ゼロから始める『ぼくのさいきょうのIS』作り   作:星震

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遅れてすいませんでした!

新たに高評価を下さった雨季同家さん、加賀川甲斐さん、エルハルスさん、キャンピーさん、楓の葉っぱさん、チョムチョムさん、ありがとうございます!


結果と末路

「東、開発に関わった奴は本当にこれで全員揃ったのか?」

 

「はい。東七瀬以下4名揃いました」

 

千冬に呼び出されて七瀬を筆頭とした『打鉄・零式』の開発に関わった生徒は学園の応接室に呼び出されていた。

 

「お前たちにはこれからある人物と会ってもらう。私も同行したいのだが、向こうの方から人払いを強制させられていてな。同行できない」

 

「織斑先生に命令できるほどの人物からの指名とは…自分なんかに何の用があるんですかね?」

 

「お前もあの機体を開発している中で薄々思ってはいただろう?自分の作った機体が『特記事項』の対象になるのではないかと」

 

「やっぱりそのことですか。まぁ、そんなことでもなきゃお偉いさんが自分なんて指名してきませんよね」

 

七瀬は千冬との会話でこれから会う相手が分かった。

七瀬が一人で納得する中、箒が七瀬に疑問を投げ掛けた。

 

「すまん、どういうことだ?東」

 

「俺たちが作った機体は規格外すぎた。その機体の性能が特記事項に触れるレベルだと判断されちまったのさ」

 

「特記事項っていうと…あれか?『本機関で得られた技術は協定参加国の共有財産として公開する義務があり、黙秘、隠匿を行う権利は日本にはない』ってやつか?」

 

「あぁ、そうだ。つまり、今から会う人間は…」

 

「IS学園の特記事項に触れられるレベルの人物、ということですの?」

 

「その通りだ」

 

ここに来て七瀬以外の4人はISを造り出すということの重大さに気づいた。

新たな技術を使って開発した機体、すなわち特記事項に触れた機体を開発した以上はその機体の情報を世界に開示しなければならないのだ。

 

「向こうは機体について根掘り葉掘り問いただしてくるだろうが相手はそれでも国家機関だ。くれぐれも無礼のないようにな」

 

「もちろん、わかっていますとも。ですが機体を壊せなどという命令を受けたら...自分も黙っていないかもしれませんのでご了承を」

 

「そうか。...布仏」

 

七瀬は千冬にそう言うと応接室のドアに向かった。一夏たちも不安な中、七瀬に続いていく。

彼らが向かう中、一番後ろにいた本音を千冬が呼び止めた。

 

「アイツが手に負えなくなったときはお前が頼りだ。...そもそもこんな大事を生徒に頼むべきではないのだが、この会談が失敗すれば学園は危機に陥るやもしれん。どうか、アイツを支えてやってくれ」

 

「分かりました~」

 

いつも通り穏やかに返事を返す本音。少々頼りない返事ではあったが、千冬にとって今は彼女だけが頼りだった。

 

********************************

 

 

 

「招集に応じ、『打鉄・零式』の開発を担当した東七瀬以下4名、到着いたしました」

 

「研究で多忙の中、よく来てくれた。

 私はIS委員会検閲官の者だ。まずは諸君らが開発した新型機のことについて聞きたい。そこに腰かけてくれたまえ。楽にしてくれていい」

 

「では、失礼して...」

 

彼がそう言うと七瀬たちは机の前に置かれていた椅子に腰かけ、彼と対峙する。

そして持ってきた資料を広げ始める。そしてお約束のホワイトボードもしっかりと用意する。

 

「こちらが我々が『打鉄・零式』のために開発した新型フレーム、その名も『ゼロ・フレーム』です」

 

「ふむ…」

 

彼は七瀬が机に置いたフレームの設計図を手にとって見る。

 

「打鉄に補助筋肉を取り付けたのか…しかし、なぜそんなことをする必要があった?」

 

「なぜ、といいますと?」

 

「元々補助筋肉は第二世代IS以前の巨体な機体の重量を支えるために作られた部品。つまり、打鉄にはほとんど必要ないパーツな筈だ。そんなパーツを何故こんなにも使った?」

 

「…なるほど。ではその点を説明させていただきます。お手元の資料をご覧ください」

 

彼は七瀬に促されて設計図とは別の資料を見る。

 

「確かに先ほど質問してくださったとおり、補助筋肉の本来の使用目的は大型な機体の機体重量を支えることです。ですが、私たちはここで試行してみたことがあります。補助筋肉に大型な機体の重量を支えるほどの力があるならば、それを機体の各部位のパワーの増強に使えるのではないのかということです」

 

七瀬はホワイトボードに張られた設計図の機体の関節付近に取り付けられた補助筋肉を指す。

 

