抹殺された神の愛し子   作:貴神

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今回は響子さんです。

おそらく、短いです。

最後までお付き合い下さい。


番外編(響子編)

神夢家

 

 

今日は達也の学校も休みであり、実は響子もオフという非常に珍しい日である

 

達也が休みということは双子や恭也もそういうことなのだが、クラブ活動もしているため今日は昼まではいない

 

響子に関しては、どこぞの誰かが裏で糸を引いている可能性は無きにしも非ずであるが…

 

そんなこんなで、響子は今、自室で仕事?をしている達也に会いに来ているのであった

 

響子『♪♪♪』

 

達也『響子さん、苦しいです。』

 

かれこれ約一時間程響子は達也に抱き着いた状態であり

 

それをされるがままに達也はモニターと向き合っていたが、そろそろ苦しくなってきたのか響子に話しかける

 

響子『酷いなぁ、その言い方。お姉さん傷付いちゃう。』

 

流石に達也といえどこの状態では苦しかったのだろう

 

それを理解したためすんなり達也から離れる

 

達也『響子さん、あと少しで終わるので待っててもらえませんか。』

 

響子から来る頃にはすでに達也は自室でシルバーとしての仕事をしていた

 

しかし、響子からデートのお誘いがあったためそのための仕事をしていたのだが、響子は待ちくたびれたようである

 

響子『うぅ~。仕方ない、達也君のベッドで寛いでおくから。』

 

しぶしぶ引き下がつつも達也に恨みがましい視線を送る響子

 

達也のベッドにダイブし、なにやらよからぬことを始める響子

 

達也『?響子さん、何をしているのですか?』

 

流石の達也も響子が自分のベッドでモゾモゾとしていると仕事どころではなくなる

 

響子『えへへ、達也君の匂いを堪能してるところ。』

 

語尾にハートがつきそうなほどの響子

 

達也は若干引き気味である

 

達也『止めて下さい。そんなに俺は匂いますか?』

 

響子の反応にそんなに自分は体臭がしているのかと不安になってくる

 

響子『うん、包まれてるって感じ♪』

 

達也『…なるほど。では、さっそく、布団を干しますか。』

 

だが、そんな思考は杞憂に終わるも

 

達也の中でいたずら心が芽生える

 

双子の結那と加蓮、響子といい少しお灸を据えてやらねば

 

響子『ダメ!』

 

過去最大級の拒否の言葉が響子から出るも達也は止めない

 

達也『何故ですか。匂うから干すのは当然かと。響子さんにそんな思いをさせるはいけないと思ったんですが。』

 

今の自分は相当いい顔をしている自覚はあるが、ここで手を緩めるわけにはいかない

 

体臭を気にする年齢ではないが、匂いを嗅がれて喜ぶ変態ではない

 

響子『…そういうことじゃなくてね。その、達也君といつも一緒じゃないから。今達也君は仕事中だし、邪魔できないからね?た、達也君の寝ているベッドで我慢しようかなと』

 

もじもじと達也の枕を抱きしめながら、答えになってない言葉を口にする

 

以前、響子は達也君分を補給と変な言葉を発していたのを思い出す

 

達也『俺は、栄養成分ですか。…仕方ありませんね。姉の言うことを聞くのも弟いや兄の務めですから。』

 

いつも響子が達也を弟扱いに近い事していたため今度は、限定的ではあるが達也が響子の兄になる

 

と言いつつも、結局は達也が響子を甘えさせていたため弟でも兄でもあまり変化はない

 

響子も身近な異性が達也であり、少し年齢が離れているため弟に近い異性という認識でいたが

 

響子『達也君がお兄さん?えぇぇ。』

 

今回の達也の兄役はなにやら不満のようである

 

達也『何か不満でも?』

 

響子『だって、達也君が実の兄ならサディストっぽくなりそうだし。』

 

今も若干ではあるが、達也から苛められているためそんな達也が兄となると恐ろしい気がする

 

達也『ほう、そんなことを言う響子には添い寝はなしだな。』

 

そんな返しも予期していた達也

 

すばやく、兄モードで誘惑する

こんなことをして誰得と思うかもしれないが、双子と響子に対しては効果抜群なのである

 

寧ろ、こんな行動をする達也は響子以外に結那と加蓮にしかしない

 

響子『!?今のなし!お願い、お兄ちゃん。私と一緒にお昼寝しよ?』

 

