初めて出会った時
「ーさん。」
僕は君をーーー
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《秘書艦さんは甘味好き》
「…き………い……と…」
なんだか声が聞こえる
「起きてください、提督」
重い瞼を手で擦りながら僕は顔を起こした。目の前にいたのは袴姿のスタイルのいい美人な女性。
提督「あぁ…美人だ……まだ夢か……」
??「また寝ようとしないで執務をこなしてください…/」
頬を少し赤らめ少し微笑んだ彼女の名前は加賀。誇り高き一航戦加賀である。ちなみに練度は99。
提督「zzz……」
加賀「怒りますよ?」
提督「ごめん!!真面目にやります!!」
笑った彼女は女神だが怒った彼女は鬼である。触らぬ神に祟りなし、真面目に執務をすることにする。
提督「明日は休日か…加賀さん今日執務後に間宮にでもどう?」
加賀「さすがに気分が高揚します。けれどいいのかしら??先週も…」
提督「いーのいーの!」
加賀「そう…貴方がそう言うのならいいけれど」
そう言う彼女の顔は真面目そうに見えたが口が少し笑っていた。
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《今日は何の日ー?》
提督「じゃーん!はい!これ!!」
加賀「これは……!!……提督がなぜこれを…?」
白の小さな猫がぶら下がったネックレスを見つめる加賀さん。「この間の買い物の帰りに雑貨屋のそれを欲しそうにしてたのをしっかり見てたよ」とは言えないので
提督「今日は何の日ー?」
加賀「………子日だよー?」
提督「予想外の回答…なんというか貴重なものをありがとうございます。」
加賀「コホン…//きょ…昔私がここに着任した日…かしら?」
提督「正解!!3年目だね、その記念にプレゼントを……好きそうだと思って買ったんだけれど……どうかな??似合うと思うんだけど……」
加賀「悪くないわね…有難く受け取ることにします…//」
早速着け始めた。とても良く似合っている
提督「これからもどうぞよろしく!」
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《ポッケに隠した思い》
加賀「作戦終了。艦隊が母港に帰投します。」
提督「おかえーっ!!加賀さん怪我してるじゃん!」
見た感じ小破
加賀「この程度どうってことないわ」
提督「ダメだよそんな強がっても!!」
加賀「艦娘である私達がこの程度で弱音を言っていられないわ」
提督「君達は感情を持つ人間と変わらない僕の仲間だよ。そんなこと言わないでくれ悲しくなる…」
加賀「ご…ごめんなさい、そんなつもりではなかったの…」
提督「…君だって艦娘である前に一人の女性なんだよ…自分をもっと大事にしないと…!」
加賀「っ!!そうね…ごめんなさい」
頬を赤らめた加賀さんしかしその顔は笑顔ではなかった………?
加賀「それでは…失礼します…」
バタン、大きな音を立てドアが閉まる。
提督「…………はぁ…今日も無理だった…」
僕はズボンのポケットから取り出した指輪の箱を見つめた。
明日の編成考え終わったら今日はもう部屋に戻って寝るか…
そう言えば加賀さん昨日のネックレス着けてなかった。流石に出撃の時は外してるか…
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《本当の気持ち》
部屋に戻ってる途中慌てた様子の赤城に出会った。
提督「どうした??資材貯蔵庫にでも向かう途中か??」
赤城「私をなんだと思ってるんですか……じゃなくて!それどころじゃないんです!加賀さん見ませんでしたか!?まだ戻ってきてないんですよ!」
提督「!!」
あの加賀さんがこの時間まで部屋に戻ってないのはおかしい。確かに執務室での彼女には違和感があった。その時に声をかけておくべきだった……
提督「くそ…!僕は外を探す!!赤城さんは中をお願い!」
赤城「了解!」
◇
案外簡単に見つかった。うん…簡単……
提督「はぁ…はぁ…加賀さん…やっと見つけたぁ…」
加賀「!!て…提督…!なぜここへ…!」
提督「君が戻らないって赤城さんから報告があってね…こんな
聞くと加賀さんは僕から目を背けた
加賀「えっと…その…探していたの…」
提督「……??」
いつものハキハキとした彼女と違ってなんだかよそよそしい喋り方だ。
加賀「その…今日の出撃の時に落としてしまって…」
思考が結びついた!
提督「あー、ネックレス??」
加賀「………はい」
提督「それでこんな遅くまで??」
海に落としたネックレス。そんなものとても運が良くない限り見つからないであろう…そんなこと分かっていてこんな時間まで……そう考えだしたらとても……とても彼女を愛おしく感じた。
加賀「ごめんなさい…心配をかけるつもりはなかったの…」
しゅんっと落ち込んだ顔をする
そんな悲しい顔をしないでくれ…君のそんな顔を見たくなんてない。どうすれば彼女を笑顔に出来るか…答えはもう分かっていた。
初めて出会った時
提督「加賀さん。」
僕は君を感情を出さない人だと思っていた
提督「僕は君の……」
けどそれは違った。
提督「君の表には出さない優しさが…たまに見せる笑顔が…」
提督「好きだ」
彼女は目を見開いていた
提督「ネックレスの代わりと言っては何だがこれを受け取ってはくれないかな…?」
彼女目から頬を伝い砂浜へと落ちた涙
加賀「よろこんで……!」
そんな中彼女は笑顔だった。
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《
あの日からというものの彼女はいつもと変わらない様子で僕と話す。が笑顔が多くなった気がする。
まるゆ「艦隊、帰投したようです!」
提督「おぉ〜お疲れ様〜遠征どうだった??」
まるゆ「大成功です!!」
流石は遠征隊長…するとまるゆは何かを思い出したようにポケットをまさぐると
まるゆ「隊長!そう言えば海の中で猫さんを拾いました!!」
海の中で猫?????
差し出したまるゆの手の上の物をみる。
提督&加賀「あ!それは!!」
どこかで見覚えのあるあの小さな猫
提督「加賀さんのネックレス!!ありがとうまるゆ!」
よく見つけれたものだ…流石は遠征隊長…
まるゆ「役に立てたようで良かったです!!それでは失礼しました!」
加賀さんの後ろに周りネックレスを着けてあげた。
提督「良かったね〜見つかって!」
加賀「えぇ…とても…ねぇ、提督」
提督「なんだい??」
加賀「私…感情表現が…その…私…とっても幸せです…」
ここから彼女の表情は伺えない。けど僕と同じ表情でいるはずだ。
提督「あぁ…僕も幸せだよ…」
僕らは戦場に身を置く者、その前には鎮守府襲撃などがあるように危険や困難が待ち構えていることだろう。しかし僕は君とその困難を乗り越え続けよう。
君の笑顔のためだけに。
読んで頂き光栄です。何となく書いて見たかった加賀さんのお話。小説投稿自体は初めてではなかったのですがこういった短編は初めてで少し緊張しました…他にも「このキャラ書きたい!!…けど連載するほどでは無いな……」ってな感じの流れになれば短編としてほかの話をここに投稿しようと思います!それでは、またお逢い出来ることを願います…