「このようにもとは金属であった一部パーツと補助筋肉を差し替えることで機体重量は従来の打鉄のフレームの2割を軽減することに成功しました。それにより、従来よりも稼働範囲が増えて攻撃のモーションも豊富になりました。更に本来の目的であった機体のパワーも従来の打鉄のフレームより1.5倍以上の増強に成功しました。」

 

「なるほど、フレームの一部を変えただけで効果は覿面だな。だがフレームの構造が変わったということは装甲も変える必要があっただろう?」

 

「その通りです。この『ゼロフレーム』はフレーム自体の機体性能が高い代わりに本フレームに対応した専用の装甲しか装着できません。本来、ISのフレームとは装甲以外のコックピット周辺を入れた骨格のことであり、ISが持つ力のほとんどは武器や装甲などといったフレームに装着するものです。そのため今までフレームはISを形として成立させるためと操縦者を乗せるためだけの骨でしかなかったのですが、この機体は逆にフレームが力を持ち、装甲はフレームを壊されないようにするための壁でしかありません。今までのISの法則の全く逆の存在となりえた機体、それがこの『零式』なのです」

 

「つまり、装甲はただの飾りでしかないと、そう言いたいのか?」

 

「いえ、なにもそこまではいいません。フレームのみで戦うということは一発でも敵に攻撃を当てられれば負けになってしまいますからね。装甲も重要なパーツのひとつですよ」

 

「だとしたら装甲にも作る手間がかかるのだろう?フレームが稼働範囲が増えたということは装甲にも同じものが要求される筈だからな」

 

「もちろん。装甲のパーツを細かく分割して精密化させた専用の装甲でなければ『ゼロフレーム』の長所が活かせませんからね」

 

「………」

 

彼は機体の設計図を見て唸った。そして怪しげに七瀬たちの方を見る。これほど手間の掛かる機体をたった数人の学生が造り上げたこと、そしてこれを設計した彼の力が本当か信じられなかったためだ。

 

「機体の性能についてはまた後程聞くとする。……そろそろ本題に入るとしようか」

 

彼の言葉に七瀬を除いた一同は息を呑む。説明が終わり、肩の荷が下りた七瀬は目を閉じて左足を右足に乗せて腕を組んでいた。

 

「…いつまで大人をからかうつもりだ?」

 

「ほう?」

 

彼から出たのはそんな言葉だった。七瀬はその言葉を聞いて閉じていた目を開いた。

 

「こんな機体を学生が、それもこの人数でたった1ヶ月という時間で造り上げた。そんな馬鹿な話を我々大人が信じるとでも思っているのか?」

 

「………」

 

七瀬が黙ったことで一同もどうすればいいのか分からずにいた。だが、そんな一同の緊張を解すためのように七瀬は淡々と言葉を紡いだ。

 

「確かにアンタの言うとおりだ。ISってのはそもそも国家事業であり、膨大な時間を用するものだからな」

 

「御託はいい。このIS、どうやって造った?」

 

「ハハッ………アンタも大人なら聞き分けろよ」

 

ここにきて七瀬が初めて怒りを露にする。声にドスが効いており、机に足を乗せる。

 

「アンタに真偽かどうかを確かめる手段がないというならば、俺たちが造り、俺が設計してコイツを造ったという今ある結果だけが頼りだ。なんなら俺が書いた設計図から指紋でも取ればいいだろう。折角紙に書いてあるのだから」

 

「残念だな。それは叶わない」

 

「…と、いいますと?」

 

「この設計図、及びこの機体に関するデータは全て消去してもらう。無論、機体も処理してもらう。出所が分からない以上、世界に混乱を招く害悪でしかないからな」

 

「ほう?」

 

七瀬は彼の台詞を聞いて心で嘲笑う。

だが、その言葉を聞いて七瀬を除いた4人は驚愕する。これが普通の反応なのだが。そんな彼らの表情を見て七瀬は言葉を紡ぐ。

 

「そうか、なら言われたとおりバラバラにするしかないな」

 

七瀬のその言葉に一同が更に驚愕する。今度は『商談』の相手もだ。

 

「どうせならアンタの前でやって見せよう。布仏、コアを外して自爆コードを──」

 

「ま、待て!まだ話の続きはある!」

 

途端に彼は焦りだした。

 

「……聞いてやるから早く言ってくれないか。俺はこの機体との別れをしなければならないのだから」

 

七瀬がわざとらしくそう言うと彼は一枚の紙を取り出した。それを彼は七瀬に押し付けるように渡した。

 

「なんのつもりっすか?」

 

「我々IS委員会にあの機体を引き渡してくれれば破壊はしなくともよい。特記事項によりその機体の技術は各国に公開、しかるべき措置を行った後で各国にて正式に量産がされることになるのだ。そしてこれがその契約書だ。国家機密の取引なのだからな。これはあんなものを産み出してしまった諸君らに課せられた義務であり、拒否権はない」

 