速攻で謝る響子

せっかくのチャンスを不意にするわけにはいかない

 

涙目になり、上目遣いでコテンと首を傾げながらお願いをする

 

その姿は無意識のうちに響子は妹という属性を身に着けていた

 

達也『っ!』

 

その仕草に達也は勝てず

 

数瞬、硬直してしまうほどの破壊力だった(決して、達也は妹属性が好きということではありません…maybe)

 

響子『?』

 

瞠目してしまっている達也に不思議に思う響子

 

達也『何でもないよ。仕事は趣味みたいなものだから。今は可愛い妹を甘えさせることに専念することにするよ。』

 

ここまでとは思っておらず、普段の姉のような響子からのギャップに声も出なかった達也

こんな事をしていては、仕事をするよりも息抜きをするべきかと諦める

 

今回の仕事もそこまで急ぎではない

 

それなら、響子のオフの都合をつけてくれた誰かさん達に感謝しつつ休日を愉しむことにしよう

 

 

響子『やった。じゃあ、お昼寝終わったら、買い物付き合ってね?』

 

かまってもらえることに嬉しい響子

そこには、妹属性ではないが、恋人とスキンシップがとれるような満面の笑みの響子がいた

 

達也『はいはい。』

 

達也が腕枕をし、その懐に響子が入り込む形をとる

 

双子の義妹が昼食の呼び出しに来るまでしばしの小休憩を堪能する二人だった

 

 


 

 

現在、達也はある窮地に立たされていた

 

それは、世界でも一、二を争う実力者でも回避したい場所

 

特に男性が…

 

達也『響子さん、帰っていいですか?』

 

響子『だ~め。買い物に付き合うって言ったの達也君だよね?』

 

カーテンから顔だけを出して達也を引き留める響子

 

こういう状態であることから達也と響子は何かを身に着けるための店にいると推測される

 

達也『言いましたが、場所までは言っていませんし、男である俺がこの場にいるのは通報されかねない気がするのですが。』

 

と長々と引っ張ったが、お解かりの通り

 

高級下着専門店にいる

 

響子『あら?私にはどこでも付き合うっていう風に聴こえたんだけど?達也君にしては、優しいなぁと思ってたんだけど。そっか~、私の勘違いだったみたいね。ごめんね?無理やり付き合せちゃって…』

 

しゅん、と項垂れる響子

 

その周りでは女性達が達也を射殺さんばかりの視線で睨んでいた

 

女性を泣かせる男は敵というような

 

針の筵状態

 

これには、それなりに鍛えてきた達也でも降参するしかなかった

 

達也『…(勘弁してくれ。)冗談ですよ。ただ、心の準備というものがですね。』

 

響子『ダメ?』

 

達也『っ!(いつの間に覚えたのやら)なるべく早めを希望します。』

 

響子『努力します♪』

 

ーーーーーーーーーー

 

待つこと数分

 

響子『おまたせ。どう、達也君。』

 

カーテンを開けて出てきた響子

 

今、響子が身に着けているのはシルク生地で可愛らしい花柄が入った淡いピンクの下着

 

きわどい部分も多数見受けられ、あまり免疫のない達也にとってはもはや地獄といえる

 

達也『…可愛いと思います。』

 

正直、今の達也は真面な思考を持ち合わせていない

 

当たり障りのない言葉で誤魔化すしか出来ない

 

なぜなら、響子の下着姿にキャパオーバーを起こしているから

 

 

響子『そう?じゃあ、次ね。』

 

そんな達也を知ってか知らずかご機嫌な響子

 

そういうとカーテンを閉じ、次の試着に入っていた

 

 

ーーーーー

 

試着すること一時間

 

かれこれ二十着近く試着しただろうか

 

途中から達也がおかしいことには気が付いていた響子

 

少なからず異性として見てもらえていることに満足していたが、もう少し達也からアクションが欲しい

 

響子『ちょっと、達也君。ちゃんと見てるの?』

 

達也『いや、ちょっと、響子さん許してください。』

 

響子の下着姿に目を背ける達也

 

妙齢で引き締まったボディとそれに見合った胸

 

そこに下着姿と合わされば、達也も意識せざるを得ない

 

しかも、達也にとって義妹である双子の結那と加蓮以外では唯一の異性と認識する存在の響子なのだから

 

