていなくて」
「なに、私が速いだけだ。気にするな」
「いくぞ」と湖へと再び歩み始めた。
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「ふわ~~~」
湖に到着すると、ロザリアが本日二度目となる。声をあげた。
「そんなに湖が珍しいか?」
苦笑しながら、ウェイバーが聞く。
イギリスにもネス湖といった有名な湖が多くある。
「あ、はい。私ずっと森の中に住んでいたので、ここで見るのが全部珍しくて...」
「・・・・・・そうか」
オーギュスト家が森の中に一生住み続けるとは聞いたことはあるが、それが本当だったことに、心の中で驚いた。
「あ、すいません。なんかしんみりさせちゃって」
顔には出すまいと思っていたが、どうやら出てしまったようだ。
「いや、大丈夫だ。ああ、あのホテルだ」
ウェイバーが指さす方向に、湖の畔に建つ大きなホテルがあった。
「とてもきれいですね」
「ああ、この辺りではかなり高いらしい」
「え、いいんですか?」
「なに構わんだろ。協会からはそれなりの補助金は出ているしな」
「はあ」
そういうと、二人はホテルの入口へと向かった。
入口まで付くと、ちょうどホテルから一人の日本人が出てきた。
亜麻色の髪の毛を肩で切りそろえている。
男性が着る服だが、どうみても女性だった。
「こんにちは」
彼女は二人を見つけるやいなや、突然挨拶をしてきた。
「どこかでお会いしただろうか」
ウェイバーの問いに彼女は微笑むと、
「いえ、初対面どす。ですが...」
言いかけると、ウェイバーを舐めるように上から下までじっくり見る。そして...
「普通の人とは思えなくて」
「ほう」
この一言でウェイバーは察した。
「いちいち、遠回しに言う必要もないんじゃないか?」
「・・・・・・なんのことでしょう?」
「しらじらしい」
と、吐き捨てると、ロザリアに先にホテルに入っているように言った。
どうやらロザリアは意味が解らなかったようだ。
頷くと、荷物を持ってロビーに入っていった。
「・・・それで、四家のどなたかは存じ上げないが、誰だ?」
「さすが、現エルメロイの当主。この短時間でよく気づきましたね」
「ふん。わざと気づかせたのはそっちだろ。手短に済ませてくれ」
「申し訳ない。私、高ノ宮 和葉と言います」
「ウェイバー・ベルベットだ。エルメロイの名は今は使っていない」
「お家の為ですか?優しいのですね」
「ふん。それで、用件は?」
「いえ、今回はお顔を拝見しに来ただけです」
「よく、場所がわかったな」
「ガーネットはんが教えてくれまして」
「あの、女」
「彼女は恨のはよしてくださいね。聞いたのはこっちですから」
「答えたのはあいつだろ」
「あらあら、怖い怖い。そんなら。失礼しましょか」
彼女は一礼すると、彼の横を通り過ぎて行った。
「・・・・・・・・」
すれ違う際、彼女が残した言葉が、頭に残った。
「次に会うときは、もっといい場所で会いましょか?」
この意味がいい意味か悪い意味か、彼にはわからなかった。
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「お帰りなさいませ」
湖の畔に一台の高級車が止められている。
そこに、彼女——高ノ宮 和葉は戻ってきた。
「ただいま」
「いかがでしたか?」
「ええ、かなりええ男やったわ」
「それは、どういう意味で?」
「さあ、どうやかね?」
くすくすと笑う彼女に、使用人の女性は唖然とした。
「葵。いきましょか?」
「は、はい、別荘にて召喚の準備は整えてあります」
「ありがと。ほんま、楽しみやね。彼らがどう動くか」
「我々はどう動きます」
「しばらくは静観しましょか。どうせ他の三家のどこかが彼らと当たりましょ」
「本当ですか?」
「ほんまや、見とき。ああ、けどうちらは慎重にな」
彼女は微笑む。それが何を考えているかは誰も知らない。
ありがとうございます。
召喚はそろそろ来ます。
どんな英霊か予想してお待ちください。