彼の言葉に一同の表情が変わる。

契約書を半ば押し付ける形で七瀬に渡す彼。

七瀬はその契約書に目を通す。そしてしばらくしてから彼に疑問を出す。

 

「こいつは見返りが少ないと思うんだが?俺は機体を失う損害を受けるのに対して、報酬が専用機体として学園に『打鉄』一機を授与、だと?なに劣化させてくれてんだよ。ふざけてるようならマジで自爆させるが?」

 

「ま、待て!これでも十分な筈だ!それに君はISがどんなに貴重なものか分かって──」

 

「分かっているに決まってるだろう。だからこそ俺は追加の報酬を求める。…そうだな、打鉄はいらんからリヴァイヴを2機ほど渡せ。それとこいつをベースに完成させた量産機も2機はいただけないと困る」

 

「たった1機の開発で4機も要求するだと!?ふざけているのかね君は!」

 

「ふざけてこんなこと言うとでも?ただ分かってねぇようなら教えてやる。こいつは世界に革命を起こす機体だ。常に新しいものを開発して使う今までの最新機とは違い、こいつは古くて使い捨てられた部品だけで作れる最新機だ。こいつがどういうことか分かるか?」

 

「ど、どういうことだ?」

 

「つまりはどんな国でも造れてしまうチート機体なのだよ。そんなものが量産されたらISの企業情勢を破壊しかねないだろう」

 

「だ、だが、企業間のISの開発競争も激化する。この機体を土台に新しいISが早期に開発されるかもしれないんだぞ?」

 

「あぁ、そのとおりだな。ならばその時代を切り開いた俺たちにはそれ相応の報酬があるだろう?」

 

「しかし、これ以上は………」

 

「さっきアンタに言われたことを返そう。…いつまで子供をからかうつもりだ?俺たちだってISの価値くらい理解しているぞ。俺たちが子供だから騙してできるだけ安くこの技術を手に入れたい、違うか?」

 

「何だと!?」

 

「上に言っておけ。追加報酬を寄越さない限りコイツは爆破させると。いやぁ、ロボットアニメのシーンを再現したいという理由で自爆プログラムを組み込んでおいてよかったぜ」

 

七瀬はそう言って彼に契約書を返品する。

 

「自爆プログラムだと!?そんなものをISに搭載するなど馬鹿げている!ましてやあれは元々学園の訓練機の筈だ!それに技術公開は君たちの義務なんだぞ!」

 

「自爆プログラムくらい他の企業ですら搭載してる機体はある筈だ。まずロボットなら搭載しておくのが当然だろう?機密保持のために。

 それにアンタ状況分かってんのか?こっちには爆発させて機体をなかったことにもできんだよ。どっちがお願いする立場か分かってるか?」

 

自爆プログラムを搭載するのが普通。それを聞いたとき、そのとき初めてその場にいた七瀬以外の全員の心が揃った。そんなわけないだろう、と。

目の前の彼は七瀬の言葉を聞いてため息をつく。

 

「ロボットだと…?ISをそこらのガラクタと一緒にするとはやはり君はISの価値を分かっていないようだな。第一、ISというのは兵器だ。兵器に感情など必要ない。求められるは効率だけだ!」

 

「……そんなあなたのエゴで七瀬たちが、俺たちが造った機体を取り上げようっていうんですか!!」

 

「い、一夏!」

 

我慢出来なくなったのか一夏が男に向かって叫ぶ。箒が止めようとしたが一夏は聞かなかった。

一夏が言うと彼は立ち上がって一夏を見下ろす。

 

「君たち乗り手も所詮は同じだ。兵器の乗り手にも感情などいらない。君たちは私たち一般人からしたら強大な力を振るうだけの化け物でしかないからな。そこにいる戦闘狂は特にな」

 

「俺のことか」

 

「あぁ、そうだ。君とセシリア・オルコットの試合は先程学園によって世界に公開された。…しかし、こうして見ると醜いものだな。君がたまたま見つかっただけに過ぎない才能を振るって相手が恐怖するのを楽しんでいるのが見て分かるのだから」

 

「(まぁ、会話のやりとりの音声がなかったらそう見えても仕方ないな…)」

 

七瀬がアックスを笑いながら振るう姿やセシリアと地上戦をした姿がいい例だ。IS操縦者同士の会話はコアネットワークを通じて行われているために周囲の人間には聞こえない。つまり、お互いの感情が分からないという状況で七瀬の戦い方を見た人間が楽しみながら戦う七瀬を戦闘狂と思われてもおかしくはないのだ。もっとも、七瀬が笑っているのはロボットに乗っている時間が楽しいためなのだが。

 

「…ひとつ、アンタに聞きたいことがある」

 

「なんだ?」

 

彼は一夏から視線を外し、七瀬の方を向いた。

 

「この機体についてアンタは何を思った?どう思う?」

 

「そんなことか。いいだろう、素直に答えてやろう」

 