響子『もう、しょうがないな。』

 

素直に詫びる達也にそれ以上は言えない

 

長時間付き合わせたのだから、強くも言えない

 

達也『すみません。』

 

響子『ふふっ、気にしないで。じゃあ、これを最後にするからこれだけはしっかり見てね?』

 

最後の試着のためにカーテンの奥に隠れる響子

 

達也『はい、分かりました。』

 

 

ーーーーー

 

数分後

 

響子『それじゃあ、いいかしら?達也君。』

 

響子から達也に確認の声がかかる

 

達也『大丈夫です。』

 

シャッとカーテンが開く

 

そこにはーー

 

響子『ど、どうかしら?少し頑張ってみたんだけど。キツくないかな?』

 

黒のベビードール姿の響子だった

胸元あたりからレースがミニスカート位の際どい長さとなっていた

また、薔薇のような装飾とフリルなどがあしらわれている

透けて見えるのはシルクの生地なのだろう、見えそうで見えない一応、下着としての役目は果たしている…と言うべきなのか

 

 

達也『…』

 

そんな姿に達也は本日一の衝撃を受ける

 

 

響子『た、達也君?ちゃんと、見るって言ったよね?返事して欲しいんだけど…。』

 

黙りした達也に早く感想が欲しい

流石の響子もこのままは恥ずかしい

勇気を振り絞ってこのベビードールを試着したのだ

 

達也『っ!、す、すみません。そのなんというか…。』

 

達也にしては珍しく、噛んだりしどろもどろである

 

相当テンパっていると言える

 

響子『…達也君の言葉で聞きたいな。』

 

ここまで響子自身を女性と意識してもらってこの上なく嬉しいが、達也相手だとどうしても欲が出てしまう

 

頬を染め、上目遣い気味に達也におねだりをする響子

 

 

達也『綺麗だ、誰よりも。』

 

双子の二人とはまた違った雰囲気(色気)

 

達也自身の言葉でとなると難しい、響子をいい加減な言葉で惑わせることはしたくない

 

だが、達也として今の響子はどう映っているのか

そう考えると、着飾った言葉ではなくシンプルな言葉

 

響子『あ、ありがとう、ね。』

 

真剣な眼差しの達也から発せられたストレートな言葉に響子もただお礼の言葉を言うしか出来なかった

 

自分からお願いしてだが、達也からこんな言葉を聴けるのは素直に嬉しい

 

それを見ていた周囲のカップルや女性陣は羨望の眼差しとあの彼氏さんみたいな言葉が欲しいなぁ等と同じ店内にいたカップルの女性は男性にこぼしていたり

 

 

ーーーーー

 

 

響子『いいの?自分で買うのに。』

 

達也『気にしないでください。軍では二人分ですし、シルバーでそれなりには稼いでますので。それに、こういう状況(シチュエーション)では男に花を持たせて下さい。女性にあんな恥ずかしい姿をさせたんですから。』

 

結局、購入したのは、最初の淡いピンクと響子が好んだ赤色の下着そして、最後の黒のベビードール

 

響子は自分で払うと言っていたが、達也が頑なにこれを拒否

 

黙ってもらって下さいと

 

響子『ありがとうね。』

 

達也『いえ、家族なんですから。妹のお願いは兄が叶えてあげるものです。』

 

響子『えー、まだその設定引きずるの?』

 

カフェのテラス席で休憩をしながら女性下着店での出来事を振り返りながら、午前中の響子とのやりとりを取り上げる達也

 

響子の中では、それは午前中で終わって午後からは普段の達也と自分の関係に戻る予定だったのだが

 

達也がこの設定を気に入ってしまったようだ

 

達也『そういえば、ブランシュの件では映像の書き換えありがとうございました。』

 

響子『ううん、あれくらいどうってことないわ。達也君こそお疲れ様。』

 

あのとき、風間から響子に指示があった内容とは達也がブランシュのアジトに行くまでの間にある防犯カメラの映像処理だった

 

達也の存在は秘されているのは当然のことだが、今回は達也が出張ったため道路に設置しているカメラが録画しているであろう達也の姿をなかったことにしなければならなかった

 

廃工場にはカメラは無かったためそちらは問題ないが、達也が動くとなると一つカモフラージュが必要になってくる

そういうこともあったため浩也は止めたという経緯もある

 