彼は七瀬の他者から恐怖の対象とされる目を見てこう語った。

 

「他の機体と同じでただの殺戮マシンだ。ISは皆兵器、どうやってもその事実は揺るがない。

 君は男性でありながら敵である女性に力を与えたんだ!楽しみだな、君が造った機体が君自身を殺しに来るのが!」

 

「言わせておけば…!」

 

「し、しののん駄目だよ~!」

 

一夏を咎めていた箒までもが彼に掴みかかろうとする。それを必死に止める本音。

だが、そんな状況の中でもセシリアだけは微動だにしなかった。これ以上彼のペースに持っていかれては事態は悪くなる一方だと理解したためである。

 

「よくもまぁアンタみたいなやつがIS委員会に入れたものだな。どうしてそこまで嫌っているISに関係した委員会に入った?」

 

「私はね、ただ傍観者になりたかったんだよ」

 

「傍観者ねぇ…」

 

「調子に乗っているIS操縦者共を縛り、犠牲者が出ないようにする。これ以上に素晴らしい仕事はない。そうは思わないか?」

 

「……」

 

七瀬は彼の話を聞いて自分にとってのISと彼にとってのISのあり方の違いを知った。…それが故に、彼とはこれ以上話す気にならなかった。

 

「アンタがISを使える女じゃなくて本当によかった」

 

「なにを───」

 

彼が立ち上がった瞬間、彼が後ろに吹き飛んでいった。吹き飛んだ先には机があり、それに頭をぶつけ彼は意識が朦朧とする。

 

「この話は終了だ。とりあえず、もう寝てろ」

 

「こっ……の……」

 

倒れた彼の髪を掴んで七瀬は言う。

 

「技術に心はない。アンタがISを使えたらその力を兵器として振るっていたんだろうな。だが俺にとってISは愛すべき存在、ロボットでしかないんだよ。他の何物にも変えるつもりはない。だからさ、アンタには共感できそうにない。よって交渉は決裂だこのクソ野郎」

 

刹那、彼の視界が闇に消える。

 

彼が最後に見たのは拳を振り上げていた男の姿だった。

そして彼を殴った張本人である七瀬は倒れた彼を汚物を見る目で見下ろした後、一夏たちを連れて部屋を出るのだった。

 

*************************

 

 

 

「東さん、よかったんですの!?」

 

部屋を出た後、学園の廊下でセシリアが七瀬に叫ぶ。

 

「よかった、とはどういう意味だ?」

 

「いくら先程の方の持ち込んできた交渉が理不尽であったからといってあのような暴行を加えるなんて…」

 

「あぁ。あれ以上対話の余地はなかった。時間が無駄になるだけだ」

 

「ですが、彼は曲がりなりにも委員会から派遣されてきた人間ですわ!もし東さんの身にも危険があったりすれば…」

 

「おおう?心配してくれるのか?」

 

七瀬はからかうような表情でセシリアに言う。

 

「当たり前です!それに目の前でその発端が起こったというのにただ見ていることしかできなかったなんて…一族の名が泣きますわ!」

 

「そ、そうか…」

 

七瀬はセシリアが本気で自分を心配してくれていたということに驚き、一歩後ずさる。今まで他人に心配される立場になどならなかったためか、嬉しいような、自分がなさけなく思うような複雑な気持ちでいた。

 

「……だが、そこまで心配することでもないと思うぞ」

 

「それは…どういうことですの?」

 

セシリアが小首を傾げて七瀬に訊ねる。

 

「織斑、アイツの持っていた契約書のおかしい点に気づかなかったか?」

 

「…そういえば、契約を持ち込んできたのは向こうなのに委員会の署名がなかった気がする」

 

「えぇ~!?」

 

大袈裟に反応するのは本音。セシリアと箒もそのことに気がつき驚く。

 

「初めから向こうさんは俺たちとまともに契約する気などないのだろうな。あの場で俺たちだけに署名をさせた上で後から報酬内容を書き換えるつもりだったんだろう」

 

「ただでさえ報酬内容が酷かったのに~?」

 

「俺たちは学生だ。そんな奴らが造った機体に報酬を払ってまで手に入れようとする方が馬鹿だろうよ」

 

訊ねてくる本音に七瀬は委員会への皮肉を込めて言う。

 

「ま、何にせよあんな下心筒抜けな契約書を持ち込んでくる辺りさっきのクソ野郎は交渉が下手なことが分かった。いくら国連の機関といえこのことをIS学園の名前を使って公にすればあのクソ野郎の首くらいは飛ばせる筈だ。そうすれば交渉の報酬の再検討、そして野郎に危害を加えた俺の刑罰を軽くすることも視野に入れて貰える筈だ」

 

「けど証拠がないぞ。私たち学生の口から出た言葉など信じて貰えるのか?」

 

「篠ノ之、交渉とは話し合いから始めるのでは遅い。その前の仕込みからが交渉の始まりなのだよ」

 

「どういうことだ?」

 

「何故オルコットが何も喋らずに黙っていたと思う?」

 

「何?」

 

「一連の会話はしっかり録音いたしましたわ。そして先程の彼の態度などもISのシステムで撮影済みでしてよ。そのためにわたくしに彼から目を離さぬように仰ったのですね、東さん」

 

「あぁ、こんなことを頼んですまなかった」

 

「いえ、東さんに危害が及ばないならなによりですわ」

 

セシリアはここで初めて七瀬に録音と撮影を頼まれた意味を知った。これで彼女の中にあった不安はなくなった。

 

「だが、交渉を無理やり終了させるためとはいえ、もうあんな手は使いたくないな。あの野郎を殴った嫌な感触がまだ残っていてな。気分が悪いことこの上ない」

 

「やっぱりわざとだったのか、あれは」

 

「俺が目的の物を手に入れるために一時の感情で拳を振りかざしたりすると思ったか?機体という報酬を手に入れるためならば野郎と何時間でも会話してやるさ。まぁ、今回は報酬もない、気分も悪くなるといったデメリット揃いだったからこんな無理矢理な手を使ったんだがな。はぁ…悪役演じるってのは疲れるものだ」

 

そもそも力が強くない七瀬が相手を殴っても相手は気絶などしないのだが、今回はたまたま彼が倒れた後ろに机があり、それに頭をぶつけて気絶したというわけである。勿論、七瀬はそれを計算してやったのだが。

 

「だが東、なぜ委員会はあのような者を派遣してきたのだ?あのような者を派遣してきても交渉が決裂することも分かっていたはず…ならばどうして我々の元に送りつけてきたのだろうか?」

 

「そうだな…考えられるとすれば交渉を命じたのは委員会でも交渉の方法は野郎に一任されていたのかもしれない。……あるいは──」

 

「あるいは…?」

 

「ドレンを呼び出してくれ!」

 

「は…?」

 

「このネタは篠ノ之には通用しなかったか。まぁ、ふざけるのはここまでにしておこう」

 

どこぞの赤い彗星の部下を呼び出すときの台詞を使いながら何か思い付いたような素振りを見せる。

 

「あるいは…委員会自体があのクソ野郎を追放したかったがために奴に交渉を一任したか、だな」

 

だが、箒は七瀬の語る憶測に疑問を持った。

 

「なぜそんなことを…?」

 

「あそこまで男性至上主義の男はそういない。女性が乗るISに関係する事業を行っている以上、あんな性格の人間は邪魔にしかならなかったんだろうな。委員会は野郎が交渉を失敗させることを知っている上でわざと交渉の件を一任したのだろう」

 

「彼に責任を押し付けた上で委員会をクビにするためにか?」

 

「まぁ、あくまで憶測だがな」

 

『だいせいかーい。凄いねー君』

 

七瀬が箒たちに自分の憶測を説明していると後ろから声が聞こえてきた。七瀬たちは声のした後ろを振り向く。

 

「……アンタは?」

 

『あー、ごめんごめん自己紹介ね。はいはい』

 

七瀬が声の主である青年に訊ねると彼は着用している白衣のポケットから名刺を取り出した。それを七瀬たち一人ずつに渡した。

 

「IS委員会総技術管理長『バラム・エレック』さん、ですか。……って、総技術管理長!?」

 

名刺を見た一夏が驚きの声を上げる。

 

「それで、正解ってのはどういう意味っすか?」

 

「うん?そのままの意味だよ。君の言ってたことが全部正解ってことね」

 

彼、エレックは七瀬の方を見て答える。

 

「いやぁ、さっきの君たちと彼の交渉、監視させて貰ってたんだよね。するとまぁ驚いたもんだよ。彼が殴られたんだもの、それも学生に!いやぁ、面白かったなぁ」

一人笑いながら彼は言う。

 

「まぁ、これですっきり尻尾切りができるよ。彼、本当に邪魔だったからね。いちいち女性に突っ掛かって言ってさ。彼のせいで何件技術提供を断られたことか…」

 

彼は頭を押さえながらそう言う。

 

「ISによって…いや、変わった世界によって野郎の人生は歪められたんだと思います」

 

「んん?」

 

「ISに恐怖心を抱いた彼はそれを操れる女性にまで恐怖を抱くようになった…彼もまたこの歪んだ世界の被害者なんでしょうね」

 

「君は面白いことを言うね。世界の被害者、なんてさ。まるで────」

 

 

 

 

 

「この世界の真理を知っているかのような口ぶりだね」

 

「…俺が知っているのは俺の世界のISの真理だけですよ」

 

「ISの真理!技術者としては是非教えてもらいたいね!で、その真理ってのは何?何?」

 

彼に聞かれ、七瀬は答える。

 