達也『あれは、俺の我が儘でしたことなので。本来はあれの領分ですから。』

 

達也の言うあれとは軍を指す

 

達也が軍人というのは特殊な例であるためあまり参考にはならないが、特殊部隊が一隊と他の部隊が必要な案件だった

 

それほどまでにブランシュというのは肥大した膿といえた

 

響子『まぁそうね。』

 

達也『後悔はしてませんが、皆さんを振り回してしまったのは申し訳ないと思ってます。』

 

誰かがやるべきを他人に任せてにはしたくなかった

 

家族を護るためなら何だってする

 

響子『大丈夫よ、これくらいで皆、怒ったりしてないわよ。寧ろ、嬉しそうだったわよ?』

 

そんな達也の覚悟に軽く嘆息する

 

何を言おうと達也の覚悟は揺るがないのは解っていた

 

しかし、そんなことは咎めることもない

 

達也『本当ですか?』

 

胡乱気な達也

 

響子『本当よ。皆、達也君が初めての我が儘を言っってくれたって。今日は赤飯だ!とか言ってたわ。』

 

達也『何のお祝いですか。』

 

家でもそうだが、軍でも達也は弟扱いというか可愛がられている

というよりも彼らより精神面が強い達也

幼かった達也は我が儘を言った記憶をそこまでないから嬉しかったのかもしれない

 

響子『それはそうと、九校戦のエンジニアに選ばれたって?』

 

この話は終わりと次の話題に移る

達也自身、あまりお祝い事というか愛情に対して苦手意識がある

 

それは、自分の境遇や育った環境がそうさせるのかもしれない

 

 

達也『ええ、不本意なことに。唯でさえ、三巨頭に目を付けられ、一科生に目の敵にされる身としては勘弁して欲しいですよ。』

 

響子『まぁ、十文字はそうでしょうけど。真由美さんは知ってるから、ちょっと意外だったわ。彼女、八方美人であまり本性を現さないから。もしかしたら、達也君に惚れちゃったのかもね?』

 

ウインクする響子

 

対して響子の言葉に達也はゲンナリとした表情だ

 

達也『嬉しくありませんよ。俺にとっては、響子さんと結那、加蓮で十分ですよ。十師族なら尚更です。』

 

この時ばかりは、はっきりと主張した達也

 

それに対して胸が温かくなる響子

 

響子『ふふっ、ありがとう♪達也君から嬉しい言葉も聴けたし、このお礼はしないとね?』

 

 

達也『事実ですから。…それなら、今日は俺が兄で響子さんは妹で過ごしませんか?』

 

達也にとって、この三人は特別な感情がある

 

もう一人の例外を除いてーーー

 

しかし、それでは響子は納得しないだろう

 

少し間を置いて今朝の響子との設定を思いだした

 

響子『達也君、私がそれ少し恥ずかしいんだけど?』

 

一応、非難の声をあげる

はっきり言って、外では遠慮したい

誰も居なかったからこそ妹(設定上)になれたのだ

 

達也『お礼なのでは?それに少しは響子さんに意趣返しです。いつも遊ばれているお礼ですから。』

 

しかし、それを達也が許すはずもなく

 

響子『鬼畜』

 

達也『誰がですか。たまには、新鮮さも大事ではないですか?それに、今日は響子さんを甘やかすと決めたんですから。』

 

響子から辛辣な言葉を貰うと意地でもやりたくなってしまう

 

響子『あーもう、達也君のお姉ちゃんでいようと我慢してたのに。これからは、遠慮しないんだからね?』

 

何か吹っ切れたような響子だが、普段から達也に会うたびにベタベタしているため今の宣言は少々おかしい気がする

 

達也『程々にお願いします。』

 

響子の目が獲物を狩る動物のそれに少しだけ恐怖する達也

常識の範囲内で収まることを切望するが、後の祭りである

 

響子『それじゃあ、もう少し買い物に付き合ってね?達也お兄ちゃん!』

 

 

 

 




………如何でしたか?

私的には、ものっっっ凄く甘くなってしまった気がします。特に前半部分

後半も私も男なもので、ネットで資料集めはやってて空しくなりました、なんでこんなことやってるのだろう?と

もっと、短くしようかなと思ったけど、書きたいことが増えてしまい、グダってしまった(^-^;

これでは、たつきょうになってしまう。
それもありですけど(汗)


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