「ロボット…等しく愛すべき存在です!!」

 

「う…うん?もう一回頼むよ」

 

「ロボットです!!」

 

「あぁ、うん…君の真理とはずいぶんと浅く軽いものなんだねぇ」

 

七瀬の答えに彼は呆れる。

 

「ま、そんなことはいいんだけどねぇ。今回僕が来たのはこんな茶番をするためじゃあない。交渉のやり直しに来たのさ」

 

「やり直しだと?」

 

彼はそう言って掛けている眼鏡を指でクイッと上げる。そしてまたもや白衣のポケットから一枚の紙を取り出した。

 

「そうそう。彼を追放する算段は完遂したからね。君たちの開発した技術が欲しくってさ。あぁ、この契約書はちゃんとうちの署名も入ってるからね」

 

彼は契約書の委員会の署名欄を指差して言う。

 

「こっちはまっとうな契約をさせてもらうつもりだよ。君たちの造ったアレはそれだけ価値のあるものだと思ってるからね」

 

「それで報酬は?」

 

七瀬は自分にとって一番肝心なことを聞く。それが先程のように大したものでなければ契約を締結するつもりはないからだ。

 

「あー、そのことなんだけどね。あの機体をベースに造った量産機は引き渡せるとして、リヴァイヴはうちの研究機関でも多く使われてるんだよね。だからあげられないんだよ。残念でしたー」

 

「「「「「………」」」」」

 

彼のペースはめんどくさい。七瀬たち一同はそう思った。

 

「ま、その代わりと言っちゃあ機体が可哀想なんだけど、アメリカの第二世代量産機に興味はない?」

 

「よし、その話くわしく」

 

「おぉー、目がキラキラしたあずさんだ~」

 

彼の言葉に過剰なまでに反応した七瀬の目が輝き出す。普段の不気味な目の中に光が灯る。

 

「そっかそっか、よかった。一応スペックデータあるけど見る?」

 

「是非とも!!」

 

「はいはいー」

 

そう言って彼は機体のスペックデータを表示した。

 

 

 

アメリカ量産機『アサルト・ソルジャー』

 

和名:兵士

型式:AZ-06

世代:第2世代

国家:アメリカ

分類:汎用型

装備:

12.7mmアサルトライフル『ヘリオス』

中距離用サブマシンガン

ロングレンジライフル『ハイドロシューター』

ミサイルバズーカ

腰部収納アサルトナイフ×2

防御用マウントシールド

手榴弾

 

 

 

「と、まぁこんな感じかな。詳細はこっちね」

 

「ほう、なるほど!実弾兵器のみで戦うISか!機体の色もミリタリー感溢れる深緑を基調とした迷彩模様とは!!しかも量産型ISの中でも珍しい運用方法があるのか…えぇい!アメリカの量産機はロマンの化け物か!」

 

七瀬は機体のスペックデータを見て一人喜んでいた。

 

「安っぽい機体に見えるかもしれないけどこれでも世界第四位のシェアを持つ機体だよ。扱い辛いところもあるけどね」

 

「構いません!」

 

「ううん?いいの?」

 

「全部分解して原因を解明させ、その汚点さえも改良するので!!どんな風に改造しようか…今から楽しみだ!」

 

「え…?じゃあ契約は締結でいいの?契約を持ち込んだ僕がいうのもなんだけどもう少し考えてからでも──」

 

「はやくロマン機体に乗りたいんで。ただ、契約はしばしお待ちを」

 

七瀬は彼から契約書を受け取る。一応契約書にある契約内容を確認する。

 

「俺たちは機体の開発に使用した全てのデータを提供、そして零式を貸与する……ん?零式返ってくるんすか?」

 

「そりゃあ返すよ。一応学園の訓練機を改造したのがこの機体なんでしょ?」

 

「そういえばそうだったな…」

 

「忘れてたのか!?」

 

「自分で言うのも変だがあそこまで変わり果てると訓練機といえるのかと思ってな」

 

「確かにそうだね~」

 

学園の機体を交渉に使うのもどうかと思うかもしれないが、これは学園も公認していることなので問題はない。

 

「だ、そうだ。だが、今回の交渉の締結については布仏、君に聞きたい」

 

「私~?」

 

七瀬に指名され、箒たちの後ろからひょこっと顔を出す。

身長が小さいために隠れてしまっていたのだ。

 

「零式は確かに俺が設計し、俺たちが完成させたものだ。だが、一番頑張ってくれたのは布仏だと思っている。情けない話だが、無理な構造のフレームを造り始めるところからずっと世話になりっぱなしだった。だからこそ布仏に聞いておきたいんだが…」

 

「うん、いいよ~」

 

「ず、随分軽いな」

 

「あの子はちゃんと返ってくるし、それにまたあずさんと新しいIS造れるんでしょ?」

 

「まぁ、そうだが…」

 

「それに、私もあずさんとIS造るの好きなんだよ~。お世話になりっぱなしって言ってたけど、そうしたら私はあずさんに楽しませて貰いっぱなしだよ~?」

 

「楽しい…?」

 

「うん。新しいものを造ったり~、すごいものを造ったり~、たまに変なもの造ったりとか!」

 

「へ、変なもの…」

 

その変なものに心辺りがある七瀬だが、いざ言われると胸に痛みがささる。

 

「けど何を造っても楽しいんだよ~。でもそれさきっとあずさんとおりむー、しののんにせっしーと一緒だからだと思うんだ~。そのはじまりをくれたのはあずさんなんだよ?」

 

「俺が?だが君に何かしてやれたことなんて…」

 

「あずさんがあの子を造ったから、造り始めたからいまここにいる皆は繋がれたんだよ~?…さっきの男の人はISは化け物だって言ってたけど、私にとってISは私たちを繋いでくれた存在だと思うよ~」

 

七瀬の真理でも、男の真理とも違う本音の見つけたISのあり方は七瀬の中に強く印象を残した。

そして、七瀬の中の本音という少女の存在をより大きいものにした。

 

「(やはり、俺はいつも彼女に助けて貰ってばかりだな)」

 

七瀬は男のISへの負の感情とそれを造った自分への憎しみを聞き、少なからず悪い気分になっていた。

だが、そんな七瀬の心を本音の言葉は優しく解きほぐした。

 

「意見は纏まったかな?」

 

彼、エレックは七瀬たちのやり取りを見守っていた。時を見て七瀬たちに声を掛ける。

 

「はい」

 

七瀬はエレックの方に向き直る。

そして自分の、自分たちの答えを出すのだった。

 

***************************

 

 

「なぁあの二人、俺たちのこと見えてるのか…?」

 

「馬鹿者!少しは黙っていろ!」

 

「痛ぇ!足を踏むな、足を!」

 

「一夏さんったらデリカシーのない…けどよかったですわ」

 

「よかったって何が?」

 

「東さんが無機物にしか恋をしない方ではなくてよかった、ということですわ」 

 

「は?恋…?」

 

「心情を語らい関係を深め合う二人…これが王道の恋愛だろう!」

 

「分かりますわ箒さん!わたくしもいつかは…」

 

「いや、確かにいい雰囲気かもしれないけどさ…恋かどうかは分からないだろ。もう少し二人の先の関係を見ないと分からないぞ、うん」

 

「い、一夏が恋を語るだと…!?」

 

「一夏さんは自分のことになると鈍感なんですのね…」

 

七瀬と本音が話していた中、こんなことを小声で話していた3人と…

 

「これも若さだねぇ~」

 

こんなことを話していた総技術管理長がいたという。

 

****************************

 

 

 

「(機体が届くのは一週間後、そして零式の搬送は明日か。明日は休みだが搬送に備えて早く寝なければ…)」

 

七瀬はそう言って自室の鍵を開け、ドアノブに手を掛けた。

だが、そこで違和感に気がついた。

 

「(鍵を開けたときの感触が軽い…!?既に鍵が開いていた…?)」

 

鍵をかけ忘れるということはまずない。七瀬は部屋を出る前に必ず鍵が掛かったか確認するからだ。

 

「(空き巣、ということもないはずだ。IS学園にまで入れる空き巣などいるはずがないからな。…当たり前だが)」

 

すると考えられることはひとつだった。

 

「今日はじめて鍵を掛け忘れたということか。くっ…万死に値する!」

 

どこぞのイノベイドのような台詞を言いながらドアノブを捻る。そして開けてはならなかったであろう扉を開く。

 

「これからは二回鍵の確認…………を……」

 

「おかえりなさーい、私にします?私にする?それとも…わ・た・し?」

 

バタン!!

 

「(いかん。欲求不満か?こんな幻覚が見えるようになるとは…俺は病気だ。ドアを開けたら裸エプロン姿の痴女がいるなど…!)」

 

扉を思い切り閉め、一度自分を葛藤する。そしてもう一度ドアを開いた。

 

「おかえりなさーい、私にします?私にする?それとも…わ・た・し?」

 

「…………」

 

幻覚、というわけではなさそうである。

七瀬は状況を分析する。まずは部屋の雰囲気から。

 

「(部屋には造りかけのプラモ、そして書いている途中のISの設計図…よし、ここが俺の部屋であることは間違いない)」

 

「ここまで思いきった服装をしてきたのに感想も無しだと流石にお姉さんちょっと傷つくんだけど」

 

「いや、これにどんな反応をしろと…」

 

ここではじめて七瀬が言葉を口にした。

 

「おかしいわね。男の子が一度は夢見るシチュエーションだって聞いてたのに…」

 

「どこから情報を得たんだ、それは」

 

「成人男性が大好きな少し過激な漫画よ。買うとき結構恥ずかしかったのに…」

 

「燃やしてしまえそんなもの」

 

七瀬は疲れがピークを迎え椅子に腰掛ける。

 

「(そんなことより誰だよこの痴女…)」

 

「お前は誰だってそんな顔しているわね?」

 

「最初からしている!ドアを開けたときからな!!」

 

「私は更識 楯無(さらしき たてなし)、この学園の生徒会長よ」

 

「話を聞け!!」

 

勝手に自己紹介を始めた少女に七瀬は叫ぶ。

 

「まずひとつ言わせてもらおう、どうやって入った!?」

 

「どうって…ピッキングよ?」

 

「(常識であるかのように言いやがって…)」

 

七瀬はクローゼットにずかずかと歩いていくと服を漁る。

彼女を無視して。

 

「え?私は放置プレイ?」

 

「まず、なにか着ろ!!」

 

「無理よ。これ以外服持ってきてないもの」

 

「どうやってその姿でここまで来たんだよ…」

 

「ふっふっふ…私のISの光学迷彩を使ってきたのよ!このくらい余裕よ」

 

「光学…迷彩………!?」

 

その手に持っている扇子には『余裕』の文字が書かれていた。

だが、彼女は自分が地雷を踏んでしまったことに気がついていない。

 

「…え?ねぇ、どうしてそんなに急に近づいてくるの…?」

 

「鴨がネギを背負ってやってきたか」

 

「え…?鴨…?え?きゃあっ!?」

 

七瀬の行動はこれ以上にないほど迅速であった。自分が着ていた制服のシャツのネクタイを解き、それで彼女の手を後ろで拘束する。

訳が分からずにいる彼女をベッドに押し倒した。

 

「え…?ちょっと!?」

 

「よし、足も拘束完了…さて───」

 

「ちょっと!?会っていきなりなんて…!!」

 

「あと、これは邪魔だな。避けとくか」

 

彼女から扇子を取り上げる。捨てられて開かれた扇子には『初体験』と書かれていた。

 

「わ、私をどうするつもり!?」

 

「どうするって…分からないか?」

 

「い、嫌よ!こんな形で大事なものをなくしたくないー!」

 

「それは残念だったな。そんな格好で男の前に現れたことを悔やむんだな」

 

「くっ…!頑丈に縛ってある!解けない!もう…駄目なの…?」

 

「それでは、頂くとしようか───」

 

「うぅ…せめて優しく……」

 

 

 

 

 

「アンタの機体の光学迷彩装備を!!」

 

「……え?」

 

「そんなエプロン一枚だったら武器を隠す場所もない!つまりは無防備!」

 

「え?え?」

 

「アンタが俺たちを監視していたことは知っている!一度影が見えていたからな!使いなれていなかったことがあったということは後付けのアウターパーツなんだろう?ならば、外して他の機体にも使える!アンタはいい鴨だったよ!」

 

「え…あの……」

 

「な、なんだ?さっきから」

 

「……わ、私は?」

 

「……は?」

 

「……」

 

二人の間に沈黙が訪れる。そして七瀬だけが状況を理解した。

 

「ん~?何を期待していたんだ?会長(笑)さん?なぁ?」

 

「~!!」

 

七瀬は顔を赤らめる楯無を見て愉悦感に浸る。

 

「いかんな、会長がこんなんじゃ学園の風紀が乱れまくりだろう。少しお灸を添えてやらないとな」

 

「な、何をするつもり!?」

 

「ん?機体の光学迷彩装備を展開して渡してくれるまでこいつでくすぐってやろうかと」

 

「そ、それは!?」

 

「サブアームの試作品もどき。こいつを使ってくすぐろうかと。俺が触れなければセクハラにはならんからな」

 

「こ、この鬼畜!!生徒会長たるもの、くすぐりなんかに絶対負けたりなんかしないんだからぁ!」

 

「死亡フラグをありがとう。これを使って布仏にイタズラされまくった俺の気持ちを味わってこい。スイッチオン、と」

 

「い、いやぁぁぁ!!」

 

**************************

 

 

 

「お、お姉ちゃん……?」

 

とある学生寮の一室で自分の姉のピンチを悟った少女がいたという。

 

「ま、いいや。寝よ…」

 

が、姉の願いは届かなかったようである。




本音ちゃんは仲が深まりました。
会長はお嫁にいけない体にされました。
次回からやっと鈴ちゃんだー!!……遅ぇ。甲龍にどんな独自解釈を入れるか…お楽しみに!

報告としては今現在作者はガンプラで「HGドムトローペンサンドタイプ」を造っております。
もうすぐでクアンタフルセイバーも我が家に来ますからね、それまでに残っている100/1バルバトスルプスレクスとMGサイコザクも造らなければ……


今回もありがとうございました!
ロボットへの愛を込めた熱い感想、高評価お待ちしております!
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